JP2014196034A - ハイブリッド式駆動装置 - Google Patents

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Yasuo Noma
康男 野間
塩見 秀雄
Hideo Shiomi
秀雄 塩見
治樹 前田
Haruki Maeda
治樹 前田
浩喜 関田
Hiroki Sekita
浩喜 関田
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Abstract

【課題】無駄なエネルギーを使用することなくPMの堆積を防止するシリーズタイプのハイブリッド式駆動装置を提供する。【解決手段】ハイブリッド式駆動装置は、エンジンと、DPFと、ジェネレータと、バッテリーと、モータと、を備える。DPFは、エンジンの排気経路に配置され、排気ガスを浄化する。ジェネレータは、エンジンの駆動力により発電を行う。バッテリーは、ジェネレータが発電を行うことで充電される。モータは、ジェネレータが発電した電力又はバッテリーに充電された電力で駆動する。また、ハイブリッド式駆動装置では、モータが発生させた駆動力のみで、トラクタの移動又は作業機の駆動が行われる。ハイブリッド式駆動装置は、バッテリーの蓄電量が第1閾値以上である場合にエンジンの駆動を停止する。【選択図】図4

Description

本発明は、トラクタ等の作業車両に搭載されるシリーズタイプのハイブリッド式駆動装置に関する。
従来から、エンジンとモータとを両方備えたハイブリッド式駆動装置が知られている。また、作業機(ローダ、ロータリ等)を備えた作業車両において、作業車両の移動又は作業機を駆動するために、ハイブリッド式駆動装置が採用されることがある。
ここで、ハイブリッド式駆動装置には、シリーズタイプと、パラレルタイプと、が知られている。シリーズタイプとは、エンジンの駆動力を発電に用い、モータの駆動力のみによって作業車両の移動又は作業機の駆動を行うハイブリッド式駆動装置である。パラレルタイプとは、エンジンの駆動力により発電を行うとともに、エンジンとモータの両方の駆動力によって、作業車両の移動又は作業機の駆動を行うハイブリッド式駆動装置である。
また、ハイブリッド式駆動装置を構成するエンジンとしては、ガソリンエンジンだけでなく、ディーゼルエンジンが用いられる。ディーゼルエンジンには、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPF)が配置される。DPFは、フィルタ等により粒子状物質(以下、PM)を捕集する。また、DPFによるPMの捕集量が所定の値を超えた場合、DPF内の温度を上昇させて、PMを除去する必要がある。
特許文献1及び2は、作業車両用のパラレルタイプのハイブリッド式駆動装置を開示する。
特許文献1は、発電時にエンジンの負荷を増大させることで、排気ガスの温度を上昇させて、PMを除去するハイブリッド式駆動装置を開示する。
特許文献2は、バッテリーの蓄電量が低い場合は充電を行い、バッテリーの蓄電量が所定以上である場合はヒータによりDPFを加熱するハイブリッド式駆動装置を開示する。これにより、エンジンによる熱だけではPMが除去できない場合であっても、ヒータでDPFの加熱補助を行うことでPMを除去できる。
特開2011−127534号公報 特開2012−137028号公報
しかし、上記特許文献1及び2では、パラレルタイプのハイブリッド式駆動装置のみを開示するにとどまり、シリーズタイプのハイブリッド式駆動装置をどのように制御するかまでは言及されていない。
特に、パラレルタイプでは、エンジンを停止させると、作業機に高負荷の作業を行わせることができないので、通常はエンジンを駆動させ続ける。これに対し、シリーズタイプでは、蓄電量が十分であればエンジンを停止させても問題がない。このように、パラレルタイプとシリーズタイプとでは、エンジンの駆動に関する処理が異なるので、特許文献1及び2の構成をシリーズタイプの制御に応用することは困難である。
また、特許文献1では、作業機の負荷やDPFのPM量に応じてエンジンの負荷を増大させる方法が用いられている。しかし、この方法ではバッテリーの蓄電量が十分である場合にも発電が行われるので、状況によっては、エネルギー効率が低下してしまうことがある。
また、特許文献2では、バッテリーの蓄電量が所定以上である場合はヒータによりDPFを加熱する方法が用いられている。しかし、この方法ではバッテリーを消費してDPFを除去するため、状況によっては、エネルギー効率が低下してしまうことがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、エネルギー効率の低下を防止しつつ、PMの堆積を防止するシリーズタイプのハイブリッド式駆動装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のハイブリッド式駆動装置が提供される。即ち、このハイブリッド式駆動装置は、エンジンと、フィルタ部と、ジェネレータと、バッテリーと、モータと、を備える。前記フィルタ部は、前記エンジンの排気経路に配置され、排気ガスを浄化する。前記ジェネレータは、前記エンジンの駆動力により発電を行う。前記バッテリーは、前記ジェネレータが発電を行うことで充電される。前記モータは、前記ジェネレータが発電した電力又は前記バッテリーに充電された電力で駆動する。また、ハイブリッド式駆動装置では、前記モータが発生させた駆動力のみで、作業車両の移動又は作業機の駆動が行われる。ハイブリッド式駆動装置は、前記バッテリーの蓄電量が第1閾値以上である場合に前記エンジンの駆動を停止する。
一般的に、バッテリーの蓄電量が十分である場合は、充電速度を早くする必要がないのでエンジンが低回転で駆動され、フィルタ部にPMが堆積してしまう。この点、本願では、蓄電量が十分である場合はエンジンの駆動を停止することで、PMの堆積を防止できる。
前記のハイブリッド式駆動装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記バッテリーの蓄電量について、前記第1閾値より小さい値の第2閾値が設定されている。ハイブリッド式駆動装置は、前記バッテリーの蓄電量が前記第2閾値以下となった場合に、前記エンジンを始動させる。
これにより、バッテリーの蓄電量が少ない場合はエンジンを始動させることで、バッテリーを充電しつつ、フィルタ部のPMを除去することができる。
前記のハイブリッド式駆動装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、ハイブリッド式駆動装置は、前記フィルタ部のPM量又はその推測量を取得するPM量取得部を備える。ハイブリッド式駆動装置は、前記PM量取得部が取得したPM量が所定以上である場合に、前記エンジンの負荷を上昇させる制御又は前記エンジンを始動させる制御を行う。
これにより、仮にバッテリーの蓄電量が多い状態でPM量が堆積した場合であっても、PMを即座に除去することができる。
前記のハイブリッド式駆動装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記モータが発生させた駆動力により前記作業機が駆動される。ハイブリッド式駆動装置は、前記作業機の負荷が所定以上である場合に、前記エンジンの負荷を上昇させる制御又は前記エンジンを始動させる制御を行う。
作業機の負荷が高い場合、バッテリーの蓄電量が素早く減少する。従って、作業機の負荷が高い場合にエンジンを始動することで、バッテリーの蓄電量の急な減少を防止しつつ、PMを除去することができる。
トラクタの側面図。 ハイブリッド式駆動装置の信号、電力、駆動力等を伝達する構成を示すブロック図。 DPF及びエンジンを概略的に示す図。 ジェネレータが出力した信号に基づいてエンジンの始動/停止が制御される処理を示すフローチャート。 エンジンに対して出力される情報を示すブロック図。 PM量及び作業機の負荷に基づいてエンジンを制御する処理を示すフローチャート。 ハイブリッド式駆動装置の出力により車体を移動させる変形例を示すブロック図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、トラクタ(作業車両)の側面図である。
図1に示す作業車両としてのトラクタ1は、前部又は後部に各種作業機(ローダ、ロータリ等)を装着して、様々な種類の作業を行うことが可能に構成されている。トラクタ1は、車体11と、フロントフレーム12と、シャーシフレーム13と、前輪14と、後輪15と、キャビン17と、を主要な構成として備えている。
車体11の前部にはボンネット16が設けられており、このボンネット16の内部には、エンジン及びモータ等から構成されるハイブリッド式駆動装置(詳細は後述)が配置されている。
また、トラクタ1の下部には、左右一対で設けられたフロントフレーム12と、同じく左右一対で設けられ、前記フロントフレーム12の後端部から後方に延びるように配置されたシャーシフレーム13と、が配置されている。これらのフレームによって、エンジン等が支持されている。
ハイブリッド式駆動装置の出力は、まず変速装置で変速された後に、前輪14の車軸のデファレンシャルギアと、後輪15の車軸のデファレンシャルギアと、に伝達される。それぞれのデファレンシャルギアに伝達された駆動力は、図略の伝達機構を介して、それぞれ前輪14及び後輪15に伝達される。以上の構成で、前輪14及び後輪15を駆動することにより、車体11を所望の速度で走行させることができる。
また、ハイブリッド式駆動装置の出力は、油圧ポンプ等に伝達される。これにより、上述の作業機を駆動することができる。
また、ボンネット16の後方には、オペレータが搭乗してトラクタ1の各種操作を行うためのキャビン17が配置されている。例えばキャビン17には、作業機を操作するための作業機操作レバーが配置されている。
次に、図2及び図3を参照して、ハイブリッド式駆動装置20を構成する機器について説明する。図2は、ハイブリッド式駆動装置20の信号、電力、駆動力等を伝達する構成を示すブロック図である。図3は、DPF22及びエンジン21を概略的に示す図である。
図2に示すように、ハイブリッド式駆動装置20は、エンジン21と、DPF(フィルタ部)22と、ジェネレータ23と、バッテリー24と、インバータ25と、モータ26と、を備えている。
エンジン21は、図3に示すように、ECU(エンジンコントロールユニット)21aと、吸気マニホールド41と、シリンダヘッド42と、コモンレール43と、インジェクタ44と、出力軸45と、排気マニホールド46と、を備えている。
ECU21aは、様々なセンサから情報を取得し、これらの情報に基づいてエンジン21に関する制御を行う。
吸気マニホールド41は、外部から吸引した空気をエンジン21の内部へ導入するための管である。吸気マニホールド41が導入した空気は、シリンダヘッド42のシリンダ内へ送られる。
また、シリンダヘッド42の近傍には、燃料噴射機構としての、コモンレール43と、インジェクタ44と、が配置されている。コモンレール43には、燃料タンクから高圧ポンプ等によって高圧の燃料が供給される。また、コモンレール43は、燃料供給管を介してインジェクタ44へ燃料を供給する。インジェクタ44は、シリンダ毎に配置されており、ECU21aの指示したタイミング及び噴射量でシリンダ内に燃料を噴射する。
これにより、燃料を燃焼させてピストンを上下させることで、駆動力を発生させることができる。この駆動力は、出力軸45等を介して、ジェネレータ23に伝達される。これにより、ジェネレータ23を動作させて電力を発生させることができる。
また、シリンダヘッド42には、排気マニホールド46が接続される。排気マニホールド46は、シリンダで発生した排気ガスを外部へ送出する。排気マニホールド46が送出した排気ガスは、排気ガスを浄化するDPF22へ送出される。
DPF22は、挿入口51と、排出口52と、フィルタケース53,54と、ディーゼル酸化触媒55と、PMフィルタ56と、差圧検出器(PM量取得部)57と、を備える。
ディーゼル酸化触媒55は、筒状のフィルタケース53内に設置されており、パラジウム又は白金等の触媒による酸化作用で排気ガス中のPMを減少させる。PMフィルタ56は、ハニカム構造のフィルタ体によって排気ガス中のPMを捕集する。
差圧検出器57は、差圧センサ57a,57bを含んでいる。差圧センサ57aは、ディーゼル酸化触媒55及びPMフィルタ56の通過前における圧力を検出する。差圧センサ57bは、ディーゼル酸化触媒55及びPMフィルタ56の通過後における圧力を検出する。差圧検出器57は、差圧センサ57a,57bの圧力差に基づいて、DPF22に堆積するPM量を推測することができる。
なお、DPF22に堆積するPM量は、差圧検出器57以外によって推測することもできる。例えば、エンジン21の動作履歴に基づいて演算を行うことで、DPF22に堆積するPM量を推定できる。
ジェネレータ23は、上述のようにエンジン21の出力軸45に接続されており、エンジン21の駆動力によって発電を行う。ジェネレータ23は、発生させた電力でバッテリー24を充電したり、モータ26を駆動したりすることができる。
インバータ25は、バッテリー24の直流電流を交流電流に変換してモータ26へ供給する。インバータ25は、また、インバータ25は、交流電流の大きさを調整することで、モータ26の出力を制御することができる。
モータ26は、インバータ25等から供給される電力により回転し、駆動力を発生させる。モータ26が発生させた駆動力は油圧ポンプ31を動作させるため等に用いられる。モータ26は、油圧ポンプ31を動作させることで、作業機30へ供給される作動油の流量を変化させ、作業機30を駆動する。なお、油圧センサ32は、作業機30へ供給される作動油の圧力を検出する。
ハイブリッド式駆動装置20は以上のように構成される。また、本実施形態では、図2に破線で示すように、エンジン21(ECU21a)、ジェネレータ23、インバータ25は互いに通信可能に構成される。
エンジン21、ジェネレータ23、及びインバータ25の通信には、例えばCAN(Controller Area Network)通信を用いることができる。CAN通信は、自動車等において機器間の相互通信に用いられる公知の規格であり、耐ノイズ性に優れ信頼性が高い等の特徴がある。
次に、図4を参照して、上記の通信、特にジェネレータ23からエンジン21への通信により実現される制御について説明する。図4(a)は、ジェネレータ23が出力した信号に基づいてエンジンの始動/停止が制御される処理を示すフローチャートである。
ジェネレータ23は、バッテリー24の充電を行うため、バッテリー24の蓄電量を把握可能である。ハイブリッド式駆動装置20の稼動中において、ジェネレータ23は、バッテリー24の蓄電量が満充電か否かを判断する(S101)。ここで、満充電とは、図4(b)に示すように、バッテリー24の蓄電量が第1閾値以上であることをいう。
ジェネレータ23は、バッテリー24の蓄電量が満充電である場合、エンジン停止信号をエンジン21へ出力する(S102)。
また、ハイブリッド式駆動装置20の稼動中において、ジェネレータ23は、バッテリー24の蓄電量が要充電か否かを判断する(S103)。ここで、要充電とは、図4(b)に示すように、バッテリー24の蓄電量が第2閾値以下であることをいう。
ジェネレータ23は、バッテリー24の蓄電量が要充電である場合、エンジン始動信号をエンジン21へ出力する(S104)。
一方、エンジン21は、ハイブリッド式駆動装置20の稼動中において、ジェネレータ23からのエンジン停止信号又はエンジン始動信号を受信の有無を判断する(S201)。エンジン21は、エンジン停止信号を受信した場合はエンジン21を停止させる(S202)。また、エンジン21は、エンジン始動信号を受信した場合は、停止していたエンジン21を始動させる(S203)。なお、S203でエンジンを始動させる場合は、PMが蓄積されない程度に、エンジンの負荷を設定することが好ましい。
これにより、バッテリー24が十分に充電されている場合は、エンジン21を低回転駆動せずに停止させることで、PMの発生を防止できる。また、その状態で作業機30の駆動等により蓄電量が減少した場合、エンジン21を始動させる。これにより、バッテリー24を充電するとともに、PMが堆積していた場合はPMを燃焼させることができる。
従って、上記の制御を行う場合、バッテリー24の蓄電量に応じてエンジン21が停止/始動を繰り返す。なお、エンジン21が停止/始動を頻繁に繰り返すことはエネルギー効率が低下することがあるため、第1閾値は100%に近いことが好ましく、第2閾値は0%に近いことが好ましい。もちろん、エンジンに停止/始動の指示を行ってから、充電が止まる/開始するまでタイムラグがあるので、そのタイムラグを考慮して第1閾値及び第2閾値を設定することが好ましい。
次に、図5(a)及び図6(a)を参照して、バッテリー24の蓄電量以外にPM量に基づいて行う制御について説明する。図5は、エンジン21に対して出力される情報を示すブロック図である。図6(a)は、PM量に基づいてエンジン21を制御する処理を示すフローチャートである。
図2及び図5(a)に示す差圧検出器57は、上述したように、DPF22に堆積したPM量を推定することができる。差圧検出器57は、推定したPM量をエンジン21のECU21aへ出力する。
ここで、図4に示す制御を行うことで、DPF22のPMを効果的に除去できるが、蓄電量が高いときにDPF22に多量のPMが堆積した場合、蓄電量が第2閾値以下になるまでPMを除去する制御が行われないこととなる。この点を考慮し、ECU21aは、多量のPMが堆積した場合は、蓄電量に関係なくPMを燃焼させる。以下、具体的に説明する。
ECU21aは、差圧検出器57から入力されたPM量に基づいて、図6(a)に示す処理を行う。即ち、ECU21aは、DPF22内のPMを除去する必要があるか(即ちPM量が所定以上か)を判断する(S301)。
ECU21aは、DPF22内のPMを除去する必要があると判断した場合、エンジン21が稼動中か停止中かを判断する(S302)。ECU21aは、エンジン21が稼動中である場合、エンジン21の負荷を上昇させて(S303)、DPF22のPMを燃焼させる。
一方、ECU21aは、エンジン21が停止中であればエンジン21を始動して(S304)、DPF22のPMを燃焼させる。以上のように、図4の制御に加え、図6(a)に示す制御を行うことで、PMの堆積を一層効果的に防止できる。
次に、図5(b)及び図6(b)を参照して、バッテリー24の蓄電量以外に作業機の負荷に基づいて行う制御について説明する。
図2及び図5(b)に示す油圧センサ32は、上述したように、作業機30へ供給する作動油の圧力を検出する。油圧センサ32は、作動油の圧力(即ち作業機の負荷)をエンジン21のECU21aへ出力する。
ここで、本願ではモータ26は作業機30を駆動する。作業機30による負荷は、作業機の種類や動作の程度によっては大きな負荷となるため、バッテリー24の蓄電量が素早く減少することがある。この点を考慮し、ECU21aは、作業機30の負荷が所定以上である場合は、蓄電量に関係なくエンジン21の始動又は負荷の上昇を行い、バッテリー24の蓄電量が素早く減少することを防止する。以下、具体的に説明する。
ECU21aは、油圧センサ32から入力された作動油の圧力に基づいて、図6(b)に示す処理を行う。即ち、ECU21aは、作業機の負荷が所定以上か(即ち作動油の圧力が所定以上か)を判断する(S401)。
ECU21aは、作業機の負荷が所定以上と判断した場合、エンジン21が稼動中か停止中かを判断する(S402)。ECU21aは、エンジン21が稼動中である場合、エンジン21の負荷を上昇させて(S403)、ジェネレータ23を稼動させてバッテリー24を充電する。
一方、ECU21aは、エンジン21が停止中であればエンジン21を始動して(S404)ジェネレータ23を稼動させてバッテリー24を充電する。以上のように、図4の制御に加え、図6(b)に示す制御を行うことで、バッテリー24の蓄電量の急な減少を防止できる。
また、上記では、ハイブリッド式駆動装置20により作業機30を駆動する構成を説明したが、ハイブリッド式駆動装置20は、トラクタ1を移動させる駆動力も提供する。
以下、図7を参照して、ハイブリッド式駆動装置20によりトラクタ1を移動させる構成を説明する。図7には、上述のハイブリッド式駆動装置20に加え、変速装置61と、デファレンシャルギア62,64と、車軸63,65と、を備えている。
ハイブリッド式駆動装置20のモータ26が発生させた駆動力は、変速装置61に伝達される。変速装置61は、オペレータにより指定されたギア比でこの駆動力を前輪側のデファレンシャルギア62と、後輪側のデファレンシャルギア64と、に伝達する。また、各デファレンシャルギア62,64は、この駆動力をそれぞれ車軸63,65に伝達する。これにより、ハイブリッド式駆動装置20によりトラクタ1を移動させることができる。
以上に説明したように、本実施形態のハイブリッド式駆動装置20は、エンジン21と、DPF22と、ジェネレータ23と、バッテリー24と、モータ26と、を備える。DPF22は、エンジン21の排気経路に配置され、排気ガスを浄化する。ジェネレータ23は、エンジン21の駆動力により発電を行う。バッテリー24は、ジェネレータ23が発電を行うことで充電される。モータ26は、ジェネレータ23が発電した電力又はバッテリー24に充電された電力で駆動する。また、ハイブリッド式駆動装置20では、モータ26が発生させた駆動力のみで、トラクタ1の移動又は作業機30の駆動が行われる。ハイブリッド式駆動装置20は、バッテリー24の蓄電量が第1閾値以上である場合にエンジン21の駆動を停止する。
一般的に、バッテリー24の蓄電量が十分である場合は、充電速度を早くする必要がないのでエンジン21が低回転で駆動され、DPF22にPMが堆積してしまう。この点、本願では、蓄電量が十分である場合はエンジン21の駆動を停止することで、PMの堆積を防止できる。
また、本実施形態のハイブリッド式駆動装置20は、バッテリー24の蓄電量が第2閾値以下となった場合に、エンジン21を始動させる。
これにより、バッテリー24の蓄電量が少ない場合はエンジン21を始動させることで、バッテリー24を充電しつつ、DPF22のPMを除去することができる。
また、本実施形態のハイブリッド式駆動装置20は、DPF22のPM量の推測量を取得する差圧検出器57を備える。ハイブリッド式駆動装置20は、差圧検出器57が取得したPM量が所定以上である場合に、エンジン21の負荷を上昇させる制御又はエンジン21を始動させる制御を行う。
これにより、仮に蓄電量が多い状態でPM量が堆積した場合であっても、PMを即座に除去することができる。
また、本実施形態のハイブリッド式駆動装置20は、作業機30の負荷が所定以上である場合に、エンジン21の負荷を上昇させる制御又はエンジン21を始動させる制御を行う。
作業機30の負荷が高い場合、バッテリー24の蓄電量が素早く減少する。従って、作業機の負荷が高い場合にエンジン21を始動することで、バッテリー24の蓄電量の減少を防止しつつ、PMを除去することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の図2では、エンジン21、ジェネレータ23、及びインバータ25をそれぞれ直接的に接続しているが、ハイブリッド式駆動装置20の全体的な制御を行う制御部を別に備え、この制御部を介してそれぞれが接続されていても良い。また、ジェネレータ23及びインバータ25等の電気駆動側を制御する制御部を別に備え、この制御部がECU21aと通信を行う構成であっても良い。
作業機30の負荷は、油圧センサではなく、キャビン17に配置された作業機操作レバーの操作に基づいて求められる構成であっても良い。
トラクタのネットワークはCANによって構成するとしたが、これに限らず、トラクタの通信制御ユニットと各作業機とが通信可能に構成されていれば他の形態のネットワークであっても良い。
本発明のハイブリッド式駆動装置は、トラクタ以外の作業車両の駆動源に対しても適用可能である。作業車両としては、コンバイン及び田植機等の農業機械やパワーショベル等の建設機械等を例として挙げることができる。
1 トラクタ
20 ハイブリッド式駆動装置
21 エンジン
22 DPF(フィルタ部)
23 ジェネレータ
24 バッテリー
25 インバータ
26 モータ
30 作業機
31 油圧ポンプ
32 油圧センサ
57 差圧検出器(PM量取得部)

Claims (4)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気経路に配置され、排気ガスを浄化するフィルタ部と、
    前記エンジンの駆動力により発電を行うジェネレータと、
    前記ジェネレータが発電を行うことで充電されるバッテリーと、
    前記ジェネレータが発電した電力又は前記バッテリーに充電された電力で駆動するモータと、
    を備え、
    前記モータが発生させた駆動力のみで、作業車両の移動又は作業機の駆動が行われ、
    前記バッテリーの蓄電量が第1閾値以上である場合に前記エンジンの駆動を停止することを特徴とするハイブリッド式駆動装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド式駆動装置であって、
    前記バッテリーの蓄電量について、前記第1閾値より小さい値の第2閾値が設定されており、
    前記バッテリーの蓄電量が前記第2閾値以下となった場合に、前記エンジンを始動させることを特徴とするハイブリッド式駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載のハイブリッド式駆動装置であって、
    前記フィルタ部のPM量又はその推測量を取得するPM量取得部を備え、
    前記PM量取得部が取得したPM量が所定以上である場合に、前記エンジンの負荷を上昇させる制御又は前記エンジンを始動させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド式駆動装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のハイブリッド式駆動装置であって、
    前記モータが発生させた駆動力により前記作業機が駆動され、
    前記作業機の負荷が所定以上である場合に、前記エンジンの負荷を上昇させる制御又は前記エンジンを始動させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド式駆動装置。
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