JP2014202718A - クロマトグラフデータ処理装置、それを用いた方法、液体クロマトグラフ装置、および、プログラム - Google Patents

クロマトグラフデータ処理装置、それを用いた方法、液体クロマトグラフ装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、クロマトグラフデータ処理装置を利用するあらゆるユーザに対して対話形式で最適なデータ処理を提示することが可能なインタフェースを提供することを目的とする。【解決手段】クロマトグラフデータ処理装置は、入力部と、液体クロマトグラフ装置からの分析データを表示する表示部と、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納する記憶部と、前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する文章処理部と、前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する検索処理部と、前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力するデータ処理部と、を備える。【選択図】図1B

Description

本発明は、クロマトグラフデータ処理装置、それを用いた方法、液体クロマトグラフ装置、および、プログラムに関し、特にユーザインターフェースに関するものである。
近年、クロマトグラフデータ処理装置の高機能化が進み、その操作方法は複雑化している。従来では、これを回避するために、よく使用する機能をピックアップし、操作メニューやアイコンなどを並べることにより各機能の操作性を高めたり、Helpや取扱説明書で機能の補足説明を行っている。
特開2002−82962号公報
近年のクロマトグラフデータ処理装置では、データ処理に関して多くの機能が用意されているが、それらの機能を最適に使用するにあたっては、あるレベル以上のクロマトグラムの測定に関する知識を有する必要がある。
したがって、クロマトグラムの測定に関する知識を持ち合わせていないユーザや、操作に不慣れなユーザにとっては目的とする測定結果を得ることができない可能性がある。また、ある程度クロマトグラムの知識を有するユーザでも、どのような条件でデータ処理をすれば良いかがわからない場合もある。このようにクロマトグラムの測定に関する知識の有無に関わらず、最適なデータ処理を決定するのに時間がかかるというのは、クロマトグラフデータ処理装置での特有の課題である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、クロマトグラフデータ処理装置を利用するあらゆるユーザに対して最適なデータ処理を提示することが可能なインタフェースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、入力部と、液体クロマトグラフ装置からの分析データを表示する表示部と、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納する記憶部と、前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する文章処理部と、前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する検索処理部と、前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力するデータ処理部と、を備えるクロマトグラフデータ処理装置が提供される。
また、他の例としては、溶離液を送るためのポンプと、前記ポンプから送られた溶離液に試料を注入するインジェクタと、前記インジェクタから送られた前記試料に含まれる成分を分離する分離カラムと、前記分離カラムの温度を制御するカラムオーブンと、前記分離された成分を検出する検出器と、前記検出器からの分析データを取得する、前記クロマトグラフデータ処理装置と、を備える液体クロマトグラフ装置が提供される。
また、他の例としては、入力部と表示部と記憶部と文章処理部と検索処理部とデータ処理部とを備えるクロマトグラフデータ処理装置を用いて、液体クロマトグラフ装置からの分析データに対する解析方法を決定する方法が提供される。前記記憶部が、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納している。当該方法は、前記表示部により、前記分析データを表示する表示ステップと、前記文章処理部により、前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する文章処理ステップと、前記検索処理部により、前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する検索処理ステップと、前記データ処理部により、前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力するデータ処理ステップと、を含む。
また、他の例としては、記憶部と演算部と表示部と入力部とを備える情報処理装置に、液体クロマトグラフ装置からの分析データに対する解析方法を決定する処理を実行させるためのプログラムが提供される。前記記憶部が、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納している。当該プログラムは、前記演算部に、前記分析データを前記表示部に表示する処理と、前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する処理と、前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する処理と、前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力する処理と、を実行させる。
本発明によれば、クロマトグラフデータ処理装置の習熟度に関係なく、あらゆるユーザに対して、クロマトグラムに対する最適なデータ処理を提示することができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
液体クロマトグラフ装置の構成を示す図である。 第1実施例のデータ処理装置の構成を示す図である。 分析後に表示される画面の一例を示す図である。 図2の解析案内ボタンを押した後に表示される画面の一例を示す図である。 データベースにおけるテーブルの一例を示す図である。 分析者が質問をして解析方法を提示するまでのフローを示す図である。 分析データに対するベースラインの引き方のパターンを示す図である。 解析方法を提示する画面の一例を示す図である。 分析後に表示される画面の別の例を示す図である。 データベースにおけるテーブルの別の例を示す図である。 分析データから同定可能なピークを抽出した例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
[第1実施例]
図1Aは、本実施例に係るクロマトグラフデータ処理装置を含む標準的な液体クロマトグラフ装置の構成例を示す。液体クロマトグラフ装置は、複数種類の溶離液101、ポンプ102、オートサンプラ103、カラムオーブン104、検出器105、及び、データ処理装置107を有する。カラムオーブン104は、分離カラムとオーブンを有する。データ処理装置107は、キーボード、ポインティングデバイス、マイクなどの入力装置108と、ディスプレイ、プリンタなどの出力装置109とを備える。
複数種類の溶離液101は、それぞれ、ポンプ102によって吸引され、オートサンプラ103に送られる。オートサンプラ103では、溶離液にサンプル(試料)が注入される。サンプルは溶離液と共に、カラムオーブン104に送液される。カラムオーブン104では、サンプルに含まれる各成分が、オーブンによって恒温維持された分離カラムによって分離される。分離された各成分は、検出器105によって検出されるとともに、廃液容器106に廃棄される。検出器105によって得られた検出信号は、データ処理装置107に送られる。
データ処理装置107は、クロマトピークの高さ及び面積などを算出し、各成分の測定値を保存する。各成分の測定値は、出力装置109に出力される。入力装置108は、分析者が求める最適なデータ処理あるいは設定の提示のための入力に用いられる。分析者は、入力装置108を介して、分析条件及びサンプルの設定に関する入力を行なう。また、出力装置109のディスプレイには、各種の入力画面、操作画面、出力画面が表示される。
データ処理装置107は、液体クロマトグラフ装置の各構成要素を制御するものである。データ処理装置107は、ポンプ102を制御して溶離液101の流量を調節し、オートサンプラ103を制御して、サンプルの注入量を調節し、カラムオーブン104を制御して、オーブンの温度を調節する。
データ処理装置107は、例えば、汎用のコンピュータ(情報処理装置)により構成されている。データ処理装置107は、中央演算処理装置と、補助記憶装置と、主記憶装置とを備えている。例えば、中央演算処理装置は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ(又は演算部ともいう)で構成されている。例えば、補助記憶装置はハードディスクであり、主記憶装置はメモリである。
図1Bは、本実施例に係るデータ処理装置の構成例を示す。データ処理装置107は、制御部110と、文章処理部111と、検索処理部112と、データ処理部113と、記憶部114とを備える。制御部110は、上述したように、液体クロマトグラフ装置の各構成要素を制御する。
文章処理部111は、分析者が入力した文章を受け取り、文章を単語毎に分解する。文章処理部111は、公知の形態素解析処理などを用いればよい。検索処理部112は、分解された単語をキーワードとして、以下で説明するデータベースを検索する。データ処理部113は、分析データまたは測定結果をデータ処理する。記憶部114は、上述した記憶装置により実現される。記憶部114は、単語と解析方法(データ処理方法)とが関連付らけれて格納されているデータベースを格納している。
なお、上述した各処理部111、112、113は、コンピュータ上で実行されるプログラムの機能として実現されてもよい。すなわち、以下で説明する各処理部111、112、113の処理は、プログラムコードとしてメモリなどの記憶装置に格納し、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが各プログラムコードを実行することによって実現されてもよい。
図2は、分析後に表示される、出力装置109における画面の一例を示す。画面は、データ再解析ボタン201と、解析案内ボタン202と、グラフ表示部203とを備える。分析者は、グラフ表示部203に表示される分析データを確認し、データの再解析を行う場合にはデータ再解析ボタン201を押す。この場合、分析者は、別の画面で分析方法あるいは解析方法を設定して、データ処理を行う。
ここで、分析者がどのような解析方法あるいは分析方法を設定してよいかわかない場合、解析案内ボタン202を押す。データ処理装置107は、解析案内ボタン202を押すと、解析方法の検索画面を表示する。
図3Aは、図2の解析案内ボタン202を押した後に表示される画面を示す。画面は、質問欄301と、検索ボタン302と、分析データ表示部303とを有する。分析データ表示部303には、分析データが表示される。
分析者が、分析データの解析方法を調べたい場合、入力装置108を介して質問欄301に解析方法に関する質問を入力する。質問文は、キーボードによる入力、または、音声によって入力ができる。なお、分析者は、マウスなどによって、分析データ表示部303における分析データ上において解析したい範囲を指定することもできる。質問欄301に質問を入力した後、検索ボタン302を押すことにより、解析方法の検索を開始する。
次に、解析方法の検索のためのデータベースについて説明する。データベースには、キーワードと、解析方法と、解析方法ごとの適した条件と、第2の質問とが関連付けられて登録されている。図3Bは、データベースにおけるテーブルの一例を示す図である。なお、以下では、本実施例で使用される情報が、テーブル構造として表現されているが、必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良い。
テーブル310は、キーワード311と、方法312と、条件313と、質問314とを構成項目として含んでいる。キーワード311には、少なくとも1つの単語が格納される。方法312には、分析データに対する解析方法(データ処理方法)などが格納される。条件313には、方法312に格納されている解析方法を実行する際の条件が格納される。なお、図3Bでは、分かりやすくするために条件を文章で記載しているが、実際には、条件を示す関係式などが格納されている。データ処理装置107は、関係式を用いて条件を判定することができる。質問314には、方法312を決定した後に出力される第2の質問が格納される。
図3Bの例では、ベースラインの引き方についてのテーブルの一例が示されている。本実施例の場合、ベースラインの引き方として「接線」、「垂線」、「前方水平線」、「後方水平線」がある。
キーワード311には、「ベースライン」と「引く」という2つの単語が登録されている。また、キーワード311に対応する方法312として、「接線法」、「垂線法」、「前方水平線」、及び、「後方水平線」が登録されている。また、方法312に対応する条件313も登録されている。「ピーク近接」とは、図3Aに示すように、2つのピークが近接しているという条件である。「接線法」では、この条件に加えて、「ピークの高さの差が大きい」という条件も登録されている。これは、図3Aに示すように、隣接するピーク1、2の高さの差が大きいという条件である。また、「接線法」では、質問314として、「目的成分はどちらですか?」という質問文が登録されている。
図4は、分析者が質問をして解析方法を提示するまでのフローを示す。以下では、図3A及び図3Bの例でのフローとして説明する。
図3Aの検索ボタン302を押して検索を開始すると、ステップ401において、文章処理部111は、質問欄301に入力された文章を単語に分解する。ここでは、入力された文章が、「ベースライン」及び「引く」に分解される。
次に、ステップ402において、検索処理部112は、「ベースライン」及び「引き方」の単語を基に、データベースのテーブル310を検索する。なお、ここでは、「ベースライン」及び「引き方」の完全一致により検索しているが、検索の仕方は部分一致など適宜変更してもよい。また、検索処理部112は、キーワードが足らない場合は、候補として残りのキーワードを提示してもよい。
次に、ステップ403において、データ処理部113は、解析対象である分析データを参照し、指定された範囲の分析データに基づき、条件を絞り込む。データ処理部113は、解析対象である図3Aの分析データを参照し、2つのピーク1及びピーク2を抽出する。ピークの抽出法は、所定の閾値以上をピークと判定するなど、既存の手法を用いればよい。また、データ処理部113は、ピーク1及びピーク2の前後のベースラインの情報も取得する。
図3Aの例の場合、ピーク2はピーク1のテーリング上にあり、ピーク1及びピーク2の前後のベースラインの大きさに変動は無い。データ処理部113は、これらの情報を元にテーブル310の条件313を参照し、解析方法の絞り込み処理を実行する。結果として、ベースラインの引き方として、「接線法」及び「垂線法」に絞り込まれる。このように、複数の解析方法が候補として抽出された場合でも、条件313の情報によって解析方法を絞り込んだうえで出力することが可能となる。ここでは、「接線法」及び「垂線法」が定量するうえで良い方法となる。また、ここで「接線」と「垂線」の引き方については、さらに4通りの方法を示すことができる。なお、ここでは、データ処理部113は、「接線法」及び「垂線法」に絞り込むが、ピークの高さの差を算出して、さらに方法を絞り込んでもよい。
次に、ステップ404において、データ処理部113は、ステップ403で絞り込んだ方法について具体的な引き方を出力する。図3Aの例では、ピーク1とピーク2の2つのピークがあり、かつ、解析方法が「接線法」及び「垂線法」の2つに絞り込まれたため、データ処理部113は、4通りの引き方を画面上に出力する。
図5は、分析データに対するベースラインの引き方のパターンを示す。グラフ501では、ピーク1の後からピーク2の後まで接線でベースラインを引くパターンを示す(ピーク2側に接線を引くパターン)。また、グラフ502では、ピーク1の前からピーク2の前まで接線でベースラインを引くパターンを示す(ピーク1側に接線を引くパターン)。また、グラフ503では、ピーク1の前からピーク2の後まで水平にベースラインを引き、ピーク1とピーク2の谷から垂線を降ろしてベースラインを決めるパターンを示す(垂線法で引くパターン)。また、グラフ504では、グラフ501、502、503に当てはまらない引き方として、ピーク1の前からピーク2の後まで水平にベースラインを引くパターンを示す(水平に引くパターン)。これらのパターンのどれが最も良い方法であるかは、図3Aの質問欄301で入力した文章からは決められないため、データ処理部113は、これらの4パターンを画面上に出力する。
次に、ステップ405において、データ処理部113は、第2の質問を提示する。ここでは、データ処理部113が、「目的成分はどちらですか?」という質問を画面上に出力する。このように、解析方法が1つに絞りきれない場合に第2の質問をすることにより、最適な解析方法を決定するための条件を分析者からさらに入力させることができる。また、このようなインタフェースにより対話形式で最適な解析方法の決定が可能となる。
その後、ステップ406において、分析者が、質問に対する回答を入力装置108を介して入力し、データ処理部113は、最適な解(解析方法)を出力する。例えば、図3Aの例において、目的成分がピーク2の場合、分析者が「ピーク2」と入力する。ここで、ピーク2はピーク1に比べて小さいため、ピーク1の後からピーク2の後まで接線でベースラインを引くパターンが最も良い定量方法となる。例えば、このような条件もテーブル310の条件313にあらかじめ登録されているとする。データ処理部113は、条件313を再度参照して、「ピーク2側に接線を引くパターン」を最適な解析方法として提示する。
図6は、解析方法を提示する画面の一例を示す。画面は、第1の質問欄601と、結果欄602と、第2の質問欄603と、入力欄604と、最終結果欄605とを備える。第1の質問欄601には、図3Aの質問欄301で入力した文章が表示される。
また、結果欄602には、質問に対する回答を提示する。本実施例の場合、ベースラインを引くパターンとして4パターンあるため、その4パターンをすべて提示する。ここでは、文章で4パターンを提示しているが、文章の代わりに、図5で示すような画像を表示してもよい。
本例では、結果欄602には、2パターン以上回答が出力されることになるため、第2の質問欄603には、目的成分を問う第2の質問「目的成分はどちらですか?」が表示される。この質問に対して、分析者は入力欄604に目的成分を入力する。目的成分が「ピーク2」の方である場合、「ピーク2」と入力される。これに対して、再度テーブル310の条件が検索されることにより、最終結果欄605には、「ピーク2側に接線を引くパターン」が表示される。これにより、分析者は、最適な解析方法を得ることができる。
本実施例によれば、クロマトグラフデータ処理装置の習熟度に関係なく、あらゆるユーザに対して、クロマトグラムに対する最適なデータ処理を提示することができる。したがって、クロマトグラフデータ処理装置の習熟度に関係なく、ユーザは、クロマトグラフデータ処理装置を容易に操作することができる。また、従来のHelpによる参照などでは目的の回答を得るのに時間がかかる、あるいは、回答に到達できないという課題があるが、本実施例では、対話形式のインタフェースであるため、容易に最適な解析方法を得ることができる。
[第2実施例]
図7Aは、分析後に表示される、出力装置109における画面の別の例を示す。図7Aは、図2の解析案内ボタン202を押した後に表示される画面である。
画面は、図3Aと同様に、質問欄701と、検索ボタン702と、分析データ表示部703とを有する。分析データ表示部703には、分析データが表示される。図7Aの分析データでは、第1実施例のようなピークがテーリングにのっているデータではなく、ピークが綺麗に分かれている。この場合、第1実施例のようにベースラインの引き方の検討をする必要はなく、直接ピークを同定する作業を行うこととなる。このようなデータにおいて、分析者が目的成分を指定し、ピークを同定したい場合に、質問欄701に質問として「ピークの同定方法は」と入力し、検索ボタン702を押すとする。
図7Bは、データベースにおけるテーブルの別の例を示す。キーワード311には、「ピーク」と「同定方法」という2つの単語が登録されている。また、キーワード311に対応する方法312として、「ピーク抽出」が登録されている。また、方法312に対応する条件313として、「ピークが分かれている」が登録されている。図7Bでは、分かりやすくするために条件を文章で記載しているが、実際には、条件を示す関係式などが格納されている。例えば、ピークが分かれているかは、抽出したピークの始点や終点の位置関係などで判定することができる。また、質問314として、「目的成分を指定して下さい。」という文が登録されている。
図7A及び図7Bの例を用いて、データ処理装置107の処理の流れを説明する。まず、文章処理部111は、質問欄701に入力された文章を単語に分解する。ここでは、入力された文章が、「ピーク」及び「同定方法」に分解される。
次に、検索処理部112は、「ピーク」及び「同定方法」の単語を基に、テーブル310を検索する。次に、データ処理部113は、解析対象である分析データを参照する。データ処理部113は、解析対象である分析データを参照し、自動的にピークを抽出する。データ処理部113は、条件313を参照し、抽出したピークが分かれているかを判定する。本例では、ピークが分かれているため、抽出したピークを出力する。
図8は、分析データから同定可能なピークを抽出した例を示す。データ処理部113は、抽出した3つのピークを画面に出力する。例えば、データ処理部113は、図8の画像801を画面上に出力する。また、データ処理部113は、「目的成分を指定して下さい。」という指示を画面上に出力する。分析者は、3つのピーク中から目的とする成分に合わせて、ピークを指定する。データ処理装置107は、指定されたピークの情報を出力する。その後、データ処理装置107は、指定されたピークから成分の同定・定量を行う。これにより、分析者が意図する成分の解析を行うことができる。
以上から、クロマトグラフデータ処理装置の習熟度に関係なく、あらゆるユーザが、データ処理についての質問を入力でき、入力した質問と分析によって得られたデータから最適なデータ処理を対話形式で提示することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることがあり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
上述した実施例では、複数の出力候補(解析方法あるいはピーク)がある場合、データ処理部113がさらなる質問を出力するが、キーワードや条件から1つの解析方法やピークが決定される場合は、このような処理を行わなくてもよい。
また、上述したように、各処理部111、112、113は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードで実現してもよい。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体を情報処理装置に提供し、その情報処理装置(またはCPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。また、各処理部111、112、113は、それらの一部や全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、図面における制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
101 :溶離液
102 :ポンプ
103 :オートサンプラ
104 :カラムオーブン
105 :検出器
106 :廃液容器
107 :データ処理装置
108 :入力装置
109 :出力装置
110 :制御部
111 :文章処理部
112 :検索処理部
113 :データ処理部
114 :記憶部

Claims (16)

  1. 入力部と、
    液体クロマトグラフ装置からの分析データを表示する表示部と、
    キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納する記憶部と、
    前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する文章処理部と、
    前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する検索処理部と、
    前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力するデータ処理部と、
    を備えることを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記データベースは、前記解析方法に関連付けられた条件情報をさらに含み、
    前記データ処理部は、前記検索されたキーワードに対応する前記解析方法が複数ある場合、前記条件情報を用いて前記解析方法の絞り込み処理を実行することを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  3. 請求項2に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記条件情報は、前記分析データにおけるピークに関する条件であることを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  4. 請求項1に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記データベースは、前記解析方法に関連付けられた質問情報をさらに含み、
    前記データ処理部は、複数の解析方法を出力する場合、前記表示部に前記質問情報をさらに出力することを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  5. 請求項4に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記データ処理部は、前記質問情報に対する入力情報を受け取り、前記入力情報を用いて前記複数の解析方法から1つの解析方法を出力することを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  6. 請求項1に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記解析方法は、前記分析データにおけるベースラインの引き方に関する方法であることを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  7. 請求項1に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記解析方法は、前記分析データにおけるピークの同定方法であることを特徴とするクロマトグラフデータ処理装置。
  8. 入力部と表示部と記憶部と文章処理部と検索処理部とデータ処理部とを備えるクロマトグラフデータ処理装置を用いて、液体クロマトグラフ装置からの分析データに対する解析方法を決定する方法であって、
    前記記憶部が、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納しており、
    当該方法は、
    前記表示部により、前記分析データを表示する表示ステップと、
    前記文章処理部により、前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する文章処理ステップと、
    前記検索処理部により、前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する検索処理ステップと、
    前記データ処理部により、前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力するデータ処理ステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、
    前記データベースは、前記解析方法に関連付けられた条件情報をさらに含み、
    前記データ処理ステップは、前記検索されたキーワードに対応する前記解析方法が複数ある場合、前記条件情報を用いて前記解析方法の絞り込み処理を実行することを含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、
    前記条件情報は、前記分析データにおけるピークに関する条件であることを特徴とする方法。
  11. 請求項8に記載の方法において、
    前記データベースは、前記解析方法に関連付けられた質問情報をさらに含み、
    前記データ処理ステップは、複数の解析方法を出力する場合、前記表示部に前記質問情報をさらに出力することを含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載のクロマトグラフデータ処理装置において、
    前記データ処理ステップは、前記質問情報に対する入力情報を受け取り、前記入力情報を用いて前記複数の解析方法から1つの解析方法を出力することさらに含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項8に記載の方法において、
    前記解析方法は、前記分析データにおけるベースラインの引き方に関する方法であることを特徴とする方法。
  14. 請求項8に記載の方法において、
    前記解析方法は、前記分析データにおけるピークの同定方法であることを特徴とする方法。
  15. 溶離液を送るためのポンプと、
    前記ポンプから送られた溶離液に試料を注入するインジェクタと、
    前記インジェクタから送られた前記試料に含まれる成分を分離する分離カラムと、
    前記分離カラムの温度を制御するカラムオーブンと、
    前記分離された成分を検出する検出器と、
    前記検出器からの分析データを取得する、請求項1に記載のクロマトグラフデータ処理装置と、
    を備えることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
  16. 記憶部と演算部と表示部と入力部とを備える情報処理装置に、液体クロマトグラフ装置からの分析データに対する解析方法を決定する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶部が、キーワードと解析方法とが関連付けられたデータベースを格納しており、
    前記演算部に、
    前記分析データを前記表示部に表示する処理と、
    前記入力部を介して入力された文章を単語に分解する処理と、
    前記分解された単語を用いて前記データベースの前記キーワードを検索する処理と、
    前記検索されたキーワードに対応する少なくとも1つの解析方法を前記表示部に出力する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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