JP2014200267A - 採取具ケース - Google Patents

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JP2014200267A JP2013075603A JP2013075603A JP2014200267A JP 2014200267 A JP2014200267 A JP 2014200267A JP 2013075603 A JP2013075603 A JP 2013075603A JP 2013075603 A JP2013075603 A JP 2013075603A JP 2014200267 A JP2014200267 A JP 2014200267A
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和明 香川
Kazuaki Kagawa
和明 香川
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Abstract

【課題】構成を簡素化し得る。
【解決手段】使用者が把持可能な筐体20の一端に開口部26が設けられた血糖計本体10と、開口部26に設けられたチップ装着部16に着脱可能に装着され血液を収容するチップ12と、弾性部材で構成され少なくとも1側面が開口して内壁面に複数個のチップ係止突起76が形成され、チップ12とチップ装着部16との装着嵌合力よりもチップ係止突起76とチップ12との収納嵌合力の方が大きくなるようチップ12を内部に収容し、チップ係止突起76をチップ12に係止させ、チップ12を内部に収容しつつ血糖計本体10から離隔する方向へ移動されることにより、チップ装着部16に装着されているチップ12をチップ装着部16から離脱させるキャップ14とを設けるようにした。
【選択図】図13

Description

本発明は、採取具ケースに関し、例えば血液中の血糖値のような体液中の所定成分の量や性質等を測定する血糖計に着脱可能な採取具を収容する場合に適用して好適なものである。
従来、体液中の所定成分を検出しその所定成分の量や性質等を測定するために、種々の体液成分測定装置が用いられており、例えば、血糖値を測定する装置として、血液中のブドウ糖濃度を測定する血糖計が使用されている。
血糖計としては、図16及び図17に示す血糖計201のように、キャップ214内部にチップ12を予め収納し、当該キャップ214を血糖計本体210の先端に被せることにより、血糖計本体210にチップ12を装着する物がある。
このような血糖計201としては、血糖計に血液が付着した際の交差感染を防ぐために、血糖値を測定した後の使用済みのチップ12を、血糖計本体210に設けられたイジェクタ操作子18を操作して当該血糖計本体210から取り外すことにより、当該チップ12に手を触れることなく廃棄できるイジェクタ機構を有する物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−233845公報
このような血糖計においては、血糖計本体にイジェクタ機構を設けるため、機構部品の点数が増え、機構が複雑化してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、構成を簡素化し得る採取具ケースを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の採取具ケースにおいては、体液中の成分を測定する体液成分測定装置に用い、体液を採取するための採取具を収容するケースであって、弾性部材で構成され少なくとも1側面が開口して内壁面に複数個の突起が形成され、当該突起を採取具に係止させ採取具を内部に収容しつつ体液成分測定装置本体から離隔する方向へ移動されることにより、体液成分測定装置に装着されている採取具を当該体液成分測定装置から離脱させるようにした。
これにより、イジェクタ機構を体液成分測定装置に設けることなく、当該体液成分測定装置から採取具を離脱させることができる。
本発明によれば、イジェクタ機構を体液成分測定装置に設けることなく、当該体液成分測定装置から採取具を離脱させることができ、構成を簡素化し得る採取具ケースを実現できる。
血糖計の構成(1)を示す分解斜視図である。 血糖計の構成(2)を示す略線図である。 チップ装着部の構成(1)を示す血糖計本体の縦断面図である。 チップの構成(1)を示す斜視図である。 チップの構成(2)を示す側面図である。 チップの構成(3)を示し、図5のA−A'矢視断面図である。 チップ装着部の構成(2)を示す血糖計本体の縦断面図である。 キャップの構成(1)を示す斜視図である。 キャップの構成(2)を示す背面図である。 キャップの構成(3)を示す側面図である。 キャップの構成(4)を示し、図10のA−A'矢視断面図である。 チップ装着の流れを示す断面図である。 チップ回収の流れを示す断面図である。 他の実施の形態によるキャップの構成(1)を示す断面図である。 他の実施の形態によるキャップの構成(2)を示す断面図である。 従来の血糖計の構成を示す分解斜視図である。 従来のチップ装着部の構成を示す断面図である。
以下に、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
[1.実施の形態]
[1−1.血糖計の構成]
図1及び図2に示すように、血糖計1は、血糖計本体10と、チップ12と、キャップ14とにより構成されている。血糖計本体10は、医師や看護士或いは糖尿病患者等(以下では使用者とも呼ぶ)が手に持って操作することにより、血液中の血糖値を測定し、その血糖値の測定データを管理するようになされている。
チップ12は、血糖計本体10の前端部に設けられたチップ装着部16に対し着脱自在に構成されている。キャップ14は、チップ12を内部に収容可能に構成されている。
[1−2.血糖計本体の構成]
血糖計本体10は、中空の容器からなる筐体20内に、当該血糖計本体10全体を制御する制御部(図示せず)と、例えばボタン型電池でなる電源部(図示せず)と、血糖値等を測定する測定部(図示せず)とを有している。
血糖計本体10の上面には、例えば液晶ディスプレイにより構成された表示部22が設けられ、当該表示部22は、入力事項や確認事項、測定結果等を表示する。
表示部22の後側には、例えば押しボタンでなる操作部24が2個設けられ、当該操作部24は、血糖計本体10の電源の投入又は遮断や、使用者からの各種操作を受け付ける。
筐体20は、人が片手で持って操作部24の押しボタンを容易に押圧操作できるように少し細長であって、人が持ち易い立体形状とされている。
図3に示すように、筐体20の長手方向の一側(前端部)には、円筒形状の筐体円筒部28が形成され、当該筐体円筒部28の前端には、略円形でなる開口部26が設けられている。この筐体円筒部28の内壁面には、内側に向かって突設する突起である突条39が設けられている。
筐体円筒部28の内側には、測光ブロック32と内リング34とから構成された測定部30が設けられている。測光ブロック32は、筐体20に支持固定されており、採血した血液から血糖値を光学的に測定する。この測光ブロック32は、血液検体の呈色濃度と赤血球の赤色濃度とを測定し、呈色濃度から得られるグルコース値を赤色濃度から得られるヘマトクリット値を用いて補正しつつグルコース濃度を定量して、血糖値を測定する。
内リング34は貫通穴36が中央に設けられた円筒部38と、この円筒部38の一方(上方向)の端面側に連続して半径方向外側へ展開するように設けられたフランジ部40とを有している。フランジ部40は、筐体円筒部28の内側に嵌合されており、このフランジ部40を介して内リング34が筐体円筒部28に固定されている。
この筐体円筒部28と内リング34とにより、チップ12を着脱可能に支持するチップ装着部16が構成されている。
この筐体円筒部28と内リング34との間にはリング状の空間であるチップ保持部42が形成されており、当該チップ保持部42にチップ12が嵌合することにより、チップ装着部16にチップ12が装着される。このような、チップ保持部42に対するチップ12の嵌合力を、以下では装着嵌合力とも呼ぶ。
[1−3.チップの構成]
図4乃至図6に示すように、チップ12は略円筒形状であり、円板状に形成されたベース部50と、このベース部50の一方の面(前面)に形成されたノズル部52と、ベース部50の他方の面(後面)に形成された円筒部54とから構成されている。
ベース部50の外径は、筐体円筒部28(図3)の外径よりも僅かに大きく形成されている。また、ノズル部52は、ベース部50の中央に立設されており、その中心部には軸方向へ貫通する採取孔56が設けられている。ノズル部52の先端部は先細に形成されており、その先端面には検体を吸引し易くするための凹溝58が設けられている。
円筒部54は、チップ装着部16(図3)の筐体円筒部28の内径よりも僅かに小さい外径に形成されており、図7に示すように当該筐体円筒部28の内側に嵌まり合うと共に、円筒部38の外径とほぼ同様の内径に形成されており、当該円筒部38を覆うようになされている。
また円筒部54の先端部には、弾性片からなる複数(例えば4個)の係合爪60が周方向に連続する円弧状の凸部として形成されており、その外周面には、摩擦抵抗を高める山形凸部62が設けられている。
チップ12は、係合爪60を血糖計本体10の筐体円筒部28の内周面に接触させて押し込まれ当該係合爪60が突条39を乗り越えることにより、チップ保持部42によるチップ12の保持力を高めて外れ難くなされている。
円筒部54の内側には、採取孔56に連通された試験紙収納部64が設けられている。この試験紙収納部64には、血液を採取して所定量の血液を保持する試験紙66が収納されている。測定部30(図7)は、試験紙66に保持された血液に、測光ブロック32から照射される所定の光を照射することにより、血液中の成分を測定する。
また円筒部54の内面は段差を有しており、この段差に内リング34の端部が当接することにより、チップ12が測光ブロック32へ正確に位置決めされる。
[1−4.キャップの構成]
図8乃至図11に示すキャップ14は、チップ装着部16(図7)に対してチップ12を装着したり、取り外したりする場合に使用される。
キャップ14は可撓性を有し、一側面に開口部71を有する有底円筒形であり、チップ12を内部に収納する空間であるチップ収納部70が設けられている。
キャップ14は、開口部71近傍であり内部にチップ12の大部分が収納される収納部72と、先端側(前方)に向かうに連れてやや先細に形成された摘み部74とを有している。
収納部72の前方寄りの内壁面には、図9に示すようにキャップ14の中心軸CLを中心とする互いの角度が90度となるように配置された4個のチップ係止突起76が、当該収納部72と一体成型されて内側に向かって突設している。このためチップ係止突起76は、対向する1組のチップ係止突起76が2組形成されている。
図11に示すようにチップ係止突起76は、収納部72の円周方向に沿って見た際、後方から前方に向かうに連れて内側(キャップ14の中心軸側)に傾斜する外側摺動面78が形成され、当該外側摺動面78の前端からはチップ12のベース部50の外周面とほぼ平行な平面である当接面79が形成されている。この当接面79の内径(すなわち対向する当接面79の間の距離)は、チップ12のベース部50の外径とほぼ同様に形成されている。
当接面79の前端からは、後方から前方に向かうに連れてキャップ14の中心軸側に傾斜する内側摺動面81が形成され、当該内側摺動面81の前端である最内周側には先端部80が形成されている。またチップ係止突起76の前面には、収納部72の内壁面からほぼ垂直に立設する係止面82が形成されている。
チップ係止突起76の内径(すなわち先端部80の内径であり、対向するチップ係止突起76の先端部80の間の距離)は、チップ12のベース部50の外径よりもやや短く形成されている。
キャップ14は、チップ12をチップ係止突起76の当接面79により挟み込んで嵌合力(以下では収納嵌合力とも呼ぶ)を発生させ、チップ収納部70に収納するよう保持する。この収納嵌合力は、上述した装着嵌合力よりも弱いものとなっている。このようにチップ収納部70にチップ12を保持している状態をチップ収納状態とも呼ぶ。
[1−5.動作及び効果]
以上の構成において、図12(A)に示すように、チップ12が血糖計本体10に装着される前の段階においては、キャップ14がチップ係止突起76の当接面79によりチップ12を挟み込んでチップ収納部70に保持している。
続いて使用者は、図12(B)に示すように、チップ12が収納されたキャップ14を血糖計本体10のチップ装着部16に被せ、チップ保持部42の所定深さまで押し込む。
これにより、チップ12の円筒部54がリング状に開口されたチップ保持部42に差し込まれ、円筒部54の先端に設けた4つの係合爪60が、筐体円筒部28の内壁面と内リング34の外壁面との間に入り込む。
チップ12は、筐体円筒部28と円筒部54との間に発生する保持力により、チップ装着部16に保持されて固定される。この状態を装着状態とも呼ぶ。装着状態においては、ベース部50の後側面が筐体円筒部28の前端面に接触している。
続いて図12(C)に示すように、使用者がキャップ14を血糖計本体10から離隔する方向へ引っ張る。上述したようにチップ12のキャップ14への取り付け力である収納嵌合力は、チップ12のチップ装着部16への取り付け力である装着嵌合力よりも弱いため、キャップ14が引っ張られると、チップ12がチップ装着部16に保持されたまま、キャップ14がチップ12から分離される。
このように血糖計1は、装着嵌合力と収納嵌合力との差によって、チップ12をチップ装着部16に装着させることができる。これにより、チップ12の取付作業が完了し、この状態において、検体である血液中の血糖値等の測定が可能となる。
血液の採取は、まず、指先を専用の穿刺器具で穿刺し、その穿刺部から皮膚上に少量(例えば、0.3〜1.5μL程度)の血液を流出させる。この指先に盛り上がった少量の血液に、血糖計本体10の先端に装着されているチップ12のノズル部52(図4)の先端を当接させる。
これにより、指先の血液は、凹溝58を経て採取孔56内に入り込み、毛細管現象により吸引されて内側に流れ、円筒部54内に収容されている試験紙66の中央部に到達する。この試験紙66に到達した血液は、その表面から内部に染み込み、半径方向外側へ向かって放射状に広がって行く。
この血液の展開と同時に、血液中のブドウ糖と試験紙66に担持されている試薬とが反応を開始し、ブドウ糖の量に応じて呈色する。測定部30は、この呈色した試験紙66の色を測定(測色)し呈色の強度(濃淡)を測定することにより、血糖値を求める。
測定終了後、チップ12をチップ装着部16から排出する場合には、図13(A)に示すように、チップ収納部70が空になっているキャップ14の摘み部74を使用者が力を入れて摘む。このときキャップ14は、その弾性により開口部71がやや開くように変形し、チップ係止突起76の先端部80の内径は、チップ収納状態よりもやや大きくなり、チップ12のベース部50の外径よりも僅かに大きくなる。
使用者は血糖計本体10の筐体20を一方の手で把持し、変形したキャップ14をもう一方の手で血糖計本体10に近接させ、チップ係止突起76の先端部80がチップ12のベース部50を乗り越える位置まで押し込む。ここで、チップ係止突起76には外側摺動面78及び内側摺動面81が形成されているため、ベース部50に外側摺動面78及び内側摺動面81を摺動させることにより、チップ係止突起76がベース部50を乗り越えやすくなっている。
続いて使用者は摘み部74を摘む力を緩め、収納部72を軽く摘んで図13(B)に示すようにチップ12のベース部50の外縁にチップ係止突起76の係止面82を引っ掛ける。
この状態で使用者は、図13(C)に示すように、装着嵌合力よりも大きい力で血糖計本体10からキャップ14を引っ張ることにより、チップ係止突起76でチップ12を引っ掛けて保持しキャップ14のチップ収納部70に収納しつつ、チップ装着部16から離脱させる。そして使用者は、キャップ14及び当該キャップ14に収納されたチップ12を所定の廃棄容器に廃棄する。
これにより使用者は、チップ12に手を触れることなく、安全性を保持して簡単且つ迅速にチップ12の廃棄処理を行うことができる。
また血糖計1は、血糖計本体10からチップ12を離脱させるためのイジェクタ機構を当該血糖計本体10から省略できるため、機構部品の点数を減らし簡易な構成とすることができる。
さらに血糖計1は、血液の交差感染を防ぐために、血糖計本体10に付着した血液等の汚れを例えばアルコール消毒したいという要望がある。
従来の血糖計201(図14)においては、イジェクタ操作子18の操作を血糖計本体210の筐体内部に伝達するための伝達孔が筐体に穿設されているため、当該孔を介してアルコール等の液体が筐体内部に侵入してしまうおそれがあった。
これに対し血糖計1においては、イジェクタ機構そのものを省略することにより、そのような伝達孔を穿設する必要がないため、血糖計本体10を洗浄した際に筐体20内部への液体の侵入を防止でき、防水機能を向上できる。
さらに血糖計1は、従来のイジェクタ操作子を省略できるため、使用者が操作する際の操作部を減らすことができ、特に高齢者等に対し、操作を簡易なものとし、ユーザビリティを向上できる。
以上の構成によれば、体液中の成分である血糖値を測定する血糖計1は、使用者が把持可能な筐体20の一端に開口部26が設けられた血糖計本体10と、開口部26に設けられたチップ装着部16に着脱可能に装着され血液を収容するチップ12と、弾性部材で構成され少なくとも1側面が開口して内壁面に複数個のチップ係止突起76が形成され、チップ12とチップ装着部16との装着嵌合力よりもチップ係止突起76とチップ12との収納嵌合力の方が大きくなるようチップ12を内部に収容し、血糖計本体10に近接されることによりチップ12をチップ装着部16に装着させる一方、チップ係止突起76をチップ12に係止させチップ12を内部に収容しつつ血糖計本体10から離隔する方向へ移動されることにより、チップ装着部16に装着されているチップ12をチップ装着部16から離脱させる採取具ケースとしてのキャップ14とを設けるようにした。これにより血糖計1は、イジェクタ機構を血糖計本体10に設けることなく、当該血糖計本体10からチップ12を離脱させることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、キャップ14の内壁面に4個のチップ係止突起76を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば3個や5個以上等、任意の個数のチップ係止突起76を設けて良い。この場合、例えば6個や8個等の偶数の個数でなるチップ係止突起76が、互いに対向するように突出していると、対向するチップ係止突起76によりチップ12を確実に掴むことができる。
また上述した実施の形態においては、図14及び図15に示すキャップ114のように、チップ係止突起176を断面三角形状としても良い。
図14に示すようにチップ係止突起176は、収納部72の円周方向に沿って見た際、三角形状に構成されており、後方から前方に向かうに連れてキャップ14の中心軸側に傾斜する摺動面178が形成され、最内周側には先端部180が形成されている。またチップ係止突起176の前面には、収納部72の内壁面からほぼ垂直に立設する係止面182が形成されている。
チップ係止突起176の内径(すなわち先端部180の内径であり、対向するチップ係止突起176の先端部180の間の距離)は、チップ12のベース部50の外径よりもやや短く形成されている。
キャップ114は、図15に示すように先端部180が弾性変形して潰れることによりチップ12をチップ係止突起176で挟み込んで収納嵌合力を発生させ、チップ収納状態とする。
一方キャップ114は、図14に示すようにチップ12のベース部50の外縁にチップ係止突起176の係止面182を引っ掛け血糖計本体10から離隔する方向へ引っ張られることにより、当該チップ12をチップ収納部70に収納しつつ、チップ装着部16から離脱させる。
また上述した実施の形態においては、チップ係止突起を断面半円形状や断面四角形状等、種々の形状にしても良い。
また上述した実施の形態においては、チップ係止突起76の係止面82を、収納部72の内壁面からほぼ垂直に立設する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チップ12のベース部50を引っ掛けることができる種々の形状であっても良い。
その場合、収納部72の内壁面から垂直か、垂直からキャップ14の先端(前端)に向かって傾斜している形状である場合、より確実にチップ12のベース部50を引っ掛けることができる。
また係止面82は、平面形状に限らず、例えば収納部72の内壁面から中心に向かいつつキャップ14の先端方向に湾曲する湾曲形状であっても良い。
すなわち、チップ係止突起76は、チップ収納状態において装着嵌合力よりも弱い収納嵌合力でチップ12を収納部72に保持すると共に、チップ12の所定部分を係止する又は挟み込んで装着嵌合力よりも強い力で血糖計本体10から引っ張れることができる形状であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、キャップ14の摘み部74を使用者が摘むことによりキャップ14の開口を広げ、チップ係止突起76がチップ12のベース部50を乗り越えられるようにする場合について述べた。本発明はこれに限らず、使用者が摘み部74を力を入れて摘むことなくキャップ14をチップ装着部16に押し込んだ際、弾性変形することによりチップ12のベース部50を乗り越える程度の弾性力でなるチップ係止突起76としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ベース部50の外径を、筐体円筒部28の外径よりも僅かに大きく形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ベース部50の外径を筐体円筒部28の外径とほぼ同様に構成しても良い。但し、ベース部50の外径が筐体円筒部28の外径よりも大きい方が、チップ係止突起76により当該ベース部50を容易に引っ掛けることができる。
さらに上述した実施の形態においては、装着状態において、チップ12のベース部50の後側面が血糖計本体10の筐体円筒部28の前端面に接触する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ベース部50の後側面を筐体円筒部28の前端面から離隔して装着状態とし、ベース部50の後側面と筐体円筒部28の前端面との間の空間にチップ12のチップ係止突起76を差し込むことにより、チップ係止突起76をベース部50の外縁に引っ掛けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、チップ12の円筒部54が血糖計本体10の筐体円筒部28の内側に嵌り込むことにより装着状態となる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、チップ12の円筒部54が血糖計本体10の筐体円筒部28の外側に被さることにより装着状態となっても良い。その場合、キャップ14のチップ係止突起76をチップ12の円筒部54の端面の縁に引っ掛けることにより血糖計本体10からチップ12を離脱させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、チップ係止突起76を収納部72と一体成型する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、収納部72と別に形成したチップ係止突起76を収納部72の内壁面に固定しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、キャップ14の開口側近傍の収納部72の内壁面にチップ係止突起76を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、キャップ14の開口側の端部とは逆の端部近傍の摘み部74の内壁面に設けても良い。
また上述した実施の形態においては、体液として血液について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、リンパ液、髄液、唾液等であっても良い。
また上述した実施の形態においては、体液(血液)中の測定目的とする成分として、ブドウ糖(血糖値)について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、コレステロール、尿酸、クレアチニン、乳酸、ヘモグロビン(潜血)、各種アルコール類、各種糖類、各種タンパク質、各種ビタミン類、ナトリウム等の各種無機イオン、PCBやダイオキシン等の環境ホルモンであっても良い。
さらに上述した実施の形態においては、所定成分の量を測定するものとして説明したが、所定成分の性質を測定するものであってもよく、また、所定成分の量及び性質の双方を測定するものであってもよい。
本発明は、例えば医療分野に適用することができる。
1、201……血糖計、10、210……血糖計本体、12……チップ、14、114、214……キャップ、16……チップ装着部、18……イジェクタ操作子、20……筐体、22……表示部、24……操作部、26……開口部、28……筐体円筒部、30……測定部、32……測光ブロック、34……内リング、36……貫通穴、38……円筒部、39……突条、40……フランジ部、42……チップ保持部、50……ベース部、52……ノズル部、54……円筒部、56……採取孔、58……凹溝、60……係合爪、62……山形凸部、64……試験紙収納部、66……試験紙、70……チップ収納部、71……開口部、72……収納部、74……摘み部、76、176……チップ係止突起、78……外側摺動面、79……当接面、80、180……先端部、81……内側摺動面、82、182……係止面、178……摺動面。

Claims (7)

  1. 体液中の成分を測定する体液成分測定装置に用い、上記体液を採取するための採取具を収容するケースであって、
    弾性部材で構成され少なくとも1側面が開口して内壁面に複数個の突起が形成され、当該突起が内側に向かうよう撓むことにより当該突起を上記採取具に係止させ、上記採取具を内部に収容しつつ上記体液成分測定装置から離隔する方向へ移動されることにより、上記体液成分測定装置に装着されている上記採取具を当該体液成分測定装置から離脱させる
    ことを特徴とする採取具ケース。
  2. 上記採取具ケースは、上記採取具が上記体液成分測定装置に設けられた採取具装着部に装着される際、上記採取具と上記採取具装着部との嵌合力よりも上記突起と上記採取具との嵌合力の方が小さくなるよう上記採取具を内部に収容し、上記採取具装着部に近接されることにより上記採取具を上記採取具装着部に装着させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の採取具ケース。
  3. 上記採取具は、上記採取具装着部の端部の外径よりも大きい外径であるベース部を有し、
    上記採取具ケースは、上記ベース部に上記突起を係止させる
    請求項2に記載の採取具ケース。
  4. 上記採取具ケースは、複数の上記突起の内径が、上記ベース部の外径よりも短く構成されている
    請求項3に記載の採取具ケース。
  5. 上記突起は、上記採取具ケースの開口側である一端から他端に向かうに連れて当該採取具の中心軸内側に向かって傾斜する面が上記開口側に形成されている
    請求項2に記載の採取具ケース。
  6. 上記突起は、上記採取具ケースの内壁面からほぼ垂直か、上記採取具ケースの開口側である一端から他端に向かうに連れて当該採取具の中心軸内側に向かって傾斜する面が、上記他端側に形成されている
    請求項5に記載の採取具ケース。
  7. 上記突起は、三角形状である
    請求項6に記載の採取具ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7261526B1 (ja) * 2022-07-28 2023-04-20 ナッジヘルステック株式会社 血液保存容器および血液採取器具

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