JP2014194664A - ストレージ装置、割当解放制御方法及び割当解放制御プログラム - Google Patents

ストレージ装置、割当解放制御方法及び割当解放制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物理ディスク領域の割り当てが不要な論理領域に割り当てられた物理ディスク領域を効率的に解放すること。
【解決手段】解放部221は、オールゼロでないチャンクが所定数連続すると一定数のチャンクのチェックをスキップする。また、解放部221は、OS及びファイルシステムに基づいてメタデータの位置を特定し、メタデータを含むチャンクのチェックを行わない。また、解放部221は、物理ディスク領域上で連続したチャンクをチェックする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ストレージ装置、割当解放制御方法及び割当解放制御プログラムに関する。
ストレージ装置内の容量を効率的に管理する技術の1つとして、シン・プロビジョニング技術が知られている。シン・プロビジョニングは、論理的な記憶領域(論理領域)をサーバ等の上位装置に仮想的に割り当てておき、実際に必要になったタイミングで、磁気ディスク等の記憶デバイスで構築された物理的な記憶領域(物理ディスク領域)を割り当てる技術である。シン・プロビジョニング機能を用いることにより、少ない物理ディスク数で運用を始められ、必要に応じて物理ディスクを追加すれば良いことから、システム管理者は、初期コストを削減し、ディスクの使用効率を上げることができる。
シン・プロビジョニング機能により仮想化した(論理的に割り当てた)論理領域は、シン・プロビジョニング ボリューム(TPV:Thin Provisioning Volume)と呼ばれる。また、TPVをある一定の論理ブロックサイズごとに分割した管理上の単位論理領域を、ここではチャンク(chunk)と呼ぶこととする。なお、このようなチャンクのサイズは数百KBから数百MBの間で設定される。
TPVに対してホストなどの上位装置からデータのライトが行われた場合、ホストからライトされた量に応じて必要な物理ディスク領域がチャンクごとに割り当てられ、その後、その論理領域に割り当てられた物理ディスク領域にデータが書き込まれる。シン・プロビジョニング機能によりTPVが作成された直後は、どのチャンクにも物理ディスク領域は割り当てられていない。
TPVに対してホストOS(Operating System)からの初期化や、バックアップからのリストアが行われた場合、未使用部分を示すデータとしてオールゼロデータが書き込まれることがある。ここで、「オールゼロデータ」とは、全てが0であるデータである。
チャンクにオールゼロデータが書き込まれると、割り当て不要な論理領域にも物理ディスク領域が割り当てられてしまう。そのため、物理ディスク領域が割り当てられている論理領域のデータがオールゼロデータである場合、その論理領域に対応する物理ディスク領域の割り当てを外し、この物理ディスク領域を、ストレージプールに戻すような、自律的な機能がある。ここで、ストレージプールは、いずれの論理領域に対しても未割り当ての物理ディスク領域を集約して管理するためのものである。
なお、動的チャンク割付け機能を有するストレージシステムにおいて、物理ストレージが割り当てられていない領域をデフォルトデータでバックアップして復元する際に物理ストレージの割付けを防止する従来技術がある。また、デフォルトデータであるか否かをチェックするLSI回路が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、仮想ボリュームの記憶内容を複製する際に、仮想ボリュームを構成するブロックに実記憶領域が割り当てられているか否かをチェックし、実記憶領域が割り当てられていないブロックを解放する従来技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−130080号公報 特開2011−76572号公報
しかしながら、ストレージ装置は物理ディスク領域の割り当てが不要な論理領域に割り当てられた物理ディスク領域を効率的に解放することができないという問題がある。すなわち、物理ディスク領域の割り当てを外すためには、論理領域のデータがオールゼロデータであるか否かのチェックを行う必要がある。しかし、このチェックを行うためには、論理領域の全データをディスクから読み込む必要があり、オールゼロデータのチェックは時間がかかる。また、LSI回路を用いてオールゼロデータであるか否かのチェックを行うと、コストが増大する。
本発明は、1つの側面では、物理ディスク領域の割り当て解放処理を効率的に行うことができるストレージ装置、割当解放制御方法及び割当解放制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示するストレージ装置は、1つの態様において、上位装置から書込要求された複数の論理記憶領域に対して、1または複数の記憶デバイスで構築された全物理記憶領域のうち、未使用の物理記憶領域を割り当てるストレージ装置である。ストレージ装置は、パターン検査部と、スキップ制御部と、解放制御部とを備える。パターン検査部は、複数の前記論理記憶領域それぞれに書き込まれたデータパターンが前記物理記憶領域への割り当て不要を示すデータパターンであるかを検査する。スキップ制御部は、前記パターン検査部による検査対象の複数の前記論理記憶領域のうち、前記データパターンの検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定し、前記検査対象から該スキップ対象の論理記憶領域を除外する。解放制御部は、前記パターン検査部により検査された複数の論理記憶領域のうち、割り当て不要を示すデータパターンが書き込まれた論理記憶領域に対する物理記憶領域の割り当てを解放する。
1実施態様によれば、物理ディスク領域の割り当て解放処理を効率的に行うことができる。
図1は、実施例に係るストレージシステムの構成を示す図である。 図2は、CMのハードウェア構成を示す図である。 図3は、ファームウェアを実行することによって実現する機能を示す機能ブロック図である。 図4は、解放部による割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図5Aは、メタデータを含むチャンクのチェックを行わない割り当て解放処理のフローを示すフローチャート(A)である。 図5Bは、メタデータを含むチャンクのチェックを行わない割り当て解放処理のフローを示すフローチャート(B)である。 図6Aは、物理ディスク領域上で連続なデータに対するチェックを行う割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図6Bは、物理ディスク領域上で連続なデータに対するチェックを行う割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図7Aは、図4、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図7Bは、図4、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図8Aは、図5B、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。 図8Bは、図5B、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。
以下に、本願の開示するストレージ装置、割当解放制御方法及び割当解放制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
まず、実施例に係るストレージシステムの構成について説明する。図1は、実施例に係るストレージシステムの構成を示す図である。図1に示すように、ストレージシステム100は、二重化されたCM(Controller Module)110と、4グループのDE(Disk Enclosure)120を有する。
CM110は、ストレージシステム100を制御するモジュールであり、2つのCA(Channel Adapter)111と、2つのIOC(Input Output Controller)112と、2つのEXP(EXPander)113とを有する。
CA111は、上位装置であるホストとのインタフェースである。ここで、ホストはサーバなどの情報処理装置である。なお、ホストからの書込要求には、データのライト、ボリューム全体への0の書き込みによる初期化、ブロックの初期化などがある。IOC112は、SAS(Serial Attached SCSI)のコントローラである。EXP113は、4WL(4 Wide Link)のSASによって、CM110とDE120を接続する。ここで、4WLとは、1つのSASのポートに4つの物理リンクを使用することを示す。また、二重化されたCM110の間は、8レーンのPCIe(PCIエキスプレス)により接続される。
DE120は、複数の磁気ディスクを搭載する複数のディスク装置を収容する装置である。なお、ここでは、4つのDE120を有するグループが4つあるストレージシステム100を示すが、ストレージシステム100は、任意の台数のDE120を有することができる。
図2は、CM110のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、CM110は、2つのCA111と、2つのIOC112と、2つのEXP113とに加えて、CPU114と、メモリ115と、キャッシュ116とを有する。
CPU114は、ファームウェアを実行することによってストレージシステム100を制御する演算装置である。メモリ115は、ファームウェアを記憶する記憶装置である。キャッシュ116は、磁気ディスクに読み書きされるデータを一時的に記憶する記憶装置である。
図3は、ファームウェアを実行することによって実現する機能を示す機能ブロック図である。図3に示すように、CPU114は、排他制御部210と、キャッシュ制御部220と、ディスク制御部230と、コピー制御部240の機能を実現する。
排他制御部210は、磁気ディスクへのアクセスの排他制御を行う。例えば、排他制御部210は、データの書き込みが行われている磁気ディスクからデータの読み出しが行われないように制御する。
キャッシュ制御部220は、キャッシュ116の制御を行う。また、キャッシュ制御部220は、物理ディスク領域と論理領域を関係付けるための管理テーブルを有し、論理領域への物理ディスク領域の割り当て及び論理領域からの物理ディスク領域の解放を行う。
キャッシュ制御部220は、解放部221を有する。解放部221は、論理領域に割り当てられている物理ディスク領域のうち、データがオールゼロであるチャンクに割り当てられた物理ディスク領域を解放する。その理由は、データがオールゼロであるデータパターンのチャンクには物理ディスク領域の割り当ては不要であるためである。ただし、解放部221は、全てのチャンクについてデータがオールゼロであるか否かをチェックするのではなく、チェックする必要がないチャンクを特定し、特定したチャンク以外のチャンクに対してだけデータがオールゼロであるか否かをチェックする。
具体的には、解放部221は、所定の数のチャンクが連続してデータがオールゼロでない場合には、一定数のチャンクをスキップし、スキップしたチャンクに対してはデータがオールゼロであるか否かのチェックは行わない。
解放部221は、パターン検査部221aと、スキップ制御部221bと、解放制御部221cとを有する。パターン検査部221aは、複数のチャンクそれぞれがオールゼロであるかを検査する。スキップ制御部221bは、パターン検査部221aが検査を行わないスキップ対象のチャンクを決定し、検査対象からスキップ対象を除外する。解放制御部221cは、パターン検査部221aにより検査された複数のチャンクのうち、オールゼロであるチャンクの割り当てを解放する。
ホストから大きなデータが書き込まれた場合など、TPVにはゼロ以外のデータが長く続いている領域の存在が考えられる。解放部221は、このような領域の存在を念頭に、所定数のチャンクに連続してゼロ以外のデータを検出した場合、それ以降もしばらくゼロ以外のデータが続くとして一定数のチャンクをスキップする。解放部221は、スキップにより、チェック量を減らし、解放処理の高速化を図ることができる。スキップするチャンクの数は、チャンクのサイズにもよるが、例えば、チャンクのサイズを12Mバイトとして、4である。
また、解放部221は、OSやファイルシステムで用いられるメタデータの位置を特定し、メタデータが書き込まれているチャンクについては、データがオールゼロであるか否かのチェックは行わない。解放部221は、メタデータが書き込まれたチャンクのチェックを行わないことにより、チェック量を減らし、解放処理の高速化を図ることができる。
ただし、メタデータの書き込み位置は、OSやファイルシステムにより異なる。ファイルシステムは主にエクステントベースとブロックベースのものが存在する。エクステントベースのファイルシステムの場合は、主にボリュームの先頭部分にボリュームサイズの一割ほどのメタ領域が作成される。一方、ブロックベースのファイルシステムでは、1Mバイトほどのメタデータが、数100K〜数10Mバイトほどの一定容量毎に、等間隔に分散して書き込まれる。
そこで、解放部221は、まず、OS及びファイルシステムを特定する。特定する方法としては、ユーザに指定させる方法と、解放部221がディスク装置の先頭の論理ブロックから読み取る方法とがある。そして、解放部221は、特定したOS及びファイルシステムに基づいて、メタデータの位置を特定する。
なお、解放部221がディスク装置の先頭の論理ブロックからOS及びファイルシステムを読み取る方法として、例えば、先頭の論理ブロックに格納されているMBR(Master Boot Record)を用いる方法がある。MBRには、ファイルシステムに関する情報が含まれる。
このように、解放部221は、データがオールゼロであるか否かをチェックする必要がないチャンクを特定し、特定したチャンク以外のチャンクに対してだけチェックすることによって、物理ディスク領域の割り当て解放処理を効率的に行うことができる。
また、シン・プロビジョニング機能において、物理ディスク領域の割り当ては、ホストからデータのライトが行われた時に、必要な量が論理領域のチャンクごとに行われる。ホストからのデータのライトは論理領域上で連続とは限らないため、TPVの論理領域上では連続なデータであっても、物理ディスク領域の上で連続とは限らない。そのため、論理領域上で連続にデータチェックを行うことは、ディスクアクセスの観点からみると最適とはいえない。そこで、解放部221は、論理領域上で連続にデータチェックを行っていくのに加えて、物理ディスク領域上で連続となる別の論理領域の割り当て部分もデータチェックを行う。
すなわち、解放部221は、あるチャンクをチェックした場合に、そのチャンクの最終論理ブロックをチェックした後、物理ディスク領域上でそのチャンクと隣り合うチャンクの先頭の論理ブロックのチェックを行う。そして、解放部221は、隣り合うチャンクの先頭の論理ブロックにゼロ以外のデータを検出した場合、そのチャンクがチェック済みであることを示す情報をメモリ等に記憶しておいて、そのチャンクのチェック状態を管理し、チェック済みのチャンクに対するチェックは後で行わないように制御する。
このように、解放部221は、一回のディスクアクセスで、物理ディスク領域上で隣り合うチャンクの先頭部分を同時にチェックすることにより、ディスクアクセスによるオーバヘッドを減らすことができ、物理ディスク領域の割り当て解放処理を高速化できる。
ディスク制御部230は、キャッシュ制御部220の指示に基づいて、磁気ディスクからのデータの読み出し、磁気ディスクへのデータの書き込みを制御する。コピー制御部240は、ストレージシステム100内でのデータのコピーを制御する。
次に、解放部221による割り当て解放処理の起動について説明する。解放部221による割り当て解放処理は、手動又は自動で実行される。自動で実行される場合には、割り当て解放処理は、以下のタイミングで起動される。
(1)ストレージシステム100が有するコピー機能によりコピーがされた後
ストレージシステム100が有するコピー処理では、ブロックレベルでのコピーが行われる。そのため、あるディスク装置のボリュームのコピーが行われた場合、そのコピー元ボリュームの未使用部分はゼロデータとしてコピー先に書き込みがされてしまう。そのため、コピー処理が行われた後のコピー先TPVではゼロデータ領域が発生している可能性が高い。そのため、コピー処理が完了した後で割り当て解放処理を実施することは有効である。
(2)全面リストア等、TPVの全領域にLBA(Logical Block Address)が連続でライトされた後
バックアップ元のボリュームで未使用領域があった場合、該当領域はゼロデータとしてバックアップされている。このデータがリストアされると、ゼロデータがそのままボリュームに書き込まれることになる。ボリュームの全面リストアは、ストレージシステム100としては、シーケンシャルライトに見える。そのため、TPVの全面に対し、シーケンシャルライトがされた場合は、解放部221は、全面リストアがされたと判断し、割り当て解放処理を自動で実行する。なお、解放部221は、例えば、データが書き込まれていく中で、最初のライトはTPVの先頭LBAに対してか、また、先頭LBA以降に書き込みがあった全LBAにおいて、各LBAは論理領域上1つ前のLBAと比較して連続か、また、最後のライトはTPVの最終LBAに対してかをチェックし、全てを満たす場合に、TPVの全面に対し、シーケンシャルライトがされたと判断する。
(3)ホストからTPVの初期化(ファイルシステム作成やボリュームマネージャーによるボリュームの作成)実施後
(2)と同様、ホストから初期化処理がされると、ストレージシステム100としては、初期化処理はシーケンシャルライトに見える。そのため、TPVの全面に対し、シーケンシャルライトがされた場合は、解放部221は、全面リストアがされたと判断し、割り当て解放処理を自動で実行する。
(4)TPVの容量監視でアラーム(割り当て量がTPV全体の容量に対し、あるしきい値に達した場合)になった時
アラームになる時は、TPVの空き容量が少なくなってきた場合である。空き容量が少なくなった原因の一つにゼロデータの割り当ての発生がある場合は、ゼロデータの領域を解放することで、TPVの使用効率を高めることが可能である。このようなケースに対応できるよう、解放部221は、TPVの容量監視でアラームになった時に、割り当て解放処理を自動で実行する。
(5)スケジュール設定による定期的なタイミング
ストレージシステム100の管理者により設定されたスケジュールに基づいて、解放部221は、割り当て解放処理を自動で実行する。
次に、解放部221による割り当て解放処理のフローについて説明する。図4は、解放部221による割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。図4に示すように、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択し(ステップS1)、選択したチャンクに対して物理割り当て済みか否かを判定する(ステップS2)。ここで、「物理割り当て済み」とは、物理ディスク領域が割り当て済みであることを示す。
そして、物理割り当て済みである場合には、解放部221は、チャンクの先頭LB(Logical Block:論理ブロック)内のデータをチェックし(ステップS3)、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS4)。なお、LBのサイズは512バイトである。
その結果、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、連続カウンタの値を0にする(ステップS5)。ここで、連続カウンタは、オールゼロでないチャンクの数をカウントするカウンタであり、オールゼロのチャンクがあったため、0に初期化される。
そして、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定し(ステップS6)、チェックが完了していないLBがある場合には、次のLB内のデータをチェックし(ステップS7)、ステップS4に戻る。一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、チャンク内のデータがオールゼロであったので、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS8)。
そして、解放部221は、最後のチャンクまで到達したか否かを判定し(ステップS9)、到達した場合には、処理を終了し、到達していない場合には、次のチャンクを選択し(ステップS10)、ステップS2に戻る。
一方、LB内のデータがオールゼロでない場合には、解放部221は、連続カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS11)、所定値以上でない場合には、連続カウンタに1を加え(ステップS12)、ステップS9に進む。ここで、連続カウンタの値が所定値以上でない場合とは、データがオールゼロでないチャンクが、チャンクのチェックをスキップしてもかまわないほど連続していない場合である。一方、連続カウンタの値が所定値以上である場合には、解放部221は、一定数のチャンク分スキップし(ステップS13)、連続カウンタの値を0にして(ステップS14)、ステップS9に進む。
また、解放部221は、選択したチャンクに対して物理割り当て済みでない場合には、チャンクのチェックは不要であり、データがオールゼロであるチャンクは途切れたので、ステップS14に進む。
このように、データがオールゼロでないチャンクが所定数連続した場合に、解放部221は、チャンクのチェックをスキップするので、チャンクのチェック数を減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
次に、メタデータを含むチャンクのチェックを行わない割り当て解放処理のフローについて説明する。図5A及び図5Bは、メタデータを含むチャンクのチェックを行わない割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。図5Aは、ストレージシステム100の管理者からOS及びファイルシステムの指定を受け付ける場合を示し、図5Bは、解放部221がOS及びファイルシステムを判断する場合を示す。
図5Aに示すように、解放部221は、OS及びファイルシステムの指定を管理者から受け付ける(ステップS21)。そして、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択し(ステップS22)、選択したチャンクに対して物理割り当て済みか否かを判定する(ステップS23)。
そして、物理割り当て済みである場合には、解放部221は、OS及びファイルシステムの情報に基づいて、チャンクにメタデータが含まれるか否かを判定する(ステップS24)。その結果、チャンクにメタデータが含まれない場合には、解放部221は、チャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS25)、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS26)。
その結果、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、連続カウンタの値を0にする(ステップS27)。そして、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定する(ステップS28)。その結果、チェックが完了していないLBがある場合には、解放部221は、次のLB内のデータをチェックし(ステップS29)、ステップS26に戻る。
一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、チャンク内のデータがオールゼロであったので、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS30)。そして、解放部221は、最後のチャンクまで到達したか否かを判定し(ステップS31)、到達した場合には、処理を終了し、到達していない場合には、次のチャンクを選択し(ステップS32)、ステップS23に戻る。
一方、LB内のデータがオールゼロでない場合には、解放部221は、連続カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS33)、所定値以上でない場合には、連続カウンタに1を加え(ステップS34)、ステップS31に進む。一方、連続カウンタの値が所定値以上である場合には、解放部221は、OS及びファイルシステムによって決まる数のチャンク分スキップし(ステップS35)、連続カウンタの値を0にして(ステップS36)、ステップS31に進む。
また、解放部221は、選択したチャンクに対して物理割り当て済みでない場合及びチャンクにメタデータが含まれる場合には、チャンクのチェックは不要であり、データがオールゼロであるチャンクは途切れたので、ステップS36に進む。
また、図5Bに示すように、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択する(ステップS41)。そして、解放部221は、OS及びファイルシステムを判断する(ステップS42)。
そして、解放部221は、チャンクが物理割り当て済みであるか否かを判定し(ステップS43)、物理割り当て済みである場合には、OS及びファイルシステムの情報に基づいて、チャンクにメタデータが含まれるか否かを判定する(ステップS44)。その結果、チャンクにメタデータが含まれない場合には、解放部221は、チャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS45)、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS46)。
その結果、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、連続カウンタの値を0にする(ステップS47)。そして、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定する(ステップS48)。その結果、チェックが完了していないLBがある場合には、解放部221は、次のLB内のデータをチェックし(ステップS49)、ステップS46に戻る。
一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、チャンク内のデータがオールゼロであったので、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS50)。そして、解放部221は、最後のチャンクまで到達したか否かを判定し(ステップS51)、到達した場合には、処理を終了し、到達していない場合には、次のチャンクを選択し(ステップS52)、ステップS43に戻る。
一方、LB内のデータがオールゼロでない場合には、解放部221は、連続カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS53)、所定値以上でない場合には、連続カウンタに1を加え(ステップS54)、ステップS51に進む。一方、連続カウンタの値が所定値以上である場合には、解放部221は、OS及びファイルシステムによって決まる数のチャンク分スキップし(ステップS55)、連続カウンタの値を0にして(ステップS56)、ステップS51に進む。
また、解放部221は、選択したチャンクに対して物理割り当て済みでない場合及びチャンクにメタデータが含まれる場合には、チャンクのチェックは不要であり、データがオールゼロであるチャンクは途切れたので、ステップS56に進む。
このように、メタデータが含まれるチャンクについては、データがオールゼロであるか否かのチェックを行わないので、解放部221は、チャンクのチェック数を減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
次に、物理ディスク領域上で連続なデータに対するチェックを行う割り当て解放処理のフローについて説明する。図6A及び図6Bは、物理ディスク領域上で連続なデータに対するチェックを行う割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。
図6Aに示すように、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択し(ステップS71)、選択したチャンクに対して物理割り当て済みか否かを判定する(ステップS72)。その結果、物理割り当て済みでない場合には、解放部221は、ステップS75に進む。
一方、物理割り当て済みである場合には、解放部221は、チャンクの先頭LBはチェック済みか否かを判定する(ステップS73)。ここで、チェック済みである場合とは、そのチャンクがチェックが行われたチャンクに物理ディスク領域上連続したチャンクであったためチェックが行われた場合である。
そして、チャンクの先頭LBはチェック済みである場合には、解放部221は、チャンクの先頭LB内のデータはオールゼロか否かを判定する(ステップS74)。その結果、チャンクの先頭LB内のデータがオールゼロでない場合には、解放部221は、全チャンク分のチェックが完了したか否かを判定し(ステップS75)、全チャンク分のチェックが完了した場合には、処理を終了する。一方、チェックしていないチャンクがある場合には、解放部221は、論理領域上の次のチャンクを選択し(ステップS76)、ステップS72に戻る。
また、チャンクの先頭LB内のデータはオールゼロである場合には、解放部221は、次のLB内のデータをチェックし(ステップS77)、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS79)。また、チャンクの先頭LBはチェック済みでない場合には、解放部221は、チャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS78)、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS79)。
その結果、LB内のデータがオールゼロでない場合には、解放部221は、チャンクのチェック済みを記憶し(ステップS80)、ステップS75に移動する。一方、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定する(ステップS81)。その結果、チェックが完了していないLBがある場合には、ステップS77に戻る。
一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、図6Bに示すように、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS82)。そして、解放部221は、物理ディスク領域上に次のチャンクがあるか否かを判定し(ステップS83)、次のチャンクがない場合には、ステップS75に移動する。
一方、物理ディスク領域上に次のチャンクがある場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の連続したチャンクをチェックする。すなわち、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクはチェック済みか否かを判定し(ステップS84)、チェック済みである場合には、ステップS75に移動する。一方、チェック済みでない場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS85)、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LBのチェック済みを記憶する(ステップS86)。そして、解放部221は、LB内のデータはオールゼロであるか否かを判定し(ステップS87)、オールゼロである場合には、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータがオールゼロを記憶する(ステップS88)。そして、解放部221は、ステップS75に移動する。
このように、物理ディスク領域上の連続したチャンクをチェックすることによって、解放部221は、ディスクアクセスの回数を減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
次に、図4、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローについて説明する。図7A及び図7Bは、図4、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。
図7Aに示すように、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択し(ステップS101)、選択したチャンクに対して物理割り当て済みか否かを判定する(ステップS102)。
そして、物理割り当て済みでない場合には、解放部221は、ステップS123に進む。一方、物理割り当て済みである場合には、解放部221は、チャンクの先頭LBはチェック済みか否かを判定する(ステップS103)。そして、チャンクの先頭LBがチェック済みでない場合には、チャンクの先頭LB内のデータをチェックする(ステップS104)。
そして、解放部221は、図7Bに示すように、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS105)。その結果、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、連続カウンタの値を0にする(ステップS106)。
そして、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定し(ステップS107)、チェックが完了していないLBがある場合には、次のLB内のデータをチェックする(ステップS108)。そして、解放部221は、ステップS105に戻る。
一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、チャンク内のデータがオールゼロであったので、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS109)。そして、解放部221は、物理ディスク領域上に次のチャンクがあるか否かを判定し(ステップS110)、次のチャンクがない場合には、ステップS116に移動する。
一方、物理ディスク領域上に次のチャンクがある場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の連続したチャンクをチェックする。すなわち、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクはチェック済みか否かを判定し(ステップS111)、チェック済みである場合には、ステップS116に移動する。一方、チェック済みでない場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS112)、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LBのチェック済みを記憶する(ステップS113)。そして、解放部221は、LB内のデータはオールゼロであるか否かを判定し(ステップS114)、オールゼロである場合には、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータがオールゼロを記憶する(ステップS115)。
そして、解放部221は、全チャンク分のチェックが完了したか否かを判定し(ステップS116)、全チャンク分のチェックが完了した場合には、処理を終了する。一方、チェックしていないチャンクがある場合には、解放部221は、論理領域上の次のチャンクを選択し(ステップS117)、ステップS102に戻る。
また、解放部221は、LB内のデータがオールゼロでない場合には、連続カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS118)、所定値以上でない場合には、チャンクのチェック済みを記憶する(ステップS119)。そして、解放部221は、連続カウンタに1を加え(ステップS120)、ステップS116に進む。一方、連続カウンタの値が所定値以上である場合には、解放部221は、一定数のチャンク分スキップし(ステップS121)、スキップした分のチャンクのチェック済みを記憶する(ステップS122)。そして、解放部221は、連続カウンタの値を0にし(ステップS123)、ステップS116に進む。
このように、解放部221は、図4、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理を行うことで、併用しない場合と比較して、より高速に割り当て解放処理を行うことができる。
次に、図5B、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローについて説明する。図8A及び図8Bは、図5B、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理のフローを示すフローチャートである。
図8Aに示すように、解放部221は、OS及びファイルシステムを判断する(ステップS161)。また、解放部221は、割り当て解放処理が指定されているTPVの先頭チャンクを選択する(ステップS162)。
そして、解放部221は、チャンクが物理割り当て済みであるか否かを判定し(ステップS163)、物理割り当て済みでない場合には、ステップS186に進む。一方、物理割り当て済みである場合には、OS及びファイルシステムの情報に基づいて、チャンクにメタデータが含まれるか否かを判定する(ステップS164)。
その結果、チャンクにメタデータが含まれる場合には、解放部221は、ステップS186に進む。一方、チャンクにメタデータが含まれない場合には、解放部221は、チャンクの先頭LBはチェック済みか否かを判定し(ステップS165)、チェック済みでない場合には、チャンクの先頭LB内のデータをチェックする(ステップS166)。
そして、解放部221は、図8Bに示すように、LB内のデータがオールゼロであるか否かを判定する(ステップS167)。その結果、LB内のデータがオールゼロである場合には、解放部221は、連続カウンタの値を0にする(ステップS168)。
そして、解放部221は、チャンク内の全LBでデータがオールゼロであるか否かのチェックが完了したか否かを判定し(ステップS169)、チェックが完了していないLBがある場合には、次のLB内のデータをチェックする(ステップS170)。そして、解放部221は、ステップS167に戻る。
一方、チャンク内の全LBでチェックが完了した場合には、チャンク内のデータがオールゼロであったので、解放部221は、チャンクの物理割り当てを解放する(ステップS171)。そして、解放部221は、物理ディスク領域上に次のチャンクがあるか否かを判定し(ステップS172)、次のチャンクがない場合には、ステップS179に移動する。
一方、物理ディスク領域上に次のチャンクがある場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の連続したチャンクをチェックする。すなわち、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクにメタデータが含まれるか否かをチェックし(ステップS173)、メタデータが含まれる場合には、ステップS179に移動する。一方、メタデータが含まれない場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクはチェック済みか否かを判定し(ステップS174)、チェック済みである場合には、ステップS179に移動する。一方、チェック済みでない場合には、解放部221は、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータをチェックし(ステップS175)、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LBのチェック済みを記憶する(ステップS176)。そして、解放部221は、LB内のデータはオールゼロであるか否かを判定し(ステップS177)、オールゼロである場合には、物理ディスク領域上の次のチャンクの先頭LB内のデータがオールゼロを記憶する(ステップS178)。
そして、解放部221は、全チャンク分のチェックが完了したか否かを判定し(ステップS179)、全チャンク分のチェックが完了した場合には、処理を終了する。一方、チェックしていないチャンクがある場合には、解放部221は、論理領域上の次のチャンクを選択し(ステップS180)、ステップS163に戻る。
また、解放部221は、LB内のデータがオールゼロでない場合には、連続カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS181)、所定値以上でない場合には、チャンクのチェック済みを記憶する(ステップS182)。そして、解放部221は、連続カウンタに1を加え(ステップS183)、ステップS179に進む。一方、連続カウンタの値が所定値以上である場合には、解放部221は、OS及びファイルシステムによって決まる数のチャンク分スキップし(ステップS184)、スキップした分のチャンクのチェック済みを記憶する(ステップS185)。そして、解放部221は、連続カウンタの値を0にし(ステップS186)、ステップS179に進む。
このように、解放部221は、図5B、図6A及び図6Bに示した割り当て解放処理を併用した割り当て解放処理を行うことで、併用しない場合と比較して、より高速に割り当て解放処理を行うことができる。
上述してきたように、実施例では、解放部221が、オールゼロでないチャンクが所定数連続すると一定数のチャンクのチェックをスキップするので、チャンクのチェックを減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
また、実施例では、解放部221は、OS及びファイルシステムに基づいてメタデータの位置を特定し、メタデータを含むチャンクのチェックを行わないので、チャンクのチェックを減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
また、実施例では、解放部221は、物理ディスク領域上で連続したチャンクをチェックするので、ディスクアクセスの回数を減らすことができ、割り当て解放処理を高速化することができる。
なお、実施例では、OS及びファイルシステムに基づいてメタデータの位置を特定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、OS又はファイルシステムに基づいてメタデータの位置を特定する場合にも同様に適用することができる。
また、実施例では、磁気ディスクを記憶媒体として用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、フラッシュメモリなど他の記憶媒体を用いる場合にも同様に適用することができる。
また、実施例では、LB内のデータがオールゼロであるか否かをチェックする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、LB内のデータが未使用であることを示す他のデータパターンであるか否かをチェックする場合にも同様に適用することができる。
また、実施例では、複数の割り当て解放処理について説明したが、ストレージシステム100の管理者は、解放部221がいずれの割り当て解放処理を行うかを指定することができる。また、ストレージシステム100の管理者は、割り当て解放処理を自動で実行するタイミングを指定することができる。
100 ストレージシステム
110 CM
111 CA
112 IOC
113 EXP
114 CPU
115 メモリ
116 キャッシュ
120 DE
200 ファームウェア
210 排他制御部
220 キャッシュ制御部
221 解放部
230 ディスク制御部
240 コピー制御部

Claims (10)

  1. 上位装置から書込要求された複数の論理記憶領域に対して、1または複数の記憶デバイスで構築された全物理記憶領域のうち、未使用の物理記憶領域を割り当てるストレージ装置であって、
    複数の前記論理記憶領域それぞれに書き込まれたデータパターンが前記物理記憶領域への割り当て不要を示すデータパターンであるかを検査するパターン検査部と、
    前記パターン検査部による検査対象の複数の前記論理記憶領域のうち、前記データパターンの検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定し、前記検査対象から該スキップ対象の論理記憶領域を除外するスキップ制御部と、
    前記パターン検査部により検査された複数の論理記憶領域のうち、割り当て不要を示すデータパターンが書き込まれた論理記憶領域に対する物理記憶領域の割り当てを解放する解放制御部と、
    を備えたことを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記スキップ制御部は、前記パターン検査部による検査の結果、連続する所定数の論理記憶領域に書き込まれたデータパターンが前記物理記憶領域への割り当て不要を示すデータパターン以外である場合に、前記所定数の論理記憶領域に連続する少なくとも1つ以上の論理記憶領域をスキップ対象として決定することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記上位装置のオペレーティングシステム又はファイルシステムの種別を判定する種別判定部を備え、
    前記スキップ制御部は、前記種別に基づいて、前記スキップ対象の論理記憶領域を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のストレージ装置。
  4. 前記パターン検査部は、前記上位装置に対して使用許諾された論理ボリュームを構築する全論理記憶領域における先頭の論理記憶領域を検査し、
    前記スキップ制御部は、前記先頭の論理記憶領域の検査結果に基づいて前記スキップ対象の論理記憶領域を決定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のストレージ装置。
  5. 前記解放制御部は、前記割り当てを解放した際に前記物理記憶領域上で次の論理記憶領域を前記パターン検査部に検査させて該論理記憶領域が検査済みであるとして管理し、
    前記スキップ制御部は、検査済みであることが記憶された論理記憶領域をスキップ対象として決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のストレージ装置。
  6. 装置内のデータをコピーするコピー部を備え、
    前記スキップ制御部は、前記コピー部によるコピーが行われた後、前記パターン検査部による検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のストレージ装置。
  7. 前記上位装置に対して使用許諾された論理ボリュームを構築する全論理記憶領域に対してシーケンシャルライトが行われたか否かを判定する判定部を備え、
    前記スキップ制御部は、前記判定部により前記全論理記憶領域に対してシーケンシャルライトが行われたと判定された場合に、前記パターン検査部による検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のストレージ装置。
  8. 前記上位装置に対して使用許諾された論理ボリュームを構築する複数の論理記憶領域に対して割り当てられた物理記憶領域の量を監視する監視部を備え、
    前記スキップ制御部は、前記監視部により監視された物理記憶領域の量が所定の閾値に達すると、前記パターン検査部による検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のストレージ装置。
  9. コンピュータが、
    上位装置から書込要求された複数の論理記憶領域に対して、1または複数の記憶デバイスで構築された全物理記憶領域のうち、未使用の物理記憶領域を割り当て、
    複数の前記論理記憶領域それぞれに書き込まれたデータパターンが前記物理記憶領域への割り当て不要を示すデータパターンであるかの検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定し、決定したスキップ対象の論理記憶領域を除外して前記検査を行い、
    検査した複数の論理記憶領域のうち、割り当て不要を示すデータパターンが書き込まれた論理記憶領域に対する物理記憶領域の割り当てを解放する
    処理を行うことを特徴とする割当解放制御方法。
  10. コンピュータに、
    上位装置から書込要求された複数の論理記憶領域に対して、1または複数の記憶デバイスで構築された全物理記憶領域のうち、未使用の物理記憶領域を割り当て、
    複数の前記論理記憶領域それぞれに書き込まれたデータパターンが前記物理記憶領域への割り当て不要を示すデータパターンであるかの検査を行わないスキップ対象の論理記憶領域を決定し、決定したスキップ対象の論理記憶領域を除外して前記検査を行い、
    検査した複数の論理記憶領域のうち、割り当て不要を示すデータパターンが書き込まれた論理記憶領域に対する物理記憶領域の割り当てを解放する
    処理を実行させることを特徴とする割当解放制御プログラム。
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