JP2014214883A - 混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置 - Google Patents

混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムを提供する。
【解決手段】予備燃料ガスG2に空気Aを混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置Sにて燃焼可能な混合気Gmを生成する混合気生成部Nと、燃焼装置Sに通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路1に連通接続されて、混合気生成部Nにて生成された混合気Gmを燃焼装置Sに供給する予備燃料供給路2と、予備燃料供給路2を開閉自在な予備路開閉手段Vとが設けられ、予備燃料供給路2において、予備路開閉手段Vにて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分2pの内容積が、所定の設定容積に設定され、パージ流路部分2pの気体を外部に放出可能な切換時用放出部4と、切換時用放出部4を開閉自在な切換時パージ用開閉手段5とが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置に関する。
かかる混合気供給システムは、混合気生成部において、通常燃料ガスとは燃焼性(燃焼速度、発熱量等)が異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスと燃焼性が同等な混合気を生成し、例えば、通常燃料ガスを燃焼装置に供給できなくなったときに、予備路開閉手段を開いて、混合気生成部にて生成された混合気を予備燃料供給路を介して燃焼装置に供給するものである(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、通常燃料ガスの一例は、都市ガスであり、予備燃料ガスの一例は、LPガス(液化石油ガス)である。つまり、自然災害等により燃焼装置への都市ガスの供給が停止したときに、この混合気供給システムにて、LPガスに空気を混合して都市ガスと燃焼性が同等な混合気を生成し、その混合気を都市ガスの代用として、燃焼装置に供給することができる。
特開2010−2133号公報
ところで、このような混合気供給システムは、例えば、自然災害の発生時等に、通常燃料ガスの供給が停止したときに稼動されるものであるので、一般に、一旦稼動された後、次に稼動されるまでの期間が長くなる。
本願発明の発明者らは、このような混合気供給システムでは、その稼動後、混合気が予備燃料供給路に残留したままで長期間が経過すると、次に混合気供給システムを稼動させるときには、燃焼装置を適切に稼動させることができなくなる問題が発生する場合があることを見出した。
つまり、予備燃料ガスと空気とは比重が異なるので、それら予備燃料ガスと空気との混合気が予備燃料供給路に残留したままで長期間が経過すると、比重の違いにより予備燃料ガスと空気とが分離する。そして、そのように予備燃料ガスと空気とが分離してそれらの混合状態が不均等な混合気(以下、不均等混合気と記載する場合がある)が予備燃料供給路に残留する状態で、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路に供給されると、新たに供給される混合気により、不均等混合気が押されて、予備燃料ガスと空気との混合比が不適正な(燃焼性が通常燃料ガスと異なる)不均等混合気が燃焼装置に供給されることになり、燃焼装置を適切に稼動させることができなくなる。
このような問題を解消するために、予備燃料供給路に、その予備燃料供給路内の気体を外部に放出する放出路を設けると共に、その放出路を開閉自在な放出弁を設けて、予備路開閉手段を開く前に、放出弁を開くことにより、予備燃料供給路に残留している不均等混合気を新たに供給される混合気により放出路に押し出して外部に放出することが想定される。
しかしながら、放出弁を開いている時間が短いと、不均等混合気を予備燃料供給路から外部に完全に放出することができないので、不均等混合気を予備燃料供給路から外部に完全に放出するためには、放出弁を開く時間を必要以上にかなり長く設定することになる。
そして、放出弁を開く時間が長くなるほど、予備路開閉手段を開いて、混合気生成部にて新たに生成された混合気を通常燃料供給路に供給可能にするための起動に要する所要時間(以下、起動所要時間と記載する場合がある)が長くなると共に、予備燃料ガスの損失が大きくなる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置を提供することにある。
本発明に係る混合気供給システムは、通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムであって、
その特徴構成は、前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、予備路開閉手段を開く前に、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開くと、新たに予備燃料供給路に供給される混合気により、予備燃料供給路に残留している不均等混合気が切換時用放出部に押し出されて外部に放出される。次いで、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を閉じ、並びに、予備路開閉手段を開くと、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路から通常燃料供給路に供給される。
そして、予備燃料供給路において、予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定されているので、その設定容積に基づいて、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開く時間を、予備燃料供給路のパージ用流路部分に残留している不均等混合気を完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムを提供することができる。
本発明に係る混合気供給システムの更なる特徴構成は、
前記予備路開閉手段が、前記予備燃料供給路に設けられ、
前記通常燃料供給路における前記予備燃料供給路との接続部から上流側の上流側供給路部分を開閉自在な通常路開閉手段と、
前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分の気体を外部に放出可能な開始時用放出部と、
前記開始時用放出部を開閉自在な開始時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、通常路開閉手段を開き且つ予備路開閉手段を閉じる状態にすると、通常燃料供給路を通して通常燃料ガスを燃焼装置に供給可能な状態となり、逆に、通常路開閉手段を閉じ且つ予備路開閉手段を開く状態にすると、予備料供給路を通して混合気を燃焼装置に供給可能な状態となる。
通常路開閉手段を開き且つ予備路開閉手段を閉じて、通常燃料供給路を通常燃料ガスが通流している状態で、開始時パージ用開閉手段により開始時用放出部を開くと、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分に、先の稼動時から残留していた不均等混合気が、通常燃料供給路から予備燃料供給路に流入する通常燃料ガスにより開始時用放出部に押し出されて外部に放出される。そして、開始時パージ用開閉手段により開始時用放出部を閉じると、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが不均等混合気に置き換わって残留することなる。
次に、混合気供給システムを起動する際には、先ず、予備路開閉手段を閉じた状態で、パージ流路部分の内容積に基づいて設定した時間だけ、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開くことにより、予備燃料供給路に残留している不均等混合気を極力短時間で完全に外部に放出した後、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を閉じ、更に、通常路開閉手段を閉じ且つ予備路開閉手段を開く状態にする。すると、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側に流入して、その下流側の部分に残留していた通常燃料ガスが下流側に押されつつ、混合気が通常燃料供給路の下流側供給路部分に流入するので、燃焼装置には、先ず、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分に残留していた通常燃料ガスが供給された後、混合気生成部にて新たに生成された混合気が供給される。
つまり、燃焼装置に通常燃料ガスを供給している間、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが残留することになるが、通常燃料ガスは殆ど単一の成分からなっているので、通常燃料ガスが長期間にわたって予備燃料供給路に残留した後に燃焼装置に供給されても、燃焼装置の稼動に与える影響は限りなく少ない。
従って、より一層適切に燃焼装置を稼動し得るように、混合気供給システムを起動することができる。
本発明に係る混合気供給システムの更なる特徴構成は、
前記通常燃料供給路の上流側供給路部分における前記通常路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、通常燃料供給路の上流側供給路部分における通常路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の箇所に逆止弁が設けられているので、予備路開閉手段を開いたときに、混合気が通常燃料供給路における予備燃料供給路との接続部と通常路開閉手段との間に流入するのを極力抑制することができる。
本発明に係る混合気供給システムの運転方法は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
その特徴構成は、前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を開いて、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開く点にある。
上記特徴構成によれば、予め、パージ所要時間を、設定容積に基づいて、混合気生成部による混合気の送出により、パージ流路部分の気体の全量又は所定割合を切換時放出部から外部に放出可能な条件で、極力短く設定する。
そして、混合気供給システムを起動させるべく、予備路開閉手段を開く際には、予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、例えば、混合気生成部による混合気の送出を可能にして、先ず、切換時パージ用開閉手段をパージ所要時間だけ開くように開閉操作する。すると、極力短い所要時間で、予備燃料供給路に残留していた不均等混合気を予備燃料供給路から外部に放出することができる。
続いて、予備路開閉手段を開くと、混合気生成部にて新たに生成された混合気を通常燃料供給路に供給することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムの運転方法を提供することができる。
本発明に係る混合気供給システムの運転方法は、請求項2又は3に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
その特徴構成は、前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を閉じ且つ前記通常路開閉手段を開く状態にして、前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体を前記通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、前記開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行し、
前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にして、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にする点にある。
上記特徴構成によれば、予め、パージ所要時間を、設定容積に基づいて、混合気生成部による混合気の送出により、パージ流路部分の気体の全量又は所定割合を切換時放出部から外部に放出可能な条件で、極力短く設定する。
又、混合気供給システムを起動させる前に、予め、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体の全量又は所定割合を通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、予備路開閉手段を閉じ且つ通常路開閉手段を開く状態にしている状態において、開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行する。すると、通常燃料供給路の上流側供給路部分から予備燃料供給路に通常燃料ガスが流入し、その通常燃料ガスにより、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分に残留していた気体、即ち、不均等混合気が開始時放出部に押し出されて外部に放出されるので、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが残留することになる。
そして、予備路開閉手段を開き且つ通常路開閉手段を閉じる状態にして、燃焼装置に混合気を供給する際には、先ず、予備路開閉手段を閉じ状態に維持すると共に、例えば、混合気生成部による混合気の送出を可能にして、切換時パージ用開閉手段をパージ所要時間だけ開くように開閉操作する切換時パージ処理を実行する。すると、極力短い所要時間で、予備燃料供給路に残留していた不均等混合気を予備燃料供給路から外部に放出することができる。
続いて、予備路開閉手段を開き且つ通常路開閉手段を閉じる状態にする。すると、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側に流入し、先の開始時パージ処理にて充填されていた通常燃料ガスが下流側に押されつつ、混合気が通常燃料供給路の下流側供給路部分を通流して燃焼装置に供給される。
つまり、予備路開閉手段を開き且つ通常路開閉手段を閉じる状態にして、燃焼装置に混合気を供給する際には、燃焼装置には、当初は通常燃料ガスが供給され、以降、混合気生成部にて新たに生成された混合気が供給される。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムの運転方法を提供することができる。
しかも、本特徴構成による混合気供給システムの運転方法によれば、より一層適切に燃焼装置を稼動し得るように、混合気供給システムを起動することができる。
本発明に係る混合気供給システムに用いる混合気供給装置は、通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムに用いる混合気供給装置であって、
その特徴構成は、前記混合気生成部と前記予備燃料供給路とを備え、
前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、予備路開閉手段を開く前に、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開くと、新たに予備燃料供給路に供給される混合気により、予備燃料供給路に残留している不均等混合気が切換時用放出部に押し出されて外部に放出される。次いで、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を閉じ、並びに、予備路開閉手段を開くと、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路から通常燃料供給路に供給される。
そして、予備燃料供給路において、予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定されているので、その設定容積に基づいて、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開く時間を、予備燃料供給路のパージ用流路部分に残留している不均等混合気を完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムに用いる混合気供給装置を提供することができる。
第1実施形態に係る混合気供給システムの全体構成を示すブロック図 第1実施形態に係る混合気供給システムの開始時パージ処理での操作状態を示すブロック図 第1実施形態に係る混合気供給システムの通常燃料ガス供給状態での操作状態を示すブロック図 第1実施形態に係る混合気供給システムの切換時パージ処理での操作状態を示すブロック図 第1実施形態に係る混合気供給システムの混合気供給状態での操作状態を示すブロック図 第2実施形態に係る混合気供給システムの全体構成、及び、切換時パージ処理での操作状態を示すブロック図
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、混合気供給システムは、通常燃料供給路1により通常燃料ガスG1が供給されるコージェネレーションシステムS(燃焼装置の一例)に、通常燃料ガスG1に代えて、通常燃料ガスG1とは異なる予備燃料ガスG2に空気Aを混合して生成した混合気Gmを供給するものである。ちなみに、この実施形態では、通常燃料G1として都市ガス(例えば、13A)が用いられ、予備燃料ガスG2としてLPガスが用いる場合を例にして、説明する。
そして、この混合気供給システムには、通常燃料ガスG1とは異なる予備燃料ガスG2に空気Aを混合して、通常燃料ガスG1を燃焼可能に構成されたコージェネレーションシステムSにて燃焼可能な混合気Gmを生成する混合気生成部Nと、コージェネレーションシステムSに通常燃料ガスG1を供給する通常燃料供給路1に連通接続されて、混合気生成部Nにて生成された混合気GmをコージェネレーションシステムSに供給する予備燃料供給路2とを備えた混合気供給システムに用いる混合気供給装置M(以下、混合気供給装置と略称する場合がある)と、予備燃料供給路2を開閉自在な予備路開閉手段Vとが設けられている。
本発明では、混合気供給装置Mの予備燃料供給路2において、予備路開閉手段Vにて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分2pの内容積が、所定のパージ部設定容積(設定容積に相当する)に設定され、混合気供給装置Mには、パージ流路部分2pの気体を外部に放出可能な切換時用放出路4(切換時用放出部の一例)と、切換時用放出路4を開閉自在な切換時パージ用開閉弁5(切換時パージ用開閉手段の一例)とが設けられている。
そして、この第1実施形態では、予備路開閉手段Vとして予備路開閉弁7が、予備燃料供給路2に設けられ、通常燃料供給路1における予備燃料供給路2との接続部3から上流側の上流側供給路部分1uを開閉自在な通常路開閉弁6(通常路開閉手段の一例)と、予備燃料供給路2における予備路開閉弁7にて開閉される箇所よりも下流側の部分の気体を外部に放出可能な開始時用放出路8(開始時用放出部の一例)と、開始時用放出路8を開閉自在な開始時パージ用開閉弁9(開始時パージ用開閉手段の一例)とが設けられている。
つまり、図3に示すように、通常路開閉弁6を開き且つ予備路開閉弁7を閉じる状態にすると、通常燃料供給路1を通して通常燃料ガスG1をコージェネレーションシステムSに供給可能となり、図5に示すように、通常路開閉弁6を閉じ且つ予備路開閉弁7を開く状態にすると、予備燃料供給路2及び通常燃料供給路1における予備燃料供給路2との接続部3から下流側の下流側供給路部分1dを通して混合気GmをコージェネレーションシステムSに供給可能となる。
図1に示すように、コージェネレーションシステムSは、通常燃料供給路1を通して通常燃料ガスG1が供給されるガスエンジン21と、そのガスエンジン21にて駆動される発電装置22と、そのガスエンジン21の排熱を回収する排熱回収装置23等を備えて構成されている。
詳細な説明を省略するが、発電装置22は商用電力系統(図示省略)に連系されて、発電装置22にて発電された電力が商用電力系統に供給可能に構成されている。
又、排熱回収装置23は、ガスエンジン21の燃焼排ガスが熱源として通流される排熱回収用熱交換器24に貯湯タンク25内の湯水を循環通流させて、ガスエンジン21の排熱を貯湯タンク25内の湯水に回収可能に構成され、貯湯タンク25内の温水が給湯栓や暖房機器等の熱負荷(図示省略)に供給可能に構成されている。
次に、図1に基づいて、混合気供給システムの各部について説明を加える。
通常燃料供給路1の途中に、予備燃料供給路2を接続するための三方継手10が介装されている。つまり、通常燃料供給路1において、この三方継手10の介装箇所が予備燃料供給路2との接続部3に相当する。
通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uには、上述した通常路開閉弁6に加えて、その上流側供給路部分1uにおける通常路開閉弁6と三方継手10(即ち、接続部3)との間(即ち、通常路開閉弁6にて開閉される箇所よりも下流側)の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁11が設けられている。この逆止弁11は、三方継手10に極力近づけて設けるのが好ましい。
又、通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dには、コージェネレーションシステムSのガスエンジン21への通常燃料ガスG1や混合気Gmの供給を断続する燃料断続弁12が設けられている。
混合気生成部Nは、予備燃料ガスG2を貯留する複数の予備ガスボンベ13、それら複数の予備ガスボンベ13が並列接続された元供給路14、その元供給路14に設けられた調圧弁15、その元供給路14を通して供給される予備燃料ガスG2と空気供給路16を通して供給される空気Aとを混合して、混合気Gmを生成するベンチュリミキサー17、及び、空気供給路16における空気Aの流量を調整する混合比調整弁18等を備えて構成されている。空気供給路16の基端には、空気Aを吸い込む吸気口19が設けられている。
ベンチュリミキサー17は、ベンチュリー管17aと、そのベンチュリー管17aに予備燃料ガスG2を噴射する噴射ノズル17bと、その噴射ノズル17bの近傍にベンチュリー管17aに連通する状態で設けられた空気吸込口17c等を備えて構成されている。噴射ノズル17bに、元供給路14が接続され、空気吸込口17cに、空気供給路16が接続されている。
そして、噴射ノズル17bからベンチュリー管17aへの予備燃料ガスG2の噴射に伴う吸引力により、空気供給路16を通して空気吸込口17cから空気Aをベンチュリー管17aに吸い込んで、ベンチュリー管17aにて予備燃料ガスG2と空気Aとを混合して、混合気Gmとしてベンチュリー管17aの先端の吹出口17dから吹き出すように構成されている。
調圧弁15は、ベンチュリミキサー17に供給される予備燃料ガスG2の圧力を減圧調整するものであり、混合比調整弁18は、混合気Gmの燃焼性を通常燃料ガスG1の燃焼性と同等にすべく、空気供給路16における空気Aの流量を調整することにより、混合気Gmにおける予備燃料ガスG2と空気Aとの混合比を目標混合比に調整するものである。
ちなみに、予備ガスボンベ13に貯留される予備燃料ガスG2(即ち、LPガス)の圧力は、例えば、0.15〜1.56MPaであり、調圧弁15及び混合比調整弁18による圧力調整により、混合気Mの圧力が所望の圧力(例えば、1.5〜2.5kPa)に調整される。
目標混合比は、混合気Gmのウォッベ指数WIを通常燃料ガスG1のウォッベ指数WIと同等にするための予備燃料ガスG2と空気Aとの混合比に設定される。例えば、通常燃料ガスG1が都市ガスの13Aの場合、混合気Gmのウォッベ指数WIは、13Aのウォッベ指数WIと同等の52.7〜57.8の範囲に設定される。ちなみに、ウォッベ指数WIは、ガス(通常燃料ガスG1や混合気Gm)の総発熱量H(MJ/m3)をガスの空気Aに対する比重sの平方根で割った数値(WI=H/√s)で表され、ガス機器の完全燃焼性の指標となるものである。
予備燃料供給路2の全長は所定の長さに設定され、その予備燃料供給路2が、ベンチュリミキサー17の吹出口17dと三方継手10とに接続されて設けられ、その予備燃料供給路2において、ベンチュリミキサー17の吹出口17dから三方継手10側に、所定のパージ部長さの箇所に、予備路開閉弁7が介装されている。
つまり、予備燃料供給路2において、予備路開閉弁7により開閉される箇所とベンチュリミキサー17の吹出口17dとの間の部分が、既定のパージ部長さを有するパージ流路部分2pに相当する。又、予備燃料供給路2において、パージ流路部分2p以外の部分、即ち、予備路開閉弁7と三方継手10との間の部分が、既定の通常ガス流入部長さを有する通常ガス流入流路部分2nとなる。
そして、予備燃料供給路2を形成する管部材は、所定の内径のものが用いられるので、パージ流路部分2pの長さをパージ部長さに設定することにより、パージ流路部分2pの内容積が所定のパージ部設定容積に設定されることになる。
又、通常ガス流入流路部分2nの長さを通常ガス流入部長さに設定することにより、通常ガス流入流路部分2nの内容積が所定の通常ガス流入部設定容積に設定されることになる。
切換時用放出路4は、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに連通接続され、その切換時用放出路4に、切換時パージ用開閉弁5が介装されている。
開始時用放出路8は、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nに連通接続され、その開始時用放出路8に、開始時パージ用開閉弁9が介装されている。
切換時パージ用開閉弁5、通常路開閉弁6、予備路開閉弁7、開始時パージ用開閉弁9及び燃料断続弁12の各弁は、手動操作式の弁が用いられている。
通常路開閉弁6及び予備路開閉弁7のうち、通常路開閉弁6は、混合気供給装置Mを設置可能にするために、三方継手10と共に、通常燃料供給路1に当初から設けられ、予備路開閉弁7は、混合気供給装置M側に設けられることになる。
図示を省略するが、混合気供給装置Mは、混合気生成部N、予備燃料供給路2、切換時用放出路4、切換時用パージ弁5、開始時用放出路8及び開始時用パージ弁9に加えて、予備路開閉弁7を枠体(図示省略)等に一体的に組み付けて、可搬式に構成されている。
そして、混合気供給装置Mを設置対象箇所に搬送して、予備燃料供給路2の先端を通常燃料供給路1の三方継手10に接続すると、混合気供給システムが構築されることになる。
次に、図2〜図5に基づいて、混合気供給システムの運転方法について説明する。ちなみに、この第1実施形態では、混合気供給システムの運転方法は、人為操作により行われる。
尚、図2〜図5において、通常燃料供給路1、予備燃料供給路2、切換時用放出路4及び開始時用放出路8等の流路を示す線分において、気体が通流している部分に対応する部分を太線にて示す。
又、図2〜図5において、切換時パージ用開閉弁5、通常路開閉弁6、予備路開閉弁7、開始時パージ用開閉弁9及び燃料断続弁12の各弁を示すパターンにおいて、開弁状態のものを黒塗りにて示し、閉弁状態のものを白抜きにて示す。
先ず、この第1実施形態に係る混合気供給システムの運転方法の特徴構成について説明すると、この第1実施形態による運転方法では、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pのパージ部設定容積に基づいて、混合気生成部Nによる混合気Mの送出により、パージ流路部分2pの気体の全量を切換時用放出路4から外部に放出するのに要するパージ流路部分2pのパージ所要時間を予め求める。
又、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nの通常ガス流入部設定容積に基づいて、通常燃料供給路1からの通常燃料ガスG1により、通常ガス流入流路部分2nの気体の全量を開始時用放出路8から外部に放出するのに要する通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間を予め求める。
そして、図2に示すように、予備路開閉弁7を閉じ且つ通常路開閉弁6を開く状態にして、通常燃料供給路1を通して通常燃料ガスG1がコージェネレーションシステムSに供給されている状態において、予備燃料供給路2における予備路開閉弁7よりも下流側の部分、即ち、通常ガス流入流路部分2nの気体の全量を通常燃料供給路1からの通常燃料ガスG1に置換すべく、開始時パージ用開閉弁9を通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間だけ開く開始時パージ処理を実行する。
又、図5に示すように、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にして、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、図4に示すように、予備路開閉弁7を閉じ状態に維持した状態で、混合気生成部Nにより混合気Gmの送出が可能な状態にて開かれる時間がパージ流路部分2pのパージ所要時間になるように、切換時パージ用開閉弁5を開閉操作する切換時パージ処理を実行し、続いて、図5に示すように、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にする。
ちなみに、パージ流路部分2pのパージ所要時間は、パージ部設定容積のパージ流路部分2p内に残留する気体の全量を放出するのに要する時間よりも多少長い時間に設定する。
又、通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間も、通常ガス流入部設定容積の通常ガス流入流路部分2n内の気体の全量を外部に放出するのに要する時間よりも多少長い時間に設定する。
次に、混合気供給システムの運転方法の全体について説明を加える。
通常燃料ガスG1の供給が可能なときは、図3に示すように、開始時パージ用開閉弁9及び予備路開閉弁7を閉じた状態で、燃料断続弁12及び通常路開閉弁6を開く。すると、通常燃料ガスG1が通常燃料供給路1を通してコージェネレーションシステムSに供給される。
開始時パージ処理について説明を加えると、図2に示すように、開始時パージ処理では、燃料断続弁12及び通常路開閉弁6を開くと共に、予備路開閉弁7を閉じて、通常燃料供給路1を通常燃料ガスG1が通流している状態で、開始時パージ用開閉弁9を通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間開いた後、閉じる。
すると、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uから予備燃料供給路2に通常燃料ガスG1が流入し、その通常燃料ガスG1により、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nに残留していた気体、即ち、不均等混合気Gmが開始時用放出路8に押し出されて完全に外部に放出されるので、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nには、通常燃料ガスG1が残留することになる。
ちなみに、この開始時パージ処理は、コージェネレーションシステムSへ通常燃料ガスG1の供給を開始する直前に実行しても良いし、コージェネレーションシステムSへ通常燃料ガスG1を供給している間に実行しても良い。
切換時パージ処理について説明を加えると、図4に示すように、切換時パージ処理では、予備路開閉弁7を閉じている状態で、調圧弁15及び混合比調整弁18を夫々に対応して設定された開度に開いて、混合気生成部Nを混合気Gmの送出が可能にした状態で、切換時パージ用開閉弁5をパージ流路部分2pのパージ所要時間開いた後、閉じる。但し、通常燃料供給路1による通常燃料ガスG1の供給が停止するのに伴って、通常路開閉弁6を閉じるので、切換時パージ処理を実行するときは、通常路開閉弁6は閉じられている。
すると、混合気生成部Nにて生成されて新たに予備燃料供給路2に供給される混合気Gmにより、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに残留している不均等混合気Gmが切換時用放出路4に押し出されて完全に外部に放出される。
続いて、図5に示すように、予備路開閉弁7を開くと、混合気生成部Nにて新たに生成された混合気Gmが予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nに流入し、その通常ガス流入流路部分2nに先の開始時パージ処理にて充填された通常燃料ガスG1が下流側に押されつつ、混合気Gmが通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dを通流してコージェネレーションシステムSに供給される。
そして、パージ流路部分2pのパージ所要時間は、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに残留している不均等混合気Gmを完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定しているので、混合気供給システムの起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスG1の損失を抑制することができる。
しかも、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にして、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、コージェネレーションシステムSには、当初は通常燃料ガスG1が供給され、以降、混合気生成部Nにて新たに生成された混合気Gmが供給されるので、混合気供給システムの起動当初から、コージェネレーションシステムSを一層適切に稼動することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を説明するが、この第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
図6に示すように、この第2実施形態では、第1実施形態において設けた通常路開閉弁6及び予備路開閉弁7に代えて、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uの下流端、下流側供給路部分1dの上流端及び予備燃料供給路2の下流端が接続された三方弁20が設けられている。又、第1実施形態において設けた逆止弁11は、設けられていない。
三方弁20の3つのポートのうちの2つのポートに、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uの下流端、下流側供給路部分1dの上流端が各別に接続され、残りの一つのポートに、予備燃料供給路2の下流端が接続されている。尚、予備燃料供給路2の上流端は、上記の第1実施形態と同様に、ベンチュリミキサー17の吹出口17dに接続されている。
つまり、通常燃料供給路1において、この三方弁20の介装箇所が予備燃料供給路2との接続部3に相当する。
そして、図6に示すように、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uの下流端が接続されたポートと、下流側供給路部分1dの上流端が接続されたポートとが連通する第1流通状態に、三方弁20を操作すると、通常燃料供給路1を通して通常燃料ガスG1をコージェネレーションシステムSに供給可能となり、図示を省略するが、通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dの上流端が接続されたポートと予備燃料供給路2の下流端が接続されたポートとが連通する第2流通状態に、三方弁20を操作すると、予備燃料供給路2及び通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dを通して混合気GmをコージェネレーションシステムSに供給可能となる。
つまり、この三方弁20は、予備燃料供給路2を開閉自在な予備路開閉手段Vとして機能し、並びに、通常燃料供給路2の上流側供給路部分1uを開閉自在な通常路開閉手段としても機能するように構成されている。
又、予備燃料供給路2における三方弁20の一つのポートに接続された下流端が、予備燃料供給路2において、予備路開閉手段Vにて開閉される箇所に相当し、予備燃料供給路2の全長、即ち、ベンチュリミキサー17の吹出口17dに接続された上流端から三方弁20に接続された下流端までの全長が、既定のパージ部長さを有するパージ流路部分2pに相当する。つまり、予備燃料供給路2の全長が、パージ部長さに設定されていることになる。
そして、予備燃料供給路2を形成する管部材は、所定の内径のものが用いられるので、パージ流路部分2pの長さをパージ部長さに設定することにより、パージ流路部分2pの内容積が所定のパージ部設定容積に設定されることになる。
切換時用放出路4は、予備燃料供給路2に連通接続され、その切換時用放出路4に、切換時パージ用開閉弁5が介装されている。
この第2実施形態では、上記の第1実施形態において設けられた開始時用放出路8及び開始時パージ用開閉弁9は、設けられていない。
次に、図6に基づいて、混合気供給システムの運転方法について説明する。ちなみに、この第2実施形態でも、混合気供給システムの運転方法は、人為操作により行われる。
尚、図6において、通常燃料供給路1、予備燃料供給路2及び切換時用放出路4等の流路を示す線分において、気体が通流している部分に対応する部分を太線にて示す。
又、図6において、切換時パージ用開閉弁5、燃料断続弁12及び三方弁20等の各弁を示すパターンにおいて、開弁状態のものを黒塗りにて示し、閉弁状態のものを白抜きにて示す。
先ず、この第2実施形態に係る混合気供給システムの運転方法の特徴構成について説明すると、この第2実施形態による運転方法では、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pのパージ部設定容積に基づいて、混合気生成部Nによる混合気Mの送出により、パージ流路部分2pの気体の全量を切換時用放出路4から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求める。
そして、図6に示すように、三方弁20を第1流通状態から第2流通状態に切り換えて(即ち、予備路開閉手段を開いて)、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、三方弁20を第1流通状態(即ち、予備路開閉手段を閉じ状態)に維持した状態で、混合気生成部Nにより混合気Gmの送出が可能な状態にて開かれる時間がパージ所要時間になるように、切換時パージ用開閉弁5を開閉操作する切換時パージ処理を実行し、続いて、三方弁20を第1流通状態から第2流通状態に切り換える(即ち、予備路開閉手段を開く)。
ちなみに、パージ所要時間は、パージ部設定容積のパージ流路部分2pに残留する気体の全量を放出するのに要する時間よりも多少長い時間に設定する。
次に、混合気供給システムの運転方法の全体について説明を加える。
通常燃料ガスG1の供給が可能なときは、図示を省略するが、三方弁20を第1流通状態に操作する。すると、通常燃料ガスG1が通常燃料供給路1を通してコージェネレーションシステムSに供給される。
切換時パージ処理について説明を加えると、図6に示すように、切換時パージ処理では、三方弁20が第1流通状態になっている状態で、調圧弁15及び混合比調整弁18を夫々に対応して設定された開度に開いて、混合気生成部Nを混合気Gmの送出が可能にした状態で、切換時パージ用開閉弁5をパージ所要時間開いた後、閉じる。
すると、混合気生成部Nにて生成されて新たに予備燃料供給路2に供給される混合気Gmにより、予備燃料供給路2の全長にわたって(即ち、パージ流路部分2pに)残留している不均等混合気Gmが切換時用放出路4に押し出されて外部に放出される。
続いて、図示を省略するが、三方弁20を第2流通状態に切り換えると、混合気生成部Nにて新たに生成された混合気Gmが通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dを通流してコージェネレーションシステムSに供給される。
そして、パージ所要時間は、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに残留している不均等混合気Gmを完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定しているので、混合気供給システムの起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスG1の損失を抑制することができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 上記の第1実施形態において、開始時パージ処理を省略しても良い。但し、この場合は、予備路開閉弁7を三方継手10に極力近づけて設けるのが好ましい。
(ロ) 上記の第1及び第2の各実施形態では、混合気供給システムの運転方法を人為操作により実行する場合について説明したが、マイクロコンピュータを用いて構成した制御部を設けて、その制御部による自動操作により、混合気供給システムの運転方法を実行するように構成しても良い。
この場合、通常路開閉弁6、予備路開閉弁7、開始時パージ用開閉弁9、燃料断続弁12及び三方弁20の各弁は、電磁駆動式のものを設ける。又、通常燃料ガスG1の供給が停止したことを示すガス供給停止情報が制御部に送信可能に構成する。又、第1実施形態では、開始時パージ処理の実行を指令する開始時パージ指令が制御部に送信可能に構成する。
そして、制御部を構成するに、第1実施形態では、開始時パージ指令を受信すると開始時パージ処理を実行し、ガス供給停止情報を受信すると切換時パージ処理を実行するように構成し、第2実施形態では、ガス供給停止情報を受信すると切換時パージ処理を実行するように構成する。
(ハ) 上記の第1及び第2の各実施形態では、混合気供給装置Mを混合気供給システムとは別体に構成したが、混合気供給装置Mを構成する部材が混合気供給システムに組み込まれた構成として良い。
(ニ) 混合気生成部Nの具体構成は、上記の第1及び第2の各実施形態において例示した構成に限定されるものではなく、種々の構成が可能である。
(ホ) 燃焼装置の具体例は、上記の第1及び第2の各実施形態において例示したコージェネレーションシステムS(具体的には、ガスエンジン21)に限定されるものではなく、例えば、ガスタービンやガスバーナ等、種々のものが適用可能である。
以上説明したように、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置を提供することができる。
1 通常燃料供給路
1d 下流側供給路部分
1u 上流側供給路部分
2 予備燃料供給路
2p パージ流路部分
3 接続部
4 切換時用放出路(切換時用放出部)
5 切換時パージ用開閉弁(切換時パージ用開閉手段)
6 通常路開閉弁(通常路開閉手段)
8 開始時用放出路(開始時用放出部)
9 開始時パージ用開閉弁(開始時パージ用開閉手段)
11 逆止弁
A 空気
G1 通常燃料ガス
G2 予備燃料ガス
Gm 混合気
M 混合気供給装置
N 混合気生成部
S 燃焼装置
V 予備路開閉弁(予備路開閉手段)

Claims (6)

  1. 通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、
    前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、
    前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムであって、
    前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
    前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
    前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている混合気供給システム。
  2. 前記予備路開閉手段が、前記予備燃料供給路に設けられ、
    前記通常燃料供給路における前記予備燃料供給路との接続部から上流側の上流側供給路部分を開閉自在な通常路開閉手段と、
    前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分の気体を外部に放出可能な開始時用放出部と、
    前記開始時用放出部を開閉自在な開始時パージ用開閉手段とが設けられている請求項1に記載の混合気供給システム。
  3. 前記通常燃料供給路の上流側供給路部分における前記通常路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁が設けられている請求項2に記載の混合気供給システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
    前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
    前記予備路開閉手段を開いて、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
    前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
    続いて、前記予備路開閉手段を開く混合気供給システムの運転方法。
  5. 請求項2又は3に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
    前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
    前記予備路開閉手段を閉じ且つ前記通常路開閉手段を開く状態にして、前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体を前記通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、前記開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行し、
    前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にして、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
    前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
    続いて、前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にする混合気供給システムの運転方法。
  6. 通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、
    前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、
    前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムに用いる混合気供給装置であって、
    前記混合気生成部と前記予備燃料供給路とを備え、
    前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
    前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
    前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている混合気供給装置。
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