JP2014217799A - 成形加飾システム - Google Patents

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Kenji Kato
健二 加藤
鎌野 利尚
Toshinao Kamano
利尚 鎌野
真寿 桜井
Masatoshi Sakurai
真寿 桜井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area

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  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】より好適に成形及び加飾を行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】成形加飾システムは、材料から成形品51を成形する成形機と、成形機とインラインで接続されたコート装置とを有する。コート装置は、複数のノズル31hを有するヘッド31を有し、塗料の液滴67を複数のノズル31hから吐出して成形品51を塗装する。
【選択図】図2

Description

本発明は、材料から成形品を成形するとともに、成形した成形品に加飾を施す成形加飾システムに関する。なお、加飾は、印刷、塗装又は成膜等によって成形品の表面を装飾乃至は保護するための処理である。
一般に、材料から成形品を成形する工程と、成形品に加飾を施す工程とは、別の業者によって行われている。その結果、種々の問題が生じる。例えば、成形品を成形した工場から成形品に加飾を施す工場へ搬送する際に成形品にコンタミネーション(異物)が付着する。その結果、加飾の不良が生じる。また、例えば、成形品を成形する工場においては、常に在庫を抱えなければならない。
特許文献1では、そのような課題に鑑み、建物の内部に配置された成形機と、建物の外部に駐車された塗装車両と、成形機から塗装車両へ成形品を搬送するコンベアとを備えた生産システムを提案している。この生産システムでは、成形機で成形された成形品は、コンベアによって塗装車両の内部へ搬送され、塗装車両の内部で塗装される。
国際公開第2005/065842号公報
しかし、特許文献1の技術では、成形機が設置された建物の外に塗装車両を駐車させなければならない。その結果、種々の不都合を生じる。例えば、システムは、全体として大型である。また、例えば、建物内の成形機から建物外の塗装車両へ成形品を搬送する際にコンタミネーションが成形品に付着するおそれがある。
従って、より好適に成形及び加飾を行うことができるシステムが提供されることが望ましい。
本発明に係る成形加飾システムは、材料から成形品を成形する成形機と、複数のノズルを有するヘッドを有し、塗料の液滴を前記複数のノズルから吐出して前記成形品を塗装する、前記成形機とインラインで接続された塗装装置と、を有する。
好適には、前記塗装装置は、透光性を有する塗料で前記成形品をコーティングするコート装置である。
好適には、前記成形加飾システムは、前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品にスパッタリングにより金属膜を形成する、前記成形機とインラインで接続されたスパッタ装置を更に有する。
好適には、前記成形加飾システムは、前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品に画像を印刷する、前記成形機とインラインで接続されたプリンタを更に有する。
好適には、前記成形加飾システムは、前記スパッタ装置による金属膜形成後、且つ、前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品に複数のドットを形成することにより画像を印刷する、前記成形機とインラインで接続されたプリンタを更に有し、前記プリンタは、前記金属膜の少なくとも一部に前記画像の少なくとも一部が重なるように前記画像を印刷する。
本発明によれば、より好適に成形及び加飾を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る成形加飾システムの構成を示す模式的な上面図。 図2(a)〜図2(d)は図1の成形加飾システムにおける作業の手順を説明するための図。 本発明の第2の実施形態に係る成形加飾システムの構成を示す模式的な上面図。 本発明の第3の実施形態に係る成形加飾システムの構成を示す模式的な上面図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態以降において、既に説明された実施形態の構成と同一または類似する構成については、既に説明された実施形態と同一の符号を付し、説明を省略することがある。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る成形加飾システム1の構成を示す模式的な上面図(一部に断面図を含む)である。
成形加飾システム1は、材料から成形品を成形するとともに、成形品の表面に加飾を施すものである。成形品は、例えば、電子機器(例えば携帯電話機)の筐体、当該筐体を覆うオプション的なカバー、自動車の外部に露出する部品(例えばサイドミラー)である。
成形加飾システム1は、材料から成形品を成形する成形機3と、成形品に金属膜を形成するスパッタ装置5と、成形品に画像を印刷するプリンタ7と、成形品にトップコーティングを施すコート装置9と、これら装置の間で成形品を搬送する搬送部11とを有している。なお、本願において、画像は、絵だけでなく、模様及び文字を含むものとする。
成形機3は、例えば、樹脂材料から成形品を成形する射出成形機である。成形機3の構成は、公知の種々の方式のものと同様とされてよい。例えば、成形機3は、固定型13及び移動型15の型開閉及び型締めを行う型締装置17と、型締めされた固定型13及び移動型15の間(キャビティ19)に溶融状態の樹脂材料を射出する射出装置21と、キャビティ19にて凝固した成形品を固定型13又は移動型15から押し出す不図示の押出装置等を有している。
スパッタ装置5の構成は、公知の種々の方式のものと同様とされてよい。例えば、スパッタ装置5は、成形品及びターゲット(金属)を収容する容器23と、容器23内の雰囲気に電圧を印加してプラズマを発生させる電極及び電源装置と、(必要に応じて)容器23内に磁界を発生させる磁石とを有している。容器23内では、ターゲットの原子がイオンにより跳ね飛ばされて成形品の表面に付着し、これにより金属膜が形成される。
プリンタ7は、インクジェット方式のプリンタ(インクジェットプリンタ)により構成されている。プリンタ7の構成は、公知の種々の方式のものと同様とされてよい。例えば、プリンタ7は、成形品が載置されるステージ25と、ステージ25上の成形品に複数のノズルからインク滴を吐出するヘッド27とを有している。
ヘッド27の構成は、公知の種々の方式のインクジェットヘッドと同様とされてよい。なお、ヘッド27は、生産性を向上させるために、主走査方向において成形品全体に亘る長さを有するラインヘッドであることが望ましい。
プリンタ7は、白黒画像のような2値画像を印刷するものであってもよいし、いわゆるカラー画像を印刷するものであってもよい。換言すれば、プリンタ7は、1色のインクに対応した1つのヘッド27のみを有するものであってもよいし、複数(一般には3又は4)色のインクに対応した複数のヘッド27を有するものであってもよい。
ステージ25及びヘッド27は、少なくとも副走査方向に互いに相対移動可能に構成されている。また、ヘッド27がシリアルヘッドの場合においては、ステージ25及びヘッド27は、主走査方向においても互いに相対移動可能に構成されている。また、ステージ25及びヘッド27は、ヘッド27に対して成形品の向きを変化させることができるように相対的に傾斜可能であることが好ましい。
コート装置9は、インクジェット方式のプリンタと同様の構成とされている。ただし、コート装置9は、インクの液滴を成形品に向けて吐出するのではなく、塗料の液滴を成形品に向けて吐出する。
なお、一般に、塗料は有機溶剤を含み、インクは有機溶剤を含まない。ただし、近年は、水性の塗料も多くなっている。また、塗料は成形品の表面を保護する機能を有するもの、インクはそのような機能を有さないものとして分類し、樹脂の成分乃至は量が両者の相違とされる場合もある。塗料及び/又はインクの提供業者においては、当然に、塗料であるのかインクであるのか、製品名若しくはカタログ等において明示しているので、これを塗料であるか否かの判断基準としてもよい。
コート装置9は、成形品を最終的にコーティングするものであるから、コート装置9が用いる塗料は、透光性を有しており、一般的には無色である。ただし、塗料は、透光性を有する有色の塗料であってもよい。
コート装置9は、例えば、プリンタ7と同様に、成形品が載置されるステージ29と、ステージ29上の成形品に複数のノズルからインク滴を吐出するヘッド31とを有している。
ヘッド31の構成は、公知の種々の方式のインクジェットヘッドと同様とされてよい。例えば、サーマルヘッドでもよいし、ピエゾヘッドでもよい。また、プリンタ7と同様に、ヘッド31は、生産性を向上させるために、主走査方向において成形品全体に亘る長さを有するラインヘッドであることが望ましい。
コート装置9は、基本的には、成形品の(加飾対象の)表面全体をコーティングするものであるから、ヘッド31は、公知のプリンタヘッドとは異なり、複数のノズル毎に液滴の吐出の制御ができない構成とされてもよい。
例えば、一般に、ピエゾヘッドは、複数のノズルに通じる複数の圧力室と、複数の圧力室を覆う圧電体と、複数の圧力室に亘って圧電体に重なる共通電極と、前記共通電極とで圧電体に電圧を印加する、複数の圧力室毎に設けられた複数の個別電極とを有している。そして、複数の個別電極に対する電圧の個別制御によって、複数のノズル毎に液滴を制御することが可能となっている。しかし、複数の個別電極に代えて、共通電極と同様に複数の圧力室に亘る電極が設けられてもよい。
ただし、ヘッド31は、公知のプリンタヘッドと同様の構成とされた方が既存のプリンタヘッド(インクジェットヘッド)を利用でき(若しくは設計変更が少なく)、コスト削減が期待される。さらに、コーティングが不要な部分があれば、その部分を避けてコーティングしたり、逆に、コーティングを重点的に行いたい部分があれば、その部分にのみ厚くコーティングを行ったりすることができる。
また、コート装置9は、トップコーティングを施すだけであるから、1種類の塗料のみを使用可能であればよく、1つのヘッド31を有していればよい。ただし、効率的にコーティングを行えるように、カラープリンタのように複数のヘッド31を有していてもよい。この場合、複数のヘッド31は、互いに同一の塗料を吐出する。ただし、複数のヘッド31のうち1又は全てにおいて互いに異なる塗料を吐出させてもよい。
ステージ29及びヘッド31は、プリンタ7のステージ25及びヘッド27と同様に、少なくとも副走査方向に互いに相対移動可能に構成されている。また、ヘッド31がシリアルヘッドの場合においては、ステージ29及びヘッド31は、主走査方向においても互いに相対移動可能に構成されている。また、ステージ29及びヘッド31は、ヘッド31に対して成形品の向きを変化させることができるように相対的に傾斜可能であることが好ましい。
搬送部11は、公知の種々の方式の搬送装置を含んで構成されてよい。図1では、搬送部11が2台の多関節式のロボット33を含んで構成されている場合を例示している。2台のロボット33は、把持又は吸着等により成形品を保持し、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7、コート装置9の順に成形品を搬送する。なお、2台のロボット33の役割分担は、適宜に設定されてよい。
スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9は、搬送部11により成形機3から搬送される成形品に対して順次に処理を行う。すなわち、成形加飾システム1は、成形材料に対して、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9が流れ作業を行うライン生産を実現している。別の観点では、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9は、互いにインラインで接続されている。
なお、インラインで接続されているか否かは、適宜に判断されてよい。例えば、任意の2つの装置間において、ロボット又はコンベアのように比較的搬送距離の短い搬送装置のみにより成形品が搬送されており、自動車のように比較的搬送距離の長い輸送手段が成形品の搬送に利用されていなければ、その2つの装置はインラインで接続されているといえる。任意の2つの装置は、必ずしも同一の建物内に配置されている必要はないが、同一の建物内に配置されていれば、その2つの装置は、インラインで接続されているといえる場合が多い。
成形加飾システム1内の各種装置(3、5、7、9及び11)は、互いに同期がとられており、成形加飾システム1においては、常に一定の数の成形品がラインを流れる。同期は、各装置間において信号が送受信されることによってとられてもよいし、各種装置の動作タイミングを調整する制御装置と各種装置との間で信号が送受信されることによってとられてもよい。
図2(a)〜図2(d)は、成形加飾システム1の動作を説明するための図であり、成形品51の表面51a付近の拡大断面図である。
成形加飾システム1では、まず、成形機3により成形品51が成形される。成形された成形品51は、搬送部11により成形機3からスパッタ装置5に搬送される。
スパッタ装置5は、図2(a)に示すように、容器23内においてイオン53を金属からなるターゲット55に衝突させ、ターゲット55の原子57を跳ね飛ばし、これを成形品51の表面51aに付着させる。
その結果、図2(b)に示すように、表面51aに金属膜59が形成される。なお、金属膜59を構成する金属の種類及び金属膜59の厚みは、成形品51の種類等に応じて適宜に設定されてよい。また、金属膜59は、成形品51のうち加飾の対象とされている領域の全面に形成されてもよいし、一部に形成されてもよい。一部に形成される場合、金属膜59は、画像を形成してもよい。
次に、成形品51は、搬送部11によりスパッタ装置5からプリンタ7に搬送される。プリンタ7は、図2(b)に示すように、ヘッド27の複数のノズル27hからインク滴61を成形品51に向けて吐出する。その結果、図2(c)に示すように、インク滴61が成形品51に付着して、ドット63が形成され、ひいては、複数のドット63からなる画像65が成形品51に印刷される。
なお、当然に、画像65の具体的内容に応じて、複数のノズル27hからの吐出量及び吐出タイミングは個別に制御される。従って、例えば、図2(b)に示すように、一のノズル27hからインク滴61が吐出されているときに、他のノズル27hからはインク滴61が吐出されていなかったり、一のノズルと他のノズルとでインク滴の数が相違したりする。
図2(c)に示すように、画像65の少なくとも一部は、金属膜59の少なくとも一部に重なる。一方、画像65は、複数のドット63により構成されているから、ドット63間において金属膜59は露出する。その結果、人間の目により画像65と金属膜59との重複領域を視認した場合、当該重複領域は、メタリック感のある画像が形成されているように視認される。なお、金属膜59に画像65と重ならない領域がある場合、当該領域は、装飾としてはもちろん、鏡として使用することも可能である。
画像65が印刷されると、成形品51は、搬送部11によりコート装置9に搬送される。コート装置9は、図2(c)に示すように、ヘッド31の複数のノズル31hから塗料の液滴67を成形品51に向けて吐出する。その結果、図2(d)に示すように、塗料の液滴67が成形品51に付着して、透光性を有するコーティング膜69が形成される。
コーティング膜69は、例えば、隙間なく金属膜59及び画像65を覆う。加飾の対象とする領域において、金属膜59及び画像65の形状によっては両者が形成されない部分が生じるが、コーティング膜69は当該部分も覆う。
コート装置9においては、コーティング膜69が隙間なく且つ効率的に形成されるように、例えば、図2(c)に示すように、加飾の対象とする領域と重なる全ての複数のノズル31hから塗料の液滴67が吐出される。また、その吐出の時間間隔は、例えば、最小とされる。また、必要に応じて、ヘッド31と成形品51(ステージ29)とを副走査方向において1往復以上相対移動させてもよいし、既に述べたように、複数のヘッド31を用いてもよい。ライン式のヘッド31を主走査方向に揺動させるような機構を設けてもよい。
以上のとおり、本実施形態に係る成形加飾システム1は、材料から成形品51を成形する成形機3と、成形機とインラインで接続されたコート装置9とを有する。コート装置9は、複数のノズル31hを有するヘッド31を有し、塗料の液滴67を複数のノズル31hから吐出して成形品51を塗装する。
従って、塗料をスプレーする場合に比較して、すなわち、圧縮されたガスによって塗料を霧状にしてガスとともに成形品に吹き付ける場合と比較して、塗料が飛散しない。従って、塗装専用のブース(例えば塗装車両)は不要である。その結果、コート装置9が小型化され、ひいては、成形加飾システム1が小型化される。小型化によって、成形機3及びコート装置9は、同一の建物内に配置されることが容易化される。その結果、コンタミネーションが成形品に付着して、コーティングの不良が生じるおそれが低減される。また、塗料の飛散がないことから、塗料の量を減らすことができる。
また、本実施形態では、コート装置9は、透光性を有する塗料で成形品51をコーティングするものである。
従って、コーティング膜69よりも下層に金属膜59及び/又は画像65を形成して、加飾を多様化させることができる。
また、本実施形態では、成形加飾システム1は、コート装置9によるコーティング前に、成形品51にスパッタリングにより金属膜59を形成する、成形機3とインラインで接続されたスパッタ装置5を更に有する。
従って、まず、インラインで可能な加飾処理が多様化する。また、スパッタリングが採用されていることから、例えば、めっき法が採用された場合に比較して、スパッタ装置5の小型化及びスパッタ装置5の作業時間の短縮化が図られる。その結果、スパッタ装置5をインラインシステムに加えることが容易化される。
また、本実施形態では、成形加飾システム1は、コート装置9によるコーティング前に、成形品51にインクジェット方式により画像65を印刷する、成形機3とインラインで接続されたプリンタ7を更に有する。
従って、まず、インラインで可能な加飾処理が多様化する。また、インクジェット方式が採用されていることから、プリンタ7が小型化される。その結果、プリンタ7をインラインシステムに加えることが容易化される。また、曲面に対する印刷も可能となる。
また、本実施形態では、プリンタ7は、スパッタ装置5による金属膜59の形成後、金属膜59の少なくとも一部に画像65の少なくとも一部が重なるように画像65を印刷する。
従って、既に述べたように、ドット63間にて金属膜59を露出させて、メタリック感のある画像65を実現することができる。なお、当該効果は、スパッタ装置5のみ又はプリンタ7のみからは予測不可能な効果である。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係る成形加飾システム201の構成を模式的に示す、図1と同様の上面図である。
成形加飾システム201は、第1の実施形態の成形加飾システム1に対して、プリンタ7が省略された構成である。なお、搬送部211は、第1の実施形態の搬送部11と同一でもよいが、図3では、ロボット33の台数が搬送部11よりも削減された場合を例示している。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、成形加飾システム1の小型化等の効果が奏される。なお、本実施形態においては、画像65が印刷されないから、金属膜59は、その全面が露出する。このような金属膜59は、既に述べたように、装飾としてはもちろん、鏡として使用可能である。
<第3の実施形態>
図4は、第3の実施形態に係る成形加飾システム301の構成を模式的に示す、図1と同様の上面図である。
成形加飾システム301は、第1の実施形態の成形加飾システム1に対して、スパッタ装置5が省略された構成である。なお、搬送部211は、第1又は第2の実施形態の搬送部11又は211と同一でよい。図4では、第2の実施形態と同様の場合を例示している。
本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様に、成形加飾システム1の小型化等の効果が奏される。なお、本実施形態においては、金属膜59が形成されないから、画像65は、その全体が成形品51の表面51aに付着する。この場合、例えば、成形品51が樹脂である場合、金属膜59にインクを付着させるよりも好適に成形品51にインクを付着させることができる。その結果、画像65の精度が向上する。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
成形加飾システムが含む装置は、実施形態に例示したものに限定されない。例えば、成形加飾システムは、加飾後の成形品における加飾等の不良を検査する検査装置、成形品と他の部品とを固定する組立装置、及び/又は、加飾後(場合によっては更に組立後)の成形品をストッカに整列させる整列装置(ただし、整列装置は搬送部の一部として捉えられてもよい。)を含んでいてもよい。また、成形加飾システムは、成形機及びコート装置等の組み合わせを、2種以上の成形品に対応して2組以上含むとともに、その2種以上の成形品を組み立てる組立装置を含んでいてもよい。
成形機は、樹脂材料を成形する射出成形機に限定されず、例えば、アルミニウムを成形するダイカストマシンであってもよい。塗装装置は、トップコーティングを施すものに限定されず、画像を形成するものであってもよい。金属膜を形成する装置は、スパッタ装置に限定されず、めっき法を行うものであってもよい。プリンタは、インクジェット方式に限定されず、例えば、スクリーン印刷を行うものであってもよい。
実施形態では、金属膜と(インクによる)画像とが少なくとも一部において重複した。しかし、これらは、互いに異なる領域に形成されて、互いに重複しないようにしてもよい。
1…成形加飾システム、3…成形機、5…スパッタ装置、7…プリンタ、9…コート装置(塗装装置)、11…搬送部、31…ヘッド、31h…ノズル、51…成形品。

Claims (5)

  1. 材料から成形品を成形する成形機と、
    複数のノズルを有するヘッドを有し、塗料の液滴を前記複数のノズルから吐出して前記成形品を塗装する、前記成形機とインラインで接続された塗装装置と、
    を有する成形加飾システム。
  2. 前記塗装装置は、透光性を有する塗料で前記成形品をコーティングするコート装置である
    請求項1に記載の成形加飾システム。
  3. 前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品にスパッタリングにより金属膜を形成する、前記成形機とインラインで接続されたスパッタ装置を更に有する
    請求項2に記載の成形加飾システム。
  4. 前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品に画像を印刷する、前記成形機とインラインで接続されたプリンタを更に有する
    請求項2又は3に記載の成形加飾システム。
  5. 前記スパッタ装置による金属膜形成後、且つ、前記コート装置によるコーティング前に、前記成形品に複数のドットを形成することにより画像を印刷する、前記成形機とインラインで接続されたプリンタを更に有し、
    前記プリンタは、前記金属膜の少なくとも一部に前記画像の少なくとも一部が重なるように前記画像を印刷する
    請求項3に記載の成形加飾システム。
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