JP2014202012A - フィルムパック用吐出治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムパックから流動性材料を吐出する際のフィルムの噛み込みが防止でき、使用後のフィルムパックに残る流動性材料を少量化できるフィルムパック吐出用治具の提供。
【解決手段】フィルムパック内に収容された流動性材料を円筒状ホルダーに挿入し、押し出しガンで吐出させるためのフィルムパック用吐出治具であって、該円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、該ピストンは、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該本体部は、ベース部と該ベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、該ヘッド部が前記本体部に軸線方向に変位可能に装着され、該ピストンヘッド部が軸線方向に前記ピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径して、前記円筒状ホルダー内面と前記ピストン外周面との間のフィルム噛み込みを防止するようにしたことを特徴とする前記フィルムパック用吐出治具。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に建築・土木分野で使用される流動性材料、例えば、シーリング材、コーキング材、接着剤等をフィルムパックから押し出しガン等の吐出装置(以下、押し出し装置ともいう。)によって押し出すためのフィルムパック用吐出治具に関する。
従来、ラミネートフィルム(以下、フィルムともいう。)などの可とう性を有する折り畳み可能なチューブ等(以下、フィルムパックという。)に収納されたシーリング材、接着剤などの流動性材料を押し出しガン等の押し出し装置で吐出するための治具として、両端が開放された筒状のホルダーにフィルムパックを挿入し、押し出しガン等の押し出し装置の押し出しロッドに取り付けられたプランジャーによってフィルムパックを押しつぶし吐出させるものや、前記筒状のホルダー内にホルダーの長手方向に摺動可能なピストンが装着され、該ピストンを押し出しガンのプランジャーにより押し、フィルムパックを押しつぶし吐出させるものがある。
例えば、以下の特許文献1には、ノズルを有する端壁部材(吐出ヘッド)で一方の開放端を着脱可能に塞がれた筒体(円筒状ホルダー)と、筒体内に嵌挿され、押し出しガンの加圧棒(押し出しロッド)で押される押圧部材(ピストン)であって、少なくとも外周辺帯域が円板状鍔部として形成され、該鍔の周辺から円中心に向かう多数の翼体を有しかつその押圧前面が球面状に凹んだ形状の押圧前面部分(同書第3図参照)を具備する押圧部材とからなる押出しガン用粘性材装填装置が開示されている。
また、以下の特許文献2には、フィルムパックから流動性材料を押し出しガン等により押し出すための装置として、真っ直ぐな収容筒(円筒状ホルダー)と、この収容筒に摺動自在に挿入された押圧部材(ピストン)とを備えたカートリッジ装着治具において、上記押圧部材に、これをその軸線上に横断し、かつその外周面から内周側に延びるスリットを形成する(同書図6参照)ことにより、上記押圧部材を拡縮可能にし、板部をその中央部が上記円筒部の軸線方向へ変位することができるように弾性変形可能に形成し、さらに上記円筒部の外周面の両端部に環状突出部を形成した(同書図5参照)ことを特徴とする吐出装置用カートリッジ治具が開示されている。
さらに、以下の特許文献3には、外周部に断面円形状の鍔部が形成され、この鍔部に、その外周側の端部から径方向内側向かって延び、かつ上記鍔部の周方向に互いに離間し複数のスリットが形成されることにより、上記鍔部に弾性変形可能な複数の翼部が形成されたカートリッジ押圧部材(ピストン)(同書図6参照)において、上記翼部の外周側の端部に、外周面が断面円形である筒部が、その軸線を上記鍔部の軸線と一致して形成され、上記鍔部より小径で、かつ軸線を上記鍔部の軸線と一致させた円板状の本体部をさらに有し、この本体部の軸線方向に一端部の外周側の端部に、上記鍔部、上記スリット、上記翼部及び上記突出部が形成され、上記突出部が上記本体部の他端側から一端側に向かって突出させられていることを特徴とするカートリッジ押圧部材が開示されている。
特開平3−80959号公報 特許第4297594号公報 特許第5150286号公報
前記した従来の技術の発明は、いずれも、フィルムパックに収納されたシーリング材、コーキング材や接着剤などの流動性物質を押し出しガン等の押し出し装置で吐出するために使用されるものであるが、流動性材料の粘度が高かったり、使用環境温度の低下により流動性材料の粘度が高くなったりすると、吐出抵抗が大きくなってフィルムパック内圧が上昇するためにホルダー内面とホルダー内面を摺動するピストン外周面の間にフィルムが噛み込まれやすくなる(以下、フィルム噛み込みという。)という欠点がある。特に、2液混合硬化型接着剤など多成分の流動性材料を混合しながら吐出する場合には、吐出ヘッド先端にミキシングノズルが装着されるため吐出抵抗が大きくなり、フィルムパック内圧が上がり、フィルムの噛み込みが発生しやすくなる。このようなフィルムの噛み込みは、フィルムパックの後端側において、つまりは、吐出の初期段階で発生しやすい。
また、前記した従来技術の発明においては、ピストンの押圧面はいずれも凹んだ形状であるため、フィルムパックを吐出ガン等の押し出し装置で最後まで押し切ったとしても、フィルムパック内に流動性材料が多量に残るという問題もある。特許文献2では、押圧部材の少なくとも一方の端面には凸部(同書図5中22d参照)を設けることが好ましいとされているが、この凸部は吐出ガンのプランジャーが押圧部材に接近したとき、ピストンの中央部がまず凸部に接触するように高さを設定したものであり(同書段落[0012]参照)、フィルムパック内に残る樹脂量を減らすためには十分でない。
また、フィルムパックを最後まで押し切った後、新たなフィルムパックを使用するためには、先に使用した押しつぶされたフィルムパックを取出し、新たなフィルムパックを円筒状ホルダー内に挿入するが、そのためにはピストンを初期位置に戻す必要がある。前記した従来技術の発明では、いずれも、ピストンの翼部、環状吐出部、筒部先端の外径、すなわち、ピストンの最大径である部分がいずれも使用される円筒状ホルダーの内径より大径となっているためにピストンを初期位置に押し戻す際に大きな抵抗となっている。この問題を解決すべく、特許文献3では、ピストンの左右(前後)両面を同形状とし、円筒状ホルダーの左右(前後)を逆にして使用するようになっているが、この場合、円筒状ホルダーを持ち替え、反転する手間があり、さらには、円筒状ホルダーも左右(前後)対称にしなければならないため、後述するピストンの脱落防止の措置にも制限がある。
かかる従来技術の問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、フィルムパックに収納された流動性物質の粘度が高かったり、多成分混合のために吐出口にミキシングノズルを装着することにより吐出抵抗が大きくなり、フィルムパックの内圧が上昇した場合でも、フィルムの噛み込みがなく、ピストンを最後まで押し切った際のフィルムパック内に残る流動性材料の量を少量化でき、さらにはフィルムパック入れ替えも容易にできるフィルムパック用吐出治具を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意研究し実験を重ねた結果、フィルムパックに収容された流動性材料を円筒状ホルダー(以下、ホルダーともいう)に挿入し、押し出しガン等で吐出させるためのフィルムパック用吐出治具であって、該ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、前記ピストンが、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該ピストン本体部は、ベース部とベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、さらに、ピストンヘッド部が前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記ピストンヘッド部が軸線方向にピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径するようにすることで、前記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]フィルムパック内に収容された流動性材料を円筒状ホルダーに挿入し、押し出しガン等の吐出装置で吐出させるためのフィルムパック用吐出治具であって、該円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、該ピストンは、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該ピストンの本体部は、ベース部と該ベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、さらに、該ピストンヘッド部が前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記フィルムパック内に収容された流動性材料を押し出しガン等の吐出装置で吐出させる際に、該ピストンヘッド部が軸線方向に前記ピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径して、前記円筒状ホルダー内面と前記ピストン外周面との間のフィルム噛み込みを防止するようにしたことを特徴とする前記フィルムパック用吐出治具。
[2]前記ピストン本体部の鍔部の外径が前記円筒状ホルダー内径に対して自在に摺動可能とし、かつ、前記ピストン本体部のベース部分の外径が、前記円筒状ホルダー内径より小径である、前記[1]に記載のフィルムパック用吐出治具。
[3]前記ピストン本体部の鍔部には、外周面から中心に向かって延びる1つ又は複数のスリットが形成されている、前記[1]又は[2]に記載のフィルムパック吐出用治具。
[4]前記ピストン本体部の鍔部が円板状であり、かつ、外周面が前記円筒状ホルダーの軸線と平行に前方に向かって延びて突出している、前記[1]〜[3]のいずれかに記載のフィルムパック吐出用治具。
[5]前記ピストン本体部の鍔部が円板状であり、かつ、吐出前面をテーパーとして外周面に向かって肉厚となっている、前記[1]〜[3]のいずれかに記載のフィルムパック吐出用治具。
[6]前記ピストンヘッド部が、前記ピストン本体部と同一軸とした概円錐台状である、前記[1]〜[5]のいずれかに記載のフィルムパック吐出用治具。
[7]複数の円筒状ホルダーが平行に連結され、それぞれの円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、該ピストンは、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該ピストンの本体部は、ベース部と該ベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、さらに、該ピストンヘッド部が前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記フィルムパック内に収容された流動性材料を押し出しガン等の吐出装置で吐出させる際に、該ピストンヘッド部が軸線方向に前記ピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径して、前記円筒状ホルダー内面と前記ピストン外周面との間のフィルム噛み込みを防止するようにしたことを特徴とする、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のフィルムパック吐出用治具。
本発明のフィルムパック用吐出治具を用いれば、フィルムパックに収納された流動性物質の粘度が高かったり、多成分混合のために吐出口にミキシングノズルを装着することにより吐出抵抗が大きくなりフィルム内圧が上昇した場合であっても、フィルムがピストン本体鍔部に接触する前の吐出初期の段階でピストン本体の鍔部が拡径するためフィルムの噛み込みがなく、ピストンを最後まで押し切った際のフィルムパック内に残る流動性材料の量を少量化でき、さらにはフィルムパック入れ替えも容易にできる効果を有する。
本発明に係るフィルムパック用吐出治具の概略図を示す。 本発明に使用する吐出ヘッドの一例を示す。 本発明に使用するピストンの斜視図を示す。 本発明に関わるピストンの側面・断面図を示す。 本発明に関わるピストンヘッドの別形態の側面図を示す。 本発明のフィルムパック吐出治具で、フィルムパックを押し切った状態のピストン周辺の拡大図である。 本発明に関わるピストン本体鍔部の別形態の側面・断面図を示す。 本発明に使用される吐出ガンの例を示す。 本発明に使用されるフィルムパックの形態の例を示す。 本発明に関わる2液混合型樹脂用のフィルムパック吐出治具を示す。 本発明に関わる2液混合型樹脂用フィルムパックを吐出ヘッドと一体化した状態の例である。 本発明に使用する2液混合型樹脂用吐出ヘッドの一例を示す。
本発明について、以下、図面を参照して具体的に説明する。
図1のようにフィルムパック吐出用治具1は、円筒状ホルダー3と該ホルダー3の内部に装填され、ホルダーの内面を長手方向に摺動可能なピストン4、及びホルダーの前方に配置された吐出ヘッド5から構成されるものである。
フィルムパック2内部から流動性材料を吐出するためには、前記ホルダー3にフィルムパック2を挿入し、ホルダー3の吐出方向前面にノズル6を取り付けた吐出ヘッド5を装着し、図8に示すハンドガン7の保持部71に装填して、ハンドガン7のトリガー72を握る。この場合、ハンドガン7としては、エアー駆動式のエアーガン(図示せず)、電動駆動式の電動ガン(図示せず)などの押し出し装置(以下、吐出ガンともいう。)を使用してもよい。
本発明で使用されるホルダー3は金属で形成してもよいが、通常はナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により成型されたものである。また、前記熱可塑性樹脂にガラスフィラーやタルクなどのフィラーを混合したものでもよい。
図1に示すように、ホルダー3の外形は使用する吐出ガン7の保持部71に合致するような外径、長さである円筒形状を成しているが、ハンドガン7の保持部71との合致を妨げない範囲で補強等のためのリブを配置することも可能である。
また、内面は円筒状で平滑であるが、両端にはホルダー内面突起31,32を設けた方が好ましい。これは、ピストン4が抜け出すことで起こり得るピストンの装着忘れや紛失を防止するためのものである。
ホルダー後端側の内面突起32は、使用するハンドガンのロッド73がホルダー内に入り、プランジャー74を介してピストンを押せれば問題はないため特に限定はしないが、突起高さは0.5mm以上が好ましく、1mm以上あることがより好ましい。ただし、これは、後述するピストン本体ベース部の外径により決められるものである。つまりは、ピストン本体ベース部分がホルダーから抜け出さない高さの突起があればよい。
一方、ホルダー前端側の内面突起31は円筒状ホルダーの内面から高さ0.2〜0.8mm、かつ奥行き幅1mm以下で円周上にわたって設置してもよいし、円筒状ホルダーの内面から高さ0.2mm〜0.8mmの円又は楕円状の突起を3か所以上、好ましくは3〜6か所を円周上に均等に配置することができる。突起の高さが低すぎると、ピストンの抜け防止として機能せず、一方、突起の高さが大きすぎると、使用したフィルムパックを取り外す際に、突起とピストンの間にフィルムが挟まれ、取り出しにくくなる。
後端側の突起32の位置は特に限定しないが、好ましくはホルダーの最後端から0mm〜10mmの位置に配置される。一方、前端側の突起31の位置については後述する。
本発明に使用される吐出ヘッド5は、前記円筒状ホルダー3の吐出前端側に装着できる形状あればよく、特に限定しない。また、ホルダーと一体に成型したものでもよい。一般的には、図2に示すように、中央に貫通孔52を有する円板状の基板51にホルダー3と接合し、かつ、フィルムパックを保持するための筒部53と、他面に貫通孔52と連結したノズル6を取り付けるための円筒の吐出口54が設けられたものが使用されている。この吐出ヘッドは、一般にナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により成型される。
本発明に使用されるピストン4は、図3と図4に示すように、同一軸を中心とした断面円形状のピストンヘッド部41と断面円形状のピストン本体部42からなる。ピストンヘッド部41は、ピストン本体部42に対して、同一軸を中心として、軸線方向に変位可能に装着されている。また、ピストン本体部41は、同一軸を中心とする円断面のベース部421と鍔部422からなる。
本発明で使用されるピストンヘッド部41は、特に限定はしないが、ピストン本体部42と接触する側を底面とする概円錐台状であることが好ましい。また、底面411の外径は、前記ピストン本体部42に設けられた鍔部の外径より、1〜5mm、好ましくは2〜3mm小径であることが望ましい。
また、ピストンヘッドの先端側412にはフィルムパック端部のクリップが入るだけの凹部413を有していることが好ましいが、あってもなくてもよい。
さらに、ピストンヘッドの外周角度414は、20°〜40°が好ましい。これは、折りたたまれたフィルムが収納されるための空間を設けるためであり、20°以下では折りたたまれたフィルムがピストンヘッド41とホルダー3内面に固く入り込みピストンの前進を阻害する傾向があり、また、吐出完了後のフィルムパックを取り出す際に、引掛かり取り出しにくくなる場合がある。他方、40°以上では、フィルムパックを押し切った際に、フィルムパック内の樹脂が多く残ることがある。
ピストンヘッド41の別の形態として、図5(A)のようにピストン本体部42と接触する側を、円板415とし、前面に概円錐台状の突起部416を設けたものでもよい。この場合、円板415の直径は前記ピストン本体部42に設けられた鍔部422の外径より、1〜5mm、好ましくは2〜3mm小径であることが望ましい。突起部416の底面側の外径は特に拘らないが、円板415の1/3〜3/4程度が好ましい。さらに、突起部416の外周角度417は、15°〜40°が好ましい。15°以下では折りたたまれたフィルムがピストンヘッド41とホルダー3内面に固く入り込みピストンの前進を阻害する傾向があり、また、吐出完了後のフィルムパックを取り出す際に、引掛かり取り出しにくくなる場合がある。他方、40°以上では、フィルムパックを押し切った際に、フィルムパック内の樹脂が多く残ることがある。
あるいは、図5(B)のようにピストンヘッド41の底面411の本体部42と接触する側には底面の外周に沿って円筒状の突起419を設けることができる。幅、高さは特に限定しないが、幅1〜2mm、高さ0.5〜1.5mmのものである。これは、ピストンヘッド41がピストン本体に押し付けられた時に、効率良く鍔部422を押しつけ拡径させるためである。
図6に示すように、ピストンヘッド41の高さは、吐出ヘッド6の基板51の内面にピストンヘッド41の先端が接触した場合に、ピストンの鍔部422がホルダー3の前端側の内面突起31に接触しない高さとして設定する。つまりは、吐出ヘッドの基板51の内面からホルダー3の前端側の突起31までの距離をLとした場合に、ピストンヘッド先端から鍔部422の距離Aは同等か、L<Aである。L>Aの場合は、鍔部422がホルダー前端側の内面突起31を乗り超えてしまうため、繰り返し使用しているうちに鍔部422の外周面が変形、破損してフィルムの噛み込みの原因となる。
次にピストン本体部42のベース部421の外径はホルダー3の内径とほぼ同等か、好ましくは0.05mm〜1.5mm、さらに好ましくは0.05〜1.0mm小径である。また、ピストン本体部42の鍔部422の外径は、押圧していない自然状態の時、ホルダー3の内径とほぼ同一あるいは、0.8mmを超えない範囲で小径である。これにより、フィルムパックから流動性材料を出し切った後にピストンを初期位置に押し戻す際の抵抗を小さくすることができ、次に使用するフィルムパックを挿入するだけで抵抗なくピストンを初期位置に押し戻すことができる。0.8mmより小径になると吐出時のフィルム噛み込みが発生しやすくなる。
図3に示すように、ピストン本体部42の鍔部422には、その中心から外周方向に向かって延びる1か所以上のスリット、より好ましくは複数のスリットを有する。これにより、鍔部が拡縮可能となる。
さらに、ベース部421と鍔部422間には、ピストンヘッド41がピストン本体部42方向に押圧された際に、鍔部422が後方へ撓むために必要な空間423を有する。図4に示すように、鍔部422は中心から外周方向に向かってベース部421から離間するようにテーパー状に形成されている。これにより、フィルムパック2に収納された流動性材料を押し出しガン等で押し出す際に、まず、フィルムパックの後端部がピストンヘッド41に接触し、さらに押圧すると、ピストンヘッド41がピストン本体42の方向に押付けられ鍔部422が拡径する。この場合のベース部421の前面に対する鍔部の角度は2〜10°が好ましい。より好ましくは3°〜6°である。2°以下では鍔部の拡径が不十分となりフィルムの噛み込みが発生する場合がある。
別の形態としては、図7(A)に示すように鍔部422’の前面が中心から外周方向に向かって暫時高くなるように外周側が肉厚となるようにしてもよい。この場合、ベース部421の前面と、鍔部422’の前面の角度426は2〜10°である。より好ましくは3°〜6°である。さらに、鍔部外周のホルダーと接触される面424’は前面に向かって大径となるように2.5°〜5°のテーパーとなっていることが好ましい。これにより、鍔部422’の前方部分の方がより強くホルダー内面に押圧接触するためにフィルムの噛み込み防止が確実になる。
また別の形態として、図7(B)に示すように、鍔部422”として外周端に前面に筒状ホルダーの軸線と平行に前方に向かって延びた突出部425”があるものも使用できる。この場合は、鍔部422”とベース部前面が平行であってもよいが、この場合には、図5(B)に示すように、ピストンヘッド41の底面411の本体部42と接触する側に底面の外周に沿って円筒状の突起419を設ける必要がある。
また、吐出部425”の高さは特に限定されるものではないが、鍔部422”の前面より、1〜5mmである。
さらに、鍔部外周のホルダーと接触される面424”は前面に向かって大径となるように2.5°〜5°のテーパーとなっていることが好ましい。
ピストン本体部42のベース部分421と鍔部422は必ずしも一体成型しなくともよい。例えば、ベース部分の前面に中央に凸部を設け、鍔部の中央部に穴を設け、それぞれを勘合、組み立てしてもよい。
ピストンヘッド41とピストン本体部42は別体として成型される。図4に示すように、ピストンヘッドの底面中心に凸部418を設け、ピストン本体に中心に、前記凸部が入るための孔427を設け、これを勘合、組み立てすることでピストン本体部42に対し、ピストンヘッド41が中心軸線方向に摺動可能となる。これにより、吐出開始時にフィルムパックがピストンヘッド部に接触し、ピストンヘッドが軸線方向に押されピストン本体部に押し付けられるため、フィルムがピストン本体鍔部に接触する前の吐出初期の段階で鍔部が拡径し、フィルムの噛み込みを防止できる。この摺動可能距離は特に限定しないが1mm以内でよい。
ピストン4の材質は、特に拘らないが、一般には、ナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂により成型される。好ましくは圧縮強度600MPa以上、かつ、引張弾性率1500MPa、ロックウェル硬度Mスケール60以上である。具体的には、ポリアセタールが最適である。また、他の材質でもガラスフィラー等の添加により所定の強度を発揮させることも可能である。この材質は、特にピストン本体部42の鍔部422の機能や耐久性によって選定されるものであり、言い換えると、鍔部422以外の部分はこれに規定されるものではない。
フィルムパック2は特に限定はしないが、ラミネートフィルム(フィルムともいう。)などの可とう性を有する折り畳み可能なチューブ等にシーリング材、接着剤などの流動性材料が収納されたものである、例えば、図9に示すように、その両端がクリップ21,21’で封止され、ソーセージ状となっているものや、両端をヒートシールで封止したものがある。
さらに、本発明は2液混合接着剤のように多成分を同時に押し出し、ミキシングノズルで混合吐出する多成分反応硬化型の接着剤等に最適である。これは、ミキシングノズルが吐出の抵抗になるため、ハンドガン等の吐出装置で吐出する際に、フィルムパック内部に大きな圧力が加わり、結果、フィルムの噛み込みが発生しやすくなるためである。
以下、2液混合硬化型の流動性材料について記載するが、同様に、3成分、4成分と多成分になっても同様にホルダー4を平行に組み合わせることで実施可能である。本発明を2液混合硬化型の流動性材料に使用する場合、図10に示すように、円筒状ホルダー3A、3Bは平行に連結されている。また、それぞれの円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストン4A、4Bが装着されている。前記ピストン4A,4Bはピストンヘッド部41A、41Bとピストン本体部42A,42Bからなり、前記ピストン本体部は、ベース部421A、421Bとベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な円板状鍔部422A,422Bからなり、さらに、前記ピストンヘッド部41A、42Bが前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記ピストンヘッド部が軸線方向に本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径するようになっている。
円筒状ホルダー3Aと3Bの連結方法は特に拘らないが、連結リングで結合もできるが、一体に成型したものが好ましい。また、ホルダー3A、3Bの外径、内径及び長さは、使用される流動性材料の混合比及び使用するハンドガン等の押し出し装置の保持部の形状によって自由に決めることができる。
フィルムパック2A、2Bは、それぞれを対応するホルダー3A,3Bに挿入し、吐出ヘッド5’を嵌める。特に拘らないが、図11に示すように、予め吐出ヘッド5’とフィルムパック2A、2Bを接着又は成型により一体化しておいた方が好ましい。これは、フィルムパックの取違いや、吐出ヘッドとフィルムパックの間から流動性材料が漏れ出し、ホルダーや吐出装置を汚したり、混合比率が変わってしまうことによる混合硬化物の物性の低下を防止するためである。
本発明で使用される吐出ヘッドは特に限定されるものではないが、例えば、図12に示すように、基板51’にホルダー3A、3Bと接合し、かつ、フィルムパックを保持する円筒状の筒部53A、53Bがあり、基板には53A、53Bの底部から他面へ貫通する流通路55A,55Bがあり、他面には流通路と連結したミキシングノズルを取り付けるための円筒の吐出口54’が設けられたものがある。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、押し出しガン等の押し出しロッド73と接合する部分にナットを埋め込むことで、押し出しロッドに直接ピストン4を締め付け、取り付けることも可能である。この場合、前記したホルダー3内部の突起31、32は不要である。
また、ピストンベース部分には空気抜き孔や、外周に空気抜き溝を設置することも可能である。
さらにピストンヘッドの別形態として、ピストンヘッドの形状を、円錐台状に代えて、半球面状にすることも可能である。
本発明のフィルムパック用吐出治具は、建築、土木分野で使用されるシーリング材、接着剤、特にアンカーボルト固着剤の分野で好適に利用できる。
1、1’ フィルムパック用吐出治具
2、2A、2B フィルムパック
3、3A、3B 円筒状ホルダー
31、32 ホルダー内面突起
4、4A、4B ピストン
41、41A、41B ピストンヘッド部
411 ピストンヘッド底面
412 ピストンヘッド先端部
413 ピストンヘッド先端凹部
414 ピストンヘッド外周角度
415 円板
418 突起
42、42A、42B ピストン本体部
421、421’、421”、421A、421B ピストン本体ベース部分
422、422’、422”、422A、422B ピストン本体鍔部
423、423’、423” 空間
424’、424” ピストン鍔部の外周面
425” 突出部
427 孔
5、5’ 吐出ヘッド
51、51’ 基板
52 貫通孔
53、53A、53B 筒部
54、54’ 吐出口
55A、55B 流通路
6、6’ ノズル
7 ハンドガン(押し出し)ガン
71 保持部
72 トリガー
73 ロッド
74 プランジャー

Claims (7)

  1. フィルムパック内に収容された流動性材料を円筒状ホルダーに挿入し、押し出しガン等の吐出装置で吐出させるためのフィルムパック用吐出治具であって、該円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、該ピストンは、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該ピストンの本体部は、ベース部と該ベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、さらに、該ピストンヘッド部が前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記フィルムパック内に収容された流動性材料を押し出しガン等の吐出装置で吐出させる際に、該ピストンヘッド部が軸線方向に前記ピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径して、前記円筒状ホルダー内面と前記ピストン外周面との間のフィルム噛み込みを防止するようにしたことを特徴とする前記フィルムパック用吐出治具。
  2. 前記ピストン本体部の鍔部の外径が前記円筒状ホルダー内径に対して自在に摺動可能とし、かつ、前記ピストン本体部のベース部分の外径が、前記円筒状ホルダー内径より小径である、請求項1に記載のフィルムパック用吐出治具。
  3. 前記ピストン本体部の鍔部には、外周面から中心に向かって延びる1つ又は複数のスリットが形成されている、請求項1又は2に記載のフィルムパック吐出用治具。
  4. 前記ピストン本体部の鍔部が円板状であり、かつ、外周面が前記円筒状ホルダーの軸線と平行に前方に向かって延びて突出している、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルムパック吐出用治具。
  5. 前記ピストン本体部の鍔部が円板状であり、かつ、吐出前面をテーパーとして外周面に向かって肉厚となっている、1〜3のいずれか1項に記載のフィルムパック吐出用治具。
  6. 前記ピストンヘッド部が、前記ピストン本体部と同一軸とした概円錐台状である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルムパック吐出用治具。
  7. 複数の円筒状ホルダーが平行に連結され、それぞれの円筒状ホルダーの内部には長手方向に摺動可能なピストンが装着されており、該ピストンは、ピストンヘッド部とピストン本体部からなり、該ピストンの本体部は、ベース部と該ベース部の押圧面側に設けた拡縮可能な鍔部からなり、さらに、該ピストンヘッド部が前記ピストン本体部に軸線方向に変位可能に装着され、前記フィルムパック内に収容された流動性材料を押し出しガン等の吐出装置で吐出させる際に、該ピストンヘッド部が軸線方向に前記ピストン本体部に押し付けられることにより、前記鍔部が拡径して、前記円筒状ホルダー内面と前記ピストン外周面との間のフィルム噛み込みを防止するようにしたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のフィルムパック吐出用治具。
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