JP2014197400A - 液晶表示装置、移動体通信端末装置及び液晶表示方法 - Google Patents

液晶表示装置、移動体通信端末装置及び液晶表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示画面に表示された特定の表示位置を固定させ、該固定した表示位置を起点として表示画面を移動させ、表示画面の移動操作に更なる汎用性を持たせた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させ、該回転移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、携帯型の液晶表示装置に関し、特に、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯型の移動体通信端末装置に好適な液晶表示装置および液晶表示方法に関するものである。
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などの移動体通信端末装置に搭載されるユーザ・インタフェースとしては、音声情報を出力するスピーカ、画像情報を出力する液晶表示装置、が挙げられる。
近年の移動体通信端末装置は、メールやウェブブラウジングなどの視覚的なユーザ・インタフェースが主要目的として利用されている。また、近年では、Microsoft Officeのドキュメントファイルが表示可能な移動体通信端末装置や、PC用のウェブブラウザが搭載された移動体通信端末装置が開発されている。このため、移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の表示画面に表示させる情報量をできるだけ多くさせるために、液晶表示装置の高解像度化が図られているのが現状である。
しかしながら、移動体通信端末装置に搭載された液晶表示装置の高解像度化を図ることは技術的に困難である。このため、液晶表示装置の高解像度化を行うことなく、表示画面に表示させる情報量を多くさせるために、表示画面以外の空間に仮想画面を構築し、表示画面を移動させることで、表示画面上に仮想画面を表示させる試みがなされている。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、鉛直方向に対する表示装置の傾きを検出する傾き検出手段と、前記傾き検出手段により検出された傾きに基づいて表示画面の方向を切り替えるか否かを判断し、切り替えると判断した場合に所定時間経過した後に再度前記傾き検出手段により検出された傾きに基づいて表示画面の方向を切り替えるか否かを判断して表示画面の方向を切り替える制御手段と、を有し、機器の方向に応じて表示画面の方向を自動的に制御する場合に、ユーザにとって煩わしくなく、操作性が低下することを防止することができる画像制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、現在位置を検出する位置検出手段と、傾き角を検出する傾きセンサと、方位を検出する方位センサと、表示手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置を含み、且つ、前記傾きセンサの出力に対応した俯角の地図の画像であって、方位が前記方位センサの出力に基づいて調整された地図の画像を生成して前記表示手段に表示させる演算手段と、を備え、画像を3次元表示する際の操作性を向上させたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、表示画面よりも大きな表示情報の表示領域を移動または回転して前記表示画面に表示可能な表示手段と、基準面に平行な方向の筐体の相対的な移動または回転を検出する移動検出手段と、前記表示領域の移動量および移動方向あるいは回転量および回転方向を前記移動検出手段で検出した前記筐体の相対的な移動または回転に基づいて算出する移動量処理手段を有し、前記表示手段は、前記移動量処理手段で算出された移動量および移動方向あるいは回転量および回転方向に基づいて表示情報の表示領域を移動または回転させて表示し、所望の画面を表示することのできる表示システムがある(例えば、特許文献3参照)。
また、少なくとも地図情報を記憶する記憶装置と、表示装置と、入力装置と、演算処理装置とから構成される携帯型災害情報収集装置において、該携帯型災害情報収集装置が操作者の地上での位置を計測する位置検出装置と操作者の向いている方向を計測する方位検出装置とを備え、該演算処理装置は前記の位置検出装置と方位検出装置の計測結果に基づいて、地図情報と、操作者の現在位置と向いている方向とが視覚的に理解できるような表示地図を作成して該表示装置に表示し、前記表示地図上の任意の対象物に関する情報を前記入力装置から入力できることを特徴とするものがある(例えば、特許文献4参照)。
特開2000−122635号公報 特開2003−223095号公報 特開平8−314629号公報 特開平10−320464号公報
なお、上記特許文献1〜4は、所定の計測結果を基に、表示画面の切替処理を行うものであるが、上記特許文献1〜4は、表示画面に表示された特定の表示位置を固定させ、該固定した表示位置を起点として表示画面を移動させることについては何ら考慮されたものではない。このため、表示画面に表示された仮想画面の特定の表示位置を起点として表示画面を移動させた際の仮想画像を表示画面に表示することができないことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、表示画面に表示された特定の表示位置を固定させ、該固定した表示位置を起点として表示画面を移動させ、表示画面の移動操作に更なる汎用性を持たせた液晶表示装置、移動体通信端末装置及び液晶表示方法を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる液晶表示装置は、表示画面を有し、該表示画面よりも大きな画像領域を有する仮想画像領域を構築し、該仮想画像領域の一部である部分画像領域を設定して前記表示画面に表示する表示手段と、少なくとも前記表示手段の中心線から地磁気方向の情報を基に、回転角を算出する回転角算出手段と、前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定手段であって、前記回転角算出手段により算出した回転角を基に、前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる移動体通信端末装置は、上記記載の液晶表示装置を搭載したことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる液晶表示方法は、表示画面を有し、該表示画面よりも大きな画像領域を有する仮想画像領域を構築し、該仮想画像領域の一部である部分画像領域を設定して前記表示画面に表示する液晶表示装置で行う液晶表示方法であって、少なくとも前記表示画面の中心線から地磁気方向の情報を基に、回転角を算出する回転角算出工程と、前記算出された回転角を基に、前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明にかかる液晶表示装置、移動体通信端末装置及び液晶表示方法は、表示画面に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面を回転移動させ、該回転移動させた表示画面の位置に対応した仮想画像領域の部分画像領域を表示画面に表示することを特徴とするものである。このように、部分画像領域の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画像を回転移動させることで、表示画面の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域の表示位置を起点とし、表示画像を回転移動させることで、精度の高い回転移動量の算出を行うことが可能となり、回転移動させた表示画面の位置に対応した仮想画像領域の部分画像領域を表示画面に表示させることが可能となる。
本実施形態における仮想画像領域(42)の表示例を示す図である。 第1の参考例における移動体通信端末装置の構成を示す図である。 第1の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の回路構成の要部を示したものである。 本参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法を説明するための第1の図である。 本参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法を説明するための第2の図である。 第1の参考例における移動体通信端末装置を用いて仮想画面表示モードを行う際の処理動作を示すフロチャートである。 第2の参考例における移動体通信端末装置の構成を示す図である。 第2の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の回路構成の要部を示したものである。 第3の参考例における仮想画像領域(42)の表示例を示す図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の回路構成の要部を示したものである。 第3の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の中心線から重力方向までの回転角θを示す図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法を説明するための第1の図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法を説明するための第2の図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置の液晶表示装置に表示される回転移動例を示す第1の図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置の液晶表示装置に表示される回転移動例を示す第2の図である。 回転移動前の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q(x’,y’)から、回転移動後の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q01(x01’,y01’)までの移動量を示す図である。 第3の参考例における移動体通信端末装置を用いて仮想画面表示モードを行う際の処理動作を示すフロチャートである。
まず、図1、図9を参照しながら、本実施形態における液晶表示装置について説明する。
本実施形態における液晶表示装置は、図1に示すように、表示部(4)上に表示される表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を表示画面(41)と同一平面に構築し、該構築した仮想画像領域(42)に沿って表示部(4)の表示画面(41)を平行移動させ、該平行移動させた表示部(4)の表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示する液晶表示装置であり、表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を平行移動させ、該平行移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示することを特徴とするものである。このように、表示部(4)の表示画面(41)上に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を平行移動させることで、表示画面(41)の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域の表示位置を起点とし、表示画面(41)を平行移動させることで、精度の高い移動量の算出を行うことが可能となり、平行移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示させることが可能となる。
また、本実施形態における液晶表示装置は、図1に示すように、表示部(4)上に表示される表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を表示画面(41)と同一平面に構築し、図9に示すように、仮想画像領域(42)に沿って表示部(4)の表示画面(41)を回転移動させ、該回転移動させた表示部(4)の表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示する液晶表示装置であり、表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させ、該回転移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示することを特徴とするものである。このように、表示部(4)の表示画面(41)上に表示された部分画像領域の特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させることで、表示画面(41)の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域の表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させることで、精度の高い移動量の算出を行うことが可能となり、回転移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示させることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における液晶表示装置について詳細に説明する。
(第1の参考例)
まず、図2を参照しながら、本発明の第1の参考例における移動体通信端末装置の構成について説明する。なお、図2は本参考例における移動体通信端末装置の概略構成図である。
本参考例における移動体通信端末装置は、図2(a)に示すように、第1の筐体(1)と、第2の筐体(2)と、がヒンジ部(3)を介して回動可能に構築された折り畳み可能な移動体通信端末装置である。なお、第1の筐体(1)には、画像情報を表示する表示部(4)が設けられており、第2の筐体(2)には、移動体通信端末装置の各種の機能を操作するための操作部(5)が設けられている。
また、本参考例における移動体通信端末装置は、図2(b)に示すように、表示部(4)の裏側には、被写体に光を照射する照射部(6)と、照射部(6)により被写体に照射した光の反射光を受光する受光部(7)と、が設けられている。
また、第1の筐体(1)の側面部には、仮想画面表示モードと、通常表示モードと、を切り替える操作ボタン(8)が設けられている。なお、仮想画面表示モードとは、図1に示すように、表示部(4)の表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を構築し、該構築した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)に表示するモードであり、通常表示モードとは、表示部(4)の表示画面(41)と同じ大きさの画像領域を構築し、該構築した画像領域を表示部(4)の表示画面(41)に表示する通常時の表示モードである。
次に、図3を参照しながら、図2に示す移動体通信装置の回路構成について説明する。なお、図3は本参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の回路構成の要部を示したものである。
本参考例における移動体通信端末装置は、図3に示すように、制御部(11)と、記憶部(12)と、操作ボタン部(8)と、照射部(6)と、受光部(7)と、移動量算出部(13)と、表示部(4)と、表示制御部(14)と、操作部(5)と、を有して構成されている。
操作ボタン部(8)は、移動体通信端末装置に設置され、仮想画面表示モードと、通常表示モードと、を切り替えるものである。なお、操作ボタン部(8)の機能を、操作部(5)からの操作により行うように構築することも可能である。
照射部(6)は、被写体に光を照射するものであり、LDやLEDなどが挙げられる。受光部(7)は、照射部(6)が被写体に照射した光の反射光を受光し、該受光した反射光を基に被写体の画像を取得するものである。
移動量算出部(13)は、受光部(7)が取得した被写体の画像を基に、移動体通信端末装置に搭載される表示部(4)が移動した際の移動量を算出するものである。表示制御部(14)は、表示部(4)上に表示する画像情報の制御を行うものであり、例えば、文書メールの編集処理や写真等の画像処理を制御することになる。表示部(4)は、表示制御部(14)の表示制御により制御された画像情報を表示するものである。
制御部(11)は、移動量算出部(13)により算出された表示部(4)が移動した際の移動量を基に、その移動量と等しい距離だけ平行移動した表示部(4)の表示画面(41)の位置に対応した図1に示す仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示することになる。
記憶部(12)は、制御部(11)と他のモジュール間のデータ転送を行う際に、データを一時的に格納するものである。なお、各種データは、バス(10)を介して制御部(11)と他のモジュール間を送受信することになる。
次に、図4、図5を参照しながら、本参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法について詳細に説明する。
本参考例における液晶表示装置は、図1に示すように、実空間に固定された表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を、表示部(4)の表示画面(41)の同一平面に構築する。なお、図4に示すように、仮想画像領域(42)の絶対座標PをP(x,y)とする。さらに、絶対座標P(x,y)の仮想画像領域(42)の中で表示部(4)の表示画面(41)内に存在する部分領域QをQ(x’,y’)とする。すなわち、Q(x’,y’)は、表示部(4)の表示画面(41)の座標となる。ここで、移動体通信端末装置の位置を決定するために、P(x,y)x’=0,y’=0=P(p,q)とする。すなわち、Q(0,0)=P(p,q)となり、Q(x’,y’)=P(p+x’,q+y’)という関係となる。
ここで、仮想画像領域(42)にはメール編集画面やブラウザ画面などの移動体通信端末装置に様々な画面を表示することを考える。このため、本参考例における移動体通信端末装置の利用者は、表示部(4)の表示画面(41)内に存在する仮想画像領域(42)の部分領域Q(x’,y’)を閲覧することになる。
この図4に示す座標状態において、図5に示すように、移動体通信端末装置の表示部(4)の表示画面(41)を、位置P(x,y)x’=0,y’=0=(p,q)(移動前)から、位置P(x,y)x’=0,y’=0=(p−a,q−b)(移動後)に平行移動させる。このとき、本参考例における液晶表示装置は、移動体通端末装置の表示部(4)の表示画面(41)内に存在する部分領域Q(x’,y’)=P(p+x’,q+y’)(移動前)を、Q(x’,y’)=P(p+x’−a,q+y’−b)(移動後)のように平行移動させることになる。この平行移動により図5に示すように、x軸方向に移動量aだけ移動し、y軸方向に移動量bだけ移動することになる。
なお、移動前の部分領域Q(x’,y’)(移動前)=P(p+x’,q+y’)・・・(式1)と、移動後の部分領域Q(x’,y’)(移動後)=P(p+x’−a,q+y’−b)・・・(式2)と、の関係は、(式2)の両辺に(a,b)を足し合わせ、Q(x’+a,y’+b)(移動後)=P(p+x’,q+y’)・・・(式3)とし、(式1)と、(式3)と、により、Q(x’,y’)(移動前)=Q(x’+a,y’+b)(移動後)という関係式が算出されることになる。
従って、上記の平行移動によっても、移動体通端末装置の表示部(4)の表示画面(41)内に存在する部分領域Qの移動前と、移動後と、の関係は、Q(x’,y’)(移動前)=Q(x’+a,y’+b)(移動後)となるため、移動体通信端末装置の使用者に対して、仮想画像領域(42)が実空間内に固定されたように感じさせることが可能となる。
なお、実空間の移動量の測定は、移動体通信端末装置に実装された移動量算出部(13)により測定することになる。移動量算出部(13)は、位置ベクトルの物理量の変化量を基に移動量の算出処理を行うことになる。例えば、移動量算出部(13)は、移動体通信端末装置の表示部(4)の裏側に実装された照射部(6)と、受光部(7)と、の光学式マウス機能を用いて移動量の算出処理を行うことになる。本参考例の移動体通信端末装置は、1個の照射部(6)と、1個の受光部(7)と、を用いて移動量算出部(13)が移動量の算出処理を行うことで、移動体通信端末装置の軽量化及び省スペース化を図ることが可能となると共に、移動体通信端末装置の移動量の算出処理を低コストで実現することが可能となる。
次に、図6を参照しながら、本参考例の移動体通信端末装置の表示部(4)の表示画面(41)に仮想画像領域(42)を表示する際の処理動作について説明する。なお、図6は、本参考例の移動体通信端末装置を用いて仮想画面表示モードを行う際の処理動作を示すフロチャートである。
まず、制御部(11)は、移動体通信端末装置に搭載された操作ボタン(8)が押下されているか否かを判断し(ステップS1)、操作ボタン(8)が押下されていると制御部(11)が判断した場合には(ステップS1/Yes)、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を構築し、該構築した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)に表示させることになる。また、制御部(11)は、照射部(6)を点灯させ、光を被写体に照射することになる(ステップS2)。
次に、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が移動しているか否かを判断し(ステップS3)、表示部(4)が移動していると判断した場合には(ステップS3/Yes)、制御部(11)は、部分画像領域の特定の表示位置が固定された後に、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が移動した際の移動量を測定し、該測定した移動量を、上記固定された部分画像領域の特定の表示位置に加算し、部分画像領域の特定の表示位置が固定された後に、表示部(4)が移動した後の位置に対応した仮想画像領域の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示することになる(ステップS4)。
次に、制御部(11)は、操作ボタン(8)の押下が終了されているか否かを判断し(ステップS5)、操作ボタン(8)の押下が終了されていないと判断した場合には(ステップS5/No)、制御部(11)は、再び、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が移動しているか否かを判断することになる(ステップS3)。
また、制御部(11)は、操作ボタン(8)の押下が終了されていると判断した場合には(ステップS5/Yes)、制御部(11)は、照射部(6)の点灯を終了させ、仮想画面領域(42)の表示を終了し、表示部(4)の表示画面(41)に通常の画像領域を表示させることになる(ステップS6)。
このように、本参考例における移動体通信端末装置は、移動体通信端末装置に搭載された操作ボタン(8)を押下し、操作ボタン(8)が押下されている間は、制御部(11)は、仮想画像領域(42)を構築し、該構築した仮想画像領域(42)を表示部(4)の表示画面(41)に表示することになる。そして、移動体通信端末装置の表示部(4)の裏面側に実装された照射部(6)を点灯させることになる。
そして、操作ボタン(8)を押下している状態で移動体通信端末装置の受光部(7)を手のひらなどにあて移動体通信端末装置を平行移動させると、移動体通信端末装置に実装された受光部(7)は、手のひらから反射した反射光を受光し、手のひらの画像模様を取得することになる。
移動量算出部(13)は、受光部(8)が取得した手のひらの画像模様を基に、移動体通信端末装置の移動量を算出することになる。なお、移動体通信端末装置の移動量の算出は、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域Qの特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域Qの特定の表示位置を基準点として算出することになる。さらに、制御部(11)は、移動量算出部(13)において算出された移動量を基に、その移動量と等しい距離を平行移動した仮想画面領域(42)の部分画像領域Qを表示部(4)の表示画面(41)上に表示することになる。
これにより、移動後の表示部(4)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域Qを表示画面(41)上に表示することが可能となる。従って、移動体通信端末装置の使用者は、仮想画像領域(42)が実空間内に固定されたように感じることになる。
なお、操作ボタン(8)が押下されていない状態では、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)上には仮想画像領域(42)の表示を行わず、移動体通信端末装置の実空間内の存在位置に無関係に同じ画面領域を常に表示し続けることになる。
このように、本参考例における移動体通信端末装置は、部分画像領域Qの表示位置を固定し、該固定した部分画像領域Qの特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を平行移動させることで、表示画面(41)の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域Qの表示位置を起点とし、表示画面(41)を平行移動させることで、精度の高い移動量の算出を行うことが可能となり、平行移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域Qを表示部(4)の表示画面(41)上に表示させることが可能となる。また、位置ベクトルの変化量という物理量を用いて移動量を算出することで、従来の加速度情報を用いた仮想画像領域画面の構築方法で生じてしまう定常的な速度成分の残差を低減することが可能となる。また、移動量の算出処理に光学式マウスを用いることで、移動体通信端末装置の軽量化及び省スペース化を図ることが可能となると共に、移動体通信端末装置の移動量の算出処理を低コストで実現することが可能となる。
(第2の参考例)
次に、本発明の第2の参考例について説明する。
第1の参考例における液晶表示装置は、図2(b)に示すように、被写体に光を照射する照射部(6)と、被写体から反射した反射光を受光する受光部(7)と、を表示部(4)の裏側に実装し、受光部(7)により受光した反射光を基に取得した被写体の移動量を基に、表示部(4)の表示画面(41)を移動させた際の移動量を測定することとしたが、第2の参考例における液晶表示装置は、図7(b)に示すように、表示部(4)の裏側に実装したトラックボール(21)の回転量を基に、表示部(4)の表示画面(41)を移動させた際の移動量を測定することを特徴とするものである。以下、図7、図8を参照しながら、第2の参考例における液晶表示装置について詳細に説明する。なお、図7は第2の参考例における移動体通信端末装置の概略構成図であり、(a)は、第1の筐体(1)と、第2の筐体(2)と、がヒンジ部(3)を介して回動可能に構築された移動体通信端末装置であり、画像情報を表示する表示部(4)と、移動体通信端末装置の各種の機能を操作するための操作部(5)と、が設けられており、第1の参考例の移動体通信端末装置と同様な構造にて構築されている。また、(b)は、表示部(4)の裏側の移動体通信端末装置の構造を示す図であり、移動量を算出するトラックボール(21)が設けられている。また、図8は、第2の参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の回路構成の要部を示したものである。
第2の参考例における液晶表示装置は、図7(b)、図8に示すように、表示部(4)の背面側にトラックボール(21)を実装し、該実装したトラックボール(21)を回転させ、該回転した回転量を基に、移動量算出部(13)が移動体通信端末装置の移動量を算出することになる。
このように、表示部(4)の裏側に実装したトラックボール(21)の回転量を基に、表示部(4)の表示画面(41)を移動させた際の移動量を測定することでも第1の参考例の液晶表示装置と同様に、表示部(4)の表示画面(41)上に表示させた部分画像領域Qの特定の表示位置を固定し、該固定した部分画像領域Qの特定の表示位置を起点とし、表示部(4)を平行移動させることで、表示部(4)の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域Qの特定の表示位置を起点とし、表示部(4)を平行移動させることで、精度の高い移動量の算出を行うことが可能となり、平行移動させた表示部(4)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域Qを表示部(4)表示画面(41)上に表示させることが可能となる。
(第3の参考例)
次に、本発明の第3の参考例について説明する。
第3の参考例における移動体通信端末装置は、図1に示すように、表示部(4)上に表示される表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を表示画面(41)と同一平面に構築し、図9に示すように、仮想画像領域(42)に沿って表示部(4)の表示画面(41)を回転移動させ、該回転移動させた表示部(4)の表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)上に表示する液晶表示装置である。以下、図9〜図17を参照しながら、第3の参考例における移動体通信端末装置について詳細に説明する。
まず、図10を参照しながら、第3の参考例における移動体通信端末装置の内部構成について説明する。なお、図10は、第3の参考例における移動体通信端末装置の回路構成の要部を示したものである。
第3の参考例における移動体通信端末装置は、図10に示すように、制御部(11)と、記憶部(12)と、操作ボタン部(8)と、回転量算出部(31)と、センサ(32)と、表示部(4)と、表示制御部(14)と、操作部(5)と、を有して構成されている。
操作ボタン部(8)は、移動体通信端末装置に設置され、仮想画面表示モードと、通常表示モードと、を切り替えるものである。なお、操作ボタン部(8)の機能を、操作部(5)からの操作により行うように構築することも可能である。
センサ(32)は、図11に示すように、移動体通信端末装置に搭載された表示部(4)の重力方向を検出する。回転量算出部(31)は、センサ(32)が取得した表示部(4)の重力方向を基に、移動体通信端末装置に搭載された表示部(4)の中心線から重力方向までの偏角(図11に示す角度θ)を算出する。これにより、回転量算出部(31)は、表示部(4)の中心線から重力方向までの回転角θを算出することが可能となる。
制御部(11)は、回転量算出部(31)が算出した回転角θを基に、表示部(4)の表示画面(41)を回転移動させた際の回転移動量を算出し、該算出した回転移動量を基に、表示部(4)の表示画面(41)上に表示された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)表示画面(41)を回転移動させた際の表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示画面(41)上に表示させることになる。なお、各種データは記憶部(12)に全て格納され、バス(10)を介して各部に送受信されることになる。
次に、図12、図13を参照しながら、本参考例における移動体通信端末装置に搭載される液晶表示装置の液晶表示方法について詳細に説明する。
本参考例における液晶表示装置は、図1に示すように、実空間に固定された表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を、表示部(4)の表示画面(41)の同一平面に構築する。なお、図12に示すように、仮想画像領域(42)の絶対座標PをP(x,y)とする。さらに、絶対座標P(x,y)の仮想画像領域(42)の中で表示部(4)の表示画面(41)内に存在する部分領域QをQ(x’,y’)とする。すなわち、Q(x’,y’)は、表示部(4)の表示画面(41)の座標となる。ここで、移動体通信端末装置の位置を決定するために、P(x,y)x’=0,y’=0=P(p,q)とする。すなわち、Q(0,0)=P(p,q)となり、Q(x’,y’)=P(p+r・cosα,q+r・sinα)という関係となる。但し、r=sqrt(x’+y’)、α=arctan(y’/x’)、x’=r・cosα、y’=r・sinα、である。
ここで、仮想画像領域(42)にはメール編集画面やブラウザ画面などの移動体通信端末装置に様々な画面を表示することを考える。このため、本参考例における移動体通信端末装置の利用者は、表示部(4)の表示画面(41)内に存在する仮想画像領域(42)の部分領域Q(x’,y’)を閲覧することになる。
この図12に示す座標状態において、図13に示すように、表示部(4)の表示画面(41)の座標Q(x’,y’)=(0,0)に設定している原点を中心に+θ[rad]回転させたとする。このとき、移動体通信端末装置の表示部(4)の表示画面(41)上に表示する仮想画像領域(42)の部分領域Q(x’,y’)=P(p+r・cosα,q+r・sinα)を以下の(式4)のように変化させることになる。
Q(x’,y’)=P(p+r・cos(α+θ),q+r・sin(α+θ))・・・(式4)但し、r=sqrt(x’+y’)、α=arctan(y’/x’)である。
このように、表示部(4)の表示画面(41)上に表示する仮想画像領域(42)の部分領域Qを(式4)のように変化させ、移動体通信端末装置を含む平面に仮想画像領域(42)を描くことになる。
なお、移動前の部分領域Q(r・cosα,r・sinα)(移動前)=P(p+r・cosα,q+r・sinα)・・・(式5)と、移動後の部分領域Q(r・cosα,r・sinα)(移動後)=P(p+r・cos(α+θ),q+r・sin(α+θ))・・・(式4)と、の関係は、(式4)の両辺のαを(α−θ)とすると、Q(r・cos(α−θ),r・sin(α−θ))(移動後)=P(p+r・cosα,q+r・sinα)・・・(式6)となり、(式5)と、(式6)と、により、Q(r・cosα,r・sinα)(移動前)=Q(r・cos(α−θ),r・sin(α−θ))(移動後)という関係式が算出されることになる。
従って、上記の回転移動によっても、移動体通端末装置の表示部(4)の表示画面(41)内に存在する部分領域Qの移動前と、移動後と、の関係は、Q(r・cosα,r・sinα)(移動前)=Q(r・cos(α−θ),r・sin(α−θ))(移動後)(但し、r=sqrt(x’+y’)、α=arctan(y’/x’))となるため、移動体通信端末装置の使用者に対し、仮想画像領域(42)が実空間内に固定されたように感じさせることが可能となる。
例えば、図14(a)に示すように、回転移動前の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q(x’,y’)を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を回転軸とし、表示画面(41)を回転移動させた場合には、図14(b)に示すように、回転移動前の表示画面(41)を回転移動させた位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を、回転移動後の表示画面(41)上に表示することになる。
なお、図13、図14は、表示画面(41)の座標Q(x’,y’)=(0,0)を中心に+θ[rad]回転させた場合について説明したが、表示画面(41)の座標Q(x’,y’)=(0,0)の座標以外の点Q(x’,y’)を回転軸とし、該回転軸とした点Q(x’,y’)を中心に+θ[rad]回転させた場合も、上述した処理動作と同様に、表示部(4)の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を回転軸とし、表示画面(41)を回転移動させ、該回転移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示させることも可能である。
例えば、図15(a)に示すように、回転移動前の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を固定し、該固定した部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を回転軸とし、表示画面(41)を回転移動させた場合には、図15(b)に示すように、回転移動前の表示画面(41)を回転移動させた位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域を回転移動後の表示画面(41)上に表示することになる。なお、図15(b)に示すように、表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の特定の表示位置Q(x’,y’)を回転軸として回転移動させ、回転移動後の表示画面(41)上に仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示する場合には、まず、図14(a)に示すように、回転移動前の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q(x’,y’)を回転軸とし、表示画面(41)を回転移動させることになる。そして、図16に示すように、回転移動前の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q(x’,y’)(移動前)から、回転移動後の表示画面(41)上に表示された仮想画像領域(42)の部分画像領域の中心の表示位置Q01(x01’,y01’)(移動後)までの移動量を算出し、該算出した移動量だけ、図14(a)に示す回転移動後の表示画面(41)上の表示位置を平行移動させることで、図15(a)に示すように、回転移動前の表示画面(41)を回転移動させることになり、図15(b)に示すように、回転移動後の表示画面(41)上に仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示することになる。
なお、回転角θの算出処理は、移動体通信端末装置に搭載された回転量算出部(31)にて行うことになる。この場合、センサ(32)が、図11に示すように、表示部(4)の重力方向を検出し、回転量算出部(31)が、センサ(32)が検出した表示部(4)の重力方向の情報を基に、図11に示すように、移動体通信端末装置に搭載された表示部(4)の表示画面(41)の中心線から表示部(4)の重力方向までの偏角(図11に示す角度θ)を算出することになる。これにより、回転量算出部(31)は、表示部(4)の中心線から重力方向までの回転角θの変化量を算出することになる。
次に、図17を参照しながら、第3の参考例における移動体通信端末装置の表示部(4)の表示画面(41)に仮想画像領域(42)を表示する際の処理動作について説明する。なお、図17は、第3の参考例における移動体通信端末装置を用いて仮想画面表示モードを行う際の処理動作を示すフロチャートである。
まず、制御部(11)は、移動体通信端末装置に搭載された操作ボタン(8)が押下されているか否かを判断し(ステップS11)、操作ボタン(8)が押下されていると制御部(11)が判断した場合には(ステップS11/Yes)、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)よりも大きい画像領域の仮想画像領域(42)を構築し、該構築した仮想画像領域(42)の部分画像領域を表示部(4)の表示画面(41)に表示させることになる(ステップS12)。
次に、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が回転移動しているか否かを判断し(ステップS13)、表示部(4)が回転移動していると判断した場合には(ステップS13/Yes)、制御部(11)は、部分画像領域の特定の表示位置が固定された後に、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が回転移動した際の回転移動量を測定し、該測定した回転移動量を、表示部(4)の表示画面(41)上に固定表示された部分画像領域の表示位置に加算し、部分画像領域の特定の表示位置が固定された後に、表示部(4)が回転移動した後の位置に対応した仮想画像領域の部分画像領域を、表示部(4)の表示画面(41)上に表示することになる(ステップS14)。
次に、制御部(11)は、操作ボタン(8)の押下が終了されているか否かを判断し(ステップS15)、操作ボタン(8)の押下が終了されていないと判断した場合には(ステップS15/No)、制御部(11)は、再び、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域の特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域の特定の表示位置を起点とし、表示部(4)が回転移動しているか否かを判断することになる(ステップS13)。
また、制御部(11)は、操作ボタン(8)の押下が終了されていると判断した場合には(ステップS15/Yes)、制御部(11)は、仮想画面領域(42)の表示を終了し、表示部(4)の表示画面(41)に通常の画像領域を表示させることになる(ステップS16)。
このように、本参考例における移動体通信端末装置は、移動体通信端末装置に搭載された操作ボタン(8)を押下し、操作ボタン(8)が押下されている間は、制御部(11)は、仮想画像領域(42)を構築し、該構築した仮想画像領域(42)を表示部(4)の表示画面(41)に表示することになる。
そして、回転量算出部(31)は、センサ(32)が取得した絶対的な重力方向ベクトルを基に、移動体通信端末装置の表示部(4)の中心線から重力方向までの偏角(図11に示す角度θ)を算出し、移動体通信端末装置の回転移動量を算出することになる。なお、移動体通信端末装置の回転移動量の算出は、表示部(4)の表示画面(41)に表示された部分画像領域Qの特定の表示位置が固定され、該固定された部分画像領域Qの特定の表示位置を基準点として算出することになる。さらに、制御部(11)は、回転量算出部(31)において算出された回転移動量を基に、その回転移動量と等しい距離を回転移動した仮想画面領域(42)の部分画像領域Qを表示部(4)の表示画面(41)上に表示することになる。
これにより、回転移動後の表示部(4)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域Qを表示画面(41)上に表示することが可能となる。従って、移動体通信端末装置の使用者は、仮想画像領域(42)が実空間内に固定されたように感じることになる。
なお、操作ボタン(8)が押下されていない状態では、制御部(11)は、表示部(4)の表示画面(41)上には仮想画像領域(42)の表示を行わず、移動体通信端末装置の実空間内の存在位置に無関係に同じ画面領域を常に表示し続けることになる。
このように、本参考例における移動体通信端末装置は、部分画像領域Qの表示位置を固定し、該固定した部分画像領域Qの特定の表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させることで、表示画面(41)の移動操作に更なる汎用性を持たせることが可能となる。また、固定した部分画像領域Qの表示位置を起点とし、表示画面(41)を回転移動させることで、精度の高い回転移動量の算出処理を行うことが可能となり、回転移動させた表示画面(41)の位置に対応した仮想画像領域(42)の部分画像領域Qを、表示部(4)の表示画面(41)上に表示させることが可能となる。従って、移動体通信端末装置の表示部(4)の表示向きに関わらず、表示部(4)の表示画面(41)上に構築した仮想画像領域(42)を実空間に固定させることが可能となる。
(本発明の実施形態)
次に、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、地磁気を用いて、移動体通信端末装置の表示部(4)の中心線から地磁気方向までの回転角を算出し、該算出した回転角を基に、移動体通信端末装置の表示部(4)を回転移動させた際の回転移動量を算出することを特徴とするものである。以下、本実施形態における移動体通信端末装置について詳細に説明する。
第3の参考例のように、移動体通信端末装置の表示部(4)の中心線から表示部(4)の重力方向までの回転角を算出する場合には、表示部(4)を、鉛直方向に回転させた場合に精度良く回転移動量を算出することが可能となる。これに対し、本実施形態のように、移動体通信端末装置の表示部(4)の中心線から地磁気方向までの回転角を算出する場合には、表示部(4)を、水平方向に回転させた場合に精度良く回転移動量を算出することが可能となる。なお、重力方向と、地磁気方向と、の2つの情報を基に、移動体通信端末装置の表示部(4)の中心線からの回転角を算出し、該算出した回転角を基に、移動体通信端末装置の表示部(4)の回転移動量を算出するように構築することも可能である。
従って、本実施形態における移動体通信端末装置は、表示部(4)の中心線から表示部(4)の重力方向までの回転角を算出した情報と、表示部(4)の中心線から地磁気方向までの回転角を算出した情報と、の少なくとも1つの情報を基に、表示画面(41)を回転移動させた際の回転移動量を算出するように構築させることも可能となる。また、表示部(4)の中心線から表示部(4)の重力方向までの回転角を算出させるか、表示部(4)の中心線から地磁気方向までの回転角を算出させるか、を選択するように構築させることも可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
本発明にかかる液晶表示装置及び液晶表示方法は、携帯電話機、PHS、PDAなどの軽量化、薄型化を図る移動体通信端末装置に適用可能である。
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 ヒンジ部
4 表示部
5 操作部
6 照射部
7 受光部
8 操作ボタン部
10 バス
11 制御部
12 記憶部
13 移動量算出部
14 表示制御部
21 トラックボール
31 回転量算出部
32 センサ
41 表示画面
42 仮想画像領域

Claims (5)

  1. 表示画面を有し、該表示画面よりも大きな画像領域を有する仮想画像領域を構築し、該仮想画像領域の一部である部分画像領域を設定して前記表示画面に表示する表示手段と、
    少なくとも前記表示手段の中心線から地磁気方向の情報を基に、回転角を算出する回転角算出手段と、
    前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定手段であって、前記回転角算出手段により算出した回転角を基に、前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定手段と、
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記回転角算出手段は、
    前記表示画面の中心線から前記地磁気方向の情報と、前記液晶表示装置の中心線から重力方向の情報とを基に、前記回転角を算出することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする移動体通信端末装置。
  4. 表示画面を有し、該表示画面よりも大きな画像領域を有する仮想画像領域を構築し、該仮想画像領域の一部である部分画像領域を設定して前記表示画面に表示する液晶表示装置で行う液晶表示方法であって、
    少なくとも前記表示画面の中心線から地磁気方向の情報を基に、回転角を算出する回転角算出工程と、
    前記算出された回転角を基に、前記表示画面を回転移動させた際の回転移動量を測定する測定工程と、
    を有することを特徴とする液晶表示方法。
  5. 前記回転角算出工程では、
    前記表示画面の中心線から地磁気方向の情報と、前記液晶表示装置の中心線から重力方向の情報とを基に、前記回転角が算出されることを特徴とする請求項4記載の液晶表示方法。
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