JP2014202809A - モニタ格納装置 - Google Patents

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嘉彦 中野
Yoshihiko Nakano
嘉彦 中野
圭治 儀満
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Abstract

【課題】大型化されたモニタが取り付けられている場合でも、振動等に起因する誤作動を防止して、精度の高いモニタの自動格納制御を実施することが可能なモニタ格納装置を提供する。
【解決手段】モニタ格納装置10は、リアパネル11と開閉機構20とモータ22と押し型スイッチ13とバネ14と制御部15とを備えている。押し型スイッチ13は、モニタ2の背面側とリアパネル11との間に設置され、リアパネル11に対する押圧を検知する。バネ14は、モニタ2の背面側のリアパネル11に付与された荷重に対抗するように押し型スイッチ13の近傍に配置され、モニタ2に対して振動等が付与された際にリアパネル11に掛かると想定される所定のG値よりも大きいバネ定数が設定されている。制御部15は、押し型スイッチ13においてリアパネル11に対する所定のG値以上の荷重を検知してモニタ2を格納位置へ移行させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、旅客用航空機等の客室の天井部分に設置された開閉式モニタを格納するモニタ格納装置に関する。
近年、航空機や列車、バス、客船等の輸送手段の客室内には、乗客に映像等を表示するサービスを提供するためのモニタ装置が設置されている。
特に、旅客用航空機においては、客室の座席天井部の荷物棚の下部に収納可能なモニタが回動可能な状態で取り付けられている。
ここで、航空機等に設置される天井収納式のモニタは、安全性の観点から、誤って乗客の頭部等が衝突した際に、自動的に格納位置まで回動させなくてはならないという決まりがある。
例えば、特許文献1では、電気が切れたり、旅客がモニタにぶつかったりした場合に、自動的にモニタを引っ込めるために、モニタを開閉する電気モータの出力シャフトに滑りクラッチを設けた表示装置について開示されている。
特開平5−97098号公報(平成5年4月20日公開)
しかしながら、上記従来の表示装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、近年、航空機や列車、バス等の輸送手段に搭載される天井格納式のモニタは、年々、大型化してきている。このため、モニタの大型化によってモニタの重量が大きくなると、例えば、航空機の飛行中に機体の振動等が生じた際に、モニタが大きく揺れてしまう場合がある。
このとき、上記公報に開示された表示装置では、振動等によってモニタに所定の力以上の力が付与されてしまった場合、誤作動によってモニタが格納位置まで移行してしまうおそれがある。
また、使用環境における温度変化が生じると、滑りクラッチの滑り力は当初設定した値から変化する。このため、滑り力が弱まる方に変化した場合にも、誤作動によってモニタが格納位置まで移行してしまうおそれがある。
本発明は、大型化されたモニタが取り付けられている場合でも、温度変化や振動等に起因する誤作動を防止して、精度の高いモニタの自動格納制御を実施することが可能なモニタ格納装置を提供することを課題とするものである。
本開示に係るモニタ格納装置は、天井や壁に対して開閉可能な状態で設置されるモニタを所定の格納位置に格納するモニタ格納装置であって、リアパネルと、開閉機構と、モータと、荷重検知部と、バネと、制御部と、を備えている。リアパネルは、モニタの背面側を覆うように配置されている。開閉機構は、モニタを開閉する際の回動中心となる回動軸を中心にモニタを回動させる。モータは、モニタを開閉するための駆動力を開閉機構に供給する。荷重検知部は、モニタの背面側とリアパネルとの間の隙間に設置されており、リアパネルに対する押圧を検知する。バネは、モニタの背面側に設けられたリアパネルに対して付与された荷重に対抗するように荷重検知部の近傍に配置されており、モニタに対して振動や衝撃が付与された際にリアパネルに掛かると想定される荷重よりも大きい所定のG値に応じたバネ定数が設定されている。制御部は、モニタの開閉時に開閉機構を制御するとともに、荷重検知部においてリアパネルに対する所定のG値以上の荷重を検知すると、モニタを格納位置へ移行させるように開閉機構を制御する。
ここでは、所定の大きさの荷重が掛かった場合に自動的に格納位置へ移行する制御を行なうモニタ格納装置において、モニタの背面とモニタの背面側に取り付けられたリアパネルとの間に荷重検知部とバネとが設けられており、モニタの背面側に対して、予め設定されたG値よりも大きい荷重が掛かった場合にのみ荷重検知部において荷重を検知させるように、荷重検知部の近傍に設置されたバネのバネ定数を設定している。
ここで、モニタが設置される場所としては、例えば、航空機や列車、バス、船舶等の移動体の客室の天井および壁等が考えられるが、設置される場所は移動体には限定されるものではない。また、所定のG値は、例えば、航空機の客室天井に設置されたモニタの背面に対して付与される衝撃として、乗客の頭部等がモニタの背面にぶつかった場合に付与される衝撃の大きさを考慮して設定される。
これにより、例えば、航空機の客室内の天井に設置された開閉式のモニタの使用状態、あるいは開閉中において、機体に振動や衝撃が生じた際に、荷重検知部には、主に、比較的軽量なリアパネルの振動荷重だけが付与される。そして、荷重検知部の近傍に設けられたバネによって、所定のG値を越える荷重が付与された場合にだけ荷重検知部が検知可能となっている。
このため、例えば、航空機の客室の天井に設置された開閉式のモニタの背面側に、誤って乗客の頭部等がぶつかった場合にのみ、荷重検知部が荷重を検知してモニタを格納位置へと自動的に移行させることができる。この結果、大型化されて重量の大きいモニタ自身の自重による振動等を荷重検知部が人の身体等がぶつかったと誤検知してモニタが自動的に格納位置へ移行してしまうことを効果的に防止することができる。
第2の発明に係るモニタ格納装置は、第1の発明に係るモニタ格納装置であって、所定のG値とは、リアパネルに対して人の身体の一部が衝突した際に掛かる荷重に応じて設定されている。
ここでは、モニタを使用中、あるいは開閉中に、モニタの背面側から人の身体の一部がぶつかって、リアパネルがモニタの背面に対して押圧された際に掛かる荷重の大きさを考慮して、上記所定のG値が設定されている。
これにより、モニタ背面側から人の身体の一部がぶつかった場合でも、人にダメージを与えることなく自動的にモニタを格納位置まで移行させることができる。
第3の発明に係るモニタ格納装置は、第1または第2の発明に係るモニタ格納装置であって、モニタの開閉軸と同軸あるいは平行に設けられており、モニタの背面に対してリアパネルが回動する回動中心となる回動軸を、さらに備えている。
ここでは、モニタの背面側に取り付けられたリアパネルが、外部から荷重を掛けられた際にモニタの背面に対して回動させるための回動軸を設けている。
これにより、リアパネルの回動軸から離間した位置に荷重検知部およびバネを配置することで、リアパネルに対して付与された荷重を荷重検知部において精度よく検知することができる。この結果、モニタの背面側に対して人がぶつかった場合等に自動的に格納位置へ移行させる制御を、精度良く実施することができる。
第4の発明に係るモニタ格納装置は、第1または第2の発明に係るモニタ格納装置であって、モニタの上端部においてモニタとリアパネルとを連結するとともに、弾性変形することで、モニタの開閉軸に平行な軸を中心としてリアパネルを回動させる弾性変形部を、さらに備えている。
ここでは、モニタの背面側に取り付けられたリアパネルが、モニタの上端部とリアパネルとを連結する部分を弾性変形させることで、モニタの背面に対して回動する。
これにより、リアパネルの上端部分を回動中心とし、この回動中心から離間した位置に荷重検知部およびバネを配置することで、リアパネルに対して付与された荷重を荷重検知部において精度よく検知することができる。この結果、モニタの背面側に対して人がぶつかった場合等に自動的に格納位置へ移行させる制御を、精度良く実施することができる。
第5の発明に係るモニタ格納装置は、第1から第4の発明のいずれか1つに係るモニタ格納装置であって、荷重検知部は、リアパネルとモニタの背面との間の隙間に配置され、リアパネルがモニタの背面に対して押し込まれた場合に荷重を検知する押し型スイッチである。
ここでは、モニタの背面側からリアパネルが押圧された際に掛かる荷重を検知する荷重検知部として、リアパネルの押し込みによって生じるモニタの背面側への移動(回動)を検知する押し込みスイッチを用いている。
これにより、押し込みスイッチ(荷重検知部)の近傍に設置されたバネによって所定のG値を超える荷重が掛かるまでは押し込みスイッチは荷重を検知することはない。一方、所定のG値を超える荷重が掛かった場合には、バネが縮んでリアパネルが押し込みスイッチを押圧することで、モニタを格納させるべき荷重が掛かったことを容易に検知することができる。
本開示に係るモニタ格納装置によれば、例えば、航空機等の移動体内に設置されたモニタに振動や衝撃が付与された場合でも、自重によって荷重検知部が作動して誤ってモニタが格納されてしまうことを回避することができる。この結果、航空機の乗客の身体の一部等がぶつかった場合等の必要な場合でのみ、モニタが格納されるように精度のよい制御を行なうことができる。
(a)は、本開示の一実施形態に係るモニタ格納装置が航空機の客室内における天井部に設置され、モニタを閉じた状態を示す斜視図。(b)は、モニタの使用時の状態を示す斜視図。 図1(b)の使用状態におけるモニタおよびモニタ格納装置の構成を示す斜視図。 図1(a)の閉状態におけるモニタおよびモニタ格納装置の構成を示す側面図。 図1(b)の開状態におけるモニタおよびモニタ格納装置の構成を示す側面図。 図1(b)の使用状態におけるモニタの背面側の構成を示す側断面図。 図1(a)の閉状態から図1(b)の使用状態へ移行する際に乗客の頭部にモニタがぶつかった状態を示す側断面図。 図2のモニタ格納装置においてリアパネル側に乗客の頭部がぶつかって自動的に閉状態へ移行する際の制御を示す制御ブロック図。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
本開示の一実施形態に係るモニタ格納装置について、図1(a)〜図7を用いて説明すれば以下の通りである。
本実施形態に係るモニタ格納装置10は、図1(a)および図1(b)に示すように、旅客用航空機の客室Sの天井4、特に、天井4に設置された開閉可能な荷物棚4aの下方に設けられた収納部5に収納された開閉式のモニタ2を開閉するために設けられている。
(モニタ2)
モニタ2は、開状態(使用状態)における上端付近に形成される回動軸3(図2参照)を中心に回動することで、図1(a)に示すように、天井4の一部として設けられた収納部5の平面に対して平行な格納状態(閉状態)から、図1(b)に示すように、収納部5の平面に対して約110度開いた使用状態(開状態)(図2参照)との間で開閉される。
また、モニタ2は、図2および図3に示すように、モニタ本体2a、表示画面2b、円筒部2c,2c’を有している。
モニタ本体2aは、図2に示すように、正面視において略四角形の形状を有している。
表示画面2bは、LCD(Liquid Crystal Display)等を用いた表示パネルであって、開状態において乗客に向かって映像等を表示するために設けられている。
円筒部2c,2c’は、モニタ本体2aの回動軸3側の辺における左右両側に設けられており、略円形の形状を有している。また、円筒部2c,2c’の中央部分には、図2に示すように、回動軸3が挿入される孔部2caが形成されている。これにより、モニタ2は、円筒部2c,2c’が回動軸3に軸支された状態で、閉状態と開状態との間で回動する。
さらに、モニタ2は、後述するモニタ格納装置10に含まれる開閉機構20のモータ22の回転駆動力によって開閉駆動される。
また、モニタ2のLCD側の面とは反対の背面側には、後述するリアパネル11が取り付けられている。
(収納部5)
収納部5は、図1(a)および図1(b)に示すように、旅客用航空機の客室Sの天井4の一部に設けられており、モニタ2を開閉するためのモニタ格納装置10が取り付けられている。
収納部5は、図3および図4に示すように、収納部本体5aと、溝部5bと、を有している。
収納部本体5aは、箱型形状の内部空間内に、後述するモニタ格納装置10を収納している。
溝部5bは、図3および図4に示すように、側断面視において略半円状の溝であって、後述するモニタ格納装置10のモータ22等が略円筒形状の外周面が嵌合するように固定配置されている。
(モニタ格納装置10)
モニタ格納装置10は、モニタ2を開閉するために、収納部5とモニタ2とを接続する位置に設けられている。そして、モニタ格納装置10は、図3および図4に示すように、開閉機構20と、モータ22と、を備えている。
開閉機構20は、モータ22の回転駆動力を受けて、回動軸3を中心にしてモニタ2を回動させる機構であって、内部に複数のギア(図示せず)を有している。
モータ22は、モニタ2を開閉させるための回転駆動力を生じさせる駆動源であって、モニタ2の左右の円筒部2c,2c’の間に形成された溝部5b内に固定配置されている。また、モータ22は、開閉機構20に含まれる複数のギアを介して、モニタ2の円筒部2c,2c’に対して回転駆動力を直接的に伝達することで、図3に示す閉状態(格納状態)と図4に示す開状態(使用状態)との間でモニタ2を開閉させる。
なお、図4に示す開状態では、モータ22のショートブレーキ機能によって、モニタ2がこの状態で保持される。
本実施形態のモニタ格納装置10は、モニタ2の背面側から所定の大きさ以上の荷重を受けた場合に自動的に格納状態(図3)へ移行させるために、図5に示すように、リアパネル11と、回動軸12と、押し型スイッチ(荷重検知部)13と、バネ14と、制御部15(図7参照)と、を備えている。
リアパネル11は、図5に示すように、モニタ2の背面側を覆うように取り付けられており、モニタ2の背面との間の隙間を形成する。また、リアパネル11は、樹脂製の薄肉成形品であって、モニタ2の本体部分と比較して重量が軽く成形されている。
回動軸12は、モニタ2の背面に対してリアパネル11を回動させるための回動中心として設けられている。回動軸12は、図5に示すように、モニタ2の背面とリアパネル11との間に形成された隙間内における、モニタ2の回動中心となる回動軸3側の位置に、回動軸3と平行に配置されている。これにより、モニタ2の背面側から荷重を受けたリアパネル11を、回動軸12を中心に回動させることができる。
押し型スイッチ13は、図5に示すように、モニタ2の背面とリアパネル11との間に形成された隙間内における、モニタ2の回動軸3とは反対側の端部付近であって、水平方向における両端にそれぞれ配置されている。そして、押し型スイッチ13は、モニタ2の背面に固定されており、モニタ2の背面に対してリアパネル11が押し込まれたことを検出する。
さらに、押し型スイッチ13は、図7に示すように、制御部15と接続されている。これにより、リアパネル11の押し込みによってON状態になると、制御部15がモータ22の駆動を制御して、モニタ2を格納位置へ移行させるように、モータ22に対して収納指示を送信する。
バネ14は、図5に示すように、モニタ2の背面とリアパネル11との間に形成された隙間内における、モニタ2の回動軸3とは反対側の端部付近であって、水平方向における両端、かつ押し型スイッチ13の近傍に配置されている。また、バネ14は、モニタ2の背面側からリアパネル11に対して荷重が付与された際に、所定のG値以下の荷重が掛かっても、押し型スイッチ13がリアパネル11の押し込みを検出しないように、リアパネル11を支持している。
具体的には、図5に示すモニタ2の使用状態や、図6に示すモニタ2の開閉途中において乗客Pの頭部等が誤ってぶつかった際に、リアパネル11に対して掛かる荷重を考慮して設定されたバネ定数を有するバネ14を用いている。
これにより、押し型スイッチ13は、モニタ2の背面側からリアパネル11に対して荷重が付与された場合でも、所定の大きさの荷重(G値)が掛かった場合以外は、リアパネル11の押し込みを検出しない。
つまり、モニタ2の背面側からリアパネル11に対して荷重が付与された際に、所定のG値を超える荷重が掛かった場合に、リアパネル11がモニタ2の背面に対して押し込まれるように、バネ14のバネ定数が設定されている。よって、バネ14を縮めるためには、バネ14のバネ定数に応じた所定のG値を超える荷重がリアパネル11に対して付与される必要がある。一方、リアパネル11に対して所定のG値以下の荷重が付与された場合には、バネ14は縮められることなくリアパネル11を支持する。よって、この場合には、押し型スイッチ13において、リアパネル11の押し込みが検出されることはない。
以上のことから、航空機が飛行中に生じる振動や揺れ、衝撃が機内に伝達された場合でも、押し型スイッチ13が誤ってON状態となって、モニタ2が格納位置へと移行してしまう誤作動を防止することができる。
特に、本実施形態のモニタ格納装置10では、リアパネル11がモニタ2本体に対して軽量であることから、機内の振動等が伝達された場合でもその際にリアパネル11に掛かる荷重は押し型スイッチ13をON状態としてしまうほどの大きさの荷重は生じない。
また、押し型スイッチ13が用いられていることで、検出感度が使用環境の温度変化に起因する影響を受けることはない。
これにより、本実施形態のモニタ格納装置10によれば、航空機の客室天井面に設置されたモニタ2に振動や衝撃が付与された場合でも、モニタ2やリアパネル11の自重によって押し型スイッチ13が作動して誤ってモニタ2が格納されてしまうことを回避することができる。
この結果、図6に示すように、乗客Pの身体の一部等がぶつかった場合等の必要な場合でのみ、モニタ2が格納されるように精度の高い制御を実施することができる。
制御部15は、モニタ2の使用時にはモータ22を駆動してモニタ2を使用姿勢まで展開していくとともに、モニタ2を格納する際にはモータ22を駆動してモニタ2を格納位置へと移行させる。
また、制御部15は、安全上の制御として、図6に示すように、乗客Pの頭部等がモニタ2の背面側にぶつかった際に、所定の荷重(G値)を超える荷重がリアパネル11に対して付与されると、押し型スイッチ13がこれを検知して制御部15に送信する。
これにより、制御部15は、モニタ2の背面側から所定のG値を超える荷重が付与されたと認識し、モニタ2を開閉駆動するモータ22を制御して、モニタ2を格納位置へと移行させることができる。
以上のように、本実施形態のモニタ格納装置10では、図6に示すように、乗客Pの頭部等が誤ってぶつかった場合に付与されるリアパネル11への荷重が所定のG値を超えたことを正確に検出して、必要な場合にのみ、格納位置へ移行させるように制御することができる。
よって、航空機の振動等によってモニタ2自身が振動して生じる荷重を検出して、誤ってモニタ2を自動的に格納してしまうことを防止することができる。
特に、モニタ2が大型化して重量が大きくなった場合や、使用環境における温度変化が大きい場合でも、それらの影響を受けることなく、高精度なモニタ2の自動格納制御を実施することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、リアパネル11がモニタ2の背面側に設けられた回動軸12を中心に回動することで、回動中心から離れた位置に配置された押し型スイッチ13においてモニタ2の背面側への荷重の付与を検出する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、モニタの背面側に対するリアパネルの押し込みを検出する際にリアパネルを回動させる回動中心としての回動軸は必須の構成ではなく、リアパネルを回動させることなく、モニタの背面に対するリアパネルの押し込みを検出する構成であってもよい。
この場合には、例えば、モニタの背面とリアパネルとの間の隙間における四隅付近にバネを設け、そのうちの少なくとも1つの近傍に押し型スイッチを設けることで、リアパネルへの押し込みを検出することができる。
(B)
上記実施形態では、モニタ2の背面に対してリアパネル11を回動させる回動中心となる回動軸12を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、モニタの背面に対してリアパネルが回動する回動中心となる回動軸として、モニタの上端部分に連結されるリアパネルの上端面(弾性変形部)の弾性を用いて回動軸の代わりとして機能させる構成であってもよい。
この場合でも、リアパネルの上端面の弾性変形によってリアパネルをモニタ背面に対して回動させることで、モニタの背面における下端面近傍に配置された押し型スイッチにおいて、モニタの背面側からリアパネルに対する押し込みを検出することができる。
(C)
上記実施形態では、荷重検知部としての押し型スイッチ13がモニタ本体2aの裏面側に設けられており、リアパネル11の回動によって押下されることで、所定のG値以上の荷重を検知する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、押し型スイッチ等の荷重検知部は、リアパネル側に設けられていてもよい。
この場合には、スイッチにつながる電気配線をリアパネル側から引っ張ってモニタ2の電力供給部と接続されていればよい。
(D)
上記実施形態では、モニタ2を開状態において保持する機構として、モータ22のショートブレーキ機能を用いた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、モニタを開状態において保持する機構として、電磁クラッチ等の他の手段を採用してもよい。
ただし、上記実施形態のように、モータ22のショートブレーキ機能を用いることで、電磁クラッチ等の高価で複雑な機構が不要となり、コストダウンや軽量化を図ることができる。
(E)
上記実施形態では、正面視において略四角形のモニタ2の開閉を行うモニタ格納装置10について説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、本モニタ格納装置によって開閉を行うモニタの形状としては、略四角形以外に、多角形や円形、楕円形等の様々な形状を有するモニタの開閉を行う装置として適用可能である。
また、開閉を行うモニタは、上述したLCD表示パネルだけでなく、他の種類の表示パネルであってもよい。
(F)
上記実施形態では、旅客用航空機の客室Sの天井4の部分に設置されたモニタ2の格納装置を例として挙げて説明したが、本開示は航空機の客室に装着されるモニタの格納装置に限定されるものではない。
例えば、列車、バス、客船等の各種輸送手段に設置されたモニタの格納装置に対しても同様に適用可能である。
あるいは、本開示は、輸送手段に設置されるモニタの格納装置に限定されるものではなく、天井面や壁面に設置されるモニタを格納する装置として、広く適用可能である。
本発明のモニタ格納装置は、例えば、航空機等の移動体内に設置されたモニタに振動や衝撃が付与された場合でも、自重によって荷重検知部が作動して誤ってモニタが格納されてしまうことを回避することができる。この結果、航空機の乗客の身体の一部等がぶつかった場合等の必要な場合でのみ、モニタが格納されるように精度のよい制御を行なうことができるという効果を奏することから、振動や衝撃が外部から付与される環境で使用されるモニタの格納装置として広く適用可能である。
2 モニタ
2a モニタ本体
2b 表示画面
2c,2c’ 円筒部
2ca 孔部
3 回動軸
4 天井
4a 収納棚
5 収納部
5a 収納部本体
5b 溝部
10 モニタ格納装置
11 リアパネル
12 回動軸(回動軸)
13 押し型スイッチ(荷重検知部)
14 バネ
15 制御部
20 開閉機構
22 モータ
P 乗客

Claims (5)

  1. 天井や壁に対して開閉可能な状態で設置されるモニタを所定の格納位置に格納するモニタ格納装置であって、
    前記モニタの背面側を覆うように配置されたリアパネルと、
    前記モニタを開閉する際の回動中心となる回動軸を中心に前記モニタを回動させる開閉機構と、
    前記モニタを開閉するための駆動力を前記開閉機構に供給するモータと、
    前記モニタの背面側と前記リアパネルとの間の隙間に設置されており、前記リアパネルに対する押圧を検知する荷重検知部と、
    前記モニタの背面側に設けられた前記リアパネルに対して付与された荷重に対抗するように前記荷重検知部の近傍に配置されており、前記モニタに対して振動や衝撃が付与された際に前記リアパネルに掛かると想定される荷重よりも大きい所定のG値に応じたバネ定数が設定されているバネと、
    前記モニタの開閉時に前記開閉機構を制御するとともに、前記荷重検知部において前記リアパネルに対する所定のG値以上の荷重を検知すると、前記モニタを格納位置へ移行させるように前記開閉機構を制御する制御部と、
    を備えているモニタ格納装置。
  2. 前記所定のG値とは、前記リアパネルに対して人の身体の一部が衝突した際に掛かる荷重に応じて設定されている、
    請求項1に記載のモニタ格納装置。
  3. 前記モニタの開閉軸と同軸あるいは平行に設けられており、前記モニタの背面に対して前記リアパネルが回動する回動中心となる回動軸を、さらに備えている、
    請求項1または2に記載のモニタ格納装置。
  4. 前記モニタの上端部において前記モニタと前記リアパネルとを連結するとともに、弾性変形することで、前記モニタの開閉軸に平行な軸を中心として前記リアパネルを回動させる弾性変形部を、さらに備えている、
    請求項1または2に記載のモニタ格納装置。
  5. 前記荷重検知部は、前記リアパネルと前記モニタの背面との間の隙間に配置され、前記リアパネルが前記モニタの背面に対して押し込まれた場合に荷重を検知する押し型スイッチである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のモニタ格納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9650142B2 (en) 2015-02-24 2017-05-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Monitor device driven to move in response to detection by switch
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