JP2014205569A - 巻取リールの交換装置 - Google Patents

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Masanobu Nonogaki
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Abstract

【課題】空の巻取リールのフランジ部が変形していても、空の巻取リールを支持できる巻取リールの交換装置を提供する。
【解決手段】昇降ユニット110が、計測開始位置から計測終了位置へ移動する際、第一光電センサ171及び第二光電センサ176により、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの基準点Oからの位置を検出する。PLC200は、第一光電センサ171及び第二光電センサ176からの信号により、昇降ユニット110を、第一爪部144及び第二爪部145を下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように昇降装置150を制御するとともに、第一爪部144及び第二爪部145を、爪部進入位置において進入させるようにエアシリンダ130、131を制御する構成としている。
【選択図】図6

Description

本発明は、帯状に連結された製品テープを、巻取機で巻取リールに巻き取る際に、満巻きした巻取リールを取り出し、空の巻取リールを巻取機に充填する巻取機に用いられる巻取リールの交換装置に関するものである。
従来の巻取機の巻取リールの交換装置として、特許文献1に記載されているものがあった。これによれば、軸方向を鉛直方向とした状態で巻取リールを下方から保持可能な保持板を、水平方向に移動させて、巻取位置、取出位置、充填位置で停止可能とされていた。
取出位置の上方に、水平方向で対向して配置されかつ相互に接近して巻取リールのフランジ部を下方から支持可能な第一爪部及び第二爪部と、第一爪部及び第二爪部を上下方向に昇降させる昇降装置と、が配設され、充填位置の上方に、水平方向で対向して配置されかつ相互に接近して巻取リールのフランジ部を下方から支持可能な第一爪部及び第二爪部と、第一爪部及び第二爪部を上下方向に昇降させる昇降装置と、が配設されていた。
そして、保持板が配置された取出位置では、満巻きの巻取リールを、順次、既に取り出して取出位置の上方で積み上げておいた満巻きの巻取リールの最下段直下に取り入れるように、取り出し、保持板が配置された充填位置では、予め、充填位置の上方で積み上げておいた空の巻取リールの最下段のものを、順次、保持板上に載置させて、交換作業を行なっていた。
特開平6−535号公報
近年、円筒状の巻芯と、巻芯の両端部から径方向外側に突出する円盤状のフランジ部と、を有して形成される巻取リールは、変形しやすい段ボールで形成されるとともに、巻芯の幅が小さいものが多くなってきている。
そして、上記の巻取機の巻取リールの交換装置では、特に、充填位置においては、第一爪部及び第二爪部が空の巻取リールの上側のフランジ部の下面を支持する(上下のフランジ部間に第一爪部及び第二爪部が入り込む)ので、フランジ部が変形して、上下のフランジ部間の隙間が狭くなっていたりすると、第一爪部及び第二爪部で巻取リールのフランジ部を下方から支持できないおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑み、空の巻取リールのフランジ部が変形していても、空の巻取リールを支持できる巻取リールの交換装置を提供するものである。
請求項1記載の発明では、巻芯と前記巻芯の両端に配置されるフランジ部とを有する巻取リールに、製品テープを巻き取る巻取機に用いられ、
前記製品テープを前記巻取リールの前記巻芯に巻取らせる巻取位置と、前記製品テープを満巻きした巻取リールを取出す取出位置と、空の巻取リールを充填する充填位置と、の三位置に保持板を配置可能とする移動装置と、
前記充填位置の上方に、水平方向で対向して配置されかつ駆動装置により相互に接近、離隔して前記空の巻取リールのフランジ部を下方から支持可能な第一爪部及び第二爪部と、
前記第一爪部及び第二爪部が配設される昇降ユニットを上下方向に沿って昇降可能とする昇降装置と、
を有する巻取リールの交換装置であって、
前記昇降ユニットに配設され、前記保持板に載置される前記空の巻取リールのフランジ部の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段が検出した前記空の巻取リールのフランジ部の位置を示す信号により、前記駆動装置及び前記昇降装置を制御する演算制御手段と、
を備え、
前記昇降装置により、前記昇降ユニットが、昇降して、
前記空の巻取リールを前記第一爪部及び第二爪部により支持する待機位置と、
前記待機位置より下側で前記第一爪部及び第二爪部を前記空の巻取リールから離脱させ前記保持板に前記空の巻取リールを載置する爪部離脱位置と、
前記位置検出手段を、最下段の前記空の巻取リールのフランジ部間、又は、下から三段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、の位置を計測可能な位置に配置させる計測開始位置と、
下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の位置の検出が終了する計測終了位置と、
に配置可能とされ、
前記昇降ユニットの上下方向における任意の位置を基準点として前記演算制御手段に記憶させ、
前記充填位置で上下方向を回転軸として前記空の巻取リールが、前記保持板に載置される状態において、
前記昇降ユニットが、前記計測開始位置にあるとき、前記位置検出手段を最下段の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、又は、下から三段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、の位置を計測可能な位置に配置させ、
前記昇降ユニットが、前記計測開始位置から前記計測終了位置へ移動する際、前記位置検出手段により、下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の前記基準点からの位置を検出し、
前記演算制御手段は、前記位置検出手段からの信号により、前記昇降ユニットを、前記第一爪部及び第二爪部が下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように前記昇降装置を制御するとともに、前記第一爪部及び第二爪部を、前記爪部進入位置において進入させるように前記駆動装置を制御する構成としている。
これによれば、空の巻取リールのフランジ部の位置を検出する前に、位置検出手段を、最下段の空の巻取リールの上下のフランジ部間、又は、下から三段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、に配置させているので、昇降ユニットが、計測開始位置から計測終了位置へ移動する際、位置検出手段が下から二段目の空の巻取リールの上下のフランジ部を確実に通過して、演算制御手段の空の巻取リールの上下のフランジ部間の隙間の検出精度を高めることができる。
そして、昇降ユニットを、第一爪部及び第二爪部が下から二段目の空の巻取リールの上下のフランジ部間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように昇降装置を制御して、第一爪部及び第二爪部を爪部進入位置において進入させることで、下から二段目の空の巻取リールの上下のフランジ部と、第一爪部及び第二爪部と、が干渉するのを防止できるので、空の巻取リールのフランジ部が変形していても空の巻取リールを支持することができる。
また、前記位置検出手段が、下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の、前記第一爪部が進入する側の位置を検出する第一位置検出手段と、下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の、前記第二爪部が進入する側の位置を検出する第二位置検出手段と、を有し、前記駆動装置が、前記第一爪部及び第二爪部をそれぞれ独立駆動可能に配設され、前記演算制御手段は、前記昇降ユニットの前記爪部進入位置が、前記第一爪部側と前記第二爪部側とで、上下方向において異なる位置にある場合、前記爪部進入位置が前記昇降ユニットの移動方向後側に位置する、前記第一爪部又は第二爪部の一方を進入させてから、前記爪部進入位置が前記昇降ユニットの移動方向前側に位置する、前記第一爪部又は第二爪部の他方を進入させるように制御する構成とすることもできる。
これによれば、第一爪部と第二爪部の進入する側のそれぞれにおいて、第一爪部及び第二爪部の昇降ユニットの爪部進入位置が異なる場合、第一爪部と第二爪部をそれぞれ独立して進入させることが可能となり、下から二段目の空の巻取リールの上下のフランジ部の変形具合に、柔軟に対応することができる。それに加え、爪部進入位置が昇降ユニットの移動方向後側に位置する、第一爪部又は第二爪部の一方を進入させてから、爪部進入位置が昇降ユニットの移動方向前側に位置する、第一爪部又は第二爪部の他方を進入させるので、昇降ユニットを上げ下げすることなく動作可能となり作業効率を高めることができる。
また、最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部と、下から二段目の前記空の巻取リールの下側のフランジ部との、前記基準点からの位置を所定範囲として前記演算制御手段に記憶させ、前記位置検出手段が、前記所定範囲内において、最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部と、下から二段目の前記空の巻取リールの下側のフランジ部との隙間を検出したら、前記演算制御手段は、当該隙間の次の隙間であって最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部の上側にある隙間を、下から二段目の前記空の巻取リールの前記フランジ部間の隙間として検出することとしている。
これによれば、最下段の空の巻取リールの上側のフランジ部と、下から二段目の空の巻取リールの下側のフランジ部との隙間を、下から二段目の空の巻取リールのフランジ部間の隙間として誤認することなく、第一爪部又は第二爪部を進入させることができる。
さらに、前記昇降ユニットには、下から二段目の前記空の巻取リールの有無を検出するリール検出部が配設され、下から二段目の前記空の巻取リールがないと検出した場合、前記演算制御手段が、前記昇降ユニットの前記計測開始位置、前記計測終了位置及び前記爪部進入位置への昇降を行わないように制御する構成としている。
これによれば、下から二段目の空の巻取リールがない場合、昇降ユニットが計測開始位置から爪部進入位置へ移動する際に、オペレータが空の巻取リールを補充してしまうと、位置検出手段が、位置を誤検出するおそれがある。よって、リール検出部が下から二段目の空の巻取リールがないと検出した場合、演算制御手段が、昇降ユニットの計測開始位置、計測終了位置及び爪部進入位置への昇降を行わないように制御することで、位置検出手段の位置の誤検出を防止することができる。
本発明に使用する交換装置が配置された巻取機の概略平面図である。 図1におけるII−II矢視図である。 図1におけるIII−III矢視図である。 図1におけるIV−IV矢視図である。 図1におけるV−V矢視図である。 図5の部分拡大断面図である。 同実施形態の昇降フレーム付近の平面図である。 同実施形態の電気回路図である。 良品の空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 良品の空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 変形している空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 変形している空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 変形している空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 変形している空の巻取リールの場合の交換装置の動作状態図である。 同実施形態の動作フロー図である。 同実施形態の動作フロー図である。
本発明における巻取機の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、各図面の矢印の、Fを前、REを後ろ、Rを右、Lを左、Uを上、Dを下、とする。
なお、巻取リールWRについては、巻取位置Aにあるものを巻取リールWRJ、取出位置Bにあり満巻きされたものを巻取リールWRF、充填位置Cにある空の巻取リールを巻取リールWREとする。また、フランジ部FRを総称する場合には単にフランジ部FRというものとし、上下の区別をするときには、上側のフランジ部FRU、下側のフランジ部FRDと、いうものとする。
巻取機10は、図1〜7に示すように慨略的には、台車20上に、帯状の製品テープWを送給する供給装置30と、巻取駆動装置50と、巻取リールの交換装置(以下、交換装置という)70と、を備え、プレス機から送られてきた帯状の製品テープWを、巻取位置Aにおいて巻取リールWRJに巻き取るとともに、層間紙Pと製品テープWとを交互に巻き付けるものである。
プレス機から送られてきた製品テープWは、巻取機10より製品テープWの送り方向の上流側で、図示しないガイドローラにより断面長手方向を水平方向に沿わせた状態から垂直方向に沿わせた状態にされ、供給装置30に送られる。
供給装置30は、巻取駆動装置50の製品テープWの送り方向の上流側(後側)に配設され、製品テープWを巻取リールWRJに向けて送給するように形成されている。
供給装置30は、図1、2に示すように、ベース板31、供給装置駆動手段34、繰り出し用モータ35、繰出ローラ36、カッタ37、ガイドアーム38等を有して、台車20の後側に配置されている。
台車20上には、平板状のベース板31が配置され、ベース板31は、台車20上に配設されたモータ32、リンクアーム33等で構成される供給装置駆動手段34により、台車20に対して上下方向を軸として回動可能とされている。
ベース板31には、製品テープWを所定時に強制的に搬送可能で繰り出し用モータ35により駆動する繰出ローラ36が設けられるとともに、製品テープWが巻取リールWRJに満巻きされた際に、製品テープWを切断するカッタ37が配設されている。
また、この巻取機10は、製品テープWと、層間紙リールPRから送られる層間紙Pと、補助テープリールSRから送られる補助テープSTと、を重合させて巻き取るものである。
ベース板31の前側には、層間紙Pの端末を吸着して、巻取りが完了した巻取リールWRJの外周面に層間紙Pの終端を止めたり、巻取位置Aに置かれた巻取リールWRJの巻芯RCの外周面に層間紙Pの始端を止めたりするためのガイドアーム38が、上下方向を軸として回動可能、かつ、巻取位置Aに向かって配設されている。
ガイドアーム38の製品テープWの搬送方向の、上流側(後側)には補助テープSTを切断するエアハサミ39が、下流側(前側)には層間紙Pを切断するエアハサミ40が配設されている。
巻取駆動装置50は、図3に示すように、巻取用モータ51と、エアシリンダ55と、を有している。
巻取用モータ51は、ガイドブロック52に支持されている。巻取用モータ51の回転軸51aには、ゴム製の駆動ローラ54が配設されている。
エアシリンダ55は、台車20に配設した支持プレート56と固着されたブラケット57に支持されている。エアシリンダ55のピストンロッド55aは、ガイドブロック52に接続されている。
支持プレート56上には、ガイドブロック52を摺動可能とするガイドレール58が、配設されている。
エアシリンダ55の作動により、ガイドブロック52は、製品テープW巻取時、巻取用モータ51の駆動ローラ54を後述する保持板80の円筒部84に圧接させるように移動する。製品テープW巻取時以外には、エアシリンダ55の作動により、駆動ローラ54が、各軸受部77の回転移動の支障とならないよう、円筒部84に接触しない左側に移動している。
また、製品テープW巻取時には、巻取リールWRJが保持板80上で滑らないよう、押え板59が巻取リールWRJを保持板80側へ押える構成としている。この押え板59は、断面L字形のブラケット60の下部に回動可能に支持されており、ブラケット60は、ガイドレール61に対して摺動可能なスライダ62に固着されている。スライダ62は、図示しないエアシリンダのピストンロッドに連結されている。ガイドレール61は、後述する本体フレーム100に取り付けられた支持部材65に固定されている。
交換装置70は、移動装置71と、昇降ユニット110と、昇降装置150と、を有している。
移動装置71は、図1、3、4、6に示すように、割出用モータ72と、回転軸73と、カムインデックス74と、アーム75と、を備えている。
割出用モータ72は、回転軸73を適切な回転数で回転させるための減速機付きで、台車20上の前方左側に配設されている。
カムインデックス74は、割出用モータ72の図示しない出力軸に連結されている。
回転軸73は、下部でカムインデックス74と接続されている。回転軸73の上部には、平面視において、回転軸73を中心にして120°ずつに分割した三方へ水平方向に延びるアーム75が配設されている。
割出用モータ72の出力軸が一回転すると、カムインデックス74によって回転軸73が120°回転するように構成され、各アーム75の先端部分が、巻取位置A、取出位置B、及び、充填位置Cに配置されるように構成されている。
各アーム75の先端には、図6に示すように、内周面にボールベアリング76を配置させた軸受部77が形成されている。そして、各軸受部77に、それぞれ、保持板80が配設されている。
各保持板80は、外側円板部81と、内側円板部86と、から構成されている。
外側円板部81は、略円板状の平板部82と、平板部82の中央下面側から下方へ延びて軸受部77に保持される軸部83と、を備えて構成されている。
平板部82の外径寸法は、巻取リールWRJ、WRE、WRFのフランジ部FRの外径寸法と略等しく構成されている。平板部82の、中央下面側には軸部83を覆うように円筒状の円筒部84が下方へ突設され、中央上面側には円形状に凹んで、内側円板部86の平板部87を収納する凹部82aが形成されている。
軸部83の中央には、平板部82を含めて上下方向に貫通するスプライン孔85が形成されている。
内側円板部86は、円板状の平板部87と、平板部87の中央で上下方向に貫通するように配置される軸部88と、を備えて構成されている。軸部88の下部は、外側円板部81のスプライン孔85と対応したスプライン軸部88aとしており、その下端をスプライン孔85から下方へ突出させている。軸部88の上部には、平板部87から上方へ突出する突出部89が配設され、この突出部89は、巻取リールWRJ、WRE、WRFの中心に形成された巻芯RCが外嵌されることとなる。
なお、巻取時には、巻取用モータ51のゴム製の駆動ローラ54が、巻取位置Aに配置された保持板80の円筒部84に向かって、図3の状態から右側に移動して、円筒部84と圧接する。そして、巻取用モータ51の作動により、駆動ローラ54を介して保持板80が回転し、保持板80上に配置された巻取リールWRJが保持板80とともに回転し、製品テープWと層間紙Pとを巻き取ることとなる。ちなみに、円筒部84が回転すると、外側円板部81が回転するとともに、軸部88(スプライン軸部88a)を軸部83にスプライン結合させている内側円板部86も、外側円板部81と一体的に回転することとなる。
また、取出位置Bと充填位置Cとの台車20上には、図3、4、6に示すように、取出位置Bと充填位置Cとに配置された保持板80における内側円板部86を上方へ突出させることができるよう、エアシリンダ90、91が配設されている。各エアシリンダ90、91は、ピストンロッド90a、91aを上下方向に配置させ、各ピストンロッド90a、91aを伸ばした際、内側円板部86のスプライン軸部88aを押上げることができるように配置されている。
本体フレーム100は、図3、4、6、7に示すように、台車20上に配置され上下方向に沿って延びる五本の縦柱101と、縦柱101の上端を連結して平面視において矩形状に形成される四本の横柱102とを有して枠体状に形成されている。
本体フレーム100の左側の横柱102には、平板状の支持板が下方に向かって配設され、支持板の右面に、上下方向に延びるガイドレール61が固定され、これらのガイドレール61には、昇降ユニット110の左面側に固着されたスライダ62が摺動可能に嵌合されている。
昇降ユニット110は、図3〜7に示すように、昇降フレーム111と、爪部支持フレーム117と、を有している。昇降ユニット110は、空の巻取リールWREおよび満巻きした巻取リールWRFを収納可能に形成され、本体フレーム100内を昇降装置150によって上下方向に移動可能に形成されている。
昇降フレーム111は、上横枠112、中横枠113、下横枠114と、上横枠112、中横枠113、下横枠114を前後の端部において連結する縦枠115、116と、を有して、矩形枠体に形成されている。
爪部支持フレーム117は、取出位置Bの上方に配置される取出位置フレーム118と、充填位置Cの上方に配置される充填位置フレーム121との二つから構成されている。
取出位置フレーム118は、左右方向に延びる前枠119及び後枠120を有している。前枠119は、左側の端部で縦枠115の下端部から、後枠120は、左側の端部で下横枠114の前後方向における中央部から、右側に向かって延設されている。
充填位置フレーム121は、左右方向に延びる前枠122及び後枠123を有している。前枠122は、左側の端部で縦枠116の下端部から、後枠123は、左側の端部で下横枠114の前後方向における中央部から、右側に向かって延設されている。
取出位置フレーム118の前枠119には、左右方向に沿って延びるガイドレール124a、124bが、後枠120には、左右方向に沿って延びるガイドレール125a、125bが、それぞれ固定されている。取出位置フレーム118の前枠119の左側の端部と右側の端部には、エアシリンダ126、127がそれぞれ固定されている。
充填位置フレーム121の前枠122には、左右方向に沿って延びるガイドレール128a、128bが、後枠123には、左右方向に沿って延びるガイドレール129a、129bが、それぞれ固定されている。充填位置フレーム121の後枠123の左側の端部と右側の端部には、エアシリンダ130、131がそれぞれ固定されている。
スライダ132a、132bは、ガイドレール124aに対して摺動可能に嵌合し、スライダ133a、133bは、ガイドレール124bに対して摺動可能に嵌合している。
スライダ134a、134bは、ガイドレール125aに対して摺動可能に嵌合し、スライダ135a、135bは、ガイドレール125bに対して摺動可能に嵌合している。
スライダ136a、136bは、ガイドレール128aに対して摺動可能に嵌合し、スライダ137a、137bは、ガイドレール128bに対して摺動可能に嵌合している。
スライダ138a、138bは、ガイドレール129aに対して摺動可能に嵌合し、スライダ139a、139bは、ガイドレール129bに対して摺動可能に嵌合している。
取出位置フレーム118には、取出爪部140が配設され、充填位置フレーム121には、充填爪部143が配設されている。
取出爪部140は、左側に配置される第一爪部141と、右側に配置される第二爪部142を有している。
第一爪部141は、略矩形平板状に形成され、左側に半円弧状に凹む凹部141aを備え、第二爪部142は、略矩形平板状に形成され、右側に半円弧状に凹む凹部142aを備えている。
第一爪部141には、スライダ132a、132b及びスライダ134a、134bが、第二爪部142には、スライダ133a、133b及びスライダ135a、135bが、固着されている。第一爪部141、第二爪部142は、相互の間の中央を、取出位置Bの中央と一致させている。
充填爪部143は、左側に配置される第一爪部144と、右側に配置される第二爪部145(特許請求の範囲の第一爪部及び第二爪部に相当する)を有している。
第一爪部144は、略矩形平板状に形成され、左側に半円弧状に凹む凹部144aを備え、第二爪部145は、略矩形平板状に形成され、右側に半円弧状に凹む凹部145aを備えている。
第一爪部144には、スライダ136a、136b及びスライダ138a、138bが、第二爪部145には、スライダ137a、137b及びスライダ139a、139bが、固着されている。第一爪部144、第二爪部145は、相互の間の中央を、充填位置Cの中央と一致させている。
第一爪部141は、連結部材146を介してエアシリンダ126のピストンロッド126aと連結され、第二爪部142は、連結部材147を介してエアシリンダ127のピストンロッド127aと連結されている。
第一爪部144は、連結部材148を介してエアシリンダ130のピストンロッド130aと連結され、第二爪部145は、連結部材149を介してエアシリンダ131のピストンロッド131aと連結されている。
そして、これらの第一爪部141、第二爪部142、第一爪部144、第二爪部145は、エアシリンダ126、127、エアシリンダ130、131が作動してピストンロッド126a、127a、ピストンロッド130a、131aを伸ばした際、平面視において、凹部141a、142a及び凹部144a、145aの周縁が、保持板80における内側円板部86の平板部87の外周縁より外側に配置され、かつ、巻取リールWRE、WRFのフランジ部FRの外周縁より外側に配置され、また、エアシリンダ126、127、エアシリンダ130、131が作動してピストンロッド126a、127a、ピストンロッド130a、131aを縮めた際、平面視において、凹部141a、142a及び凹部144a、145aの周縁が、空の巻取リールWRE、WRFのフランジ部FRの外周縁より外側に配置されるように構成されている。
昇降装置150は、図3、4、5、7に示すように、ガイドレール151、152と、スライダ154、155、156、157と、昇降用モータ158と、を有している。
ガイドレール151、152は、平面視における、本体フレーム100の左側中央部に位置する縦柱101に、側面視において、上下方向に沿って配置されている。
スライダ154、156は上横枠112の左面側の面に、スライダ155、157は中横枠113の左面側の面に、前後方向に沿ってそれぞれ固着されている。
上横枠112の長手方向中央の内部には、ナット161が固着され、このナット161には、本体フレーム100の左側の横柱102の中央に固定された昇降用モータ158からインデックス159を介して延びるねじ棒160が螺合されている。ねじ棒160を回動させる昇降用モータ158の作動により、昇降ユニット110がガイドレール151、152に沿って上下動することとなる。
本発明の要部を以下に説明する。充填位置フレーム121の前枠122及び後枠123には、保持板80に載置される空の巻取リールWREのフランジ部FRの位置を検出する位置検出手段170が配設されている。
位置検出手段170は、第一光電センサ171と、第二光電センサ176と、で構成されている。
第一光電センサ171は、投光素子172aを有した投光器172と、受光素子173aを有した受光器173と、を有している。投光器172は、後枠123の左側の部分にブラケット174を介して取り付けられ、第一爪部144より上側に配置されている。受光器173は、前枠122の左側の部分にブラケット175を介して取り付けられ、第一爪部144より上側に配置されている。投光器172と、受光器173は、同じ高さに配置されるとともに、投光素子172aから受光素子173aに向かって発射される信号光の光軸が、水平かつ前後方向に沿うように配置されている。本実施形態では、投光器172と、受光器173は、空の巻取リールWREの軸線方向における空の巻取リールWRE一つの長さ分、第一爪部144より上に配置されている。
第二光電センサ176は、投光素子177aを有した投光器177と、受光素子178aを有した受光器178と、を有している。投光器177は、後枠123の右側の部分にブラケット179を介して取り付けられ、第二爪部145より上側に配置されている。受光器178は、前枠122の右側の部分にブラケット180を介して取り付けられ、第二爪部145より上側に配置されている。投光器177と、受光器178は、同じ高さに配置されるとともに、投光素子177aから受光素子178aに向かって発射される信号光の光軸が、水平かつ前後方向に沿うように配置されている。本実施形態では、投光器177と、受光器178は、空の巻取リールWREの軸線方向における空の巻取リールWRE一つの長さ分、第二爪部145より上に配置されている。
投光素子172aと受光素子173aとの間、投光素子177aと受光素子178aとの間、に空の巻取リールWREのフランジ部FRが位置して、光が遮られると空の巻取リールWREのフランジ部FRの存在及び位置を検出する。
充填位置フレーム121の後枠123の左右方向における中央右寄りの位置には、下から二段目の空の巻取リールWREの有無を検出するリール検出部としての光電センサ190が配設されている。光電センサ190は、ブラケット191を介して、第一光電センサ171及び第二光電センサ176より上側に配置されている。本実施形態では、空の巻取リールWREの軸線方向における空の巻取リールWRE二つの長さ分、第二爪部145より上に配置されている。
ガイドレール152には、昇降ユニット110の上限位置を検知する上端センサとしての近接スイッチ195が配設されている。本実施形態では、昇降ユニット110の近接スイッチ195と同じ高さを基準点Oとしている。
交換装置70の制御回路は、第一光電センサ171、第二光電センサ176、光電センサ190及び近接スイッチ195が、図8に示すように、演算制御手段としてのプログラマブルコントローラ(以下、PLCという)200に接続されている。PLC200は、MPU演算部、メモリ部、入力部、出力部等を有して構成されている。電源201と昇降用モータ203との間に接続されるインバータ202にPLC200は接続され、昇降用モータ203から、エンコーダ204を介して再びPLC200に戻るよう接続されている。
また、PLC200は、ソレノイドバルブ205を介して第一爪部141を駆動させるエアシリンダ126と、ソレノイドバルブ206を介して第二爪部142を駆動させるエアシリンダ127と、ソレノイドバルブ207を介して第一爪部144を駆動させるエアシリンダ130と、ソレノイドバルブ208を介して第二爪部145を駆動させるエアシリンダ131と、接続されている。
ソレノイドバルブ205、206、207、208は、サブ電源209と接続され電力が供給されている。
上記構成の巻取機10、交換装置70の機能、作用を、図面9〜16に基づいて説明する。なお、図9〜14においては、見やすくするため充填位置フレーム121を構成する前枠122及び後枠123の一部、ブラケット174、175、ブラケット179、180、ブラケット191を省略してある。
巻取機10は、特願平4−163170号(特開平6−535号公報)の巻取機の巻取リールの交換装置を改良したものである。巻取機10の、移動装置71による、巻取位置A、取出位置B、充填位置Cへの移動の各行程、取出位置Bにおける第一爪部141及び第二爪部142の動作の行程、における機能、作用は本願発明においても同様であるので全部又は一部省略して簡単に説明する。
まず、変形のない空の巻取リールWREの場合の動作を説明する。プレス機から送られてきた帯状の製品テープWを、巻取位置Aに位置する巻取リールWRJで巻き取っている状態においては、図9(a)に示すように、昇降ユニット110は、一番上側の待機位置にあり、充填位置フレーム121に配置される第一爪部144と、第二爪部145は、当初、空の巻取リールWREにおける、最下段の空の巻取リールWRE1の上方側のフランジ部FRU1の下面を支持している。本実施形態では、この状態における昇降ユニット110の近接スイッチ195と同じ高さの位置を基準点Oとして演算制御手段としてのPLC200に記憶させている。
そして、巻取機10の巻取用モータ51が作動して巻取位置Aの保持板80上の巻取リールWRJに製品テープWと層間紙Pとが満巻きされると、巻取用モータ51の駆動ローラ54がエアシリンダ55の作動により保持板80の円筒部84から前方側へ移動して離れ、割出用モータ72が図示しない出力軸を一回転させる。
すると、移動装置71の各アーム75が120°回転し、巻取位置Aに配置されていた保持板80が取出位置Bに回転移動し、既に満巻きした巻取リールWRFが取り出されて取出位置Bに配置されていた保持板80が充填位置Cに回転移動し、既に空の巻取リールWREが充填されて充填位置Cに配置されていた保持板80が巻取位置Aに回転移動する。
そして、取出位置Bと充填位置Cに所定の保持板80が配置されると、それぞれ、図3、4、6等に示すように、ピストンロッド90a、91aを伸ばすようにエアシリンダ90、91が作動し、スプライン軸部88aを介して内側円板部86がそれぞれ上昇する。
その後、昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を下降させるように作動し、爪部支持フレーム117の充填位置フレーム121を待機位置から、図9(b)に示す爪部離脱位置へ移動させる。
爪部離脱位置において、充填爪部143側では、既にストックされていた空の巻取リールWREが、一旦、全部、充填位置Cに配置されかつ内側円板部86上に載置されるとともに、第一爪部144と、第二爪部145は、最下段の空の巻取リールWRE1の上下のフランジ部FRの間に位置にある。
そして、ピストンロッド130a、131aを縮めるようにエアシリンダ130、131が作動し、第一爪部144と、第二爪部145の凹部144a、145a周縁を、空の巻取リールWREのフランジ部FRの外周縁より外側に配置させる。
すると、最下段の空の巻取リールWRE1の第一爪部144と、第二爪部145の支持が解除され、昇降ユニット110の上下方向への移動が、内側円板部86にストックされた空の巻取リールWRE群と干渉することなく可能となり、さらに、昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を、爪部離脱位置から、図9(c)に示す、計測開始位置へ下降させる。
昇降ユニット110が計測開始位置においては、位置検出手段170としての第一光電センサ171及び第二光電センサ176は、最下段の空の巻取リールWRE1のフランジ部FR間、を計測可能な位置(本実施形態では最下段の空の巻取リールWRE1の上下のフランジ部FRの上下方向における中間位置)、に位置している。なお、昇降ユニット110は、この状態において、最下端に位置している。
ここで計測の前段階において、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1の下面から、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2と、の板厚を足した分移動した後に検知した隙間を、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間として判断するように予め設定してPLC200に記憶させておく。
また、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1の下面から、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2と、の板厚を足した分移動するまでに検知した隙間を、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との隙間として判断するように予め設定してPLC200に記憶させておく。
下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2の上面の基準点Oからの位置と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上側のフランジ部FRU2の下面の基準点Oからの位置と、の差を下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの隙間の長さとする。なお、第一爪部144及び第二爪部145と、第一光電センサ171及び第二光電センサ176とは、空の巻取リールWREの軸線方向における空の巻取リールWRE一つの長さ分、第一爪部144より上に配置されているので、その分の位置の差を引いて算出するものとする。
そして、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2の上面の基準点Oからの位置と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上側のフランジ部FRU2の下面の基準点Oからの位置と、の中間位置において、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間に進入させるように第一爪部144及び第二爪部145を配置可能とした状態を、昇降ユニット110の爪部進入位置として予め設定してPLC200に記憶させておく。
昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を、図9(c)に示す計測開始位置から、図9(d)、図10(a)を経て、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの位置の検出が終了する図10(b)に示す、計測終了位置まで上昇させる。
このとき、第一光電センサ171及び第二光電センサ176は、投光素子172a、177aから受光素子173a、178aに向かってそれぞれ信号光を発射する。最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上側のフランジ部FRU2により、投光素子172a、177aから受光素子173a、178aに向かってそれぞれ発射される信号光が遮られ、図10(a)の黒丸に示すように、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2、上側のフランジ部FRU2間では、投光素子172a、177aから受光素子173a、178aに向かってそれぞれ発射される信号光が受光され、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの基準点Oからの位置を検出する。
良品の空の巻取リールWREの場合、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRU2との間に隙間は発生しないので、図10(a)に示すように、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間は正しく検出されることになる。
第一光電センサ171及び第二光電センサ176により検出された空の巻取リールWRE1、WRE2のフランジ部FRの位置を示す信号は、PLC200に送られ、PLC200は、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの基準点Oからの位置、及び、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間の長さを算出し、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの隙間の任意の位置を、第一爪部144及び第二爪部145の進入位置とする。本実施形態では、下から空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置を、第一爪部144及び第二爪部145の進入位置として設定している。
昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を、図10(b)に示す計測終了位置から上昇させる。
第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置まで来る(昇降ユニット110においては、図10(c)に示す爪部進入位置に来た事になる)と、PLC200は、駆動装置としてのエアシリンダ130、131を作動させて、第一爪部144及び第二爪部145を互いに接近させる。
昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を、爪部進入位置から、図9(d)に示す、待機位置まで上昇させる。待機位置においては、第一爪部144及び第二爪部145が、空の巻取リールWREにおける最下段となった空の巻取リールWRE2の上側のフランジ部FRU2の下面を支持している。
なお、図9(b)に示す、爪部離脱位置において、光電センサ190が、下から二段目の空の巻取リールWRE2がないと検出した場合、PLC200は、昇降ユニット110の計測開始位置、計測終了位置及び爪部進入位置への昇降を行わないように制御する。このとき、PLC200をブザーと接続しておき、空の巻取リールWREを補充するようにオペレータに警告を発するようにすることも可能である。
次に、空の巻取リールWREのフランジ部FRが変形している場合の、動作を説明する。良品の場合と同じ動作については全部又は一部省略する。
図11、12、13、14に示す例では、空の巻取リールWREの上下のフランジ部FRが変形し、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2の上面と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上側のフランジ部FRU2の下面との間に隙間が生じているとともに、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間が良品の空の巻取リールWREに比べて狭くなっている。
図11(a)〜(c)までは、良品の場合と同様である。
上述したように、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1の下面から、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2と、の板厚を足した分移動した後に検知した隙間を、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間として判断するように予め設定してPLC200に記憶させてある。
それに加え、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1の下面から、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2と、の板厚を足した分移動するまでに隙間を検知した場合、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との間に隙間が生じていることになるので、その隙間を無効なものとして判断し、次の隙間を下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間として検出するように予め設定してPLC200に記憶させておく。
昇降装置150の昇降用モータ158が昇降ユニット110を、図11(c)に示す計測開始位置から、11(d)、図12(a)〜(d)、図13(a)を経て、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの位置の検出が終了する図13(b)に示す、計測終了位置まで上昇させる。
図11、12、13、14に示す変形した空の巻取リールWREの場合、図12(a)の黒丸に示すように、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との間に隙間をそれぞれ検出している。
このとき、その隙間をPLC200は、無効なものと判断し、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2と、の板厚を足した分移動した後に、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が検出した隙間を、図12(c)、(d)の黒丸に示すように、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間として判断する。
図12(c)、(d)においては、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FRの曲がり具合が異なり、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が検出した下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置が異なっている。下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の第一爪部144と第二爪部145の進入する側のそれぞれにおいて、図13(c)、(d)に示すように、第一爪部144側が下で、第二爪部145側が上となり、第一爪部144及び第二爪部145を進入させるための昇降ユニット110の爪部進入位置が異なっている。
先に爪部進入位置に到達する、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置が下側(移動方向後側)に位置する、第一爪部144を進入させてから、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置が上側(移動方向前側)に位置する、他方の第二爪部145を進入させるように、PLC200により制御する。
昇降ユニット110を、上下させることなく上側に向かって移動させるのみで作動させることができるとともに、第一爪部144と第二爪部145をそれぞれ独立して進入させることが可能となり、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの変形具合に、柔軟に対応することができることになる。
なお、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間が、第一爪部144及び第二爪部145の板厚よりも狭い場合には、二段目の空の巻取リールWRE2の破損を防ぐため、昇降ユニット110の動作を停止させ、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間への第一爪部144及び第二爪部145の進入をさせないようにPLC200により制御する。
上記構成の交換装置70では、巻芯RCと巻芯RCの両端に配置されるフランジ部FRとを有する巻取リールWRJに、製品テープWを巻き取る巻取機10に用いられ、製品テープWを巻取リールWRJの巻芯RCに巻取らせる巻取位置Aと、製品テープWを満巻きした巻取リールWRFを取出す取出位置Bと、空の巻取リールWREを充填する充填位置Cと、の三位置に保持板80を配置可能とする移動装置71と、充填位置Cの上方に、水平方向で対向して配置されかつエアシリンダ126、127、エアシリンダ130、131により相互に接近、離隔して空の巻取リールWREのフランジ部FRUを下方から支持可能な第一爪部144及び第二爪部145と、第一爪部144及び第二爪部145が配設される昇降ユニット110を上下方向に沿って昇降可能とする昇降装置150と、を有する巻取リールの交換装置であって、昇降ユニット110に配設され、保持板80に載置される空の巻取リールWREのフランジ部FRの位置を検出する位置検出手段170としての第一光電センサ171及び第二光電センサ176と、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が検出した空の巻取リールWREのフランジ部FRの位置を示す信号により、エアシリンダ130、131及び昇降装置150を制御する演算制御手段としてのPLC200と、を備え、昇降装置150により、昇降ユニット110が、昇降して、空の巻取リールWREを第一爪部144及び第二爪部145により支持する待機位置と、待機位置より下側で第一爪部144及び第二爪部145を空の巻取リールWREから離脱させ保持板80に空の巻取リールWREを載置する爪部離脱位置と、第一光電センサ171及び第二光電センサ176を、最下段の空の巻取リールWRE1のフランジ部FR間の位置を計測可能な位置に配置させる計測開始位置と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの位置の検出が終了する計測終了位置と、に配置可能とされ、昇降ユニット110の上下方向における任意の位置を基準点OとしてPLC200に記憶させ、充填位置Cで上下方向を回転軸として空の巻取リールWREが、保持板80に載置される状態において、昇降ユニット110が、計測開始位置にあるとき、第一光電センサ171及び第二光電センサ176を最下段の空の巻取リールWRE1の上下のフランジ部FR間の位置を計測可能な位置に配置させ、昇降ユニット110が、計測開始位置から計測終了位置へ移動する際、第一光電センサ171及び第二光電センサ176により、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの基準点Oからの位置を検出し、PLC200は、第一光電センサ171及び第二光電センサ176からの信号により、昇降ユニット110を、第一爪部144及び第二爪部145が下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように昇降装置150を制御するとともに、第一爪部144及び第二爪部145を、爪部進入位置において進入させるようにエアシリンダ130、131を制御する構成としている。
これによれば、二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FRの位置を検出する前に、第一光電センサ171及び第二光電センサ176を、最下段の空の巻取リールWRE1の上下のフランジ部FR間に配置させているので、昇降ユニット110が、計測開始位置から計測終了位置へ移動する際、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRを確実に通過して、PLC200の二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間の隙間の検出精度を高めることができる。
そして、昇降ユニット110を、第一爪部144及び第二爪部145が下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FR間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように昇降装置150を制御して、第一爪部144及び第二爪部145を爪部進入位置において進入させることで、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRと、第一爪部144及び第二爪部145とが干渉するのを防止できるので、二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FRが変形していても二段目の空の巻取リールWRE2を支持することができる。
また、位置検出手段170が、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの、第一爪部144が進入する側の位置を検出する第一光電センサ171と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの、第二爪部145が進入する側の位置を検出する第二光電センサ176と、を有し、エアシリンダ130、131が、第一爪部144及び第二爪部145をそれぞれ独立駆動可能に配設され、PLC200は、昇降ユニット110の爪部進入位置が、第一爪部144及び第二爪部145側とで、上下方向において異なる位置にある場合、爪部進入位置が昇降ユニット110の下側(移動方向後側)に位置する、第一爪部144及び第二爪部145の一方を進入させてから、爪部進入位置が昇降ユニット110の上側(移動方向前側)に位置する、第一爪部144及び第二爪部145の他方を進入させるように制御する構成とすることもできる。
これによれば、第一爪部144及び第二爪部145の進入する側のそれぞれにおいて、第一爪部144及び第二爪部145の昇降ユニット150の爪部進入位置が異なる場合、第一爪部144及び第二爪部145をそれぞれ独立して進入させることが可能となり、下から二段目の空の巻取リールWRE2の上下のフランジ部FRの変形具合に、柔軟に対応することができる。それに加え、爪部進入位置が昇降ユニット110の移動方向後側に位置する、第一爪部144及び第二爪部145の一方を進入させてから、爪部進入位置が昇降ユニット110の移動方向前側に位置する、第一爪部144及び第二爪部145の他方を進入させるので、昇降ユニット110を上げ下げすることをなく動作可能となり作業効率を高めることができる。
また、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との、基準点Oからの位置を所定範囲としてPLC200に記憶させ、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、所定範囲内において、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との隙間を検出したら、PLC200は、当該隙間の次の隙間であって最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1の上側にある隙間を、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間として検出することとしている。
これによれば、最下段の空の巻取リールWRE1の上側のフランジ部FRU1と、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との隙間を、下から二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間として誤認することなく、第一爪部144及び第二爪部145を進入させることができる。
さらに、昇降ユニット110には、下から二段目の空の巻取リールWRE2の有無を検出する光電センサ190が配設され、下から二段目の空の巻取リールWRE2がないと検出した場合、PLC200が、昇降ユニット110の計測開始位置、計測終了位置及び爪部進入位置への昇降を行わないように制御する構成としている。
これによれば、下から二段目の空の巻取リールWRE2がない場合、昇降ユニット110が計測開始位置から爪部進入位置へ移動する際に、オペレータが空の巻取リールWREを補充してしまうと、第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、位置を誤検出するおそれがある。よって、光電センサ190が下から二段目の空の巻取リールWRE2がないと検出した場合、PLC200が、昇降ユニット110の計測開始位置、計測終了位置及び爪部進入位置への昇降を行わないように制御することで、第一光電センサ171及び第二光電センサ176の位置の誤検出を防止することができる。
本発明の交換装置70は、上記構成に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。
例えば、昇降ユニット110の計測開始位置を、位置検出手段170としての第一光電センサ171及び第二光電センサ176が、最下段の空の巻取リールWRE1の上下のフランジ部FRの上下方向における中間位置となる位置としているが、下から二段目の空の巻取リールWRE2の下側のフランジ部FRD2との隙間を計測できるのであれば、最下段の空の巻取リールWRE1のフランジ部FR間、下から三段目の空の巻取リールWRE3の上下のフランジ部FR間、の任意の位置に設定することができる。
上記実施形態では、二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FR間の隙間の上下方向における中間位置を、第一爪部144及び第二爪部145の進入位置として設定しているが、二段目の空の巻取リールWRE2のフランジ部FRを破損させないのであれば、任意に選択することができる。
10 巻取機
70 巻取リールの交換装置(交換装置)
71 移動装置
80 保持板
110 昇降ユニット
111 昇降フレーム
112 上横枠
113 中横枠
114 下横枠
115 縦枠
116 縦枠
117 爪部支持フレーム
130 エアシリンダ
131 エアシリンダ
143 充填爪部
144 第一爪部
145 第二爪部
150 昇降装置
158 昇降用モータ
170 位置検出手段
171 第一光電センサ
176 第二光電センサ
190 光電センサ
200 PLC
A 巻取位置
B 取出位置
C 充填位置
O 基準点
W 製品テープ
WRJ 巻取リール
WRE 空の巻取リール
WRE1 最下段の空の巻取リール
WRE2 下から二段目の空の巻取リール
WRF 満巻きした巻取リール
CR 巻芯
FR フランジ部
FRU 上側のフランジ部
FRD 下側のフランジ部

Claims (4)

  1. 巻芯と前記巻芯の両端に配置されるフランジ部とを有する巻取リールに、製品テープを巻き取る巻取機に用いられ、
    前記製品テープを前記巻取リールの前記巻芯に巻取らせる巻取位置と、前記製品テープを満巻きした巻取リールを取出す取出位置と、空の巻取リールを充填する充填位置と、の三位置に保持板を配置可能とする移動装置と、
    前記充填位置の上方に、水平方向で対向して配置されかつ駆動装置により相互に接近、離隔して前記空の巻取リールのフランジ部を下方から支持可能な第一爪部及び第二爪部と、
    前記第一爪部及び第二爪部が配設される昇降ユニットを上下方向に沿って昇降可能とする昇降装置と、
    を有する巻取リールの交換装置であって、
    前記昇降ユニットに配設され、前記保持板に載置される前記空の巻取リールのフランジ部の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段が検出した前記空の巻取リールのフランジ部の位置を示す信号により、前記駆動装置及び前記昇降装置を制御する演算制御手段と、
    を備え、
    前記昇降装置により、前記昇降ユニットが、昇降して、
    前記空の巻取リールを前記第一爪部及び第二爪部により支持する待機位置と、
    前記待機位置より下側で前記第一爪部及び第二爪部を前記空の巻取リールから離脱させ前記保持板に前記空の巻取リールを載置する爪部離脱位置と、
    前記位置検出手段を、最下段の前記空の巻取リールのフランジ部間、又は、下から三段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、の位置を計測可能な位置に配置させる計測開始位置と、
    下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の位置の検出が終了する計測終了位置と、
    に配置可能とされ、
    前記昇降ユニットの上下方向における任意の位置を基準点として前記演算制御手段に記憶させ、
    前記充填位置で上下方向を回転軸として前記空の巻取リールが、前記保持板に載置される状態において、
    前記昇降ユニットが、前記計測開始位置にあるとき、前記位置検出手段を最下段の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、又は、下から三段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間、の位置を計測可能な位置に配置させ、
    前記昇降ユニットが、前記計測開始位置から前記計測終了位置へ移動する際、前記位置検出手段により、下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の前記基準点からの位置を検出し、
    前記演算制御手段は、前記位置検出手段からの信号により、前記昇降ユニットを、前記第一爪部及び第二爪部が下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部間に進入可能な爪部進入位置に配置されるように前記昇降装置を制御するとともに、前記第一爪部及び第二爪部を、前記爪部進入位置において進入させるように前記駆動装置を制御することを特徴とする巻取リールの交換装置。
  2. 前記位置検出手段が、下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の、前記第一爪部が進入する側の位置を検出する第一位置検出手段と、
    下から二段目の前記空の巻取リールの上下のフランジ部の、前記第二爪部が進入する側の位置を検出する第二位置検出手段と、
    を有し、
    前記駆動装置が、前記第一爪部及び第二爪部をそれぞれ独立駆動可能に配設され、
    前記演算制御手段は、
    前記昇降ユニットの前記爪部進入位置が、前記第一爪部側と前記第二爪部側とで、上下方向において異なる位置にある場合、
    前記爪部進入位置が前記昇降ユニットの移動方向後側に位置する、前記第一爪部又は第二爪部の一方を進入させてから、前記爪部進入位置が前記昇降ユニットの移動方向前側に位置する、前記第一爪部又は第二爪部の他方を進入させるように制御することを特徴とする請求項1記載の巻取リールの交換装置。
  3. 最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部と、下から二段目の前記空の巻取リールの下側のフランジ部との、前記基準点からの位置を所定範囲として前記演算制御手段に記憶させ、
    前記位置検出手段が、前記所定範囲内において、最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部と、下から二段目の前記空の巻取リールの下側のフランジ部との隙間を検出したら、前記演算制御手段は、当該隙間の次の隙間であって最下段の前記空の巻取リールの上側のフランジ部の上側にある隙間を、下から二段目の前記空の巻取リールの前記フランジ部間の隙間として検出することを特徴とする請求項1又は2記載の巻取リールの交換装置。
  4. 前記昇降ユニットには、下から二段目の前記空の巻取リールの有無を検出するリール検出部が配設され、
    下から二段目の前記空の巻取リールがないと検出した場合、前記演算制御手段が、前記昇降ユニットの前記計測開始位置、前記計測終了位置及び前記爪部進入位置への昇降を行わないように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の巻取リールの交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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