JP2014218264A - 梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向において左右寸法が異なる被梱包物に対して必要な梱包材の体積をなるべく小さくし、梱包材の使用量の削減、積載・保管効率の向上を図ることができる梱包材を提供する。
【解決手段】梱包材において、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい被梱包物に被せられる上部梱包体及び下部梱包体と、上部梱包体と下部梱包体とを結束する結束体と、を備え、上部梱包体及び下部梱包体のそれぞれは、被梱包物の前後左右に相対して各辺が配置された四辺形を呈する底面部と、底面部と前記各辺を介して接続され、当該底面部に対して立設された縦壁面部と、を備え、被梱包物の前記一方に相対する底面部の辺の左右寸法は、被梱包物の前記他方に相対する底面部の辺の左右寸法より大きく、かつ、被梱包物の前記一方における左右寸法以上とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、梱包材に関するものである。
従来における梱包材においては、前面に食器の出し入れを行うための扉部が配設された食器洗浄乾燥機を包装するためのものとして、食器洗浄乾燥機の下面側に位置して食器洗浄乾燥機の下面を保護する下ケースと、食器洗浄乾燥機の上面側に位置して食器洗浄乾燥機の上面を保護する上ケースと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−192082号公報 実用新案登録第3161352号公報
このように、特許文献1に示された従来における梱包材は、前面に扉部が設けられた食器洗浄乾燥機を梱包するためのものである。ここで、食器洗浄乾燥機の前面は扉部の蝶番等のせいで背面よりも左右外側に突出している。しかしながら、特許文献1に示されるような従来の梱包材は、上ケース及び下ケースのいずれとも平面視において矩形状である。そして、その矩形状の左右寸法は、食器洗浄乾燥機における左右寸法の最大以上に設定されている。
したがって、例えば前面に扉部を有する食器洗浄機のような突起部を有する製品を梱包する際に、突起部が設けられた箇所の最大の幅寸法に合わせて、当該製品を内部に収容可能な略直方体状の梱包材を用いることで、被梱包物(製品)の形状に対して梱包材の体積が大きくなってしまう。
そして、梱包材が被梱包物に対して大きくなるほど、梱包材自体の使用量が多くなるために環境負荷が高く、質量増加による運搬作業性の悪化や、高コスト化を招いてしまう。また、梱包材の内部に余計な空間が生じてしまうため、倉庫保管時あるいはトラック等での輸送時の積載・保管効率が悪化してしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、突起部等を有することで、ある一方向について当該一方向に直交する方向の寸法が異なる被梱包物に対して、梱包に必要な梱包材の体積をなるべく小さくし、梱包材の使用量の削減、積載・保管効率の向上を図ることができる梱包材を得るものである。
この発明に係る梱包材においては、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい被梱包物の上方から前記被梱包物に被せられる上部梱包体と、前記被梱包物の下方から前記被梱包物に被せられる下部梱包体と、前記上部梱包体と前記下部梱包体とを結束する結束体と、を備え、前記上部梱包体及び前記下部梱包体のそれぞれは、前記被梱包物の前後左右に相対して各辺が配置された四辺形を呈する底面部と、前記底面部と前記各辺を介して接続され、当該底面部に対して立設された縦壁面部と、を備え、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺の左右寸法は、前記被梱包物の前記他方に相対する前記底面部の辺の左右寸法より大きく、かつ、前記被梱包物の前記一方における左右寸法以上である構成とする。
この発明に係る梱包材においては、突起部等を有することで、ある一方向について当該一方向に直交する方向の寸法が異なる被梱包物に対して、梱包に必要な梱包材の体積をなるべく小さくし、梱包材の使用量の削減、積載・保管効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る梱包材の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る梱包材の組立完成した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る梱包材の下部梱包体の展開図である。 この発明の実施の形態1に係る梱包材の組立完成した状態における横断面図である。 この発明の実施の形態1に係る梱包材を複数並べた状態を従来と比較した平面図である。 この発明の実施の形態2に係る梱包材の分解斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る梱包材の下部梱包体の展開図である。 この発明の実施の形態2に係る梱包材の組立完成した状態における横断面図である。 この発明の実施の形態2に係る梱包材を複数並べた状態を従来と比較した平面図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は梱包材の分解斜視図、図2は梱包材の組立完成した状態を示す斜視図、図3は梱包材の下部梱包体の展開図、図4は梱包材の組立完成した状態における横断面図である。また、図5は、この発明の実施の形態1に係る梱包材を複数並べた状態を従来と比較した平面図である。
図1において、被梱包物1は、梱包材によって梱包される対象物である。この被梱包物1は、略直方体を呈する本体部と、この本体部の背面4よりも左右方向に長尺な形状を呈する前面部2とを有している。前面部2の左右の両端部は、被梱包物1の本体部の右側面3及び左側面5よりも外側に突出している。このように、被梱包物1は、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい形状を有している。
被梱包物1の下方からは、下部梱包体7が被せられる。また、被梱包物1の上方からは、上部梱包体が被せられる。この際、被梱包物1の下側4箇所及び上側4箇所の計8箇所には、緩衝材が配置される。具体的には、被梱包物1の前方右下部に第1の下部緩衝材9a、被梱包物1の前方左下部に第2の下部緩衝材9b、被梱包物1の後方右下部に第3の下部緩衝材9c、被梱包物1の後方左下部に第4の下部緩衝材9dが、それぞれ配置される。また、被梱包物1の前方右上部に第1の上部緩衝材10a、被梱包物1の前方左上部に第2の上部緩衝材10b、被梱包物1の後方右上部に第3の上部緩衝材10c、被梱包物1の後方左上部に第4の上部緩衝材10dが、それぞれ配置される。
これらの緩衝材は、被梱包物1と下部梱包体7又は上部梱包体8との間に配置されることで、外部から被梱包物1にまで伝わる衝撃等を和らげる役割を果たす。なお、第1の下部緩衝材9a、第2の下部緩衝材9b、第1の上部緩衝材10a及び第2の上部緩衝材10bには、被梱包物1の前面部2の形状に合わせた窪みが形成されている。
被梱包物1の8箇所の隅角部に緩衝材を配置し、この下側から下部梱包体7、上側から上部梱包体8をそれぞれ被せた上で、下部梱包体7及び上部梱包体8の外周に結束体11を巻き回すことにより、図2の状態となり梱包が完成する。結束体11は、上部梱包体8と下部梱包体7とを結束するためのものである。結束体11は例えばバンド状あるいは紐状の樹脂製の部材等からなる。ここでは、結束体11は2本用いられている。
下部梱包体7及び上部梱包体8は、それぞれ、一枚のシート状部材を折り曲げることにより形成される。図3に下部梱包体7の展開図を示す。下部梱包体7は、底面部12と縦壁面部とを備えている。底面部12は、略四辺形状を呈する。底面部12の4つの辺は、被梱包物1の前後左右にそれぞれ相対するように配置される。
底面部12の前側の辺は、相対する被梱包物1の前面部2と平行となるように調整される。また、底面部12の後側の辺は、相対する被梱包物1の背面4と平行となるように調整される。被梱包物1の前面部2と背面4とは平行であるので、底面部12の前側の辺と後側の辺とは平行になっている。
被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺の左右寸法は、被梱包物1の背面4に相対する底面部12の後側の辺の左右寸法より大きくなるように調整されている。そして、さらに、底面部12の前側の辺の左右寸法は、被梱包物1の前面部2における
緩衝材9a、9b、10a、10bを含む左右寸法の最大以上となるようにも調整されている。なお、底面部12の後側の辺の左右寸法は、被梱包物1の背面4における緩衝材9c、9d、10c、10dを含む左右寸法の最小の左右寸法とほぼ同等かそれ以下となるように調整されている。
したがって、被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺と、被梱包物1の右側面3に相対する底面部12の右側の辺とがなす角は直角より小さい鋭角となっている。また、被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺と、被梱包物1の左側面5に相対する底面部12の左側の辺とがなす角も同じく鋭角となっている。
縦壁面部は、底面部12の4つの辺のそれぞれに対応して4つ設けられる。すなわち、底面部12の前側の辺を介して接続される前縦壁面部13、底面部12の左側の辺を介して接続される左縦壁面部14、底面部12の後側の辺を介して接続される後縦壁面部15、底面部12の右側の辺を介して接続される右縦壁面部16の4つである。これらの縦壁面部は、略矩形状を呈する。
ここで、底面部12の前側の辺の左右寸法は後側の辺の左右寸法より大きいため、前縦壁面部13の左右寸法は後縦壁面部15の左右寸法より大きい。また、底面部12の前側の辺の左右寸法は被梱包物1の前面部2の左右寸法以上であるため、前縦壁面部13の左右寸法も被梱包物1の前面部2の左右寸法以上である。
左縦壁面部14の前端には第1の接合面17aが、後端には第2の接合面17bが、それぞれ接続されている。また、右縦壁面部16の後端には第3の接合面17cが、前端には第4の接合面17dが、それぞれ接続されている。
以上のように展開された形状を有する1枚のシート状部材から、下部梱包体7を形成する際の手順について次に説明する。なお、以下においては、図3の状態を基準として折りの向き(山折り、谷折り)を特定する。
まず、底面部12の左側の辺と重なる第2の折目20bを谷折りし、底面部12に対して左縦壁面部14を折り立てる。同様に、底面部12の右側の辺と重なる第4の折目20dを谷折りし、底面部12に対して右縦壁面部16を折り立てる。
次に、左縦壁面部14と第1の接合面17aとの境界である第1の接合面折目21aを谷折りし、左縦壁面部14に対して第1の接合面17aを内側に折り曲げる。同様に、第2の接合面折目21bを谷折りして第2の接合面17bを内側に折り曲げ、第3の接合面折目21cを谷折りして第3の接合面17cを内側に折り曲げ、第4の接合面折目21dを谷折りして第4の接合面17dを内側に折り曲げる。
そして、底面部12の前側の辺と重なる第1の折目20aを谷折りすることにより、底面部12に対して前縦壁面部13を折り立てる。同様に、底面部12の後側の辺と重なる第3の折目20cを谷折りして底面部12に対し後縦壁面部15を折り立てる。
ここまで折ると、第1の接合面17aは、前縦壁面部13の左端寄りの部分と内側から重なり合う。同様に、第2の接合面17bは後縦壁面部15の左端寄りの部分と内側から重なり合い、第3の接合面17cは後縦壁面部15の右端寄りの部分と内側から重なり合い、第4の接合面17dは前縦壁面部13の右端寄りの部分と内側から重なり合う。
この状態において、例えば接着剤あるいはステープル等の固定具を用いて、第1の接合面17a及び第4の接合面17dを前縦壁面部13に密着した状態で固定し、第2の接合面17b及び第3の接合面17cを後縦壁面部15に密着した状態で固定する。このようにして、図1及び図2に示すような下部梱包体7の組立てが完成する。
上部梱包体8についても、以上で説明した下部梱包体7と同様にして形成する。上部梱包体8は、下部梱包体7と全く同一形状である。下部梱包体7及び上部梱包体8は左右対称な形状であって、上下に反対にひっくり返すことにより、互いに転用可能である。
なお、下部梱包体7及び上部梱包体8を形成するシート状の部材としては、具体的には紙製の段ボールシートを好ましく用いることができる。ただし、紙製の段ボールシートに限定されず、例えばポリプロピレンを用いたいわゆるプラスチック段ボールのシート、あるいは、その他の紙製又は樹脂製シート等、以上で説明したような形状の下部梱包体7及び上部梱包体8を形成可能である梱包材料であれば、適宜に選択して使用することができる。
次に、被梱包物1の梱包手順を説明する。まず、以上のようにして組立てた下部梱包体7の各隅角部の4箇所に下部緩衝材9a〜9dを設置する。次に、被梱包物1を下部緩衝材9a〜9d上に設置する。続いて、被梱包物1の上側の各隅角部の4箇所に上部緩衝材10a〜10dを設置する。そして、その上から上部梱包体8を被せる。
最後に、下部梱包体7及び上部梱包体8の外周に結束体11を巻き回すことにより、被梱包物1の梱包が完成する。この際 結束体11は、下部梱包体7及び上部梱包体8の、前縦壁面部13及び後縦壁面部15並びに上下の底面部12の外周に配置される。梱包の左右の側面は傾斜して配置されるため、このように、前後及び上下に結束体11を配置することで、より確実な結束を図ることができる。
なお、ここで、下部梱包体7と上部梱包体8とは、同一形状のものを上下の向きを逆にして用いることができる。このように下部梱包体7と上部梱包体8とを共通化することで、これらの梱包体の製作を容易にするとともに、これらの梱包体の製作時及び使用時の無駄をなくすことができる。
また、前述したように、第1の下部緩衝材9a、第2の下部緩衝材9b、第1の上部緩衝材10a及び第2の上部緩衝材10bには、被梱包物1の前面部2の形状に合わせた窪みが形成されている。このため、被梱包物1の前面部2がこれらの緩衝材の窪みに嵌まり込み、被梱包物1を、梱包体内の所定の位置に確実に保持することができる。
さらに、以上においては、被梱包物1は前後において左右寸法が異なる形状とし、これに合わせて、下部梱包体7及び上部梱包体8についても、前縦壁面部13と後縦壁面部15の左右寸法を異なるものとした。しかし、この点については、被梱包物1は左右において前後寸法が異なる形状とし、これに合わせて、下部梱包体7及び上部梱包体8について、左縦壁面部14及び右縦壁面部16の前後寸法を異なるものとしても、全く同じである。
つまり、これらの2つの場合は、鉛直軸に対して90度回転させれば全く同じことになる。すなわち、以上の説明における前後左右の方向については、単なる表現上・定義上の便宜的な問題であって、前後及び左右を相互に変換しても実質的には何ら変わりがない。
以上のように構成された梱包材は、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい被梱包物1の上方から被梱包物1に被せられる上部梱包体8と、被梱包物1の下方から被梱包物1に被せられる下部梱包体7と、上部梱包体8と下部梱包体7とを結束する結束体11と、を備えている。
また、上部梱包体8及び下部梱包体7のそれぞれは、被梱包物1の前後左右に相対して各辺が配置された四辺形を呈する底面部12と、この底面部12と各辺を介して接続され、当該底面部12に対して立設された縦壁面部(前縦壁面部13、左縦壁面部14、後縦壁面部15及び右縦壁面部16)と、を備えている。
そして、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺の左右寸法は、被梱包物1の前記他方に相対する底面部12の辺の左右寸法より大きく、かつ、被梱包物1の前記一方における左右寸法以上となっている。
また、より詳しくは、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺と、被梱包物1の前記他方に相対する前面部2の辺とは平行に配置されるとともに、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺と被梱包物1の右側に相対する底面部12の辺とがなす角、及び、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺と被梱包物1の左側に相対する底面部12の辺とがなす角は、どちらも鋭角になっている。
このため、図4に示すように、被梱包物1の梱包が完成された状態は、平面視略台形状となる。したがって、例えば特許文献1に示されるような従来の平面視略矩形状となる梱包材に比べ、前後で左右寸法の異なる被梱包物の梱包が完成した状態の体積を小さくすることができる。よって、梱包材の使用量を低減することが可能であり、環境への負担が小さく、軽量かつ低コストな梱包を実現できる。
また、例えば、倉庫保管時あるいは運送のためのトラック等への積載時等において、梱包された状態で複数台並べて配置する機会において、占有するスペースを小さくすることができる。この点を説明するため、この発明の実施の形態1に係る梱包材を複数並べた状態を従来と比較したものを図5に示す。
この図5の上側に並べられているのが従来の梱包材22で、1台1台は平面視略矩形状である。これに対し、図5の下側に並べられているのはこの発明の梱包材23である。1台のこの発明の梱包材23は平面視略台形状である。そこで、この図5に示すように、1台ずつ前後方向を入れ替えて交互に並べていくことで、複数の梱包材の前後の縦壁面部は略直線状に保ったまま、隣接する梱包材の右縦壁面同士、左縦壁面同士をそれぞれ密着させることが可能である。
そして、このように交互に並べていくことで、この発明の梱包材23は、同数の梱包材を並べた場合における左右方向の必要スペースを、従来の梱包材22と比較して小さくすることが可能である。したがって、従来よりも少ないスペースで積載・保管することが可能であり、輸送効率、保管効率を向上させることが可能となる。
実施の形態2.
図6から図9は、この発明の実施の形態2に係るもので、図6は梱包材の分解斜視図、図7は梱包材の下部梱包体の展開図、図8は梱包材の組立完成した状態における横断面図である。また、図9は、この発明の実施の形態2に係る梱包材を複数並べた状態を従来と比較した平面図である。
図6に示すように、被梱包物1は、略直方体を呈する本体部を有している。この本体部の右側面3からはさらに右方の外側へと突起部6が突出している。この突起部6は、右側面3における前寄りかつ下寄りの位置に設けられている。その他の前面部2、背面4及び左側面5には、このような突出物は設けられていない。
したがって、この被梱包物1は、前面部2寄りにおける左右方向の一方(ここでは右方向)について背面4よりも長尺である。このような被梱包物1も、実施の形態1と同様、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい形状を有しているといえる。
実施の形態1と同じく、下部梱包体7及び上部梱包体8は、それぞれ、一枚のシート状部材を折り曲げることにより形成される。図7に、この実施の形態2における下部梱包体7の展開図を示す。下部梱包体7は、底面部12と縦壁面部とを備えている。底面部12は、略四辺形状を呈する。底面部12の4つの辺は、被梱包物1の前後左右にそれぞれ相対するように配置される。
底面部12の前側の辺は、相対する被梱包物1の前面部2と平行となるように調整される。また、底面部12の後側の辺は、相対する被梱包物1の背面4と平行となるように調整される。被梱包物1の前面部2と背面4とは平行であるので、底面部12の前側の辺と後側の辺とは平行になっている。
被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺の左右寸法は、被梱包物1の背面4に相対する底面部12の後側の辺の左右寸法より大きくなるように調整されている。そして、さらに、底面部12の前側の辺の左右寸法は、被梱包物1の前面部2における
緩衝材9a、9b、10a、10bを含む左右寸法の最大以上となるようにも調整されている。
ただし、この実施の形態2においては、前述した実施の形態1とは異なり、被梱包物1の右側面3にだけ突起部6が形成されており、左側面5は平面状である。このため、被梱包物1の右側面3に相対する底面部12の右側の辺は、右側面3に対して傾斜して配置されるが、被梱包物1の左側面5に相対する底面部12の左側の辺は、左側面5と平行に配置される。
したがって、被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺と、被梱包物1の右側面3に相対する底面部12の右側の辺とがなす角は直角より小さい鋭角となっている。これに対し、被梱包物1の前面部2に相対する底面部12の前側の辺と、被梱包物1の左側面5に相対する底面部12の左側の辺とがなす角は略直角である。
縦壁面部は、底面部12の4つの辺のそれぞれに対応して4つ設けられる。すなわち、底面部12の前側の辺を介して接続される前縦壁面部13、底面部12の左側の辺を介して接続される左縦壁面部14、底面部12の後側の辺を介して接続される後縦壁面部15、底面部12の右側の辺を介して接続される右縦壁面部16の4つである。これらの縦壁面部は、略矩形状を呈する。
ここで、底面部12の前側の辺の左右寸法は後側の辺の左右寸法より大きいため、前縦壁面部13の左右寸法は後縦壁面部15の左右寸法より大きい。また、底面部12の前側の辺の左右寸法は被梱包物1の前面部2の左右寸法以上であるため、前縦壁面部13の左右寸法も被梱包物1の前面部2の左右寸法以上である。
左縦壁面部14の前端には第1の接合面17aが、後端には第2の接合面17bが、それぞれ接続されている。また、右縦壁面部16の後端には第3の接合面17cが、前端には第4の接合面17dが、それぞれ接続されている。
以上のように展開された形状を有する1枚のシート状部材から下部梱包体7を形成する際の手順、及び、被梱包物1の梱包手順については、実施の形態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、この実施の形態2においては、実施の形態1の場合と異なり、下部梱包体7は左右非対称な形状である。このため、下部梱包体7と同一形状のものを上下の向きを逆にしても、上部梱包体8として用いることはできない。したがって、この実施の形態2においては、下部梱包体7と上部梱包体8とを別々に製作する必要がある。上部梱包体8の展開図は、図7の下部梱包体7の展開図を左右反転したものになる。
また、被梱包物1の前方右下部に宛てがわれて配置される第1の下部緩衝材9aは、被梱包物1の突起部6の形状に合わせた窪みが形成されている。このため、被梱包物1の突起部6が第1の下部緩衝材9aの窪みに嵌まり込み、被梱包物1を、梱包体内の所定の位置に確実に保持することができる。
さらに、以上における前後方向と左右方向の関係を、90度回転させて左右方向と前後方向とに変換したとしても実質的には何ら変わりない点は、実施の形態1と同様である。また、この実施の形態2において以上に説明した以外の他の構成等についても実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成された梱包材は、図8にも示すように、実施の形態1の構成において、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺と被梱包物1の右側に相対する底面部12の辺とがなす角、及び、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺と被梱包物1の左側に相対する底面部12の辺とがなす角のいずれかを鋭角としたものである。
このような構成においても、被梱包物1の前記一方に相対する底面部12の辺の左右寸法は、被梱包物1の前記他方に相対する底面部12の辺の左右寸法より大きく、かつ、被梱包物1の前記一方における左右寸法以上となっており、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
具体的に例えば、図9に示すように梱包材を複数並べた場合に、1台ずつ前後方向を入れ替えて交互に並べていくことで、複数の梱包材の前後の縦壁面部は略直線状に保ったまま、隣接する梱包材の右縦壁面同士、左縦壁面同士をそれぞれ密着させることが可能である。したがって、従来よりも少ないスペースで積載・保管することが可能であり、輸送効率、保管効率を向上させることが可能となる。
また、1台1台について見てみても、前後で左右寸法の異なる被梱包物の梱包が完成した状態の体積を小さくすることができ、梱包材の使用量を低減することが可能であり、環境への負担が小さく、軽量かつ低コストな梱包を実現できる。
1 被梱包物、 2 前面部、 3 右側面、 4 背面、 5 左側面、 6 突起部、 7 下部梱包体、 8 上部梱包体、 9a 第1の下部緩衝材、 9b 第2の下部緩衝材、 9c 第3の下部緩衝材、 9d 第4の下部緩衝材、 10a 第1の上部緩衝材、 10b 第2の上部緩衝材、 10c 第3の上部緩衝材、 10d 第4の上部緩衝材、 11 結束体、 12 底面部、 13 前縦壁面部、 14 左縦壁面部、 15 後縦壁面部、 16 右縦壁面部、 17a 第1の接合面、 17b 第2の接合面、 17c 第3の接合面、 17d 第4の接合面、 20a 第1の折目、 20b 第2の折目、 20c 第3の折目、 20d 第4の折目、 21a 第1の接合面折目、 21b 第2の接合面折目、 21c 第3の接合面折目、 21d 第4の接合面折目、 22 従来の梱包材、 23 この発明の梱包材。
この発明に係る梱包材においては、前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい被梱包物の上方から前記被梱包物に被せられる上部梱包体と、前記被梱包物の下方から前記被梱包物に被せられる下部梱包体と、前記上部梱包体と前記下部梱包体とを結束する結束体と、を備え、前記上部梱包体及び前記下部梱包体のそれぞれは、前記被梱包物の前後左右に相対して各辺が配置された四辺形を呈する底面部と、前記底面部と前記各辺を介して接続され、当該底面部に対して立設された縦壁面部と、を備え、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺の左右寸法は、前記被梱包物の前記他方に相対する前記底面部の辺の左右寸法より大きく、かつ、前記被梱包物の前記一方における左右寸法以上であり、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と、前記被梱包物の前記他方に相対する前記底面部の辺とは平行に配置され、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と前記被梱包物の右側に相対する前記底面部の辺とがなす角、及び、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と前記被梱包物の左側に相対する前記底面部の辺とがなす角の、一方は鋭角で他方は直角である構成とする。

Claims (3)

  1. 前後方向の中心よりも前方側及び後方側のいずれか一方における左右寸法が他方よりも大きい被梱包物の上方から前記被梱包物に被せられる上部梱包体と、
    前記被梱包物の下方から前記被梱包物に被せられる下部梱包体と、
    前記上部梱包体と前記下部梱包体とを結束する結束体と、を備え、
    前記上部梱包体及び前記下部梱包体のそれぞれは、
    前記被梱包物の前後左右に相対して各辺が配置された四辺形を呈する底面部と、
    前記底面部と前記各辺を介して接続され、当該底面部に対して立設された縦壁面部と、を備え、
    前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺の左右寸法は、前記被梱包物の前記他方に相対する前記底面部の辺の左右寸法より大きく、かつ、前記被梱包物の前記一方における左右寸法以上であることを特徴とする梱包材。
  2. 前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と、前記被梱包物の前記他方に相対する前記底面部の辺とは平行に配置され、
    前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と前記被梱包物の右側に相対する前記底面部の辺とがなす角、及び、前記被梱包物の前記一方に相対する前記底面部の辺と前記被梱包物の左側に相対する前記底面部の辺とがなす角の少なくともいずれかは鋭角であることを特徴とする請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記結束体は、前後の前記縦壁面部及び上下の前記底面部の外周に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の梱包材。
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