JP2014214883A - 混合気供給システム、混合気供給システムの運転方法及び混合気供給システムに用いる混合気供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予備燃料ガスG2に空気Aを混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置Sにて燃焼可能な混合気Gmを生成する混合気生成部Nと、燃焼装置Sに通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路1に連通接続されて、混合気生成部Nにて生成された混合気Gmを燃焼装置Sに供給する予備燃料供給路2と、予備燃料供給路2を開閉自在な予備路開閉手段Vとが設けられ、予備燃料供給路2において、予備路開閉手段Vにて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分2pの内容積が、所定の設定容積に設定され、パージ流路部分2pの気体を外部に放出可能な切換時用放出部4と、切換時用放出部4を開閉自在な切換時パージ用開閉手段5とが設けられている。
【選択図】図4
Description
本願発明の発明者らは、このような混合気供給システムでは、その稼動後、混合気が予備燃料供給路に残留したままで長期間が経過すると、次に混合気供給システムを稼動させるときには、燃焼装置を適切に稼動させることができなくなる問題が発生する場合があることを見出した。
そして、放出弁を開く時間が長くなるほど、予備路開閉手段を開いて、混合気生成部にて新たに生成された混合気を通常燃料供給路に供給可能にするための起動に要する所要時間(以下、起動所要時間と記載する場合がある)が長くなると共に、予備燃料ガスの損失が大きくなる。
その特徴構成は、前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
そして、予備燃料供給路において、予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定されているので、その設定容積に基づいて、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開く時間を、予備燃料供給路のパージ用流路部分に残留している不均等混合気を完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムを提供することができる。
前記予備路開閉手段が、前記予備燃料供給路に設けられ、
前記通常燃料供給路における前記予備燃料供給路との接続部から上流側の上流側供給路部分を開閉自在な通常路開閉手段と、
前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分の気体を外部に放出可能な開始時用放出部と、
前記開始時用放出部を開閉自在な開始時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
通常路開閉手段を開き且つ予備路開閉手段を閉じて、通常燃料供給路を通常燃料ガスが通流している状態で、開始時パージ用開閉手段により開始時用放出部を開くと、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分に、先の稼動時から残留していた不均等混合気が、通常燃料供給路から予備燃料供給路に流入する通常燃料ガスにより開始時用放出部に押し出されて外部に放出される。そして、開始時パージ用開閉手段により開始時用放出部を閉じると、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが不均等混合気に置き換わって残留することなる。
つまり、燃焼装置に通常燃料ガスを供給している間、予備燃料供給路における予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが残留することになるが、通常燃料ガスは殆ど単一の成分からなっているので、通常燃料ガスが長期間にわたって予備燃料供給路に残留した後に燃焼装置に供給されても、燃焼装置の稼動に与える影響は限りなく少ない。
従って、より一層適切に燃焼装置を稼動し得るように、混合気供給システムを起動することができる。
前記通常燃料供給路の上流側供給路部分における前記通常路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁が設けられている点にある。
その特徴構成は、前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を開いて、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開く点にある。
そして、混合気供給システムを起動させるべく、予備路開閉手段を開く際には、予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、例えば、混合気生成部による混合気の送出を可能にして、先ず、切換時パージ用開閉手段をパージ所要時間だけ開くように開閉操作する。すると、極力短い所要時間で、予備燃料供給路に残留していた不均等混合気を予備燃料供給路から外部に放出することができる。
続いて、予備路開閉手段を開くと、混合気生成部にて新たに生成された混合気を通常燃料供給路に供給することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムの運転方法を提供することができる。
その特徴構成は、前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を閉じ且つ前記通常路開閉手段を開く状態にして、前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体を前記通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、前記開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行し、
前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にして、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にする点にある。
又、混合気供給システムを起動させる前に、予め、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体の全量又は所定割合を通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、予備路開閉手段を閉じ且つ通常路開閉手段を開く状態にしている状態において、開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行する。すると、通常燃料供給路の上流側供給路部分から予備燃料供給路に通常燃料ガスが流入し、その通常燃料ガスにより、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分に残留していた気体、即ち、不均等混合気が開始時放出部に押し出されて外部に放出されるので、予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側の部分には、通常燃料ガスが残留することになる。
続いて、予備路開閉手段を開き且つ通常路開閉手段を閉じる状態にする。すると、混合気生成部にて新たに生成された混合気が予備燃料供給路における予備路開閉手段よりも下流側に流入し、先の開始時パージ処理にて充填されていた通常燃料ガスが下流側に押されつつ、混合気が通常燃料供給路の下流側供給路部分を通流して燃焼装置に供給される。
つまり、予備路開閉手段を開き且つ通常路開閉手段を閉じる状態にして、燃焼装置に混合気を供給する際には、燃焼装置には、当初は通常燃料ガスが供給され、以降、混合気生成部にて新たに生成された混合気が供給される。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムの運転方法を提供することができる。
しかも、本特徴構成による混合気供給システムの運転方法によれば、より一層適切に燃焼装置を稼動し得るように、混合気供給システムを起動することができる。
その特徴構成は、前記混合気生成部と前記予備燃料供給路とを備え、
前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている点にある。
そして、予備燃料供給路において、予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定されているので、その設定容積に基づいて、切換時パージ用開閉手段により切換時用放出部を開く時間を、予備燃料供給路のパージ用流路部分に残留している不均等混合気を完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定することができる。
従って、起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスの損失を抑制しつつ、起動当初から適正な混合気を供給し得る混合気供給システムに用いる混合気供給装置を提供することができる。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、混合気供給システムは、通常燃料供給路1により通常燃料ガスG1が供給されるコージェネレーションシステムS(燃焼装置の一例)に、通常燃料ガスG1に代えて、通常燃料ガスG1とは異なる予備燃料ガスG2に空気Aを混合して生成した混合気Gmを供給するものである。ちなみに、この実施形態では、通常燃料G1として都市ガス(例えば、13A)が用いられ、予備燃料ガスG2としてLPガスが用いる場合を例にして、説明する。
つまり、図3に示すように、通常路開閉弁6を開き且つ予備路開閉弁7を閉じる状態にすると、通常燃料供給路1を通して通常燃料ガスG1をコージェネレーションシステムSに供給可能となり、図5に示すように、通常路開閉弁6を閉じ且つ予備路開閉弁7を開く状態にすると、予備燃料供給路2及び通常燃料供給路1における予備燃料供給路2との接続部3から下流側の下流側供給路部分1dを通して混合気GmをコージェネレーションシステムSに供給可能となる。
詳細な説明を省略するが、発電装置22は商用電力系統(図示省略)に連系されて、発電装置22にて発電された電力が商用電力系統に供給可能に構成されている。
又、排熱回収装置23は、ガスエンジン21の燃焼排ガスが熱源として通流される排熱回収用熱交換器24に貯湯タンク25内の湯水を循環通流させて、ガスエンジン21の排熱を貯湯タンク25内の湯水に回収可能に構成され、貯湯タンク25内の温水が給湯栓や暖房機器等の熱負荷(図示省略)に供給可能に構成されている。
通常燃料供給路1の途中に、予備燃料供給路2を接続するための三方継手10が介装されている。つまり、通常燃料供給路1において、この三方継手10の介装箇所が予備燃料供給路2との接続部3に相当する。
通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uには、上述した通常路開閉弁6に加えて、その上流側供給路部分1uにおける通常路開閉弁6と三方継手10(即ち、接続部3)との間(即ち、通常路開閉弁6にて開閉される箇所よりも下流側)の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁11が設けられている。この逆止弁11は、三方継手10に極力近づけて設けるのが好ましい。
又、通常燃料供給路1の下流側供給路部分1dには、コージェネレーションシステムSのガスエンジン21への通常燃料ガスG1や混合気Gmの供給を断続する燃料断続弁12が設けられている。
そして、噴射ノズル17bからベンチュリー管17aへの予備燃料ガスG2の噴射に伴う吸引力により、空気供給路16を通して空気吸込口17cから空気Aをベンチュリー管17aに吸い込んで、ベンチュリー管17aにて予備燃料ガスG2と空気Aとを混合して、混合気Gmとしてベンチュリー管17aの先端の吹出口17dから吹き出すように構成されている。
目標混合比は、混合気Gmのウォッベ指数WIを通常燃料ガスG1のウォッベ指数WIと同等にするための予備燃料ガスG2と空気Aとの混合比に設定される。例えば、通常燃料ガスG1が都市ガスの13Aの場合、混合気Gmのウォッベ指数WIは、13Aのウォッベ指数WIと同等の52.7〜57.8の範囲に設定される。ちなみに、ウォッベ指数WIは、ガス(通常燃料ガスG1や混合気Gm)の総発熱量H(MJ/m3)をガスの空気Aに対する比重sの平方根で割った数値(WI=H/√s)で表され、ガス機器の完全燃焼性の指標となるものである。
つまり、予備燃料供給路2において、予備路開閉弁7により開閉される箇所とベンチュリミキサー17の吹出口17dとの間の部分が、既定のパージ部長さを有するパージ流路部分2pに相当する。又、予備燃料供給路2において、パージ流路部分2p以外の部分、即ち、予備路開閉弁7と三方継手10との間の部分が、既定の通常ガス流入部長さを有する通常ガス流入流路部分2nとなる。
又、通常ガス流入流路部分2nの長さを通常ガス流入部長さに設定することにより、通常ガス流入流路部分2nの内容積が所定の通常ガス流入部設定容積に設定されることになる。
開始時用放出路8は、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nに連通接続され、その開始時用放出路8に、開始時パージ用開閉弁9が介装されている。
図示を省略するが、混合気供給装置Mは、混合気生成部N、予備燃料供給路2、切換時用放出路4、切換時用パージ弁5、開始時用放出路8及び開始時用パージ弁9に加えて、予備路開閉弁7を枠体(図示省略)等に一体的に組み付けて、可搬式に構成されている。
そして、混合気供給装置Mを設置対象箇所に搬送して、予備燃料供給路2の先端を通常燃料供給路1の三方継手10に接続すると、混合気供給システムが構築されることになる。
尚、図2〜図5において、通常燃料供給路1、予備燃料供給路2、切換時用放出路4及び開始時用放出路8等の流路を示す線分において、気体が通流している部分に対応する部分を太線にて示す。
又、図2〜図5において、切換時パージ用開閉弁5、通常路開閉弁6、予備路開閉弁7、開始時パージ用開閉弁9及び燃料断続弁12の各弁を示すパターンにおいて、開弁状態のものを黒塗りにて示し、閉弁状態のものを白抜きにて示す。
又、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nの通常ガス流入部設定容積に基づいて、通常燃料供給路1からの通常燃料ガスG1により、通常ガス流入流路部分2nの気体の全量を開始時用放出路8から外部に放出するのに要する通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間を予め求める。
又、図5に示すように、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にして、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、図4に示すように、予備路開閉弁7を閉じ状態に維持した状態で、混合気生成部Nにより混合気Gmの送出が可能な状態にて開かれる時間がパージ流路部分2pのパージ所要時間になるように、切換時パージ用開閉弁5を開閉操作する切換時パージ処理を実行し、続いて、図5に示すように、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にする。
又、通常ガス流入流路部分2nのパージ所要時間も、通常ガス流入部設定容積の通常ガス流入流路部分2n内の気体の全量を外部に放出するのに要する時間よりも多少長い時間に設定する。
通常燃料ガスG1の供給が可能なときは、図3に示すように、開始時パージ用開閉弁9及び予備路開閉弁7を閉じた状態で、燃料断続弁12及び通常路開閉弁6を開く。すると、通常燃料ガスG1が通常燃料供給路1を通してコージェネレーションシステムSに供給される。
すると、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uから予備燃料供給路2に通常燃料ガスG1が流入し、その通常燃料ガスG1により、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nに残留していた気体、即ち、不均等混合気Gmが開始時用放出路8に押し出されて完全に外部に放出されるので、予備燃料供給路2の通常ガス流入流路部分2nには、通常燃料ガスG1が残留することになる。
すると、混合気生成部Nにて生成されて新たに予備燃料供給路2に供給される混合気Gmにより、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに残留している不均等混合気Gmが切換時用放出路4に押し出されて完全に外部に放出される。
しかも、予備路開閉弁7を開き且つ通常路開閉弁6を閉じる状態にして、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、コージェネレーションシステムSには、当初は通常燃料ガスG1が供給され、以降、混合気生成部Nにて新たに生成された混合気Gmが供給されるので、混合気供給システムの起動当初から、コージェネレーションシステムSを一層適切に稼動することができる。
以下、本発明の第2実施形態を説明するが、この第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として、第1実施形態と異なる構成を説明する。
図6に示すように、この第2実施形態では、第1実施形態において設けた通常路開閉弁6及び予備路開閉弁7に代えて、通常燃料供給路1の上流側供給路部分1uの下流端、下流側供給路部分1dの上流端及び予備燃料供給路2の下流端が接続された三方弁20が設けられている。又、第1実施形態において設けた逆止弁11は、設けられていない。
つまり、通常燃料供給路1において、この三方弁20の介装箇所が予備燃料供給路2との接続部3に相当する。
つまり、この三方弁20は、予備燃料供給路2を開閉自在な予備路開閉手段Vとして機能し、並びに、通常燃料供給路2の上流側供給路部分1uを開閉自在な通常路開閉手段としても機能するように構成されている。
そして、予備燃料供給路2を形成する管部材は、所定の内径のものが用いられるので、パージ流路部分2pの長さをパージ部長さに設定することにより、パージ流路部分2pの内容積が所定のパージ部設定容積に設定されることになる。
この第2実施形態では、上記の第1実施形態において設けられた開始時用放出路8及び開始時パージ用開閉弁9は、設けられていない。
尚、図6において、通常燃料供給路1、予備燃料供給路2及び切換時用放出路4等の流路を示す線分において、気体が通流している部分に対応する部分を太線にて示す。
又、図6において、切換時パージ用開閉弁5、燃料断続弁12及び三方弁20等の各弁を示すパターンにおいて、開弁状態のものを黒塗りにて示し、閉弁状態のものを白抜きにて示す。
そして、図6に示すように、三方弁20を第1流通状態から第2流通状態に切り換えて(即ち、予備路開閉手段を開いて)、コージェネレーションシステムSに混合気Gmを供給する際には、三方弁20を第1流通状態(即ち、予備路開閉手段を閉じ状態)に維持した状態で、混合気生成部Nにより混合気Gmの送出が可能な状態にて開かれる時間がパージ所要時間になるように、切換時パージ用開閉弁5を開閉操作する切換時パージ処理を実行し、続いて、三方弁20を第1流通状態から第2流通状態に切り換える(即ち、予備路開閉手段を開く)。
ちなみに、パージ所要時間は、パージ部設定容積のパージ流路部分2pに残留する気体の全量を放出するのに要する時間よりも多少長い時間に設定する。
通常燃料ガスG1の供給が可能なときは、図示を省略するが、三方弁20を第1流通状態に操作する。すると、通常燃料ガスG1が通常燃料供給路1を通してコージェネレーションシステムSに供給される。
切換時パージ処理について説明を加えると、図6に示すように、切換時パージ処理では、三方弁20が第1流通状態になっている状態で、調圧弁15及び混合比調整弁18を夫々に対応して設定された開度に開いて、混合気生成部Nを混合気Gmの送出が可能にした状態で、切換時パージ用開閉弁5をパージ所要時間開いた後、閉じる。
すると、混合気生成部Nにて生成されて新たに予備燃料供給路2に供給される混合気Gmにより、予備燃料供給路2の全長にわたって(即ち、パージ流路部分2pに)残留している不均等混合気Gmが切換時用放出路4に押し出されて外部に放出される。
そして、パージ所要時間は、予備燃料供給路2のパージ流路部分2pに残留している不均等混合気Gmを完全に外部に放出することができる条件で、極力短く設定しているので、混合気供給システムの起動所要時間を短縮すると共に起動時の予備燃料ガスG1の損失を抑制することができる。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 上記の第1実施形態において、開始時パージ処理を省略しても良い。但し、この場合は、予備路開閉弁7を三方継手10に極力近づけて設けるのが好ましい。
この場合、通常路開閉弁6、予備路開閉弁7、開始時パージ用開閉弁9、燃料断続弁12及び三方弁20の各弁は、電磁駆動式のものを設ける。又、通常燃料ガスG1の供給が停止したことを示すガス供給停止情報が制御部に送信可能に構成する。又、第1実施形態では、開始時パージ処理の実行を指令する開始時パージ指令が制御部に送信可能に構成する。
そして、制御部を構成するに、第1実施形態では、開始時パージ指令を受信すると開始時パージ処理を実行し、ガス供給停止情報を受信すると切換時パージ処理を実行するように構成し、第2実施形態では、ガス供給停止情報を受信すると切換時パージ処理を実行するように構成する。
1d 下流側供給路部分
1u 上流側供給路部分
2 予備燃料供給路
2p パージ流路部分
3 接続部
4 切換時用放出路(切換時用放出部)
5 切換時パージ用開閉弁(切換時パージ用開閉手段)
6 通常路開閉弁(通常路開閉手段)
8 開始時用放出路(開始時用放出部)
9 開始時パージ用開閉弁(開始時パージ用開閉手段)
11 逆止弁
A 空気
G1 通常燃料ガス
G2 予備燃料ガス
Gm 混合気
M 混合気供給装置
N 混合気生成部
S 燃焼装置
V 予備路開閉弁(予備路開閉手段)
Claims (6)
- 通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、
前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、
前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムであって、
前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている混合気供給システム。 - 前記予備路開閉手段が、前記予備燃料供給路に設けられ、
前記通常燃料供給路における前記予備燃料供給路との接続部から上流側の上流側供給路部分を開閉自在な通常路開閉手段と、
前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の部分の気体を外部に放出可能な開始時用放出部と、
前記開始時用放出部を開閉自在な開始時パージ用開閉手段とが設けられている請求項1に記載の混合気供給システム。 - 前記通常燃料供給路の上流側供給路部分における前記通常路開閉手段にて開閉される箇所よりも下流側の箇所に、下流側への通流のみ許容する逆止弁が設けられている請求項2に記載の混合気供給システム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を開いて、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開く混合気供給システムの運転方法。 - 請求項2又は3に記載の混合気供給システムの運転方法であって、
前記設定容積に基づいて、前記混合気生成部による混合気の送出により、前記パージ流路部分の気体を前記切換時放出部から外部に放出するのに要するパージ所要時間を予め求め、
前記予備路開閉手段を閉じ且つ前記通常路開閉手段を開く状態にして、前記予備燃料供給路における前記予備路開閉手段よりも下流側の部分の気体を前記通常燃料供給路からの通常燃料ガスに置換すべく、前記開始時パージ用開閉手段を開く開始時パージ処理を実行し、
前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にして、前記燃焼装置に混合気を供給する際には、
前記予備路開閉手段を閉じ状態に維持した状態で、前記混合気生成部により混合気の送出が可能な状態にて開かれる時間が前記パージ所要時間になるように、前記切換時パージ用開閉手段を開閉操作し、
続いて、前記予備路開閉手段を開き且つ前記通常路開閉手段を閉じる状態にする混合気供給システムの運転方法。 - 通常燃料ガスとは異なる予備燃料ガスに空気を混合して、通常燃料ガスを燃焼可能に構成された燃焼装置にて燃焼可能な混合気を生成する混合気生成部と、
前記燃焼装置に通常燃料ガスを供給する通常燃料供給路に連通接続されて、前記混合気生成部にて生成された混合気を前記燃焼装置に供給する予備燃料供給路と、
前記予備燃料供給路を開閉自在な予備路開閉手段とが設けられた混合気供給システムに用いる混合気供給装置であって、
前記混合気生成部と前記予備燃料供給路とを備え、
前記予備燃料供給路において、前記予備路開閉手段にて開閉される箇所から上流側のパージ流路部分の内容積が、所定の設定容積に設定され、
前記パージ流路部分の気体を外部に放出可能な切換時用放出部と、
前記切換時用放出部を開閉自在な切換時パージ用開閉手段とが設けられている混合気供給装置。
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