JP2014203416A - 待ち時間予測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】病院における待ち時間の予測の正確性を高める。【解決手段】受診情報管理部110は、診察待ちに加わる患者によって入力される病状を受け付けて病状を示す問診情報を作成する。診察時間予測部130は、基本設定テーブル501に格納されている基本設定情報に含まれる標準診察時間を、問診情報によって示される病状と基本設定情報に含まれる病状別修正情報とに基づいて修正することにより、予測診察時間を求める。待ち時間更新手段部140は、患者別待ち時間テーブル610に格納されている診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報の最後に診察待ちに加わる患者の患者別待ち時間情報が追加されるように、診察待ちに加わる患者の待ち時間を求め、その患者の患者別待ち時間情報を作成して患者別待ち時間テーブル610に登録するとともに、患者が新たに診察待ちに加わる場合の待ち時間を示す最大待ち時間601に予測診察時間を加える。【選択図】図2

Description

本発明は、病院内での患者の待ち時間を予測する待ち時間予測システムに関する。
少子高齢化に伴い、病院へ通う人々が増加している。また、医療の進歩により、診察時間は短縮され、手軽に診察を受けることが可能になってきた。しかし、病院へ行った際、問診票を書くことが手間であるという現状がある。
そこで、特許文献1は、デジタルカメラ等の顔写真撮影手段を備えた携帯端末を用いて顔写真付き問診票を患者自身の操作により作成することができる問診票作成装置を開示する。この問診票作成装置を用いることにより、各患者はカルテ用の問診票を効率的ないし自動的に作成することができ、更に、個々の問診票から各患者の顔写真と氏名とが一体となった識別シールを作成することができる。
また、診察時間は短縮される傾向にあるが、診察を受けるための待ち時間が長く、どれくらいの時間で診察を受けられるのかを患者が把握しづらい状況である。
そこで、特許文献2は、各患者の順番や待ち時間を大型ディスプレイに表示し、さらにはパソコンや携帯電話から混雑情報と待ち時間を確認でき、携帯メールへ順番通知メールを配信し、一時外出時の呼び戻しを自動でできる待合室インフォメーションシステムを開示する。
特開2004−220157号公報 特開2008−134752号公報
しかし、特許文献2に記載の待合室インフォメーションシステムでは、単純に待ち人数から待ち時間を求めて表示しているに過ぎない。このため、例えば10分と表示されていた場合でも、実際には10分以上の待ち時間である場合がある。このように、表示される待ち時間が正確ではない。
本発明の目的は、病院における待ち時間の予測の正確性を高めることができる待ち時間予測システムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の待ち時間予測システムは、
標準的な診察時間を示す標準診察時間と、問診情報によって示される患者の病状に応じて前記標準診察時間を修正するための病状別修正情報とを含む基本設定情報が格納された基本設定テーブルと、
診察を待っている患者毎に、当該各患者の診察に要する予測時間を示す予測診察時間と、当該各患者が診察を受けるまでに要する時間を示す待ち時間とを含む患者別待ち時間情報が格納される患者別待ち時間テーブルと、
患者が新たに診察待ちに加わる場合の待ち時間を示す最大待ち時間を記憶する最大待ち時間記憶手段と、
診察待ちに加わる患者によって入力される病状を受け付けて、当該病状を示す問診情報を作成する問診情報作成手段と、
前記問診情報作成手段によって問診情報が作成されたとき、前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる標準診察時間を、前記作成された問診情報と前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる病状別修正情報とに基づいて修正することにより、予測診察時間を求める診察時間予測手段と、
前記診察時間予測手段によって予測診察時間が求められたとき、前記患者別待ち時間テーブルに格納されている診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報の最後に前記診察待ちに加わる患者の患者別待ち時間情報が追加されるように、前記診察待ちに加わる患者の待ち時間を求め、当該患者の患者別待ち時間情報を作成して前記患者別待ち時間テーブルに登録するとともに、前記診察時間予測手段によって求められた予測診察時間に基づいて前記最大待ち時間記憶手段に記憶されている最大待ち時間を更新する待ち時間更新手段と、
を備えることを特徴とする。
好ましくは、本発明の待ち時間予測システムは、
前記問診情報によって示される病状に基づいて急患であるか否かを判定するための条件を示す急患条件情報が格納された急患設定テーブルを備え、
前記待ち時間更新手段が、前記問診情報作成手段によって作成された問診情報によって示される病状と前記急患設定テーブルに格納されている急患条件情報とに基づいて急患か否かを判別し、急患と判別した場合、治療する者に前記作成された問診情報を提示し、治療する者によって入力される急患であるか否かを示す急患指定情報を受け付け、当該急患指定情報が急患を示す場合には、前記患者別待ち時間テーブルに格納されている診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報の最後ではなく、最初に追加されるように、当該急患の患者の待ち時間を求め、当該急患の患者の患者別待ち時間情報を作成して前記患者別待ち時間テーブルに登録する、
ことを特徴とする。
好ましくは、本発明の待ち時間予測システムは、
前記待ち時間更新手段が、治療する者による診察終了の通知を受け付けたとき、前記患者別待ち時間テーブルに登録されている診察を終了した患者の患者別待ち時間情報に含まれる予測診察時間を取得し、前記患者別待ち時間テーブルにおいて、当該診察を終了した患者の患者別待ち時間情報を削除または無効とし、診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報を更新するとともに、前記診察を終了した患者の予測診察時間に基づいて前記最大待ち時間記憶手段に記憶されている最大待ち時間を更新することを特徴とする。
好ましくは、本発明の待ち時間予測システムは、
患者の年齢を含む個人情報を受け付けて、当該個人情報を含む患者情報を作成する患者情報作成手段を備え、
前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報が、前記患者情報に含まれる患者の年齢に応じて前記標準診察時間を修正するための年齢修正情報を含み、
前記診察時間予測手段が、前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる標準診察時間を、前記患者情報に含まれる患者の年齢と前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる年齢修正情報とに基づいて修正することにより、予測診察時間を求める、
ことを特徴とする。
本発明によれば、病院における待ち時間の予測の正確性を高めることができる。
待ち時間表示システムの構成の一例を示す図である。 待ち時間予測サーバの構成の一例を示す図である。 患者端末に表示される初期画面の一例を示す図である。 患者端末に表示される個人情報入力画面の一例を示す図である。 患者端末に表示される問診票入力画面の一例を示す図である。 患者情報DBに記憶されている患者情報テーブルの構成の一例を示す図である。 問診票DBに記憶されている問診情報テーブルの構成の一例を示す図である。 診察情報DBに記憶されている診察情報テーブルの構成の一例を示す図である。 設定情報DBに記憶されている基本設定テーブルの構成の一例を示す図である。 設定情報DBに記憶されている急患設定テーブルの構成の一例を示す図である。 待ち時間DBに記憶されている最大待ち時間と患者別待ち時間テーブルの構成の一例を示す図である。(A)最大待ち時間の構成の一例を示す図である。(B)患者別待ち時間テーブルの構成の一例を示す図である。 診察カードを保持している患者によって問診票が入力される場合の第1の問診票登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 診察カードを保持していない初診の患者によって問診票が入力される場合の第2の問診票登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 診察時間予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14の続きの図である。 図15の続きの図である。 図16の続きの図である。 問診情報が作成された場合の第1の待ち時間更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。 医師等による診察が終了した場合の診察情報登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 医師等による診察が終了した場合の第2の待ち時間更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る待ち時間予測システムについて図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は待ち時間表示システムの構成の一例を示す。
図1の待ち時間表示システムは、待ち時間予測サーバ100と、大型ディスプレイ150と、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント160と、患者端末170と、医師端末180と、病院内LAN190とで構成される。
待ち時間予測サーバ100と大型ディスプレイ150とは病院内LAN190に通信自在に接続されている。また、病院内LAN190には無線LANアクセスポイント160が接続されている。患者端末170と医師端末180とは無線LANアクセスポイント160と無線で通信可能であり、無線LANアクセスポイント160を介して待ち時間予測サーバ100と通信することができる。更に、待ち時間予測サーバ100は、病院内LAN190を介してインターネット等の外部のネットワークに接続されたコンピュータや携帯電話等との間で電子メールを送受信することができる。
患者端末170と医師端末180は、例えばタブレットPC(Personal Computer)やスマートホン等である。患者端末170は患者等が使用し、医師端末180は医師等の治療をする者が使用する。
待ち時間予測サーバ100は本発明の待ち時間予測システムの一例である。待ち時間予測サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶装置とを備える。
待ち時間予測サーバ100の記憶装置には、図示しない待ち時間予測プログラムが記憶されている。また、待ち時間予測サーバ100の記憶装置には、図2に示すように、患者情報DB(データベース)200と、問診票DB300と、診察情報DB400と、設定情報DB500と、待ち時間DB600とが記憶されている。なお、患者情報DB200は患者情報テーブル201を格納し、問診票DB300は問診情報テーブル301を格納し、診察情報DB400は診察情報テーブル401を格納する。設定情報DB500は基本設定テーブル501と急患設定テーブル551を格納し、待ち時間DB600は最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610を格納する。
待ち時間予測サーバ100のCPUが記憶装置から主メモリに待ち時間予測プログラムを読み込んで実行することにより、図2に示すように、受診情報管理部110と、診察情報管理部120と、診察時間予測部130と、待ち時間更新部140と、待ち時間表示部145との各部の機能が実現される。
受診情報管理部110は、初めて診察を受ける初診の患者に対して、患者の個人情報を入力させるための画面(個人情報入力画面)を、患者端末170に表示させる。患者が個人情報を入力すると、患者端末170は待ち時間予測サーバ100に個人情報を送信する。受診情報管理部110は個人情報を受信すると、患者番号を発行して患者情報DB200の患者情報テーブル201に患者番号と患者の個人情報とを含む患者情報を格納する。また、受診情報管理部110は、診察待ちに加わる患者が病状を入力するための画面(問診票入力画面)を患者端末170に表示させる。患者が病状を入力すると、患者端末170は待ち時間予測サーバ100に病状を示す情報を送信する。受診情報管理部110は病状を示す情報を受信すると、その情報に基づいて問診情報を作成し、問診票DB300の問診情報テーブル301に格納する。
診察情報管理部120は、医師等による診断内容を入力するための画面(診断入力画面)を医師端末180に表示させる。医師等は診察が終了すると、患者端末170に診断内容を入力する。患者端末170は待ち時間予測サーバ100に診断内容を示す情報を含む診察終了通知を送信する。診察情報管理部120は、診察終了通知を受信する(診察の通知を受け付ける)と診断内容を示す情報に基づいて診察情報を作成し、診察情報DB400の診察情報テーブル401に格納する。
診察時間予測部130は、受診情報管理部110によって問診情報が作成されると、問診情報テーブル301に格納されている問診情報と、設定情報DBの基本設定テーブル501に格納されている基本設定情報等とに基づいて、予測診察時間を求める。
待ち時間更新部140は、診察時間予測部130によって予測診察時間が求められたとき、待ち時間DB600に格納されている最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610を更新する。また、待ち時間更新部140は、医師端末180から診察終了の通知を受信した(医師等から診察終了の通知をうけた)とき、患者別待ち時間テーブル610に格納されている診察を終了した患者の待ち時間情報を削除または無効とし、最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610を更新する。更に、待ち時間更新部140は、所定の時間間隔(たとえば、1分間隔)で最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610を更新する。
待ち時間表示部145は、所定のタイミング(たとえば、1分間隔)で、待ち時間DB600から最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610に含まれる各患者の患者別待ち時間情報を取得し、最大待ち時間601と各患者の患者別待ち時間情報を大型ディスプレイ150に送信する。大型ディスプレイ150は、最大待ち時間601と各患者の患者別待ち時間情報を受信すると、それを表示する。
患者端末170には図3に示す初期画面が表示されている。診察を受けたことのある再診の患者は、患者情報が格納された診察カードを所有している。患者が診察カードを患者端末170の所定のポート(挿入口)に挿入すると、患者端末170は診察カードから患者情報を取得し、患者番号表示欄111に患者番号を表示する。
患者番号が表示された後、患者が認証ボタン112を押下すると、患者端末170は患者情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。受診情報管理部110は、患者情報を受信すると、患者情報テーブル201に格納されている患者情報と照合する。受診情報管理部110は、患者情報テーブル201に一致する患者情報が存在する場合、図5に示す問診票入力画面を患者端末170に表示させる。
なお、診察カードに格納されている患者情報は、患者情報DB200に格納されている患者情報と照合可能であればよく、患者情報DB200に格納されている患者情報の一部であってもよい。
初めて診察を受ける患者は何も入力せず、初診ボタン113を押下する。患者端末170は初診ボタン113の押下を待ち時間予測サーバ100に通知する。初診ボタン113の押下が通知されると、受診情報管理部110は、図4に示す個人情報入力画面を患者端末170に表示させる。
患者が個人情報を入力して次へボタン114を押下すると、患者端末170は個人情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。個人情報を受信すると、受診情報管理部110は、患者番号を発行し、発行した患者番号と受信した個人情報とを含む患者情報を患者情報テーブル201に登録する。そして、受診情報管理部110は、図5に示す問診票入力画面を患者端末170に表示させる。
患者が図5の問診票入力画面上で病状を入力し、送信ボタン115を押下すると、患者端末170は病状を示す情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。病状を示す情報を受信すると、受診情報管理部110は、患者番号と病状を示す情報とを示す問診情報を作成し、問診情報テーブル301に格納する。
図6は、患者情報DB200に記憶されている患者情報テーブル201の構成の一例を示す。
患者情報テーブル201に格納される患者情報は、患者番号202と、氏名203と、カナ204と、生年月日205と、電話番号206と、身長207と、体重208と、性別209と、平熱210と、特記事項211とを含む。
患者番号202は、患者を一意に識別するための患者識別情報である。患者番号202は、図4の個人情報入力画面で入力された個人情報を受信する毎に、受診情報管理部110が発行する。
氏名203と、カナ204と、生年月日205と、電話番号206と、身長207と、体重208と、性別209と、平熱210と、特記事項211とは受信した個人情報である。
患者情報テーブル201には患者番号202に紐付けて受信した個人情報が患者情報として格納される。
図7は、問診票DB300に記憶されている問診情報テーブル301の構成の一例を示す。
問診情報テーブル301に格納される問診情報は、患者番号302と、回答日303と、問診1 304〜問診X306と、熱307と、症状308と、その他309と、継続310とを含む。
患者番号302には、患者情報テーブル201の患者番号202に対応する患者番号が格納される。患者が同一であれば、患者番号302と患者番号202は同一である。
回答日303は、患者端末170から病状を示す情報を受信した日が格納される。
問診1 304からその他309までは、患者端末170から受信した病状を示す情報が格納される。
継続310は、初診と再診の区別を示す。継続310には、再診の場合「Yes」、初診の場合「No」が格納される。例えば、図7の1行目と3行目の患者番号302は同一の「00001」であるが、1行目は継続310が「No」であるので初診の際の問診情報であり、3行目は継続310が「Yes」であるので再診の際の問診情報であることが分かる。
図8は、診察情報DB400に記憶されている診察情報テーブル401の構成の一例を示す。
診察情報テーブル401には、医師等による診断内容を示す診察情報が格納される。診察情報は、医師等による診察が終了すると、作成または更新される。
診察情報は、患者番号402と、診断403と、状態404と、診察時間A405と、診察時間B406と、診察時間C407と、回数408と、合計時間409と、平均時間410とを含む。
患者番号402には、患者情報テーブル201の患者番号202に対応する患者番号が格納される。患者が同一であれば、患者番号402と患者番号202は同一である。
診断403には、医師によって診断された病名等が格納される。
状態404には、前回までの病状が継続している場合「0」が設定され、病状が徐々に良くなっている傾向である場合「1」が設定される。なお、初診の患者である場合、状態404には「0」が設定される。
診察時間A405と診察時間B406と診察時間C407とは、過去3回分の診察時間が格納されている。診察時間A405が前回の診察時間、診察時間B406が前々回の診察時間、診察時間C407が前々々回の診察時間を示す。
回数408と合計時間409は、それぞれ患者および病気ごとの診察回数と診察時間の合計を示す。
平均時間410は患者および病気ごとの平均診察時間を示す。平均時間410は過去3回分の診察の平均時間ではなく、患者および病気ごとの全ての診察時間の平均時間である。すなわち、平均時間410は合計時間409を回数408で割った値である。
設定情報DB500は、基本設定テーブル501と急患設定テーブル551とを記憶する。図9は、基本設定テーブル501の構成の一例を示す。
基本設定テーブル501に格納されている基本設定情報は、パターン502と、診察時間503と、熱A504と、症状A505と、キーワードA506〜キーワードX507と、問診1 508〜問診X511と、熱B512と、症状B513と、乳幼児年齢514と、乳幼児515と、高齢者年齢516と、高齢者517と、継続518と、平均時間差519と、使用520とを含む。
基本設定テーブル501には、急患ではない通常の患者の診察パターン(以下、通常診察パターンという。)を複数設定できる。パターン502は、通常診察パターンの番号を示す。
診察時間503は、各通常診察パターンの標準的な診察時間(以下、標準診察時間という。)である。
以下に示す診察時間503〜平均時間差513には、患者の病状に応じて標準診察時間を修正するための病状別修正情報が設定されている。また、乳幼児年齢514〜高齢者517には、患者の年齢に応じて標準診察時間を修正するための年齢修正情報が設定されている。更に、継続518と、平均時間差519には、状況に応じて標準診察時間を修正するための状況別修正情報が設定されている。診察時間予測部130は、診察時間503〜平均時間差519の各項目の値を参照して、標準診察時間を増加または減少させることにより予測診察時間を求める。
熱A504には熱のしきい値が格納されている。問診情報の熱307の値が熱A504に設定されたしきい値以上であれば、熱B512に設定された時間を標準診察時間に加える。
症状A505、およびキーワードA506〜キーワードX507の各項目には患者の病状に関連する用語が格納されている。これらの用語のいずれかが問診情報の症状308に格納されている用語と一致した場合、症状B513に設定されている時間を標準診察時間に加える。
問診1 508〜問診X511には、問診情報の問診1 304〜問診X306に「Yes」が設定されている場合に、標準診察時間に加算される時間が格納されている。
乳幼児年齢514には乳幼児の年齢のしきい値が格納されている。患者の年齢が乳幼児年齢514に格納されている年齢以下であった場合、乳幼児515に設定されている時間を標準診察時間に加える。
高齢者年齢516には高齢者の年齢のしきい値が格納されている。患者の年齢が高齢者年齢516に格納されている年齢以上であった場合、高齢者517に設定されている時間を標準診察時間に加える。
継続518には、過去に2回以上今回と同様の診察を受けており、すなわち過去に2回以上問診情報テーブル301の継続310に「Yes」が設定されており、今回は前回の診察の継続である場合考慮される時間が設定される。例えば、前回、前々回と診察を受け、徐々に良くなっている傾向である(診察情報の状態404に「1」が設定されている)場合、考慮される時間であり、図9ではパターン1、2ともに「−1」と設定されているため、診察時間が1分間短縮される。
平均時間差519には、今回計算された予測診察時間と診察情報の平均時間410に格納されている過去の平均診察時間との差のしきい値が格納されている。予測診察時間と過去の平均診察時間との差がこのしきい値以上である場合には、今回計算された予測診察時間と、診察情報の回数408および合計時間409とを基に、今回の診察を含む全ての診察の平均時間を求めて、求められた平均診察時間を予測診察時間とする。
使用520は、予測診察時間の計算にどのパターンを使用するかを決める項目である。使用520には、いずれか1つの通常診察パターンにのみ1を設定することができる。使用520に「1」が設定されている通常診察パターンが予測診察時間の計算に使用され、「0」が設定されている通常診察パターンは使用されない。図10の例では、パターン2の使用520が「1」と設定されているので、診察時間予測部130は、パターン2を使用して予測診察時間を求める。
図10は、急患設定テーブル551の構成の一例を示す。
急患設定テーブル551に格納されている急患条件情報は、パターン552と、条件A553と、条件B554と、条件C555と、条件D(熱)556と、条件E(症状)557と、使用558とを含む。
急患設定テーブル551にも、基本設定テーブル501と同様に、急患の診察パターン(以下、急患診察パターンという。)を複数設定できる。パターン502は、急患診察パターンの番号を示す。
条件A553、条件B554、および条件C555には、問診情報に含まれる問診番号が設定される。条件D(熱)556には熱のしきい値が設定される。条件E(症状)557には症状を表す用語が設定される。ただし、これら条件の項目は設定せず、「NULL」とすることも可能である。
使用558は、急患か否かの判定にどのパターンを使用するかを決める項目である。使用558には、複数の急患診察パターンについて1を設定することができる。使用558に「1」が設定されている急患診察パターンが急患か否かの判定に使用され、「0」が設定されている急患診察パターンは使用されない。
待ち時間更新部140は、問診情報テーブル301から読み込んだ問診情報において、NULLが設定されている項目を除いて、条件A553、条件B554、および条件C555に設定されている問診番号が全て「Yes」と設定されており、熱307が条件D(熱)556に設定されているしきい値以上であり、かつ、症状308に設定されている用語が条件E(症状)557の用語と一致した場合に、急患と判定する。
待ち時間DB600には、最大待ち時間601と患者別待ち時間テーブル610が記憶されている。
図11(A)に示す最大待ち時間601には、患者が新たに診察待ちに加わる場合の待ち時間が格納される。
図11(B)に示すように、患者別待ち時間テーブル610に格納される患者別待ち時間情報は、患者番号611と、診察時間612と、待ち番号613と、待ち時間614と、削除フラグ615とを含む。
患者番号611には、患者情報テーブル201の患者番号202に対応する患者番号が格納される。患者が同一であれば、患者番号611と患者番号202は同一である。
診察時間612には、診察時間予測部130によって求められた予測診察時間が格納される。
待ち番号613には、待ち時間更新部140によって求められた待ち番号が格納される。待ち番号613が「0」である患者は現在診察中である。
待ち時間614には、各患者の診察までの待ち時間が格納される。
削除フラグ615には、既に診察を終えている場合に、診察終了を示すフラグ「X」が格納される。削除フラグ615に「X」が格納されている患者別待ち時間情報は無効である。なお、患者別待ち時間情報には、削除フラグ615が含まれておらず、診察が終了した患者の患者別待ち時間情報は削除されることとしてもよい。
待ち番号613と待ち時間614と削除フラグ615は、医師等が患者の診察を終える毎に更新される。例えば、患者番号611が「00001」である患者の診察終了が医師端末180から待ち時間予測サーバ100に通知されると、待ち時間更新部140は、患者番号611が「00002」の待ち番号613と待ち時間614をそれぞれ「0」と「0」に更新し、患者番号611が「00003」の待ち番号613と待ち時間614をそれぞれ「1」と「7分」に更新し、患者番号611が「00001」の削除フラグ615にフラグ「X」を格納する。
図12は、診察カードを保持している患者によって問診票が入力される場合の第1の問診票登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
患者端末170に図3の初期画面が表示されているとき、患者が診察カードを患者端末170の所定のポート(挿入口)に挿入すると、患者端末170は診察カードから患者情報を取得し、患者番号表示欄111に患者番号を表示する。患者が認証ボタン112を押下すると、患者端末170は患者情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。
受診情報管理部110は、患者情報を患者端末170から受信する(S101)と、その患者情報に含まれる患者番号をキーとして患者情報DB200の患者情報テーブル201を検索し、患者情報テーブル201から患者情報を取得する(S102)。そして、患者端末170から受信した患者情報と患者情報テーブル201から取得した患者情報が一致するか否かを判別する(S103)。両方の患者情報が一致しない場合(S103:No)、受診情報管理部110は、患者端末170にエラーを通知し(S104)、ステップS101に戻り、患者端末170から患者情報が再度送信されるのを待つ。
両方の患者情報が一致する場合(S103:Yes)、受診情報管理部110は、図5の問診票入力画面を患者端末170に表示させる(S105)。患者が図5の問診票入力画面上で病状を入力し、送信ボタン115を押下すると、患者端末170は病状を示す情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。
病状を示す情報を受信すると(S106)、受診情報管理部110は必須項目が全て入力されているか否かを判別する(S107)。なお、必須項目とは、例えば、問診1〜問診Xにおける「Yes/No」、熱、および症状である。必須項目の一部が入力されていない場合(S107:No)、受診情報管理部110は、患者端末170にエラーを通知し(S108)、ステップS106に戻り、患者端末170から病状を示す情報が再度送信されるのを待つ。
必須項目が全て入力されている場合、受診情報管理部110は、受信した病状を示す情報に患者番号302と回答日303を付加し、継続310を「Yes」として、問診情報を作成し、問診票DB300に記憶されている問診情報テーブル301に登録する(S109)。
図13は、診察カードを保持していない初診の患者によって問診票が入力される場合の第2の問診票登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
患者端末170に図3の初期画面が表示されているとき、初めて診察を受ける患者は何も入力せず、初診ボタン113を押下する。患者端末170は初診ボタン113の押下を待ち時間予測サーバ100に通知する。初診ボタン113の押下が通知される(S201)と、受診情報管理部110は、図4に示す個人情報入力画面を患者端末170に表示させる(S202)。
患者が個人情報を入力して次へボタン114を押下すると、患者端末170は個人情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。個人情報を患者端末170から受信する(S203)と、受診情報管理部110は個人情報の必須項目が全て入力されているか否かを判別する(S204)。なお、必須項目とは、例えば、氏名、カナ、性別、生年月日、および平熱である。個人情報の必須項目の一部が入力されていない場合(S204:No)、受診情報管理部110は、患者端末170にエラーを通知し(S205)、ステップS203に戻り、患者端末170から個人情報が再度送信されるのを待つ。
個人情報の必須項目が全て入力されている場合(S204:Yes)、受診情報管理部110は、患者番号を発行し、発行した患者番号と個人情報とを含む患者情報を、患者情報DB200に記憶されている患者情報テーブル201に登録する(S206)。
そして、受診情報管理部110は、ステップS207〜S210について上述したステップS105〜S108と同様の処理を行う。その後、診情報管理部110は、受信した病状を示す情報に患者番号302と回答日303を付加し、継続310を「No」として、問診情報を作成し、問診票DB300に記憶されている問診情報テーブル301に登録する(S211)。
図14〜図17は、診察時間予測処理の流れの一例を示す。
図12の第1の問診票登録処理または図13の第2の問診票登録処理において、問診情報が作成されると、診察時間予測部130は、以下に示す診察時間予測処理を行う。
診察時間予測部130は、ステップS109またはS211で作成した問診情報を受診情報管理部110から取得する。また、診察時間予測部130は、患者番号をキーとして患者情報テーブル201を検索して患者情報を取得するとともに、基本設定テーブル501から使用520が「1」である通常診察パターンの基本設定情報を取得する(S301)。
診察時間予測部130は、基本設定情報の診察時間503(標準診察時間)を暫定的な予測診察時間(以下、暫定予測診察時間という。)とする(S302)。診察時間予測部130は、問診情報の問診1 304に「Yes」が設定されている場合(S303:Yes)、基本設定情報の問診1 508に設定されている時間を暫定予測診察時間に加算する(S304)。一方、診察時間予測部130は、問診情報の問診1 304に「No」が設定されていた場合(S303:No)、暫定予測診察時間には何も加算しない。続いて、診察時間予測部130は、問診Xまで全ての問診について問診1と同様の処理を行う(S305、S306)。
診察時間予測部130は、問診情報の熱307の値が基本設定情報の熱A504に設定された値以上である場合(S307:Yes)、基本設定情報の熱B512に設定されている時間を暫定予測診察時間に加算する(S308)。一方、診察時間予測部130は、問診情報の熱307の値が基本設定情報の熱A504に設定された値より小さい場合(S307:No)、暫定予測診察時間には何も加算しない。
診察時間予測部130は、問診情報の症状308に設定されている用語が、基本設定情報の症状A505およびキーワードA506〜キーワードX507の各項目に設定されている用語のいずれかと一致する場合(S309;Yes)、基本設定情報の症状B513に設定されている時間を暫定予測診察時間に加える(S310)。一方、診察時間予測部130は、問診情報の症状308に設定されている用語が、基本設定情報の症状A505およびキーワードA506〜キーワードX507の各項目に設定されている用語のいずれとも一致しない場合(S309:No)、暫定予測診察時間には何も加算しない。
診察時間予測部130は、患者情報の生年月日205から患者の年齢を求め、患者の年齢が基本設定情報の乳幼児年齢514に設定されている年齢以下である場合(S311:Yes)、基本設定情報の乳幼児515に設定されている時間を暫定予測診察時間に加算する(S312)。一方、診察時間予測部130は、患者の年齢が基本設定情報の乳幼児年齢514に設定されている年齢より高い場合(S311:No)、暫定予測診察時間には何も加算しない。
診察時間予測部130は、患者の年齢が基本設定情報の高齢者年齢516に設定されている年齢以上である場合(S313:Yes)、基本設定情報の高齢者517に設定されている時間を暫定予測診察時間に加算する(S314)。一方、診察時間予測部130は、患者の年齢が基本設定情報の乳幼児年齢514に設定されている年齢より低い場合(S313:No)、暫定予測診察時間には何も加算しない。
診察時間予測部130は、問診情報の継続310に「No」が設定されている場合(S315:No)、暫定予測診察時間を予測診察時間とする(S321)。
一方、診察時間予測部130は、問診情報の継続310に「Yes」が設定されている場合(S315:Yes)、患者番号をキーとして診察情報テーブル401を検索し、診察情報を取得する(S316)。そして、診察時間予測部130は、診察情報の状態404に「1」が設定されている(すなわち、病状が徐々に良くなっている傾向である)場合(S317:Yes)、暫定予測診察時間から基本設定情報の継続518に設定されている時間を減算する(S318)。一方、診察時間予測部130は、診察情報の状態404に「0」が設定されている(すなわち、病状が継続している)場合(S317:No)、暫定予測診察時間から何も減算しない。
診察時間予測部130は、暫定予測診察時間と、診察情報の平均時間410に設定されている平均診察時間との差が基本設定情報の平均時間差519以上である場合(S319:Yes)、暫定予測診察時間と、診察情報の回数408および合計時間409とを基に、今回の診察を含む全ての診察の平均時間を求めて、求められた平均診察時間を予測診察時間とする(S320)。一方、診察時間予測部130は、暫定予測診察時間と、診察情報の平均時間410に設定されている平均診察時間との差が基本設定情報の平均時間差519より小さい場合(S319:No)、暫定予測診察時間を予測診察時間とする(S321)。
図18は、問診情報が作成された場合の第1の待ち時間更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
待ち時間更新部140は、待ち時間DB600の最大待ち時間601に格納されている時間に予測診察時間を加算し、最大待ち時間601を更新する(S401)。
待ち時間更新部140は、急患設定テーブル551から使用558が「1」である急患診察パターンの急患条件情報を全て取得する(S402)。そして、待ち時間更新部140は、取得した急患条件情報と問診情報とに基づいて急患か否かを判別する(S403)。例えば、待ち時間更新部140は、取得した急患条件情報の中のいずれか一つでも、問診情報の問診1 304〜問診X306のうち、条件A553と条件B554と条件C555に設定されている問診番号に対応するものに全て「Yes」が設定されており、問診情報の熱307の値が条件D(熱)556の値以上であり、かつ、問診情報の症状308に設定されている用語が条件E(症状)557の用語と一致する場合に急患と判別し、それ以外の場合は通常の患者と判別する。
急患であると判別した場合(S403:Yes)、待ち時間更新部140は、医師端末180に問診情報および予測診察時間を送信する(S404)。医師端末180は、問診情報をディスプレイ等に表示する。医師等は問診情報を見て急患か否かを判断し、急患であるか否かを示す急患判別情報を医師端末180に入力する。また、急患であると判断した場合、医師等は予測診察時間が適切か否かを判断する。予測診察時間が適切ではないと判断した場合、医師等は診察時間を推定して推定診察時間を医師端末180に入力する。医師端末180は、待ち時間予測サーバ100に急患判別情報を送信し、更に推定診察時間が入力された場合には推定診察時間を送信する。
急患判別情報を受信すると、待ち時間更新部140は、急患判別情報が急患を示すか否かを判別する(S405)。受信した急患判別情報が急患であることを示していた場合(S405:Yes)、待ち時間更新部140は、推定診察時間を受信したか否かを判別する(S406)。推定診察時間を受信した場合(S406:Yes)、推定診察時間を予測診察時間とする(S407)。そして、待ち時間更新部140は、急患の患者が先頭となるように患者別待ち時間テーブル610を更新する(S408)。すなわち、待ち時間更新部140は、待ち番号613に1以上が設定されている各患者別待ち時間情報について、待ち番号613を「1」だけ増加させ、待ち時間614に「予測診察時間」を加算して先頭を空ける。そして、待ち時間更新部140は、患者番号611、診察時間612、待ち番号613、および待ち時間614に、それぞれ「ステップS301で検索のキーとして使用した患者番号」、「予測診察時間」、「1」、および「それまで待ち番号613=1であった患者別待ち時間情報の待ち時間614に設定されていた時間」が設定された患者別待ち時間情報を患者別待ち時間テーブル610に登録する。
一方、受信した急患判別情報が急患でないこと(通常の患者であること)を示していた場合(S405:No)、待ち時間更新部140は、患者別待ち時間テーブル610の最後に患者別待ち時間情報を追加する(S409)。すなわち、待ち時間更新部140は、患者番号611、診察時間612、待ち番号613、および待ち時間614に、それぞれ「ステップS301で検索のキーとして使用した患者番号」、「予測診察時間」、「患者別待ち時間テーブル610の待ち番号613に設定されている最大の待ち番号に1を加えた番号」、および「待ち番号が最大である患者別待ち時間情報に含まれる待ち時間614と診察時間612とを加算した時間」が設定された患者別待ち時間情報を患者別待ち時間テーブル610に登録する。
また、ステップS403において、急患ではない(通常の患者である)と判別した場合(S403:No)にも、待ち時間更新部140は、患者別待ち時間テーブル610の最後に患者別待ち時間情報を追加する(S409)。
なお、「待ち番号が最大である患者別待ち時間情報に含まれる待ち時間614と診察時間612とを加算した時間」は、「ステップS401において、予測診察時間が加算される前の最大待ち時間601に格納されている時間」と同一である。このため、ステップS409において、待ち時間614には「ステップS401において、予測診察時間が加算される前の最大待ち時間601に格納されている時間」を設定してもよい。
図19は、医師等による診察が終了した場合の診察情報登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
医師等は、診察が終了すると、診断した病名と、病状の継続または回復を示す状態情報と、実際に診察した時間を示す実診察時間とを医師端末180に入力する。医師端末180は、問診情報から患者番号302を取得し、その患者番号と、病名と、状態情報と、実診察時間とを含む診察結果情報を待ち時間予測サーバ100に送信する。
診察結果情報を受信する(S501)と、診察情報管理部120は、診察結果情報に含まれる患者番号をキーとして診察情報テーブル401を検索し、診察を終了した患者(以下、診察終了患者という。)の診察情報を取得する(S502)。診察情報管理部120は、診察終了患者の診察情報について、診察時間A405と診察時間B406に設定されている時間をそれぞれ診察時間B406と診察時間C407に移す(S503)。診察情報管理部120は、診察終了患者の診察情報について、患者番号402、診断403、状態404、および診察時間A405に、それぞれ診察結果情報に含まれる「患者番号」、「病名」、「状態情報」、および「実診察時間」を設定する(S504)。診察情報管理部120は、診察終了患者の診察情報について、回数408の値を1だけ増加させ、合計時間409の時間に診察結果情報に含まれる「実診察時間」を加算する(S505)。診察情報管理部120は、診察終了患者の診察情報について、合計時間409の時間を回数408の値で割って平均診察時間を求め、その平均診察時間を平均時間410に設定する(S506)。診察情報管理部120は、完成した診察終了患者の診察情報を診察情報テーブル401に登録する(S507)。
図20は、医師等による診察が終了した場合の第2の待ち時間更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
待ち時間更新部140は、診察結果情報に含まれる患者番号をキーとして患者別待ち時間テーブル610を検索し、診察終了患者の患者別待ち時間情報(以下、診察終了患者待ち時間情報という。)を取得する(S601)とともに、この診察終了患者の患者別待ち時間テーブル610の削除フラグ615に「X」を格納する(S602)。なお、この診察終了患者待ち時間情報の待ち番号613には「0」が設定されている。
待ち時間更新部140は、患者別待ち時間テーブル610に格納されている待ち番号613が1以上の全ての患者別待ち時間情報の待ち番号613を1だけ減算する(S603)。次に、待ち時間更新部140は、ステップS601で取得した診察終了患者待ち時間情報の診察時間612に設定されている時間(予測診察時間)を、患者別待ち時間テーブル610に格納されている待ち番号613が1以上の各患者別待ち時間情報の待ち時間614から減算する(S604)。更に、待ち時間更新部140は、ステップS601で取得した診察終了患者待ち時間情報の診察時間612に設定されている時間を、待ち時間DB600に格納されている最大待ち時間601から減算する(S605)。
また、待ち時間更新部140は、所定の時間間隔で最大待ち時間601および患者別待ち時間テーブル610の待ち時間614を更新する。すなわち、待ち時間更新部140は、例えば、1分間毎に、最大待ち時間601から1分間を減算するとともに、患者別待ち時間テーブル610に格納されている各患者別待ち時間情報のうち、待ち番号613に1以上が設定されているものについて待ち時間614から1分間を減算する。
以下、例に沿って内容を示す。
例)
条件は下記の通りとする。
・9時に病院営業開始
・9時に患者A(20歳)、B(40歳)、C(60歳)が順に来院
・9時2分に患者D(2歳)が来院し、急患扱いされた
・Cさんは前回の診察の継続である。
Aの問診回答内容
問診1:YES 問診2:YES 問診3:YES 継続:NO 熱:39.0 症状:嘔吐
Bの問診回答内容
問診1:YES 問診2:NO 問診3:NO 継続:NO 熱:37.0 症状:記載なし
Cの問診回答内容
問診1:NO 問診2:NO 問診3:NO 継続:NO 熱:37.0 症状:腹痛
Dの問診回答内容
問診1:YES 問診2:YES 問診3:NO 継続:NO 熱:39.0 症状:インフルエンザ
・設定内容
基本設定情報は図9の基本設定テーブル501で示したパターン2を設定
急患条件情報は図10の急患設定テーブル551で示したパターン2を設定
※問診票の記入や受付時間、診察室への移動時間は考慮しない
上記条件の場合、各患者の診察時間は「A:7分 B:4分 C:3分 D:8分」である。
まずAの診察が9時に開始される。この場合、Aの問診内容からBの待ち時間は7分となり、Cは11分となる。このときの、最大待ち時間は14分である。
Aの診察開始から2分後の9時2分にDが来院したので、通常であれば、9時2分の時点でDの待ち時間は12分となるが、急患扱いされるため、9時2分の時点でDの待ち時間は5分、Bが13分、Cが17分となる。このときの、最大待ち時間は20分である。
なお、上述した実施形態では、待ち時間予測サーバ100は、問診情報テーブル301を有するとしたが、問診情報を作成する手段を有していればよく、問診情報テーブル301は有していなくても本発明は実施可能である。
以上説明したように、本発明によれば、問診票から診察時間を予測することにより、病院における待ち時間の予測の正確性を高めることができ、患者は今よりも正確な待ち時間を把握できる。また、急患であった場合には、優先的に診察を受けることが可能である。さらに、既存に存在する、携帯メールに順番通知メールを配信する機能と組み合わせることができれば、患者は病院の待ち時間を有効に活用することが可能になる。
患者が従来よりも正確な待ち時間を把握することで、待ち時間のストレスを軽減することが可能となる。
100…待ち時間予測サーバ
110…受診情報管理部
120…診察情報管理部
130…診察時間予測部
140…待ち時間更新部
145…待ち時間表示部
150…大型ディスプレイ
160…無線LANアクセスポイント
170…患者端末
180…医師端末
190…病院内LAN
200…患者情報DB
300…問診票DB
400…診察情報DB
500…設定情報DB
600…待ち時間

Claims (4)

  1. 標準的な診察時間を示す標準診察時間と、問診情報によって示される患者の病状に応じて前記標準診察時間を修正するための病状別修正情報とを含む基本設定情報が格納された基本設定テーブルと、
    診察を待っている患者毎に、当該各患者の診察に要する予測時間を示す予測診察時間と、当該各患者が診察を受けるまでに要する時間を示す待ち時間とを含む患者別待ち時間情報が格納される患者別待ち時間テーブルと、
    患者が新たに診察待ちに加わる場合の待ち時間を示す最大待ち時間を記憶する最大待ち時間記憶手段と、
    診察待ちに加わる患者によって入力される病状を受け付けて、当該病状を示す問診情報を作成する問診情報作成手段と、
    前記問診情報作成手段によって問診情報が作成されたとき、前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる標準診察時間を、前記作成された問診情報と前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる病状別修正情報とに基づいて修正することにより、予測診察時間を求める診察時間予測手段と、
    前記診察時間予測手段によって予測診察時間が求められたとき、前記患者別待ち時間テーブルに格納されている診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報の最後に前記診察待ちに加わる患者の患者別待ち時間情報が追加されるように、前記診察待ちに加わる患者の待ち時間を求め、当該患者の患者別待ち時間情報を作成して前記患者別待ち時間テーブルに登録するとともに、前記診察時間予測手段によって求められた予測診察時間に基づいて前記最大待ち時間記憶手段に記憶されている最大待ち時間を更新する待ち時間更新手段と、
    を備えることを特徴とする待ち時間予測システム。
  2. 前記問診情報によって示される病状に基づいて急患であるか否かを判定するための条件を示す急患条件情報が格納された急患設定テーブルを備え、
    前記待ち時間更新手段が、前記問診情報作成手段によって作成された問診情報によって示される病状と前記急患設定テーブルに格納されている急患条件情報とに基づいて急患か否かを判別し、急患と判別した場合、治療する者に前記作成された問診情報を提示し、治療する者によって入力される急患であるか否かを示す急患指定情報を受け付け、当該急患指定情報が急患を示す場合には、前記患者別待ち時間テーブルに格納されている診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報の最後ではなく、最初に追加されるように、当該急患の患者の待ち時間を求め、当該急患の患者の患者別待ち時間情報を作成して前記患者別待ち時間テーブルに登録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の待ち時間予測システム。
  3. 前記待ち時間更新手段が、治療する者による診察終了の通知を受け付けたとき、前記患者別待ち時間テーブルに登録されている診察を終了した患者の患者別待ち時間情報に含まれる予測診察時間を取得し、前記患者別待ち時間テーブルにおいて、当該診察を終了した患者の患者別待ち時間情報を削除または無効とし、診察待ちの患者の各患者別待ち時間情報を更新するとともに、前記診察を終了した患者の予測診察時間に基づいて前記最大待ち時間記憶手段に記憶されている最大待ち時間を更新することを特徴とする請求項1に記載の待ち時間予測システム。
  4. 患者の年齢を含む個人情報を受け付けて、当該個人情報を含む患者情報を作成する患者情報作成手段を備え、
    前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報が、前記患者情報に含まれる患者の年齢に応じて前記標準診察時間を修正するための年齢修正情報を含み、
    前記診察時間予測手段が、前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる標準診察時間を、前記患者情報に含まれる患者の年齢と前記基本設定テーブルに格納されている基本設定情報に含まれる年齢修正情報とに基づいて修正することにより、予測診察時間を求める、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の待ち時間予測システム。
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