JP2014209088A - 顕微鏡用放射照度測定器、及び、それを備えた顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡用放射照度測定器、及び、それを備えた顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】標本面における放射照度を精度良く測定するための顕微鏡用放射照度測定器を提供することを課題とする。
【解決手段】顕微鏡1の対物レンズ7から出射した光の放射照度を測定するための放射照度測定器10は、対物レンズ7から出射した光が進む順に、対物レンズ7側に略平面を向けた正のパワーを有する単レンズを含むレンズ部20と、略平面における光の放射照度を測定するために光を検出する光検出器30と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡用放射照度測定器、及び、それを備えた顕微鏡に関する。
GFP(Green Fluorescent Protein)やYFP(Yellow Fluorescent Protein)などの蛍光蛋白質の実用化による観察対象の広がりもあり、蛍光顕微鏡は、現在、生物研究市場において幅広く用いられるに至っている。
ところで、実験結果を論文等で発表する際には、他の研究者が実験を再現できるように、実験結果とともに実験条件を開示するのが通常である。しかしながら、蛍光顕微鏡による実験における励起光の放射照度については、蛍光観察における重要な実験条件の一つであるにも関わらず、開示されることは稀である。
これは、現時点において、放射照度を測定するための手段が研究者に十分に提供されておらず、その結果、放射照度の測定が必ずしも行われていないことが原因であると考えられる。
なお、励起光の強度を測定する技術は、例えば、特許文献1、特許文献2に開示されている。特許文献1には、顕微鏡のステージに固定された受光部を備えた顕微鏡照明強度測定装置が開示されている。また、特許文献2には、対物レンズの代わりにレボルバに装着される光強度測定ユニットが開示されている。
特開2005−352146号公報 特開2012−113188号公報
蛍光顕微鏡による実験を再現するためには、標本面に照射された全量の光量ではなく、標本面に照射された単面積あたりの光量が重要である。しかしながら、特許文献1に開示される顕微鏡照明強度測定装置は、単面積あたりの放射束(Radiant Flux)である放射照度(Irradiance)を測定する装置ではない。このため、放射照度を正確に測定することは困難である。また、特許文献2に開示される光強度測定ユニットは、対物レンズを通過した光を測定対象としていない。このため、測定結果から標本面における正確な放射照度を正確に算出するためには、光強度測定ユニットの透過率データに加えて観察で使用する対物レンズの透過率データが別途必要である。対物レンズの透過率データを入手することが必ずしも容易ではないことを考慮すると、このような要求は光強度測定ユニットの利用を制限する要因となり得る。
また、特許文献1に開示される装置と特許文献2に開示される装置では、パワーメータ(特許文献1の受光部、特許文献2の光検出器)の入射角度特性が考慮されていない。パワーメータは、一般に、垂直に入射した光に対する検出効率に比べて、大きな入射角で入射した光に対して低い検出効率を示す。このため、特許文献1及び特許文献2に開示される装置では、蛍光顕微鏡で頻繁に使用される大きな開口数(以降、NAと記す)を有する対物レンズを用いた観察における放射照度を正確に測定することは困難である。さらに、特許文献1に開示される装置の場合には、受光面をオイル等の浸液に浸して使用することができないため、液浸対物レンズを用いた環境には対応できない。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、標本面における放射照度を精度良く測定するための顕微鏡用放射照度測定器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、顕微鏡の対物レンズから出射した光の放射照度を測定するための顕微鏡用放射照度測定器であって、前記対物レンズから出射した光が進む順に、前記対物レンズ側に略平面を向けた正のパワーを有する単レンズを含む光学系と、前記略平面における前記光の放射照度を測定するために前記光を検出する光検出器と、を含む顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記単レンズは、最も前記対物レンズ側に配置されている顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記単レンズは、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズである顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記単レンズの球欠高さが前記ボールレンズの半径よりも大きい顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記光学系は、前記対物レンズから出射した光が進む順に、前記対物レンズ側に略平面を向けた正のパワーを有する前記単レンズと、正のパワーを有する第2の単レンズと、を含む顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第6の態様は、第4の態様または第5の態様に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記光学系の焦点距離をfとし、前記光検出器の受光面の短辺の長さをDとするとき、以下の条件式を満たす顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
D/(2×f) > 1.3
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記光学系の焦点距離をfとし、前記顕微鏡の一次像の大きさをIMとするとき、以下の条件式を満たす顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
IM/(20×f) < 0.36
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡用放射照度測定器において、さらに、前記単レンズの前記略平面側に、前記対物レンズの光軸に対して前記顕微鏡用放射照度測定器を所定の位置に配置するための指標手段を含む顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第9の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡用放射照度測定器において、前記顕微鏡用放射照度測定器は、倒立顕微鏡のステージ上に配置可能な厚さに構成される顕微鏡用放射照度測定器を提供する。
本発明の第10の態様は、第1の態様乃至第9の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡用放射照度測定器を備える顕微鏡を提供する。
本発明によれば、標本面における放射照度を精度良く測定するための顕微鏡用放射照度測定器を提供することができる。
本発明の一実施例に係る放射照度測定に用いられる装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。 本発明の実施例2に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。 本発明の実施例3に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。 本発明の実施例4に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。
各実施例について説明する前に、各実施例に共通する放射照度測定に用いられる装置について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る放射照度測定に用いられる装置の構成を示す概略図である。図1(a)に示す装置100は、顕微鏡1によって標本面に照射される光の放射照度を測定するための装置であり、顕微鏡1と、顕微鏡1のステージ8に配置された放射照度測定器10と、パワーメータ本体40と、コンピュータ60と、モニタ70と、入力装置80とを備えている。なお、ケーブル51で接続された放射照度測定器10に含まれるセンサ部30とパワーメータ本体40とは、パワーメータ50を構成している。
顕微鏡1は、ステージ8に設けられた開口に下方から挿入されて先端がステージ8の上面付近に位置するように配置された対物レンズ7を備える倒立顕微鏡であり、蛍光顕微鏡として構成されている。ここでは、放射照度が特に重要な実験条件である蛍光観察に用いられる蛍光顕微鏡を例示したが、放射照度測定器10を含む装置100は、蛍光顕微鏡に限られず、任意の顕微鏡によって標本面に照射される光の放射照度を測定することができる。また、倒立顕微鏡の代わりに正立顕微鏡を用いても、同様に放射照度を測定することができる。
顕微鏡1は、図1(a)に示すように、光源2と、コレクタレンズ3と、ステージ8の上面(つまり、ステージ8に標本が配置された場合における標本面)と光学的に共役な位置に配置された視野絞り4と、照明レンズ5と、蛍光用フィルタブロック6と、対物レンズ7と、放射照度測定器10を配置するステージ8と、一次像面IPに標本の一次像を形成する結像レンズ9と、図示しない観察手段を備えている。さらに、ステージ8に配置される放射照度測定器10を顕微鏡1の一構成要素とみなしても良い。
なお、図示しないが透過照明装置が放射照度測定器10の上方に配置されていても良い。
蛍光用フィルタブロック6は、光源2からの光を反射させて蛍光を透過させるダイクロイックミラー6aと、光源2からの光のうち蛍光物質の励起に適した波長の光を透過させる励起フィルタ6bと、光源2からの光を遮断するバリアフィルタ6cから構成されている。
対物レンズ7は、図示しないレボルバに装着されていて、必要に応じて異なる仕様の対物レンズと切り換えて使用される。対物レンズ7が液浸対物レンズである場合には、対物レンズ7と放射照度測定器10の間にオイルなどの浸液を満たした状態で放射照度の測定が行われる。
放射照度を測定する際には、図1(a)に示すように、ステージ8上に放射照度測定器10が配置されるが、顕微鏡で標本を観察する際には、ステージ8上に標本が配置される。標本は、シャーレやスライドガラスなどの標本保持部材に保持された状態でステージ8に配置される。
放射照度測定器10は、ステージ8上に配置して使用する顕微鏡用の放射照度測定器であり、顕微鏡1の対物レンズ7から出射した光の放射照度を測定するためのものである。放射照度測定器10は、図1(a)に示すように、ステージ8上に配置されたときに、ステージ8側から順に(つまり、対物レンズ7から出射した光の進む順に)、レンズ部20とセンサ部30を備えている。
レンズ部20とセンサ部30を含む放射照度測定器10は、さらに、レンズ部20に含まれている単レンズの略平面側に接着された、対物レンズ7の光軸に対して放射照度測定器10を所定の位置に配置するための指標手段が含まれている。この指標手段は、レンズ部20に含まれる単レンズの略平面に設けられた円形の穴の開いた金属薄板20aである。この金属薄板20aの縁にフォーカスを合わせることにより、放射照度測定器10に対して対物レンズ7の光軸方向を調整することができる。さらに、そこからステージ8を水平方向に動かすことにより、放射照度測定器10を光軸と直交方向に位置調整することができる。また、図1(b)に示されるように、指標手段は単レンズの略平面や金属薄板20aに設けられた十字線20bや目盛りなどであってもよい。なお、図1(b)は、対物レンズ7側から見た放射照度測定器10の平面図である。
レンズ部20は、対物レンズ7側に略平面を向けた正のパワーを有する単レンズを含む光学系である。レンズ部20は、高い開口数を有する対物レンズ7からの光をセンサ部30に小さな入射角で入射させる役割を担っている。なお、レンズ部20は、上述した単レンズのみで構成されていても良い。また、レンズ部20は、放射照度測定器10が顕微鏡1のステージ8上に配置可能な厚さに構成される限り、複数の正のパワーを有する単レンズから構成されていても良い。
単レンズの対物レンズ7側の面が強い凸形状を有している場合には浸液の保持が困難となる。また、単レンズの対物レンズ7側の面が強い凹形状を有している場合には凹面に気泡が溜まりやすくなる。このため、単レンズの対物レンズ7側の面は略平面であることが望ましい。従って、単レンズの略平面とは、対物レンズ7との間に良好に浸液を保持し得る程度の平坦性のある面のことである。なお、単レンズの略平面が浸液と接触する面として機能するのであるから、単レンズは、レンズ部20内で最も対物レンズ7側に配置されていることが望ましい。
対物レンズ7側に略平面を向けた単レンズは、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズであることが望ましい。ボールレンズは一度に大量に製造することができるため、単レンズがボールレンズを研磨してなるレンズまたは、2つのガラス部材を接合したものをボールレンズに加工した上で分離してなるレンズであれば、レンズ部20の製造コストを抑制することができるからである。また、蛍光観察などで用いられる高いNAを有する対物レンズ7からの光を小さな入射角でセンサ部30に入射させるために、単レンズは強い正のパワーを有することが望ましい。このため、単レンズの球欠高さはボールレンズの半径よりも大きいことがより望ましい。なお、ここで、ボールレンズとは、球形状のレンズをいい、単レンズの球欠高さとは、球欠形状を有する単レンズの光軸上でのレンズ面間の距離をいう。従って、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズには、通常の凸レンズに存在するふち肉部分が存在しない。
センサ部30は、レンズ部20を介して入射する光を検出し電気信号に変換する光検出器である。センサ部30から出力される電気信号は、単レンズの略平面における光の放射照度を測定するために使用される。換言すると、センサ部30は、単レンズの略平面、即ち、標本面における光の放射照度を測定するために光を検出する。
パワーメータ本体40は、ケーブル51で接続された放射照度測定器10に含まれるセンサ部30とともにパワーメータ50を構成している。
コンピュータ60は、ハードディスク装置などからなる記憶部62に加えて、図示しないCPU(Central Processing Unit)などである制御部と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ部を備えている。記憶部62には、レンズ部20の波長毎の透過率データが記憶されている。また、記憶部62には、視野絞り4から標本面への投影倍率が記憶されていてもよい。
以上のように構成された装置100では、光源2から出射した光は、コレクタレンズ3で略平行光に変換されて視野絞り4に入射する。視野絞り4は、標本面と光学的に共役な位置に配置されている。このため、視野絞り4の径を調整することで標本面のうちの光が照射される部分である照野の面積を変更することができる。視野絞り4を通過した光は照明レンズ5で対物レンズ7の瞳位置に集光する収束光に変換されて、蛍光用フィルタブロック6に入射する。蛍光用フィルタブロック6に入射した光は、まず励起フィルタ6bに入射し、励起に適した波長の光のみが励起フィルタ6bを選択的に透過する。励起フィルタ6bを透過した光はダイクロイックミラー6aで反射し、対物レンズ7を介して、レンズ部20に含まれる単レンズの略平面から放射照度測定器10に入射する。
高いNAを有する対物レンズからの光は単レンズの略平面に大きな入射角で入射するが、正のパワーを有するレンズ部20で屈折することで、センサ部30の受光面に小さな入射角で入射する。光が入射したセンサ部30は、光電変換により得られる電気信号をケーブル51で接続されたパワーメータ本体40に送信する。パワーメータ本体40は、放射照度測定器10からの電気信号であるアナログ信号を、センサ部30が受光した光の放射束(W)を示すデジタル信号に変換して、ケーブル61で接続されたコンピュータ60に出力する。
コンピュータ60は、パワーメータ50からのデジタル信号を受信して、顕微鏡1の対物レンズ7から出射した光の放射照度を測定する。具体的には、まず、記憶部62から励起フィルタ6bの透過率分布の中心波長に対応する透過率データと、視野絞り4から標本面への投影倍率を取得する。そして、取得した透過率データを用いてレンズ部20に含まれる単レンズの略平面(標本面)における光の放射束を以下の式から算出する。
RF=(POUT/T)×100
ここで、RFは標本面における光の放射束(W)であり、POUTはパワーメータ50からのデジタル信号が示すセンサ部30の受光面における光の放射束(W)であり、Tはレンズ部20の透過率(%)である。
そして、コンピュータ60は、上式で得られた放射束RFを照野(標本面における光が照射される部分)の面積で割ることで、標本面における放射照度(W/m)を算出する。照野の面積は、例えば、視野絞り4から標本面への投影倍率と視野絞り4の視野径とから算出される。視野絞り4の視野径は、モニタ70に表示されるGUI画面を参照しながら入力装置80を用いて利用者がコンピュータ60に手動で入力してもよく、または、コンピュータ60が顕微鏡1の設定から自動的に取得しても良い。算出された放射束や放射照度などの情報は、モニタ70に表示されて、装置100の利用者に提供される。
以上のように、放射照度測定器10及び装置100では、レンズ部20の作用により小さな入射角でセンサ部30に光が入射するため、センサ部30の検出効率の劣化に伴う検出誤差を抑制することができる。従って、高い精度で放射照度を測定することができる。
また、標本面とセンサ部30の間にレンズ部20が配置されていることから、センサ部30が浸液に接触することがないため、浸液を使用した測定にも対応することができる。従って、実際に使用される観察条件で放射照度を測定することができる。
また、センサ部30への入射角を抑制することができること、及び、浸液を使用した測定にも対応することができることから、放射照度測定器10及び装置100によれば、高いNAを有する対物レンズを用いた測定でも、高い精度で放射照度を測定することができる。
また、本実施例に係る放射照度測定器10のセンサ部30は、パワーメータ本体40とは分離されているため、放射照度測定器10は装置を小型化して厚さを薄くすることができる。このため、放射照度測定器10はステージ8上の限られたスペースに配置することができる。
また、本実施例に係る放射照度測定器10及び装置100によれば、放射照度の測定で対物レンズのデータを必要としない。このため、任意の対物レンズで放射照度を測定することができる。
なお、顕微鏡1が放射照度測定器10を備える場合には、顕微鏡1も放射照度測定器10と同様の効果を有する。
放射照度をさらに精度良く測定するためには、照野の面積をより正確に把握することが望ましい。このため、通常の視野絞り4の代わりに、予め正確な面積を把握している円形の開口が形成された専用の絞りを視野絞り4が配置されている標本面と共役な位置に配置しても良い。これにより、より正確な照野の面積を把握することができる。また、視野絞り4とは別の手段により照野の面積を決定してもよい。例えば、レンズ部20に含まれる最も対物レンズ側の単レンズの略平面にピンホールを形成して、ピンホールの面積により照野(より正確には、センサ部30で検出される光が照射される標本面の部分)の面積を決定しても良い。具体的には、略平面の中心部分を除いて遮光コーティングし、中心部分をピンホールとして機能させてもよい。ピンホールとして機能する中心部分の面積を正確に把握することで、放射照度を精度良く測定することができる。
また、放射照度測定器10は、以下の式(1)、式(2)を満たすことが望ましい。
D/(2×f) > 1.3 ・・・(1)
IM/(20×f) < 0.36 ・・・(2)
ここで、Dはセンサ部30の受光面の短辺の長さであり、fはレンズ部20の焦点距離である。また、IMは顕微鏡1の一次像の大きさである。
条件式(1)はセンサ部30の受光面の短辺の長さとレンズ部20の焦点距離との関係を示すものであり、条件式(1)の左辺は、センサ部30に光が垂直に入射すると仮定した場合における開口数を示している。条件式(1)を満たすことで、開口数が1.3以上も大きな対物レンズからの光を略垂直にセンサ部30に入射させることができるため、放射照度を正確に測定することができる。
条件式(2)は、レンズ部20の焦点距離と顕微鏡1の一次像の大きさとの関係を示すものであり、条件式(2)の左辺はレンズ部20から出射する主光線の角度の正弦値を示している。条件式(2)を満たすことで、蛍光観察において頻繁に使用される10倍以上の対物レンズで、主光線を30度以内の入射角でセンサ部30に入射させることができる。例えば、20倍の対物レンズであれば、主光線を17度以内の入射角でセンサ部30に入射させることができる。なお、センサ部30の検出効率の分布は、一般に、0度を中心として±20度から±30度くらいまではおよそ平坦であるが、±40度を超えると大きく劣化する特性を有している。従って、条件式(2)を満たすことで、蛍光観察で一般に使用される倍率の対物レンズにおいて精度良く放射照度を測定することができる。
図2は本実施例に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。本実施例に係る放射照度測定器は、レンズ部20として図2に示すレンズ部21を含んでいる。その他の点は、図1に示す放射照度測定器10と同様である。なお、図2では図示していないが、対物レンズ7は図面の左側に配置されている。
レンズ部21は、図2に示されるように、対物レンズ7から出射した光が進む順に、対物レンズ7側に平面を向けた正のパワーを有する単レンズであるレンズL1と、正のパワーを有する第2の単レンズであるレンズL2と、を含んでいる。レンズL1は、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズであり、切断前のボールレンズの半径よりも大きい球欠高さを有している。レンズL2は、対物レンズ7側に凹面を向けたメニスカスレンズである。なお、レンズL1の平面と図示しない対物レンズ7との間には、浸液としてオイルが満たされている。
レンズ部21の焦点距離fと開口数NAは以下のとおりである。
f=2.85mm、NA=1.4
レンズL1と対物レンズ7の間に満たされているオイルのd線に対する屈折率N及びアッベ数Vは以下のとおりである。
N=1.51548、V=43.1
レンズ部21のレンズデータは、以下のとおりである。
レンズ部21
s r d nd vd
1 INF 4.0000 1.77250 49.60
2 -2.4610 0.1500
3 -13.6110 1.7100 1.77250 49.60
4 -5.9940 2.5000
5 INF
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはアッベ数を示す。なお、面番号s1は、レンズL1の対物レンズ7側の面を示し、面番号s5は、センサ部30の受光面を示している。
レンズ部21は、以下の式(A1)と式(A2)で示されるように、式(1)と式(2)を満たしている。なお、ここで、センサ部30の受光面の短辺の長さDは約9.6mm、顕微鏡1の1次像の大きさIMは約11mmと仮定している。
D/(2×f) = 1.68 ・・・(A1)
IM/(20×f) = 0.19 ・・・(A2)
レンズ部21は、正のパワーを有する2枚のレンズから構成されているため、レンズL1に過度に強いパワーが要求されない。なお、レンズL1単体でより強いパワーを得るためには、面番号s2が示す面の曲率半径の絶対値を小さくするか、レンズL1の屈折率を高くする必要がある。曲率半径を小さくしすぎると、レンズ部21の光軸が対物レンズの光軸からずれた位置に放射照度測定器が配置された場合に、面番号s2が示す面で全反射が起こる可能性がある。また、レンズL1に屈折率の高い材料を用いると、紫外線の透過率が劣化してしまう。このため、レンズL1とレンズL2により必要な正のパワーを得るレンズ部21を備えた放射照度測定器によれば、蛍光観察で頻繁に使用される紫外線の透過率を確保しながら精度よく放射照度を測定することができる。
図3は本実施例に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。本実施例に係る放射照度測定器は、レンズ部20として図3に示すレンズ部22を含んでいる。その他の点は、図1に示す放射照度測定器10と同様である。なお、図3では図示していないが、対物レンズ7は図面の左側に配置されている。
レンズ部22は、図3に示されるように、対物レンズ7から出射した光が進む順に、対物レンズ7側に平面を向けた正のパワーを有する単レンズであるレンズL1と、正のパワーを有する第2の単レンズであるレンズL2と、を含んでいる。レンズL1は、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズであり、切断前のボールレンズの半径よりも大きい球欠高さを有している。レンズL2は、対物レンズ7側に凹面を向けたメニスカスレンズである。なお、レンズL1の平面と図示しない対物レンズ7との間には、浸液としてオイルが満たされている。
レンズ部22の焦点距離fと開口数NAは以下のとおりである。
f=1.81mm、NA=1.49
レンズL1と対物レンズ7の間に満たされているオイルのd線に対する屈折率N及びアッベ数Vは、実施例1と同様である。
レンズ部22のレンズデータは、以下のとおりである。
レンズ部22
s r d nd vd
1 INF 2.4000 1.88300 40.76
2 -1.6000 0.2000
3 -13.6110 1.7100 1.77250 49.60
4 -5.9940 2.0400
5 INF
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはアッベ数を示す。なお、面番号s1は、レンズL1の対物レンズ7側の面を示し、面番号s5は、センサ部30の受光面を示している。
レンズ部22は、以下の式(B1)と式(B2)で示されるように、式(1)と式(2)を満たしている。なお、ここで、センサ部30の受光面の短辺の長さDは約9.6mm、顕微鏡1の1次像の大きさIMは約11mmと仮定している。
D/(2×f) = 2.66 ・・・(B1)
IM/(20×f) = 0.3 ・・・(B2)
レンズ部22は、実施例1のレンズ部21と同様に、正のパワーを有する2枚のレンズから構成されているため、レンズL1に過度に強いパワーが要求されない。このため、レンズL1とレンズL2により必要な正のパワーを得るレンズ部22を備えた放射照度測定器によれば、蛍光観察で頻繁に使用される紫外線の透過率を確保しながら精度よく放射照度を測定することができる。
図4は本実施例に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。本実施例に係る放射照度測定器は、レンズ部20として図4に示すレンズ部23を含んでいる。その他の点は、図1に示す放射照度測定器10と同様である。なお、図4では図示していないが、対物レンズ7は図面の左側に配置されている。
レンズ部23は、図4に示されるように、対物レンズ7から出射した光が進む順に、対物レンズ7側に平面を向けた正のパワーを有する単レンズであるレンズL1と、正のパワーを有する第2の単レンズであるレンズL2と、を含んでいる。レンズL1は、対物レンズ7に平面を向けた平凸レンズであり、レンズL2は、対物レンズ7側に凹面を向けたメニスカスレンズである。なお、レンズL1の平面と図示しない対物レンズ7との間には、浸液としてオイルが満たされている。
レンズ部23の焦点距離fと開口数NAは以下のとおりである。
f=2.11mm、NA=1.3
レンズL1と対物レンズ7の間に満たされているオイルのd線に対する屈折率N及びアッベ数Vは、実施例1と同様である。
レンズ部23のレンズデータは、以下のとおりである。
レンズ部23
s r d nd vd
1 INF 1.5000 1.77250 49.60
2 -2.0000 0.1500
3 -10.0000 1.7100 1.77250 49.60
4 -3.1000 2.5000
5 INF
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはアッベ数を示す。なお、面番号s1は、レンズL1の対物レンズ7側の面を示し、面番号s5は、センサ部30の受光面を示している。
レンズ部23は、以下の式(C1)と式(C2)で示されるように、式(1)と式(2)を満たしている。なお、ここで、センサ部30の受光面の短辺の長さDは約9.6mm、顕微鏡1の1次像の大きさIMは約11mmと仮定している。
D/(2×f) = 2.27 ・・・(C1)
IM/(20×f) = 0.26 ・・・(C2)
レンズ部23は、実施例1のレンズ部21と同様に、正のパワーを有する2枚のレンズから構成されているため、レンズL1に過度に強いパワーが要求されない。このため、レンズL1とレンズL2により必要な正のパワーを得るレンズ部23を備えた放射照度測定器によれば、蛍光観察で頻繁に使用される紫外線の透過率を確保しながら精度よく放射照度を測定することができる。
図5は本実施例に係る顕微鏡用放射照度測定器に含まれる光学系の断面図である。本実施例に係る放射照度測定器は、レンズ部20として図5に示すレンズ部24を含んでいる。その他の点は、図1に示す放射照度測定器10と同様である。なお、図5では図示していないが、対物レンズ7は図面の左側に配置されている。
レンズ部24は、図5に示されるように、対物レンズ7側に平面を向けた正のパワーを有する単レンズであるレンズL1からなる。レンズL1は、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズであり、切断前のボールレンズの半径よりも大きい球欠高さを有している。なお、レンズL1の平面と図示しない対物レンズ7との間には、浸液としてオイルが満たされている。
レンズ部24の焦点距離fと開口数NAは以下のとおりである。
f=2.04mm、NA=1.35
レンズL1と対物レンズ7の間に満たされているオイルのd線に対する屈折率N及びアッベ数Vは、実施例1と同様である。
レンズ部24のレンズデータは、以下のとおりである。
レンズ部24
s r d nd vd
1 INF 2.7000 1.88300 40.76
2 -1.8000 2.0000
3 INF
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、vdはアッベ数を示す。なお、面番号s1は、レンズL1の対物レンズ7側の面を示し、面番号s3は、センサ部30の受光面を示している。
レンズ部24は、以下の式(D1)と式(D2)で示されるように、式(1)と式(2)を満たしている。なお、ここで、センサ部30の受光面の短辺の長さDは約9.6mm、顕微鏡1の1次像の大きさIMは約11mmと仮定している。
D/(2×f) = 2.35 ・・・(D1)
IM/(20×f) = 0.27 ・・・(D2)
レンズ部24は、他の実施例のレンズ部とは異なり、単レンズ1枚から構成されているため、レンズ部24の厚さを薄くすることができる。従って、レンズL1からなるレンズ部24を備えた放射照度測定器によれば、精度よく放射照度を測定することができるとともに、他の実施例に係る放射照度測定器に比べてさらに小型化することができる。
なお、実施例1から実施例4では、放射照度測定器が特定のレンズ部を含む例を示したが、放射照度測定器のレンズ部は、交換可能であってもよく、例えば、実施例1から実施例4のレンズ部(レンズ部21、レンズ部22、レンズ部23、レンズ部24)から任意のレンズ部を選択して装着してもよい。例えば、小さなNAを有する対物レンズを使用して測定する場合には、厚さが薄いレンズ部を使用し、大きなNAを有する対物レンズを使用して測定する場合には、厚さが厚いレンズ部を使用するといった使い分けが可能である。厚さが薄いレンズ部を使用することで、図1では図示しない落射照明用のコンデンサとステージとの間のスペースを確保することができるため、種々の作業を行う上で有利である。また、UV光を通過させるレンズ部とIR光の波長域まで透過率を有するレンズ部とを設けて、測定する光の波長に応じて切り替えて使用してもよい。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例に係る放射照度測定器及び顕微鏡は、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
1 顕微鏡
2 光源
3 コレクタレンズ
4 視野絞り
5 照明レンズ
6 蛍光用フィルタブロック
6a ダイクロイックミラー
6b 励起フィルタ
6c バリアフィルタ
7 対物レンズ
8 ステージ
9 結像レンズ
10 放射照度測定器
20、21、22、23、24 レンズ部
20a 金属薄板
20b 十字線
30 センサ部
40 パワーメータ本体
50 パワーメータ
51、61 ケーブル
60 コンピュータ
62 記憶部
70 モニタ
80 入力装置
100 装置
L1、L2 レンズ
IP 一次像面

Claims (10)

  1. 顕微鏡の対物レンズから出射した光の放射照度を測定するための顕微鏡用放射照度測定器であって、前記対物レンズから出射した光が進む順に、
    前記対物レンズ側に略平面を向けた正のパワーを有する単レンズを含む光学系と、
    前記略平面における前記光の放射照度を測定するために前記光を検出する光検出器と、を含む
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記単レンズは、最も前記対物レンズ側に配置されている
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記単レンズは、ボールレンズの一部を平面により切断してなる球欠形状を有するレンズである
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  4. 請求項3に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記単レンズの球欠高さが前記ボールレンズの半径よりも大きい
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記光学系は、前記対物レンズから出射した光が進む順に、
    前記対物レンズ側に略平面を向けた正のパワーを有する前記単レンズと、
    正のパワーを有する第2の単レンズと、を含む
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  6. 請求項4または請求項5に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記光学系の焦点距離をfとし、前記光検出器の受光面の短辺の長さをDとするとき、以下の条件式
    D/(2×f) > 1.3
    を満たすことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記光学系の焦点距離をfとし、前記顕微鏡の一次像の大きさをIMとするとき、以下の条件式
    IM/(20×f) < 0.36
    を満たすことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、さらに、
    前記単レンズの前記略平面側に、前記対物レンズの光軸に対して前記顕微鏡用放射照度測定器を所定の位置に配置するための指標手段を含む
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の顕微鏡用放射照度測定器において、
    前記顕微鏡用放射照度測定器は、倒立顕微鏡のステージ上に配置可能な厚さに構成される
    ことを特徴とする顕微鏡用放射照度測定器。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の顕微鏡用放射照度測定器を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
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