JP2014219518A - 光ファイバホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】アタッチメントを別途使用しなくても、ストリップ長、カット長等の調整を実現できる光ファイバホルダの提供。
【解決手段】板状のホルダ本体20と、このホルダ本体20の上面20aに閉じたときに前記ホルダ本体20との間に光ファイバ50を挟み込む開閉自在の蓋部材30と、前記ホルダ本体20に支持された可動片40とを有し、前記可動片40は、該ホルダ本体20に対する変位によって、ホルダ本体20前端から前側へ突出する突出位置と、該突出位置に比べて後側の格納時位置とに配置位置が切り換えられる光ファイバホルダ110を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ファイバを把持固定する光ファイバホルダに関する。
光ファイバ素線、光ファイバ心線といった、裸光ファイバ外周の側面に樹脂被覆が被着された構成の光ファイバ(以下、被覆光ファイバ)の被覆除去、該被覆除去によって露出させた裸光ファイバの長さ調整のためのカット等のファイバ処理は、被覆光ファイバを把持固定する光ファイバホルダを用いて行なうことが多い。光ファイバホルダを用いて行なう被覆光ファイバの被覆除去、裸光ファイバのカットに際しては、光ファイバホルダとは別体のスペーサ等のアタッチメントを使用してストリップ長、カット長の調整を行なっていた(例えば特許文献1)。
特開平11−326646号公報
しかしながら、スペーサ等のアタッチメントを使用してストリップ長、カット長を調整する技術は、現場へのアタッチメントの持ち込みを失念する、アタッチメントが光ファイバホルダとファイバ処理装置との間から不用意に脱落したときに、これに気が付かずにアタッチメント不使用のまま作業を続行してしまう、といった不都合が生じ得る。また、この技術では、アタッチメントを紛失する、といった不都合を確実に防止することが容易でなかった。
本発明は、前記課題に鑑みて、アタッチメントを別途使用しなくても、ストリップ長、カット長等の調整を実現できる光ファイバホルダの提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
第1の発明は、板状のホルダ本体と、このホルダ本体の上面に閉じたときに前記ホルダ本体との間に光ファイバを挟み込む開閉自在の蓋部材と、前記ホルダ本体に支持された可動片とを有し、前記可動片は、該ホルダ本体に対する変位によって、前記ホルダ本体前端から前側へ突出する突出位置と、該突出位置に比べて後側の格納時位置とに配置位置が切り換えられる光ファイバホルダを提供する。
第2の発明は、前記可動片は、前記ホルダ本体の前端部にその幅方向の回転軸線を以て軸支され、前記回転軸線を中心とする回転によって、前記突出位置と前記格納時位置とに配置位置が切り換えられる第1の発明の光ファイバホルダを提供する。
第3の発明は、前記格納時位置に配置された前記可動片を収容する可動片収容凹所が前記ホルダ本体にその下面から窪んで形成され、前記可動片は、前記回転軸線を中心とする回転によって前記可動片収容凹所に対して出し入れ可能である第2の発明の光ファイバホルダを提供する。
第4の発明は、前記可動片は、前記ホルダ本体に対するその前後方向への移動によって、前記突出位置と前記格納時位置とに配置位置を切り換え可能であり、
前記可動片には、前記突出位置にて前記ホルダ本体に係脱可能に係合して前記ホルダ本体に対する後側への移動を規制する係合部が設けられ、前記係合部は前記可動片の手動操作によって前記ホルダ本体に対して係合解除可能である第1の発明の光ファイバホルダを提供する。
第5の発明は、前記ホルダ本体に、その前後方向へスライド移動自在に前記可動片を収容する可動片収容孔が形成されている第4の発明の光ファイバホルダを提供する。
第6の発明は、前記ホルダ本体に、前記可動片に係合して、前記可動片の前記ホルダ本体から前側への抜け出しを規制する抜け止め係止部が設けられている第4又は5の発明の光ファイバホルダを提供する。
第7の発明は、前記ホルダ本体の前端部に、ホルダ本体前端から窪む切り欠き部が形成され、前記格納時位置にある前記可動片の一部が前記切り欠き部内に配置される第1〜6のいずれか1つの発明の光ファイバホルダを提供する。
本発明に係る光ファイバホルダは、可動片を突出位置に配置したときに、この可動片を、被覆除去、カット等のファイバ処理を行なうファイバ処理装置のホルダ当接部に当接させることができる。また、この光ファイバホルダは、可動片を格納時位置に配置したときに、ホルダ前後方向において可動片前端と同じあるいは可動片前端よりも前側に位置するホルダ本体前端、またはホルダ本体前端から前側に突出する可動片をファイバ処理装置のホルダ当接部に当接させることができる。
つまり、この光ファイバホルダは、可動片の位置を突出位置と格納時位置とに切り換えることで、その前端をファイバ処理装置のホルダ当接部に当接したときのファイバ処理装置に対するホルダ本体の位置を変更できる。この光ファイバホルダは、例えば被覆除去又はカットを行なうファイバ処理装置を用いて、ホルダ本体と蓋部材との間に把持した光ファイバのファイバ処理を行なう場合に、可動片のホルダ本体に対する位置を切り換えるだけで、光ファイバのストリップ長、カット長を調整できる。
また、この光ファイバホルダの可動片は、ホルダ本体に支持されたままの状態で光ファイバホルダの一部として使用される。したがって、本発明によれば、アタッチメントを別途使用しなくても、ストリップ長、カット長等の調整を実現できる。
本発明の第1実施形態の光ファイバホルダを示す全体斜視図である。 図1の光ファイバホルダの前端部付近の構造を示す拡大斜視図である。 図1の光ファイバホルダのホルダ本体の前端部構造を示す断面図である。 図1の光ファイバホルダをホルダ本体下面側から見た図(下面図)である。 図1の光ファイバホルダの可動片をホルダ本体の可動片収容凹所に収容した状態を説明する側面図である。 図1の光ファイバホルダの可動片をホルダ本体に対する突出位置に配置し、ファイバ処理装置に搭載した状態を説明する側面図である。 (a)、(b)は、図6の光ファイバホルダのホルダ本体とファイバ処理装置のホルダホルダ載置台との関係を説明する図である。 本発明の第2実施形態の光ファイバホルダを示す側面図であり、(a)は可動片を格納時位置に配置した状態、(b)は可動片を突出位置に配置した状態を示す。 図8(a)、(b)の光ファイバホルダのその前側から見た構造を示す正面図である。 図1、図2の光ファイバホルダの変形例を説明する側面図である。
以下、本発明の1実施形態の光ファイバホルダについて、図面を参照して説明する。
なお、ここで説明する光ファイバホルダについて、図1〜図9(a)、(b)、(c)において、上側を上、下側を下として説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図7(a)、(b)を参照して、本発明に係る第1実施形態の光ファイバホルダ110を説明する。
図1、図2に示すように、ここで説明する実施形態の光ファイバホルダ110は、板状のホルダ本体20と、このホルダ本体20に枢着された開閉自在の蓋部材30と、前記ホルダ本体20に該ホルダ本体20に対して移動可能に支持された可動片40とを有する。
図示例のホルダ本体20は細長板状に形成されている。
光ファイバホルダ110について、ホルダ本体20長手方向を、以下、前後方向とも言う。
ホルダ本体20の上面20aには、その長手方向(ホルダ本体20長手方向に一致)に垂直の幅方向中央部に、該上面20a長手方向に延在する光ファイバ溝22が形成されている。
蓋部材30は、ホルダ本体20前端部のその幅方向(ホルダ本体上面20a幅方向に一致)一端部に、回転軸11を介してホルダ本体20長手方向に一致する回転軸線を以て枢着されている。この蓋部材30は回転軸11を中心とする回転によって、ホルダ本体上面20aに対して開閉可能となっている。
図2、図3に示すように、この蓋部材30は、該蓋部材30の回転軸11を中心とする回転によってホルダ本体上面20aに対して開閉する板状の蓋主板部31と、ホルダ本体20に係脱可能に係合して蓋主板部31がホルダ本体上面20aに閉じられた状態を維持する係合片部32とを有する。
蓋部材30の蓋主板部31は、ホルダ本体上面20aに閉じられたときに、ホルダ本体20の光ファイバ溝22に対面配置されるファイバ押さえ部33を有している。図3に示すように、蓋部材30の蓋主板部31は、ホルダ本体上面20aに閉じられたときに、光ファイバ溝22に配置された光ファイバ50をホルダ本体20に押さえ込むことができる。
図1に示すように、光ファイバ50としては、例えば、光ファイバ素線、単心の光ファイバ心線といった、裸光ファイバ51の断面外周の側面を該側面に被着された樹脂被覆材52で覆った構造の、断面円形の被覆光ファイバが用いられる。
図3に示すように、図示例の光ファイバホルダ110において、ホルダ本体20の光ファイバ溝22はV溝である。但し、光ファイバ溝22としては、光ファイバ50を位置決め可能なものであれば良く、V溝に限定されない。光ファイバ溝22としては、例えば、断面半円状の丸溝、U溝等であっても良い。
なお、光ファイバ溝22の溝幅方向は、ホルダ本体20幅方向に一致している。
図1〜図3等に例示した蓋部材30はプラスチック製の一体成形品である。係合片部32は、蓋主板部31の回転軸11に軸支された基端部とは反対の先端部から延出している。
蓋部材30の係合片部32は、蓋主板部31の先端部から延出する係合片部本体32aと、この係合片部本体32aから突出する係合爪部32bとを有する。
図3に示すように、ホルダ本体20前端部の幅方向中央部を介して回転軸11とは反対側の端部(他端部)には、蓋部材30の係合爪部32bを係合させる蓋係止部23が設けられている。蓋係止部23は、蓋部材30の係合爪部32bを係合させることで、蓋部材30の開方向への回転を規制して、蓋部材30がホルダ本体20に閉じた状態を保つ機能を果たす。
ホルダ本体20の光ファイバ溝22には、光ファイバ50の裸光ファイバ51が樹脂被覆材52によって覆われた被覆部53が配置される。
蓋部材30は、蓋主板部31をホルダ本体上面20aに閉じ、係合爪部32bをホルダ本体20の蓋係止部23に係合させることで、蓋主板部31のファイバ押さえ部33によって、光ファイバ溝22に配置された光ファイバ50を光ファイバ溝22の溝底に向かって押圧して、ホルダ本体20に押さえ込む。
図3に示すように、光ファイバ溝22に配置した光ファイバ50(具体的には、その被覆部53)は、その断面の一部が光ファイバ溝22内に配置され、断面の残りの部分がホルダ本体上面20a上に突出する。
蓋部材30は、ホルダ本体上面20aに閉じて係合爪部32bをホルダ本体20の蓋係止部23に係合させることで、光ファイバ溝22に配置された光ファイバ50に当接した蓋主板部31によって、光ファイバ50をホルダ本体20に押さえ込む(ホルダ本体20との間に挟み込む)ことができる。
図2、図3に示すように、図示例のホルダ本体20前端部の光ファイバ溝22を介して他端側(回転軸11とは反対の側)には、ホルダ本体上面20aに閉じた蓋部材30の係合片部32を入り込ませる係合片部収容穴24が、ホルダ本体上面20aから窪んで形成されている。係合片部収容穴24には、図3に示すように、図示例の光ファイバホルダ110のホルダ本体20の蓋係止部23は、ホルダ本体20の係合片部収容穴24の光ファイバ溝22とは反対側の内面24aを形成する壁部(収容穴外側壁部25)から光ファイバ溝22側へ突出する突起(係止突起)である。
図3に示すように、係合爪部32bは、蓋部材30(具体的には蓋主板部31)をホルダ本体上面20aに閉じたときに、ホルダ本体20の蓋係止部23の下側に入り込ませて、蓋係止部23に係脱可能に係合させることができる。ホルダ本体上面20aに閉じた蓋部材30は、係合爪部32bをホルダ本体20の蓋係止部23に係合させることで、開方向への回転が規制される。係合爪部32bは、ホルダ本体20の蓋係止部23に係合することで、蓋主板部31がホルダ本体上面20aに閉じられた状態を維持する機能を果たす。
図2、図3に例示した蓋部材30の係合片部32の係合片部本体32aは、蓋主板部31先端部から蓋主板部31に垂直に張り出す第1板片部32cと、この第1板片部32cの突端から突出する折り返し屈曲部32dと、この折り返し屈曲部32dから第1板片部32cに沿って延出する第2板片部32eとを有する。
第2板片部32eは、第1板片部32cを介して回転軸11とは反対の側に、第1板片部32cから若干の間隔を空けて設けられている。
第1板片部32cと第2板片部32eとは、ホルダ本体20前後方向に延在する板状に形成されている。
図2、図3に示すように、蓋部材30の係合爪部32bは、係合片部32の第2板片部32eの第1板片部32cとは反対側の面から突出している。
回転軸11を中心とする蓋部材30の回転中心からホルダ本体20の係合爪部32b突端までの距離は、蓋部材30の回転中心から係合爪部32b突端までの距離に比べて若干小さい。
ホルダ本体20に対して開状態の蓋部材30(図2参照)をホルダ本体20に閉じるときには、蓋部材30の回転によって係合片部32を係合片部収容穴24に挿入し、係合片部32の弾性によって係合爪部32bをホルダ本体20の蓋係止部23下側に入り込ませて、蓋係止部23に係合させる。蓋部材30は、蓋係止部23に係合爪部32bを係合させることでホルダ本体20に閉状態に係止される。
図3に示すように、蓋部材30の第2板片部32eは、ホルダ本体20に対して閉じた蓋部材30の係合爪部32bを蓋係止部23に係合させたときに、ホルダ本体20から上方に位置する上端部32fを有する。
蓋部材30のホルダ本体20に対する開閉は、蓋部材30の第2板片部32eの上端部32f(以下、操作片部とも言う)を作業者が手指で把持して蓋部材30を操作することで行える。
蓋係止部23に係合した係合爪部32bは、蓋部材30の操作片部32fを操作して係合片部32を弾性変形させて第2板片部32eを第1板片部32cに接近させることで、蓋係止部23の下側から抜き出して、蓋係止部23との係合を解除できる。蓋係止部23に係合爪部32bを係合させてホルダ本体20に閉状態に係止された蓋部材30は、蓋係止部23に対する係合爪部32bの係合解除によって、開方向へ回転させることができ、ホルダ本体20に対して開状態とすることができる。
なお、蓋部材30をホルダ本体20に係脱可能に係止してホルダ本体20に対する閉状態を維持するための構成としては、図示例の構成に限定されない。この構成としては、蓋部材主板部から張り出す係合片部に、ホルダ本体20の蓋係止部下側に係脱可能に係合する係合爪部を突設した構成であれば良く、係合片部の具体的形状等は適宜設計変更可能である。
また、蓋部材としては、ホルダ本体に設けた磁石によって磁気吸着可能な金属部あるいは磁石を設けて、手動で開閉可能な吸着力でホルダ本体に磁気吸着される構成も採用可能である。
図1、図2に示すように、ホルダ本体20の前端部には、ホルダ本体20の前端面20cからホルダ本体20後側へ向かって窪む切り欠き部26が形成されている。
この切り欠き部26は、ホルダ本体20を上下方向に貫通して形成されている。
蓋部材30及び係合片部収容穴24は、ホルダ本体20前端部において切り欠き部26の後側に設けられている。
ホルダ本体20の光ファイバ溝22は、切り欠き部26から後側へ延在形成されている。光ファイバ溝22前端は切り欠き部26に開口している。なお、光ファイバ溝22の後端は、ホルダ本体20後端に開口している。
図2に示すように、可動片40は、板状の可動片本体41と、この可動片本体41の両側に突出された軸部42とを有する。図示例の可動片40は、プラスチックあるいは金属によって形成された一体成形品である。
図示例の可動片40の可動片本体41は、軸部42が両側から突出する基板部43から当接片部44が張り出すL字板状に形成されている。基板部43両側の軸部42は、基板部43における当接片部44が突出する先端側とは反対の基端側の端部43aの両側に突出している。当接片部44は、基板部43の基端側端部43aとは反対の先端側端部の一部分から突出している。
可動片本体41の基板部43の基端側端部43aは、ホルダ本体20における切り欠き部26を介して幅方向両側の壁部27(以下、前端側壁部とも言う)間に配置されている。可動片40両側の軸部42は、ホルダ本体20幅方向に一致する互いに同軸の回転軸線を以て前端側壁部27に軸回り回転可能に支持されている。可動片40は、ホルダ本体20両側の前端側壁部27にそれぞれ支持された軸部42を中心に、ホルダ本体20にその幅方向に一致する回転軸線を以て回転可能に取り付けられている。
図1、図2に示すように、図示例の可動片40の板状の可動片本体41は、その両面が、可動片40のホルダ本体20に対する回転軸線に平行の向きで、ホルダ本体20両側の前端側壁部27に支持されている。
基板部43両側の軸部42は、可動片本体41のホルダ本体20に対する回転軸線方向に一致する幅方向両側の端面からそれぞれ突出している。
図2に示すように、基板部43両側の軸部42は、ホルダ本体20両側の前端側壁部27にその互いに対向する内面から窪んで形成された軸挿入穴27hに嵌め込まれている。
可動片40は、軸部42を円筒面をなす軸挿入穴27h内側面に摺動させつつ、ホルダ本体20に対して回転する。また、可動片40は、軸部42の軸挿入穴27h内側面に対する摺動抵抗に起因する回転抵抗によって、ホルダ本体20に対して適宜向きで停止させることができる。なお、可動片40のホルダ本体20に対する回転抵抗の強さは、可動片40を作業者が手指で直接触れて回転操作可能な程度である。
図2〜図6に示すように、ホルダ本体20には、その上面20aとは反対の下面20b(底面)から窪む可動片収容凹所21が形成されている。可動片40は、ホルダ本体20に対する回転によって、可動片収容凹所21に対して収容及び取り出しが可能(出し入れ可能)である。
図1は可動片40の可動片本体41を可動片収容凹所21に収容した格納時状態、図2は可動片40の可動片本体41をホルダ本体20前端から前側へ突出させた突出状態を示す。
図2の突出状態の可動片40は、そのホルダ本体20に対する回転中心からホルダ本体20前後方向前側へ延在している。図2の突出状態の可動片40のホルダ本体20に対する可動片本体41の位置を、以下、突出位置とも言う。また、図1に示す格納時状態の可動片40のホルダ本体20に対する可動片本体41の位置を、以下、格納時位置とも言う。
可動片40は、軸部42を中心とする回転によって、突出位置の可動片本体41を格納時位置に配置することで、ホルダ本体20前後方向における該可動片40の最前端及び最後端の位置がホルダ本体20に対して相対的に後側に変位することとなる。
本明細書では、可動片40のホルダ本体20に対する位置について、可動片本体41を格納時位置に配置したときの位置を格納時位置、可動片本体41を突出位置に配置したときの位置を突出位置として扱う。
図2〜図6に示すように、可動片収容凹所21は、ホルダ本体20の切り欠き部26及び前端側壁部27から後側の本体主板部20dの切り欠き部26に臨む主板部前端面20eに開口する前端からホルダ本体20後端に向かって延在する溝状に形成されている。可動片収容凹所21は、その前側の切り欠き部26と連通している。
図5に示すように、格納時位置の可動片本体41は、切り欠き部26と可動片収容凹所21とに、ホルダ本体20の下面20bに沿う向きで収容される。
可動片40は、ホルダ本体20に対する回転によって、ホルダ本体20に対する位置(配置位置)を、突出位置と格納時位置とに自在に切り換えることができる。可動片40の可動片本体41は、ホルダ本体20に対する回転によって、ホルダ本体20下側を経由して移動して、突出位置と格納時位置との切り換え(配置位置の切り換え)を実現できる。
図3〜図6に示すように、ホルダ本体20の係合片部収容穴24は、ホルダ本体上面20aからホルダ本体20下方へ向かって延在形成されている。係合片部収容穴24の下端は、その全体が、該係合片部収容穴24下側の可動片収容凹所21の延在方向中央部に開口、連通している。
図3に示すように、可動片収容凹所21のホルダ本体20幅方向に一致する溝幅方向の中央部は、ホルダ本体20幅方向中央部に位置する。また、図5、図6に示すように、ホルダ本体20前後方向に延在する可動片収容凹所21の延在方向寸法は、係合片部収容穴24のホルダ本体20前後方向における寸法よりも大きい。図3〜図6に示すように、可動片収容凹所21は、その延在方向中央部の、溝幅方向片端から中央部までの範囲のみが、係合片部収容穴24と連通している。
図3〜図6に示すように、ホルダ本体上面20aに閉じた蓋部材30の蓋係合片部32の係合爪部32bをホルダ本体20に係合させたとき、蓋係合片部32の折り返し屈曲部32d付近は、係合片部収容穴24下側の可動片収容凹所21内に配置される。このとき、蓋係合片部32の可動片収容凹所21内に配置された折り返し屈曲部32d付近と操作片部32fとの間に位置する部分は係合片部収容穴24内に収容される。
図3、図5に示すように、可動片40のL字板状の可動片本体41は、可動片収容凹所21に収容したときに、可動片収容凹所21における係合片部収容穴24の直下に位置する領域を避けた所のみに収容される。可動片収容凹所21に収容した可動片本体41は、蓋部材30の蓋係合片部32の可動片収容凹所21内に配置された部分(折り返し屈曲部32d付近)に接触しない。蓋部材30の蓋係合片部32の可動片収容凹所21内に配置された部分(折り返し屈曲部32d付近)は、可動片収容凹所21に対する可動片本体41の出し入れに影響を与えない。
なお、蓋部材30の蓋係合片部32としては、蓋部材30をホルダ本体20に閉じたときに係合片部収容穴24のみに収容され、可動片収容凹所21に突出しない構成も採用可能である。この蓋係合片部32を採用したとき、可動片40の可動片本体41としては、L字板状に限定されない。このとき、可動片40の可動片本体41としては、例えば、その基端側端部43a(図2参照)からホルダ本体20の一対の前端側壁部27間の離隔距離に合わせた幅寸法を以て延在する四角板状のものを採用することも可能である。
図6は、ファイバ処理装置60のホルダ載置台62上に、可動片40の可動片本体41をホルダ本体20に対して突出位置に配置した光ファイバホルダ110を載置した状態を示す。
図6に示すように、ファイバ処理装置60は、光ファイバ50の被覆除去、あるいは被覆除去によって露出させた裸光ファイバのカットを行なうファイバ処理部61と、このファイバ処理部61からその側方に延出するホルダ載置台62とを有する。
図6、図7(a)に示すように、ホルダ載置台62は、光ファイバホルダ110のホルダ本体20が載置される底壁部62aと、この底壁部62aの両側から底壁部62a上に突設されたガイド側壁62bとを有する。ホルダ載置台62の底壁部62aはファイバ処理部61からその側方に延出している。ホルダ載置台62のガイド側壁62bは、底壁部62aの幅方向(図7(a)左右方向)両端部上に、底壁部62a延在方向に沿って互いに平行に延在するリブ状に形成されている。底壁部62aの幅方向は、ホルダ載置台62両側のガイド側壁62bの間隔方向に一致しており、底壁部62a延在方向に垂直である。
光ファイバホルダ110は、そのホルダ本体20の下面20bを底壁部62a上面に当接させて底壁部62a上に載置される。光ファイバホルダ110のホルダ本体20は、その長手方向を底壁部62a延在方向に揃えた向きで底壁部62a上に載置される。
また、ホルダ載置台62の底壁部62a上にホルダ本体20を載置した光ファイバホルダ110は、底壁部62a上をその延在方向にスライド移動させることができる。底壁部62a上における底壁部62a延在方向への光ファイバホルダ110のスライド移動は、ホルダ本体20がホルダ載置台62両側のガイド側壁62bに案内されながら実現される。ホルダ載置台62の底壁部62a上に載置した光ファイバホルダ110は、底壁部62a上でのスライド移動によって、ファイバ処理部61に対して進退動させることができる。
また、図6に例示したファイバ処理装置60は、ホルダ載置台62のファイバ処理部61側端部(基端部)上に設けられたホルダ当接部63を有する。図6に例示したホルダ当接部63は、ホルダ載置台62の底壁部62aの基端部上に突設された突壁である。ホルダ当接部63は、ホルダ載置台62の底壁部62a上をその延在方向にスライド移動する光ファイバホルダ110の前端を当接して、光ファイバホルダ110をファイバ処理部61に対して位置決めする機能を果たす。
但し、ホルダ当接部63は、ホルダ載置台62の底壁部62a上をスライド移動する光ファイバホルダ110の前端を当接して、光ファイバホルダ110をファイバ処理部61に対して位置決めする機能を果たすものであれば良く、ホルダ載置台62の底壁部62a上に突設した突壁に限定されない。ホルダ当接部としては、例えば、ファイバ処理部61に、光ファイバホルダ110前端を当接可能に設けられた壁部であっても良い。
図6において、光ファイバホルダ110は、ホルダ本体20に対して閉じた蓋部材30の係合爪部32bをホルダ本体20の蓋係止部23に係合させて、ホルダ本体20と蓋部材30との間に光ファイバ50(具体的には被覆部53)を把持固定している。
また、図6は、ホルダ載置台62の底壁部62a上に載置した光ファイバホルダ110のホルダ本体20に対して突出位置に配置した可動片40の可動片本体41先端をファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当てた状態を示す。
図6において、ホルダ本体20に対して突出位置の可動片本体41先端は、光ファイバホルダ110の前端として機能する。
但し、光ファイバホルダ110は、図5に示すように、可動片本体41をホルダ本体20に対して格納時位置に配置した状態でホルダ載置台62の底壁部62a上に載置しても良い。図5に示すように、可動片40は、可動片本体41をホルダ本体20に対して格納時位置に配置したとき、その全体が、ホルダ本体20の前端面20cよりも後側に配置される。光ファイバホルダ110は、可動片本体41を格納時位置に配置してホルダ載置台62の底壁部62a上に載置したとき、可動片本体41ではなく、ホルダ本体20の前端面20cをファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当て可能である。このとき、ホルダ本体20の前端面20cは、光ファイバホルダ110の前端として機能する。
光ファイバホルダ110は、光ファイバ50を把持固定したまま、底壁部62a上でのスライド移動によってホルダ当接部63から離隔した位置からファイバ処理部61に向かって前進させることで、光ファイバ50のホルダ本体20から前側に突出させた部分をファイバ処理部61に挿入できる(図6参照)。光ファイバホルダ110に把持固定された光ファイバ50は、光ファイバホルダ110の底壁部62a上でのスライド移動によってファイバ処理装置60のファイバ処理部61に挿入して、ファイバ処理部61にて被覆除去あるいはカットといったファイバ処理を行なうことができる。
ファイバ処理部61に挿入された光ファイバ50について、ファイバ処理部61が被覆除去あるいはカットといったファイバ処理を行なう処理箇所は、ファイバ処理装置60のホルダ当接部63に光ファイバホルダ110の前端を突き当てることで決まる。
この実施形態の光ファイバホルダ110は、その前端が、可動片本体41を突出位置に配置したときと、格納時位置に配置したときとで切りかわる。この光ファイバホルダ110は、突出位置の可動片本体41先端をファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当てる場合と、可動片本体41を格納時位置に配置してホルダ本体20の前端面20cをファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当てる場合、の2通りに、ファイバ処理部61による光ファイバ50の処理箇所を調整できる。
ファイバ処理装置60が被覆除去装置である場合は、ホルダ本体20前側への可動片本体41の出没切り換えによって、光ファイバホルダ110のホルダ本体20前端から被覆除去開始位置までの距離と、被覆除去開始位置から被覆除去終了位置までの距離(ストリップ長)とを調整できる。
ファイバ処理装置60が光ファイバ50の被覆部53先端から突出する裸光ファイバ51(図1参照)をカットするファイバカッタである場合は、光ファイバホルダ110のホルダ本体20前側への可動片本体41の出没切り換えによって、光ファイバ50の被覆部53先端から裸光ファイバ51のカット位置までの距離(カット長)を調整できる。
この実施形態の光ファイバホルダ110は、ホルダ本体20に対して可動片40を回転させてホルダ本体20前端から前側への可動片本体41の出没を切り換えることができる。そして、この光ファイバホルダ110は、ホルダ本体20前側への可動片本体41の出没切り換えによって、ファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当てるホルダ前端を切り換えることで、光ファイバ50長手方向におけるファイバ処理部61による処理箇所の位置を調整できる。したがって、この光ファイバホルダ110を用いれば、該光ファイバホルダ110とは別体のアタッチメントを使用しなくても、光ファイバ50長手方向におけるファイバ処理部61による処理箇所の位置を調整できる。この光ファイバホルダ110は、該光ファイバホルダ110とは別体のアタッチメントの使用を省略することができる。
光ファイバホルダ110の可動片40は、ホルダ本体20に対する向きを変更(ホルダ本体20前側への可動片本体41の出没切り換え)しても、ホルダ本体20前端部に回転可能に軸支されたままである。光ファイバホルダ110は、可動片40の可動片本体41のホルダ本体20に対する位置が突出位置、格納時位置のいずれであっても、可動片40をホルダ本体20に軸支したままの状態で、ファイバ処理装置60に適用して光ファイバ50のファイバ処理に用いることができる。
光ファイバホルダ110の可動片40は、ホルダ本体20に回転可能に軸支されたままであるため、光ファイバホルダ110を現場に持ち込めば、可動片40も現場に持ち込まれることになる。したがって、この可動片40は、光ファイバホルダ110を現場に持ち込めば、光ファイバホルダとは別体のアタッチメントのように、現場への持ち込みを失念することはない。
また、この可動片40は、可動片本体41のホルダ本体20から前側へ突出する突出位置に配置すれば、その状態を維持できる。光ファイバホルダとは別体のアタッチメントを使用する場合は、アタッチメントが光ファイバホルダとファイバ処理装置との間から不用意に脱落してアタッチメント不使用のまま作業を続行してしまう、といった不都合が生じ得る。これに対してこの実施形態の光ファイバホルダ110は、可動片本体41をホルダ本体20に対して突出位置に配置すれば、その状態を安定維持できるため、突出位置の可動片本体41をファイバ処理装置60のホルダ当接部63に突き当てる当接片として使用する状態を確実に維持できる。
また、ホルダ本体20に回転可能に軸支されたままの可動片40は、光ファイバホルダとは別体のアタッチメントのように、光ファイバホルダから離れて紛失する虞も無い。
光ファイバホルダ110の可動片40は、光ファイバホルダ110の所在が把握できれば、可動片40も該光ファイバホルダ110のホルダ本体20とともに所在を把握できるため、紛失しにくく、紛失を確実に防止できる。
図1、図7(a)、(b)等に示すように、光ファイバホルダ110のホルダ本体20には、幅方向両側の側面28からそれぞれ窪んでホルダ本体20前後方向に延在する溝(以下、側部溝28aとも言う)が形成されている。側部溝28aは、ホルダ本体20前端に開口する前端からホルダ本体20後端に向かって延在形成されている。
図7(b)は、既述の図7(a)のファイバ処理装置60のホルダ載置台62の一対のガイド側壁62bの互いに対向する側に、それぞれ、光ファイバホルダ110のホルダ本体20の側部溝28aに挿入される係合突起62cを突設した構成のホルダ載置台62Aを示す。係合突起62cはガイド側壁62bの延在方向に沿って延在する突条状に形成されている。
図7(a)のホルダ載置台62の一対のガイド側壁62bの互いに対向する面は、底壁部62a上面に対して垂直に形成されている。このため、このホルダ載置台62は、その延在方向全体にわたって、光ファイバホルダ110の昇降による底壁部62a上面に対する載置、撤去が可能である。
光ファイバホルダ110は、図7(b)のホルダ載置台62Aに対して、ホルダ本体20両側の側部溝28aにそれぞれ入り込ませたホルダ載置台62Aの係合突起62cによって底壁部62aからの浮き上がりを防止して、底壁部62a上にその延在方向にスライド移動可能に載置される。ホルダ本体20の側部溝28aに入り込ませたホルダ載置台62Aの係合突起62cは、ホルダ本体20における側部溝28aと下面20bとの間に位置するリブ状壁部29を底壁部62aに押さえ込む。ホルダ本体20は、底壁部62a上のみならず、ホルダ載置台62A両側のガイド側壁62b及び係合突起62cに対しても、底壁部62a延在方向に沿ってスライド移動可能である。
ホルダ載置台62Aの底壁部62a上に載置された光ファイバホルダ110は、仮にホルダ載置台62Aの底壁部62a上面が水平でなく傾いても、底壁部62a上面から浮き上がることなく、底壁部62a上面に対する向きを安定に維持したまま、底壁部62aに対するその延在方向へのスライド移動が可能である。
なお、光ファイバホルダ110は、図7(b)のホルダ載置台62A両側の係合突起62cをホルダ本体20両側の側部溝28aに挿脱するために、ホルダ載置台62A両側の係合突起62cに対してそのホルダ当接部63側とは反対の後端側から挿脱される。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の光ファイバホルダ120を説明する。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、ここで説明する実施形態の光ファイバホルダ120は、第1実施形態の光ファイバホルダ110について、ホルダ本体20に対して回転可能に軸支された可動片40にかえて、ホルダ本体70にその前後方向にスライド移動可能に設けられた棒状の可動片80を採用した構成となっている。
なお、図8(a)、(b)、図9(a)、(b)、(c)において、第1実施形態の光ファイバホルダ110と同様の構成部分には共通の符号を付し、その説明を簡略化あるいは省略する。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、この実施形態の光ファイバホルダ120のホルダ本体70は、既述の第1実施形態の光ファイバホルダ110のホルダ本体20について、可動片収容凹所21にかえて、棒状の可動片80をスライド移動可能に収容する可動片収容孔71を形成したものである。このホルダ本体70は、可動片収容孔71と、可動片80を係脱可能に係合させる係止突起72とを有する点で、第1実施形態の光ファイバホルダ110のホルダ本体20と異なる。また、このホルダ本体70には、第1実施形態の光ファイバホルダ110のホルダ本体20の軸挿入穴27hは形成されていない。このホルダ本体70の、可動片収容孔71、および係止突起72を有する点、軸挿入穴27hが存在しない点以外の構成は、第1実施形態の光ファイバホルダ110のホルダ本体20と同様である。
光ファイバホルダ120及びホルダ本体70について、図8(a)、(b)の左側を前、右側を後、図9(a)の紙面手前側を前、紙面奥側を後として説明する。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、この光ファイバホルダ120のホルダ本体70の前端部には、第1実施形態の光ファイバホルダ110のホルダ本体20の前端部と同様に、切り欠き部26と一対の前端側壁部27とが形成されている。
図8(a)、(b)に示すように、ホルダ本体70の可動片収容孔71は、ホルダ本体70の主板部前端面20eからホルダ本体70後端へ向かって穿設されている。図9(a)に示すように、可動片収容孔71は、主板部前端面20eのホルダ本体70幅方向(一対の前端側壁部27の間隔方向に一致)片側の端部からホルダ本体70後端へ向かって本体主板部20dに穿設されている。
図9(a)において、ホルダ本体70の一対の前端側壁部27に、区別のため、符号27a、27bを付記する。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、係止突起72は、本体主板部20dから前側へ突出する一対の前端側壁部27のうち、ホルダ本体70幅方向において可動片収容孔71から近い方の前端側壁部27aの切り欠き部26に臨む面(内面)に突設されている。
係止突起72は、本体主板部20dの主板部前端面20eから前側へ離隔した位置に設けられている。また、係止突起72は、可動片収容孔71の主板部前端面20eから前側への仮想延長の下側に位置している。
図8(a)、(b)に示すように、ホルダ本体70は、その下面20bと可動片収容孔71との間に位置する壁部である孔下床部73とを有する。孔下床部73の上面73aは、ホルダ本体70の下面20bに平行に形成されている。
ホルダ本体下面20bから係止突起72上端までの距離は、ホルダ本体下面20bから孔下床部上面73aまでの距離と同じに揃えられている。係止突起72上端は、孔下床部上面73aの仮想延長上に位置する。
図8(a)、(b)に示すように、棒状の可動片80(以下、棒状可動片とも言う)は、ホルダ本体70に対するその前後方向へのスライド移動によって、ホルダ本体70に対する位置(配置位置)を、ホルダ本体70の前端面20cよりも前側に突出しない格納時位置(図8(a)参照)と、ホルダ本体70の前端面20cよりも前側に突出する突出位置(図8(b)参照)とに切り換え可能である。可動片80は、ホルダ本体70に対するその前後方向へのスライド移動によって、ホルダ本体70前端から前側への出没を切り換えることができる。
図8(a)に示すように、格納時位置にある棒状可動片80には、可動片収容孔71に収容された部分の前側に、ホルダ本体70の主板部前端面20eから前側へ突出した部分が確保される。格納時位置の棒状可動片80前端(図8(a)、(b)において左端)は、ホルダ本体70前後方向においてホルダ本体70の前端面20cと同じあるいは前端面20cよりも後側(図8(a)では前端面20cよりも後側)に配置される。
図8(a)、(b)、図9(a)は、ホルダ本体70がその上面20aが上、下面20bが下の向きである場合を示す。
図8(a)に示す向きの光ファイバホルダ120において、格納時位置にある棒状可動片80のホルダ本体70の主板部前端面20eから前側へ突出した部分は、ホルダ本体70の係止突起72上に載置される。棒状可動片80は、孔下床部73の上面73aと係止突起72とによって、ホルダ本体下面20bに沿う向きに支持される。
図8(a)に示すように、棒状可動片80の長手方向中央部上にはストッパ用突起83が突設されている。このストッパ用突起83は、棒状可動片80の下面81とは反対の上面84上に突設されている。
図8(a)、(b)、図9(a)に示す光ファイバホルダ120において、棒状可動片80の格納時位置は、具体的には、孔下床部73の上面73aと係止突起72とによってホルダ本体下面20bに沿う向きに支持された棒状可動片80のストッパ用突起83をホルダ本体70の主板部前端面20eにその前側から当接したときの、棒状可動片80のホルダ本体70に対する位置を指す。
図8(a)に示すように、棒状可動片80が格納時位置にあるとき、棒状可動片80後端は、ホルダ本体70の可動片収容孔71後端の孔奥底面71aに当接するか、あるいは孔奥底面71aから若干前側に配置(図示例では若干前側)される。
格納時位置の棒状可動片80は、可動片収容孔71内面との摺動抵抗がホルダ本体70に対する前後方向への移動抵抗として作用し、例えば光ファイバホルダ120をその前端を下、後端を上の向きにしても、ホルダ本体70に対して自重で格納時位置から前側へ移動することはない。但し、可動片収容孔71内面との摺動抵抗に起因する棒状可動片80のホルダ本体70に対する前後方向への移動抵抗は、棒状可動片80を手指等で格納時位置から前側へ移動操作できる程度の大きさである。
棒状可動片80の長手方向中央部には、ホルダ本体70の係止突起72を収容可能な係合用溝82が、棒状可動片80の下面81から切り込むように窪んで形成されている。図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、係合用溝82は、棒状可動片80前後方向(図8(a)、(b)において左右方向)に垂直の方向に延在形成されている。
図8(b)に示すように、棒状可動片80は、その係合用溝82にホルダ本体70の係止突起72を収容して突出位置に配置される。また、突出位置の棒状可動片80の係合用溝82から後側の部分は、孔下床部73よりも前側にてホルダ本体70に形成された突出時受け壁74上に載置される。
図8(a)、(b)に示すように、突出時受け壁74の上端のホルダ本体下面20bからの距離は、ホルダ本体下面20bから孔下床部上面73aまでの距離に比べて、棒状可動片80の係合用溝82の深さdに相当する距離だけ小さく設定されている。突出位置の棒状可動片80は、係合用溝82に収容された係止突起72と突出時受け壁74とによって、ホルダ本体70に対してホルダ本体下面20bに沿った向きに支持される。
図8(a)、(b)に例示した突出時受け壁74は、孔下床部73前端から前側へ張り出している。この突出時受け壁74は、孔下床部73に直接繋がって形成されている。
可動片収容孔71の孔下床部上面73aに対面する天井面71bは、孔下床部73前端よりも前側へ延出した部分(天井面延出部71c)を有する。図8(a)、(b)に例示した突出時受け壁74は、天井面延出部71cの下方に位置する。突出時受け壁74は、可動片収容孔71を介して天井面延出部71cに対向する位置に形成されている。
なお、突出時受け壁74は、ホルダ本体70において係止突起72と孔下床部73との間に形成されていれば良く、図示例の構成に限定されない。突出時受け壁74は、例えば、係止突起72と孔下床部73との間にて孔下床部73から前側に離隔させて形成しても良い。また、突出時受け壁74は、係止突起72と孔下床部73との間の全体にわたって形成しても良い。
図8(b)に示すように、突出位置の棒状可動片80は、係合用溝82に収容された係止突起72との係合によって、ホルダ本体70に対する突出位置から後側への移動が規制される。
本明細書において、棒状可動片80の突出位置は、具体的には、係合用溝82に係止突起72を収容し、棒状可動片80の係合用溝82から後側の部分を突出時受け壁74上に載置し、係止突起72にその前側から係合用溝82の前側内側面82aを当接させたときのホルダ本体70に対する棒状可動片80の位置を指す。突出位置の棒状可動片80は、係合用溝82の前側内側面82aを当接、係合させた係止突起72によって後側へ移動しないように係止される。可動片80の係合用溝82から前側の部分は、突出位置にてホルダ本体70に係脱可能に係合してホルダ本体70に対する後側への移動を規制する係合部として機能する。
図8(b)に示すように、図示例の棒状可動片80は、係合用溝82に係止突起72を収容したときに、係合用溝82の前後の内側面(前側内側面82aと後側内側面82b)の両方が係止突起72に当接する構成となっている。
この棒状可動片80は、係合用溝82に係止突起72を収容するだけで突出位置に配置されて、ホルダ本体70に対する前後方向の移動が規制される。また、この棒状可動片80の係合用溝82から後側の部分は、棒状可動片80の係合用溝82に係止突起72を収容したときに突出時受け壁74上に載置される。
図8(b)に示すように、格納時位置の棒状可動片80は、ホルダ本体70に対して格納時位置から前側へ引き出して係合用溝82に係止突起72を収容することで突出位置に配置される。棒状可動片80は、係合用溝82に係止突起72を収容したときに、係合用溝82から後側の部分が突出時受け壁74上に載置されて突出位置に配置される。
格納時位置の棒状可動片80をホルダ本体70に対して格納時位置から前側へ引き出す操作は、例えば、ホルダ本体70前端部の切り欠き部26に挿入した手指によって、棒状可動片80の切り欠き部26内に位置する部分に直接移動操作することによって行える。但し、図示例の棒状可動片80は、その長手方向中央部上に突出するストッパ用突起83を、作業者が切り欠き部26に挿入した手指によって操作する操作片として、ホルダ本体70に対する棒状可動片80の前後方向の移動操作に利用することができる。ストッパ用突起83を棒状可動片80の手動移動用の操作片として利用すれば、ホルダ本体70に対する棒状可動片80の前後方向の移動操作を楽に行える。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、ホルダ本体70の前端側壁部27(具体的には、図9に示す符号27aの前端側壁部)には、棒状可動片80に突設されているストッパ用突起83を当接させることで、棒状可動片80のホルダ本体70から前側への抜け出しを規制する抜け止め係止突起75(抜け止め係止部)が突設されている。図9(a)に示すように、抜け止め係止突起75は、前端側壁部27a前端部の切り欠き部26に臨む面に突設されている。また、図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、この抜け止め係止突起75は、ホルダ本体70上下方向にて、格納時位置の棒状可動片80よりも上側に位置している。
棒状可動片80のストッパ用突起83は、抜け止め係止突起75にその後側から当接、係合される。この実施形態の光ファイバホルダ120の棒状可動片80は、ストッパ用突起83が抜け止め係止突起75に当接、係合することで、ホルダ本体70に対する前側へのそれ以上の移動が規制されるため、ホルダ本体70から前側へ抜け出すことが無い。
なお、この実施形態における、棒状可動片80にストッパ用突起83を突設した構成のストッパ付き可動片80Aは、本発明に係る実施形態の可動片の一態様として機能する。
図8(a)、(b)、図9(a)に示すように、格納時位置から前側へ引き出したストッパ付き可動片80Aのストッパ用突起83が抜け止め係止突起75に当接したとき、可動片80の係合用溝82は、ホルダ本体70の係止突起72の真上に位置する。
ストッパ用突起83を抜け止め係止突起75に当接させたストッパ付き可動片80Aは、ストッパ用突起83を抜け止め係止突起75に摺動させながら、ホルダ本体70に対して昇降させることができる。
格納時位置の可動片80は、格納時位置から前側へ引き出してストッパ用突起83を抜け止め係止突起75に当接した後、ストッパ用突起83を抜け止め係止突起75に摺動させつつ、ストッパ用突起83とともに下降させるだけで、係合用溝82にホルダ本体70の係止突起72を円滑に収容できる。この実施形態の光ファイバホルダ120は、可動片80の格納時位置から突出位置への切り換えを簡単に行える。
可動片80上のストッパ用突起83の突出寸法は、可動片80の係合用溝82の深さdよりも大きく設定されている。
格納時位置から前側へ引き出してストッパ用突起83を抜け止め係止突起75に当接したストッパ付き可動片80Aは、下降によって係合用溝82にホルダ本体70の係止突起72を収容完了するまで、ストッパ用突起83の抜け止め係止突起75に対する摺動を継続する。
突出位置の可動片80は、突出位置から上昇させて係合用溝82からホルダ本体70の係止突起72を抜き出した後、ホルダ本体70に対してその後端へ向かってスライド移動することで格納時位置に配置できる。
なお、突出位置の可動片80と抜け止め係止突起75との間のホルダ本体70上下方向の離隔距離は、可動片80の係合用溝82の深さdと同等あるいはそれよりも大きく設定されている。このため、抜け止め係止突起75は、可動片80を突出位置から上昇させて係合用溝82からホルダ本体70の係止突起72を抜き出す操作の障害にはならない。
ホルダ本体に対してその前後方向にスライド移動する可動片としては、棒状のものに限定されない。可動片としては、例えば、図9(b)に示すように、ホルダ本体前後方向に長手方向を揃えた細長板状のもの(板状可動片90)であっても良い。
図9(b)に示す光ファイバホルダ121のホルダ本体70Aは、第2実施形態の光ファイバホルダ120のホルダ本体70の本体主板部20dに、可動片収容孔71にかえて、可動片収容孔71をホルダ本体幅方向に拡張した可動片収容孔76(板状可動片収容孔)を形成した構成となっている。このホルダ本体70Aは、可動片収容孔76の下側に、孔下床部および突出時受け壁を有している。ホルダ本体70A幅方向に垂直の断面における、可動片収容孔76、孔下床部および突出時受け壁の形状、構成は、第2実施形態の光ファイバホルダ120のホルダ本体70の、可動片収容孔、孔下床部、突出時受け壁と同様である。また、このホルダ本体70Aは、第2実施形態の光ファイバホルダ120のホルダ本体70と同様に係止突起72及び抜け止め係止突起75を有する。
板状の可動片90は、その長手方向(図9(b)において紙面奥行き方向)に垂直の断面の長手方向(板状可動片90の幅方向)をホルダ本体70A幅方向に一致させて、可動片収容孔76にホルダ本体前後方向にスライド移動可能に挿入されている。
この板状可動片90の長手方向中央部には、該可動片90の下面91から窪んで可動片90幅方向全体にわたって延在する係合用溝93が形成されている。板状可動片90は、係合用溝93にホルダ本体70Aの係止突起72を収容することで、ホルダ本体70Aに対する突出位置に配置され、前端側がホルダ本体70A前端から前側に突出する。また、板状可動片90は、係合用溝93にホルダ本体70Aの係止突起72を収容していない状態で、ホルダ本体70A前端から前側に突出しない格納時位置に配置される。板状可動片90は、ホルダ本体70Aに対して移動させることで、ホルダ本体70Aに対する突出位置と格納時位置との切り換え、ホルダ本体70A前端から前側への出没切り換えを実現できる。
図9(b)に例示した光ファイバホルダ121は、板状可動片90の上面94上にストッパ用突起83を突設したストッパ付き可動片90Aを有する。ストッパ付き可動片90Aは、本発明に係る実施形態の可動片の一態様として機能する。
可動片がホルダ本体に対する突出位置にあるとき、および格納時位置にあるときの、ストッパ用突起、抜け止め係止突起、係合用溝及び係止突起の相対的な位置関係は、図9(b)に例示した光ファイバホルダ121と第2実施形態の光ファイバホルダ120とで、互いに同様になっている。
図9(b)に例示した光ファイバホルダ121のホルダ本体70Aは、符号27aの前端側壁部だけでなく、符号27bの前端側壁部の内面にも係止突起72が突設された構成となっている。一対の前端側壁部27にそれぞれ突設された係止突起72は、切り欠き部26を介して互いに対向する位置に形成されている。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えばホルダ本体の本体主板部における可動片収容孔の形成位置は、図9(a)に例示した位置に限定されず、例えば、本体主板部前後方向に垂直の断面方向中央部であっても良い。
図9(a)に例示した光ファイバホルダ120のホルダ本体70の係止突起72及び抜け止め係止突起75は、一対の前端側壁部27の片方のみから突出する構成であるが、係止突起及び抜け止め係止突起は、それぞれ、ホルダ本体70幅方向に延在して一対の前端側壁部27を橋絡する桟部であっても良い。
係止突起及び/又は抜け止め係止突起として、ホルダ本体70幅方向に延在して一対の前端側壁部27を橋絡する桟部を用いる構成は、可動片収容孔を本体主板部前後方向に垂直の断面方向中央部に形成した構成のホルダ本体にも適用可能である。また、この構成は、図9(b)に例示した光ファイバホルダ121のホルダ本体70Aにも適用できる。
また、可動片は、ホルダ本体幅方向の回転軸線を中心とする回転、あるいはホルダ本体に対するその前後方向へのスライド移動によってホルダ本体前端から前側への出没を切り換える構成に限定されない。可動片は、ホルダ本体に対して変位してホルダ本体前端から前側への出没を切り換え可能であれば良く、ホルダ本体前端から前側への出没を切り換えるホルダ本体に対する変位方式には特に限定は無い。
可動片のホルダ本体に対する格納時位置は、可動片のホルダ本体に対する突出位置よりも後側であれば良い。可動片のホルダ本体に対する格納時位置は、可動片が、ホルダ本体前端から前側へ突出位置に比べて小さい突出寸法で突出する位置であっても良い。
本発明に係る実施形態の光ファイバホルダとしては、例えば、図8(a)、(b)に例示した光ファイバホルダ120について、可動片80の係合用溝82から前側の延在寸法を長くして、格納時位置にある可動片80が、ホルダ本体前端から前側へ突出位置に比べて小さい突出寸法で突出する構成を採用できる。
また、本発明に係る実施形態の光ファイバホルダとしては、図10に例示した光ファイバホルダ130も採用可能である。図10に例示した光ファイバホルダ130は、図5、図6等に例示した光ファイバホルダ110について、可動片40にかえて、該可動片40にその回転中心から可動片本体41とは反対の側に張り出す補助突片45を設けた構成の可動片46を採用したものである。
この光ファイバホルダ130の可動片46の補助突片45は、可動片46の可動片本体41を可動片収容凹所21に収容した(格納時位置に配置した)ときに、ホルダ本体20前端から前側へ突出する。但し、可動片46の回転中心から補助突片45突端までの距離は、可動片46の回転中心から可動片本体41突端までの距離に比べて小さい。このため、可動片46の可動片本体41を可動片収容凹所21に収容した(格納時位置に配置した)ときの補助突片45のホルダ本体20前端から前側への突出寸法は、突出位置に配置した可動片本体41のホルダ本体20前端から前側への突出寸法に比べて小さい。
可動片46は、軸部42を中心とする回転によって、突出位置の可動片本体41を格納時位置に配置することで、ホルダ本体前後方向における最前端及び最後端の位置がホルダ本体20に対して相対的に後側に変位することとなる。つまり、補助突片45がホルダ本体20前端から前側へ突出する格納時位置に配置した可動片46は、可動片本体41がホルダ本体20前端から前側へ突出する突出位置に比べて小さい突出寸法で、ホルダ本体20前端から前側へ突出する。
20…ホルダ本体、20a…(ホルダ本体の)上面、21…可動片収容凹所、26…切り欠き部、30…蓋部材、40…可動片、46…可動片、50…光ファイバ、70、70A…ホルダ本体、71…可動片収容孔(棒状可動片収容孔)、72…係止突起、75…抜け止め係止部(抜け止め係止突起)、76…可動片収容孔(板状可動片収容孔)、80…可動片、80A…可動片(ストッパ付き可動片)、82…係合用溝、82a…係合部(係合用溝の前側内側面)、90…可動片、90A…可動片(ストッパ付き可動片)、110、120、121、130…光ファイバホルダ。

Claims (7)

  1. 板状のホルダ本体と、このホルダ本体の上面に閉じたときに前記ホルダ本体との間に光ファイバを挟み込む開閉自在の蓋部材と、前記ホルダ本体に支持された可動片とを有し、
    前記可動片は、該ホルダ本体に対する変位によって、前記ホルダ本体前端から前側へ突出する突出位置と、該突出位置に比べて後側の格納時位置とに配置位置が切り換えられる光ファイバホルダ。
  2. 前記可動片は、前記ホルダ本体の前端部にその幅方向の回転軸線を以て軸支され、前記回転軸線を中心とする回転によって、前記突出位置と前記格納時位置とに配置位置が切り換えられる請求項1に記載の光ファイバホルダ。
  3. 前記格納時位置に配置された前記可動片を収容する可動片収容凹所が前記ホルダ本体にその下面から窪んで形成され、前記可動片は、前記回転軸線を中心とする回転によって前記可動片収容凹所に対して出し入れ可能である請求項2に記載の光ファイバホルダ。
  4. 前記可動片は、前記ホルダ本体に対するその前後方向への移動によって、前記突出位置と前記格納時位置とに配置位置を切り換え可能であり、
    前記可動片には、前記突出位置にて前記ホルダ本体に係脱可能に係合して前記ホルダ本体に対する後側への移動を規制する係合部が設けられ、前記係合部は前記可動片の手動操作によって前記ホルダ本体に対して係合解除可能である請求項1に記載の光ファイバホルダ。
  5. 前記ホルダ本体に、その前後方向へスライド移動自在に前記可動片を収容する可動片収容孔が形成されている請求項4に記載の光ファイバホルダ。
  6. 前記ホルダ本体に、前記可動片に係合して、前記可動片の前記ホルダ本体から前側への抜け出しを規制する抜け止め係止部が設けられている請求項4又は5に記載の光ファイバホルダ。
  7. 前記ホルダ本体の前端部に、ホルダ本体前端から窪む切り欠き部が形成され、前記格納時位置にある前記可動片の一部が前記切り欠き部内に配置される請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ファイバホルダ。
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