JP2014204244A - 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信パラメータ提供装置の重複エラーの検知率を高めて、ユーザ利便性を向上させる。【解決手段】通信装置であって、他の通信装置を探索する探索部と、探索部による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置の数と、他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認部と、確認部により通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであって他の通信装置が複数であった場合、所定時間が経過した後に他の通信装置を再探索する再探索部と、再探索部による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出部と、検出部により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知部とを備える。【選択図】 図4
Description
本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラムに関する。
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANに代表される無線通信では、使用前に設定しなければならない設定項目が数多く存在する。例えば、設定項目として、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータがあり、ユーザが手入力により設定するには非常に煩雑である。
そこで、様々なメーカーから、通信パラメータを簡単に無線機器に設定するための自動設定システムが考案されている。これら自動設定システムは、接続する機器間で予め定められた手順、及びメッセージにより、一方の機器から他方の機器に通信パラメータを提供し、通信パラメータの設定を自動的に行っている。
非特許文献1には、無線LANインフラストラクチャモードの通信(インフラ通信)における通信パラメータ自動設定システムの一例が開示されている。非特許文献1では、相手機器へ入力された情報(PINコード)に基づいて、相手機器がユーザが選択した機器か否かを特定する処理を行う方式(以下、「特定方式」と称する)であるPINコード方式が開示されている。また、非特許文献1では、相手機器がユーザが選択した機器か否かを特定する処理を行わない方式(以下、「非特定方式」と称する)であるプッシュボタン方式(PBC方式)が開示されている。
なお、非特定方式は、相手機器がユーザが選択した機器か否かを特定しない方式であるため、非特定方式を実行中の相手機器が複数存在する場合には、ユーザが意図しない機器との設定を防止するために、重複エラーとして処理を終了する。特許文献1では、一定時間内に非特定方式を実行中の相手機器を複数検出した場合にエラーとして処理を終了する方法が開示されている。特許文献2では、通信パラメータ設定を実行中の相手機器を複数発見した場合、管理装置に通知し、設定の継続または中止を判断する方法が開示されている。
このように、通信パラメータ自動設定システムを利用することで、ユーザは単純な操作で自動的に通信パラメータを設定することができる。
Wi−Fi CERTIFIED(TM) for Wi−Fi Protected Setup: Easing the User Experience for Home and Small Office Wi−Fi(R) Networks,http://www.wi−fi.org/wp/wifi−protected−setup
上記のような設定方式を搭載した複数のアクセスポイント装置が存在する環境下において、PBC方式で端末装置の通信パラメータの設定(セットアップ)をする場合を考える。第一のアクセスポイントと第二のアクセスポイントとでPBC方式の通信パラメータ提供動作を開始し、端末装置において通信パラメータ受領動作を開始する。この場合、端末装置は通信パラメータ提供動作中の相手装置を複数検出するため、重複エラーとして処理を終了することが期待される。しかしながら、アクセスポイントが離れた場所にある場合、端末装置で受領動作を開始後に、アクセスポイントがある場所への移動に時間を要することがある。あるいは、アクセスポイントの実装によっては、ボタン押し等のユーザ操作によりPBCの開始を指示してから、無線信号へ無線パラメータ提供動作中を示す情報が反映されるまでに時間がかかることがある。このようなケースでは、端末装置による通信パラメータ提供装置の検索時に、片方のアクセスポイント装置のみが検出され、重複エラーが通知されず、ユーザの意図しないアクセスポイント装置について通信パラメータ設定が行われるという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、通信パラメータ提供装置の重複エラーの検知率を高めて、ユーザ利便性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係る通信装置は、
通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置の数と、他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、 前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであって前記他の通信装置が複数であった場合、所定時間が経過した後に他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置の数と、他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、 前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであって前記他の通信装置が複数であった場合、所定時間が経過した後に他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上記の目的を達成する本発明に係る通信装置は、
通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、
前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであった場合、当該通信装置との間での通信に必要なパラメータを設定する通信パラメータ設定手段と、
前記通信パラメータ設定手段により前記パラメータの設定処理が開始された後に、他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、
前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであった場合、当該通信装置との間での通信に必要なパラメータを設定する通信パラメータ設定手段と、
前記通信パラメータ設定手段により前記パラメータの設定処理が開始された後に、他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通信パラメータ提供装置の重複エラーの検知率が高まり、ユーザ利便性を向上させることが可能となる。また、ユーザの意図しないアクセスポイント装置との通信パラメータ設定を防止することができ、セキュリティを向上させることが可能となる。
(第1実施形態)
以下、本実施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
以下、本実施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
まず、本実施形態に好適な事例におけるハードウェア構成について説明する。図1は、後述の各装置の構成の一例を装置101として表すブロック図である。制御部102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御し、CPU,MPU等のコンピュータである。制御部102は、他の装置との間で行われる通信パラメータ自動設定システムの制御も行う。記憶部103は、制御部102が実行する制御用のコンピュータプログラムや、通信パラメータ等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が読み出して実行することにより行われる。なお、記憶部103としては、ROM,RAM等のメモリ、又はフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどを用いることができる。
無線部104は、無線通信を行う機能を有する。表示部105は、各種表示を行う機能を有し、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。設定ボタン106は、通信パラメータ自動設定システムの処理を開始するトリガを与えるためのボタンである。制御部102は、ユーザによる設定ボタン106の操作を検出すると、後述する処理を実行する。アンテナ制御部107は、アンテナ108の動作を制御する。入力部109は、ユーザから各種入力を受け付ける。尚、図1は一例であり、無線通信装置101は図1に示すハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。
図2は、後述の通信パラメータ自動設定処理動作において、各装置が実行するソフトウェア機能ブロックの構成例であり、装置201を例に説明を行う。装置201は、通信パラメータの自動設定機能ブロック202と、パケット送信部203と、パケット受信部204と、ネットワーク制御部205とを備える。通信パラメータの自動設定機能ブロック202は、本実施形態では、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータの自動設定を行う。通信パラメータの自動設定機能ブロック202は、自動設定制御部206と、通信パラメータ受信部207と、提供装置検索部208とを備えている。
パケット送信部203は、各種通信にかかわるパケットを送信する。プローブリクエストなどの検索信号の送信は、パケット送信部203により行われる。なお、プローブリクエストは、ネットワークを検索するためのネットワーク検索信号ということもできる。
パケット受信部204は、各種通信にかかわるパケットを受信する。ビーコン(報知信号)の受信は、パケット受信部204によって行われる。また、プローブリクエストに対する応答信号であるプローブレスポンスの受信もパケット受信部204により行われる。なお、プローブリクエストやプローブレスポンス、及びビーコン信号には、送信元の機器の各種情報(自己情報)が付加される。この自己情報には、例えば自身が通信パラメータを提供する機能を具備していること(機能具備情報)や、通信パラメータを提供する提供装置として起動中であることを示す情報(起動中情報)、実行中の自動設定方式を示す情報(設定方式情報)が含まれる。また、自己情報には例えばMACアドレスなどの送信元の機器を識別する情報が含まれる。
ネットワーク制御部205は、ネットワーク接続を制御する。無線LANネットワークへの接続処理などは、ネットワーク制御部205により実施される。
通信パラメータ自動設定機能ブロック202において、自動設定制御部206は、通信パラメータ自動設定システムの処理における各種プロトコルを制御する自動設定制御部として機能する。後述の通信パラメータ自動設定システムの処理は、自動設定制御部206の制御に基づいて行われる。通信パラメータ受信部207は、提供装置から通信パラメータを受信する。提供装置検索部208は、通信パラメータ自動設定をシステム実行する際に提供装置を検索する。後述の提供装置を検索する処理は、提供装置検索決定部208により実施される。なお、図2に示す全ての機能ブロックはソフトウェアによって提供されるものに限らず、ハードウェアによって提供されるようにしてもよい。そして、図2に示す各機能ブロックは、相互関係を有するものである。また、図2に示す各機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
図3は、端末301、アクセスポイント(以下、「AP」と称する。)302および303を有するネットワークの一例を示した図である。端末301は、上述した図1および図2の装置構成を有している。端末301はユーザの指示により通信パラメータ自動設定処理を実行し、AP302またはAP303から通信パラメータを受信する。なお、AP302およびAP303は実行可能な自動設定方式として、特定方式と、非特定方式とを有する。
図4のフローチャートを参照して、通信装置(端末301)による通信パラメータ設定処理の手順を説明する。図4の処理は、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより行われる。通信装置は、通信パラメータ自動設定機能を具備する通信装置を複数発見した場合、所定の時間経過後に再度再探索処理を行う。
まず制御部102(自動設定制御部206)は、設定ボタン106が押下されかどうかを監視する。ユーザにより設定ボタン106が押下されたことを検出すると、制御部102は提供装置検索部208を起動する。提供装置検索部208は、パケット送信部204を用いてプローブリクエストを送信し、パケット受信部203を用いてプローブレスポンスを受信することで、周囲で実行中の通信パラメータ自動設定システムに関する情報を取得する(S401)。なお、パケット受信部203を用いてビーコン信号を受信することで、周囲で実行中の通信パラメータ自動設定システムに関する情報を取得してもよい。そして、提供装置検索部208は、受信したビーコンまたはプローブレスポンスに含まれる起動中情報を確認し、周囲の機器のうち通信パラメータ自動設定システムを実行中の装置(AP)の数を確認する(S402)。通信パラメータ自動設定システムが実行されていない場合には、S401に戻り再度検索処理を実行する。通信パラメータ自動設定システムが実行されている装置が複数検出される場合には、表示部105を通じて重複エラーを通知して処理を終了する(S408)。重複エラーの通知は、表示部にエラー表示するだけでなく、それに加えて、又はその代わりに重複エラーを示す情報を他の装置に送信してもよい。
周囲の機器のうち1台のみが通信パラメータ自動設定システムを起動していることを検出した場合、提供装置検索部208は、S401における検索結果のうち、通信パラメータ自動設定システムを具備している装置の数個数を確認する(S403)。通信パラメータ自動設定システムを具備しているのが、S402で検出された自動設定実行中の装置1台のみであれば、制御部102は通信パラメータ受信部207を起動し、パラメータ設定動作を開始する(S407)。一方、S403において、通信パラメータ自動設定システムを具備している装置が2台以上ある場合、制御部102は、所定時間待機する(S404)。所定時間待機した後、制御部102は検索部205を起動し、S401と同様に、再度周囲で実行中の通信パラメータ自動設定システムに関する情報を取得する(S405)。そして、提供装置検索部208は、S402と同様に、周囲の機器のうち通信パラメータ自動設定システムを実行中の装置の数を確認する(S406)。通信パラメータ自動設定システムが実行されていない場合には、S401に戻り、再度検索処理を実行する。一方、
S406において、通信パラメータ自動設定システムが実行されている装置が複数検出される場合には、表示部105を通じて重複エラーを通知して処理を終了する(S408)。周囲の機器のうち1台のみが通信パラメータ自動設定システムを起動していることを検出した場合、制御部102は通信パラメータ受信部207を起動し、パラメータ設定動作を開始する(S407)。
S406において、通信パラメータ自動設定システムが実行されている装置が複数検出される場合には、表示部105を通じて重複エラーを通知して処理を終了する(S408)。周囲の機器のうち1台のみが通信パラメータ自動設定システムを起動していることを検出した場合、制御部102は通信パラメータ受信部207を起動し、パラメータ設定動作を開始する(S407)。
なお、S404における所定の待機時間は、実行する通信パラメータ自動設定方式の種別や、S401において検出されたAPの台数などによって変更されるようにしてもよい。
図5は、ユーザが端末301において通信パラメータ自動設定操作を行った際、誤って複数のAP302および303で通信パラメータ自動設定システムが起動された場合のシーケンス図である。ここで、AP303はAP302よりも処理性能が低く、プローブレスポンスやビーコン信号に動作中情報を反映するのに時間を要するものとする。ユーザは、端末301および、AP302、AP303で通信パラメータ自動設定操作を行う(F501、F502)。AP302は、通信パラメータ自動設定システムの動作中情報を自身のプローブレスポンスやビーコン信号に反映する(F503)。一方、この時点ではAP303の動作中情報はプローブレスポンスやビーコン信号に反映されておらず、端末301からの検索要求に応答した後(F506)で反映されるものとする。端末301は、プローブリクエスト信号による探索要求を周辺のAPに対しブロードキャストする(F504)。このプローブリクエストには、通信パラメータ自動設定の実行を要求する情報要素が含まれている。プローブリクエストを受信したAP302およびAP303は、プローブレスポンスを送信することにより検索要求に応答する(F505、F506)。このときのプローブレスポンスには、AP自身が非特定方式の通信パラメータ自動設定システムに対応していることを示す機能具備情報が含まれている。さらに、AP302が送信したプローブレスポンスには、F503で設定した動作中情報が含まれている。端末301は、AP302およびAP303から送信されたプローブレスポンスを受信すると、通信パラメータ自動設定システムが重複して起動されているかどうか判定を行う(F507)。動作中情報を含むAPが1台(AP302)あり、機能具備情報を含むAPが2台(AP302、AP303)あるため、端末301は所定の時間待機する(F508)。端末301の待機時間は、APの動作中情報が設定されるまでの遅延時間よりも長く設定すると効果的であり、数秒から10秒程度が望ましい。待機時間経過後、端末301は、再度プローブリクエスト信号を送信し探索要求を行う(F509)。プローブリクエストを受信したAP302およびAP303は、プローブレスポンスを送信することにより検索要求に応答する(F510)。このときのプローブレスポンスには、AP自身が非特定方式の通信パラメータ自動設定システムに対応していることを示す機能具備情報が含まれている。さらに、AP302およびAP303が送信したプローブレスポンスには、F503およびF506でそれぞれ設定した動作中情報が含まれている。端末301は、AP302およびAP303から送信されたプローブレスポンスを受信すると、通信パラメータ自動設定システムが重複して起動されているかどうか判定を行う(F511)。動作中情報を含むAPが2台(AP302およびAP303)あるため、端末301は通信パラメータ自動設定システムの重複起動(通信パラメータ自動設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在すること)をユーザに通知し、処理を終了する(F512)。
以上のシーケンスの通り、本実施形態によれば、端末301は通信パラメータ自動設定システムの重複起動を高確率で検知することが可能となる。ユーザの誤操作により複数のAPで通信パラメータ自動設定システムが起動された場合に、意図しないAPと通信パラメータ自動設定が行われる可能性を低減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、所定時間待機して再度検索要求を行う際の判断基準として、検索応答に機能具備情報を含むAPが複数あるかどうかを判定する構成を説明した。これに対して、本実施形態においては、機能具備情報によらず、周辺にAPが複数検出されるかどうかを判定する構成について説明する。
第1実施形態では、所定時間待機して再度検索要求を行う際の判断基準として、検索応答に機能具備情報を含むAPが複数あるかどうかを判定する構成を説明した。これに対して、本実施形態においては、機能具備情報によらず、周辺にAPが複数検出されるかどうかを判定する構成について説明する。
図6のフローチャートを参照して、第2実施形態に係る通信装置(端末301)による通信パラメータ設定処理の手順を説明する。なお、ステップS601、S602、およびS604からS608までは、第1実施形態のステップS401、S402、およびS404からS408までと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、通信装置の構成についても第1実施形態と同様のため説明は省略する。
S602において、周囲の機器のうち1台のみが通信パラメータ自動設定システムを起動していることを検出した場合、提供装置検索部208は、S601における検索結果の装置の数個数を確認する(S603)。検索応答を送信した装置が、S602にて検出された自動設定実行中の装置1台のみであれば、制御部102は通信パラメータ受信部207を起動し、パラメータ設定動作を開始する(S607)。一方、S603において、検索応答を送信した装置が2台以上ある場合、制御部102は、所定時間待機する(S604)。
本実施形態によれば、端末の周辺に、通信パラメータ自動設定システムが動作を開始するまで機能具備情報を報知しないAPが存在する場合であっても、通信パラメータ自動設定システムの重複起動をより高確率で検知することが可能となる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、S403において、通信パラメータ自動設定システムを具備している装置が2台以上ある場合、所定時間待機の後、再度検索要求を行う構成を説明した。これに対して、本実施形態においては、所定時間を待たずに通信パラメータ自動設定処理を開始し、所定時間が経過した時点で再度検索要求を行う構成について説明する。
第1実施形態では、S403において、通信パラメータ自動設定システムを具備している装置が2台以上ある場合、所定時間待機の後、再度検索要求を行う構成を説明した。これに対して、本実施形態においては、所定時間を待たずに通信パラメータ自動設定処理を開始し、所定時間が経過した時点で再度検索要求を行う構成について説明する。
図7のフローチャートを参照して、第3実施形態に係る通信装置(端末301)による通信パラメータ設定処理の手順を説明する。なお、ステップS701、S702、およびS707は、実施形態1のステップS401、S402、およびS408と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、通信装置の構成についても第1実施形態と同様のため説明は省略する。
通信パラメータ自動設定システムを具備している装置が、S702において検出された自動設定実行中の装置1台のみであれば、制御部102は通信パラメータ受信部207を起動し、通信パラメータ設定機能の動作を開始する(S703)。通信パラメータ設定動作開始から所定の時間が経過すると、制御部102は検索部205を起動し、S701と同様に、再度周囲で実行中の通信パラメータ自動設定システムに関する情報を取得する(S704)。そして、提供装置検索部208は、S702と同様に、周囲の機器のうち通信パラメータ自動設定システムを実行中の装置の存在を確認する(S705)。検索の結果、通信パラメータ自動設定システムが実行されている装置が自端末と通信パラメータ自動設定を行っている装置以外にも存在する場合には、制御部102は通信パラメータ受信部207に通信パラメータ自動設定処理の中止を指示する(S706)。そして、表示部105より重複エラー(通信パラメータ自動設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在すること)を通知して処理を終了する(S707)。
なお、S704の提供装置検索処理を行うタイミングは、通信パラメータ設定動作開始から所定時間経過後に限らず、通信パラメータ設定動作の終了を待って開始するよう制御してもよい。
図8は、端末301で通信パラメータ自動設定操作を行った際、複数のAP302および303で通信パラメータ自動設定システムが起動された場合のシーケンス図である。なお、F801からF806までは、第1実施形態における図5のF501からF506までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
端末301は、AP302およびAP303から送信されたプローブレスポンスを受信すると、通信パラメータ自動設定システムが重複して起動されているかどうか判定を行う(F807)。動作中情報を含むAPが1台(AP302)であるため、端末301はAP302と通信パラメータ自動設定処理を開始する(F808)。自動設定処理の開始から所定時間経過後、端末301は再度プローブリクエスト信号を送信し、探索要求を行う(F809)。プローブリクエストを受信したAP302およびAP303は、プローブレスポンスを送信することにより検索要求に応答する(F810)。このときAP302およびAP303が送信したプローブレスポンスには、F803およびF806でそれぞれ設定した動作中情報が含まれている。端末301は、AP302およびAP303から送信されたプローブレスポンスを受信すると、通信パラメータ自動設定システムが重複して起動されているかどうか判定を行う(F811)。動作中情報を含むAPが2台(AP302およびAP303)あるため、端末301はAP302に対し通信パラメータ自動設定中止要求を送信する(F812)。また、端末301は通信パラメータ自動設定システムの重複起動(通信パラメータ自動設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在すること)をユーザに通知し、処理を終了する(F813)。
以上のシーケンスの通り、本実施形態によれば、端末301は通信パラメータ自動設定システムの重複起動を高確率で検知することが可能となる。ユーザの誤操作により複数のAPで通信パラメータ自動設定システムが起動された場合に、意図しないAPと通信パラメータ自動設定が行われる可能性を低減し、ユーザ利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、再検索までの待機時間と並行して通信パラメータ自動設定処理を行うため、1台のAPのみで通信パラメータ自動設定システムが起動されている場合には、設定終了までにかかる時間が従来手法と同程度である。すなわち、正常操作時におけるユーザ利便性を損なうことなく、異常操作時のユーザ利便性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各実施形態は種々に変形することが可能である。上記実施形態の無線通信装置は、デジタルカメラやプリンタ等に限らない。PCやタブレット端末であってもよく、携帯電話やスマートフォン等のモバイル端末であってもよい。また、複写機やスキャナ、FAX、複合機等の画像処理装置、テレビやレコーダー等のデジタル家電であってもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各実施形態は種々に変形することが可能である。上記実施形態の無線通信装置は、デジタルカメラやプリンタ等に限らない。PCやタブレット端末であってもよく、携帯電話やスマートフォン等のモバイル端末であってもよい。また、複写機やスキャナ、FAX、複合機等の画像処理装置、テレビやレコーダー等のデジタル家電であってもよい。
また、上記実施形態では、インフラストラクチャーネットワークを例に説明したが、アドホックネットワークに本発明を適用することもできる。又は、各装置がそれぞれアクセスポイントとして動作するモードとクライアントとして動作するモードとを持ち、これら装置間のネゴシエーションによって役割を決定し、決定された役割で動作するシステムにおいても適用可能である。
また、上記実施形態において、通信パラメータとは、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の情報であるとしたが、これ以外の情報であっても構わない。
また、上記説明はIEEE802.11準拠の無線LANを例に説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。
ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (11)
- 通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置の数と、他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、 前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであって前記他の通信装置が複数であった場合、所定時間が経過した後に他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記検出手段により検出された通信装置の数が1つである場合に、他の通信装置との間での通信に必要なパラメータを設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 通信装置であって、
他の通信装置を探索する探索手段と、
前記探索手段による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認手段と、
前記確認手段により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであった場合、当該通信装置との間での通信に必要なパラメータを設定する通信パラメータ設定手段と、
前記通信パラメータ設定手段により前記パラメータの設定処理が開始された後に、他の通信装置を再探索する再探索手段と、
前記再探索手段による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記通信パラメータ設定手段は、前記検出手段により検出された通信装置の個数が複数である場合に、前記パラメータの設定処理を中止することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記通信パラメータ設定機能によって設定されるパラメータは、無線通信のためのパラメータであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記パラメータは、ネットワーク識別子、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式のうちの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記探索手段は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANを用いて他の通信装置を探索することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記通信パラメータ設定機能は、通信装置が備える所定のボタンがユーザによって操作されることに応じて実行されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
- 通信装置の制御方法であって、
探索手段が、他の通信装置を探索する探索工程と、
確認手段が、前記探索工程による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置の数と、他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認工程と、
再探索手段が、前記確認工程により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであって前記他の通信装置が複数であった場合、所定時間が経過した後に他の通信装置を再探索する再探索工程と、
検出手段が、前記再探索工程による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出工程と、
通知手段が、前記検出工程により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知工程と、
を有することを特徴とする通信装置の制御方法。 - 通信装置の制御方法であって、
探索手段が、他の通信装置を探索する探索工程と、
確認手段が、前記探索工程による探索処理の結果に基づいて、探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置の数を確認する確認工程と、
通信パラメータ設定手段が、前記確認工程により前記通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置が1つであった場合、当該通信装置との間での通信に必要なパラメータを設定する通信パラメータ設定工程と、
再探索手段が、前記通信パラメータ設定工程により前記パラメータの設定処理が開始された後に、他の通信装置を再探索する再探索工程と、
検出手段が、前記再探索工程による再探索処理の結果に基づいて、再探索された他の通信装置のうち通信パラメータ設定機能を実行中の通信装置を検出する検出工程と、
通知手段が、前記検出工程により検出された通信装置の数が複数である場合に、通信パラメータ設定機能が実行されている他の通信装置が複数存在することを通知する通知工程と、
を有することを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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JP2013078094A JP2014204244A (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2013078094A Pending JP2014204244A (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム |
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- 2013-04-03 JP JP2013078094A patent/JP2014204244A/ja active Pending
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