JP2014198136A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認容易なパッド配置標識を有し、吸収性パッドをシャーシの内面において性別ごとに互いに異なる適正な位置に配置することのできる使い捨て着用物品。【解決手段】シャーシ11は、少なくともクロッチ域15の肌対向面において、吸収性パッド12の外形状を有するパッド配置標識61,62を有し、吸収性パッド12は、縦方向Yにおいて対向する第1端縁部12aと第2端縁部12bとを有し、パッド配置標識61,62は、吸収性パッド12の第1端縁部12aを第1ウエスト域13側に位置させる第1パッド配置標識61と、吸収性パッド12の第2端縁部12bを第1ウエスト域13側に位置させる第2パッド配置標識62から成る。【選択図】図2

Description

この発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、主として大人用の、おむつの外形をなすシャーシと、シャーシの内面に配置される吸収性パッドとを有する使い捨て着用物品に関する。
従来、おむつの外形をなすシャーシと、その内面に配置された吸収性パッドとを備える開放型の使い捨て着用物品は公知である。例えば、特許文献1には、おむつの外形をなすシャーシと、シャーシの内面に取り外し可能に取り付けられた吸収性パッドとを備える使い捨て着用物品が開示されている。
特開2010−75542号公報
特許文献1に開示された使い捨て着用物品によれば、シャーシとその内面に取り外し可能に取り付けられた吸収性パッドとが組み合わせて構成されているので、排泄後において体液を吸収保持した吸収性パッドを交換することによって、再び着用者の身体に着用させることができる。したがって、排泄の度にシャーシを交換、廃棄する必要がなく、廃棄に要する手間を省くことができるとともに、経済性に優れる。
しかし、吸収性パッドの取付、交換時において、吸収性パッドをシャーシの適正な位置に配置しない場合には、排泄物の横漏れを生じる原因となるおそれがある。特に、性別等によってシャーシの内面における配置態様が異なる吸収性パッドを用いる場合には、適正な位置に配置しなければ所要の効果を奏することができない。
本発明の目的は、従来の使い捨て着用物品の改良にあり、視認容易なパッド配置標識を有し、吸収性パッドをシャーシの内面において性別ごとに互いに異なる適正な位置に配置することのできる開放型の使い捨て着用物品の提供に関する。
前記課題を解決するために、本発明は、横方向及び縦方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、第1ウエスト域と、第2ウエスト域と、前記第1及び第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシの前記肌対向面に配置される吸収性パッドとを含む使い捨て着用物品に関する。
この発明に係る使い捨て着用物品は 前記シャーシが、少なくとも前記クロッチ域の前記肌対向面において、前記吸収性パッドの外形状を有するパッド配置標識を有し、前記吸収性パッドは、前記縦方向において対向する第1端縁部と第2端縁部とを有し、前記パッド配置標識は、前記吸収性パッドの前記第1端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第1パッド配置標識と、前記吸収性パッドの前記第2端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第2パッド配置標識とを有することを特徴とする。
本発明に係る使い捨て着用物品の一つ以上の実施態様によれば、その内面に第1及び第2パッド配置標識を備え、性別によって吸収性パッドを縦方向において互いに逆向きとなるように適正な位置に配置させることができる。
本発明に係る使い捨て着用物品の一例として示す、開放型の使い捨ておむつの着用状態における斜視図。 おむつの分解斜視図。 おむつの一部破断展開平面図。 吸収性パッドの一部破断平面図。 吸収性パッドを第1パッド配置標識に沿って配置した状態におけるおむつの展開平面図。 図5のVI−VI線に沿う模式的断面図。 吸収性パッドを第2パッド配置標識に沿って配置した状態におけるおむつの展開平面図。
<第1実施形態>
図1〜3を参照すると、使い捨て着用物品の一例として示す使い捨ておむつ10は、縦方向Y及び横方向Xを有し、肌対向面及びその反対側に位置する非肌対向面と、おむつの横方向Xの寸法を二等分する仮想縦中心線P−Pと、おむつの縦方向Yの寸法を二等分する仮想横中心線Q−Qと、着用者の下部トルソを覆い、かつ、ベース機能を有するシャーシ11と、シャーシ11の内面に配置された吸収性パッド12とを含む。吸収性パッド12は、シャーシ11のクロッチ域15を中心として前後ウエスト域13,14に延びており、図2において、後記の第1パッド配置標識61に沿って吸収性パッド12を配置する場合の態様を実線で示し、後記の第2パッド配置標識62に沿って吸収性パッド12を配置する場合の態様を仮想線で示す。なお、開示のおむつ10は、開放型おむつに属するが、本発明は、パンツ型(プルオン型)おむつの適用を排除するものではない。
<シャーシ>
シャーシ11は、前ウエスト域(第1又は第2ウエスト域の一方)13と、後ウエスト域(第1又は第2ウエスト域の他方)14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15と、肌対向面側に位置する透液性の表面シート16と、非肌対向面側に位置する裏面シート17と、表面シート16と裏面シート17の間に介在された吸液構造体18と、吸液構造体18と裏面シート17との間に位置する難透液性又は不透液性の防漏シート19とを含む。表面シート16の肌対向面側には、横方向Xにおいて互いに離間して縦方向Yへ延びる一対のバリアシート(封じ込めシート)20が配置される。シャーシ11は、吸液構造体18を有することによって所要の体液吸収性能を備えるが、吸収性パッド12を配置する限りにおいて、吸液構造体18を有しない、吸収保持機能を有しない形態であってもよい。
<表面シート、裏面シート>
表面シート16には、例えば、質量約15〜35g/m、好ましくは約18〜23g/mの親水性スパンボンド繊維不織布またはポイントボンド繊維不織布等の各種公知の繊維不織布を用いることができる。裏面シート17には、例えば、質量約10〜30g/mのスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド(SMS)繊維不織布またはスパンボンド繊維不織布を用いることができる。
<吸液構造体>
吸液構造体18は、少なくともクロッチ域15に位置するものであって、木材フラッフパルプ、超吸収性ポリマー粒子(SAP)、オプションとして熱可塑性繊維を含む混合物から形成された吸収性の芯材と、芯材を包被するティッシュペーパ等の液拡散性シートとから構成される。
<防漏シート>
防漏シート19には、難透液性、好ましくは、不透液性かつ通気性のプラスフィックフィルムを用いることができる。防漏シート19は、吸液構造体よりも外形が大きく、その外周縁から延出しており、吸液構造体に吸収、保持された体液の外部への漏れを防止することができるものであって、表面シート16と裏面シート17とのうちのいずれか一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して固定される。
<バリアシート>
バリアシート20は、表面シート16の両側部に固定された近位縁部23と、前後ウエスト域13,14において表面シート16と裏面シート17とに固定された前後固定端部24,25と、前後固定端部24,25間において縦方向Yへ延びるバリアシート20の内側縁を内方へ折り返すことによって形成された遠位縁部26とを有する。吸液構造体18の両側縁の横方向Xの外側において、防漏シート19の両側部とバリアシート20の近位縁部23との間には、縦方向Yへ延びる複数条のストリング状又はストランド状のレッグ弾性要素28がホットメルト接着剤(図示せず)を介して伸長状態で収縮可能に固定される。また、バリアシート20の遠位縁部26には、縦方向Yへ延びるストリング状又はストランド状のカフ弾性要素29が配設される。遠位縁部26は、おむつ10の着用状態において、カフ弾性要素29の収縮作用によって表面シートの肌対向面から着用者の身体側へ離間し、排泄物の横漏れを防止するための一対のバリアカフ(立体カフ)30が形成される。
シャーシ11は、互いに縦方向Yに対向して横方向Xへ延びるエンドフラップ31と、互いに横方向に対向して縦方向Yへ延びるサイドフラップ32とを有する。エンドフラップ31は、吸液構造体18の前後端縁から縦方向Yの外方へ延出する表面シート16、防漏シート19、裏面シート17及びバリアシート20が互いに重ね合わされることによって形成される。また、バリアシート20は、吸液構造体18の両側縁から横方向Xの外方へ延出する、表面シート16と、防漏シート19、裏面シート17及びバリアシート20が互いに重ね合わされることによって形成される。サイドフラップ32は、レッグ弾性要素28と協働してガスケットカフ32aを形成する。エンドフラップ31を形成する表面シート16と裏面シート17との間には、後ウエスト域14の後端縁に沿って横方向へ延びる帯状のサイドパネル33が配置される。
シャーシ11の後ウエスト域14におけるサイドフラップ32には、サイドパネル33が取り付けられる。サイドパネル33は、サイドフラップ32を形成するバリアシート20と裏面シート17との間に固定された固定部と、固定部から横方向Xの外側に延びる遠位部と、その外形をなす基材シート36と、基材シート36から横方向Xの外側に延出する二股状の補強シート37とを有する。基材シート36及び補強シート37とは、プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネート等の比較的に剛性及び引張強度の高いシート材料から形成されており、補強シート37の突出部の内面には、メカニカルファスナのフック群を有するファスナ部38が配置される。
前ウエスト域13の外面には、ファスナ部38が係離脱可能に掛け止めされるメカニカルファスナのループ群を有するランディング又はターゲット域を画成するための受け止めシート40が配置される。受け止めシート40は、プラスチックフィルムにループ群を有する繊維不織布や編み物等をラミネートして形成されており、ホットメルト接着剤、熱シール、粘着テープ等の各種公知の接合手段によって前ウエスト域13のほぼ外面全体に配置される。受け止めシート40には、絵柄、模様又は文字等の装飾要素を有するイラストシートを用いることができる。ファスナ部38を受け止めシート40に離脱可能に掛け止めすることによって、ウエスト開口と一対のレッグ開口とが画定される。
<吸収性パッド>
図4を参照すると、吸収性パッド12は、肌対向面側に位置する透液性の第1シート41と、非肌対向面側に位置する不透液の第2シート42と第1及び第2シート41,42間に介在された吸収性の芯材43とを有する。第1シート41は繊維不織布、第2シート42は、通気性プラスチックフィルム又はそれらのラミネートシート等の公知の材料から形成することができる。芯材43は、木材フラッフパルプ、超吸収性ポリマー粒子(SAP)、オプションとして熱可塑性繊維(ステープルファイバ)を含む混合物から形成される。図示してないが、芯材43は、好ましくは、ティッシュペーパ等の液拡散性シートによって包被される。また、吸収性パッド12の非肌対向面(シャーシ11との対向面)の中央部には、メカニカルファスナのフック群等の公知の掛け止め手段からなる第1連結部45が位置する。なお、吸収性パッド12は、全体として同一の幅寸法及び/又は幅広域47が幅狭域48よりも多量の芯材43を含むことによって肉厚であって、高い吸収性能を有するものであってもよい。
<第1及び第2身体位置標識>
吸収性パッド12は、さらに、曲状の互いに縦方向Yにおいて対向する円弧状の第1及び第2端縁部12a,12bと、第1及び第2端縁部12a,12b間に位置して内方へ凸曲し、かつ、第2端縁12bに向かうにつれて緩やかなカーブを描く両側部12c,12dと、第1端縁部12a側に位置する幅広域47と第2端縁部12b側に位置する幅狭域48とを有する。吸収性パッド12の肌対向面には、幅狭域48に位置する第1身体位置標識51と、第1身体位置標識51と縦方向Yにおいて離間して幅広域47に位置する第2身体位置標識52とを有する。第1及び第2身体位置標識51,52は、着用者の臀部の輪郭形状を成していて、それぞれ、中心点51a,52aと、中心点51a,52aの横方向Xの両側から延びる円弧状部位51b,52bとを有する。第1身体位置標識51は男性用、第2身体位置標識52は女性用であって、使用者が瞬時に区別できるように互いに異なる色彩(例えば、第1身体位置標識51は青色、第2身体位置標識52は赤色等)を有することが好ましい。また、第1及び第2身体位置標識51,52は図示した態様のほかに、他の図形、模様、文字又はそれらの組み合わせによって形成することもできるが、本実施形態のように着用者の臀部の輪郭形状を有することによって、着用者は、瞬時にそれが臀部の適正な配置位置を示すものであると理解することができる。
<第1及び第2パッド配置標識>
再び、図2及び3を参照すると、シャーシ11は、その内面において、吸収性パッド12の輪郭形状を成す第1パッド配置標識61と、それと横軸Qに関して対称に位置する第2パッド配置標識62とを有する。第1パッド配置標識61は、吸収性パッド12をその幅広域47が前ウエスト域13側に位置するように配置させるために設けられており、表面シート16の肌対向面に位置する、前ウエスト域13側において縦方向Yの外方(前方)へ凸曲する部分とクロッチ域15から後ウエスト域14において後方へ凸曲する部分とからなる連続する太線で示された第1表示部61aと、バリアカフ30の肌対向面に位置し、第1表示部61a間において横方向Xの外側へ凸曲する不連続の太線で示された第2表示部61bとを有する。一方、第2パッド配置標識62は、吸収性パッド12をその幅広域47が後ウエスト域14側に位置するように配置させるためのものであって、表面シート16の肌対向面に位置する、後ウエスト域14側において縦方向Yの外方(後方)へ凸曲する部分とクロッチ域15から前ウエスト域13にかけて前方へ凸曲する部分とからなる白抜き太線で示された第1表示部62aと、バリアカフ30の肌対向面に位置し、第1表示部62a間において横方向Xの外側へ凸曲する不連続の白抜き太線で示された第2表示部62bとを有する。
また、シャーシ11の表面シート16の肌対向面における横軸Qと交差する中央部には、吸収性パッド12をシャーシ11に着離脱可能に止め着けするための第2連結部65が配置される。吸収性パッド12の非肌対向面に位置する第1連結部45を第2連結部65に止め着けすることによって、吸収性パッドは所要の位置に配置される。なお、おむつ10は、メカニカルファスナのフック群を有する第1連結部45又は第2連結部65のいずれか一方のみを有し、それらに対向する側の吸収性パッド12又はシャーシ11の内面に直接連結することもできる。
吸収性パッド12の第1及び第2身体位置標識51,52とシャーシ11の第1及び第2パッド配置標識61,62とは、配置されるシートの表面に塗布された塗料や印刷インクで表示される。第1及び第2パッド配置標識61,62において、第1表示部61a,62aは印刷インクを連続的に塗布して表示されており、第2表示部61b,62bは印刷インクを非連続的に塗布して表示されている。第1及び第2パッド配置標識61,62は、着用者が瞬時に区別できるように、図示するように印刷インクの印刷パターンを変えたりすることによって、異なる装飾要素を有することが好ましい。また、第1及び第2パッド配置標識61,62が区別し易いように互いに異なる装飾要素を有することや、第2表示部62bが第1表示部62aと異なる表示要素を有するのは、吸収性パッド12をバリアシート20の内面に位置させることを意味する点を含めて吸収性パッド12の使用方法に関する説明をおむつ10の包装パッケージに印刷して記すこともユーザーフレンドリーの観点から好ましい。
<第1パッド配置形態(男性用)>
図5及び6を参照すると、吸収性パッド12が第1パッド配置標識61に沿ってシャーシ11の内面に配置されており、吸収性パッド12の幅広域47は前ウエスト域13側に位置している。かかる吸収性パッド12の配置形態は、おむつ10を男性が使用する場合に適し、吸収性パッド12の幅広域47が前ウエスト域13側に位置することによって、幅狭域48が前ウエスト域13側に位置する場合に比して身体の中心から前側に位置する男性の排尿器から排出される尿をより多く吸収、保持することができる。
また、着用者が男性用の吸収性パッド12の配置標識が第1パッド配置標識61であることをその色彩や模様等の装飾要素から認識できたとしても、その外形状に沿ってそのまま吸収性パッド12をシャーシ11の内面に配置した場合、吸収性パッド12の一部がバリアカフ30上に位置し、バリアカフ30が通常の機能を発揮せず、体液の横漏れを誘発する原因となる。本実施形態においては、第1パッド配置標識61の第1表示部61aが連続的に塗布された印刷インクであるのに対し、第2表示部61bが不連続的に塗布された印刷インクから形成されており、それらの表示要素が異なることから、着用者は第2表示部61bに沿う吸収性パッド12の幅広域47の両側はバリアカフ30の内面に位置させることを理解し、バリアカフ30の一部を捲り上げるようにして吸収性パッド12をシャーシ11内に配置することができる。
図6を参照すると、吸収性パッド12の幅広域47の両側をバリアカフ30の内方に位置させることによって、おむつ10の着用時において、少なくとも幅広域47の両側の横方向Xの外側にはバリアカフ30が起立し、吸収性パッド12からの体液の横漏れを効果的に防止することができる。また、吸収性パッド12が第1パッド配置標識61に沿って配置された状態において、幅狭域48に位置する第1身体位置標識51は着用者の臀部と対向する。着用者は、第1パッド配置標識61に沿って適正な位置に吸収性パッド12を配置したとしても、身体の適正な位置に吸収性パッド12を宛がうことが困難な場合があり、不適正な位置に当接させた場合には、着用中に吸収性パッドが位置ずれして体液の漏れを生じるおそれがあるところ、このように着用者の臀部の輪郭形状を有する第1身体位置標識51と対向するように自らの臀部を宛がうことによって、身体に吸収性パッド12を適正な位置に当接させることができる。
<第2パッド配置形態(女性用)>
図7を参照すると、吸収性パッド12が第2パッド配置標識62に沿ってシャーシ11の内面に配置されており、吸収性パッド12の幅広域47は後ウエスト域14側に位置している。かかる吸収性パッド12の配置形態は、おむつ10を女性が使用する場合に適し、吸収性パッド12の幅広域47が後ウエスト域14側に位置することによって、幅狭域47が後ウエスト域14側に位置する場合に比して身体の中心から後側に位置する女性の排尿器から排出される尿をより多く吸収、保持することができる。また、幅狭域47が前ウエスト域13側に位置することによって歩行動作等において吸収性パッド12が邪魔になることはない。吸収性パッド12が第2パッド配置標識62に沿って配置された状態において、第2身体位置標識52が着用者の臀部と対向して位置するので、身体の適正な位置に吸収性パッド12を宛がうことができる。
このように、本発明に係るおむつは、シャーシ11の内面に吸収性パッド12の配置位置を示す第1及び第2パッド配置標識61,62を有することによって、着用者はその性別によって適切な標識を使い分けることができる。すなわち、同一の吸収性パッド12であってもその配置位置を縦方向Yにおいて逆向きに変えることによって、性別によってより体液を吸収、保持できるように使用することができるので、性別ごとに異なる形状の2つの吸収性パッドを用意する必要はない。また、第1及び第2パッド配置標識61,62の装飾要素が異なることによって瞬時に適正な配置標識を選択することできる。さらに、それらの第1及び第2表示部61a,62a,61b,62bが互いに異なる表示要素であることから、吸収性パッド12の一部をバリアカフ30の内面に適正に配置することができ、また、第1及び第2身体位置標識51,52によって吸収性パッド12を身体の適正な位置に当接させることができるので、男性及び女性の高齢者等は、体液の漏れを心配することなく、安心しておむつ10を着用した状態のまま快適な日常生活を送ることができる。
使い捨ておむつ10を構成する各構成要素及び材料には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書及び特許請求の範囲において使用されている「第1」及び「第2」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いている。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
横方向及び縦方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、第1ウエスト域と、第2ウエスト域と、前記第1及び第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシの前記肌対向面に配置される吸収性パッドとを含む使い捨て着用物品において、前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域の前記肌対向面において、前記吸収性パッドの外形状を有するパッド配置標識を有し、前記吸収性パッドは、前記縦方向において対向する第1端縁部と第2端縁部とを有し、前記パッド配置標識は、前記吸収性パッドの前記第1端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第1パッド配置標識と、前記吸収性パッドの前記第2端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第2パッド配置標識とを有することを特徴とする前記着用物品。
上記段落0029に開示した本発明に係る使い捨て着用物品は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記第1パッド配置標識は、前記第2パッド配置標識と異なる装飾要素を備える。
(2)前記シャーシは、吸液構造体と、前記吸液構造体の前記肌対向面側に位置する透液性の表面シートと、前記表面シートの両側部の前記肌対向面側に位置する不透液性のバリアシートとを有し、前記第1及び第2パッド配置標識は、前記バリアシートに位置する第1表示部と、前記バリアシート間において外部に露出する前記表面シートに位置する第2表示部とを有する。
(3)前記吸収性パッドは、前記第1端縁部側に位置する幅広域と、前記第2端縁部側に位置する幅狭域とを有する。
(4)前記第1及び第2パッド配置標識は、前記シャーシの前記肌対向面に塗布された印刷インクによって形成される。
(5)前記第1及び第2パッド配置標識において、前記第1表示部は前記印刷インクを断続的に塗布して形成されたものであって、前記第2表示部は前記印刷インクを連続的に塗布して形成される。
(6)前記吸収性パッドは、少なくとも前記クロッチ域に位置する連結部を介して前記シャーシに着脱可能に取り付けられる。
(7)前記吸収性パッドは、着用者の身体の当接位置を標識させるための身体位置標識を有し、前記身体位置標識は、前記第1端縁部側に位置する第1身体位置標識と、前記第1身体位置標識と前記縦方向において離間して前記第2端縁部側に位置する第2身体位置標識とを有する。
(8)前記第1及び第2身体位置標識は、着用者の臀部の外形状を有する。
10 使い捨て着用物品(使い捨ておむつ)
11 シャーシ
12 吸収性パッド
12a 吸収性パッドの第1端縁部
12b 吸収性パッドの第2端縁部
13 前ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)
14 後ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)
15 クロッチ域
16 表面シート
30 バリアカフ
61 第1パッド配置標識
62 第2パッド配置標識
61a,62a 第1表示部
61b,62b 第2表示部
47 幅広域
48 幅狭域
65 連結部
X 横方向
Y 縦方向

Claims (9)

  1. 横方向及び縦方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、第1ウエスト域と、第2ウエスト域と、前記第1及び第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシと、前記シャーシの前記肌対向面に配置される吸収性パッドとを含む使い捨て着用物品において、
    前記シャーシは、少なくとも前記クロッチ域の前記肌対向面において、前記吸収性パッドの輪郭形状を有するパッド配置標識を有し、
    前記吸収性パッドは、前記縦方向において対向する第1端縁部と第2端縁部とを有し、
    前記パッド配置標識は、前記吸収性パッドの前記第1端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第1パッド配置標識と、前記吸収性パッドの前記第2端縁部を前記第1ウエスト域側に位置させる第2パッド配置標識とを有することを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記第1パッド配置標識は、前記第2パッド配置標識と異なる装飾要素を備える請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記シャーシは、吸液構造体と、前記吸液構造体の前記肌対向面側に位置する透液性の表面シートと、前記表面シートの両側部の前記肌対向面側に位置する不透液性のバリアシートとを有し、前記第1及び第2パッド配置標識は、前記バリアシートに位置する第1表示部と、前記バリアシート間において外部に露出する前記表面シートに位置する第2表示部とを有する請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 前記吸収性パッドは、前記第1端縁部側に位置する幅広域と、前記第2端縁部側に位置する幅狭域とを有する請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
  5. 前記第1及び第2パッド配置標識は、前記シャーシの前記肌対向面に塗布された印刷インクによって表示される請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。
  6. 前記第1及び第2パッド配置標識において、前記第1表示部は前記印刷インクを断続的に塗布して表示されたものであって、前記第2表示部は前記印刷インクを連続的に塗布して表示された請求項1〜5のいずれかに記載の着用物品。
  7. 前記吸収性パッドは、少なくとも前記クロッチ域に位置する連結部を介して前記シャーシに着脱可能に取り付けられる請求項1〜6のいずれかに記載の着用物品。
  8. 前記吸収性パッドは、着用者の身体の当接位置を標識させるための身体位置標識を有し、前記身体位置標識は、前記第1端縁部側に位置する第1身体位置標識と、前記第1身体位置標識と前記縦方向において離間して前記第2端縁部側に位置する第2身体位置標識とを有する請求項1〜6のいずれかに記載の着用物品。
  9. 前記第1及び第2身体位置標識は、着用者の臀部の輪郭形状を有する請求項8に記載の着用物品。
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