JP2014219220A - 温度推測方法、温度推測装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

温度推測方法、温度推測装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力供給がされない場所における温度の推測を行うことが可能な温度推測方法を提供する。【解決手段】2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップ41、51により電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータが、前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップ41、51の前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、外気温を取得し、読み出した温度差及び取得した外気温により、前記熱差発電チップ41、51の設置場所の室内温度を推測する。【選択図】図1

Description

本発明は温度を推測する温度推測方法、温度推測装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、温度を遠隔監視する技術は知られている(特許文献1)。
特開平7−50882号公報
しかし、従来技術による温度の遠隔監視技術においては、温度計測をするためのセンサ及び当該センサの計測データを送信するためには送信機が必要であり、その動作のためには電力を必要とする。従って、温度の監視場所には電力が供給可能であることが前提となる。
温度監視が行われる場所の一例として、農業用のビニールハウス又は温室(以下、「温室」と記す。)がある。温室内の温度は常に作物の生育に適した温度とする必要があるからである。上述のように温度監視を行うためには、電力供給が必要である。しかし、温室が設置される場所に電源が引かれていない場合がある。その場合、新たに電源を引く際には多大な初期コストが必要となる。電源が供給されなければ、温度監視を行うことはできない。
1つの側面では、本発明は、電力供給がされない場所においても温度の推測を行うことが可能な温度推測方法、温度推測装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータが、前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、外気温を取得し、読み出した温度差及び取得した外気温により、前記熱差発電チップの設置場所の室内温度を推測する。
本発明の一観点によれば、電力供給がされない場所においても、温度の推測を行うことが可能となる。
温室温度推測システムの一例を示す構成図である。 熱差発電チップのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 熱差発電チップの内部構造を説明するための説明図である。 熱差発電チップの表面温度差と発電出力との関係を示した表である。 温室に取り付けられるセンサ装置の外観例を示す説明図である。 チップ管理データベースのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 閾値データベースのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 温度差データベースのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 受信ログデータベースのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 センサ装置が行う送信処理の手順を示すフローチャートである。 居宅端末が行うデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。 居宅端末が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。 居宅端末が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るチップ管理データベースの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る受信回数データベースのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る居宅端末が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る居宅端末が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。 統計処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1及び2における居宅端末の備える機能を示す機能ブロック図である。
実施の形態1
以下、実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は温室温度推測システムの一例を示す構成図である。図2は熱差発電チップ41、51のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3は熱差発電チップ41、51の内部構造を説明するための説明図である。図4は熱差発電チップ41、51の表面温度差と発電出力との関係を示した表である。図5は温室に取り付けられるセンサ装置4、5の外観例を示す説明図である。温室温度推測システムは居宅端末1、無線受信部2、温度計測部3、センサ装置4、5、出力装置6を含む。居宅端末1(温度推測装置)は温室温度推測システムのユーザの居宅に設置される端末である。同様に、無線受信部2、温度計測部3もユーザの居宅または居宅敷地内に設置される。センサ装置4、5は温室に設置される。出力装置6はユーザに対する各種メッセージ(外気温、温室の室温など)、警告を出力するディスプレイやブザー等を含む。温室温度推測システムにおいて、温室と居宅との距離は数十メールであることを想定している。
居宅端末1(コンピュータ)はCPU(Central Processor Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、大容量記憶装置14、I/F部15、時計部16、読取り部17、出力部18を含む。CPU11はROM12又は大容量記憶装置14に記憶された制御プログラム1Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM13は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM13はCPU11によるプログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。大容量記憶装置14は例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)である。大容量記憶装置14はチップ管理データベースT1、閾値データベースT2、温度差データベースT3、受信ログデータベースT4を含む。その他、各種のデータを格納している。I/F部15は無線受信部2、温度計測部3からのデータを受け取る。時計部16は現在日時の情報をCPU11へ出力する。読取り部17はCD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等の可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御プログラム1Pは記憶媒体1aより読取り部17が読み取り、大容量記憶装置14に記憶することとしても良い。また、ネットワークを介して他のコンピュータから制御プログラム1Pをダウンロードしても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから制御プログラム1Pを読み込むこととしても良い。出力部18はユーザに対する各種メッセージ、警告を出力装置6に出力する。
無線受信部2(受信機)は温室に設置されたセンサ装置4、5から無線送信された信号を、アンテナ21を介して受信する。無線受信部2は受信した信号に含まれるデータを取り出し、居宅端末1に出力する。温度計測部3はユーザの居宅付近の気温を計測し、計測したデータを居宅端末1へ出力する。
センサ装置4は熱差発電チップ41、無線送信部42(無線装置)、アンテナ43を含む。センサ装置5は熱差発電チップ51、無線送信部52、アンテナ53を含む。センサ装置4とセンサ装置5とは同様な構造である。異なるのは熱差発電チップ41及び熱差発電チップ51の設置状況である。これについては、後述する。以下、センサ装置4とセンサ装置5とをまとめて説明する。
熱差発電チップ41(51)は例えば、面状の感熱部を2つ(二面)備えている。熱差発電チップ41(51)はチップの感熱部の一面と他面とに温度差があることにより、発電を行うものである。無線送信部42(52)は熱差発電チップ41(51)より供給された電力により動作し、予め記憶した熱差発電チップ41(51)のIDを無線信号に載せて、アンテナ43(53)より無線受信部2に送信する。無線受信部2、無線送信部42(52)は省電力で動作可能な無線装置であり、例えばZigBee(登録商標)規格の無線装置である。また、EnOcean(登録商標)規格の無線装置である。
図2に示すように熱差発電チップ41(51)は発電部41a(51a)、蓄電部41b(51b)、蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)を含む。図3に示すように、発電部41a(51a)はP型半導体とN型半導体から成るハイブリッド素子のP型半導体を直列に接続したものである。各ハイブリッド素子の内側がN型半導体であり、外側がP型半導体である。ハイブリッド素子は図3に示すように一端と他端との間に温度差があると発電される性質を持っている。蓄電部41b(51b)は発電部41a(51a)が発電した電力を蓄える。蓄電量推測部41c(51c)は蓄電部41b(51b)に蓄電されている電力量を推測し、無線送信部42(52)が動作するために十分な電力が蓄えられたか否かを判定する。放電制御部41d(51d)は蓄電部41b(51b)に蓄えられた電力を外部出力するか否かを制御する。蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)は熱差発電チップ41(51)に内蔵されているものとしたが、それに限られない。蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)を熱差発電チップ41(51)とは別部品として構成しても良い。
蓄電部41b(51b)に蓄電されている電力は、公知の技術を用いて推測することが可能である。例えば、継続して発電部41a(51a)による発電の電力量を計測し、蓄電量を推測することが可能である。または、蓄電部41b(51b)の電圧を定期的に計測することにより、蓄電量を推測することが可能である。2つの推測方法を組み合わせても良い。なお、蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)が動作するために必要な電力は蓄電部41b(51b)から供給される。したがって、蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)の消費電力は可能な限り小さいことが望ましい。蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)の動作後に、無線送信部42(52)が動作するための電力が蓄電部41b(51b)に残っている必要があるからである。
図4に示すように熱差発電チップ41(51)の素子表面の温度差と発電出力との関係はほぼ比例関係にある。従って、熱差発電チップ41(51)の発電出力を無線送信部42(52)の消費電力で除算することにより、各温度差により無線送信部42(52)が何回動作可能であるかを求めることができる。
図5に示すようにセンサ装置4、5は温室の壁を構成するアクリルやポリカーボネート面に貼り付けている。または、センサ装置4、5自体で壁の一部を構成しても良い。無線送信部42、52、アンテナ43、53は壁に取り付けず、熱差発電チップ41、51のみを壁に取り付けても良い。センサ装置4、5は同様な構成であるが、熱差発電チップ41と熱差発電チップ51の取り付け方向を変える。熱差発電チップ41は温室内部の気温が温室外部の気温よりも高い時に発電が行われるような向きにして、温室の壁に取り付ける。熱差発電チップ51は温室内部の気温が温室外部の気温よりも低い時、すなわち、温室外部の気温が温室内部の気温よりも高い時に発電が行われるような向きにして、温室の壁に取り付ける。このようにすることで、温室内部の気温が温室外部の気温に比べて低くても高くても、温室内部の温度の推測が可能となる。なお、図1、図5にはセンサ装置4とセンサ装置5との2個1組のセンサ装置が記載されているが、これは一例にすぎない。1つの温室に設置するセンサ装置は2組以上であっても良い。また、外気温より低くなった場合又は高くなった場合のみに警告が必要な場合は、各観測場所に設置するセンサ装置は1つでも良い。温室に設置するセンサ装置の台数は温室の広さ、推測結果の精度などにより適宜定めれば良い。
次に居宅端末1の大容量記憶装置14に記憶されているデータベースについて説明する。図6はチップ管理データベースT1のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。チップ管理データベースT1はチップID欄、温室ID欄、発電方向欄を含む。チップID欄には熱差発電チップ41、51のID(識別情報)が記憶されている。温室ID欄にはチップIDに対応した熱差発電チップが取り付けられている温室のIDが記憶されている。発電方向欄には温室の内部と外部のいずれが高い時に熱差発電チップが発電するかについての情報が記憶されている。温室の内部が高い時に発電する場合は「内高」、温室の外部が高い時に発電する場合は「外高」が記憶される。なお、本実施の形態においては、各温室には1組のセンサ装置が設置されているものとする。
図7は閾値データベースT2のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。閾値データベースT2は温室ID欄、許容温度欄を含む。温室ID欄には温室のIDが記憶される。許容温度欄には温室の許容温度の上限値、下限値が記憶されている。
図8は温度差データベースT3(記憶部)のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。温度差データベースT3は受信回数欄と温度差欄を含む。受信回数欄は所定時間内にセンサ装置4、5からデータを受信した回数が記憶されている。温度差欄には受信回数に対応する温度差が記憶されている。温度差データベースT3に記憶される内容は、予め実験やシミュレーション等を行い、決定すれば良い。
図9は受信ログデータベースT4のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。受信ログデータベースT4は受信時刻欄を含む。受信時刻欄にはセンサ装置4、5から信号を受信した時刻が記憶されている。受信ログデータベースT4はセンサ装置(熱差発電チップ)毎に設けられている。なお、受信ログデータベースT4をセンサ装置毎に設けるのではなく、単一のデータベースとしても良い。その場合においては、受信時刻欄に加えて、チップID欄を設け、受信時刻とチップIDとを対応付けて記憶すれば良い。
次に温室温度推測システムで行われる処理について説明する。図10はセンサ装置4(5)が行う送信処理の手順を示すフローチャートである。センサ装置4(5)の蓄電量推測部41c(51c)は蓄電部41b(51b)に蓄えられた蓄電量が、無線送信部42(52)の送信動作が行える量であるか否かを判定する。すなわち、無線送信部42(52)の送信動作が可能か否かを判定する(ステップS11)。送信可能である場合(ステップS11でYES)、蓄電量推測部41c(51c)は放電制御部41d(51d)の電力供給を指示する。放電制御部41d(51d)は蓄電部41b(51b)に蓄えられた電力を無線送信部42(52)に供給する。無線送信部42(52)は予め記憶されている熱差発電チップ41(51)のIDを無線受信部2に送信する(ステップS12)。無線送信部42(52)、無線受信部2間の通信は非同期モードで通信を行う。非同期モードの方が簡便であり、消費電力を抑えることが可能だからである。蓄電量が足りない場合(ステップS11でNO)、蓄電量推測部41c(51c)の推測を継続する。なお、上記の機能はソフトウェア的機能として説明したが、ハードウェアで実現しても良い。
また、蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)は蓄電部41b(51b)に蓄えられた電力を用いて動作するため、蓄電部41b(51b)に溜まっている電力がある程度の量でなければ、動作をしない。また、無線送信部42(52)が動作することにより蓄電部41b(51b)に蓄えられた電力をほぼ全て消費するため、無線送信部42(52)の動作直後、蓄電量推測部41c(51c)、放電制御部41d(51d)は動作しない。
図11は居宅端末1が行うデータ受信処理の手順を示すフローチャートである。居宅端末1の無線受信部2がデータの受信動作を行う(ステップS21)。CPU11は無線受信部2がデータを受信したか否かを判定する(ステップS22)。この判定は例えば、以下のように行う。無線送信部42(52)が送信するパケットは固定長とし、受信したパケットの長さが所定の長さであるか否かで判定する。また、パケットの先頭の所定ビットを識別子とし、受信したパケットの先頭所定ビットが予め定めた識別子と一致するか否かで判定する。これら、2つを組み合わせても良い。これらに限らず、無線送信部42(52)以外の送信局からパケットを受信したとしても、区別が付くような構成とすれば良い。受信したと判定した場合(ステップS22でYES)、CPU11は時計部16から現在時刻を取得する(ステップS23)。CPU11は受信データから熱差発電チップ41(51)のチップIDを読取る(ステップS24)。CPU11は読取ったチップIDに対応する受信ログデータベースT4に、取得した現在時刻を書込む(ステップS25)。CPU11は処理を終了する。データ受信しないと判定した場合(ステップS22でNO)、CPU11は処理を終了する。CPU11はこれらの処理をタイマで定期的に実行する。または、無線受信部2がデータを受信したタイミングでこれらの処理が起動されるようにしても良い。
図12及び図13は居宅端末1が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。居宅端末1のCPU11は温度計測部3より外気温を取得する(ステップS1)。CPU11は閾値データベースT2より温室数(総数)を算出する(ステップS2)。CPU11は温室数を変数Nに設定する(ステップS3)。CPU11はループ変数mを1に設定する(ステップS4)。CPU11はm番目の温室を特定する(ステップS5)。例えば、閾値データベースT2でm番目に記憶されているレコード、又は閾値データベースT2を温室IDでソートした場合のm番目のレコードを特定し、温室IDを取得する。CPU11はチップ管理データベースT1から処理対象となっている温室の温室IDを持つレコードを特定し、チップIDと発電方向を読み出す(ステップS6)。各温室には1組のセンサ装置が設置されているので、発電方向が内高のチップのチップIDと、発電方向が外高のチップのチップIDが1つずつ特定される。CPU11はチップID毎に対応した受信ログデータベースT4から所定時間内(現在時刻から過去5分間以内)に含まれるレコードの数、すなわち、チップIDの受信回数をカウントする(ステップS7)。
CPU11は発電方向が内高であるか否かを判定する(ステップS8)。すなわち、ステップS7で求めたカウント値が大きい方のチップIDをCPU11は特定し、特定したチップIDに対応付けられた発電方向が内高であるか(温室の内部が高い時に発電する)否かを判定する。発電方向が内高である場合(ステップS8でYES)、発電方向が内高であるチップのカウント値に対応した温度差の値を、CPU11は温度差データベースT3より読み出す(ステップS9)。CPU11は外気温の値に読み出した温度差の値を加算した値を温室の室温とする(ステップS10)。発電方向が内高でない場合(ステップS8でNO)、発電方向が外高であるチップのカウント値に対応した温度差の値を、CPU11は温度差データベースT3より読み出す(ステップS11)。CPU11は外気温の値から温度差の値を減算した値を温室の室温とする(ステップS12)。
CPU11は処理対象となっている温室の温室IDに対応した許容温度の範囲(閾値の上限値、下限値)を閾値データベースT2から読み出す(ステップS13)。CPU11は求めた温室の室温が許容温度の下限値(閾値の下限値)より低いか否かを判定する(ステップS14)。温室の室温が許容温度の下限値より低い場合(ステップS14でYES)、CPU11は温室の室温が許容温度より低いことを警告する(ステップS15)。温室の室温が許容温度の下限値以上の場合(ステップS14でNO)、CPU11は室温が許容温度の上限値より高いか否かを判定する(ステップS16)。室温が許容温度の上限値よりも高い場合(ステップS16でYES)、CPU11は温室の室温が許容温度より高いことを警告する(ステップS17)。室温が許容温度の上限値以下の場合(ステップS16でNO)、CPU11は処理をステップS18に移す。
警告は居宅端末1の出力部18から出力され、出力装置6からユーザに対して報知される。警告メッセージをディスプレイに表示し、ブザーを鳴動させる。なお、居宅端末1がインターネット等のネットワークに接続されており、ユーザが携帯電話機、スマートフォン等の通信機能を持つ携帯端末を所持している場合は、ユーザの携帯端末に警告を送信することとしても良い。
CPU11はループ変数を1加算する(ステップS18)。CPU11はループ変数mがNより大きいか否かを判定する(ステップS19)。すなわち、CPU11はすべての温室に対する処理が完了したか否かを判定する。すべての温室についての処理が終了している場合(ステップS19でYES)、CPU11は処理を終了する。すべての温室についての処理が終了していない場合(ステップS19でNO)、CPU11は処理をステップS5に戻し、上述した処理を繰り返し行う。以上に示した処理は、タイマにより定期的に実行しても良いし、無線受信部2がセンサ装置よりデータを受信する毎に実行しても良い。
上述した処理では、室温の推定を行う毎に必要であれば、警告を行うこととしたが、それに限られない。室温の推定時には必要な警告の内容を記憶しておき、すべての温室に対する処理が完了した後に、まとめて警告を発するようにしても良い。
上述のように、実施の形態1の温室温度推測システムは以下の効果を奏する。熱差発電チップ41(51)に生じる温度差(温室外部と内部との温度差)は、無線送信部42(52)から送信されるチップIDの送信回数に比例する。居宅端末1は受信したチップIDの受信回数より、外気温と温室内の室温との温度差を算出することが可能となる。さらに、温室は居宅と近接しているので、居宅付近の外気温を計測することにより、温室付近の外気温が求まる。外気温と求めた温度差とを加減算することにより、温室内の室温を推測することが可能となる。温室では、熱差発電チップ41(51)により発電した電力を用いて無線送信部を動作させるので、電力が供給できない場所に設置されている温室であっても、温室内の室温を推測することが可能となる。発電機や一次電池を設置する必要がないため、燃料補給や電池交換等のメンテナンスを行わなくても、安定的に温度の推測が可能となる。
なお、各温室にはセンサ装置が一組のみ設置されていることを前提とした。1つの温室に複数組のセンサ装置を設置し各組のセンサ装置設置場所毎に温度管理をする場合は、各組に組IDを付与し温室毎に行なっている温度推定処理を各組毎に行えば良い。その場合、チップ管理データベースT1、閾値データベースT2に組IDの欄を追加する。
実施の形態2
上述の実施の形態1では温室毎又は測定箇所毎にセンサ装置が一組設置されているものとしたが、実施の形態2では1つの温室に複数組のセンサ装置を設置する場合にも対応する。なお、ハードウェア構成は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図14は実施の形態2に係るチップ管理データベースT1の一例を示す説明図である。チップ管理データベースT1のレコードレイアウトは、実施の形態1と同様である。実施の形態1では各温室に一組のセンサ装置を設置するので、各温室IDに対応する熱差発電チップのチップIDはそれぞれ2つである。実施の形態2では複数組のセンサ装置を設置するので、4つ以上のチップIDと対応付けられている温室IDが存在する。例えば、図14に示す例では、温室IDがGH01となるレコードは8個あり、4組のセンサ装置が設置されていることを示している。熱差発電チップのチップIDは、i01〜i04、o01〜o04である。チップIDの下位2桁が同じ値のものが一組としてある。
図15は実施の形態2に係る受信回数データベースT5のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。受信回数データベースT5は図14に示したチップ管理データベースT1に受信回数欄が追加されたレイアウトとなっている。受信回数データベースT5は熱差発電チップ毎の受信回数を一時的に記憶するデータベースである。受信回数データベースT5は、RAM13又は大容量記憶装置14に設けられる。
図16及び図17は実施の形態2に係る居宅端末1が行う温度推測処理の手順を示すフローチャートである。以下の説明において、熱差発電チップの総数N、温室の総数Rは予め算出してあるものとする。または、大容量記憶装置14に記憶されているものとする。居宅端末1のCPU11は外気温を取得する(ステップS31)。実施の形態1のステップS1(図12)と同様な処理である。CPU11はループ変数mに1を設定する(ステップS32)。
CPU11はm番目のチップを特定する(ステップS33)。例えば、チップ管理データベースT1でm番目に記憶されているレコード、又はチップ管理データベースT2をチップIDでソートした場合のm番目のレコードを特定し、チップIDを取得する。取得したチップIDを処理対象とする熱差発電チップのチップIDとする。CPU11は処理対象とするチップIDに対応する受信ログデータベースT4から所定時間内(現在時刻から過去5分間以内)に含まれるレコードの数をカウントする(ステップS34)。CPU11は処理対象とするチップIDに対応する温室ID、発電方向をチップ管理データベースT1より読み出す(ステップS35)。CPU11は温室ID、チップID、発電方向、受信回数を受信回数データベースT5に記憶する(ステップS36)。
CPU11はループ変数mを1加算する(ステップS37)。CPU11はすべての熱差発電チップについて処理をしたか否かを判定する。すなわち、ループ変数mが熱差発電チップの総数Nより大きいか否か判定する(ステップS38)。mがN以下の場合(ステップS38でNO)、処理をしていない熱差発電チップがあるので、CPU11は処理をステップS33に戻し、上述の処理を繰り返す。mがNより大きい場合(ステップS38でYES)、すべての熱差発電チップについて処理が完了しているので、CPU11はステップS39以降の処理を行う。CPU11はループ変数mを再び1に設定する(ステップS39)。CPU11はm番目の温室を特定する(ステップS40)。例えば、閾値データベースT2でm番目に記憶されているレコード、又は閾値データベースT2を温室IDでソートした場合のm番目のレコードを特定し、温室IDを取得する。CPU11は処理対象となっている温室の温室IDを持つレコードを特定し、チップID、発電方向、受信回数を読み出す(ステップS41)。CPU11は統計処理を行い、温度推定に用いる受信回数及びその発電方向を決定する(ステップS42)。
図18は統計処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。CPU11は受信回数と対応付けられた発電方向により分類し、発電方向毎に受信回数を合算し、受信回数の合計値を求める(ステップS61)。CPU11は、求めた合計値を合算した受信回数の数、すなわち、発電方向が「内高」、「外高」のものがそれぞれ半分ずつであるから、読み出したデータ数の2分の1で除算し、発電方向毎の平均受信回数を求める(ステップS62)。CPU11は、発電方向「内高」の受信回数の平均値と、発電方向「外高」の受信回数の平均値を比較し、値が大きい方を選択する(ステップS63)。CPU11は、選択した平均値を温度推定に用いる受信回数として、それに対応する発電方向と共に返却し、処理を終了する(ステップS64)。
図17に移り、CPU11は、統計処理で求めた受信回数に対応する温度差を温度差データベースT3から読み出す(ステップS43)。統計処理で求めた受信回数が小数の場合は、小数第一位を四捨五入、切り捨て又は切り上げをして整数としたのちに、温度差データベースT3を検索する。CPU11は統計処理で決定した発電方向が「内高」であるか否か判定する(ステップS44)。発電方向が「内高」である場合(ステップS44でYES)、CPU11は外気温(図16のステップS31で取得)に温度差を加算した値を室温とする(ステップS45)。発電方向が「外高」である場合(ステップS44でNO)、CPU11は外気温より温度差を減算した値を室温とする(ステップS46)。
CPU11は処理対象となっている温室の許容温度範囲を読み出し(ステップS47)、必要に応じて警告処理を行う(ステップS49、S51)。これら、ステップS47からステップS51の処理は、図12及び図13に示したステップS13からステップS17と同様な処理であるので、説明を省略する。
CPU11はループ変数mを1加算する(ステップS52)。CPU11はループ変数mが温室の総数Rより大きいか否かを判定する(ステップS53)。すなわち、すべての温室について処理した否かを判定する。mがRより大きい場合(ステップS53でYES)、すべての温室について処理が終了しているので、CPU11は処理を終了する。mがR以下の場合(ステップS53でNO)は、処理をしていない温室が残っているので、CPU11は処理をステップS40に戻し、上述の処理を繰り返す。
実施の形態2の温室温度推測システムでは、実施の形態1に加えて以下の効果を奏する。1つの温室に複数組の熱差発電チップ41(51)、すなわち、複数組のセンサ装置41(51)を設置した場合に対応したので、複数組のセンサ装置41(51)から得られた受信回数を統計処理することにより、より精度の高い温室の室温推測を行うことが可能となる。
上述の統計処理では受信回数の平均値を求めたが、それに限られない。種々の統計処理が適用可能である。例えば、平均値を求める際に受信回数の最大値と最小値を除いて、残りの値で平均値を求めても良い。また、平均値ではなく、中央値を求めても良い。発電方向毎に受信回数を求めるのではなく、次のようにしても良い。「外高」の受信回数を負の値にし、すべての受信回数の平均値を求める。返却する値は平均値の絶対値とする。発電方向は、平均値が負の値であれば「外高」、平均値が正の値であれば「内高」とすれば良い。
実施の形態3
図19は実施の形態1及び2における居宅端末1の備える機能を示す機能ブロック図である。居宅端末1は外気温処理部10a、受信処理部10b、温度差推測処理部10c、アラーム処理部10dを含む。温度差推測処理部10cは計数部101、読出部102、統計部103、推測部104を含む。CPU11が制御プログラム1Pを実行することにより、居宅端末1は以下のように動作する。
外気温処理部10a(取得部)は温度計測部3より外気温を取得する。受信処理部10bは無線受信部2が受信した信号を処理し、信号に含まれる熱差発電チップのチップIDを取り出し、チップID毎に現在の時刻を記憶する。温度差推測処理部10cは温室の室温推測処理を行う。計数部101は受信処理部10bが記憶した時刻を元に、チップID毎に所定時間内に受信したチップIDの回数(受信回数)を求める。読出部102は所定時間当たりの受信回数と熱差発電チップに生じる温度差との対応関係を記憶する記憶部から計数部101で求めた受信回数に対応する温度差を読み出す。推測部104は温度計測部3で取得した外気温と読み出した温度差とにより、温室の室温を推測する。統計部103は1つの計測場所に複数の熱差発電チップを設置している場合に、計数部101で求めた受信回数を統計処理し、読出部102に渡す。読出部102は計数部101で求めた受信回数に変えて、統計部103から渡された受信回数を用いて、温度差を読み出す。アラーム処理部10dは推測部104により推測した温室の室温が予め定めた許容温度範囲に含まれているかを判定し、許容温度範囲の最低値より低い場合又は最高値より高い場合にアラームを発する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態1乃至3を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出させ、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータが、
前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、
所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、
外気温を取得し、
読み出した温度差及び取得した外気温により、前記熱差発電チップの設置場所の室内温度を推測すること
を特徴とする温度推測方法。
(付記2)
推測した前記設置場所の温度が予め定めた閾値以上又は閾値未満である場合に警告すること
を特徴とする付記1に記載の温度推測方法。
(付記3)
前記無線装置が送信する信号には前記熱差発電チップに予め付された識別情報を含めること
を特徴とする付記1又は付記2に記載の温度推測方法。
(付記4)
前記熱差発電チップは複数の設置場所に設置されること
を特徴とする付記3に記載の温度推測方法。
(付記5)
前記各設置場所に前記熱差発電チップが複数設置され、各熱差発電チップに対応した無線装置から送信された信号の受信回数を統計処理した統計値を用いて、前記設置場所の温度を推測すること
を特徴とする付記3又は付記4に記載の温度推測方法。
(付記6)
2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得する通知取得部を備えた温度推測装置において、
前記信号の所定時間当たりの受信回数及び前記熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶した記憶部と、
通知取得部による通知回数から、前記信号の所定時間当たりの受信回数を求める計数部と、
求めた前記受信回数に対応する前記熱差発電チップの設置場所での外気温及び室内温度の温度差を読み出す読出部と、
外気温を取得する取得部と、
取得した外気温及び求めた温度差により、前記設置場所の温度を推測する推測部とを備えること
を特徴とする温度推測装置。
(付記7)
2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信した信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータに、
前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、
所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、
外気温を取得し、
取得した外気温と求めた温度差とにより、前記熱差発電チップの設置場所の温度を推測する処理を実行させること
を特徴とするコンピュータプログラム。
1 居宅端末(コンピュータ)
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 大容量記憶装置
15 I/F部
16 時計部
17 読取り部
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
10a 外気温処理部(取得部)
10b 受信処理部
10c 温度差推測処理部
101 計数部
102 読出部
103 統計部
104 推測部
10d アラーム処理部
2 無線受信部(受信機)
3 温度計測部
4、5 センサ装置
41、51 熱差発電チップ
42、52 無線送信部(無線装置)

Claims (7)

  1. 2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータが、
    前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、
    所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、
    外気温を取得し、
    読み出した温度差及び取得した外気温により、前記熱差発電チップの設置場所の室内温度を推測すること
    を特徴とする温度推測方法。
  2. 推測した前記設置場所の温度が予め定めた閾値以上又は閾値未満である場合に警告すること
    を特徴とする請求項1に記載の温度推測方法。
  3. 前記無線装置が送信する信号には前記熱差発電チップに予め付された識別情報を含めること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度推測方法。
  4. 前記熱差発電チップは複数の設置場所に設置されること
    を特徴とする請求項3に記載の温度推測方法。
  5. 前記各設置場所に前記熱差発電チップが複数設置され、各熱差発電チップに対応した無線装置から送信された信号の受信回数を統計処理した統計値を用いて、前記設置場所の温度を推測すること
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の温度推測方法。
  6. 2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信する信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得する通知取得部を備えた温度推測装置において、
    前記信号の所定時間当たりの受信回数及び前記熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶した記憶部と、
    通知取得部による通知回数から、前記信号の所定時間当たりの受信回数を求める計数部と、
    求めた前記受信回数に対応する前記熱差発電チップの設置場所での外気温及び室内温度の温度差を読み出す読出部と、
    外気温を取得する取得部と、
    取得した外気温及び求めた温度差により、前記設置場所の温度を推測する推測部とを備えること
    を特徴とする温度推測装置。
  7. 2つの感熱部を有し、該感熱部の一方を室内に露出され、他方を外気に露出させるように設置され、室内温度と外気温との温度差により発電し、発電した電力を蓄積する熱差発電チップにより電力の供給を受ける無線装置が送信した信号を受信する受信機から、該信号の受信通知を取得するコンピュータに、
    前記信号の所定時間当たりの受信回数を計数し、
    所定時間当たりの受信回数及び熱差発電チップの前記2つの感熱部間の温度差の対応関係を記憶する記憶部から、計数した受信回数に対応する温度差を読み出し、
    外気温を取得し、
    取得した外気温と求めた温度差とにより、前記熱差発電チップの設置場所の温度を推測する処理を実行させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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