JP2014206102A - Rolling piston type compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば冷凍冷蔵空調用機器及び給湯用機器等のヒートポンプを利用した冷凍サイクルに使用されるローリングピストン形圧縮機に関するものである。 The present invention relates to a rolling piston compressor used in a refrigeration cycle using a heat pump such as a refrigeration / refrigeration air-conditioning device and a hot water supply device.
従来のローリングピストン形圧縮機の圧縮機構部は、円筒状のシリンダー室が形成されたシリンダーと、電動機によって回転駆動されるシャフトの偏心部に摺動自在に取り付けられ、該偏心部と共にシリンダー室内を偏心回転運動するピストンと、シリンダーに形成されたベーン溝に摺動自在に設けられ、一方の端部に付与された押圧力によって他方の端部がピストンの外周面に当接し、前記シリンダー室内を吸入室と圧縮室とに仕切るベーンと、を備えている(特許文献1参照)。 The compression mechanism of a conventional rolling piston compressor is slidably attached to a cylinder in which a cylindrical cylinder chamber is formed and an eccentric portion of a shaft that is driven to rotate by an electric motor. A piston that rotates eccentrically and a vane groove formed in the cylinder are slidably provided, and the other end abuts against the outer peripheral surface of the piston by a pressing force applied to one end, and the inside of the cylinder chamber is A vane that partitions the suction chamber and the compression chamber (see Patent Document 1).
そして、シリンダー室の中心軸と垂直な断面(例えば、電動機と圧縮機構部が上下方向に並設された縦置き型のローリングピストン形圧縮機の場合には横断面)において、このような従来のローリングピストン形圧縮機の圧縮機構部を観察した場合、ベーンのピストンに当接する側の端部(以下、先端部と称する)は、円弧形状に形成されている。また、この円弧形状の中心は、シリンダー室の中心軸と垂直な断面において、ベーンの長手方向の中心線(ベーンの幅の中心を通り、ベーンの長手方向に延設された仮想直線)上となっている。 In a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber (for example, a cross section in the case of a vertically installed rolling piston compressor in which an electric motor and a compression mechanism are arranged in the vertical direction), When the compression mechanism of the rolling piston compressor is observed, the end of the vane that contacts the piston (hereinafter referred to as the tip) is formed in an arc shape. In addition, the center of this arc shape is on the center line in the longitudinal direction of the vane (virtual straight line extending through the center of the width of the vane and extending in the longitudinal direction of the vane) in a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber. It has become.
図5は、従来のローリングピストン形圧縮機のベーン近傍を示す拡大図である。また、図6は、従来のローリングピストン形圧縮機のベーン周りに作用する力関係を説明するための説明図である。なお、図5及び図6は、シリンダー室の中心軸と垂直な断面を示したものである。 FIG. 5 is an enlarged view showing the vicinity of a vane of a conventional rolling piston compressor. Moreover, FIG. 6 is explanatory drawing for demonstrating the force relationship which acts around the vane of the conventional rolling piston type compressor. 5 and 6 show a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber.
従来のローリングピストン形圧縮機は、ベーン11のピストン9に当接しない側の端部(シリンダー室の径方向で見た場合に外方となる端部。以下、背面側端部と称する)の外方となる位置に、スプリングが配置されている。そして、このスプリングの反力により、ベーンの背面側端部には、押圧力が付与されている。また、圧縮機構部で圧縮された冷媒が密閉容器内に吐出される高圧シェル型のローリングピストン形圧縮機において、上記スプリングを収納する穴部が密閉容器内と連通している場合、ベーンのピストンに当接しない側の端部には、密閉容器内の冷媒の圧力(圧縮機構部で圧縮された冷媒の圧力)も押圧力として付与される。このため、ベーン11の背面側端部には、スプリングの反力(場合によっては、密閉容器内の冷媒の圧力を含む)による圧力Pdが作用している。また、ベーン11の先端部に対しては、該先端部とピストン9の外周面との接触部201(シリンダー室の中心軸と垂直な平面において、ベーン11の先端部の円弧形状の中心点とピストン9の中心点とを結ぶ直線と、ベーン11の先端部とが交わる箇所)を境に、吸入室12からは圧力Psが作用し、圧縮室13側からは圧力Pcが作用している。したがって、図5に示すように、ベーン11の背面側端部に作用する圧力(Pd)と先端部に作用する圧力(Ps,Pc)との圧力差によって生じるベーン先端押付力Fvによって、ベーン11の先端部がピストン9の外周面に当接することとなる。
The conventional rolling piston type compressor has an end of the
また、従来のローリングピストン形圧縮機において冷媒を圧縮する際、ベーン11におけるシリンダー5のシリンダー室内に突出した部分には、図6に示すような力が作用する。詳しくは、ベーン11とベーン溝10との間には数ミクロンの隙間21がある。また、冷媒を圧縮する際、ベーン11は、圧縮室13と吸入室12の差圧によって発生する圧力荷重Pによって、該隙間21分だけ微小に傾斜する。このため、ベーン11は、ベーン溝10の吸入側において吸入室12側の端部である接触部301と接触し、ベーン溝10の吐出側において圧縮室13側の端部である接触部302と接触する。つまり、これら接触部にはそれぞれ、吸入側反力N1と吐出側反力N2が発生する。接触部301の摩擦係数をμ1、接触部302の摩擦係数をμ2とそれぞれ定義すると、ベーン11がベーン溝10内を摺動する際に吸入側に発生する摩擦力f1はμ1×N1、吐出側に発生する摩擦力f2はμ2×N2となる。したがって、ベーン11の側面部に発生する摩擦力の総和Fside(以下、ベーンサイド摩擦力と称する)は、Fside=f1+f2=μ1×N1+μ2×N2で示される。
Further, when the refrigerant is compressed in the conventional rolling piston compressor, a force as shown in FIG. 6 acts on a portion of the
図7は、従来のローリングピストン形圧縮機においてシリンダー室内をピストンが偏心回転運動した際の、圧縮室内の圧力とベーンサイド摩擦力との関係を示す図である。また、図8は、このローリングピストン形圧縮機においてシリンダー室内をピストンが偏心回転運動した際の、圧縮室内の圧力とベーン先端押付力との関係を示す図である。
ここで、図7は、横軸にピストン9を偏心回転運動させるシャフトの位相[deg](回転角度)を示し、左側の縦軸に圧縮室13内の圧力Pc[MPa]を示し、右側の縦軸にベーンサイド摩擦力Fside[N]を示している。また、図8は、横軸にピストン9を偏心回転運動させるシャフトの位相[deg](回転角度)を示し、左側の縦軸に圧縮室13内の圧力Pc[MPa]を示し、右側の縦軸にベーン先端押付力Fv[N]を示している。
なお、図7及び図8において、シャフトの位相0[deg]は、ピストン9がベーン溝10に最も近づいた状態を示している。また、シャフトの位相0[deg]は、ピストン9がベーン溝10から最も離れた状態を示している。
FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the pressure in the compression chamber and the vane side frictional force when the piston rotates eccentrically in the cylinder chamber in a conventional rolling piston compressor. FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the pressure in the compression chamber and the vane tip pressing force when the piston eccentrically rotates in the cylinder chamber in this rolling piston compressor.
Here, in FIG. 7, the horizontal axis indicates the phase [deg] (rotation angle) of the shaft that eccentrically rotates the
7 and 8, the phase 0 [deg] of the shaft indicates a state in which the
図7に示すように、シャフト(つまりピストン9)の位相が進むにつれて、圧縮室13内の体積が減少し、圧縮室13内の圧力Pcは上昇していく。そして、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)になると、圧縮室13内の冷媒は図示せぬ吐出口から吐出され、その後の圧縮室13内の圧力は一定となる。このとき、ベーンサイド摩擦力Fsideも、圧縮室13内の圧力Pcと同様に、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)になるまで増加し、当該所定の圧力(=吐出圧力)で最大の値となる。これは、圧縮室13内の圧力Pcの上昇に伴って、圧縮室13と吸入室12の差圧によって発生する圧力荷重Pが増加していくためである。一方、図8に示すように、ベーン先端押付力Fvは、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)になるまで低下し、当該所定の圧力(=吐出圧力)で最小の値となる。
As shown in FIG. 7, as the phase of the shaft (that is, the piston 9) advances, the volume in the
ここで、シャフト(つまりピストン9)の位相が0[deg]から180[deg]までの間は、ピストン9がベーン溝10から離れていくこととなる。このため、このようなピストン9の動作にベーン11が追従するためには、ベーン11がベーン先端押付力Fvによってピストン9へ押付けられながら移動する必要がある。つまり、ベーン先端押付力Fv>ベーンサイド摩擦力Fsideとなっている必要がある。なお、シャフト(つまりピストン9)の位相が180[deg]以降は、ピストン9がベーン溝10に近づいていくこととなる。このため、ベーン11は、ピストン9によってベーン溝10に押し込まれることとなるので、ベーン先端押付力Fv及びベーンサイド摩擦力Fsideに関係なく、ピストン9の動作に追従することができる。
Here, the
しかしながら、CO2冷媒(炭酸ガス冷媒)のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合には、シャフト(つまりピストン9)の位相が180[deg]となる前に、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達しやすい。つまり、CO2冷媒のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合、ピストン9の動作にベーン11が追従するためにはベーン先端押付力Fv>ベーンサイド摩擦力Fsideとなっている必要がある状態において、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達することとなる。このため、従来のローリングピストン形圧縮機は、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達するまでにベーン先端押付力Fv<ベーンサイド摩擦力Fsideとなっていると、ピストン9の動作にベーン11が追従できなくなる。
However, when a refrigerant having a high polytropic index such as CO 2 refrigerant (carbon dioxide refrigerant) is used, and when a rolling piston compressor is operated at a low compression ratio at light load, the shaft (that is, piston 9) is used. ) Before the phase reaches 180 [deg], the pressure Pc in the
図9及び図10は、ベーンがピストンに追従できなくなった場合に発生する問題を説明するための説明図である。なお、図9は、シャフト(つまりピストン)の位相が0[deg]から180[deg]までの間における、ベーン及びピストンの位置関係を示している。また、図10は、図9(c)の状態におけるシリンダー室内の冷媒流れを示している。 9 and 10 are explanatory diagrams for explaining a problem that occurs when the vane cannot follow the piston. FIG. 9 shows the positional relationship between the vane and the piston when the phase of the shaft (that is, the piston) is from 0 [deg] to 180 [deg]. FIG. 10 shows the refrigerant flow in the cylinder chamber in the state of FIG.
図9(a)に示すように、シャフト(つまりピストン9)の位相が0[deg]となったときに冷媒の圧縮工程が開始される。その後、当該圧縮工程においてベーン先端押付力Fv>ベーンサイド摩擦力Fsideとなっている状態(図9(b)参照)までは、ベーン11はピストン9の動作に追従することができる。しかしながら、冷媒が圧縮されて圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に近づくと共に、ベーン先端押付力Fvが低下し、ベーンサイド摩擦力Fsideは増加する。このため、図9(c)に示すように、ベーン先端押付力Fvがベーンサイド摩擦力Fsideを下回ると、ベーン11がピストン9に追従できずに離れてしまう。ベーン11がピストン9から離れると、圧縮室13から吸入室12へ冷媒が流入することによって両室の圧力差が縮小し、圧縮室13内の圧力Pcが低下するため、図9(d)に示すように、ベーン先端押付力Fvは大きくなる。したがって、ベーン11は再びピストン9に向かって増速しながら動きだし、ピストン9と衝突して再接触するため、接触部がダメージを受けたり、衝突音が発生するという問題点があった。
As shown in FIG. 9A, the refrigerant compression process is started when the phase of the shaft (that is, the piston 9) becomes 0 [deg]. Thereafter, the
また、図10に示すように、ベーン11とピストン9とが離れると、矢印22に示すように圧縮室13の高圧冷媒ガスが吸入室12側へ漏れることにより、ローリングピストン形圧縮機の性能が低下するという問題点も生じていた。
As shown in FIG. 10, when the
なお、従来のローリングピストン式圧縮機において上記の問題点を解決するためには、シリンダー5のベーン溝10に高精度な研磨加工を実施することにより、摺動時の摩擦係数μ1,μ2を低減させることも考えられる。しかしながら、シリンダー5のベーン溝10に高精度な研磨加工を実施すると、加工コストが上がり、ローリングピストン形圧縮機が高価になってしまう。
In order to solve the above problems in the conventional rolling piston compressor, the friction coefficient μ1 and μ2 at the time of sliding are reduced by carrying out high-precision polishing on the
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、ベーン溝に高精度な加工を施さなくとも、ベーンがピストンに追従することが可能なローリングピストン形圧縮機を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a rolling piston compressor in which a vane can follow a piston without subjecting the vane groove to high-precision processing. The purpose is to do.
本発明に係るローリングピストン形圧縮機は、ステータ及びロータを有する電動機と、一端が前記ロータに固定され、偏心部が形成されたシャフトと、円筒状のシリンダー室が形成されたシリンダー、前記偏心部に摺動自在に取り付けられて該偏心部と共に前記シリンダー室内を偏心回転運動するピストン、及び、前記シリンダーに形成されたベーン溝に摺動自在に設けられ、一方の端部に付与された押圧力によって他方の端部が前記ピストンの外周面に当接し、前記シリンダー室内を吸入室と圧縮室とに仕切るベーンを有する圧縮機構部と、前記電動機、前記シャフト及び前記圧縮機構部を収納する密閉容器と、を備えたローリングピストン形圧縮機であって、前記シリンダー室の中心軸と垂直な断面において、前記ベーンの前記ピストンに当接する側の端部は、円弧形状に形成されており、該円弧形状の中心は、前記ベーンの長手方向の中心線に対して、圧縮室側にオフセットしているものである。 A rolling piston compressor according to the present invention includes an electric motor having a stator and a rotor, a shaft having one end fixed to the rotor and formed with an eccentric portion, a cylinder formed with a cylindrical cylinder chamber, and the eccentric portion. A piston that is slidably attached to the piston and eccentrically rotates in the cylinder chamber together with the eccentric part, and a pressing force applied to one end part of the vane groove formed in the cylinder. The other end of which is in contact with the outer peripheral surface of the piston, and a compression mechanism having a vane that divides the cylinder chamber into a suction chamber and a compression chamber, and a sealed container that houses the electric motor, the shaft, and the compression mechanism. And a piston with the vane in a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber. End of the abutting side is formed in an arc shape, the center of the arc shape, relative to the longitudinal center line of the vane, in which are offset to the compression chamber side.
本発明に係るローリングピストン形圧縮機は、シリンダー室の中心軸と垂直な断面において、ベーンのピストンに当接する側の端部が円弧形状に形成されており、該円弧形状の中心がベーンの長手方向の中心線に対して圧縮室側にオフセットしている。このため、本発明に係るローリングピストン形圧縮機は、従来のローリングピストン形圧縮機と比べ、ベーンのピストンに当接する側の端部において、吸入室から作用する圧力Psが増加し、圧縮室から作用する圧力Pcが減少する。したがって、本発明に係るローリングピストン形圧縮機は、従来のローリングピストン形圧縮機と比べ、ベーンのピストンに当接しない側の端部に作用する圧力とピストンに当接する側の端部に作用する圧力との圧力差によって生じるベーン先端押付力Fvを大きくすることができる。 In the rolling piston compressor according to the present invention, the end of the vane that contacts the piston is formed in an arc shape in a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber, and the center of the arc shape is the longitudinal direction of the vane. It is offset to the compression chamber side with respect to the direction center line. For this reason, in the rolling piston compressor according to the present invention, the pressure Ps acting from the suction chamber is increased at the end of the vane that is in contact with the piston, compared to the conventional rolling piston compressor. The acting pressure Pc decreases. Therefore, the rolling piston compressor according to the present invention acts on the pressure acting on the end of the vane not contacting the piston and the end contacting the piston, as compared with the conventional rolling piston compressor. The vane tip pressing force Fv generated by the pressure difference from the pressure can be increased.
すなわち、本発明に係るローリングピストン形圧縮機は、ベーン先端押付力Fvを大きくすることにより、シリンダーのベーン溝に高精度な研磨加工を施さなくとも、CO2冷媒のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合でも、ベーンをピストンに追従させることができる。 That is, the rolling piston compressor according to the present invention is a refrigerant having a high polytropic index, such as a CO 2 refrigerant, by increasing the vane tip pressing force Fv without subjecting the vane groove of the cylinder to high-precision polishing. Even when the rolling piston type compressor is operated with a low compression ratio at the time of light load, the vane can follow the piston.
以下、図面を用いて、本発明に係るローリングピストン形圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の各実施の形態において、従来のローリングピストン形圧縮機と同じ構成には、同じ符号を付している。 Hereinafter, embodiments of a rolling piston compressor according to the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention is not limited to the embodiments described below. Moreover, in the following drawings including FIG. 1, the relationship of the size of each component may be different from the actual one. In the following embodiments, the same components as those of the conventional rolling piston compressor are denoted by the same reference numerals.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機を示す縦断面図である。また、図2は、このローリングピストン形圧縮機の圧縮機構部を示す横断面図である。なお、この実施の形態では一つの圧縮機構部を備えた単段圧縮ローリングピストン形圧縮機を示している。
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a rolling piston compressor according to
本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、円筒状の密閉容器1と、密閉容器1の内部上側に配置された電動機部102と、電動機部102の下側に配置され、電動機部102によって駆動される圧縮機構部101と、電動機部102の駆動力を圧縮機構部101に伝達するシャフト4とを備えている。
A rolling
電動機部102は、密閉容器1の内部上側の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ2と、ステータ2の内側に若干の隙間を設けて挿入されるロータ3からなっており、ロータ3は中心部で鉛直方向にシャフト4に固定されている。
The
シャフト4は、電動機部102のロータ3に固定される主軸4aと、主軸4aの反対側に設けられる副軸4bと、主軸4aと副軸4bとの間に形成される偏心部4cとを有している。
The
圧縮機構部101は、図1及び図2に示すように、シリンダー5、ピストン9、及びベーン11等を備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
シリンダー5は、密閉容器1の内周面に固定されており、その中心部に円筒状のシリンダー室6を有している。そして、このシリンダー室6には、シャフト4の偏心部4cに摺動自在に取り付けられたピストン9が設けられている。また、シリンダー5のシリンダー室6の軸方向両端面は、上軸受け7と下軸受け8とで閉塞されている。これら上軸受け7及び下軸受け8は、シャフト4の主軸4a及び副軸4bを回転自在に保時している。
The
さらに、シリンダー5には、シリンダー室6の半径方向に沿ってベーン溝10が形成されている。このベーン溝10はシリンダー室6と連通しており、このベーン溝10には、このベーン溝10内を往復運動するベーン11が設けられている。また、ベーン11のピストン9に当接しない側の端部(シリンダー室6の径方向で見た場合に外方となる端部。以下、背面側端部と称する)の外方となる位置に、スプリング14が配置されている。そして、このスプリング14の反力により、ベーン11の背面側端部には、押圧力が付与されている。また、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、圧縮機構部101で圧縮された冷媒が密閉容器1内に吐出される高圧シェル型のローリングピストン形圧縮機であり、スプリング14を収納する穴部15が密閉容器1内と連通している。このため、ベーン11の背面側端部には、密閉容器1内の冷媒の圧力(圧縮機構部101で圧縮された冷媒の圧力)も押圧力として付与されている。そして、ベーン11のピストン9に当接する側の端部(以下、先端部と称する)に作用する力とベーン11の背面側端部に作用する上記押圧力との差によって、ベーン11にはベーン先端押付力Fvが働き、当該ベーン先端押付力Fvによってベーン11の先端部がピストン9の外周面に当接することとなる。これにより、シリンダー室6内(より詳しくは、ピストン9の外周面とシリンダー室6の内周面によって仕切られた空間)は、ベーン11により、吸入室12と圧縮室13に仕切られる。
Further, a
ここで、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、ベーン11の先端部を図3のように形成している。
Here, in the
図3は、本発明の実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機のベーン近傍を示す拡大図である。この図3は、横断面図(シリンダー室6の中心軸と垂直な断面を示した図)である。なお、図3には、二点鎖線で、従来のローリングピストン形圧縮機のベーンも示している。 FIG. 3 is an enlarged view showing the vicinity of the vane of the rolling piston compressor according to the first embodiment of the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view (a view showing a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber 6). FIG. 3 also shows a vane of a conventional rolling piston compressor by a two-dot chain line.
図3に示すように、本実施の形態1に係るベーン11の先端部は、円弧形状に形成されている。そして、該円弧形状の中心11bは、ベーン11の長手方向の中心線11a(ベーン11の幅の中心を通り、ベーン11の長手方向に延設された仮想直線)に対して、圧縮室13側に寸法αだけオフセットしている(ずれている)。つまり、本実施の形態1に係るベーン11の先端部は、該先端部とピストン9の外周面との接触部202が従来のベーンの接触部201よりも圧縮室13側となっている。換言すると、本実施の形態1に係るベーン11の先端部は、従来のベーンよりも、吸入室12側に露出する面積が大きくなっており、圧縮室13側に露出する面積が小さくなっている。なお、本実施の形態1では、ベーン11の長手方向の中心線11aは、該中心線11aと平行なシリンダー室6の中心線(シリンダー室6の中心軸を通り、中心線11aと平行な直線)と同一位置となっている。
As shown in FIG. 3, the tip of the
ここで、本実施の形態1では、半径の異なる2種類の円弧により、ベーン11の先端部を形成している。これに限らず、1種類の半径の円弧でベーン11の先端部を形成してもよいし、3種類以上の円弧でベーン11の先端部を形成してもよい。ベーン11の先端部を形成する円弧の中心が、ベーン11の長手方向の中心線に対して、圧縮室13側にオフセットしていればよい。
Here, in the first embodiment, the tip of the
次に、上述のように構成されたローリングピストン形圧縮機100の動作について説明する。電動機部102が起動するとロータ3が回転し、ロータ3を固定したシャフト4の回転と共に、シャフト4の偏心部4cに取り付けられたピストン9がシリンダー室6内を偏心運動し、ベーン11がベーン溝10内を往復運動する。これにより、ベーン11によって仕切られた吸入室12と圧縮室13の容積が変化する。この容積変化により、吸入ポート17から吸入室12に吸入された作動冷媒が圧縮されて高温高圧となり、圧縮室13より吐出ポート18、上軸受け7と吐出マフラー19によって囲まれる吐出マフラー室20を経て、密閉容器1内に吐出される。
Next, the operation of the rolling
上述のような冷媒の圧縮工程においては、図3で示すように、ベーン11の背面側端部には、スプリング14の反力及び密閉容器1内の冷媒の圧力による圧力Pdが作用している。また、ベーン11の先端部に対しては、該先端部とピストン9の外周面との接触部202を境に、吸入室12からは圧力Psが作用し、圧縮室13側からは圧力Pcが作用している。したがって、図3に示すように、ベーン11の背面側端部に作用する圧力(Pd)と先端部に作用する圧力(Ps,Pc)との圧力差によって生じるベーン先端押付力Fvによって、ベーン11の先端部がピストン9の外周面に当接することとなる。
また、上述のような冷媒の圧縮工程においては、図6で示したように、ベーン11の側面部には、ベーンサイド摩擦力Fsideが発生する。
このため、CO2冷媒のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合等、シャフト4の偏心部4c(つまりピストン9)の位相が180[deg]となる前に、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達する場合には、ベーン先端押付力Fvがベーンサイド摩擦力Fsideを下回り、ベーン11がピストン9に追従できずに離れてしまうことが懸念される。
In the refrigerant compression process as described above, as shown in FIG. 3, the pressure Pd due to the reaction force of the
In the refrigerant compression process as described above, as shown in FIG. 6, the vane side frictional force Fside is generated on the side surface of the
For this reason, when a refrigerant having a high polytropic index such as a CO 2 refrigerant is used, or when a rolling piston compressor is operated at a low compression ratio at light load, the eccentric portion 4c of the shaft 4 (that is, the piston 9 ), When the pressure Pc in the
しかしながら、本実施の形態1では、図3に示したように、横断面視において、ベーン11の先端部の円弧形状の中心11bは、ベーン11の長手方向の中心線11aに対して、圧縮室13側に寸法αだけオフセットしている。つまり、本実施の形態1に係るベーン11の先端部は、従来のベーンよりも、吸入室12側に露出する面積が大きくなっており、圧縮室13側に露出する面積が小さくなっている。このため、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、従来のローリングピストン形圧縮機と比べ、吸入室12からベーン11の先端部に作用する圧力Psが増加し、圧縮室13からベーン11の先端部に作用する圧力Pcが減少する。つまり、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、従来のローリングピストン形圧縮機と比べ、ベーン先端押付力Fvが増加する。
However, in the first embodiment, as shown in FIG. 3, the arc-shaped center 11 b at the tip of the
したがって、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は、CO2冷媒のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合等、シャフト4の偏心部4c(つまりピストン9)の位相が180[deg]となる前に、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達する場合にも、ベーン先端押付力Fvがベーンサイド摩擦力Fsideを下回ることを防止でき、ベーン11がピストン9に追従できずに離れてしまうことを防止できる(ベーン11のピストン9への追従性を向上できる)。
Therefore, the rolling
なお、本実施の形態1に係るベーン11の表面が該ベーン11の母材よりも耐摩耗性が向上するように、ベーン11の表面に表面処理を施してもよい。上述のように、本実施の形態1に係るローリングピストン形圧縮機100は従来よりもベーン先端押付力Fvが増加するが、ベーン11の表面に耐摩耗性を向上させる表面処理を施すことにより、ベーン11とピストン9との接触面における摺動状態を向上させることができる。
The surface of the
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係るローリングピストン形圧縮機のシリンダーを示す図であり、ベーン溝近傍を示す拡大図である。
なお、図4は、横断面図(シリンダー室6の中心軸と垂直な断面を示した図)である。
FIG. 4 is a view showing a cylinder of a rolling piston compressor according to
4 is a cross-sectional view (a view showing a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber 6).
実施の形態1では、ベーン11の長手方向の中心線11a(つまり、ベーン溝10の長手方向の中心線10a)は、該中心線11aと平行なシリンダー室6の中心線6a(シリンダー室6の中心軸を通り、中心線11aと平行な直線)と同一位置になっていた。
一方、図4,5に示すように、本実施の形態2においては、ベーン11の長手方向の中心線11a(つまり、ベーン溝10の長手方向の中心線10a)は、該中心線11aと平行なシリンダー室6の中心線6aに対して、吸入室12側に寸法βだけオフセットしている(ずれている)。
In
On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 5, in the second embodiment, the center line 11a in the longitudinal direction of the vane 11 (that is, the center line 10a in the longitudinal direction of the vane groove 10) is parallel to the center line 11a. The center line 6a of the
このようにベーン11の長手方向の中心線11aを吸入室12側にオフセットすることにより、本実施の形態2におけるベーン11の先端部とピストン9の外周面との接触部を、実施の形態1におけるベーン11の先端部とピストン9の外周面との接触部202と比べ、さらに圧縮室13側にすることができる。このため、本実施の形態2に係るローリングピストン形圧縮機100は、実施の形態1で示したローリングピストン形圧縮機100と比べ、吸入室12からベーン11の先端部に作用する圧力Psがさらに増加し、圧縮室13からベーン11の先端部に作用する圧力Pcがさらに減少する。つまり、本実施の形態2に係るローリングピストン形圧縮機100は、実施の形態1で示したローリングピストン形圧縮機100と比べ、ベーン先端押付力Fvをさらに増加させることができる。
Thus, by offsetting the longitudinal center line 11a of the
したがって、本実施の形態2に係るローリングピストン形圧縮機100は、CO2冷媒のようなポリトロープ指数が高い冷媒を用いた場合、及び、軽負荷時の低圧縮比でローリングピストン形圧縮機を運転した場合等、シャフト4の偏心部4c(つまりピストン9)の位相が180[deg]となる前に、圧縮室13内の圧力Pcが所定の圧力(=吐出圧力)に到達する場合にも、ベーン先端押付力Fvがベーンサイド摩擦力Fsideを下回ることをさらに防止でき、ベーン11がピストン9に追従できずに離れてしまうことをさらに防止できる(ベーン11のピストン9への追従性をさらに向上できる)。
Therefore, the rolling
1 密閉容器、2 ステータ、3 ロータ、4 シャフト、4a 主軸、4b 副軸、4c 偏心部、5 シリンダー、6 シリンダー室、6a 中心線(シリンダー室)、7 上軸受け、8 下軸受け、9 ピストン、10 ベーン溝、10a 中心線(ベーン溝)、11 ベーン、11a 中心線(ベーン)、11b 中心、12 吸入室、13 圧縮室、14 スプリング、15 穴部、17 吸入ポート、18 吐出ポート、19 吐出マフラー、20 吐出マフラー室、21 ベーンとベーン溝の隙間、22 圧縮室から吸入室への冷媒の漏れ、100 ローリングピストン形圧縮機、101 圧縮機構部、102 電動機部、201 接触部(従来)、202 接触部(実施の形態1)、301 ベーンとベーン溝の吸入室側の接触部、302 ベーンとベーン溝の吐出室側の接触部。 1 Sealed container, 2 Stator, 3 Rotor, 4 Shaft, 4a Main shaft, 4b Sub shaft, 4c Eccentric part, 5 Cylinder, 6 Cylinder chamber, 6a Center line (Cylinder chamber), 7 Upper bearing, 8 Lower bearing, 9 Piston, 10 vane groove, 10a center line (vane groove), 11 vane, 11a center line (vane), 11b center, 12 suction chamber, 13 compression chamber, 14 spring, 15 holes, 17 suction port, 18 discharge port, 19 discharge Muffler, 20 discharge muffler chamber, 21 gap between vane and vane groove, 22 leakage of refrigerant from compression chamber to suction chamber, 100 rolling piston compressor, 101 compression mechanism, 102 electric motor, 201 contact (conventional), 202 contact portion (Embodiment 1), 301 vane and suction chamber side contact portion of vane groove, 302 vane Contact part on the discharge chamber side of the vane groove.
Claims (4)
一端が前記ロータに固定され、偏心部が形成されたシャフトと、
円筒状のシリンダー室が形成されたシリンダー、前記偏心部に摺動自在に取り付けられて該偏心部と共に前記シリンダー室内を偏心回転運動するピストン、及び、前記シリンダーに形成されたベーン溝に摺動自在に設けられ、一方の端部に付与された押圧力によって他方の端部が前記ピストンの外周面に当接し、前記シリンダー室内を吸入室と圧縮室とに仕切るベーンを有する圧縮機構部と、
前記電動機、前記シャフト及び前記圧縮機構部を収納する密閉容器と、
を備えたローリングピストン形圧縮機であって、
前記シリンダー室の中心軸と垂直な断面において、
前記ベーンの前記ピストンに当接する側の端部は、円弧形状に形成されており、
該円弧形状の中心は、前記ベーンの長手方向の中心線に対して、圧縮室側にオフセットしていることを特徴とするローリングピストン形圧縮機。 An electric motor having a stator and a rotor;
A shaft having one end fixed to the rotor and an eccentric portion formed;
A cylinder in which a cylindrical cylinder chamber is formed, a piston that is slidably attached to the eccentric part and moves eccentrically in the cylinder chamber together with the eccentric part, and is slidable in a vane groove formed in the cylinder A compression mechanism having a vane that divides the cylinder chamber into a suction chamber and a compression chamber, and the other end abuts on the outer peripheral surface of the piston by a pressing force applied to the one end.
A sealed container that houses the electric motor, the shaft, and the compression mechanism;
A rolling piston type compressor comprising:
In a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber,
The end of the vane that contacts the piston is formed in an arc shape,
The rolling piston compressor characterized in that the center of the arc shape is offset toward the compression chamber with respect to the longitudinal center line of the vane.
前記ベーン溝の長手方向の中心線は、該中心線と平行な前記シリンダー室の中心線に対して、前記吸入室側にオフセットしていることを特徴とする請求項1に記載のローリングピストン形圧縮機。 In a cross section perpendicular to the central axis of the cylinder chamber,
The rolling piston type according to claim 1, wherein a center line in a longitudinal direction of the vane groove is offset toward the suction chamber side with respect to a center line of the cylinder chamber parallel to the center line. Compressor.
前記ベーンの表面に表面処理が施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のローリングピストン形圧縮機。 In order for the surface of the vane to have higher wear resistance than the base material of the vane,
The rolling piston compressor according to claim 1 or 2, wherein a surface treatment is applied to a surface of the vane.
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