JP2014220527A - 積層コンデンサ - Google Patents

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洋平 向畠
隆司 澤田
Takashi Sawada
隆司 澤田
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Kazuhiro Nishibayashi
和博 西林
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Abstract

【課題】容量が大きく、且つ優れた耐湿性を有する積層コンデンサを提供する。
【解決手段】第1の端子電極13は、第2の主面10b上において第1の引き出し部11cを覆うように設けられており、長さ方向Lの外側に向かって薄くなっている。第2の端子電極14は、第2の主面10b上において第2の引き出し部11dを覆うように設けられており、長さ方向の外側に向かって薄くなっている。第1の引き出し部11cは、長さ方向において、第1の端子電極13の最も厚い部分と重なるように設けられている。第2の引き出し部11dは、長さ方向において、第2の端子電極14の最も厚い部分と重なるように設けられている。第1の有効部11Aは、第1の引き出し部11cよりも長さ方向の外側にまで至ると共に、第2の引き出し部11dよりも長さ方向の外側にまで至るように設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、積層コンデンサに関する。
従来、例えば積層セラミックコンデンサが広く使用されている。例えば、特許文献1には、直方体型の積層セラミックコンデンサが記載されている。特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサは、第1及び第2の信号端子電極と、接地用端子電極とを有する。第1及び第2の信号端子電極は、それぞれ、第1の内部電極に接続されており、第1の信号端子電極は、一の主面の長さ方向における一方側端部の上に設けられている。第2の信号端子電極は、一の主面の長さ方向における他方側端部の上に設けられている。接地用端子電極は、第1の内部電極とセラミック部を介して対向している第2の内部電極に接続されている。接地用端子電極は、一の主面の上の部分であって、長さ方向において第1の信号端子電極と第2の信号端子電極との間に位置する部分の上に設けられている。
特開2013−46052号公報
特許文献1に記載されたような第1及び第2の信号端子電極並びに接地用端子電極を有する積層コンデンサにおいて、優れた耐湿性を確保しながら容量を大きくしたいという要望がある。
本発明の主な目的は、容量が大きく、且つ優れた耐湿性を有する積層コンデンサを提供することにある。
本発明に係る積層コンデンサは、長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有するコンデンサ本体と、第2の主面の長さ方向における第1の端面側の部分と、第1の端面と、第1及び第2の側面とに跨がって設けられた第1の端子電極と、第2の主面の長さ方向における第2の端面側の部分と、第2の端面と、第1及び第2の側面とに跨がって設けられた第2の端子電極と、第2の主面の長さ方向において第1の端子電極と第2の端子電極との間に位置する部分と、第1及び第2の側面のそれぞれとに跨がって設けられた第3の端子電極と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1の内部電極と、長さ方向及び厚み方向に沿って延び、幅方向において間隔をおいて第1の内部電極と対向している第2の内部電極とを備える。第2の主面における第3の端子電極の長さ方向の寸法は、第2の主面における第1及び第2の端子電極の長さ方向の寸法より大きい。第1の内部電極は、第2の内部電極と対向している第1の有効部と、第1の有効部から第2の主面側に延びており、第2の主面の長さ方向における一方側部分に引き出された第1の引き出し部と、第1の有効部から第2の主面側に延びており、第2の主面の長さ方向における他方側部分に引き出された第2の引き出し部とを有する。第1の端子電極は、第2の主面上において第1の引き出し部を覆うように設けられており、長さ方向の外側に向かって薄くなっている。第2の端子電極は、第2の主面上において第2の引き出し部を覆うように設けられており、長さ方向の外側に向かって薄くなっている。第1の引き出し部は、長さ方向において、第1の端子電極の最も厚い部分と重なるように設けられている。第2の引き出し部は、長さ方向において、第2の端子電極の最も厚い部分と重なるように設けられている。第1の有効部は、第1の引き出し部よりも長さ方向の外側にまで至ると共に、第2の引き出し部よりも長さ方向の外側にまで至るように設けられている。
本発明に係る積層コンデンサでは、第1の有効部の、第1の引き出し部よりも長さ方向の外側に至る部分において、長さ方向と厚み方向が直交する箇所が面取りされており、第1の有効部の先端部から、第1の引き出し部における有効部の先端部側の端部までの長さが40μm〜60μmであり、第1の有効部の、第2の引き出し部よりも長さ方向の外側に至る部分において、長さ方向と厚み方向が直交する箇所が面取りされており、第1の有効部の先端部から、第2の引き出し部における有効部の先端部側の端部までの長さが40μm〜60μmであることが好ましい。
本発明に係る積層コンデンサでは、第2の内部電極が、第1の有効部と対向している第2の有効部と、第2の有効部から第2の主面側に延びており、第2の主面に引き出された第3の引き出し部とを有し、積層コンデンサが、第2の主面上において第3の引き出し部を覆うように設けられた第3の端子電極をさらに備えていてもよい。 本発明に係る積層コンデンサでは、第1及び第2の端子電極が接地用端子電極を構成しており、第3の端子電極が信号端子電極を構成していてもよい。
本発明に係る積層コンデンサの長さ寸法は、2.0mm〜2.1mmであってもよい。本発明に係る積層コンデンサの厚み寸法は、0.7mm〜1.0mmであってもよい。本発明に係る積層コンデンサの幅寸法は、1.2mm〜1.4mmであってもよい。本発明に係る積層コンデンサの静電容量は、47μF〜48μFであってもよい。
本発明によれば、容量が大きく、且つ優れた耐湿性を有する積層コンデンサを提供することができる。
第1の実施形態における積層コンデンサの模式的斜視図である。 第1の実施形態における積層コンデンサの第2の側面の模式的正面図である。 第1の実施形態における積層コンデンサの第2の端面の模式的正面図である。 図2の線IV−IVにおける模式的断面図である。 図4の線V−Vにおける模式的断面図である。 図4の線VI−VIにおける模式的断面図である。 第2の実施形態における積層コンデンサの模式的斜視図である。 第2の実施形態における積層コンデンサの模式的断面図である。 第2の実施形態における積層コンデンサの模式的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本実施形態における積層コンデンサの模式的斜視図である。図2は、本実施形態における積層コンデンサの第2の側面の模式的正面図である。図3は、本実施形態における積層コンデンサの第2の端面の模式的正面図である。図4は、図2の線IV−IVにおける模式的断面図である。図5は、図4の線V−Vにおける模式的断面図である。図6は、図4の線VI−VIにおける模式的断面図である。
図1〜図6に示される積層コンデンサ1の静電容量は、例えば、47μF〜48μFであってもよい。積層コンデンサ1は、コンデンサ本体10を備えている。コンデンサ本体10は、略直方体状である。コンデンサ本体10の角部や稜線部は、面取り状に設けられていてもよいし、丸められた形状を有していてもよい。また、主面、側面には、凹凸が設けられていてもよい。
コンデンサ本体10は、第1及び第2の主面10a、10bと、第1及び第2の側面10c、10dと、第1及び第2の端面10e、10fとを有する。第1及び第2の主面10a、10bは、それぞれ、幅方向Wと、長さ方向Lとに沿って延びている。第1及び第2の側面10c、10dは、それぞれ、幅方向Wと、厚み方向Tとに沿って延びている。第1及び第2の端面10e、10fは、それぞれ、長さ方向Lと、厚み方向Tとに沿って延びている。長さ方向Lは、幅方向Wに対して垂直である。厚み方向Tは、長さ方向Lと幅方向Wとのそれぞれに対して垂直である。
積層コンデンサ1の長さ寸法は2.00mm〜2.10mmであることが好ましく、厚み寸法は0.7mm〜1.0mmであることが好ましく、幅寸法は1.20mm〜1.40mmであることが好ましい。
コンデンサ本体10は、例えば、誘電体セラミックスにより形成することができる。誘電体セラミックスの具体例としては、例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどが挙げられる。コンデンサ本体10には、積層コンデンサ1に要求される特性に応じて、例えばMn化合物、Mg化合物、Si化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物、Al化合物、V化合物、希土類化合物などの副成分が適宜添加されていてもよい。
図4に示されるように、コンデンサ本体10の内部には、複数の第1の内部電極11と、複数の第2の内部電極12とが設けられている。第1の内部電極11と第2の内部電極12とは、それぞれ、長さ方向L及び厚み方向Tに沿って延びるように設けられている。第1の内部電極11と第2の内部電極12とは、幅方向Wに沿って交互に間隔を置いて設けられている。幅方向Wにおいて隣り合う第1の内部電極11と第2の内部電極12とは、セラミック部10gを介して幅方向Wにおいて対向している。
図5に示されるように、第1の内部電極11は、第1及び第2の主面10a、10bのそれぞれに引き出されている。具体的には、第1の内部電極11は、有効部11Aと、引き出し部11a〜11dとを有する。有効部11Aは、第2の内部電極12と幅方向Wにおいて対向している。引き出し部11aは、有効部11Aから第1の主面10a側に延びている。第1の主面10aの長さ方向LにおけるL1側部分に引き出されている。引き出し部11bは、有効部11Aから第1の主面10a側に延びている。引き出し部11bは、第1の主面10aの長さ方向LにおけるL2側部分に引き出されている。引き出し部11cは、有効部11Aから第2の主面10b側に延びている。引き出し部11cは、第2の主面10bの長さ方向LにおけるL1側部分に引き出されている。引き出し部11dは、有効部11Aから第2の主面10b側に延びている。引き出し部11dは、第2の主面10bの長さ方向LにおけるL2側部分に引き出されている。第1の内部電極11は、第1及び第2の端面10e、10fから離間している。すなわち、第1の内部電極11は、第1及び第2の端面10e、10fには引き出されていない。
なお、本実施形態では、有効部11Aが、「第1の有効部」を構成している。引き出し部11cが、「第1の引き出し部」を構成している。引き出し部11dが「第2の引き出し部」を構成している。
図6に示されるように、第2の内部電極12は、第1及び第2の主面10a、10bのそれぞれに引き出されている。具体的には、第2の内部電極12は、有効部12Aと、引き出し部12a,12bとを有する。有効部12Aは、有効部11Aと幅方向Wにおいて対向している。引き出し部12aは、有効部12Aから第1の主面10a側に向かって延びている。引き出し部12aは、第1の主面10aの長さ方向Lにおける中央部に引き出されている。長さ方向Lにおいて、引き出し部12aは、引き出し部11aと引き出し部11bとの間に位置している。引き出し部12bは、有効部12Aから第2の主面10b側に向かって延びている。引き出し部12bは、第2の主面10bの長さ方向Lにおける中央部に引き出されている。引き出し部12bは、長さ方向Lにおいて、引き出し部11cと引き出し部11dとの間に位置している。引き出し部12a、12bと、引き出し部11a〜11dとは、幅方向Wにおいて互いに対向しないように設けられている。第2の内部電極12は、第1及び第2の端面10e、10fから離間している。すなわち、第2の内部電極12は、第1及び第2の端面10e、10fには引き出されていない。
本実施形態では、有効部12Aが、「第2の有効部」を構成している。引き出し部12bが「第3の引き出し部」を構成している。
第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd,Au,Ag−Pd合金などの金属等により構成することができる。
図1,図2、図5及び図6に示されるように、第2の主面10bの上には、接地用端子電極13,14と、信号端子電極15とが設けられている。
図1に示されるように接地用端子電極13は、第2の主面10bの長さ方向Lにおける第1の端面10e側(L1側)部分の上に設けられている。接地用端子電極13は、第2の主面10bの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。接地用端子電極13は、第2の主面10bの上から、第1及び第2の側面10c、10d並びに第1の端面10eのそれぞれの上に跨がるように設けられている。接地用端子電極13は、第1の側面10cの上に設けられた部分13aと、第2の側面10dの上に設けられた部分13bと、第1の端面10eの上に設けられた部分13cとを有する。接地用端子電極13は、第1の主面10aには至っていない。すなわち、部分13a〜13cは、第1の主面10aには至っていない。部分13a〜13cの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図5に示されるように、接地用端子電極13は、第1の内部電極11に接続されている。接地用端子電極13は、第1の内部電極11の引き出し部11cを覆っている。接地用端子電極13のうち、第2の主面10b上に位置し、引き出し部11cを覆っている部分13dは、長さ方向Lの外側(L1側及びL2側のそれぞれ)に向かって薄くなっている。
図1に示されるように、接地用端子電極14は、第2の主面10bの長さ方向Lにおける第2の端面10f側(L2側)部分の上に設けられている。接地用端子電極14は、第2の主面10bの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。接地用端子電極14は、第2の主面10bの上から、第1及び第2の側面10c、10d並びに第2の端面10fのそれぞれの上に跨がるように設けられている。接地用端子電極14は、第1の側面10cの上に設けられた部分14aと、第2の側面10dの上に設けられた部分14bと、第2の端面10fの上に設けられた部分14cとを有する。接地用端子電極14は、第1の主面10aには至っていない。すなわち、部分14a〜14cは、第1の主面10aには至っていない。部分14a〜14cの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図5に示されるように、接地用端子電極14は、第1の内部電極11に接続されている。接地用端子電極14は、第1の内部電極11の引き出し部11dを覆っている。接地用端子電極14のうち、第2の主面10b上に位置し、引き出し部11dを覆っている部分14dは、長さ方向Lの外側(L1側及びL2側のそれぞれ)に向かって薄くなっている。
図1に示されるように、信号端子電極15は、第2の主面10bの長さ方向Lにおいて接地用端子電極13と接地用端子電極14との間に位置する部分の上に設けられている。信号端子電極15は、第2の主面10bの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。信号端子電極15は、接地用端子電極13,14とは離間している。信号端子電極15は、第2の主面10bの上から、第1及び第2の側面10c、10dのそれぞれの上に跨がって設けられている。信号端子電極15は、第1の側面10cの上に位置する部分15aと、第2の側面10dの上に位置する部分15bとを有する。信号端子電極15は、第1の主面10aには至っていない。すなわち、部分15a、15bの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図6に示されるように、信号端子電極15は、第2の内部電極12に接続されている。信号端子電極15は、第2の内部電極12の引き出し部12bを覆っている。
本実施形態では、接地用端子電極13が、「第1の端子電極」を構成している。接地用端子電極14が「第2の端子電極」を構成している。信号端子電極15が、「第3の端子電極」を構成している。
第1の主面10aの上には、接地用端子電極16,17と、信号端子電極18とが設けられている。
図1に示されるように接地用端子電極16は、第1の主面10aの長さ方向Lにおける第1の端面10e側(L1側)部分の上に設けられている。接地用端子電極16は、第1の主面10aの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。接地用端子電極16は、第1の主面10aの上から、第1及び第2の側面10c、10d並びに第1の端面10eのそれぞれの上に跨がるように設けられている。接地用端子電極16は、第1の側面10cの上に設けられた部分16aと、第2の側面10dの上に設けられた部分16bと、第1の端面10eの上に設けられた部分16cとを有する。接地用端子電極16は、第2の主面10bには至っていない。すなわち、部分16a〜16cは、第2の主面10bには至っていない。部分16a〜16cの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図5に示されるように、接地用端子電極16は、第1の内部電極11に接続されている。接地用端子電極16は、第1の内部電極11の引き出し部11aを覆っている。接地用端子電極16のうち、第1の主面10a上に位置し、引き出し部11aを覆っている部分16dは、長さ方向Lの外側(L1側及びL2側のそれぞれ)に向かって薄くなっている。
なお、本発明において、端子電極の厚みは、積層コンデンサの一方の側面を、幅方向の厚みが1/2となるまで研磨し、それにより表れた断面において測定するものとする。
図1に示されるように接地用端子電極17は、第1の主面10aの長さ方向Lにおける第2の端面10f側(L2側)部分の上に設けられている。接地用端子電極17は、第1の主面10aの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。接地用端子電極17は、第1の主面10aの上から、第1及び第2の側面10c、10d並びに第2の端面10fのそれぞれの上に跨がるように設けられている。接地用端子電極17は、第1の側面10cの上に設けられた部分17aと、第2の側面10dの上に設けられた部分17bと、第2の端面10fの上に設けられた部分17cとを有する。接地用端子電極17は、第2の主面10bには至っていない。すなわち、部分17a〜17cは、第1の主面10aには至っていない。部分17a〜17cの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図5に示されるように、接地用端子電極17は、第1の内部電極11に接続されている。接地用端子電極17は、第1の内部電極11の引き出し部11bを覆っている。接地用端子電極17のうち、第1の主面10a上に位置し、引き出し部11bを覆っている部分17dは、長さ方向Lの外側(L1側及びL2側のそれぞれ)に向かって薄くなっている。
図1に示されるように信号端子電極18は、第1の主面10aの長さ方向Lにおいて接地用端子電極16と接地用端子電極17との間に位置する部分の上に設けられている。信号端子電極18は、第1の主面10aの幅方向Wにおける一方側端部から他方側端部に跨がって設けられている。信号端子電極18は、接地用端子電極16,17とは離間している。信号端子電極18、第1の主面10aの上から、第1及び第2の側面10c、10dのそれぞれの上に跨がって設けられている。信号端子電極18は、第1の側面10cの上に位置する部分18aと、第2の側面10dの上に位置する部分18bとを有する。信号端子電極18は、第2の主面10bには至っていない。すなわち、部分18a、18bの厚み方向Tに沿った長さは、コンデンサ本体10の厚み方向Tに沿った長さの1/2未満であることが好ましく、1/3以下であることがより好ましい。
図6に示されるように、信号端子電極18は、第2の内部電極12に接続されている。信号端子電極18は、第2の内部電極12の引き出し部12aを覆っている。
接地用端子電極13,14,16,17及び信号端子電極15,18のそれぞれは、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd,Au,Sn,Cr,Ag−Pd合金等の適宜の金属等により構成することができる。
積層コンデンサ1では、内部電極11の引き出し部11a〜11dは、端子電極13,14,16,17のうち、最も厚く、水分に対するシール性の優れた部分と長さ方向Lにおいて重なっている。このため、内部電極11に水分が侵入しにくい。従って、積層コンデンサ1は、優れた耐湿性を有する。
内部電極11の引き出し部11a〜11dと、端子電極13,14,16,17のうち、最も厚く、水分に対するシール性の優れた部分とが長さ方向Lにおいて重なるように引き出し部11a〜11dを設けるためには、引き出し部11a〜11dを、ある程度長さ方向Lにおける内側に配する必要がある。その場合、特許文献1に記載のように、引き出し部の外側端辺と有効部の外側端辺とが直線状に位置するように内部電極を設けると、内部電極の対向面積が小さくなる。従って、特許文献1に記載のコンデンサにおいて耐湿性を向上しようとすると、大きな容量が確保できないという問題が生じる。
それに対して、積層コンデンサ1では、有効部11Aは、引き出し部11a、11cよりも長さ方向Lの外側(L1側)にまで至るように設けられており、かつ、引き出し部11b、11dよりも長さ方向Lの外側(L2側)にまで至るように設けられている。このため、有効部11Aが大面積である。従って、積層コンデンサ1では、第1の内部電極11と第2の内部電極12との対向面積が大きい。よって、積層コンデンサ1の容量が大きい。以上のように、積層コンデンサ1は、大きな容量を有し、且つ優れた耐湿性を有している。
具体的には、接地用端子電極16、17、信号端子電極18が設けられたコンデンサ本体10の長さ寸法が2.00mm〜2.10mm、厚み寸法が0.7mm〜1.0mm、幅寸法は1.20mm〜1.40mmのときに47.0〜48.0μFの静電容量を得ることができる。
なお、有効部11Aの、引き出し部11a、11cよりも長さ方向の外側に至る部分において、長さ方向Lと厚み方向Tが直交する箇所が面取りされており、有効部11AのL1側の先端部から、引き出し部11a、11cにおけるL1側の端部までの長さが40μm〜60μmであることが好ましい。有効部11Aの、引き出し部11b、11dよりも長さ方向Lの外側に至る部分において、長さ方向Lと厚み方向Tが直交する箇所が面取りされており、有効部11AのL2側の先端部から、引き出し部11b、11dにおけるL1側の端部までの長さが40μm〜60μmであることが好ましい。
有効部11AのL1側の先端部から、引き出し部11a、11cにおけるL1側の端部までの長さと有効部11AのL2側の先端部から、引き出し部11b、11dにおけるL1側の端部までの長さは、積層コンデンサ1の第1の側面10cまたは第2の側面10dから積層コンデンサ1の中央部に向かって研磨し、それにより表れた内部電極をNIKON製のMM−60にて20倍の倍率で観察することによって測定することができる。
なお、コンデンサ本体の長さ寸法、厚み寸法、幅寸法は、ミツトヨ製のマイクロメーターMDC−25MXを用いて測定することができる。また、静電容量は、アジレントテクノロジー製の測定器HP4268Aにて120Hz0.5Vrmsの条件下で測定することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態における積層コンデンサの模式的斜視図である。図8は、第2の実施形態における積層コンデンサの模式的断面図である。図9は、第2の実施形態における積層コンデンサの模式的断面図である。
第1の実施形態では、接地用端子電極13,14及び信号端子電極15に加え、第1の主面10a側に接地用端子電極16,17及び信号端子電極18が設けられている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。
例えば、図7〜図9に示すように、端子電極として、接地端子電極13,14及び信号端子電極15の3つの端子電極のみが設けられていてもよい。
1 積層コンデンサ
10 コンデンサ本体
10a 第1の主面
10b 第2の主面
10c 第1の側面
10c 第1の側面
10d 第2の側面
10e 第1の端面
10f 第2の端面
10g セラミック部
11 第1の内部電極
12 第2の内部電極
11A,12A 有効部
11a〜11d,12a,12b 引き出し部
13,14,16,17 接地端子電極
15,18 信号端子電極

Claims (5)

  1. 長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有するコンデンサ本体と、
    前記第2の主面の長さ方向における前記第1の端面側の部分と、前記第1の端面と、第1及び第2の側面とに跨がって設けられた第1の端子電極と、
    前記第2の主面の長さ方向における前記第2の端面側の部分と、前記第2の端面と、第1及び第2の側面とに跨がって設けられた第2の端子電極と、
    前記第2の主面の長さ方向において前記第1の端子電極と前記第2の端子電極との間に位置する部分と、前記第1及び第2の側面のそれぞれとに跨がって設けられた第3の端子電極と、
    長さ方向及び厚み方向に沿って延びる第1の内部電極と、
    長さ方向及び厚み方向に沿って延び、幅方向において間隔をおいて前記第1の内部電極と対向している第2の内部電極と、
    を備え、
    前記第2の主面における前記第3の端子電極の長さ方向の寸法は、前記第2の主面における前記第1及び第2の端子電極の長さ方向の寸法より大きく、
    前記第1の内部電極は、
    前記第2の内部電極と対向している第1の有効部と、
    前記第1の有効部から前記第2の主面側に延びており、前記第2の主面の長さ方向における一方側部分に引き出された第1の引き出し部と、
    前記第1の有効部から前記第2の主面側に延びており、前記第2の主面の長さ方向における他方側部分に引き出された第2の引き出し部と、
    を有し、
    前記第1の端子電極は、前記第2の主面上において前記第1の引き出し部を覆うように設けられており、長さ方向の外側に向かって薄くなっており、
    前記第2の端子電極は、前記第2の主面上において前記第2の引き出し部を覆うように設けられており、長さ方向の外側に向かって薄くなっており、
    をさらに備え、
    前記第1の引き出し部は、長さ方向において、前記第1の端子電極の最も厚い部分と重なるように設けられており、
    前記第2の引き出し部は、長さ方向において、前記第2の端子電極の最も厚い部分と重なるように設けられており、
    前記第1の有効部は、前記第1の引き出し部よりも長さ方向の外側にまで至ると共に、前記第2の引き出し部よりも長さ方向の外側にまで至るように設けられている、積層コンデンサ。
  2. 前記第1の有効部の、前記第1の引き出し部よりも長さ方向の外側に至る部分において、長さ方向と厚み方向が直交する箇所が面取りされており、前記第1の有効部の先端部から、前記第1の引き出し部における前記有効部の先端部側の端部までの長さが40μm〜60μmであり、前記第1の有効部の、前記第2の引き出し部よりも長さ方向の外側に至る部分において、長さ方向と厚み方向が直交する箇所が面取りされており、前記第1の有効部の先端部から、前記第2の引き出し部における前記有効部の先端部側の端部までの長さが40μm〜60μmである、請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記第2の内部電極は、
    前記第1の有効部と対向している第2の有効部と、
    前記第2の有効部から前記第2の主面側に延びており、前記第2の主面に引き出された第3の引き出し部と、
    を有し、
    前記第2の主面上において前記第3の引き出し部を覆うように設けられた第3の端子電極をさらに備える、請求項1又は2に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記第1及び第2の端子電極が接地用端子電極を構成しており、前記第3の端子電極が信号端子電極を構成している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
  5. 長さ寸法が2.0mm〜2.1mmであり、厚み寸法が0.7mm〜1.0mmであり、幅寸法が1.2mm〜1.4mmであり、静電容量が47μF〜48μFである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101736718B1 (ko) * 2014-12-26 2017-05-17 다이요 유덴 가부시키가이샤 관통형 적층 세라믹 콘덴서
US9922770B2 (en) 2014-12-26 2018-03-20 Taiyo Yuden Co., Ltd. Through-type multilayer ceramic capacitor

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