JP2014217202A - ワイヤーハーネスの取付方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスの取付方法 Download PDF

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Takeshi Sato
毅 佐藤
勇 濱本
Isamu Hamamoto
勇 濱本
園田 哲也
Tetsuya Sonoda
哲也 園田
拓也 蒲
Takuya Kama
拓也 蒲
西井 康裕
Yasuhiro Nishii
康裕 西井
紀一 真木
Norikazu Maki
紀一 真木
崇仁 細木
Takahito Hosoki
崇仁 細木
涼太 高橋
Ryota Takahashi
涼太 高橋
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Abstract

【課題】防音シートを位置精度よく内装部材分に取付けられるようにすることを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス20の取付方法は、少なくとも1つの電線を含むワイヤーハーネス本体22と、ワイヤーハーネス本体22と一体化された防音シート30とを備えるワイヤーハーネス20を、内装部材10に取付ける方法である。このワイヤーハーネス20の取付方法は、(a)ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出する部分を、少なくとも一箇所で内装部材10に取付ける工程と、(b)前記工程(a)の後、防音シート30を前記内装部材10に取付ける工程とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は、車両にワイヤーハーネス本体と防音シートとを取付ける技術に関する。
特許文献1は、電線を不織材料で挟込んで面状部材を形成し、これを車両のフロア等に配設する技術を開示している。
特開2012−123974号公報
ところで、車両において、フロントウインドウ下側に広がるダッシュボードの上側板状部分には、防音部材が組込まれる。特許文献1に開示のように、電線を不織材料で挟込んで面状部材を形成し、これを上記板状部分に組込む構成とすれば、防音部材と配線材とを一緒に組込むことができて便利である。
しかしながら、上記のような面状の防音部材を位置精度よく板状部分に取付けることは困難である。
そこで、本発明は、防音シートを位置精度よく内装部材に取付けられるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、少なくとも1つの電線を含むワイヤーハーネス本体と、前記ワイヤーハーネス本体と一体化された防音シートとを備えるワイヤーハーネスを、内装部材に取付けるワイヤーハーネスの取付方法であって、(a)前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、少なくとも一箇所で前記内装部材に取付ける工程と、(b)前記工程(a)の後、前記防音シートを前記内装部材に取付ける工程と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスの取付方法であって、前記工程(a)において、前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、複数箇所で前記内装部材に取付けるものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスの取付方法であって、前記工程(a)において、前記内装部材に対する前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分の取付けを、前記ワイヤーハーネス本体に取付けられたクランプ部材及び前記ワイヤーハーネス本体の端部に取付けられたコネクタのうちの少なくとも1つを用いて行うものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの取付方法であって、前記工程(b)において、前記防音シートを粘着剤によって前記内装部材に取付けるものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの取付方法であって、前記防音シートは、一対のシート状の防音材の間に前記ワイヤーハーネス本体の少なくとも一部を挟込んで固定したものとされている。
第1の態様によると、ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、少なくとも一箇所で前記内装部材に取付けた状態で、前記防音シートを前記内装部材に取付けるため、防音シートを位置精度よく内装部材に取付けることができる。
第2の態様によると、前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、複数箇所で前記内装部材に取付けるため、防音シートをより位置精度よく内装部材に取付けることができる。
第3の態様によると、コネクタ又はクランプ部材によって、ワイヤーハーネス本体を容易に内装部材に取付けることができる。
第4の態様によると、前記防音シートを粘着剤によって前記内装部材に取付ける場合であっても、当該防音シートを位置精度よく内装部材に取付けることができる。
第5の態様によると、防音シートとワイヤーハーネス本体とを容易に一体化することができる。
内装部材にワイヤーハーネスを取付けた状態を示す概略背面図である。 内装部材とワイヤーハーネスとの概略分解図である。 図2のIII−III線における概略部分断面図である。 ワイヤーハーネスを内装部材に取付ける一工程を示す説明図である。 ワイヤーハーネスを内装部材に取付ける他の工程を示す説明図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの取付方法について説明する。図1は内装部材10にワイヤーハーネス20を取付けた状態を示す概略背面図であり、図2は内装部材10とワイヤーハーネス20との概略分解図であり、図3は図2のIII−III線における概略部分断面図である。
このワイヤーハーネス20の取付方法は、ワイヤーハーネス本体22と、当該ワイヤーハーネス本体22に一体化された防音シート30、40とを備えるワイヤーハーネス20を、内装部材10に取付けるための方法である。
<内装部材について>
内装部材10は、車両において乗員室の内壁をなす部分である。ここでは、内装部材10として、フロントウインドウ下側に広がるダッシュボードの上側板状部分を想定している。以下の説明において、内装部材10のうち室内側を表側、その反対側を裏側と称する。なお、図1及び図2において、内装部材10を裏側から視た状態を示している。
内装部材10は、室内側に露出する表側パネル11と、表側パネル11の裏側の少なくとも一部の領域に設けられた裏側パネル12とを備える。また、ここでは、表側パネル11の裏側に空調ダクト13が設けられている。空調ダクト13は、内装部材10の幅方向中央部の下方に設けられる空調機(図示省略)から室内に送出される空気の通路を形成するための筒状部材である。表側パネル11に対する裏側パネル12及び空調ダクト13の取付は、嵌め込み構造、ネジ止構造、溶接等によって行うことができる。
また、内装部材10には、日射センサー、スピーカー等の電気機器14a、14b、15が取付けられる。図1及び図2に示す例においては、内装部材10の車両前側両コーナー部分に、スピーカー等の電気機器14a、14bが取付けられ、内装部材10の車両前側縁部のうち一方のコーナーよりの位置に日射センサー等の電気機器15が取付けられている。これら電気機器14a、14b、15には、ワイヤーハーネス本体22側のコネクタ26をコネクタ接続可能なコネクタ14ac、14bc、15cが設けられており、内装部材10の裏側からコネクタ26をコネクタ14ac、14bc、15cにコネクタ接続できるようになっている。上記電気機器14a、15は、一方の防音シート30が取付けられる領域の周囲に位置して設けられており、電気機器14bは、他方の防音シート40が取付けられる領域の周囲に位置して設けられている。
さらに、内装部材10の裏側パネル12には、固定孔16が形成されている。固定孔16は、裏側パネル12を貫通する孔であり、防音シート30、40が取付けられる領域の周囲に位置して形成されている(図2において、一方の防音シート30が取付けられる領域の周囲に位置するもののみ図示)。この固定孔16に、ワイヤーハーネス本体22のクランプ部材28が挿入固定される。
<ワイヤーハーネスについて>
ワイヤーハーネス20は、ワイヤーハーネス本体22と防音シート30、40とを備える。
ワイヤーハーネス本体22は、少なくとも1本の電線を含む。ここでは、ワイヤーハーネス本体22は、複数の電線が車両における配線形態に応じて分岐しつつ、束ねられることにより構成されている。複数の電線の分岐箇所は、防音シート30、40の内及び外のいずれであってもよい。もっとも、ワイヤーハーネス本体22は、複数の電線が分岐しないものであってもよいし、また、1本の電線のみによって構成されていてもよい。ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40内に配設される部分は、面状に沿って延在する。また、各電線の端部には、コネクタが取付けられている。そして、本ワイヤーハーネス本体22が車両における所定の配線形態に沿って配設された状態で、コネクタが上記電気機器14a、14b、15を含む各種電気機器に接続されることで、各電気機器が本ワイヤーハーネス本体22を介して相互に電気的に接続される。なお、上記ワイヤーハーネス本体22には、光ケーブル等が含まれていていてもよい。
また、ワイヤーハーネス本体22の延在方向中間部のうち防音シート30、40から延出する部分には、クランプ部材28が取付けられている。クランプ部材28は、ワイヤーハーネス本体22の延在方向中間部に取付けられ、上記固定孔16に挿入固定可能な部分である。ここでは、クランプ部材28は、ワイヤーハーネス本体22に結束固定可能なバンド部28aと、固定孔16に抜止め状に係止して当該固定孔16に挿入固定可能な固定部28bとを備える。このクランプ部材28は、バンド部28aを介してワイヤーハーネス本体22に固定されており、上記固定部28bを固定孔16に挿入固定することで、ワイヤーハーネス本体22の延在方向の所定位置部分が、内装部材10の裏側の所定位置に取付固定される。
なお、クランプ部材は、ワイヤーハーネス本体に巻回された粘着テープ等によってワイヤーハーネス本体に取付固定されていてもよい。
防音シート30、40は、防音性を有するシート状部材であり、上記ワイヤーハーネス本体22の延在方向中間部に一体化されている。
ここでは、防音シート30は、シート状の第1防音材32と、シート状の第2防音材34とを備えており、第1防音材32と第2防音材34とがそれらの間にワイヤーハーネス本体22の延在方向中間部を挟込んだ状態で重なって接合されている。これにより、防音シート30がワイヤーハーネス本体22と一体化されている。
第1防音材32、第2防音材34は、柔軟性を有するシート状の防音材であり、例えば不織布である。不織材布、多数の繊維が織られずに絡み合うことにより形成されたものであり、良好な防音特性(遮音特性、吸音特性等)を示す。不織材を構成する繊維は、天然繊維、合成樹脂繊維、ガラス繊維等のいずれであってもよい。後述するように、第1防音材32と第2防音材34とを加熱によって接合するためには、第1防音材32、第2防音材34は、熱によって溶融する樹脂繊維を含むことが好ましい。
第1防音材32、第2防音材34は、車両において防音が望まれる所定領域に広がる形状に形成されている。第1防音材32、第2防音材34の厚み寸法は、内装部材10に対する本ワイヤーハーネス20の配設スペースに配設可能な範囲内で、好ましいとされる防音特性に応じた大きさに設定される。
第1防音材32と第2防音材34との接合は、例えば、加熱加圧接合、又は、超音波接合によって行うことができる。
加熱加圧接合とは、第1防音材32と第2防音材34とを加熱しつつ両者に圧力を加える接合方法である。より具体的は、一対の金型を用い、それらの一方又は両方を加熱しつつ、当該一対の金型で第1防音材32と第2防音材34との接合対象部分を挟込む方法を採用することができる。この加熱加圧接合によると、第1防音材32と第2防音材34の少なくとも一方に含まれる材料(例えば、繊維)が溶融し、当該溶融した材料が第1防音材32と第2防音材34を接合した状態で固化する。これにより、第1防音材32と第2防音材34とが接合される。この場合、第1防音材32と第2防音材34としては、基本繊維と、接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを不織布を用いることが好ましい。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110℃〜115℃)を有する樹脂である。不織布を基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱すると、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染込む。その後、不織布が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する、不織布同士が接触している部分では、当該接触部分にも溶融した接着樹脂が染込んで固化する。これにより、不織布同士の接触部分が接合される。
超音波接合とは、第1防音材32と第2防音材34との接合部分に超音波振動エネルギーを付与しつつ両者に圧力を加える接合方法である。より具体的は、アンビルとホーンとの間に、第1防音材32と第2防音材34との接合対象部分を挟込み、ホーンを介して当該接合対象部分に超音波振動エネルギーを付与する方法を採用することができる。この場合、超音波振動エネルギーによって第1防音材32と第2防音材34とが超音波接合される。
第1防音材32と第2防音材34との接合対象箇所は、第1防音材32と第2防音材34との外周縁部の重なり合い箇所であることが好ましい。これにより、第1防音材32と第2防音材34とのめくれを抑制することができる。また、第1防音材32と第2防音材34との外周縁部でワイヤーハーネス本体22を挟込んで一定位置に保持することができるため、防音シート30からのワイヤーハーネス本体22の引出箇所を一定位置にした状態で、防音シート30とワイヤーハーネス本体22とを一体化することができる。また、防音シート30の中間のなるべく広い領域で圧縮させずに、良好な防音性を保つことができる。
もっとも、第1防音材32と第2防音材34との中央部等が部分的に接合されていてもよい。
なお、第1防音材32と第2防音材34とは、その他の接合方法、例えば、粘着剤(両面テープを用いる場合を含む)、接着剤等で接合されていてもよい。
また、必要に応じて、防音シート30の外周囲は、所定の設計上の形状に合わせて切断される。また、必要に応じて、第1防音材32及び第2防音材34のうちワイヤーハーネス本体22が延出する部分に細長い固定片を形成しておき、当該固定片とワイヤーハーネス本体22とに粘着テープを巻回して両者を固定するようにしてもよい。
また、ここでは、防音シート30は、輪郭形状が同じである2枚の第1防音材32、第2防音材34を重ね合せることによって形成されているが、一枚のシート状の部材を二つ折りすることで防音シートが構成されていてもよい。また、ワイヤーハーネス本体に一体化される防音シートは、少なくとも一枚のシート状の防音材を有していればよい。このため、一枚のシート状の防音材に沿ってワイヤーハーネス本体を固定する構成であってもよい。一枚のシート状の防音材に対するワイヤーハーネス本体の固定は、部分的なシート状部材又は樹脂フィルム等との間でワイヤーハーネス本体を挟込んだ状態で、当該部分的なシート状部材又は樹脂フィルム等を一枚のシート状の防音材に接合すること、又は、ワイヤーハーネス本体を粘着剤(両面テープを含む)、接着剤等によって一枚のシート状の防音材に取付けること等によって行うことができる。
なお、上記シート状の防音材としては、不織布の他、樹脂発泡シート等を用いてもよい。
防音シート40は、上記防音シート30に対して、ワイヤーハーネス本体22への取付箇所及び外形状が異なる以外は、同様に構成されている。
上記防音シート30、40の一方主面(内装部材10側の面)には両面テープ50が貼着けられている。本ワイヤーハーネス20の製造後から搬送中及び内装部材10に取付けられる前の状態では、両面テープ50のうち外側の面(内装部材10側の面)には、剥離紙が貼付けられたままの状態であることが好ましい。
<ワイヤーハーネスの取付方法について>
上記ワイヤーハーネス20を内装部材10に取付ける方法について説明する。なお、ここでは、ワイヤーハーネス20のうち防音シート30と当該防音シート30から延出するワイヤーハーネス本体22の部分を内装部材10に取付ける方法を中心に説明する。
まず、図4に示すように、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出する部分を、少なくとも1箇所で内装部材10に取付ける。ここでは、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出する部分を、複数箇所で内装部材10に取付ける。
より具体的には、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出する部分の端部に取付けられたコネクタ26を、電気機器14a、15のコネクタ14ac、15cにコネクタ接続する(図2及び図4参照)。これと同時又はこの前後に、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出する部分に取付けられたクランプ部材28を、内装部材10に形成された固定孔16に挿入固定する(図2及び図4参照)。
ここで、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30から延出してコネクタ14ac、15c又はクランプ部材28に至る部分の長さ寸法は、防音シート30を設計上取付固定されるべき内装部材10の所定位置に配設した状態において、前記ワイヤーハーネス本体22の前記延出部分の配設経路の長さ寸法(より具体的には、防音シート30の縁からコネクタ14ac、14bc、15又は固定孔16に至る経路の長さ寸法)に、作業上必要な余裕寸法を付加した程度に設定されている。前記ワイヤーハーネス本体22の前記延出部分の配設経路は、直線状であることが好ましいが、その他の部品に対する干渉を避けるため、当該その他の部品の外形状に沿って曲る経路等であってもよい。作業上必要な余裕寸法とは、例えば、コネクタ26の接続作業、クランプ部材28の挿入固定作業を行う際等に、防音シート30を内装部材10に対して接着しないようにするために、内装部材10と防音シート30との間に必要な隙間をあけておくための寸法であり(図4において、防音シート30と空調ダクト13との隙間参照)、なるべく小さい寸法に設定されることが好ましい。
なお、この作業を行う前に、両面テープ50の外面に貼着けられた剥離紙を剥離しておくことが好ましい。もっとも、コネクタ26の接続作業及びクランプ部材28の挿入固定作業の途中又はそれらの作業の終了後に、両面テープ50の外面に貼着けられた剥離紙を剥離してもよい。
上記のようにコネクタ26、クランプ部材28を内装部材10に取付固定した状態では、コネクタ26の接続先であるコネクタ14ac、15cの位置、固定孔16の位置及びワイヤーハーネス本体22のうちの延出部分の長さ寸法等によって、防音シート30は、内装部材10に対して一定範囲内に位置するように規制される(図4において矢符Rで示す範囲参照)。
そして、上記のように、コネクタ26、クランプ部材28を内装部材10に取付固定した後、防音シート30の位置が一定範囲内に規制された状態で、図5に示すように、防音シート30を内装部材10に取付固定する。ここでは、防音シート30を、両面テープ50によって内装部材10の空調ダクト13に取付ける。
なお、防音シート30は、内装部材10の他の部分、例えば、裏側パネル12等に取付けられてもよい。
また、防音シート40についても、上記と同様にして、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート40から延出する部分を、コネクタ26、クランプ部材28等を介して内装部材10に取付けた後、内装部材10に両面テープ50を介して取付ける。
防音シート30、40は、その他の構成、例えば、塗布された粘着剤、接着剤等で内装部材10に取付けられてもよい。
以上のように構成されたワイヤーハーネスの取付方法によると、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40から延出する部分を、少なくとも1箇所で内装部材10に取付けた状態で、防音シート30、40を内装部材10に取付けるため、防音シート30、40を位置精度よく内装部材10に取付けることができる。
なお、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40から延出する部分は、複数箇所で内装部材10に取付けられていることが好ましい。これにより、内装部材10に対する防音シート30、40の位置をより他方向で規制でき、防音シート30、40をより位置精度よく内装部材10に取付けることができるからである。もっとも、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40から延出する部分が少なくとも1箇所で内装部材10に取付けられていれば、少なくとも1つの向きでは、内装部材10に対する防音シート30、40の位置を規制でき、防音シート30、40を位置精度よく内装部材10に取付けることができる。
また、上記ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40から延出する部分は、コネクタ26又はクランプ部材28のうちの少なくとも1つを利用して内装部材10に取付固定されるため、ワイヤーハーネス本体22を簡易な構成で容易に内装部材に取付けることができる。
また、防音シート30、40を粘着剤によって取付固定する場合、防音シート30、40を内装部材10に対して比較的自由な位置に取付固定することができるため、防音シート30、40の取付位置が設計上の位置からずれやすいといえる。そこで、このような場合に、上記のように、ワイヤーハーネス本体22のうち防音シート30、40から延出する部分を内装部材10に取付固定することによって、防音シート30、40の位置規制を行った状態で、当該防音シート30、40を内装部材10に取付固定することで、当該防音シート30、40を位置精度よく内装部材10に取付けることができる。
また、防音シート30、40を内装部材10に取付ける際の位置決め精度がよくないとすると、防音シート30、40の貼着対象領域が、内装部材10のうち両面テープ50の貼着けに適した領域(例えば、比較的広い平坦な領域)に対してずれてしまうことを見越して、内装部材10の一主面の比較的広い領域に両面テープ50を貼着けておく必要がある。これに対して、上記取付方法によると、防音シート30、40を位置精度よく内装部材10に取付けることができるため、防音シート30の一主面に対して予め貼着けておくべき両面テープ50の配設領域を、内装部材10のうち両面テープ50の貼着けに適した領域と同程度の広さの領域等に絞り込むことができ、防音シート30、40の一主面に対して部分的に両面テープ50を貼着けた構成とすることができる。これにより、両面テープ50の削減が可能となる。
また、防音シート30、40として、一対のシート状の防音材32、34の間にワイヤーハーネス本体22の少なくとも一部を挟込んで固定した構成のものを用いているため、防音シート30、40とワイヤーハーネス本体22とを容易に一体化することができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 内装部材
14a、14b、15 電気機器
14ac、14bc、15c コネクタ
16 固定孔
20 ワイヤーハーネス
22 ワイヤーハーネス本体
26 コネクタ
28 クランプ部材
30、40 防音シート
32、34 防音材
50 両面テープ

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの電線を含むワイヤーハーネス本体と、前記ワイヤーハーネス本体と一体化された防音シートとを備えるワイヤーハーネスを、内装部材に取付けるワイヤーハーネスの取付方法であって、
    (a)前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、少なくとも一箇所で前記内装部材に取付ける工程と、
    (b)前記工程(a)の後、前記防音シートを前記内装部材に取付ける工程と、
    を備えるワイヤーハーネスの取付方法。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスの取付方法であって、
    前記工程(a)において、前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分を、複数箇所で前記内装部材に取付ける、ワイヤーハーネスの取付方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネスの取付方法であって、
    前記工程(a)において、前記内装部材に対する前記ワイヤーハーネス本体のうち前記防音シートから延出する部分の取付けを、前記ワイヤーハーネス本体に取付けられたクランプ部材及び前記ワイヤーハーネス本体の端部に取付けられたコネクタのうちの少なくとも1つを用いて行う、ワイヤーハーネスの取付方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスの取付方法であって、
    前記工程(b)において、前記防音シートを粘着剤によって前記内装部材に取付ける、ワイヤーハーネスの取付方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスの取付方法であって、
    前記防音シートは、一対のシート状の防音材の間に前記ワイヤーハーネス本体の少なくとも一部を挟込んで固定したものである、ワイヤーハーネスの取付方法。
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