JP2014203521A - キースイッチ装置および入力装置 - Google Patents

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克明 越村
谷津 信夫
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信夫 谷津
雅博 金子
Masahiro Kaneko
雅博 金子
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Takuya Uchiyama
卓也 内山
夏美 酒井
Natsumi Sakai
夏美 酒井
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Kohei Takahashi
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Abstract

【課題】低背化を図ることができるキースイッチ装置を提供する。
【解決手段】キースイッチ装置1は、キートップ10を移動可能に支持するリンク部材11,12と、キートップ10に押圧され、ばね部13bが変形する係合部材13と、リンク部材11,12を支持し、係合穴21aを有する支持部材21とを備える。係合部材13は、係合穴21aの壁面に接触する接触部13cを含む。接触部13cは、係合穴21aに向かって凸状になる表面を有する。キートップ10を押し込むと係合穴21aの壁面に対して接触部13cが摺動してばね部13bが変形し、キートップ10を押し込む荷重が変化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、キースイッチ装置およびキースイッチ装置を備える入力装置に関する。
キーボード等の入力装置にはキースイッチ装置が配置されている。キースイッチ装置は、使用者がキートップを押圧することにより、キーに対応する信号を出力することができる。キースイッチ装置には、使用者がキートップを押圧したときの良好な操作感を得るために、キートップを押圧する荷重を調整する部材が配置されている。たとえば、キートップの下側にゴムにより半球状に形成されたラバーカップを配置することが知られている。また、キートップの下側に金属で形成されたメタルドームを配置することが知られている。
特開平10−283877号公報には、操作部を押圧するときの荷重を変化させる節度用コイルばねを備えるプッシュスイッチが開示されている。このプッシュスイッチは、節度用コイルばねの先端に節度部材を配置し、節度部材をガイド溝に沿わせることにより、操作部を押圧するときの荷重を調整している。
キートップを押圧する荷重を調整する部材としては、板ばねを用いることが知られている(例えば、特開平3−152815号公報および特開2002−231090号公報)。
また、特開平8−279316号公報には、リンク部材にスイッチ作動部を有するスプリング部材を接続し、支持板のスイッチ作動部の摺動経路上に傾斜突起を設けたキースイッチが開示されている。キースイッチのキートップを押下すると、スイッチ作動部が傾斜突起部を乗り越えた直後にスイッチング部を押圧して、スイッチングオン状態に作動する。
特開平10−283877号公報 特開平3−152815号公報 特開2002−231090号公報 特開平8−279316号公報
良好な操作感を得るためには、キートップを押圧したときのキースイッチ装置の押下特性は、キートップを押し込んだ直後に荷重が大きくなり、キートップの移動量に応じて荷重が急激に小さくなり、その後に荷重が再び大きくなるような特性を有することが好ましい。このような押下特性を有するキースイッチ装置では、所定の荷重においてキートップの移動量が瞬間的に大きくなる飛び移り座屈現象を利用することができる。上記のラバーカップやメタルドームでは、飛び移り座屈現象を利用することができて、良好な操作感を得ることができる。
ところで、近年、キースイッチ装置の高さを低くすること、すなわち、キースイッチ装置の低背化が求められている。たとえば、キースイッチ装置の高さを低くすることにより、キースイッチ装置を備える入力装置を薄くする、小型にすることが求められている。
ところが、ラバーカップはある程度の高さが必要であり、キースイッチ装置の低背化が難しかった。一方で、メタルドームを採用した場合には、個々のメタルドームの荷重調整が難しく、荷重の誤差が大きくなってしまうという問題がある。
本発明のキースイッチ装置は、押し込まれて移動する移動部材と、移動部材を移動可能に支持する移動機構と、移動部材に押圧され、少なくとも一部が弾性的に変形する係合部材と、移動機構を支持し、係合穴を有する支持部材と、支持部材の下方に配置され、電気的な接続部を有する電気的接続部材とを備える。係合部材は、係合穴の壁面に接触する接触部を含む。接触部は、凸状に形成された表面を有する。移動部材の押し込みにより、係合穴の壁面に対して接触部の表面が摺動して係合部材が変形する。
上記発明においては、係合部材は、移動部材に押圧される押圧部と、押圧部から立設し、弾性変形するばね部とを含み、接触部は、ばね部に接続されており、接触部の凸状の表面が係合穴を通過するときにばね部が変形することができる。
上記発明においては、係合部材は、押圧部から支持部材に向けて延びている付勢部を含み、付勢部は、移動部材の押し込みにより変形し、移動部材の押し込みに対する反力を供給することができる。
上記発明においては、接続部は、接点対を有し、接点対は、接触部の先端で押圧されて電気的に接続することができる。
上記発明においては、電気的接続部材は、基板と、基板の表面に形成されている複数の電極とを有し、係合部材は、複数の接触部を有し、導電性を有する材質にて形成されており、複数の接触部が複数の電極のいずれかに接触して、複数の電極同士が接触部によって電気的に導通されることができる。
上記発明においては、係合部材は、移動部材に押圧される押圧部と、弾性を有する材質にて球状に形成され、一部が接触部を構成する球状部を含み、接触部は、移動部材の押し込みにより係合穴の壁面に摺動して係合穴を通過し、接触部が係合穴を通過するときに球状部が変形することができる。
上記発明においては、係合部材は、移動部材に押圧される押圧部と、押圧部から支持部材に向けて側方に延び、弾性変形するばね部とを含み、接触部は、ばね部の先端に形成されており、移動部材の押し込みにより係合穴の壁面の上端部と摺動した後に係合穴に落ち込み、接触部が係合穴の上端部と摺動するときにばね部が変形することができる。
本発明の他のキースイッチ装置は、押し込まれて移動する移動部材と、移動部材を移動可能に支持する移動機構と、移動部材に押圧され、少なくとも一部が弾性的に変形する係合部材と、移動機構を支持する支持部材と、支持部材の下方に配置され、電気的な接続部を有する電気的接続部材とを備える。支持部材は、表面が膨らんだ形状の膨らみ部を有し、係合部材は、移動部材に固定され、移動部材に押圧される押圧部と、押圧部から支持部材に向けて延び、弾性変形するばね部と、ばね部に接続され膨らみ部に接触する接触部とを含み、接触部は、膨らみ部に向かって凸状になる表面を有し、移動部材の押込みにより膨らみ部に対して接触部が摺動してばね部が変形する。
本発明の入力装置は、上述のキースイッチ装置を備える。
本発明によれば、低背化を図ることができるキースイッチ装置およびキースイッチ装置を備える入力装置を提供することができる。
実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置の概略分解斜視図である。 実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置を押圧する前の概略断面図である。 実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置の第1の係合部材を表側から見た時の斜視図である。 実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置の第1の係合部材を裏側から見た時の斜視図である。 実施の形態1における第1の係合部材のばね部と接触部の部分との拡大側面図である。 実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置を押圧したときの概略断面図である。 実施の形態1における第1の例によるキースイッチ装置の押下特性を説明するグラフである。 実施の形態1における第2の係合部材の斜視図である。 実施の形態1における第2の例によるキースイッチ装置の概略断面図である。 実施の形態1における第3の係合部材を表側から見たときの斜視図である。 実施の形態1における第3の係合部材を裏側から見たときの斜視図である。 実施の形態1における第3の例によるキースイッチ装置の概略断面図である。 実施の形態1における第3の例によるキースイッチ装置の係合部材とキートップとの部分の概略斜視図である。 実施の形態1における第4の例によるキースイッチ装置の概略断面図である。 実施の形態1における第4の例によるキースイッチ装置のキートップと係合部材との部分の概略斜視図である。 キーボードの概略斜視図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置の概略分解斜視図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置の第1の概略断面図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置のキートップと第1の係合部材との概略斜視図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置の第2の概略断面図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置の第3の概略断面図である。 実施の形態2における第1の例によるキースイッチ装置の押下特性を説明するグラフである。 実施の形態2における第2の例によるキースイッチ装置の概略断面図である。 実施の形態2における第2の係合部材の斜視図である。 実施の形態2における第3の係合部材の斜視図である。 実施の形態2における第4の係合部材の斜視図である。 実施の形態2における第4の係合部材の側面図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の概略分解斜視図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の第1の概略断面図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の第2の概略断面図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の第3の概略断面図である。 実施の形態3におけるキースイッチ装置の押下特性を説明するグラフである。
(実施の形態1)
図1から図16を参照して、実施の形態1におけるキースイッチ装置および入力装置について説明する。本実施の形態においては、キーボードに配置されているキースイッチ装置を例に取り上げて説明する。
図1は、本実施の形態における第1の例によるキースイッチ装置1の概略分解斜視図である。図2は、本実施の形態における第1の例によるキースイッチ装置1を押圧する前の概略断面図である。第1の例によるキースイッチ装置1は、使用者が押し込むことにより移動する移動部材の一例としてのキートップ10を備える。キースイッチ装置1は、キートップ10の移動により、メンブレンシート23に形成されている接点対が電気的に接続する。
キースイッチ装置1は、キートップ10を移動可能に支持する移動機構の一例としてのギヤリンク機構を備える。ギヤリンク機構は、複数のリンク部材11,12を含む。リンク部材11,12は、一方の端部に摺動軸11a,12aを有する。また、リンク部材11,12は、他方の端部に回動軸を有する。
リンク部材11,12の摺動軸11a,12aは、キートップ10を支持する。本実施の形態におけるリンク部材11,12は、他方の端部の先端に歯部11b,12bを有する。歯部11bおよび歯部12bは、互いに噛み合うように形成されている。
キースイッチ装置1は、リンク部材11,12を支持するための支持部材21を備える。支持部材21とキートップ10との間にはハウジング22が配置されている。本実施の形態におけるリンク部材11,12は、回動軸を回動中心として、ハウジング22を介して支持部材21に回動可能に支持されている。ハウジング22は、脚部22aを有する。
支持部材21の下側には、電気的接続部材の一例としてのメンブレンシート23が配置されている。本実施の形態におけるメンブレンシート23は、電気的な接続部としての接点対を有する。接点対は、メンブレンシート23の内部に配置されている。メンブレンシート23は、接点対が配置されている領域が押圧されることにより、接点対が電気的に接続する。メンブレンシート23は、ハウジング22の脚部22aに固定される。支持部材21とメンブレンシート23とは、互いに離れて配置されている。
図3に、本実施の形態における第1の係合部材13を表側から見た斜視図を示す。図4に、本実施の形態における第1の係合部材13を裏側から見た斜視図を示す。なお、ここではキートップ10に面する側を表側と称する。本実施の形態におけるキースイッチ装置1は、少なくとも一部が弾性的に変形する係合部材13を備える。係合部材13は、支持部材21とキートップ10との間に配置される。ハウジング22は、係合部材13の一部を覆うように形成されており、係合部材13を所定の位置に固定する。
係合部材13は、キートップ10に接触し、キートップ10に押圧される押圧部13dを有する。係合部材13は、キートップ10の押し込みに対する反力を発生する付勢部13aを有する。付勢部13aは板状に形成されており、弾性を有する。付勢部13aは、押圧部13dから図示側方に支持部材21に向かって延びており、端部が支持部材21に接触する。
係合部材13は、押圧部13dから図2図示下方に立設するばね部13bと、ばね部13bの先に形成されている接触部13cとを有する。ばね部13bは、弾性を有する。支持部材21には、接触部13cが配置される領域に対応して、係合穴21aが形成されている。接触部13cは、係合穴21aの壁面に向かって凸状に突出する表面を有する。接触部13cの表面は、キートップ10を押し込むと係合穴21aの壁面に接触する。
図5に、本実施の形態におけるばね部13bと接触部13cとの拡大図を示す。本実施の形態における係合部材13の接触部13cは棒状に形成され、係合穴21aの壁面に向かって凸状に曲がる形状を有する。接触部13cは、凸状の頂部13eを有する。接触部13cは、ばね部13bから外側(図示右側)に向かう部分と、頂部13eを挟んで内側(図示左側)に向かう部分とにより構成されている。図4に図示されるように、本実施の形態の係合部材13には、ばね部13bおよび接触部13cが複数形成されている。複数の接触部13cでは、それぞれの頂部13eが外側を向いて係合穴21aに向かうように形成されている。
図6に、第1の例によるキースイッチ装置1を押圧したときの概略断面図を示す。第1の例によるキースイッチ装置1は、使用者によりキートップ10が押圧されると、矢印101に示すように、キートップ10が支持部材21に向かって移動する。このときに、リンク部材11,12の摺動軸がキートップ10に押圧されて、リンク部材11,12が駆動される。リンク部材11,12は、回動軸の周りを回動すると共に、摺動軸11a,12aがキートップ10に対して摺動する。
また、リンク部材11の歯部11bとリンク部材12の歯部12bとが互いに係合しているために、リンク部材11,12の一方が駆動されると他方も駆動される。たとえば、キートップ10が斜めに押圧された場合においても、歯部11bおよび歯部12bが噛み合っているために、リンク部材11,12は、歯部11b,12bを介して連動する。このために、キートップ10は、押圧面の傾きが抑制されながら支持部材21に向かって移動する。
また、キートップ10を押圧すると、係合部材13の付勢部13aの端部が、支持部材21上を摺動する。このときに、2つの付勢部13aが徐々に開くことで付勢部13aが湾曲し、キートップ10を押し込む向きと反対向きの力がキートップ10に供給される。
係合部材13の接触部13cは、支持部材21の係合穴21aの壁面に接触する。接触部13cが係合穴21aの壁面に接触することにより、接触部13cに対して係合穴21aの内側に向かう力が付与される。接触部13cが係合穴21aの壁面に対して摺動するときにばね部13bが変形することにより、キートップ10を押し込む力に対する反力が生じる。キートップ10を押し込む力に対する反力は、接触部13cの頂部13eが係合穴21aを通過するまで増加し、頂部13eが係合穴21aを通過した後には減少する。
この状態から更にキートップ10を押し込むと、接触部13cは係合穴21aを通過し、その先端にてメンブレンシート23を押圧する。接触部13cの先端がメンブレンシート23を押圧することにより、メンブレンシート23の内部に形成されている接点対が電気的に接続される。
キートップ10の押し込みを止めると、キートップ10は、付勢部13aの弾性力により支持部材21から離れる向きに移動する。すなわち、キートップ10は、矢印101に示す向きと反対向きに移動する。係合部材13の接触部13cは、再び係合穴21aの壁面に摺動をしながら移動し、キートップ10が元の位置に戻る。
図7に、本実施の形態の第1の例によるキースイッチ装置1の押下特性を説明するグラフを示す。横軸は、キートップ10を押し込んだときのキートップ10の移動量であり、縦軸は、キートップ10を押し込むときの荷重である。前述のように、キートップ10を押下すると、接触部13cの頂部13eが係合穴21aを通過するまでは、荷重が増加する。そして、接触部13cの頂部13eが係合穴21aを通過すると荷重が減少する。その後に、接触部13cがメンブレンシート23を押圧する状態では、キートップ10を押し込む荷重が再び増加する。このように、押下特性の曲線に極大点41および極小点42が発現する。メンブレンシート23は、極小点42の近傍において電気的に接続される。
このような押下特性では、キースイッチ装置を押し込んだ時に、キートップ10の所定の移動量(極大点)までは除々に押下に必要な荷重が増加するが、キートップの移動量が極大点を越えるとキートップ押下に要する力が小さくなるため、極大点と同程度の荷重を要する位置まで高速でキートップ10が移動する。図7の矢印104に示すように、移動量が短時間に変化する飛び移り座屈現象が生じやすく、クリック感などの良好な操作感覚を得ることができる。
このように、本実施の形態のキースイッチ装置1においては、接触部13cが係合穴21aを通過するときにばね部13bが変形し、その変形量に応じてキートップ10を押し込む荷重が変化する。図7に示すキースイッチ装置1の押下特性は、ばね部13bおよび接触部13cの少なくとも一方の形状または厚さなどの構造や材質を変更することにより、任意に調整することができる。例えば、ばね部13bの厚さd(図5図示)を大きくすることにより、キートップ10を押し込んだときの荷重を増大させることができる。また、荷重を調整するために接触部13cの頂部13eの高さh(図5図示)を任意に変更することができる。頂部13eの高さhを大きくすることにより、キートップ10を押し込んだときの荷重を増大させることができる。また、頂部13eの位置を変更することにより、極大点41が発現するキートップ移動量を変更したり調整したりすることもできる。
このように、本実施の形態のキースイッチ装置1は、押下特性を任意に調整できる。さらに、本実施の形態のキースイッチ装置1は、ラバーカップ等を用いた場合に比べて高さが低くなり、低背化を図ることができる。この結果、キースイッチ装置1を備える入力装置の低背化や小型化を図ることができる。
本実施の形態の第1の例における第1の係合部材13は、ばね部13bが変形するように形成されているが、係合部材はこの形態に限られず、接触部13cが弾性的に変形するように形成されても構わない。また、本実施の形態の第1の係合部材13は複数の接触部13cを有するが、この形態に限られず、単一の接触部が形成されていても構わない。
図3および図4に示す係合部材13は、単一の板状部材を材料にして一体的に形成されている。係合部材13は、材料となる板状部材の一部を切断したり、折り曲げたりすることにより形成されている。付勢部13aは、押圧部13dを折り曲げることにより形成されている。ばね部13bおよび接触部13cは、押圧部13dおよび付勢部13aの一部分に切り込みを入れた後に、この部分を折り曲げることにより形成されている。このように、単一の板状部材を加工して係合部材13を形成することにより、容易に係合部材を製造できる。
図8に、本実施の形態における第2の係合部材14を裏側から見た斜視図を示す。係合部材14は、押圧部14dと付勢部14aとを有する。ばね部14bおよび接触部14cは、押圧部14dおよび付勢部14aとは別の部材にて形成され、押圧部14dに固定される。ばね部14bおよび押圧部14dが金属で形成されている場合には、例えば、レーザー溶接等で押圧部14dに固定することができる。または、抵抗溶接等で固定しても構わない。
図9に、本実施の形態における第2の例によるキースイッチ装置2の概略断面図を示す。キースイッチ装置2は、電気的接続部材として配線基板25を備える。
配線基板25は、基板24と、基板24の表面に形成されている複数の電極31,32とを含む。基板24は、ハウジング22の脚部22aに支持されている。係合部材13の接触部13c、ばね部13bおよび押圧部13dは、導電性を有する材質にて形成されている。たとえば、係合部材13全体が金属で形成されている。
図9は、キートップ10を押圧したときの状態を示している。キートップ10を押圧することにより、電極31が一方の接触部13cに接触し、電極32が他方の接触部13cに接触する。係合部材13が導電性を有するために、キートップ10の押下により電極31と電極32とが係合部材を介して電気的に導通する。
このように、電気的接続部材は内部に接点対を有するメンブレンシートに限られず、プリント配線基板のような電気的接続部材を採用することができる。また、図9に示す例では基板24に2個の電極31,32が形成されているが、この形態に限られず、任意の個数の電極を基板に形成し、電極同士を電気的に導通させることもできる。
図10に、本実施の形態における第3の係合部材15を表側から見た斜視図を示す。図11に、本実施の形態における第3の係合部材15を裏側から見た斜視図を示す。第3の係合部材15は、4個の付勢部15aを有する。それぞれの付勢部15aは、押圧部15dから外側に向かって延びるように形成されている。また、係合部材15には、4個のばね部15bおよび4個の接触部15cが形成されている。それぞれの接触部15cは、支持部材21の係合穴21aの壁面に向かって凸状の表面を有するように形成されている。
第3の係合部材15では付勢部15aおよび接触部15cを4個形成しているが、付勢部15aおよび接触部15cは任意の個数形成することができる。付勢部15aおよび接触部15cの個数を増やすことにより、キートップ10を押圧しているときにキートップ10が傾くことを抑制し、より安定した動作を提供することができる。また、キートップ10を押圧する時の荷重を大きくする場合には、付勢部の数を増やすことで荷重を大きくすることができる。
図12に、本実施の形態における第3の例によるキースイッチ装置3の概略断面図を示す。図13に、本実施の形態における第3の例によるキースイッチ装置3のキートップ10と係合部材16との概略斜視図を示す。第3の例によるキースイッチ装置3は、係合部材16がキートップ10に固定されている。係合部材16は、押圧部16dと、ばね部16bと、接触部16cとを有する。キートップ10には、押圧部16dが固定されている。
キースイッチ装置3は、キートップ10を押圧するときの反力を供給するコイルスプリング33を備える。コイルスプリング33は、支持部材21とキートップ10との間に配置されている。コイルスプリング33は、複数の接触部16cを囲むように配置されている。キートップ10を押し込んだ後に元の位置に戻すための力を供給する弾性部材としては、任意の弾性部材を採用することができる。
図14に、本実施の形態における第4の例によるキースイッチ装置4の概略断面図を示す。図15に、本実施の形態における第4の例によるキースイッチ装置4のキートップ10と係合部材17との概略斜視図を示す。第4の例によるキースイッチ装置4は、係合部材17を備える。係合部材17は、キートップ10に押圧される押圧部17dと、係合穴21aの壁面に接触する接触部17cを有する球状部17fとを含む。球状部17fは、弾性を有する材質、例えば、ゴム等にて球状に形成されている。本実施の形態におけるキースイッチ装置4は、球状部17fが押圧部17dに固定されている。また、押圧部17dは、キートップ10に固定されている。球状部17fの周りにはキートップ10を押圧した後に元の位置に戻すためのコイルスプリング33が配置されている。
キートップ10を押下し始めると、球状部17fの接触部17cが支持部材21の係合穴21aの壁面に摺動する。その結果、係合部材17の球状部17f全体が変形する。球状部17fの一部が接触部17cを構成する。球状部17fの頂部が係合穴21aを通過するまでは、球状部の変形によって荷重が増大する。球状部17fの頂部が係合穴21aを通過した後には球状部が元に戻り荷重が減少する。このように、係合部材17の接触部17cを含む部分を、弾性を有する球体により構成することができる。第4の例によるキースイッチ装置4においても、極大点および極小点を有する押下特性を有し、良好な操作感覚を得ることができる。また、キースイッチ装置の低背化を図ることができる。
図16に、本実施の形態におけるキーボードの概略斜視図を示す。キーボード35は、複数のキースイッチ装置1を含む。入力装置は、キーボード35に限られず、キートップを押圧することにより情報を入力可能な任意の装置とすることができる。
本実施の形態における係合部材は、一部が弾性的に変形するように形成されているが、この形態に限られず、係合部材全体が変形可能に形成されていても構わない。
また、本実施の形態におけるキースイッチ装置は、支持機構としてギヤリンク機構が採用されているが、この形態に限られず、移動部材を移動可能に支持できる任意の支持機構を採用することができる。
(実施の形態2)
図17から図27を参照して、実施の形態2におけるキースイッチ装置および入力装置について説明する。
図17に、本実施の形態の第1の例によるキースイッチ装置50の概略分解斜視図を示す。図18に、本実施の形態における第1の例によるキースイッチ装置50の第1の概略断面図を示す。図18は、キートップ60を押圧していない状態を示している。キートップ60は、ギヤリンク機構を介して支持部材70に支持されている。ギヤリンク機構は、リンク部材61,62を有する。リンク部材61,62は、支持部材70に回動可能に支持されている。リンク部材61,62は、摺動軸61a,62aを有する。また、リンク部材61,62は、互いに噛み合う歯部61b,62bを有する。
支持部材70の下方には、メンブレンシート73が配置されている。また、本実施の形態におけるメンブレンシート73は、基材74に支持されている。キースイッチ装置50は、移動部材の一例としてのキートップ60に押圧され、少なくとも一部が弾性的に変形する第1の係合部材63を備える。
図19に、本実施の形態の第1の係合部材63とキートップ60との部分の概略斜視図を示す。係合部材63の押圧部63dには、嵌合穴63gが形成されている。キートップ60は、メンブレンシート23に向かって突出する突起部60aを有する。突起部60aは、キートップ60に立設している。突起部60aは、矢印103に示すように嵌合穴63gに圧入される。係合部材63は、突起部60aが嵌合穴63gに嵌め込まれることにより、キートップ60に固定される。
支持部材70において、キートップ60の突起部60aに対応する領域には、挿入穴70bが形成されている。また、支持部材70の挿入穴70bの側方には、係合部材63の接触部63cが係合する係合穴70aが形成されている。係合穴70aは、キートップ60を押圧したときに接触部63cが移動する経路上に形成されている。
係合部材63は、キートップ60に押圧される押圧部63d、押圧部63dから支持部材70に向かって延びるばね部63bを含む。ばね部63bは、押圧部63dから側方に延びている。本実施の形態のばね部63bは、板状に、弾性変形するように形成されている。係合部材63は、支持部材70の係合穴70aの壁面に接触する接触部63cを有する。
本実施の形態における接触部63cは、ばね部63bの先端に形成されている。接触部63cは、キートップ60を押し込むと、支持部材70の係合穴70aの壁面の上端部を摺動するように形成されている。接触部63cは、接触部63cが移動する方向に沿って切断したときの形状が半円形状になるように形成されている。接触部63cは、係合穴70aの壁面に向かって凸状になる表面を有する。
図20に、本実施の形態の第1の例によるキースイッチ装置50の第2の概略断面図を示し、図21に、本実施の形態の第1の例によるキースイッチ装置50の第3の概略断面図を示す。図20は、キートップ60を中程度まで押し込んだ状態を示しており、図21は、更にキートップ60を押圧したときの状態を示している。
第1の例によるキースイッチ装置50は、キートップ60を押圧することにより、キートップ60がリンク部材61,62に支持されながら下降する。係合部材63の接触部63cは、図18の状態では支持部材70の表面に接触している。キートップ60を押圧すると、接触部63cは支持部材70の表面を摺動し、係合部材63の2つのばね部63bが徐々に開く。ばね部63bが変形することにより、キートップ60の押下力に対して反力を供給することができる。また、キートップの押下により、接触部63cは係合穴70aに向かって移動する。
図18の状態でキートップ60の押圧を継続すると、図20に図示するように係合部材63の接触部63cは係合穴70aの壁面の上端部に接触し、上端部を摺動する。この状態から更にキートップ60を押圧すると、図21に示すように、接触部63cは係合穴70aの内部に落ち込む。また、キートップ60の突起部60aは挿入穴70bを通過し、メンブレンシート73を押圧する。突起部60aがメンブレンシート73を押圧することにより、メンブレンシート73の内部に形成されている接点対が導通する。
図22に、本実施の形態の第1の例によるキースイッチ装置50の押下特性のグラフを示す。キースイッチ装置50は、キートップ60を押圧することにより、係合部材63のばね部63bが両側に開いて反力を供給する。接触部63cは支持部材70の表面を摺動し、荷重が次第に増加する。また、接触部63cが係合穴70a壁面の上端部に到達した後に係合穴70aの内部に落ち込む時に荷重が減少する。接触部63cが係合穴70aに落ち込み、その先端がメンブレンシートに接触した後は、再び荷重が上昇する。
接触部63cが係合穴70a壁面の上端部に到達した時期に極大点91が発現し、接触部63cが係合穴70aに落ち込んで、その先端がメンブレンシートに接触した時期に極小点92が発現する。第1の例によるキースイッチ装置50は、押下特性に極大点91および極小点92が発現するため、良好な操作感覚を得ることができ、更に、低背化を図ることができる。
また、本実施の形態においては、キートップ60の突起部60aにスリット部60bが形成され、突起部60aが係合部材63の嵌合穴63gに圧入されている。この構成を採用することにより、突起部60aが弾性変形し、突起部60aを係合部材63の嵌合穴63gに容易に圧入することができる。
第1の例によるキースイッチ装置50は、キートップ60に形成された突起部60aによりメンブレンシート73を押圧しているが、この形態に限られず、接点対を係合穴70a内部の領域に形成し、キートップ60を押し込んで係合穴70aに落ち込んだ接触部63cによりメンブレンシート73を押圧して、接点対を電気的に接続しても構わない。この場合、メンブレンシートを押圧する為の突起部60aや突起部60aを通過させる挿入穴70bが不要になり、構造を簡易にすることができる。
また、電気的接続部材はメンブレンシート73に限られず、任意の電気的接続部材を採用できる。たとえば、実施の形態1と同様に、基板の表面に電極が配置されている電気的接続部材を採用できる。
図23に、本実施の形態における第2の例によるキースイッチ装置51の概略断面図を示す。第2の例によるキースイッチ装置51は、電気接続部材として配線基板76を備える。配線基板76は、基板75と、基板75の表面に形成されている電極81,82とを有する。電極81,82は、支持部材71の係合穴70aの内部の領域に配置されている。また、それぞれの電極81,82は、係合部材63の接触部63cが係合穴70aに落ち込んだときに接触部63cに接触するように形成されている。係合部材63は、導電性を有する材質にて形成されている。
図23は、キートップ60を押し込んだ状態を示している。キートップ60を押し込むことにより、接触部63cがそれぞれ対応する係合穴70aに落ち込む。この時に、電極81には一方の接触部63cが接触し、電極82には他方の接触部63cが接触する。係合部材63が導電性を有する材質で形成されているために、係合部材63を介して電極81と電極82とを電気的に接続できる。
図24に、本実施の形態における第2の係合部材64の斜視図を示す。係合部材64は、押圧部64dと、押圧部64dから延びるばね部64bとを有する。また、押圧部64dには、嵌合穴64gが形成されている。係合部材64の接触部64cは、接触部64cが移動する方向に沿って切断したときの形状がV字形状に形成されている。接触部64cの表面が平面を組み合わせて形成されているために、係合部材64の設計を容易に行うことができる。この他にも接触部は凸状の任意の形状を採用することができる。
図25に、本実施の形態における第3の係合部材65の斜視図を示す。第3の係合部材65は、4個のばね部65bと、それぞれのばね部65bの先端に形成されている接触部65cとを含む。押圧部65dには嵌合穴65gが形成されている。それぞれのばね部65bは、押圧部65dから延びるように形成されている。ばね部65bは、係合部材65を上側から見たときに90°ごとに形成することができる。なお、係合部材のばね部および接触部は、任意の個数にて形成できる。
図26に、本実施の形態における第4の係合部材66の斜視図を示す。図27に、第4の係合部材66の側面図を示す。第4の係合部材66は、押圧部66dを有する。押圧部66dには、キートップ60の突起部60aを嵌合するための嵌合穴66gが形成されている。
前述の係合部材63,64,65では、ばね部63b,64b,65bが押圧部63d,64d,65dから外側に向かって延びている。一方、第4の係合部材66においては、係合部材66を側面視したときに、1つのばね部66bと他のばね部66bとは互いに交差し、それぞれのばね部66bは、押圧部66dから内部に向かうように折り曲げて形成されている。接触部66cは、支持部材70の表面に向かって凸状に形成されている。第4の係合部材66においても、ばね部66bが湾曲することにより、キートップ60の押圧に対する反力を供給する。また、接触部66cが支持部材70の係合穴70aに落ち込むことにより荷重を調整することができる。
本実施の形態におけるキースイッチ装置は、実施の形態1と同様に、キーボードなどの入力装置に配置することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
(実施の形態3)
図28から図32を参照して、実施の形態3におけるキースイッチ装置および入力装置について説明する。
図28は、本実施の形態のキースイッチ装置52の概略分解斜視図である。図29に、本実施の形態のキースイッチ装置52の第1の概略断面図を示す。キースイッチ装置52がリンク部材61,62を備えることや、係合部材63を備えることは、実施の形態2におけるキースイッチ装置50,51と同様である。本実施の形態のキースイッチ装置52の支持部材71には、膨らみ部71aが形成されている。
本実施の形態のキースイッチ装置52は、支持部材71を備える。支持部材71は、キートップ60の突起部60aを挿入する挿入穴71bを有する。支持部材71は、挿入穴71bの側方に形成され表面が膨らんでいる膨らみ部71aを有する。膨らみ部71aは、キートップ60を押圧したときに係合部材63の接触部63cが接触する位置に形成されている。本実施の形態における膨らみ部71aは、接触部63cが移動する方向に沿って切断したときの断面形状が半円形状に形成されている。
図29は、キートップ60を押圧していない状態を示している。図30に、本実施の形態のキースイッチ装置52の第2の概略断面図を示す。図31に、本実施の形態のキースイッチ装置52の第3の概略断面図を示す。キートップ60を押圧していない状態では、係合部材63の接触部63cは、膨らみ部71aが形成されている領域よりも内側に位置する。図29ではキートップ60を押圧していない状態においても接触部63cが膨らみ部71aに接触しているが、この形態に限られず、キートップを押圧していない状態で接触部63cが膨らみ部71aから離れていても構わない。接触部63cは、膨らみ部71aに向かって凸状になる表面を有する。
図29の状態からキートップ60を押圧すると、図30に示すように接触部63cが膨らみ部71aの表面を摺動しながら移動する。膨らみ部71aの表面を接触部63cが移動している間、接触部63cが膨らみ部71aの頂部に到達するまでは、2個のばね部63bが開いてキートップ60に対する反力が増大する。すなわち、キートップ60を押圧する荷重が次第に増大する。ところが、図30の状態から更にキートップを押込み、接触部63cが膨らみ部71aの頂部を超えた後には、キートップ60を押圧する荷重が減少する。
更にキートップを押圧すると、図31に示すように接触部63cは膨らみ部71aを超えた後には支持部材71の表面に接触しながら移動する。この場合には、係合部材63のばね部63bが開いて荷重が増大する。キートップ60に形成された突起部60aはこの状態でメンブレンシート23を押圧して、接点対の電気的な導通を得ることができる。
図32に、本実施の形態におけるキースイッチ装置52の押下特性を説明するグラフを示す。接触部63cが膨らみ部71aの頂部に到達するまで(極大点93に到達するまで)は荷重が上昇し、接触部63cが膨らみ部71aの頂部を通過した後には、荷重が減少する。接触部63cが膨らみ部71aから離れた後(極小点94に到達した後)には、再び荷重が上昇する。このように、本実施の形態のキースイッチ装置52においても、良好な操作感覚を得ることができる。また、キースイッチ装置の低背化を図ることができる。
本実施の形態における膨らみ部71aは、接触部63cが移動する方向に沿って切断したときの断面形状が半円形に形成されているが、膨らみ部は、支持部材の表面が膨らむように形成されていれば構わない。例えば、接触部が移動する方向に沿って切断したときの断面形状が、三角形や四角形などに形成されていても構わない。
本実施の形態におけるキースイッチ装置は、実施の形態1および2と同様に、キーボードなどの入力装置に配置することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1または2と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。たとえば、実施の形態2における支持部材の係合穴と実施の形態3における支持部材の膨らみ部とを組み合わせることができる。すなわち、支持部材の表面に膨らみ部を形成し、更に、膨らみ部の外側に係合穴を形成することができる。この場合に、係合部材の接触部が膨らみ部を摺動した後に係合穴に落ち込むことにより、所望の押下特性を得ることができる。
上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される変更が含まれている。
1,2,3,4 キースイッチ装置
10 キートップ
11,12 リンク部材
13,14,15,16,17 係合部材
13a,14a,15a 付勢部
13b,14b,15b,16b ばね部
13c,14c,15c,16c,17c 接触部
13d,14d,15d,16d,17d 押圧部
13e 頂部
17f 球状部
21 支持部材
21a 係合穴
23 メンブレンシート
24 基板
25 配線基板
31,32 電極
33 コイルスプリング
35 キーボード
50,51,52 キースイッチ装置
60 キートップ
60a 突起部
60b スリット部
61,62 リンク部材
63,64,65,66 係合部材
63b,64b,65b,66b ばね部
63c,64c,65c,66c 接触部
63d,64d,65d,66d 押圧部
63g,64g,65g,66g 嵌合穴
70,71 支持部材
70a 係合穴
71a 膨らみ部
70b,71b 挿入穴
73 メンブレンシート
74 基材
75 基板
76 配線基板
81,82 電極

Claims (9)

  1. 押し込まれて移動する移動部材と、
    前記移動部材を移動可能に支持する移動機構と、
    前記移動部材に押圧され、少なくとも一部が弾性的に変形する係合部材と、
    前記移動機構を支持し、係合穴を有する支持部材と、
    前記支持部材の下方に配置され、電気的な接続部を有する電気的接続部材とを備え、
    前記係合部材は、前記係合穴の壁面に接触する接触部を含み、
    前記接触部は、凸状に形成された表面を有し、
    前記移動部材の押し込みにより、前記係合穴の壁面に対して前記接触部の表面が摺動して前記係合部材が変形することを特徴とする、キースイッチ装置。
  2. 前記係合部材は、前記移動部材に押圧される押圧部と、前記押圧部から立設し、弾性変形するばね部とを含み、
    前記接触部は、前記ばね部に接続されており、
    前記接触部の凸状の前記表面が前記係合穴を通過するときに前記ばね部が変形する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 前記係合部材は、前記押圧部から前記支持部材に向けて延びている付勢部を含み、
    前記付勢部は、前記移動部材の押し込みにより変形し、前記移動部材の押し込みに対する反力を供給する、請求項2に記載のキースイッチ装置。
  4. 前記接続部は、接点対を有し、
    前記接点対は、前記接触部の先端で押圧されて電気的に接続する、請求項2または3に記載のキースイッチ装置。
  5. 前記電気的接続部材は、基板と、前記基板の表面に形成されている複数の電極とを有し、
    前記係合部材は、複数の前記接触部を有し、導電性を有する材質にて形成されており、
    複数の前記接触部が前記複数の電極のいずれかに接触して、前記複数の電極同士が前記接触部によって電気的に導通される、請求項2または3に記載のキースイッチ装置。
  6. 前記係合部材は、前記移動部材に押圧される押圧部と、弾性を有する材質にて球状に形成され、一部が前記接触部を構成する球状部を含み、
    前記接触部は、前記移動部材の押し込みにより前記係合穴の壁面に摺動して前記係合穴を通過し、
    前記接触部が前記係合穴を通過するときに前記球状部が変形する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  7. 前記係合部材は、前記移動部材に押圧される押圧部と、前記押圧部から前記支持部材に向けて側方に延び、弾性変形するばね部とを含み、
    前記接触部は、前記ばね部の先端に形成されており、前記移動部材の押し込みにより前記係合穴の壁面の上端部と摺動した後に前記係合穴に落ち込み、
    前記接触部が係合穴の上端部と摺動するときに前記ばね部が変形する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  8. 押し込まれて移動する移動部材と、
    前記移動部材を移動可能に支持する移動機構と、
    前記移動部材に押圧され、少なくとも一部が弾性的に変形する係合部材と、
    前記移動機構を支持する支持部材と、
    前記支持部材の下方に配置され、電気的な接続部を有する電気的接続部材とを備え、
    前記支持部材は、表面が膨らんだ形状の膨らみ部を有し、
    前記係合部材は、前記移動部材に固定され、前記移動部材に押圧される押圧部と、前記押圧部から前記支持部材に向けて延び、弾性変形するばね部と、前記ばね部に接続され前記膨らみ部に接触する接触部とを含み、
    前記接触部は、前記膨らみ部に向かって凸状になる表面を有し、
    前記移動部材の押込みにより前記膨らみ部に対して前記接触部が摺動して前記ばね部が変形することを特徴とする、キースイッチ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のキースイッチ装置を備えることを特徴とする、入力装置。
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