JP2014197935A - 電力伝送システム - Google Patents

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Hiroyuki Yamakawa
博幸 山川
佐藤 健一郎
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Abstract

【課題】共振器間の位置ずれ等に起因する、電力伝送効率の低下を抑制可能な電力伝送システムを提供する。
【解決手段】本発明の電力伝送システムは、1次共振器コイル160と1次共振器キャパシタ170を含む1次共振器150と、2次共振器コイル260と2次共振器キャパシタ270を含み、前記1次共振器150から電磁場を介して電気エネルギーを受電する2次共振器250と、前記1次共振器コイル160と前記2次共振器コイル260との間の結合係数を算出する結合係数算出部と、前記結合係数算出部によって算出された結合係数に応じて、前記1次共振器コイル160のインダクタンス値と前記1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値の双方を変更するQ値変更部と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、磁気共鳴方式によってワイヤレスで電力の送受を行う電力伝送システムに関する。
近年、電源コードなどを用いることなく、ワイヤレスで電力(電気エネルギー)を伝送する技術の開発が盛んとなっている。ワイヤレスで電力を伝送する方式の中でも、特に注目されている技術として、磁気共鳴方式と呼ばれるものがある。この磁気共鳴方式は2007年にマサチューセッツ工科大学の研究グループが提案したものであり、これに関連する技術は、例えば、特許文献1(特表2009−501510号公報)に開示されている。
磁気共鳴方式のワイヤレス電力伝送システムは、送電側アンテナの共振周波数と、受電側アンテナの共振周波数とを同一とすることで、送電側アンテナから受電側アンテナに対し、効率的にエネルギー伝達を行うものであり、電力伝送距離を数十cm〜数mとすることが可能であることが大きな特徴の一つである。
上記のような磁気共鳴方式のワイヤレス電力伝送システムを、電気自動車などの車両の給電ステーションで用いるような場合には、受電側アンテナを車両の底部に搭載しておき、この受電側アンテナに対して、地上に設けられた送電側アンテナから給電を行う方法が考えられる。
例えば、特許文献2(特開2010−68657号公報)には、一方のアンテナを電気自動車のような移動体の底面部に搭載し、地上に設けた他方のアンテナから、ワイヤレスで電力伝送を行い、伝送された電力を電気自動車の電池に充電することが開示されている。
特表2009−501510号公報 特開2010−68657号公報
電気自動車などの車両に対する給電のために、上記のような磁気共鳴方式のワイヤレス電力伝送システムを用いる場合において、当局から割り当てられる周波数の問題や、電力伝送システムからの漏洩するノイズ対策の観点からは、送電側アンテナを駆動する周波数は可変とせず、固定とすることが望ましい。
上記のように電力伝送に用いる周波数を固定する場合、送電側アンテナを構成する共振器のQ値が一定であると、鉛直方向からみたときの送電側アンテナと受電側アンテナとの間の位置ずれ、或いは、送電側アンテナと受電側アンテナとの間の距離の変動などに伴い、電力伝送効率が低下したり、電源の入力インピーダンスが高くなり過ぎたりする、という問題があった。
上記問題を解決するために、本発明に係る電力伝送システムは、1次共振器コイルと1次共振器キャパシタを含む1次共振器と、2次共振器コイルと2次共振器キャパシタを含み、前記1次共振器から電磁場を介して電気エネルギーを受電する2次共振器と、前記1次共振器コイルと前記2次共振器コイルとの間の結合係数を算出する結合係数算出部と、
前記結合係数算出部によって算出された結合係数に応じて、前記1次共振器コイルのインダクタンス値と前記1次共振器キャパシタのキャパシタンス値の双方を変更するQ値変更部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電力伝送システムは、結合係数が大きくなるに連れて、前記1次共振器コイルのインダクタンス値を減らすと共に、前記1次共振器キャパシタのキャパシタンス値を増やすことを特徴とする。
本発明に係る電力伝送システムは、結合係数に応じて、1次共振器コイルのインダクタンス値と1次共振器キャパシタのキャパシタンス値の双方を変更するQ値変更部を有するので、このような本発明に係る電力伝送システムによれば、共振器間の位置ずれ等に起因する、電力伝送効率の低下や、電源の入力インピーダンスが高くなり過ぎる、という諸問題が抑制できる。
本発明の実施形態に係る電力伝送システムのブロック図である。 電力伝送システムのインバーター部を示す図である。 本発明の実施形態に係る電力伝送システム100の等価回路を示す図である。 本発明の実施形態に係る電力伝送システムにおける1次共振器及び2次共振器の設置形態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る電力伝送システムにおける1次共振器コイル及び2次共振器コイルを説明する図である。 本発明の実施形態に係る電力伝送システムにおける送電準備処理のフローチャートを示す図である。 2≦Kである場合の1次共振器150を示す図である。 1≦K<K2である場合の1次共振器150を示す図である。 K<K1である場合の1次共振器150を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る電力伝送システムのブロック図である。なお、本実施形態においては、電力伝送システムを構成する送電側のアンテナとして1次共振器150を、また、受電側のアンテナとして2次共振器250を用いる例につき説明する。
本発明のアンテナが用いられる電力伝送システムとしては、例えば、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)などの車両への充電のためのシステムが想定されている。電力伝送システムは、上記のような車両に対して電力を非接触で伝送するため、当該車両を停車させることが可能な停車スペースに設けられる。車両のユーザーはこの電力伝送システムが設けられている停車スペースに車両を停車させて、車両に搭載されている2次共振器250と、前記1次共振器150とを対向させることによって電力伝送システムからの電力を受電する。
電力伝送システムでは、電力伝送システム100側の1次共振器150から、受電側システム200側の2次共振器250へ効率的に電力を伝送する際、1次共振器150の共振周波数と、2次共振器250の共振周波数とを同一とすることで、送電側アンテナから受電側アンテナに対し、効率的にエネルギー伝達を行うようにする。
電力伝送システム100におけるAC/DC変換部101は、入力される商用電源を一
定の直流に変換するコンバータである。このAC/DC変換部101からの出力は電圧制御部102において、所定の電圧に昇圧されたりする。この電圧制御部102で生成される電圧の設定は主制御部110から制御可能となっている。
インバーター部103は、電圧制御部102から供給される電圧から所定の交流電圧を生成して、整合器104に入力する。図2は電力伝送システムのインバーター部を示す図である。インバーター部103は、例えば図2に示すように、フルブリッジ方式で接続されたQA乃至QDからなる4つの電界効果トランジスタ(FET)によって構成されている。
本実施形態においては、直列接続されたスイッチング素子QAとスイッチング素子QBの間の接続部T1と、直列接続されたスイッチング素子QCとスイッチング素子QDとの間の接続部T2との間に整合器104が接続される構成となっており、スイッチング素子QA
とスイッチング素子QDがオンのとき、スイッチング素子QBとスイッチング素子QCがオ
フとされ、スイッチング素子QBとスイッチング素子QCがオンのとき、スイッチング素子QAとスイッチング素子QDがオフとされることで、接続部T1と接続部T2との間に矩形波の交流電圧を発生させる。なお、本実施形態においては、各スイッチング素子のスイッチングによって生成される矩形波の周波数の範囲は20kHz〜数1000kHz程度である。
上記のようなインバーター部103を構成するスイッチング素子QA乃至QDに対する駆動信号は主制御部110から入力されるようになっている。また、インバーター部103を駆動させるための周波数は主制御部110から制御することができるようになっている。
整合器104は、所定の回路定数を有する受動素子から構成され、インバーター部103からの出力が入力される。そして、整合器104からの出力は1次共振器150に供給される。整合器104を構成する受動素子の回路定数は、主制御部110からの指令に基づいて調整することができるようになっている。主制御部110は、1次共振器150と2次共振器250とが共振するように整合器104に対する指令を行う。なお、整合器104は必須の構成ではない。
1次共振器150は、誘導性リアクタンス成分を有する1次共振器コイル160と、容量性リアクタンス成分を有する1次共振器キャパシタ170とから構成されており、対向するようにして配置される車両搭載の2次共振器250と共鳴することで、1次共振器150から出力される電気エネルギーを2次共振器250に送ることができるようになっている。1次共振器150・2次共振器250は、電力伝送システム100における磁気共鳴アンテナ部として機能する。
また、1次共振器150は、主制御部110からの制御指令に基づいて、1次共振器コイル160のインダクタンス値、及び、1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値を変更することができるようになっている。
電力伝送システム100の主制御部110はCPUとCPU上で動作するプログラムを保持するROMとCPUのワークエリアであるRAMなどからなる汎用の情報処理部である。この主制御部110は、図示されている主制御部110と接続される各構成と協働するように動作する。
また、通信部120は車両側の通信部220と無線通信を行い、車両との間でデータの送受を可能にする構成である。通信部120によって受信したデータは主制御部110に
転送され、また、主制御部110は所定情報を通信部120を介して車両側に送信することができるようになっている。
また、結合係数算出部125は、車両が停車したときにおける1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の結合係数を算出すると共に、算出された結合係数を主制御部110
に送信する。
これまで説明したように、本実施形態に係る電力伝送システム100では、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)などの車両搭載電池への充電を行うために用いられる。図4は本発明の実施形態に係る電力伝送システムにおける1次共振器150及び2次共振器250の設置形態を説明する図である。
図4に示すように、1次共振器150を構成する1次共振器コイル160及び1次共振器キャパシタ170は1次共振器ケース140に収納され、地面上に配される。一方、2次共振器250を構成する2次共振器コイル260及び2次共振器キャパシタ270は2次共振器ケース240に収納され、車両の底面部に取り付けられている。
図5は本発明の実施形態に係る電力伝送システムにおける1次共振器コイル160及び2次共振器コイル260を説明する図である。
図5は1次共振器150が収納される1次共振器ケース140、及び、2次共振器250が収納される2次共振器ケース240を抜き出して示す図である。なお、本図においては、1次共振器150の1次共振器コイル160のみを示し、1次共振器キャパシタ170は図示省略している。同様に、2次共振器250の2次共振器コイル260のみを示し、2次共振器キャパシタ270は図示省略している。
2次共振器コイル260が車輌に搭載さているという制約の下、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の結合係数が最大となる、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との相対的位置を、最適相対的位置として定義すると、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の位置ずれ量は、この最適相対的位置からの相違として定義することができる。最適相対的位置からのアンテナ間の位置ずれ量が大きくなればなるほど、結合係数は小さくなる。
結合係数算出部125は、最適相対的位置からの位置ずれ量と結合係数との関係を予め記憶しておく等によって、結合係数を実際の数値として計測しなくても、位置ずれ量を求めることで、間接的に結合係数を求めることができるようになっている。結合係数算出部125が、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の位置ずれ量を求めるには、例えば、撮像装置で取得した撮像データを画像解析することによって、これを行うことができるようにすることができる。
次に、車両側に設けられている構成について説明する。車両の受電側のシステムにおいて、2次共振器250は、1次共振器150と共鳴することによって、1次共振器150から出力される電気エネルギーを受電するものである。このような2次共振器250は、車両の底面部に取り付けられるようになっている。
2次共振器250は、誘導性リアクタンス成分を有する2次共振器コイル260と、容量性リアクタンス成分を有する2次共振器キャパシタ270とから構成されている。
2次共振器250で受電された交流電力は、整流部202において整流され、整流され
た電力は充電制御部203を通して電池204に蓄電されるようになっている。充電制御部203は主制御部210からの指令に基づいて電池204の蓄電を制御する。より具体的には、整流部202からの出力は充電制御部203において、所定の電圧値に昇圧又は降圧されて、電池204に蓄電されるようになっている。また、充電制御部203は電池204の残量管理なども行い得るように構成される。
主制御部210はCPUとCPU上で動作するプログラムを保持するROMとCPUのワークエリアであるRAMなどからなる汎用の情報処理部である。この主制御部210は、図示されている主制御部210と接続される各構成と協働するように動作する。
インターフェイス部215は、車両の運転席部に設けられ、ユーザー(運転者)に対し所定の情報などを提供したり、或いは、ユーザーからの操作・入力を受け付けたりするものであり、表示装置、ボタン類、タッチパネル、スピーカーなどで構成されるものである。ユーザーによる所定の操作が実行されると、インターフェイス部215から操作データとして主制御部210に送られ処理される。また、ユーザーに所定の情報を提供する際には、主制御部210からインターフェイス部215に対して、所定情報を表示するための表示指示データが送信される。
また、車両側の通信部220は送電側の通信部120と無線通信を行い、送電側のシステムとの間でデータの送受を可能にする構成である。通信部220によって受信したデータは主制御部210に転送され、また、主制御部210は所定情報を通信部220を介して送電システム側に送信することができるようになっている。
電力伝送システムで、電力を受電しようとするユーザーは、上記のような送電側のシステムが設けられている停車スペースに車両を停車させ、インターフェイス部215から充電を実行する旨の入力を行う。これを受けた主制御部210は、充電制御部203からの電池204の残量を取得し、電池204の充電に必要な電力量を算出する。算出された電力量と送電を依頼する旨の情報は、車両側の通信部220から送電側のシステムの通信部120に送信される。これを受信した送電側システムの主制御部110は電圧制御部102、インバーター部103、整合器104を制御することで、車両側に電力を伝送するようになっている。
次ぎに、以上のように構成される1次共振器150・2次共振器250それぞれの回路定数(インダクタンス成分、キャパシタンス成分)について説明する。図3は本発明の実施形態に係る電力伝送システム100の等価回路を示す図である。
本発明に係る電力伝送システム100においては、1次共振器150の回路定数(インダクタンス成分、キャパシタンス成分)と、2次共振器250の回路定数とは、あえて異なるように構成することで、伝送効率を向上させるようにしている。
図3に示す等価回路において、1次共振器150のインダクタンス成分がL11乃至L13の合成値、キャパシタンス成分がC11乃至C13の合成値、抵抗成分がRt1であり、2次共振器250のインダクタンス成分がL2、キャパシタンス成分がC2、抵抗成分がRt2であり、1次共振器150と2次共振器250との間の相互インダクタンスがMであることを示している。なお、抵抗成分Rt1及び抵抗成分Rt2は導線などの内部抵抗であり、意図的に設けられているものではない。また、Rは電池204の内部抵抗を示している。また、1次共振器150と2次共振器250との間の結合係数はKによって示される。
また、本実施形態においては、1次共振器150は、インダクタンス成分L11乃至L13の合成値、キャパシタンス成分C11乃至C13の合成値である直列共振器を、また、2次共
振器250は、インダクタンス成分L2、キャパシタンス成分C2である直列共振器を構成するものと考える。
本実施形態に係る電力伝送システム100においては、主制御部110がスイッチSW1乃至SW5のオン、オフを制御することにより、1次共振器コイル160のインダクタンス値、及び、1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値を変更することができるようになっている。
ここで、主制御部110は、結合係数算出部125で算出された結合係数に応じて、1次共振器コイル160のインダクタンス値と1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値の双方を変更する制御を行う。
また、主制御部110は、結合係数算出部125で算出された結合係数が大きくなるに連れて、1次共振器コイル160のインダクタンス値を減らすと共に、1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値を増やすようにしている。
以上のように構成される電力伝送システム100においては、1次共振器150の共振周波数と、2次共振器250の共振周波数とを同一とする共に、この共振周波数は固定値として設定している。
このように共振周波数を固定する場合、送電側アンテナを構成する1次共振器150のQ値が一定であると、鉛直方向からみたときの1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の位置ずれ、或いは、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の距離の変動などに伴い、電力伝送効率が低下したり、電源の入力インピーダンスが高くなり過ぎたりする、という問題がある。
そこで、本実施形態に係る電力伝送システム100においては、結合係数算出部125で算出された結合係数に応じて、前記のように1次共振器コイル160のインダクタンス値と1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値の双方を変更し、1次共振器150のQ値を適宜変更するようにしている。
上記のような1次共振器150のQ値の変更は、車両を停車スペースに車両を停車させて、電力伝送を実行する準備の段階で実施される。以下、電力伝送システム100における送電準備のためのアルゴリズムを説明する。図6は本発明の実施形態に係る電力伝送システム100における送電準備処理のフローチャートを示す図である。
図6において、ステップS100で、送電準備処理が開始されると、ステップS101において、結合係数算出部125でコイル間の結合係数を算出する。
ステップS102では、結合係数算出部125で算出された結合係数KがK2≦Kであ
るか判定する。
ステップS102における判定がYESであると、ステップS103、ステップS104に進み、ステップS103で、1次共振器キャパシタ170に係るスイッチは、SW1
=ON,SW2=ONとし、ステップS104で、1次共振器コイル160に係るスイッ
チは、SW3=ON,SW4=OFF,SW5=OFFとする。(図7参照)
ステップS102における判定がNOであると、ステップS105に進み、ステップS105では、結合係数算出部125で算出された結合係数KがK1≦K<K2であるか判定する。
ステップS105における判定がYESであると、ステップS106、ステップS107に進み、ステップS106で、1次共振器キャパシタ170に係るスイッチは、SW1
=ON,SW2=OFFとし、ステップS107で、1次共振器コイル160に係るスイ
ッチは、SW3=OFF,SW4=ON,SW5=OFFとする。(図8参照)
ステップS105における判定がNOである場合は、K<K1であり、この場合、ステ
ップS108、ステップS109に進み、ステップS108で、1次共振器キャパシタ170に係るスイッチは、SW1=OFF,SW2=OFFとし、ステップS109で、1次共振器コイル160に係るスイッチは、SW3=OFF,SW4=OFF,SW5=ONと
する。(図9参照)
ステップS110で、送電準備処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、結合係数算出部125で算出された結合係数が大きくなるに連れて、1次共振器コイル160のインダクタンス値を減らすと共に、1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値を増やすようにすることで、1次共振器150のQ値を変更する。
逆に、本実施形態では、結合係数算出部125で算出された結合係数が小さくなるに連れて、1次共振器コイル160のインダクタンス値を増やしと共に、1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値を減らすことで、1次共振器150のQ値を変更する。
以上、本発明に係る電力伝送システム100は、1次共振器コイル160と2次共振器コイル260との間の結合係数に応じて、1次共振器コイル160のインダクタンス値と1次共振器キャパシタ170のキャパシタンス値の双方を変更して、1次共振器150のQ値を変更するので、このような本発明に係る電力伝送システム100によれば、共振器間の位置ずれ等に起因する、電力伝送効率の低下や、電源の入力インピーダンスが高くなり過ぎる、という諸問題が抑制できる。
100・・・電力伝送システム
101・・・AC/DC変換部
102・・・電圧制御部
103・・・インバーター部
104・・・整合器
110・・・主制御部
120・・・通信部
125・・・結合係数算出部
140・・・1次共振器ケース
150・・・1次共振器
160・・・1次共振器コイル
170・・・1次共振器キャパシタ
202・・・整流部
203・・・充電制御部
204・・・電池
210・・・主制御部
215・・・インターフェイス部
220・・・通信部
240・・・2次共振器ケース
250・・・2次共振器
260・・・2次共振器コイル
270・・・2次共振器キャパシタ

Claims (2)

  1. 1次共振器コイルと1次共振器キャパシタを含む1次共振器と、
    2次共振器コイルと2次共振器キャパシタを含み、前記1次共振器から電磁場を介して電気エネルギーを受電する2次共振器と、
    前記1次共振器コイルと前記2次共振器コイルとの間の結合係数を算出する結合係数算出部と、
    前記結合係数算出部によって算出された結合係数に応じて、前記1次共振器コイルのインダクタンス値と前記1次共振器キャパシタのキャパシタンス値の双方を変更するQ値変更部と、を有することを特徴とする電力伝送システム。
  2. 結合係数が大きくなるに連れて、前記1次共振器コイルのインダクタンス値を減らすと共に、
    前記1次共振器キャパシタのキャパシタンス値を増やすことを特徴とする請求項1に記載の電力伝送システム。
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