JP2014213616A - リーフスプリング取付構造 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】リーフスプリングを車体に組付ける際の組付性及び、リーフスプリングの耐久性向上と、コスト低減を図ったリーフスプリング取付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】リーフスプリングの端部の円筒部31に嵌入するブッシュ5と、ブッシュ5に内嵌して、軸線方向の締付を規制するカラー部材9と、下方が開口された空間Sを形成する第1壁面61及び第2壁面62、第1壁面61に設けられ、ブッシュ5が空間Sへ挿通可能で且つ、中心からの距離が不等部を有した第1貫通孔61a、第2壁面62に、穿設された第2貫通孔を有したスプリングブラケットと、第1貫通孔61aに内嵌する突出部71を有し、突出部71の第2貫通孔62aの軸線上に、第2貫通孔62aと略同等の第3貫通孔を有したリテーナ7と、第1貫通孔61a、カラー部材9及び第2貫通孔62aを貫通したボルト8にて締結したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体を懸架するリーフスプリング式サスペンションを車体に取付けるための取付部品点数を削減し、低コスト化と共に、耐久性向上を実現するものに関する。
自動車の車軸をリーフスプリングを介して車体フレームに懸架するようにしたリーフスプリング式サスペンション装置が広く用いられている。
しかも、リーフスプリング式サスペンション装置は、構造が簡単で且つ、大きな荷重に対応でき、更に耐久性に優れているため、トラック等の車両に広く用いられている。
リーフスプリングを車体に取付ける支持構造として、特許文献1が開示されている。
図6に示すように、シャックル01は、車両中心側と外側で対向する一対のプレート02、03と、両プレート02、03を連結するスプリングピン04、及びシャックルピン05を備えている。
スプリングピン04の先端ネジ部04cに螺合するナット08は片側のプレート03の外側面に回転不能に保持部材によって保持させている。
保持部材は、断面コ字状のホルダ07とプレート03とで形成された水平方向に沿う溝状空間に、ナット08を挿入することにより、プレート03の外側面にナット08を回転不能に保持させている。
シャックル01は車体側に取付けられたシャックルブラケット011に、車両前後方向に回動可能に取付けられている。
従って、スプリングピン04を一方のプレート側から挿入して、その先端ネジ部04cをナットに螺合させるに際しては、ナット08を押さえる必要が無く、シャックル01の両側に作業空間を確保する必要がなくなる。
また、図6のリーフスプリング取付構造は、一対のプレート02、03間のスプリングピン04に外嵌して、スプリングピン04の締代を規制するためのカラー部材09と、カラー部材09に外嵌したブッシュ014と、ブッシュ014に外嵌したリーフスプリング端部の筒状部014が夫々重なる状態で組付けられている。
特開2007−253663号公報(特許文献1)
しかし、特許文献1において、リーフスプリングには、車両の走行により上下方向への揺動が発生する。
リーフスプリングの上下方向への揺動は、リーフスプリング端部の筒状部013がスプリングピン04を中心にして回動することにより吸収される。
更に、リーフスプリングの上下方向への揺動に伴い、一対のプレート02、03も車両前後方向に揺動する。
ナット08を回転不能に保持する断面コ字状のホルダ07は、車両の走行による一対のプレート02、03の揺動及び、リーフスプリング端部の筒状部014の回動によりナット08を回転不能に保持して、リーフスプリングが一対のプレート02、03から外れないようにするための作用も兼ね備えたものである。
従って、先行技術においては、ホルダ07は必須の部品となり、ホルダ07のプレート03への溶接、ホルダ03の部品コスト等が増加する不具合を有している。
また、リーフスプリングを一対のプレート02、03間に組付ける際、リーフスプリング端部の筒状部013と共にブッシュ014(一般的にゴム部材)及びカラー部材09を下側から挿入するが、プレート02、03間より大きくできない。
また、スプリングピン04でプレート02、03間を締付けた際に、ブッシュ014を軸方向に圧縮することにより、径方向に膨出させて、筒状部013とカラー部材09とにブッシュ014を押圧させることができないので、筒状部013とブッシュ014及び、ブッシュ014とカラー部材09との相対変位をブッシュ014の変形で吸収させることができない。
そのため、リーフスプリングの揺動の際に、筒状部014とブッシュ014、ブッシュ014とカラー部材09との間には、滑りが発生し、摩耗が生起され易くなり、耐久性に影響が出る。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、リーフスプリングを車体に組付ける際の組付性及び、リーフスプリングの耐久性向上と、コスト低減を図ったリーフスプリング取付構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため本発明は、リーフスプリングの端部の円筒部に嵌入された環状のブッシュに嵌入したピンを介して車体に固設されたスプリングブラケットに連結する車両用のリーフスプリング取付構造であって、
前記環状のブッシュに内嵌し且つ、前記ピンを内嵌すると共に前記環状ブッシュの軸線方向の締付代を規制するカラー部材と、
自然状態時に軸線方向の長さが前記カラー部材の軸線方向長さより長い環状のブッシュと、
下方が開口された空間を有し、車幅方向断面を略コ字状に形成する第1壁面及び第2壁面、前記第1壁面及び第2壁面のいずれか一方に設けられ、前記環状のブッシュが前記空間へ挿通可能で且つ、中心から外周縁までの距離が不等部を有した第1貫通孔および、前記第1壁面及び第2壁面のいずれか他方に、前記カラー部材の外形より小さく且つ、前記ピンの外径より大きい第2貫通孔を有したスプリングブラケットと、
外周形状が前記第1貫通孔と略同形状に形成され、前記第1貫通孔に内嵌する突出部を有すると共に、前記突出部の前記第2貫通孔の軸線と同軸線位置に、前記第2貫通孔と略同等の第3貫通孔を有したリテーナと、
前記第1貫通孔、前記カラー部材及び前記第2貫通孔を貫通して、前記リーフスプリングを前記スプリングブラケットに締結部材によって締結するピンと、を備えたことを特徴とするリーフスプリング取付構造を提供することができる。
かかる発明によれば、リーフスプリング端部の円筒部は、車両走行時の車体上下振動に伴い、ピンを中心にして回動する。
ピンと円筒部とが直接接触すると、当接部の摩耗が激しく耐久性が乏しくなる。
そのため、円筒部とピントの間には緩衝用のゴムブッシュが介装されており、車体の上下振動に対し滑らかに追従し、路面からの振動に対する緩衝・防振を行うために介装されている。
しかし、リーフスプリングの円筒部の回動に伴い、円筒部とゴムブッシュ外周面、ゴムブッシュの内周面とカラー部材の外周面、カラー部材内周面とピン外周面、何れも摺動すると摩耗が進行する。
そのため、リテーナの突出部にて、ゴムブッシュをゴムブッシュの軸線方向に押圧することにより、円筒部及びカラー部材間の径方向圧力を増大させて、円筒部とゴムブッシュ、ゴムブッシュとカラー部材外周部夫々の接触部における相対移動をなくし、ゴムブッシュの変形のみで、円筒部の回動を吸収するようにした。
また、ゴムブッシュを軸線方向に押圧しているリテーナには、ゴムの変形に追従したピンを中心にした回転力が作用するが、第1貫通孔に嵌入したリテーナの突起部により、リテーナの回動を規制することができる。
従って、リテーナがピンを中心に回動しないので、リテーナの回動規制用の部材が不要となり、装置のコスト低減が可能となる。
また、カラー部材が回動しないので、ピンには回動力が作用しないので、ピンとリテーナ部材との固着(例えば溶接)も不要となり、コストが大幅に低減できる。
また、本発明において好ましくは、前記第1貫通孔は、長円形状に形成されているとよい。
このような構造にすることにより、第1貫通孔を長円形状にして、リテーナの突出部を嵌合させた形状にしたので、ゴムブッシュからのピンを中心とした回動力が作用しても、第1貫通孔は連続した円弧状を成しているので、孔部周縁に応力集中が発生し難く、耐久性が向上すると共に、板厚を減少させることが可能となり、重量及び材料費の低減効果が得られる。
また、本発明において好ましくは、前記リテーナは、前記突出部に連続して前記第1貫通孔の外周面に沿って、外方へ延在したフランジ部を有した断面がハット型を成しているとよい。
このような構造にすることにより、第1貫通孔の外周縁から外方へ延在したフランジ部を設けることにより、突出部と第1貫通孔との嵌合状態が同一面内に位置決めし易くなり、ゴムブッシュへの押圧力が均一化すると共に、第1貫通孔と突出部との当接面積が確保し易くなり、当接により発生する応力を低減することができる。
従って、フランジ部形成による剛性アップに伴う、リテーナの板厚減少が可能となり、重量及び材料費の抑制が図れる。
また、本発明において好ましくは、前記第1貫通孔に前記突出部を嵌入する際に、前記突出部の取付姿勢を所定位置に合せ易くするための位置確認手段を、前記リテーナ又は、前記第1貫通孔が設けられた壁面の少なくともいずれかに配設するとよい。
このような構造にすることにより、第1貫通孔にリテーナの突起部を嵌入する際に、第1貫通孔及び突起部が組立作業者から見えない状態になるので、第1貫通孔に対して、突出部の姿勢を所定位置に調整し易いように位置確認手段にて確認し、リテーナの誤組付けを防止して、品質向上によるリーフスプリング装置の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、リーフスプリングを車体に組付ける際の組付性及び、リーフスプリングの耐久性向上と、コスト低減を図ったリーフスプリング取付構造を提供することができる。
本発明が実施される車両の前軸用リーフスプリング概略構成図を示す。 本発明の図1A−A断面図を示す。 本発明のリテーナの平面詳細説明図、(B)は(A)の側面図を示す。 (A)はカラー部材とゴムブッシュとの組付け状態図、(B)は(A)の側面図を示す。 本発明にリテーナと第1貫通孔との位置合わせ確認手段の説明図を示す。 従来技術の説明図を示す。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
また、上下左右は運転席に着座した状態を基準に上下(重力方向)左右(車幅方向)を記載する。
本発明を適用した車両のリーフスプリング装置を図1に基づいて説明する。
図1は、車両前部のシャシフレーム1の下側に装着されたリーフスプリング装置2を示す。
尚、図1は、車両左側のサイドレール11に装着されたリーフスプリング装置2の側面図を示している。
シャシフレーム1は断面コ字状で、開口部を車幅方向内側にして車両前後方向に延在し、車幅方向に間隔を有した左右一対のサイドレール11と、左右一対のサイドレール11間に車幅方向に延在すると共に、車両前後方向に間隔を有して配置された複数のクロスメンバを備えて梯子状に形成されている。
リーフスプリング装置2は、リーフスプリング3と、リーフスプリング3の前端部と連結し、サイドレール11の下面前端部に固着されたスプリングブラケット6と、リーフスプリング3の後端部と連結するシャックルリンク4と、シャックルリンク4をサイドレール11に連結するシャックルリンクブラケット41とを備えている。
21はゴム部材で成型されたバンプストッパで、リーフスプリング3が上方へ大きく撓んだときに、リーフスプリング3がサイドレール11に直接当接するのを防止して、ショックを和らげる。
22は図示されないフロントアクスルを固着するUボルトである。
図2は、本発明が実施された図1のA−A断面図を示す。
リーフスプリング装置2の前端部は、サイドレール11の下面11aと、サイドレール11のウェブ11bに亘って固着されたスプリングブラケット6と、リーフスプリング3の前端部の円筒部31に内嵌したゴム材料で成型された環状のブッシュ5と、該ブッシュ5に内嵌した環状のカラー部材9と、該カラー部材9及びブッシュ5を軸方向に押圧するリテーナ7と、カラー部材9に内嵌してリーフスプリング3をスプリングブラケット6に取付けるピンであるフランジボルト8とを備えている。
スプリングブラケット6は、ウェブ11bに固着されたウェブ取付フランジ部63と、サイドレール11の下面11aに固着された下面取付フランジ部64と、下方が開口された空間Sを有し、車幅方向を断面が略コ字状を成す第1壁面61と、該第1壁面61と対向した第2壁面62とを有している。
第1壁面61には、図5に示す、中心Pから外周縁までの距離が不等部を有した第1貫通孔61aが形成されている。
本実施形態において、第1貫通孔61aは、短径D1に対し長径D2(D1+D3)の長円形状になっている。
また、第1貫通孔61aは、環状のブッシュ5が挿通可能な大きさ(図5参照)に形成されている。
また、図5に示すように、第1貫通孔61aの長径D2方向頂部の外周縁には、平面視が略三角形状の位置確認手段である取付け位置合せ用の第1突起65が中心Pを通過する対角線上の位置に一対設けられている。
これは、後述するリテーナ7を第1壁面61に組付ける際に、長径D2の方向性を組立作業者が容易に確認できるようにして、作業の確実性を確保し、リーフスプリング装置2の信頼性を向上させるものである。
尚、本実施形態では、第1貫通孔61aに対し、第1突起65を2か所に配設したが、1個所でもよい。
また、本実施形態では、第1突起65を長径D2の方向に配設したが、短径D1の方向に配設してもよい。
また、第2壁面62には、リテーナ7が第1貫通孔61aに嵌合した時に、後述するリテーナ7に穿設されたフランジボルト8が挿通される第3貫通孔7aと対向した位置に第2貫通孔62aが穿設されている。
第2貫通孔62aの孔径D5は、フランジボルト8の挿通は許容するが、カラー部材9の外径D6より小さい貫通孔となっている。
即ち、第3貫通孔7aの孔径D5<カラー部材9の外径D6となっている。
図3(A)にリテーナ7の平面図、(B)に側面図を示した。
リテーナ7は、中央部を突出させて、突出部71の外周は、第1貫通孔61aと略同一形状に形成されて、第1貫通孔61aに内嵌される形状となっている。
即ち、中心Pから外周縁までの距離が不等部を有した第1貫通孔61aに嵌合する形状に形成されている。
そして、突出部71は、短径D1に対し長径D2(D1+D3)の長円形状になっており、中央部にフランジボルト8が挿通する第3貫通孔7aが穿設されている。
突出部71に連続して、第1貫通孔61aの外周縁外方へ、第1壁面61に沿ってフランジ部72が形成されている。
尚、第1貫通孔61aと突出部71の外周形状とを同じとしたが、当然、第1貫通孔61aの内周面と突出部71の外周形状との間には、突出部71を第1貫通孔61aに嵌入するための嵌合隙間が存在するように形成されている。
また、リテーナ7が第1貫通孔61aに嵌合した時に、第2貫通孔62aと第3貫通孔7aの軸線は同一軸線になるように形成されている。
また、突出部71の突出量Lは、第1壁面61に対し、略同等に形成されている。
更に、本実施形態では、長径D2方向頂部のフランジ部72の外周縁には、平面視が略三角形状の位置確認手段である取付け位置合わせ用の第2突起73が中心Pを通過する対角線状の位置に設けられている。
これは、リテーナ7を第1壁面61に組付ける際に、第1壁面61に配設された第1突起65と、リテーナ7の第2突起73とを位置合わせすることにより、リテーナ7の長径D2の方向性を組立作業者が容易に確認できるようにして、組立作業の確実性を確保し、リーフスプリング装置2の信頼性を向上させるものである。
尚、本実施形態では、第2突起73を2か所に配設したが、1個所でもよい。
また、第2突起73を長径D2の方向に配設したが、短径D1の方向に配設してもよい。
図4は、カラー部材9に環状のブッシュ5を外嵌させた状態を示している。
ブッシュ5は、カラー部材9に外嵌する環状の筒状部51と、筒状部51に連続して径方向外方に延在して、リーフスプリング3の円筒部31の車幅方向端縁と第1壁面61及び第2壁面62との間に位置して、これらが直接接触しないようにする環状のガイド部52を備えている。
ブッシュ5は、ブッシュ5は軸線方向に2分割された分割ブッシュ51、51で構成されている。
ブッシュ5は、ブッシュ5の軸線方向に2分割して、ブッシュ51、51に分割することにより、円筒部31とカラー部材9との間に挿入し易くなっている。
分割ブッシュ51は、同一品であり、カラー部材9に対して180度方向を変えて組付けるようになっている。また、図4に2点鎖線にて示すように、ブッシュ5は、自然状態において軸線方向にカラー部材9より両サイドにおいてL2(圧縮代)有している。
これらの各部品の組立て順序を説明する。なお、以下の組立て順序は一例にすぎず、これに限定されない。
分割ブッシュ51の一方のみをリーフスプリング3の円筒部31に内嵌させる。この状態で、スプリングブラケット6の第1壁面61と第2壁面62間に挿入する。次に、分割ブッシュ51の他方を、第1貫通孔61aからリーフスプリング3の円筒部31に内嵌させる。次にカラー部材9を分割ブッシュ51の内面に内嵌させる。
リテーナ7の第3貫通孔7aにフランジボルト8を挿通した状態で、フランジボルト8をカラー部材9と第2壁面62の第2貫通孔62aに挿通させて、フランジボルト8のネジ部(図示省略)に平ワッシャ62、スプリングワッシャ68の順に組付けて、ナット67にて仮締めする(図2参照)。
次に、図5に示すように、第1壁面61の第1貫通孔61aの外周縁外側に配設された取付位置合わせ用の第1突起65と、リテーナ7の取付け位置合わせ用の突起73とを合わせて、ナット67を増締めする。
増締めによって、夫々の分割ブッシュ51、51は軸線方向に圧縮されると共に、径方向に膨出して、円筒部31と分割ブッシュ51との接触面、分割ブッシュ51とカラー部材9の接触面は夫々高圧状態で接触する。
このような構造にすることにより、リーフスプリング端部の円筒部31は、車両走行時の車体上下振動に伴い、ピンを中心にして回動する。
しかし、分割ブッシュ51、51が、径方向に膨出して、円筒部31と分割ブッシュ51との接触面、分割ブッシュ51とカラー部材9の接触面は夫々高圧状態で接触するので、車体の上下振動に対し円筒部31と分割ブッシュ51、51、分割ブッシュ51、51とカラー部材9の外周部との夫々の接触部における相対移動(接触部の摺動)が無くなり、分割ブッシュ51、51の変形のみで、円筒部31の回動を吸収するようにした。
また、路面からの振動に対する緩衝・防振を分割ブッシュ51、51の変形で行うため、耐摩耗性が向上し、リーフスプリング取付部の耐久性向上が図れる。
また、分割ブッシュ51、51を軸線方向に押圧しているリテーナには、ゴムの変形に追従したフランジボルト8を中心にした回転力が作用するが、第1貫通孔61aに嵌入したリテーナ7の突起部71により、リテーナ7の回動を規制することができる。
従って、リテーナ7がフランジボルト8を中心に回動しないので、リテーナ7の回動規制用の部材が不要となり、装置のコスト低減が可能となる。
また、リテーナ7が回動しないのでカラー部材9も回動しない。
従って、フランジボルト8には回動力が作用しないので、フランジボルト8を固着(例えば溶接)も不要となり、コストが大幅に低減できる。
車軸を車体に懸架するリーフスプリング式サスペンションを取付けるための取付構造の部品点数を削減し、低コスト化を実現するリーフスプリング取付構造に利用できる。
1 シャシフレーム
2 リーフスプリング装置
3 リーフスプリング
4 シャックルリンク
5 ブッシュ
6 スプリングブラケット
7 リテーナ
7a 第3突起
8 フランジボルト(ピン)
9 カラー部材
11 サイドレール
31 円筒部
51 分割ブッシュ
61 第1壁面
61a 第1貫通孔
62 第2壁面
65 第1突起
62a 第2貫通孔
71 突出部
72 フランジ部
73 第2突起
D1 短径
D2 長径

Claims (4)

  1. リーフスプリングの端部の円筒部に嵌入された環状のブッシュに嵌入したピンを介して車体に固設されたスプリングブラケットに連結する車両用のリーフスプリング取付構造であって、
    前記環状のブッシュに内嵌し且つ、前記ピンを内嵌すると共に前記環状ブッシュの軸線方向の締付代を規制するカラー部材と、
    自然状態時に軸線方向の長さが前記カラー部材の軸線方向長さより長い環状のブッシュと、
    下方が開口された空間を有し、車幅方向断面を略コ字状に形成する第1壁面及び第2壁面、前記第1壁面及び第2壁面のいずれか一方に設けられ、前記環状のブッシュが前記空間へ挿通可能で且つ、中心から外周縁までの距離が不等部を有した第1貫通孔および、前記第1壁面及び第2壁面のいずれか他方に、前記カラー部材の外形より小さく且つ、前記ピンの外径より大きい第2貫通孔を有したスプリングブラケットと、
    外周形状が前記第1貫通孔と略同形状に形成され、前記第1貫通孔に内嵌する突出部を有すると共に、前記突出部の前記第2貫通孔の軸線と同軸線位置に、前記第2貫通孔と略同等の第3貫通孔を有したリテーナと、
    前記第1貫通孔、前記カラー部材及び前記第2貫通孔を貫通して、前記リーフスプリングを前記スプリングブラケットに締結部材によって締結するピンと、を備えたことを特徴とするリーフスプリング取付構造。
  2. 前記第1貫通孔は、長円形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のリーフスプリング取付構造。
  3. 前記リテーナは、前記突出部に連続して前記第1貫通孔の外周面に沿って、外方へ延在したフランジ部を有した断面がハット型を成していることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のリーフスプリング取付構造。
  4. 前記第1貫通孔に前記突出部を嵌入する際に、前記突出部の取付姿勢を所定位置に合せ易くするための位置確認手段を、前記リテーナ又は、前記第1貫通孔が設けられた壁面の少なくともいずれかに配設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリーフスプリング取付構造。
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