JP2014212302A - ノズル式のプラズマエッチング装置 - Google Patents

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    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy

Abstract

【課題】小さなウェハであっても精度良くエッチングできるプラズマエッチング装置を提供する。
【解決手段】本発明は、ウェハWが設置されるステージ6と、ステージ6を覆うチャンバ5と、チャンバ5内を真空引きする真空形成装置11と、チャンバ5に対向する位置に設けられたガス供給管5dと、ガス供給管5dの先端側の内部に取り付けられ、このガス供給管5dから供給されるエッチングガスGをウェハWへ略均等に吹き付けさせるノズル7と、ガス供給管5dに取り付けられガス供給管5d内のエッチングガスG中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させるLF印加部8とを具備した構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハをプラズマエッチングするためのプラズマエッチング装置に関する。
近年、この種のプラズマエッチング装置が用いられる半導体デバイスの製造ラインは、広大なクリーンルーム内に、同種機能の処理装置を纏めたベイと呼ばれるユニットを複数備え、そのベイ間を搬送ロボットやベルトコンベアで接続するジョブショップ方式を採用したレイアウトが主流になっている。また、そのような製造ラインで処理されるワークには、12インチなどの大口径のウェハが使用され、1枚のウェハから数千個の半導体チップが製造される生産システムとされている。
ところがこのジョブショップ方式では、複数の似たような処理工程を繰り返す場合には、ベイ内での搬送やベイ間での搬送距離が大幅に伸びるとともに、待機時間も増加するため、製造時間が増大し、仕掛品の増大を招くなどコストアップの要因となり、ワークを多量生産する製造ラインとしては、生産性の低さが問題となる場合が生じる。そこで、従来のジョブショップ方式の製造ラインに代え、半導体処理装置を処理工程順に配置したフローショップ方式による製造ラインも提案されている。
一方、このようなフローショップ方式による製造ラインは、単一の製品を多量に製造する場合には最適であるが、製造品を変えることで製造手順(レシピ)を変えなければならない場合には、製造ラインでの各半導体処理装置の設置をワークの処理フロー順に並べ替えることが必要となる。しかしながら、製品が変わるたびにそのような並び替えを行うのは、再配置のための手間と時間を考慮すると、現実的ではない。特に、クリーンルームという閉鎖空間内に巨大な半導体処理装置が固定配置されている現状では、その半導体処理装置をその都度再配置することは、現実的には不可能である。
また、エンジニアサンプルやユビキタスセンサー用など、製造単位数が数個〜数百個というような超少量の半導体を製造するニーズも存在する。しかしながら、上述したジョブショップ方式やフローシップ方式による巨大な製造ラインでは、超少量の半導体を製造すると、コストパフォーマンスが極端に悪くなってしまうため、その製造ラインに他の品種を流さざるを得ないこととなる。
ところが、そのように多品種を同時に投入して混流生産をするとなると、製造ラインの生産性は品種数の増大ととともに一層低下することとなるので、結局のところ、このような巨大な製造ラインでは、超少量生産でかつ多品種生産に適切に対応できない。
また、この種の製造ラインに用いられるプラズマエッチング装置としては、プラズマ生成空間に誘導電界を生じさせて処理ガスを供給してプラズマ化させ、プラズマ生成空間を形成する胴部内径よりも小径となった漏斗状のプラズマ密度調整部材の上端部を、プラズマ生成空間と基台との間のチャンバの内壁に配置し、プラズマ密度調整部材の開口部に、プラズマ生成空間で生成されたプラズマを通過させて、プラズマの平面内密度を調整して基台上の基板に導く構成が知られている。
特開2012−169652号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来技術においては、プラズマ生成空間を形成する胴部内径より小径とした漏斗状のプラズマ密度調整部材の開口部に、プラズマ生成空間で生成させたプラズマを通過させて、基台上の基板へプラズマを導くものとしているに過ぎない。このため、プラズマ密度調整部材にてプラズマの密度を調整することができるものの、基板へプラズマを均等に発生させて導くことは考慮されておらず、比較的小さな基板の場合には、プラズマの密度の調整ですら容易ではない。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、小さなウェハであっても精度良くエッチングすることができるプラズマエッチング装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ウェハが設置されるステージと、このステージを覆うチャンバと、このチャンバ内を真空引きする真空引き部と、前記チャンバの前記ステージに対向する位置に設けられた管状のガス供給部と、このガス供給部の先端側の内部に取り付けられ、このガス供給部から供給されるエッチングガスを前記ウェハへ略均等に吹き付けさせるノズルと、前記ガス供給部に取り付けられ、このガス供給部内のエッチングガス中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させるノズルプラズマ発生部と、を具備したことを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明によれば、ステージにウェハを設置させた状態でチャンバ内を真空引き部にて真空引きしつつ、このチャンバのステージに対向する位置に設けられた管状のガス供給部へエッチングガスを供給し、このガス供給部内のエッチングガス中にノズルプラズマ発生部にてマイクロプラズマを発生させる。この際、マイクロプラズマ発生部で生成されるラジカルは、例えばプラズマによるレジストのダメージを防ぐ目的でウェハからノズルを遠ざけた場合であっても、ノズルから吹き付けられるエッチングガスのガス流の効果によって、ウェハの表面まで効率良く輸送でき、また、エッチングガスを略均等に吹き付けさせるノズルのガス輸送効果も加わり、結果として、ラジカルをウェハに均等に吹き付けることができるから、比較的小さなウェハであっても精度良くエッチングすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ノズルプラズマ発生部は、前記ガス供給部に低周波電圧を印加してこのガス供給部内を通過するエッチングガス中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させることを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、ノズルプラズマ発生部にてガス供給部に低周波電圧を印加して、このガス供給部内を通過するエッチングガス中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させる。このため、このガス供給部内を通過するエッチングガス中にマイクロプラズマおよびラジカルを簡単な構成で確実かつ効率良く発生および生成させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ノズルは、直線状の複数の挿通孔が平行に等間隔に設けられて構成されていることを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、直線状の複数の挿通孔が平行に等間隔に設けられて構成されたノズルを用いることにより、このノズルの各挿通孔を通過したエッチングガスの密度を略均一にでき、このエッチングガスとともにラジカルをウェハへ略均等に吹き付けることができるから、比較的簡単な構成のノズルを用い、ウェハを精度良くエッチングすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ノズルは、前記挿通孔を有する管体を複数備え、これら複数の管体が平行かつ等間隔に集積されて構成されていることを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、挿通孔を有する複数の管体を平行かつ等間隔に集積させて構成したノズルとすることにより、ウェハを精度良くエッチングすることができるノズルをより簡単な構成にすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ステージに設けられ、このステージに設置されるウェハを含む領域にプラズマを発生させてエッチングガスをイオン化およびラジカル化させるステージプラズマ発生部を具備することを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、ステージに設けられたステージプラズマ発生部にて、このステージに設置されるウェハを含む領域にプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させることができる。よって、ウェハに吹き付けられる直前にエッチングガスをイオン化およびラジカル化できるから、比較的小さなウェハであっても精度良くエッチングすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ステージに設けられ、このステージに設置されるウェハを冷却する冷却部を具備することを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、ステージに設置されるウェハを冷却部にて冷却することにより、このウェハをエッチングする際の温度上昇を抑制できるから、このウェハをより精度良くエッチングすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、前記ノズルからのエッチングガスの吹き付け方向に交差する方向に前記ステージを移動させるスキャン部を具備することを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、ステージに設置されたウェハをプラズマエッチングする際に、エッチングガスの吹き付け方向に交差する方向にステージを移動させることにより、ウェハ表面におけるエッチングレイトを調整することが可能となる。よって、ウェハ表面内のエッチングレイトの均一化を図ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ウェハが設置されるステージと、このステージを覆うチャンバと、このチャンバ内を真空引きする真空引き部と、前記チャンバ内にエッチングガスを供給するためのガス供給部と、このガス供給部に供給されたエッチングガス中にプラズマを発生させるプラズマ発生部と、前記ガス供給部からのエッチングガスの吹き付け方向に交差する方向に前記ステージを移動させるスキャン部と、を具備したことを特徴とするプラズマエッチング装置とした。
このように構成された本発明は、チャンバ内を真空引きしつつエッチングガスを供給した状態で、ガス供給部に供給されたエッチングガス中にプラズマを発生させて、ステージに設置させたウェハをプラズマエッチングする。この際に、エッチングガスの吹き付け方向に交差する方向にステージを移動させることにより、ウェハ表面におけるエッチングレイトを調整することが可能となる。よって、ウェハ表面内のエッチングレイトの均一化を図ることができるから、小さなウェハであっても精度良くエッチングすることができる。
本発明によれば、ステージにウェハを設置させた状態でチャンバ内を真空引き部にて真空引きしつつ、ガス供給部へエッチングガスを供給し、このガス供給部内のエッチングガス中にノズルプラズマ発生部にてマイクロプラズマを発生させる。この際、例えばプラズマによるレジストのダメージを防ぐ目的でウェハからノズルを遠ざけた場合であっても、ノズルから吹き付けられるエッチングガスのガス流の効果によって、マイクロプラズマ発生部で生成されるラジカルをウェハの表面まで効率良く輸送でき、また、エッチングガスを略均等に吹き付けさせるノズルのガス輸送効果も加わり、結果として、ラジカルをウェハに均等に吹き付けることができるから、比較的小さなウェハであっても精度良くエッチングすることができる。
本発明の第1実施形態に係るプラズマエッチング装置を示す概略図である。 上記プラズマエッチング装置にてウェハをエッチングしている状態を示す説明図である。 上記プラズマエッチング装置が収容される筐体を示す外観図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。 上記プラズマエッチング装置に使用されるノズルを示す概略斜視図である。 上記ノズルの他の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプラズマエッチング装置を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係るプラズマエッチング装置の一部を示す概略図である。 本発明の実施例1ないし6に係るプラズマエッチング装置を示す概略図である。 上記実施例1ないし6に係るプラズマエッチング装置によるウェハのスキャン条件を示す図で、(a)は初期位置からの距離R移動、(b)は半径Rの回転走査である。 上記実施例1ないし3に係るプラズマエッチング装置におけるエッチングレイト分布を示すグラフである。 上記実施例4ないし6に係るプラズマエッチング装置におけるエッチングレイト分布を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプラズマエッチング装置を示す概略図ある。図2は、プラズマエッチング装置にてウェハをエッチングしている状態を示す説明図である。図3は、プラズマエッチング装置が収容される筐体を示す外観図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。図4は、プラズマエッチング装置に使用されるノズルを示す概略斜視図である。
本発明の第1実施形態に係るプラズマエッチング装置1は、図3に示すように、予め規格された大きさの筐体2内に収容されたミニマルファブ(minimal fabrication)構想に基づくミニマルエッチング装置である。ここで、このミニマルファブ構想とは、多品種少量という半導体製造市場に最適なもので、省資源・省エネルギ・省投資・高性能な多様なファブに対応でき、例えば特開2012−54414号公報に記載の生産をミニマル化させるミニマル生産システムを実現させるものである。
また、筐体2は、上下方向に長手方向を有する略直方体状に形成されたモジュールであり、内部への微粒子およびガス分子のそれぞれを遮断する構造とされている。この筐体2の上側の装置上部2aには、ウェハWをプラズマエッチングするためのプラズマエッチング装置1が収容されている。ここで、プラズマエッチング装置1によるプラズマエッチングとしては、ウェハWの表面上に積層されているレジストパターンに対応させてウェハWの表面をエッチングするものである。
プラズマエッチング装置1より下方の装置上部2aの背面には、このプラズマエッチング装置1でのプラズマエッチングに用いられる、例えばエッチングガスG等を供給するための供給部3a等が設けられている。このエッチングガスGは、筐体2外で生成等されてから供給部3aを介してプラズマエッチング装置1内へ供給される。
さらに、筐体2の下側には、装置上部2a内のプラズマエッチング装置1を制御する制御装置等を内蔵させるための装置下部2bが設けられている。この装置下部2bには、プラズマエッチング装置1でのエッチングの際に用いられる冷却ユニット9や電源ユニット10等が収容されている。また、装置下部2bの背面には、プラズマエッチング装置1でのエッチングの際に用いられた後のエッチングガスG等の気体を筐体2外へ排出させるアウトレットとなる排出部3bが設けられている。そして、この排出部3bは、この排出部3bから排出されてくる気体を貯留するタンク(図示せず)等に接続されている。
また、筐体2の装置上部2aの上下方向の中間部には、この装置上部2aの正面側が上方に凹状に切り欠かれた形状とされている。そして、この装置上部2aの上側の正面側には、操作パネル2cが取り付けられている。また、この装置上部2aの下側の部分は、ウェハWを筐体2内に搬入させる前室2dとされている。そして、この前室2dの上面の略中央部には、搬送容器としてのミニマルシャトル(図示せず)を設置するためのシャトル収容部としての略円形状のドッキングポート(図示せず)が設けられている。ここで、前室2dは、筐体2内への微粒子およびガス分子のそれぞれを遮断する構成とされている。すなわち、この前室2dは、ミニマルシャトル内に収容されているウェハWを外気に曝す等することなく筐体2内へ出し入れできるようにするためのPLAD(Particle Lock Air-tight Docking)システムとされている。
そして、前室2d内には、ドッキングポートから搬入されてくるウェハWをプラズマエッチング装置1の所定位置へ搬送するとともに、このプラズマエッチング装置1にてエッチングされた後のウェハWをドッキングポート2eへ搬出するための搬送装置(図示せず)が収容されている。なお、この搬送装置としては、例えば特開2011−96942号公報に記載のワーク搬送装置等が用いられる。
<プラズマエッチング装置>
次いで、プラズマエッチング装置1は、筐体2内の前室2dの後側上部のウェハ処理室2f内に収容されている。そして、このプラズマエッチング装置1にてエッチングするウェハWは、所定の大きさ、例えば直径12.5mm(ハーフインチサイズ)の円形状の表面を有し、単結晶シリコン(Si)にて構成された円盤状に形成されている。そして、このウェハWの表面には、予め所定のレジストパターンが形成され、プラズマエッチング前の状態とされている。
さらに、プラズマエッチング装置1は、いわゆるLFマイクロプラズマ方式とステージRFプラズマ方式とを併用したものである。すなわち、このプラズマエッチング装置1は、後述するガス供給管5dに取り付けられたLF印加部8に低周波電圧を印加してエッチングガスG中に多量のフッ素ラジカル(F)を発生させるとともに、ステージ6に取り付けられたRF印可板6dに高周波電圧を印加してイオンシースを発生させ、エッチングガスG中のCF4やArを励起させてイオン化させたプラスイオン(CF3+、Ar+)とともに多量のフッ素ラジカル(F)をウェハWの表面に略垂直に叩き込んで垂直エッチングするものである。
具体的に、このプラズマエッチング装置1は、図1に示すように、チャンバ5と、このチャンバ5内に設置されるステージ6とを備え、このステージ6をチャンバ5にて気密に覆う構成とされている。
<チャンバ>
チャンバ5は、例えば石英ガラス等の外部から低周波電圧を印加することが可能な透明な材料にて構成されている。そして、このチャンバ5は、円筒状の本体部5aを有し、この本体部5aの軸方向を上下方向に沿わせて設置され、この本体部5aの上端側が円盤状の上板5bにて閉塞された形状とされている。また、この上板5bの中心位置には、矩形状の開口部5cが形成されており、この開口部5cには、ガス供給部としての、例えば角筒状のガス供給管5dの下端側が同心状に嵌合されて取り付けられている。このガス供給管5dは、本体部5aの内寸法より小さく、ウェハWの外寸法より若干大きな外寸法を有する断面矩形筒状に形成されており、このガス供給管5dの下端側の一部を上板5bの外側から開口部5cに内嵌合させた状態とされ、この開口部5cに溶接等されて一体的に取り付けられている。ここで、ガス供給管5dの形状としては、角筒状以外の形状、例えば円筒状等であってもよい。
ガス供給管5dの下端部には、ブロック状のノズル7が内嵌合されて取り付けられている。このノズル7は、ガス供給管5dの内寸法に略等しい外寸法を有する角柱状の本体部7aを備えている。この本体部7aは、上下方向の端面の長手寸法がウェハWの外径寸法より若干大きく形成されている。また、この本体部7aには、図4に示すように、複数のガス挿通孔7bが穿設されている。これらガス挿通孔7bは、本体部7aの高さ方向に沿った直線状に形成されており、これらガス挿通孔7bを平行かつ等間隔に離間させた状態とされ、本体部7aの一端面から他端面へ直線状に貫通させて設けられている。すなわち、これらガス挿通孔7bは、ノズル7全体に亘って設けられており、このノズル7の各ガス挿通孔7bを通過させることによって、エッチングガスGを略均等にウェハWに吹き付ける構成とされている。
また、ガス供給管5dの上部には、ガス供給口5eが接合されている。ここで、ガス供給口5eとしては、ガス供給管5dの上端部を同心状に縮径させて形成する他、ガス供給管5dに枝管(図示せず)を設ける等し、この枝管に接続して設けても良い。具体的に、ガス供給口5eには、メタルチューブ5fが取り付けられ、このメタルチューブ5fを介して、ガス供給口5eから、例えば四フッ化炭素とアルゴン(Ar)との混合ガス(CF/Ar)等のエッチングガスGがチャンバ5内に供給される。なお、このエッチングガスGとしては、四フッ化炭素(CF)のみにて構成されたガスとすることもできる。
また、ガス供給管5dには、このガス供給管5dを介してウェハWに吹き付けるエッチングガスG中にマイクロプラズマ(径のサイズがμm〜mmオーダの微小プラズマ)Mを発生させるためのノズルプラズマ発生部としてのLF印加部8が設けられている。このLF印加部8は、ノズル7からウェハWへ吹き付けるエッチングガスG中にマイクロプラズマMを発生させ、このマイクロプラズマM由来のフッ素ラジカル(F)を多量に発生させるラジカル発生部である。具体的に、このLF印加部8は、ガス供給管5dの上板5bより上方に突出している部分の上側および下側のそれぞれに取り付けられた電極部8a,8bを有している。ここで、下側の電極部8bは、ガス供給管5dの上板5bより上方に突出している部分の下端側の縁部に取り付けられている。また、これら電極部8a,8bは、ガス供給管5dの外側に銅線を周方向に巻き付けられてコイル状に構成されている。
さらに、これら電極部8a,8b間に低周波電源10aが取り付けられており、この低周波電源10aから電極部8a,8b間に高圧低周波電圧が印加され、これら電極部8a,8bを介してガス供給管5d内を通過するエッチングガスG中にマイクロプラズマMを発生させる。すなわち、LF印加部8の電極部8a,8b間に印加される高圧低周波電圧は、エッチングガスG中に高圧交流励起プラズマを発生させる誘電体バリア放電であって、例えば電圧:10kVp−p、周波数:8kHz程度の交流高電圧がマイクロプラズマMの発生の主要因とされている。
<ステージ>
ステージ6は、チャンバ5内に収容されつつ、このチャンバ5の上下方向に軸方向を沿わせつつ、このチャンバ5の開口部5cの鉛直下に設置されている。すなわち、このステージ6は、後述するRF印可板6dを、チャンバ5のガス供給口5eに対し同心状に位置させつつ、このガス供給口5eから所定間隔ほど下方に間隔を空けた位置に設置されている。すなわち、このステージ6は、チャンバ5のガス供給口5eからノズル7を介して吹き出してくるおそれのあるマイクロプラズマMが、ステージ6上のRF印加板6dへ直接当たない程度の間隔を空けてチャンバ5内に取り付けられている。
具体的に、ステージ6は、円柱状の本体部6aを備え、この本体部6aの軸方向を上下方向に沿わせた状態で設置されている。この本体部6aの上端面は、閉塞されて平坦な円盤状の設置面6bとされており、この設置面6b上にウェハWが設置される構成とされている。すなわち、本体部6aは、ウェハWの外径寸法より若干大きな外径寸法に形成され、このウェハWの外径寸法より若干大きな径寸法を有する設置面6bとされている。
この設置面6bは、絶縁性を有する絶縁板6cを備え、この絶縁板6c上にステージプラズマ発生部としての下部電極であるRF印加板6dが積層されている。ここで、これら絶縁板6cおよびRF印加板6dは、それぞれ略円盤状に形成されており、このRF印加板6d上にウェハWが設置される。そして、RF印加板6dは、LF印加部8とともにチャンバ5内に上方から下方に向かう垂直な電界Eを形成させ、このチャンバ5内にイオンシースを発生させるとともに、ウェハW上へ送られるエッチングガスG中にプラズマPを発生させてエッチングガスGを励起させてイオン化させるイオンアシスト部である。
具体的に、RF印加板6dは、例えば13.56MHz等の高周波電圧(RF)が印加され、このRF印加板6d上に設置されるウェハWを含む領域、すなわちウェハW上およびその周囲にプラズマPを発生させ、このウェハWに吹き付けられるエッチングガスGを構成するCF4およびAr等を励起してイオン化させたりラジカル化させてプラスイオン(CF 、Ar)やフッ素ラジカル(F)とする。さらに、このRF印加板6dの下端側の中心部に電極部6eが設けられ、この電極部6eを介して高周波電圧がチャンバ5外に設置された高周波電源10bから印加される。
また、ステージ6には、このステージ6のRF印加板6d上に設置されるウェハWを冷却するための冷却部としての冷却ユニット9が取り付けられている。この冷却ユニッ9トは、例えば水冷式とされており、ステージ6の本体部6aおよび絶縁板6cを介してRF印加板6dを冷却することにより、このRF印加板6d上に設置されているウェハWを冷却する構成とされている。さらに、この冷却ユニット9は、装置下部2b内に収容されて取り付けられている。なお、電源ユニット10は、低周波電源10aと高周波電源10bとを備えている。
さらに、チャンバ5の下方には、このチャンバ5の下端を閉塞する蓋体11aが取り付けられており、この蓋体11aには、チャンバ5内を真空引きするための真空引き部としての真空形成装置11が取り付けられている。この真空形成装置11もまた、装置下部2b内に収容されて取り付けられており、チャンバ5内のステージ6のRF印加板6d上にウェハWが設置された状態で、このチャンバ5内を真空引きする構成とされている。
次に、上記第1実施形態のプラズマエッチング装置1を用いたプラズマエッチング方法について説明する。
まず、エッチング前のウェハWが収容されたミニマルシャトルを、筐体2の前室2dのドッキングポートに嵌合させて設置する。この状態で、筐体2の所定位置、例えば操作パネル2c等に表示等されているスタートスイッチ(図示せず)を押す。このとき、冷却ユニット9が駆動されステージ6の冷却が開始される。
さらに、ドッキングポートに設置されたミニマルシャトルが開放され、このミニマルシャトル内に収容されているウェハWが、搬送装置にてプラズマエッチング装置1のステージ6のRF印加板6d上へ搬送され設置される。このとき、ステージ6は、例えばステージ6とチャンバ5とが相対的に上下動される等して、チャンバ5内からステージ6が取り出された状態とされている。
この後、プラズマエッチング装置1のチャンバ5が蓋体11aにて密封され、このチャンバ5内が略真空になるまで真空形成装置11にて真空引きされる。この状態で、チャンバ5のガス供給口5eに取り付けられたメタルチューブ5fを介してガス供給口5eからエッチングガスGがチャンバ5内に供給され、このチャンバ5内の圧力が所定の圧力に維持される。この後、低周波電源10aがオンされLF印加部8の電極部8a,8b間に低周波電圧が印加されるとともに、高周波電源10bがオンされ電源部6eを介してRF印加板6dに高周波電圧が印加され、図2に示すように、チャンバ5内に、ウェハWに向かう方向に沿った電位傾斜が形成され、垂直な電界Eが形成される。
この結果、エッチングガスGは、LF印加部8の電極部8a,8b間を通過する際に、これら電極部8a,8b間に印加されている低周波電圧によってエッチングガスG中にマイクロプラズマMを発生させ、このエッチングガスGを構成するCF中のフッ素をラジカル化させ、多量のフッ素ラジカル(F)を発生させる。すなわち、このエッチングガスG中のCFがCFとFとに分離(CF+e→CF+F+e)されて、多量のフッ素ラジカル(F)が生成される。また、このフッ素ラジカルは、エッチングガスGとともに、ガス供給口5eに取り付けられたノズル7の各ガス挿通孔7bを通過することによって吹き付け方向が略平行に整流され、略均等にウェハW上に吹き付けられる。
さらに、ステージ6のRF印加板6dに印加された高周波電圧によって、このRF印可板6dの周囲にプラズマPが発生され、このRF印加板6dの周囲に上下方向に沿ったイオンシースとともに電界Eが形成される。この結果、ノズル7から吹き出されたエッチングガスGがウェハW上に叩き付けられる直前で励起されてイオン化されたプラスイオン(CF 、Ar)とともにラジカル化されたフッ素ラジカル(F)がウェハW上に垂直に叩き付けられ、このウェハW上に設けられたレジストパターンを介して、ウェハWがプラズマエッチング(非等方エッチング)される。
すなわち、LF印加部8の電極部8a,8b間に印加された低周波電圧と、RF印加板6dに印加された高周波電圧とによって、マイクロプラズマM由来のフッ素ラジカル(F)が多量にウェハW上に供給され、このウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)へのフッ素ラジカル(F)の反応が効率化されるとともに、エッチングガスG中のArやCF 等のプラスの電荷を有するイオン(プラスイオン)がウェハW上に送られ、このウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)へのフッ素ラジカル(F)の反応がアシストされて高効率化され、このウェハW表面の単結晶シリコン結合(Si−Si)が切断されプラズマエッチングされていく。
このとき、ウェハWの表面においては、このウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)とフッ素ラジカル(F)とが反応(Si[個体]+4F→SiF[気体])して、このウェハW表面のプラズマエッチングが進行していく。さらに、ウェハWの表面においては、エッチングガスG中のArやCF等が励起されてイオン化(Ar、CF )され、これらプラスイオンによるイオンアシストによって、ウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)とフッ素ラジカル(F)との反応が促進され、ウェハW表面のエッチング反応が促進され高速化される。
この後、ウェハWのエッチングが完了した後、チャンバ5の密封が解除され、例えばステージ6とチャンバ5とを相対的に上下動させる等して、チャンバ5内からステージ6を取り出し、このステージ6のRF印加板6d上に設置されているウェハWを、搬送装置による引き戻し動作にてミニマルシャトル上に設置されてから、このミニマルシャトルが閉操作されてウェハWが収容される。さらに、このウェハWが収容されたミニマルシャトルを、前室2cのドッキングポートから取り外すことによって、ウェハWが搬出される。この後、冷却ユニット9の駆動が停止されステージ6の冷却が停止される。
上述のように、上記第1実施形態のプラズマエッチング装置1においては、ステージ6のRF印加板6d上にウェハWを設置させた状態でチャンバ5内を真空形成装置11にて真空引きしつつ、ガス供給管5dからチャンバ5内へエッチングガスGを供給する。この状態で、ガス供給管5d内の先端側に取り付けられたノズル7からウェハWへ吹き付けるエッチングガスG中にLF印加部8の電極部8a,8b間に印加された低周波電圧による誘電体バリア放電によって高圧交流励起プラズマ(マイクロプラズマM)を発生させ、エッチングガスG中に多量のフッ素ラジカル(F)を発生させる。
そして、この多量のフッ素ラジカルがエッチングガスGとともにノズル7の各ガス挿通孔7bを通過することによって、吹き付け方向が略垂直方向に整流されるとともに、これらフッ素ラジカルおよびエッチングガスGの密度が略均一にされる。この後、ステージ6のRF印加板6dに印加された高周波電圧によって、このRF印加板6d上に設置されたウェハW上およびその周囲に存在するエッチングガスG中に発生させたプラズマPにてエッチングガス中のCFやAr等を励起させるとともに、ウェハW上に形成されている垂直方向の電界Eにてイオンシースさせつつ、イオン化させたCF 、Arとともにラジカル化させたフッ素ラジカル(F)を、ウェハWの表面に略垂直に叩き込んでエッチングする構成とした。
この結果、LF印加部8の電極部8a,8b間に印加された低周波電圧によりガス供給管5d内にマイクロプラズマMを発生させることにより、ノズル7から噴出されるエッチングガスのガス流の効果によって、ウェハの表面まで効率良くフッ素ラジカル(F)を輸送でき、また、ノズル7のガス輸送効果も加わり、結果として、マイクロプラズマM由来のフッ素ラジカル(F)を多量にウェハW上に叩き付けることができる同時に、ステージ6のRF印加板6dに印加された高周波電圧によって、エッチングガスG中のCF4およびArを励起させたCF やAr等のプラスイオンをウェハW上に叩き付けることができる。よって、これらプラスイオンによるアシストのもと、ウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)へのフッ素ラジカルの反応、すなわちウェハW表面の単結晶シリコン結合(Si−Si)の切断(プラズマエッチング)を効率良くかつ高速に行うことができる。
ここで、ステージ6のRF印加板6d上に設置されたウェハWを、冷却ユニット9にて冷却するとともに、エッチングガスGをウェハW上へ吹き付けるためのノズル7を、RF印加板6dから遠ざけたことにより、ガス供給管5d内で発生させたマイクロプラズマMがウェハWに直接当たらなくなり、プラズマ照射によるレジストダメージが防止され、このガス供給管5d内で発生させた多量のフッ素ラジカル(F)を、ノズル7からのエッチングガスGの吹き出しとともに、ウェハW上に多量に吹き付けることができる。また同時に、この多量のフッ素ラジカルとともにエッチングガスGをウェハW上に叩き付けてエッチングする際のウェハWの温度上昇を適切に抑制でき、例えばウェハW上に積層させたレジストパターンの焼き付き等を防止できるから、このウェハWをより精度良くエッチングすることができる。
さらに、エッチングガスGがノズル7の各ガス挿通孔7bを通過する際に、このエッチングガスGの吹き付け方向が略平行とされて整流されるため、このノズル7にてエッチングガスGおよびラジカルをウェハW上に略均等に叩き付けることができる。また、ステージ6のRF印加板6dに印加された高周波電圧によって、このRF印加板6d上に設置されたウェハW上およびその周囲に存在するエッチングガスG中にプラズマPを発生させ、エッチングガスGをウェハWに叩き付ける直前の位置で、エッツングガスGを効率良く励起させてイオン化およびラジカル化できる。よって、ノズル7からウェハWへ吹き付けるエッチングガスGをより効率良くイオン化およびラジカル化できるから、比較的小さなハーフインチサイズのウェハWであっても精度良くエッチングすることができる。
また、直線状の複数のガス挿通孔7bが平行に等間隔に設けられて構成されたノズル7を用いることにより、このノズル7の各ガス挿通孔7bを通過したエッチングガスGの密度を略均一にでき、このエッチングガスGをウェハWへ均等に吹き付けることができるから、比較的簡単な構成のノズル7を用い、ウェハWを精度良くエッチングすることができる。
なお、上記第1実施形態においては、複数のガス挿通孔7bが平行かつ等間隔に設けられたノズル7にてガス供給管5dから供給されるエッチングガスGをウェハW上に略均等に吹き付ける構成とした。しかしながら、図5に示す他の実施形態のように、中心部にガス挿通孔7bが開口された円筒状の複数の管体12を平行かつ等間隔に集積させたノズル7としても、ガス供給管7bから供給されるエッチングガスGをウェハW上に略均等に吹き付けることができる。この場合には、複数のガス挿通孔7bを本体部7aに設ける等する必要が無くなるため、ウェハWを精度良くエッチングできるノズル7をより簡単な構成とすることができる。また、チャンバ5のガス供給管5dを、複数のガス供給孔(図示せず)が形成された管状としたり、このガス供給管5dのガス供給口5eに複数のノズル7を取り付けたりした構成とすることもできる。特に、上記第1実施形態においては、実験の結果、最大で500nm/min程度の高いエッチングレイトにできるから、後述する第2実施形態の場合に比べ、明らかに技術的に優位なウェハWの処理が可能である。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係るプラズマエッチング装置を示す概略図である。
本発明の第2実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態は、ステージ6上に設置されるウェハWに高周波電圧を印加するRF印加板6dが設けられた構成であるのに対し、第2実施形態は、RF印加板6dがなく、高圧交流励起プラズマのみでウェハWをプラズマエッチングする。すなわち、第2実施形態に係るプラズマエッチング装置1においては、図6に示すように、チャンバ5は第1実施形態と同様に構成されているものの、ステージ6の構造が第1実施形態と相違する。具体的に、ステージ6は、設置面6b上に絶縁板6cが設置され、この絶縁板上6cにウェハWが設置される。
そして、このプラズマエッチング装置1においては、冷却ユニット9が駆動されステージ6の冷却が開始されるとともに、ステージ6の絶縁板6c上にウェハWが設置される。この後、上記第1実施形態と同様に、チャンバ5が密封され、このチャンバ5内を真空形成装置11にて真空引きさせる。この状態で、チャンバ5のガス供給口5eからエッチングガスGがチャンバ5内に供給された後、低周波電源10aがオンされLF印加部8の電極部8a,8b間に低周波電圧が印加される。
この結果、エッチングガスGがLF印加部8の電極部8a,8b間を通過する際に、これら電極部8a,8b間に印加されている低周波電圧によってエッチングガスG中にマイクロプラズマMが発生される。このとき、エッチングガスG中のCFがCFとFとに分離されて、多量のフッ素ラジカル(F)が生成される。
また、エッチングガスGは、ノズル7の各ガス挿通孔7bを通過する際に吹き付け方向が略平行に整流され、略均等にウェハW上に吹き付けられ、このウェハW上に設けられたレジストパターンを介してウェハWがプラズマエッチングされていく。このとき、ウェハWの表面においては、このウェハWを構成する単結晶シリコン(Si)とフッ素ラジカル(F)とが反応(Si[個体]+4F→SiF[気体])して、このウェハW表面のプラズマエッチングが進行していく。
このように構成した本発明の第2実施形態は、チャンバ5に取り付けられたLF印加部8の電極部8a,8b間に印加された低周波電圧によってエッチングガスG中にマイクロプラズマMを発生でき、ノズル7の各ガス挿通孔7bを通過する際にエッチングガスGの吹き付け方向が略平行に整流され、略均等にウェハW上に多量のフッ素ラジカル(F)を叩き付けることができ、このウェハW上に設けられたレジストパターンを介してウェハWを精度良くエッチングすることができる。
特に、本第2実施形態においては、実験の結果、チャンバ5内の圧力が大気圧から数kPa付近の場合は、エッチングレイトが5〜10μm/minとなり、プラズマ密度が高く、プラズマ柱が噴出してウェハW上に直接照射してしまい、ウェハW上のレジストパターンを損傷させてしまうおそれがある。このため、レジストパターンが積層されたウェハWのエッチングには適さないものの、単結晶シリコン単体のベアウェハ等の局所エッチングは可能である。
これに対し、チャンバ5内の圧力を数百Paから1kPa付近にした場合は、エッチングレイトが低く、30nm/min程度となるものの、レジストパターンが積層されたウェハWのエッチングに適用できる。この場合には、エッチング時にウェハWを冷却ユニット9にて冷却しなくても、ウェハWの発熱が少なく、レジストパターンのレジスト耐性を保つことができる。しかしながら、エッチング時にウェハWを冷却ユニット9にて冷却した場合に比べると、レジストパターンの変質のおそれがあるため、レジストパターンの剥離(アッシング)に手間が掛かるおそれがある。
さらに、チャンバ5内の圧力を1kPa以下に真空引きした場合には、ノズル供給管5dの下流でマイクロプラズマMが拡散し、ウェハW表面へのフッ素ラジカルの供給ができるから、レジストパターンが積層されたウェハWのエッチングが可能となる。ただし、この場合においては、ノズル供給管5dとウェハWとの間の距離を近づけすぎる(例えば5mm未満)と、ウェハW上のレジストパターンが破損してしまうおそれがある。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係るプラズマエッチング装置の一部を示す概略図である。
本発明の第3実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態は、固定式のステージ6であるのに対し、第3実施形態は、移動式のステージ6とし、プラズマエッチング時にステージ6を移動させてウェハWをスキャンする。すなわち、第3実施形態に係るプラズマエッチング装置1は、ステージ6以外の構成は、上記第1実施形態と同様の構成とされ、図7に示すように、ステージ6の構造が第1実施形態と相違する。
具体的に、ステージ6は、ウェハWが設置されるウェハホルダ61を備えている。ウェハホルダ61には、ウェハホルダ61をX軸方向に移動させるX軸ステージ62と、ウェハホルダ61をY軸方向に移動させるY軸ステージ63とを備えたスキャン部としてのスキャン機構60が取り付けられている。スキャン機構60は、ノズル7からのエッチングガスGの吹き付け方向に交差するX軸方向およびY軸方向のそれぞれに向けてウェハホルダ61を移動させる。X軸ステージ62には、X軸ステージ62を介してウェハホルダ61をX軸方向に移動させる駆動源として直進モータ64が取り付けられている。Y軸ステージ63にもまた、Y軸ステージ63を介してウェハホルダ61をY軸方向に移動させる駆動源として直進モータ65が取り付けられている。
以上により、本第3実施形態のプラズマエッチング装置1においては、ウェハホルダ61上に設置されたウェハWをプラズマエッチングする際に、スキャン機構60の各直進モータ64,65の駆動を適宜制御して、ウェハW上のエッチングポイントをX軸方向およびY軸方向においてスキャンさせる。この結果、プラズマ密度の揺らぎ、サイズおよび装置構成等によって生じ得るウェハW表面内のエッチングレイトの不均一性を均一化することが可能となる。すなわち、プラズマエッチング時のスキャン機構60によるスキャン速度およびスキャンパターン等を制御して、エッチングレイトが大きなマイクロプラズマMの下流域に曝す時間をウェハW表面の部分ごとに調整することによって、ウェハW表面における均一なエッチングが可能となる。
ここで、12インチ程度の大口径のウェハを用いる従来のメガファブにおいては、プラズマエッチングする対象のウェハが大きいことから、プラズマエッチング時にウェハを走査してスキャンすることは不可能である。一方で、本発明に係るプラズマエッチング装置1においては、直径12.5mm(ハーフインチサイズ)の円形状のウェハWを対象としているため、プラズマエッチング時のウェハWのスキャニングが可能となり、ウェハW表面内におけるエッチングレイトの均一化が可能である。
<その他>
なお、上記各実施形態では、少なくともLF印加部8の電極部8a,8b間への低周電圧の印加を用いて、レジストパターンが積層されたウェハWをエッチングする構成とした。しかしながら、本発明はこれに限定されることはなく、レジストパターンが積層された単結晶シリコン構造のウェハW以外であっても、対応させて用いることができる。
また、チャンバ5に対してノズル供給管5dを移動可能とし、このノズル供給管5dを水平方向に走査してウェハWをスキャンする構成としたり、ノズル供給管5dを大口径とし、複数のノズル7を取り付けてエッチングガスGを整流する構成としたりすることにより、ハーフインチサイズのミニマルウェハより大きな大口径ウェハであっても対応させて用いることができる。
次に、本発明に係るエッチングプラズマ装置の実施例1ないし6について、図8ないし図11を参照して説明する。
図8は、本発明の実施例1ないし6に係るプラズマエッチング装置1を示す概略図である。図9は、実施例1ないし6に係るプラズマエッチング装置1によるウェハWのスキャン条件を示す図で、(a)は初期位置Oからの距離R移動、(b)は半径Rの回転走査である。図10は、実施例1ないし3に係るプラズマエッチング装置1におけるエッチングレイト分布を示すグラフである。図11は、実施例4ないし6に係るプラズマエッチング装置1におけるエッチングレイト分布を示すグラフである。
図8に示すように、各実施例に係るエッチングプラズマ装置1においては、外径6mmかつ内径4mmのノズル7を用い、チャンバ5内の圧力を180Paとしている。また、低周波電源10aにて電極部間に8kHzの低周波電圧を印加させ、かつ高周波電源10bにてRF印加板6dに13.56MHzの高周波電圧を印加させつつ、冷却ユニット9にてRF印加板6dを冷却する構成とされている。
エッチングガスGとして、CF/Arガス(CF:35sccm、Ar:85sccm)を用い、いわゆるRFパワーを25Wとしている。スキャン機構60によるスキャン条件は、図9(a)および図9(b)に示すように、ウェハWの初期位置(中心位置)Oから半径(距離)R=4mmほど移動した場合の線速度Vを2mm/sとし、ウェハWを回転走査(ウェハWの自転なし)させる。各実施例においては、外径12.5mmのウェハWとし、ウェハWの外周縁から0.5mmまでの範囲は、クランプ66にて押えられて押え代とされ、ウェハWの中心位置Oから5mmまでの領域につき1mmおきにエッチングレイトを測定している。
そして、RF追加効果確認として、スキャン機構60にてウェハWをスキャンせず、電極部8a,8b間に低周波電圧を印加させマイクロプラズマのみONさせた場合(実施例1)、RF印加板6dに高周波電圧を印加させRFのみONさせた場合(実施例2)、電極部8a,8b間への低周波電圧の印加およびRF印加板6dへの高周波電圧の印加の両方をONさせた場合(実施例3)のそれぞれにつき、ウェハWのポジション(位置)[mm]に対するエッチングレイト[nm/min]を測定した。
この結果、図10に示すように、実施例1においては、10nm/min程度の平均したエッチングレイトで、小さな凸状のエッチングレイト分布が得られた。実施例2においては、40nm/min程度の平坦なウェハW表面のエッチングレイト分布が得られた。実施例3においては、ガウス分布的な形状のエッチングレイト分布となったものの、上記実施例1および実施例2のエッチングレイトの合計よりも、実施例3のエッチングレードの平均が大きく、98.1nm/minとなり明らかに大きなエッチングレイトを得ることができた。
したがって、マイクロプラズマおよびRFのそれぞれをONさせた場合に、ウェハWをより高速にエッチングできることが分かった。ただし、上記実施例3においては、エッチングレイトの不均一性が22.7%と大きい結果となった。
さらに、スキャン効果確認として、マイクロプラズマのみONさせつつスキャン機構60にてウェハWをスキャンさせた場合(実施例4)、RFのみONさせつつスキャン機構60にてウェハWをスキャンさせた場合(実施例5)、マイクロプラズマおよびRFの両方をONさせつつスキャン機構60にてウェハWをスキャンさせた場合(実施例6)のそれぞれにつき、ウェハWのポジション(位置)[mm]に対するエッチングレイト[nm/min]を測定した。この結果、図11に示すように、実施例4および実施例5のエッチングレイトに比べ、実施例6のエッチングレードの平均が78.8nm/minと大きく、その不均一性が3.5%と上記実施例3に比べ、明らかに小さくなった。したがって、マイクロプラズマWおよびRFのそれぞれをONさせつつウェハWをスキャンすることにより、ウェハWをより精度良くエッチングできることが分かった。
1 プラズマエッチング装置
2 筐体
2a 装置上部
2b 装置下部
2c 操作パネル
2d 前室
2f ウェハ処理室
3a 供給部
3b 排出部
5 チャンバ
5a 本体部
5b 上板
5c 開口部
5d ガス供給管(ガス供給部)
5e ガス供給口
5f メタルチューブ
6 ステージ
6a 本体部
6b 設置面
6c 絶縁板
6d RF印加板(ステージプラズマ発生部,プラズマ発生部)
6e 電源部
7 ノズル
7a 本体部
7b ガス挿通孔(挿通孔)
8 LF印加部(ノズルプラズマ発生部,プラズマ発生部)
8a,8b 電極部
9 冷却ユニット(冷却部)
10 電源ユニット
10a 低周波電源
10b 高周波電源
11 真空形成装置(真空引き部)
11a 蓋体
12 管体
60 スキャン機構
61 ウェハホルダ
62 X軸ステージ
63 Y軸ステージ
64 直進モータ
65 直進モータ
66 クランプ
G エッチングガス
M マイクロプラズマ
O 初期位置
P プラズマ
R 半径
V 線速度
W ウェハ

Claims (8)

  1. ウェハが設置されるステージと、
    このステージを覆うチャンバと、
    このチャンバ内を真空引きする真空引き部と、
    前記チャンバの前記ステージに対向する位置に設けられた管状のガス供給部と、
    このガス供給部の先端側の内部に取り付けられ、このガス供給部から供給されるエッチングガスを前記ウェハへ略均等に吹き付けさせるノズルと、
    前記ガス供給部に取り付けられ、このガス供給部内のエッチングガス中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させるノズルプラズマ発生部と、
    を具備したことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  2. 請求項1記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ノズルプラズマ発生部は、前記ガス供給部に低周波電圧を印加してこのガス供給部内を通過するエッチングガス中にマイクロプラズマを発生させるとともにラジカルを生成させる
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  3. 請求項2記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ノズルは、直線状の複数の挿通孔が平行に等間隔に設けられて構成されている
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  4. 請求項3記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ノズルは、前記挿通孔を有する管体を複数備え、これら複数の管体が平行かつ等間隔に集積されて構成されている
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ステージに設けられ、このステージに設置されるウェハを含む領域にプラズマを発生させてエッチングガスをイオン化およびラジカル化させるステージプラズマ発生部を具備する
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  6. 請求項5記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ステージに設けられ、このステージに設置されるウェハを冷却する冷却部を具備する
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプラズマエッチング装置において、
    前記ノズルからのエッチングガスの吹き付け方向に交差する方向に前記ステージを移動させるスキャン部を具備する
    ことを特徴とするプラズマエッチング装置。
  8. ウェハが設置されるステージと、
    このステージを覆うチャンバと、
    このチャンバ内を真空引きする真空引き部と、
    前記チャンバ内にエッチングガスを供給するためのガス供給部と、
    前記ガス供給部に供給されたエッチングガス中にプラズマを発生させるプラズマ発生部と、
    前記ガス供給部からのエッチングガスの吹き付け方向に交差する方向に前記ステージを移動させるスキャン部と、
    を具備したことを特徴とするプラズマエッチング装置。
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