JP2014201078A - 潜水艇 - Google Patents

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清貴 宮川
Seiki Miyagawa
清貴 宮川
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Abstract

【課題】艇外に出て作業をすることができ、かつ、作業を行わない時間帯において潜水士が空気中にいることのできる潜水艇を提供する。
【解決手段】気圧調整機構7を設けたダイバー室3と、ダイバー室の下側に設けられた出入用ハッチ5を備え、気圧調整機構によってダイバー室の気圧を外部の水圧よりも高くした高圧状態を実現する。これにより、ハッチを開けても水がダイバー室に流入しない。ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも低くする低圧状態をも実現し、ダイバー室の居住性を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、海中で作業を行う潜水士を海中に移動させるための潜水艇に関するものである。
潜水士(作業員)が海中での作業を行う場合、作業場所の深度に依存して水圧が高くなる。このため、いわゆる潜水病の対策を含む圧力変化への対応が必要となる。
特許文献1には、潜水士のいる運転室に注水し、その水圧を大気圧に等しく保つ有人式水中作業機が開示されている。かかる水中作業機では、潜水士は圧力変化にさらされることがない。
しかし、特許文献1に開示された水中作業機には、以下の問題があった。(1)潜水士が機外に出て作業を行うことができない。(2)注水後においては、潜水士は、作業を行わない時間帯においても潜水用具を着用して水中にいることとなる。休憩をとることができず、長時間にわたって水中にいることが困難である。
特開平06−278689号公報
解決しようとする課題は、艇外に出て作業をすることができ、かつ、作業を行わない時間帯において潜水士が空気中にいることのできる潜水艇を提供することである。
本発明の潜水艇は、
気圧調整機構を設けたダイバー室と、
前記ダイバー室の下側に設けられた出入用ハッチを備え、
前記気圧調整機構は前記ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも高くする高圧状態を実現するものであることを特徴とする。
潜水士は、ダイバー室において空気中にいることができ、艇外で作業を行う場合にのみ潜水用具を着用して出入用ハッチから艇外に出る。
高圧状態においては、出入用ハッチを開けても、ダイバー室に水が流入することがない。ダイバー室の気圧が外部の水圧よりも高く、出入用ハッチがダイバー室の下側に設けられているので水の質量による流下(流入)もないからである。
本発明の潜水艇は、
前記気圧調整機構はダイバー室の気圧を外部の水圧よりも低くする低圧状態をも実現するものであり、
前記高圧状態において前記出入用ハッチを開閉可能とし、前記低圧状態において前記出入用ハッチを閉じてロックする制御手段を備えることを特徴とする。
潜水士の居住環境としては、高圧状態よりも、大気圧(およそ0.1MPa)に近いほうが快適である。そこで、ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも低くする低圧状態をも実現する。
低圧状態において出入用ハッチを開けるとダイバー室に水が流入してしまうので、出入用ハッチを閉じてロックすることが好ましい。
本発明の潜水艇は、
深度計を備え、
前記高圧状態は前記ダイバー室の気圧を前記深度計によって測定された深度によって求められる外部の水圧よりも高くすることを特徴とする。
外部の水圧は、深度によっておよそ定まる。深度計を備えて、外部の水圧をほぼ正確に求めることができる。
本発明の潜水艇は、
前記出入用ハッチは、前記ダイバー室から見て外開きのものであることを特徴とする。
出入用ハッチは、ダイバー室から見て外開きのものとすることも内開きのものとすることも可能である。ダイバー室の気圧が外部の水圧よりも高いので、外開きのほうが操作が容易であり、外開きとすることが好ましい。
艇外に出て作業をすることができ、かつ、作業を行わない時間帯において潜水士が空気中にいることのできる潜水艇を提供することができる。
図1は、潜水艇を上方から見た図である。 図2は、潜水艇を側方から見た図である。 図3は、潜水艇の詳細図である。
以下、本発明の実施例を示す。説明のために潜水艇の機構を簡略に示した図1及び図2を用いるが、実際の潜水艇の詳細は、図3のとおりである。
(潜水艇の構造)
図1は、潜水艇を上方から見た図である。潜水艇1の内部は、運転室2、ダイバー室3及びエンジン室4に分割されている。ダイバー室3の下側に出入用ハッチ5が設けられている。出入用ハッチ5には、ハッチを閉じた状態に保つロック6が付されている。
ダイバー室3には気圧調整機構7が設けられ、ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも高くする高圧状態、ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも低くする低圧状態の両方を実現することができる。
運転室2の気圧は、大気圧(およそ0.1MPa)に保たれている。
気圧調整機構7は、高圧状態を実現する際に、図示しない深度計からの情報に基づき、ダイバー室3の気圧Pを、P(MPa)=外部の水圧(水圧計によって測定される。)+0.02として計算した値に調整する。ただし、水圧計に替えて深度計を設け、P(MPa)=深度(m)/100+0.12として計算した値に調整することでもよい。ここで、定数0.02及び0.12は、Pを深度によって求められる外部の水圧よりも0.02MPaだけ高い気圧としている。定数の値は、ダイバー室3の気圧が外部の水圧よりも大きいような範囲で設計により変更して問題ない。
ロック6及び気圧調整機構7は制御手段8によって制御される。制御手段8は、高圧状態を実現した後ではロック6による出入用ハッチ5の拘束を解除する。その他の場合には、ロック6によって出入用ハッチ5を閉じた状態に保つ。
ロック6及び気圧調整機構7は制御手段8によって制御される。制御手段8は、高圧状態を実現した後ではロック6による出入用ハッチ5の拘束を解除する。その他の場合には、ロック6によって出入用ハッチ5を閉じた状態に保つ。
図2は、潜水艇を側方から見た図である。出入用ハッチ5は、ダイバー室3の下側に設けられている。
(潜水時の作動)
以下、水深30mの箇所にあるパイプラインの維持を行うために潜水する場合を例として、潜水時における作動について説明する。
運転士が運転室2に搭乗し、潜水士がダイバー室3に搭乗して、潜水を開始する。潜水開始前の運転室2及びダイバー室3の気圧は共に0.1MPaである。
運転室2及びダイバー室3の気圧を共に0.1MPaに保った状態で、水深30mまで潜水する。
潜水直後においては、ダイバー室3の気圧(0.1MPa)は外部の水圧(0.4MPa程度)よりも低い。すなわち、低圧状態となっている。この状態においては、ロック6によって出入用ハッチ5が閉じた状態に保たれており、潜水士は艇外に出ることができない。
潜水後に、運転士が制御手段8を操作し、高圧状態とする。深度計によって水深30mの位置にいることがわかり、ダイバー室3の気圧は、深度(m)/100+0.12の値である0.42MPaまで昇圧される。昇圧は、運転室に設けられた空気ボンベ9からダイバー室に空気を送ることにより行われる。この昇圧は、急激な加圧による潜水士への影響を予防するため、120分をかけて行われる。
昇圧が完了し、高圧状態となると、ロック6による出入用ハッチ5の拘束が解除される。潜水士は、潜水用具を着用し、出入用ハッチ5から艇外に出て活動(パイプラインの維持)を行う。
潜水士は、30分の艇外活動を終えて帰艇する。帰艇時にはダイバー室3は高圧状態のままである。出入用ハッチ5は内開きであるので、高圧のダイバー室に向けて移動させて開くには力を要する。そこで、潜水士が艇外のボタン(図示しない)を押すことで電気的に開閉させる。なお、出入用ハッチ5にバネヒンジによって内向きの力を与えてもよい。
潜水士がダイバー室3に入り、出入用ハッチ5が閉じられたことを確認した上で、運転士が制御手段8を操作し、低圧状態とする。ロック6によって出入用ハッチ5が閉じた状態に保たれ、ダイバー室3の気圧は0.1MPaまで減圧される。減圧は、電動或いは油圧の排気用コンプレッサー(図示しない)で艇外に強制排気することにより行われる。なお、排気用のリリーフバブルから自動排気することでもよい。この減圧は、潜水病を予防するため、120分をかけて行われる。
減圧が完了すると、潜水士は、大気圧に保たれたダイバー室3において、潜水用具を脱いで休憩をすることができる。
十分な休憩の後に、再び艇外に出て活動を行うこともできる。
艇外に出て作業をすることができ、かつ、作業を行わない時間帯において潜水士が空気中にいることのできる潜水艇であり、海底油田のためのパイプラインの維持、その他の海中作業における利用が考えられる。また、魚やサンゴを観賞させる観光目的の利用も考えられる。
1 潜水艇
2 運転室
3 ダイバー室
4 エンジン室
5 出入用ハッチ
6 ロック
7 気圧調整機構
8 制御手段
9 空気ボンベ

Claims (4)

  1. 気圧調整機構を設けたダイバー室と、
    前記ダイバー室の下側に設けられた出入用ハッチを備え、
    前記気圧調整機構は前記ダイバー室の気圧を外部の水圧よりも高くする高圧状態を実現するものであることを特徴とする、潜水艇。
  2. 前記気圧調整機構はダイバー室の気圧を外部の水圧よりも低くする低圧状態をも実現するものであり、
    前記高圧状態において前記出入用ハッチを開閉可能とし、前記低圧状態において前記出入用ハッチを閉じてロックする制御手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の潜水艇。
  3. 深度計を備え、
    前記高圧状態は前記ダイバー室の気圧を前記深度計によって測定された深度によって求められる外部の水圧よりも高くすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の潜水艇。
  4. 前記出入用ハッチは、前記ダイバー室から見て外開きのものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の潜水艇。
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