JP2014206836A - バーコード位置検出装置 - Google Patents

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智香 小林
Chika Kobayashi
智香 小林
石井 純
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Abstract

【課題】文書や帳票に貼付されたバーコードの位置を迅速に検出するバーコード位置検出装置を提供すること。【解決手段】特定の色が含まれるバーコードが貼付された帳票が読取られ、読取られたバーコード付の帳票の画像から、前記帳票における前記バーコードの位置を検出するバーコード位置検出装置50において、前記帳票の画像から前記バーコードの特定色を成分とする画像を分離する色分離部106と、前記分離された特定色に係る画像に基づき、前記特定色が集合する領域を識別するラベリング処理部114と.前記バーコード付の帳票の画像から前記帳票における前記バーコードの位置に対応する領域を前記識別された領域に基づき特徴点として抽出する特徴点抽出部116と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子イメージデータファイリングシステムにおけるバーコード位置検出装置に関する。
e文書法などにより、業務で使用した帳票や添付書類(本人確認書類など)を電子化して保管するケースが増えている。検索性などの理由により電子化したデータにはその帳票を特定できるキーワードを付与する必要があるため、キーワードをバーコード化、例えばQRコード化して、そのQRコードを帳票や添付資料に付与して、管理するケースがある。
そして、添付資料の場合にはコピーが用いられることが多く、添付資料にQRコードを印刷することは難しいため、このような場合には、印刷してシール化されたQRコードが添付資料に貼付される。
QRコードが貼付された帳票や文書はスキャナ等で画像データに変換され、画像データからQRコードデータの読取りが行われるが、印刷されたQRコードと違って、手で帳票や文書に貼られるQRコードの位置は不確定になりやすいので、画像データ全体の中からQRコードが貼付された位置を探し、そこからQRコードを抽出する必要がある。
文書全体からQRコードの位置を探す手段として、QRコードの位置に識別コードを付与するものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−259081号公報
文書に手で貼られたバーコードの位置や角度は一定ではないので、貼付されたバーコードを検出するには、文書全体からバーコードを探す処理が必要となる。画像データ全体からバーコードを探す処理は、電子ファイリング処理の処理速度を遅くする原因ともなる。
本願発明は、上記課題に鑑み、文書や帳票に貼付されたバーコードの位置を迅速に検出するバーコード位置検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、特定の色が含まれるバーコードが貼付された帳票が読取られ、読取られたバーコード付の帳票の画像から、前記帳票における前記バーコードの位置を検出するバーコード位置検出装置において、前記帳票の画像から前記バーコードの特定色を成分とする画像を分離する色分離部と、前記分離された特定色に係る画像に基づき、前記特定色が集合する領域を識別するラベリング処理部と、前記バーコード付の帳票の画像から前記帳票における前記バーコードの位置に対応する領域を前記識別された領域に基づき特徴点として抽出する特徴点抽出部と、を備える。
本発明によれば、文書や帳票に貼付されたバーコードの位置を迅速に検出するバーコード位置検出装置を提供することができる。
本実施形態が適用されるカラーのQRコードが貼付された帳票1を示す図である。 電子ファイリングシステム20の主要構成を示すブロック図である。 第1実施形態における処理手順を説明するフローチャートである。 図3のフローチャートによる処理の内容を画像で示す図である。 第2実施形態で用いられる特定色が2色であるQRコード10を、模式的に示す図である。 QRコード10が貼付された帳票1を示す図である。 第2実施形態における処理手順を説明するフローチャートである。 Cr画像15rとCb画像15bをそれぞれ示す図である。 画像加算処理部110による加算画像の作成処理を説明するための図である。 特定色と同等色の印刷パターンR12rや印刷パターンB12bが印刷された帳票1では、重複領域が生じないことを示す図である。 背景全体がカラー部B10bと同等色の青になっている帳票1に、QRコード10が貼付された例を示す図である。 背景全体がカラー部R10rと同等色の赤になっている帳票1に、QRコード10が貼付された例を示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。以下では、適用されるバーコードとして、バーコードの代表例であるQRコード(登録商標)を用いて説明する。図1は、本実施形態が適用されるカラーのQRコードが貼付された帳票1を示す図である。ここで例として、帳票1は免許証2がコピーされた、全体でA4程度のサイズの用紙とする。
ここで用いられるQRコードは、一部に特定の色(以下、特定色と呼ぶ)が含まれていて、デザインQRコードとも呼ばれるものの1つである。
本実施形態では、特定色が1色のQRコード5を第1実施形態とし、特定色が2色のQRコード10を第2の実施形態として説明する。ここでは、特定色が1色のQRコード5が、帳票1の左上に貼付された例を示す。QRコード5は、シールから剥がされて手で帳票1に貼られたもので、2色のQRコード10も同様である。
左上にQRコード5の拡大図を示す。QRコード5の中央に、略円形の特定色としてカラー部5rが設けられる。特定色は、例えば、赤や青で、高彩度の色が望ましい。また、カラー部5rの形状は、円以外の、多角形(三角、四角等)でも良い。
図2は、イメージスキャナ25及びイメージデータファイリング装置30からなる電子ファイリングシステム20の主要構成を示すブロック図である。
イメージスキャナ25は、ラインセンサあるいは2次元センサを備え、設定された解像度で帳票1を読取り、読取った画像をJPEG等で圧縮し、圧縮した画像データをイメージデータファイリング装置30に出力する。
イメージデータファイリング装置30は、専用のファイリング装置あるいはイメージデータファイリング用のアプリケーションソフトウェアが組み込まれた汎用のパーソナルコンピュータである。
イメージデータファイリング装置30は、入力部40、位置検出装置50、出力部60、QRコード認識部70を有する。これら各部は、ハードウェアあるいはソフトウェアいずれで実現されていてもかまわない。汎用のパーソナルコンピュータからなるイメージデータファイリング装置30では、不図示の記憶部に記憶されたプログラムを読込んだCPUによるソフトウェア処理により実現される。
入力部40は、例えばUSBケーブル等を介してイメージスキャナ25から出力される画像データを取り込み、DRAM等の記憶部(不図示)に格納する。QRコード位置検出装置50(以下は位置検出装置50と略す)は、バーコード位置検出装置の1つであって、入力部40で得られた帳票1の画像から、QRコード5(10)の位置を検出する。
出力部60は、入力された圧縮画像から伸張処理された展開済みの画像データと、展開済みの画像データからQRコード5(10)を抽出するための抽出領域情報を出力する。
QRコード認識部70は、抽出領域情報に基づき、展開済みの画像データからQRコード5(10)部分の画像データを抽出して、QRコードデータに変換する。
位置検出装置50は、画像展開部100、低解像度画像作成部102、特徴点サイズ算出部104、CY分離処理部106、画像2値化処理部108、画像加算処理部110、再2値化処理部112、ラベリング処理部114、特徴点抽出部116、元画像領域算出部118を有する。
画像展開部100は、JPEG等で圧縮されてイメージスキャナ25から出力された画像を伸張処理して展開画像を作成する。
低解像度画像作成部102は、画像展開部100による展開画像から低解像度画像を作成する。例えば、画像のピクセルを適当な間隔で間引き処理することで低解像度画像を作成する。
1例として、帳票1全体(横×縦)が展開画像で2300×1600画素(ピクセル)として、この画像から320×320画素の画像を作成する。QRコード5(10)を検出できる程度の解像度が満足されればよく、これにより、画素数を50〜100分の1程度に減らすことができるため、処理の高速化が実現できる。
特徴点サイズ算出部104は、元の画像サイズから想定されるQRコード5(10)のサイズを導き、低解像度画像での特徴点のサイズを算出する。特徴点は、QRコード5であれば、中央の円形の着色部分であって、例えば、帳票1のサイズに対してQRコード5の特徴点の実際のサイズ比(横:縦)が、1/12:1/10とする。
そして、前述のように帳票1の画素サイズを320×320画素(ピクセル)とすれば、特徴点のサイズは、およそ27×32画素と算出される。なお、特徴点サイズを算出するための、各パラメータ(帳票の寸法、QRコード5(10)の特徴点の寸法、スキャナの解像度や間引き率等)は、予め入力されているものとする。
CY分離処理部106は、RGB等で表現された低解像度画像を、色成分の画像(Cb(青)、Cr(赤))と輝度成分の画像(Y)に分離する色分離部である。また、CY分離処理部106は、第2実施形態では、特定色が赤及び青の場合には、青成分の画像(Cb画像あるいは第1の分離画像とも呼ぶ)及び赤成分の画像(Cr画像あるいは第2の分離画像とも呼ぶ)に分離する。
画像2値化処理部108は、特定色に対応する色成分の画像につき、2値化処理を行う。特定色が、赤の場合(第1実施形態)には、Cr画像について、2値化処理を行う。特定色が、赤と青の場合(第2実施形態)には、Cr画像とCb画像について、2値化処理を行う。
画像加算処理部110及び再2値化処理部112は、第1実施形態では使用されず、第2実施形態で使用される処理部である。
画像加算処理部110は、Cb画像(第1の分離画像)を所定の方向に所定量ずらした第1のずらし画像と、Cb画像(第1の分離画像)を所定の方向とは逆方向に所定量ずらした第2のずらし画像を、Cr画像(第2の分離画像)にそれぞれ加えて、加算画像を作成する。第1の分離画像と第2の分離画像の関係は逆でも良い。
再2値化処理部112は、第1のずらし画像、第2のずらし画像及び第2の分離画像の計3つの画像が重複する領域とそれ以外の領域で、画像加算処理部110による加算画像について2値化処理をする。
ラベリング処理部114は、画像中の特定の条件を持つ画像の集合を検出して、集合ごとに識別をつけるものである。例えば、黒背景中に白い画素の塊がある場合に、近接する白い画素同士を1つの領域として識別する。本実施形態では、特定色が集合する領域を識別する。
特徴点抽出部116は、特徴点サイズ算出で求めた画素数(例えば、前述した27×32画素)に近いラベルを検索し、特徴形状に近いラベルを抽出する。
元画像領域算出部118は、抽出した特徴点の座標とサイズから、展開画像である元画像(以下、展開画像を元画像とも呼ぶ)での特徴点の領域を算出する。特徴点抽出部116で抽出した特徴点の座標とサイズが低解像度画像によるものであるから、元画像領域算出部118は、これを低解像度画像化前の展開画像である元画像での座標とサイズに変換する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態は、特定色が1色であるQRコード5が貼付された帳票1の画像データから、QRコード5の位置を検出する処理である。図1で示したように、QRコード5の中心に特定色として、直径がQRコード5全体の1/2程度の円形で赤色のカラー部5rが設けられているとする。
図3は、第1実施形態における処理手順を説明するフローチャートである。図4は、図3のフローチャートによる処理の内容を画像で示す図である。図4を参照しながら、図3のフローチャートの手順に沿って、第1実施形態の処理内容を説明する。
イメージスキャナ25で帳票1の画像データが取得され、JPEG等で圧縮された帳票1の画像データが入力部40に入力され、DRAM等に格納される。帳票1の内容は、図1で示したようである。
画像展開部100が、イメージスキャナ25から出力された圧縮画像を伸張処理して展開画像を作成する(ステップS10)。
低解像度画像作成部102が、画像展開部100による展開画像を間引き処理等をして低解像度画像を作成する(ステップS12)。図4(A)は、低解像度画像のイメージである。
特徴点サイズ算出部104は、元画像の画素サイズから、低解像度画像での特徴点であるQRコード5の特定色の部分に相当する画素サイズを導き、特徴点のサイズとして算出する。前述のように例えば、特徴点のサイズとして、27×32画素と算出する(ステップS14)。
CY分離処理部106は、例えばRGBで表現された低解像度画像を、特定色である赤色のCr画像に分離する画像変換処理を行う(ステップS16)。図4(B)は、Cr画像8rを示す図である。ここでは便宜上、赤成分の高い領域を濃い色で、赤成分の低い領域を薄い色あるいは白で示す。QRコード5の中のカラー部5rの領域が、濃い色で示される。QRコード5のカラー部5r以外の領域は、赤成分が少ないあるいは無いので、薄い色あるいは白で示される。
画像2値化処理部108は、図4(B)で示すCr画像8rに対して、2値化処理を行う(ステップS18)。図4(C)は、2値化処理されたCr画像8rを示す図である。黒で示されるカラー部5rに対応する領域が赤成分が所定(しきい値)より高い領域である。図4(D)は、カラー部5rの部分を拡大した図である。
ラベリング処理部114は、2値化処理されたCr画像8rから、赤色が集合する領域を識別する(ステップS20)。ここでは、赤色の領域は左上のカラー部5rだけなので、この領域が識別される。
特徴点抽出部116は、ラベリング処理部114で識別されたラベル(領域)の画素数と特徴点サイズ算出部104で求めた特徴点の画素数を対比して、識別されたラベルの画素数が特徴点サイズ算出部104で求めた特徴点の画素数に近いものであれば、QRコード5であるとして、抽出する(ステップS22)。
特徴点抽出部116は、ラベリング処理部114で複数のラベル(領域)が識別された場合に、特徴点サイズ算出部104で求めた画素数に近い画素数のラベルを抽出する。帳票1で、QRコード5のカラー部5r以外にも赤色の部分が存在する可能性はあるからである。なお、特徴点サイズ算出部104で求めた画素数に近い画素数のラベルが、複数ある場合には、複数を候補として抽出するようにしてもよい。
特徴点抽出部116が抽出した特徴点の座標とサイズは低解像度画像に対応するものであるから、元画像領域算出部118は、低解像度画像の前の展開画像である元画像に対応する領域を算出する(ステップS24)。抽出した元画像に対応する特徴点の領域の情報から、元画像上でのQRコード5の位置情報が算出される。以上で、位置検出装置50での処理を終わる。
そして、元画像に対応する特徴点の領域の情報が、QRコード5の抽出領域情報として、位置検出装置50から出力部60に通知される。出力部60は、画像展開部100による展開画像データ及び抽出領域情報を、QRコード認識部70に出力する。
QRコード認識部70は、抽出領域情報に基づき、展開画像からQRコード5部分の画像を抽出して、QRコードデータに変換する。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、特定色が2色であるQRコード10が貼付された帳票1の画像データから、QRコード10の位置を検出する処理である。本実施形態では、特定色を、例えば赤と青とし、ドットパターン自体が赤と青の特定色で構成されていてもよく、あるいはドットパターンの背景色が赤と青の特定色で構成されていてもよいとする。
第1実施形態では、帳票1上に、QRコード5の特定色と同じ色が同じような大きさで印刷されている場合には、QRコード5以外の部分も特徴点として抽出される可能があり、その場合には、QRコード認識部70でいずれがQRコードであるかの判断をしなければならなかった。
第2実施形態では、QRコード10を1つの特定色を別な色の特定色で囲むような配色にし、1色が他の1色に囲まれたような関係にある部分をQRコード10と判断することで、QRコード10の検出精度を高める。
図5は、第2実施形態で用いられる特定色が2色であるQRコード10を、模式的に示す図である。ドットパターンの図示は省略している。
図5(A)は、QRコード10が正立した状態で、図5(B)は、傾いた状態である。四角形状のQRコード10の中央の円形部分が赤いカラー部R10rで、四角形状の円形を除く部分が青いカラー部B10bになっている。赤・青の組み合わせは、逆でも良いし、また、赤・緑や黄・紫等、他の組み合わせでもよい。色相が十分に離れた組合せであればよい。
また、シール状のQRコード10が帳票1に手貼りされる場合には、図5(B)に示すように傾いて貼付されることも少なくないので、以下では、傾いて貼付されたQRコード10を例に説明する。
図6は、QRコード10が貼付された帳票1を示す図である。図1と同様に免許証2がコピーされた帳票1である。また、この帳票1には、カラー部R10r(赤)と同色の印刷パターンR12rと、カラー部B10b(青)と同色の印刷パターンB12bが印刷されているとする。印刷パターンR12rと印刷パターンB12bは、QRコード10と無関係な画像である。なお、図の都合上QRコード10を拡大して示している。
図7は、第2実施形態における処理手順を説明するフローチャートである。図8〜12は、図7のフローチャートによって処理される内容を示す図である。図8〜12を参照しながら、図7のフローチャートの手順に沿って、第2実施形態の処理内容を説明する。
イメージスキャナ25と入力部40での処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。図7で、QRコード10の位置検出処理を開始する。
画像展開部100は、ステップS10と同様に、イメージスキャナ25で読取られた画像につき、画像展開を行う(ステップS30)。低解像度画像作成部102は、ステップS12と同様に、展開画像から低解像度画像を作成する(ステップS32)。
特徴点サイズ算出部104は、ステップS14と同様に、展開画像である元画像の画素サイズから、特徴点であるQRコード10のカラー部R10rの低解像度画像での画素サイズを導き、特徴点のサイズとして算出する(ステップS34)。
CY分離処理部106は、例えばRGBで表現された低解像度画像を、青のカラー部B10bに対応するCb画像15b(第1の分離画像)と、赤のカラー部R10rに対応するCr画像15r(第2の分離画像)とに分離する画像変換処理を行う(ステップS36)。
図8は、Cr画像15rとCb画像15bをそれぞれ示す図である。図8(A)は、Cr画像15rを示す図である。赤成分の高い領域を濃い色で、赤成分の低い領域を白で示す。Cr画像15rでは、カラー部R10rと印刷パターンR12rが示される。
図8(B)は、Cb画像15bを示す図である。青成分の高い領域を濃い色で、青成分の低い領域を白で示す。Cb画像15bでは、カラー部B10bと印刷パターンB12bが示される。
画像2値化処理部108は、Cr画像15r及びCb画像15bに対して、2値化処理を行う(ステップS38)。
画像加算処理部110は、2値化されたCb画像15bを所定の方向に所定量ずらした第1のずらし画像15b−1と、Cb画像15bを所定の方向とは逆方向に所定量ずらした第2のずらし画像15b−2を、2値化されたCr画像15rにそれぞれ加えて、加算画像を作成する(ステップS40)。
加算処理時の所定の方向は、上下方向、左右方向あるいは斜めいずれでもよいが、以下では左右方向を例にする。また、所定量は、QRコード10の横幅mの1/4〜1/2程度が目安であるが、以下ではm/4を例にする。
図9は、画像加算処理部110による加算画像の作成処理を説明するための図である。図9(A)は、帳票1上での、カラー部R10r、カラー部B10b、印刷パターンR12r、印刷パターンB12bの配置を示す図である。
図9(B)は、Cb画像15bを左方向にm/4ずらした第1のずらし画像15b−1と、Cb画像15bを右方向にm/4ずらした第2のずらし画像15b−2と、Cr画像15rに重ねる様子を示す図である。左にずれた第1のずらし画像15b−1を細かい破線で示し、右にずれた第2のずらし画像15b−2を荒い破線で示す。
左にずれた印刷パターンB12b−1と右にずれた印刷パターンB12b−2は、部分的に重複するが、Cr画像15rの部分とは重複しない。
そして、左にずれたカラー部B10b−1と右にずれたカラー部B10b−2が、カラー部R10rと重複する。
図9(C)は、カラー部B10b−1とカラー部B10b−2が、カラー部R10rに重複する部分を拡大して示す図である。カラー部R10rの上下の部分で、3つの部分が重複し、重複領域10c(黒)として示す。
また、Cr画像15rとCb画像15bは、それぞれ0又は1の2値化画像であるので、加算結果の画像では、0,1,2,3の値をとる。
再2値化処理部112は、画像再2値化処理として、画像加算によって0,1,2,3の4値になっている加算画像に対して、画素値が3となっているものを1、それ以外を0とする処理を行う(ステップS42)。従って、重複領域10cが1、それ以外が0となる。
図10は、特定色と同等色の印刷パターンR12rや印刷パターンB12bが帳票1に印刷されていても、重複領域が生じる可能性が少ないことを示す図である。ここでは、QRコードの図示を省略している。
図10(A)は、帳票1上での赤の印刷パターンR12r、青の印刷パターンB12bの配置を示す図である。印刷パターンR12rに隣接して印刷パターンB12bが配置されている。
図10(B)はCr画像15rを示す図で、印刷パターンR12rのみが現れる。図10(C)はCb画像15bを示す図で、印刷パターンB12bのみが現れる。
図10(D)は、Cb画像15bを左方向にm/4ずらした第1のずらし画像15b−1と、Cb画像15bを右方向にm/4ずらした第2のずらし画像15b−2とを、Cr画像15rに重ねた様子を示す図である。
印刷パターンR12rの右端に印刷パターンB12b−1の一部が重複するが、印刷パターンR12r、印刷パターンB12b−1と印刷パターンB12b−2の3つが重複する部分はない。このように、帳票1上で特定色に相当する2つの色の部分が近接して存在していても、赤の両隣に青が配置されている場合でない限り、特徴点として抽出されることはない。
図11は、背景全体がカラー部B10bと同等色の青になっている帳票1に、QRコード10が貼付された例を示す図である。図11(A)が、帳票1全体を示す図である。図11(B)は、Cb画像15bによる第1のずらし画像15b−1と第2のずらし画像15b−2を、Cr画像15rに重ねた様子を示す図である。図9と同様に、重複領域10cを検出することができる。
図12は、背景全体がカラー部R10rと同等色の赤になっている帳票1に、QRコード10が貼付された例を示す図である。図9と同様に、重複領域10cを検出することができる。
図7に戻る。再2値化処理部112による画像再2値化処理(ステップS42)後に、
ラベリング処理部114が、再2値化処理された画像から、重複領域10cが集合する領域を選択する。重複領域10cはカラー部R10rの一部分の領域なので、ラベリング処理部114は、さらに選択された重複領域10cが属するカラー部R10rをCr画像15rから識別する(ステップS44)。
特徴点抽出部116は、ラベリング処理部114で識別されたラベル(領域)の画素数と特徴点サイズ算出部104で求めたカラー部R10rの画素数を対比して、識別されたラベルの画素数が特徴点サイズ算出部104で求めたカラー部R10rの画素数に近いものであれば、QRコード10であるとして、これを抽出する(ステップS46)。
なお、特徴点サイズ算出部104で特徴点としてカラー部B10bのサイズを算出し、対応して特徴点抽出部116でカラー部B10bの画素数に近いものを、QRコード10であるとして、抽出するようにしてもよい。
元画像領域算出部118は、ステップS24と同様に、元画像に対応する領域を算出する(ステップS48)。抽出した元画像に対応する特徴点の領域の情報が、元画像上でのQRコード10の位置情報に相当する。これにより、位置検出装置50での処理を終わる。
出力部60及びQRコード認識部70の処理は、第1実施形態と同じであるので、説明は省略する。
以上のように、第2実施形態では、QRコード10を1つの特定色を別な色の特定色で囲むような配色にし、2色が一定の関係にある部分をQRコード10と判断することで、特定色が印刷された帳票1であっても、より確実にQRコード10の位置を検出することができる。
また、上記説明では、1つの特定色を別な特定色で囲むような配色にした例を説明したが、2色の配置はこれに限らない。例えば、1つの特定色を別な特定色で左右または上下で挟むようにしてもよい。なお、左右で挟むような配置の場合には、画像加算処理でのずらし方向を左右方向にし、上下で挟むような配置の場合には、画像加算処理でのずらし方向を上下方向にする。また、中央の部分を円ではなく、多角形にしてもよい。
なお、上記実施形態では、バーコードとしてQRコードに適用した例を説明したが、QRコードに限定されるものではなく、他の規格のバーコードであっても当然によい。また、QRコードのような2次元バーコードではなく、1次元バーコードであってもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
1 帳票
2 免許証
5 QRコード
5r カラー部
8r Cr画像
10 QRコード
10r カラー部R
10b カラー部B
12r 印刷パターンR
12b 印刷パターンB
15r Cr画像
15b Cb画像
20 イメージデータファイリングシステム
25 イメージスキャナ
30 イメージデータファイリング装置
40 入力部
50 位置検出装置
60 出力部
70 QRコード認識部
100 画像展開部
102 低解像度画像作成部
104 特徴点サイズ算出部
106 CY分離処理部
108 画像2値化処理部
110 画像加算処理部
112 再2値化処理部
114 ラベリング処理部
116 特徴点抽出部
118 元画像領域算出部

Claims (7)

  1. 特定の色が含まれるバーコードが貼付された帳票が読取られ、読取られたバーコード付の帳票の画像から、前記帳票における前記バーコードの位置を検出するバーコード位置検出装置において、
    前記帳票の画像から前記バーコードの特定色を成分とする画像を分離する色分離部と、
    前記分離された特定色に係る画像に基づき、前記特定色が集合する領域を識別するラベリング処理部と
    前記バーコード付の帳票の画像から前記帳票における前記バーコードの位置に対応する領域を、前記識別された領域に基づき、特徴点として抽出する特徴点抽出部と、を備える
    ことを特徴とするバーコード位置検出装置。
  2. 前記分離された特定色に係る画像に対して2値化処理を行う2値化処理部を備え、
    前記ラベリング処理部は、前記2値化処理された特定色に係る画像に基づき前記識別を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のバーコード位置検出装置。
  3. 前記帳票の画像から低解像度画像を作成する低解像度画像作成部を備え、
    前記色分離部は、前記低解像度画像から前記バーコードの特定色に係る画像を分離するようにし、
    さらに、前記特徴点抽出部で抽出された領域を、前記低解像度変換がなされる前の元の画像での領域として算出する元画像領域算出部と、備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のバーコード位置検出装置。
  4. 前記色分離部は、前記特定色として少なくとも2つの色が含まれるバーコードの前記2つの特定色を成分とする画像を前記帳票の画像からそれぞれ分離して、第1の分離画像及び第2の分離画像とし、
    前記第1の分離画像を所定の方向に所定量ずらした第1のずらし画像と、前記第1の分離画像を前記所定の方向とは逆方向に前記所定量ずらした第2のずらし画像を、前記第2の分離画像にそれぞれ加えて、加算画像を作成する画像加算部を備え、
    前記ラベリング処理部は、前記第2の分離画像と第1のずらし画像及び第2のずらし画像の3つの画像が重複する領域を前記特定色が集合する領域として識別する
    ことを特徴とする請求項2に記載のバーコード位置検出装置。
  5. 前記3つの画像が重複する領域とそれ以外の領域で、前記加算画像を再度2値化処理する第2の2値化処理部を備え、
    前記ラベリング処理部は、前記再度2値化処理された前記加算画像により前記特定色が集合する領域を識別する
    ことを特徴とする請求項4に記載のバーコード位置検出装置。
  6. 特定の色が含まれるバーコードが貼付された帳票が読取られ、読取られたバーコード付の帳票の画像から、前記帳票における前記バーコードの位置を検出するバーコード位置検出方法において、
    前記帳票の画像から前記バーコードの特定色を成分とする画像を分離し、
    前記分離された特定色に係る画像に基づき、前記特定色が集合する領域を識別するラベリング処理を行い、
    前記バーコード付の帳票の画像から前記帳票における前記バーコードの位置に対応する領域を、前記識別された領域に基づき、特徴点として抽出する
    ことを特徴とするバーコード位置検出方法。
  7. 特定の色が含まれるバーコードが貼付された帳票が読取られ、読取られたバーコード付の帳票の画像から、前記帳票における前記バーコードの位置検出をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記帳票の画像から前記バーコードの特定色を成分とする画像を分離するステップと、
    前記分離された特定色に係る画像に基づき、前記特定色が集合する領域を識別するラベリング処理を行うステップと、
    前記バーコード付の帳票の画像から前記帳票における前記バーコードの位置に対応する領域を、前記識別された領域に基づき、特徴点として抽出するステップを含む
    ことを特徴とするプログラム。

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