JP2014212909A - 自走式車椅子用タイヤカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドリムの付いた自走式車椅子で移動する場合、ハンドリムを握る手や服などがタイヤに接することがある。しかし、タイヤは地面や床に直接触れ、非衛生的である。そこで、車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを握る手や服などがタイヤに接することを防ぐタイヤカバーが必要となる。また、タイヤカバーを取り付けることにより、車椅子本来の操作性や美観(デザイン)も損なわないようにする必要もある。【解決手段】自走式車椅子に取り付けるタイヤカバーであって、カバーと、カバーを車椅子に取り付ける取付部とからなり、カバーと取付部は薄板状をしており、カバーはタイヤの円周に沿って円弧状をなすと共に、その外側部分はタイヤの形状に沿って湾曲し、ハンドリムを操作する腕や手や服がタイヤに触れないようにタイヤを覆うことを特徴とするタイヤカバーを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ハンドリムを操作して動かす自走式車椅子のタイヤカバーに関する。
現在広く使用されている車椅子は、後輪の外側に後輪より径を小さくしたハンドリムを取り付け、ハンドリムを回転させることにより後輪を回転させて走行する自走式車椅子である。自走式車椅子は、自宅、病院、介護施設等いろいろな場所で利用され、自走式車椅子を利用する者は、車椅子に乗っていろいろな場所に移動する。
ハンドリムの付いた自走式車椅子で移動する場合、両手でハンドリムを操作するため、両腕、両手、服の袖などが後輪のタイヤに接することがある。
しかし、車椅子のタイヤは地面や床に直接触れ、非衛生的である。各種病原菌がタイヤに付着していることもありうる。
そこで、車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐタイヤカバーが必要となる。タイヤカバーに関する発明や考案は従来から存在したが、それらは、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐには必ずしも十分なものとはいえない。また、従来のタイヤカバーは、ハンドリムを手で操作する車椅子の操作性や車椅子が本来持つ美観(デザイン)を損なうものもある。
特開平6−254120号公報 実用新案3029005号公報 特開2003−126167号公報 特開2013−13698号公報
自走式車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐタイヤカバーを設ける必要があるが、その際、ハンドリムを使って車椅子を操作するという車椅子本来の操作性が損なわれないようにする必要がある。また、タイヤカバーを設けることによって、車椅子が本来持つ美観(デザイン)を損なわないようにする必要もある。
特許文献1は、車輪カバーがタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。また、肘掛に取り付けられた車輪カバーは、ハンドリムを操作する車椅子本来の操作性や美観を損なう。さらに、車輪カバーは両面接着テープやホック等で肘掛に取り付けられているだけであり、不安定である。
特許文献2も、タイヤカバーがタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。また、タイヤカバーは、シート状の部材(皮、繊維製品等)からなり、ファスナーやホックで車椅子に取り付けられているので、不安定であり、車椅子本来の美観を損なう。
特許文献3も、泥よけ部材がタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。なお、特許文献3は、車椅子の泥よけ装置であり、ハンドリムの操作時に腕や手などがタイヤに触れないようにする本発明とは目的が異なる。目的の違いから、特許文献3の発明ではタイヤの内側を覆う取り付け部を設けるなど構造上の違いもある。
特許文献4は、ハンドリムがあるにもかかわらず、タイヤを操作して走行する癖のある人のために、伸縮可能なタイヤカバーを設け、タイヤカバーの上からタイヤを操作し、走行するためのタイヤカバーであり、本発明とは目的も構造も全く異なる。
そこで本発明は、自走式車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを完全に防ぐタイヤカバーを提供すると共に、ハンドリムを使って車椅子を操作するという車椅子本来の操作性や車椅子が本来持つ美観(デザイン)が損なわれないようなタイヤカバーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明では以下のような手段を考えた。第1の手段は、自走式車椅子に取り付けるタイヤカバーであって、カバーと、カバーを車椅子に取り付ける取付部とからなり、カバーと取付部は薄板状をしており、カバーはタイヤの円周に沿って円弧状をなすと共に、カバーの外側部分(カバーのうちタイヤの外側部分に対応して同部分を覆う部分)はタイヤの形状に沿って湾曲し、ハンドリムを操作する手や腕や服がタイヤに触れないようにカバーがタイヤを覆うことを特徴とするタイヤカバーである。
第2の手段は、カバーの外側部分が少なくともタイヤの外側端から上の部分を覆うことを特徴とする第1の手段記載のタイヤカバーである。
第3の手段は、カバーと取付部がステンレス製又はアルミニウム製であることを特徴とする第1の手段又は第2の手段のいずれか記載のタイヤカバーである。
本発明では、カバーがタイヤの円周に沿って円弧状をなし、且つ、その外側部分はタイヤの形状に沿ってタイヤを覆うように湾曲しているため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに触れることがないようにカバーでタイヤを覆うことができる。カバーの外側部分が湾曲してタイヤの外側部分の全部を覆う場合はもちろんであるが、そうでなくとも、カバーの外側部分が湾曲して少なくともタイヤの外側の上半分(タイヤの外側端から上の部分)を覆う場合には、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに触れることがないようにタイヤをカバーで覆うことができる。また、カバーと取付部が薄板状で、コンパクト且つシンプルなため、ハンドリムの操作性を損なうことがなく、車椅子本来の美観(デザイン)も損なうことがない。
本発明によりハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを完全に防ぐことができ、自走式車椅子を衛生的に利用することができる。
また、本発明はカバーと取付部が薄板状で、コンパクト且つシンプルなタイヤカバーであることから、車椅子本来の操作性を維持でき、且つ、車椅子が持つ本来の美観(デザイン)も損なわない。
タイヤカバー装着斜視図 タイヤカバー断面図1 タイヤカバー斜視図 タイヤカバー斜視図の部分拡大図 取付金具 タイヤカバー断面図2
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。カバー1は、タイヤ4の形状(円周)にそって円弧状をなしている(図1、図3)。これにより、タイヤ4の円周に沿って一定の範囲でタイヤ4を覆うことができる。ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れない範囲にわたりカバー1を設けることができれば、カバー1の長さに特に限定はないが、図1に示す通り、円周の4分の1の長さ、特に背もたれパイプ9からシートパイプ10までを含む円周の4分の1の長さが最適な実施例である。この場合に、ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れるのを防止できると共に、ハンドリムの操作性もよく、美観(デザイン)的にも車椅子本来のデザインを損なわずにきれいに見える。
また、カバーの外側部分11はアール加工され、タイヤ4の形状に沿ってタイヤ4を覆うように湾曲している(図1、図2、図3、図4、図6)。これによって、ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れるのを防止する目的を達成することができる。カバーの外側部分11の縁端であるカバーの外側端12が、タイヤ4の外側端13(タイヤ4が外側に一番突出している部分)の真横の位置にあるか、又はそれよりも下の位置にあって、カバー1がタイヤ4の形状に沿って湾曲してタイヤ4の外側を覆う場合に、この目的を最もよく達成できる(図2、図6)。この場合には、少なくとも、タイヤ4の外側部分の上半分(タイヤの外側端13から上の部分)がカバー1により覆われていることになる。図2は、タイヤ4の外側部分の上半分がカバー1により覆われている状態である。カバーの外側端12がタイヤの外側端13の真横の位置よりも下にあってカバー1がタイヤ4の形状に沿って湾曲してタイヤ4を覆う場合、カバー1は、長くてもタイヤ4とリーム14の結合部16の真横の位置までタイヤ4を覆えば十分であり、カバー1をそれより長くしてリーム14まで覆う必要はない。
図6に示すように、一つの実施例として、カバー1の先端部分17を内側に(タイヤ側に)入り込んだ形状にすることが考えられる。
カバー1は、薄板状であるが、その形状はタイヤ4の円周に沿って円孤状をなし、外側部分11はタイヤ4の形状に沿って湾曲していることから、強度が確保できる。このため、非常にコンパクト且つシンプルなタイヤカバーを製造することが可能となり、ハンドリム5の操作を含む車椅子の操作は、タイヤカバーがない車椅子を操作する場合と変わらない状態ですることができる(操作性の維持)と共に、美観(デザイン)的にもきれいに見える。
取付部2は、強度を確保するため、カバー1と一体加工されている。カバー1と取付部2は、直角に結合し、取付部2の上部は折り返し加工されている。取付部2の上部の折り返し加工は、取付部2の歪みや変形をおこさないためと安全性を考慮したものである。取付部2は、カバー1と同じようにタイヤ4の円周に沿って円弧状をなしている。長さは、カバー1と同じ長さである。取付部2にはボルト穴6があいている。取付部2を車椅子に取り付けるときには、取付金具3を使用する(図5)。具体的には、U字ボルト7のUの部分で車椅子のパイプ(例えば、背もたれパイプ9)を挟み込み、その後取付部2のボルト穴6にU字ボルト7のUの部分を通し、ワッシャーとナット8で締めつけて取り付ける(図5)。
図5は、取付金具3であり、U字ボルト7、ワッシャー、ナット8からなる。これらは、取付部2と共にカバー1を車椅子に結合させるために使用する。結合箇所は任意に選択できるが、実施例では、背もたれパイプ9とシートパイプ10の2箇所に取付金具3を使用してカバー1を取り付けている。前記のように、まずU字ボルト7のUの部分でパイプ(背もたれパイプ9、シートパイプ10)を挟み込み、その後取付部2のボルト穴6にU字ボルト7のUの部分を通し、ワッシャーとナット8で締めつけ、取付部2をパイプに結合させてカバー1を車椅子に取り付ける(図5)。
カバー1、取付部2、取付金具3の材質に限定はないが、ステンレス製か、アルミニウム製が理想である。カバー1と取付部2は、軽量化を図るためアルミニウム製がよいが、取付金具3は、U字ボルト7自体の強度や取付部2のボルト穴6への締め付けに対する強度を確保するためステンレス製がよい。
以上、実施の形態について述べたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に反しない限り様々な実施の形態が考えられる。
1 カバー 2 取付部 3 取付金具 4 タイヤ 5 ハンドリム 6 ボルト穴 7 ボルト 8 ナット 9 背もたれパイプ 10 シートパイプ 11 カバーの外側部分 12 カバーの外側端 13タイヤの外側端 14 リーム 15 スポーク 16 リーム結合部 17 先端部分



























本発明は、ハンドリムを操作して動かす自走式車椅子のタイヤカバーに関する。
現在広く使用されている車椅子は、後輪の外側に後輪より径を小さくしたハンドリムを取り付け、ハンドリムを回転させることにより後輪を回転させて走行する自走式車椅子である。自走式車椅子は、自宅、病院、介護施設等いろいろな場所で利用され、自走式車椅子を利用する者は、車椅子に乗っていろいろな場所に移動する。
ハンドリムの付いた自走式車椅子で移動する場合、両手でハンドリムを操作するため、両腕、両手、服の袖などが後輪のタイヤに接することがある。
しかし、車椅子のタイヤは地面や床に直接触れ、非衛生的である。各種病原菌がタイヤに付着していることもありうる。
そこで、車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐタイヤカバーが必要となる。タイヤカバーに関する発明や考案は従来から存在したが、それらは、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐには必ずしも十分なものとはいえない。また、従来のタイヤカバーは、ハンドリムを手で操作する車椅子の操作性や車椅子が本来持つ美観(デザイン)を損なうものもある。
特開平6−254120号公報 実用新案3029005号公報 特開2003−126167号公報 特開2013−13698号公報
自走式車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを防ぐタイヤカバーを設ける必要があるが、その際、ハンドリムを使って車椅子を操作するという車椅子本来の操作性が損なわれないようにする必要がある。また、タイヤカバーを設けることによって、車椅子が本来持つ美観(デザイン)を損なわないようにする必要もある。
特許文献1は、車輪カバーがタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。また、肘掛に取り付けられた車輪カバーは、ハンドリムを操作する車椅子本来の操作性や美観を損なう。さらに、車輪カバーは両面接着テープやホック等で肘掛に取り付けられているだけであり、不安定である。
特許文献2も、タイヤカバーがタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。また、タイヤカバーは、シート状の部材(皮、繊維製品等)からなり、ファスナーやホックで車椅子に取り付けられているので、不安定であり、車椅子本来の美観を損なう。
特許文献3も、泥よけ部材がタイヤの外側を覆う構造になっていないため、ハンドリムを握る手、腕、服などがタイヤの外側に触れる可能性を否定できない。なお、特許文献3は、車椅子の泥よけ装置であり、ハンドリムの操作時に腕や手などがタイヤに触れないようにする本発明とは目的が異なる。目的の違いから、特許文献3の発明ではタイヤの内側を覆う取り付け部を設けるなど構造上の違いもある。
特許文献4は、ハンドリムがあるにもかかわらず、タイヤを操作して走行する癖のある人のために、伸縮可能なタイヤカバーを設け、タイヤカバーの上からタイヤを操作し、走行するためのタイヤカバーであり、本発明とは目的も構造も全く異なる。
そこで本発明は、自走式車椅子を衛生的に利用するため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを完全に防ぐタイヤカバーを提供すると共に、ハンドリムを使って車椅子を操作するという車椅子本来の操作性や車椅子が本来持つ美観(デザイン)が損なわれないようなタイヤカバーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明では以下のような手段を考えた。第1の手段は、自走式車椅子に取り付けるタイヤカバーであって、カバーと、カバーを車椅子に取り付ける取付部とからなり、カバーと取付部は薄板状をしており、取付部は、2個のU字ボルトを通す4個のボルト穴を有し、その上部は折り返し加工され、カバーの外側端と反対側の一端から上方に向けてカバーと垂直に取り付けられて、カバーと一体加工され、取付部のボルト穴には、背もたれパイプとシートパイプをそれぞれU字ボルトのU部分で挟み込んだ2個のU字ボルトを通し、ワッシャーとナットを用いて取付部を背もたれパイプとシートパイプに結合させ、カバーは、背もたれパイプからシートパイプまでを含むタイヤの円周の4分の1の長さを有し、タイヤの円周に沿って円弧状をなすと共に、その外側部分はタイヤの形状に沿って湾曲し、ハンドリムを操作する手や腕や服がタイヤに触れないようにタイヤを覆うことを特徴とするタイヤカバーである。
第2の手段は、カバーの外側端が、タイヤの外側端の位置と同じ高さの位置にあるか又は下の位置にあり、且つ、タイヤとリームの結合部の位置より上にあることを特徴とする第1の手段記載のタイヤカバーである。
第3の手段は、タイヤカバーの外側部分の先端部分が、タイヤの形状に沿って湾曲している状態よりもタイヤ側に入り込んだ形状になっていることを特徴とする第1の手段又は第2の手段のいずれか記載のタイヤカバーである。
本発明では、カバーがタイヤの円周に沿って円弧状をなし、且つ、その外側部分はタイヤの形状に沿ってタイヤを覆うように湾曲しているため、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに触れることがないようにカバーでタイヤを覆うことができる。カバーの外側部分が湾曲してタイヤの外側部分の全部を覆う場合はもちろんであるが、そうでなくとも、カバーの外側部分が湾曲して少なくともタイヤの外側の上半分(タイヤの外側端から上の部分)を覆う場合には、ハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに触れることがないようにタイヤをカバーで覆うことができる。また、カバーと取付部が薄板状で、コンパクト且つシンプルなため、ハンドリムの操作性を損なうことがなく、車椅子本来の美観(デザイン)も損なうことがない。
本発明によりハンドリムを操作する手、腕、服などがタイヤに接することを完全に防ぐことができ、自走式車椅子を衛生的に利用することができる。
また、取付部とカバーが一体加工されていることから強度が確保されると共に、カバー自体も、タイヤの円周に沿って円孤状をなし、外側部分はタイヤの形状に沿って湾曲していることから、強度が確保できる。このため、薄板状で、非常にコンパクト且つシンプルなタイヤカバーを製造することが可能となり、 車椅子本来の操作性を維持でき、且つ、車椅子が持つ本来の美観(デザイン)も損なわない。
タイヤカバー装着斜視図 タイヤカバー断面図1 タイヤカバー斜視図 タイヤカバー斜視図の部分拡大図 取付金具 タイヤカバー断面図2
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。カバー1は、タイヤ4の形状(円周)にそって円弧状をなしている(図1、図3)。これにより、タイヤ4の円周に沿って一定の範囲でタイヤ4を覆うことができる。ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れない範囲にわたりカバー1を設けることができれば、カバー1の長さに特に限定はないが、図1に示す通り、円周の4分の1の長さ、特に背もたれパイプ9からシートパイプ10までを含む円周の4分の1の長さが最適な実施例である。この場合に、ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れるのを防止できると共に、ハンドリムの操作性もよく、美観(デザイン)的にも車椅子本来のデザインを損なわずにきれいに見える。
また、カバーの外側部分11はアール加工され、タイヤ4の形状に沿ってタイヤ4を覆うように湾曲している(図1、図2、図3、図4、図6)。これによって、ハンドリム5を操作する手や腕や服などがタイヤ4に触れるのを防止する目的を達成することができる。カバーの外側部分11の縁端であるカバーの外側端12が、タイヤ4の外側端13(タイヤ4が外側に一番突出している部分)の真横の位置にあるか、又はそれよりも下の位置にあって、カバー1がタイヤ4の形状に沿って湾曲してタイヤ4の外側を覆う場合に、この目的を最もよく達成できる(図2、図6)。この場合には、少なくとも、タイヤ4の外側部分の上半分(タイヤの外側端13から上の部分)がカバー1により覆われていることになる。図2は、タイヤ4の外側部分の上半分がカバー1により覆われている状態である。カバーの外側端12がタイヤの外側端13の真横の位置よりも下にあってカバー1がタイヤ4の形状に沿って湾曲してタイヤ4を覆う場合、カバー1は、長くてもタイヤ4とリーム14の結合部16の真横の位置までタイヤ4を覆えば十分であり、カバー1をそれより長くしてリーム14まで覆う必要はない。
図6に示すように、一つの実施例として、カバー1の先端部分17を内側に(タイヤ側に)入り込んだ形状にすることが考えられる。
カバー1は、薄板状であるが、その形状はタイヤ4の円周に沿って円孤状をなし、外側部分11はタイヤ4の形状に沿って湾曲していることから、強度が確保できる。このため、非常にコンパクト且つシンプルなタイヤカバーを製造することが可能となり、ハンドリム5の操作を含む車椅子の操作は、タイヤカバーがない車椅子を操作する場合と変わらない状態ですることができる(操作性の維持)と共に、美観(デザイン)的にもきれいに見える。
取付部2は、強度を確保するため、カバー1と一体加工されている。カバー1と取付部2は、直角に結合し、取付部2の上部は折り返し加工されている。取付部2の上部の折り返し加工は、取付部2の歪みや変形をおこさないためと安全性を考慮したものである。取付部2は、カバー1と同じようにタイヤ4の円周に沿って円弧状をなしている。長さは、カバー1と同じ長さである。取付部2にはボルト穴6があいている。取付部2を車椅子に取り付けるときには、取付金具3を使用する(図5)。具体的には、U字ボルト7のUの部分で車椅子のパイプ(例えば、背もたれパイプ9)を挟み込み、その後取付部2のボルト穴6にU字ボルト7のUの部分を通し、ワッシャーとナット8で締めつけて取り付ける(図5)。
図5は、取付金具3であり、U字ボルト7、ワッシャー、ナット8からなる。これらは、取付部2と共にカバー1を車椅子に結合させるために使用する。結合箇所は任意に選択できるが、実施例では、背もたれパイプ9とシートパイプ10の2箇所に取付金具3を使用してカバー1を取り付けている。前記のように、まずU字ボルト7のUの部分でパイプ(背もたれパイプ9、シートパイプ10)を挟み込み、その後取付部2のボルト穴6にU字ボルト7のUの部分を通し、ワッシャーとナット8で締めつけ、取付部2をパイプに結合させてカバー1を車椅子に取り付ける(図5)。
カバー1、取付部2、取付金具3の材質に限定はないが、ステンレス製か、アルミニウム製が理想である。カバー1と取付部2は、軽量化を図るためアルミニウム製がよいが、取付金具3は、U字ボルト7自体の強度や取付部2のボルト穴6への締め付けに対する強度を確保するためステンレス製がよい。
以上、実施の形態について述べたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に反しない限り様々な実施の形態が考えられる。
1 カバー 2 取付部 3 取付金具 4 タイヤ 5 ハンドリム 6 ボルト穴 7 ボルト 8 ナット 9 背もたれパイプ 10 シートパイプ 11 カバーの外側部分 12 カバーの外側端 13タイヤの外側端 14 リーム 15 スポーク 16 リーム結合部 17 先端部分

Claims (3)

  1. 自走式車椅子に取り付けるタイヤカバーであって、
    カバーと、カバーを車椅子に取り付ける取付部とからなり、
    カバーと取付部は薄板状をしており、
    カバーはタイヤの円周に沿って円弧状をなすと共に、その外側部分はタイヤの形状に沿って湾曲し、ハンドリムを操作する手や腕や服がタイヤに触れないようにタイヤを覆うことを特徴とするタイヤカバー
  2. カバーの外側部分が少なくともタイヤの外側端から上の部分を覆うことを特徴とする請求項1記載のタイヤカバー
  3. カバーと取付部がステンレス製又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載のタイヤカバー
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