JP2014193765A - 画像読取装置、搬送装置および画像読取装置の製造方法 - Google Patents

画像読取装置、搬送装置および画像読取装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組み付け作業の煩わしさを軽減できる、画像読取装置、搬送装置および画像読取装置の製造方法を提供する。
【解決手段】駆動軸101,109の第1部分は、第1部分201,211よりも径が大きい第2部分202,212および第3部分203,213に軸線方向の両側から挟まれている。これにより、第1部分201,211の周囲には、第2部分202,212および第3部分203,213の周面に対して凹んだ位置決め部204,214が生じている。この位置決め部204,214に、軸受251,252の延部253から駆動軸101,109の軸心方向に突出する突出部254が入り込んでいる。そのため、駆動軸101,109が軸線方向に突出部254と第2部分または第3部分203,213との間に生じる隙間分は移動することが許容されながら、その隙間分よりも大きく移動することが抑制される。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像読取装置、搬送装置および画像読取装置の製造方法に関する。
たとえば、シートを搬送しつつ、そのシートの画像を読み取ることができる画像読取装置が知られている。この種の画像読取装置は、シートを搬送するためのローラを備えている。
特許文献1に開示されている構成では、ローラがサイドフレーム間に設けられている。ローラの軸の両端部は、サイドフレームに設けられた両端支持部材に挿通されて、両端支持部材に回転可能に支持されている。また、特許文献1には、ローラの軸のたわみを防止するための支持部材が開示されている。
特開2001−341911号公報
このような構成では、ローラの軸がサイドフレームに固定されるまでは、軸は、その軸線方向に自由に動くため、サイドフレームから抜け落ちてしまうおそれがある。
本発明の目的は、組み付け作業の煩わしさを軽減できる、画像読取装置、搬送装置および画像読取装置の製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像読取装置は、第1駆動ローラと、前記第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラと、第2駆動ローラと、前記第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラと、前記第1駆動ローラおよび前記第2駆動ローラに挿通された軸と、前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側で前記軸に当接可能な軸受と、シートの画像を読み取るように構成された読取部と、を備え、前記軸は、前記軸の軸線方向における前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとの間に位置し、前記軸受に対して前記軸線方向の移動を規制する位置決め部を備える。
この構成によれば、軸は、位置決め部により、軸受に対する軸線方向の移動が規制される。したがって、軸が保持される部材に他部材が組み付けられる際に、作業者が軸を手で押さえておく必要をなくすことができる。よって、組み付け作業の煩わしさを軽減することができる。
第1従動ローラおよび第2従動ローラは、それぞれ第1駆動ローラおよび第2駆動ローラに向けて付圧されている。そのため、第1駆動ローラおよび第2駆動ローラがそれぞれ第1従動ローラおよび第2従動ローラから受ける荷重により、軸における第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間に位置する部分が撓むおそれがある。軸受は、軸に対して第1従動ローラおよび第2従動ローラの反対側で軸に当接可能である。これにより、第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間での軸の撓みを抑制することができる。
本発明のさらに他の局面に係る搬送装置は、第1駆動ローラと、第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラと、第2駆動ローラと、第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラと、第1駆動ローラおよび第2駆動ローラに挿通された軸と、軸に対して第1従動ローラおよび第2従動ローラの反対側で軸に当接可能な軸受と、を備え、軸は、軸の軸線方向における第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間に位置し、軸受に対して軸線方向の移動を規制する位置決め部を有する。
この構成によれば、軸は、位置決め部により、軸受に対する軸線方向の移動が規制される。したがって、軸が保持される部材に他部材が組み付けられる際に、作業者が軸を手で押さえておく必要をなくすことができる。よって、組み付け作業の煩わしさを軽減することができる。
第1従動ローラおよび第2従動ローラは、それぞれ第1駆動ローラおよび第2駆動ローラに向けて付圧されている。そのため、第1駆動ローラおよび第2駆動ローラがそれぞれ第1従動ローラおよび第2従動ローラから受ける荷重により、軸における第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間に位置する部分が撓むおそれがある。軸受は、軸に対して第1従動ローラおよび第2従動ローラの反対側で軸に当接可能である。これにより、第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間での軸の撓みを抑制することができる。
本発明のさらに他の局面に係る画像読取装置の製造方法は、第1駆動ローラおよび第2駆動ローラに挿通され、軸線方向における第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間に位置し、軸線方向の移動を規制する位置決め部を有する軸を、挿通部が形成された保持部に保持させて、画像読取装置を製造する方法であって、軸の一端部を、軸の軸線方向から挿通部に挿通する挿通工程と、挿通工程後、軸に対して、第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラおよび第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラの反対側で軸に当接可能な軸受を、軸に対して第1従動ローラおよび第2従動ローラの反対側から、位置決め部に位置するように、保持部に取り付ける軸受取付工程と、軸受取付工程後、軸の他端部にギヤを取り付けるギヤ取付工程と、を含む。
この方法によれば、軸の一端部が挿通部に挿通された後、軸受が保持部に取り付けられる。軸は、軸線方向の移動を規制する位置決め部を有する。軸受は、軸の位置決め部に位置するように取り付けられる。これにより、軸の軸線方向の移動が抑制されるので、軸の他端部にギヤが取り付けられるまでの間、作業者が軸を手で押さえておく必要をなくすことができる。よって、組み付け作業の煩わしさを軽減することができる。
本発明によれば、組み付け作業の煩わしさを軽減することができる。また、シートの搬送時には、第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間での軸の撓みを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の左上前側からの斜視図である。 画像読取装置1の平面図である。 画像読取装置1の前面図である。 画像読取装置1の断面図である。 搬送ローラ対91の第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96C、第4駆動ローラ96Dおよび駆動軸101ならびに排出ローラ対95の第1駆動ローラ98A、第2駆動ローラ98B、第3駆動ローラ98Cおよび第4駆動ローラ98Dおよび駆動軸109の構成を示す平面図である。 画像読取装置1からトップカバー4および第2ホルダ62が除去された状態を示す前面図である。 第1ホルダ61の左端部を前後方向に沿った切断面で切断したときの断面図である。 第1ホルダ61、第2ホルダ62、第1フレーム221および第2フレーム222の断面図である。 第1ホルダ61、第1フレーム221および第2フレーム222の左前上側から見た斜視図である。 第1ホルダ61、第1フレーム221および第2フレーム222の左下側から見た斜視図である。 軸受251,252を上側から図である。 軸受251,252を前側から見た図である。 軸受251,252を後側から見た図である。 軸受251,252を左側から見た図である。 変形例に係る駆動軸101,109および軸受251,252を図解的に示す図である。 変形例に係る第1ホルダ61および軸受251,252を図解的に示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<筐体>
画像読取装置1は、図1、図2、図3および図4に示されるように、筐体2を備えている。筐体2は、図1、図3および図4に示されるように、ボトムカバー3およびトップカバー4に分割されている。
なお、以下の説明では、ボトムカバー3に対するトップカバー4側を上側とし、平面視における画像読取装置1の中央に対して後述する導入口41が形成されている側を前側として、上下、左右および前後の各方向を規定する。そして、図1以降の各図では、矢印で方向を表示する。
トップカバー4は、図1、図3および図4に示されるように、ボトムカバー3に上側から重なる。トップカバー4は、図2に示されるように、左面部11、右面部12、上面部13、後面部14、前面部15および湾曲部16を備えている。
左面部11は、上下方向および前後方向に延びている。左面部11の前上端部は、図1、図2および図3に示されるように、切り欠かれている。これにより、左面部11は、その前上端部に、第1端縁21および第2端縁22を有している。第1端縁21は、上下方向に延びている。第2端縁22は、第1端縁21の下端から前側に延びている。言い換えれば、左面部11は、その前上端部に、上下方向に延びる第1端縁21と第1端縁21の下端から前側に延びる第2端縁22とによって形成される切欠23を有している。
右面部12は、左面部11に対して左右方向に間隔を空けて配置されている。右面部12は、左面部11と平行をなして、上下方向および前後方向に延びている。
上面部13は、左面部11の上端と右面部12の上端との間に架設されている。上面部13は、左右方向および前後方向に延びている。上面部13は、第3端縁24を前端に有している。第3端縁24は、左面部11の第1端縁21の上端から右側に延びている。第3端縁24の長さは、左面部11と右面部12との間の左右方向の間隔よりも短い。
後面部14は、図2に示されるように、左面部11の後端と右面部12の後端との間に架設されている。後面部14は、上下方向および左右方向に延びている。後面部14の上端は、図4に示されるように、上面部13の後端に接続されている。
前面部15は、図1および図3に示されるように、左面部11の前端と右面部12の前端との間に架設されている。前面部15は、第4端縁25を上端に有している。第4端縁25は、左面部11の第2端縁22の前端から右側に延びている。第4端縁25の長さは、上面部13の第3端縁24の長さと同じである。
湾曲部16は、図1、図2および図3に示されるように、上面部13の右前端部と前面部15の右上端部との間に架設されている。湾曲部16の右端は、右面部12の前上端部に接続されている。湾曲部16は、第5端縁26を左端に有している。第5端縁26は、第3端縁24の右端から前側に延び、途中で湾曲して、下側に延び、第4端縁25の右端に接続されている。
また、トップカバー4は、フロントフレーム31を保持している。
フロントフレーム31は、第1壁部32、第2壁部33、第3壁部34および第4壁部36を有している。
第1壁部32は、図1および図3に示されるように、上下方向および左右方向に延びている。第1壁部32の左端は、左面部11の第1端縁21に接続されている。第1壁部32の上端は、上面部13の第3端縁24に接続されている。
第2壁部33は、図1および図2に示されるように、左右方向および前後方向に延びている。第2壁部33の左端は、左面部11の第2端縁22に接続されている。第2壁部33の前端は、前面部15の第4端縁25に接続されている。
第3壁部34は、図1および図4に示されるように、上下方向および前後方向に延びている。第3壁部34は、第5端縁26に接続されている。第3壁部34の後端は、第1壁部32に接続されている。第3壁部34の下端は、第2壁部33に接続されている。
第1壁部32の下端部は、図1および図3に示されるように、左端部を一部残して、それ以外の部分が開口されている。これにより、L字形状の第1壁部32と第2壁部33と第3壁部34とに囲まれた箇所に導入口41が形成される。
第4壁部36は、図4に示されるように、第1壁部32の下端部における開口が形成されている部分から後下側に延びている。第4壁部36の後下端は、第2壁部33の後端の上側に間隔を空けて位置している。また、第3壁部34の後下端部は、第4壁部36の右端と第2壁部33の右端との間に延び、その上端縁および下端縁がそれぞれ第4壁部36および第2壁部33に接続されている。
また、筐体2は、図4に示されるように、ボトムカバー3とトップカバー4の後面部14との間に、排出口42を有している。排出口42は、導入口41と上下方向および左右方向においてほぼ同じ位置に形成されている。
<内部機構>
画像読取装置1は、第1ホルダ61および第2ホルダ62を備えている。
第1ホルダ61は、第1下保持部71、第2下保持部72および第3下保持部73を備えている。第1下保持部71、第2下保持部72および第3下保持部73は、前側からこの順に、前後方向に並んでいる。
第1下保持部71は、前シュート74を備えている。前シュート74は、左右方向および前後方向に延びている。前シュート74の上面75は、第2壁部33の上面35と同一平面上に位置している。
第2下保持部72は、前壁部76、底壁部77および後壁部78を備えている。前壁部76は、前シュート74の後端から下側に延びている。底壁部77は、前壁部76の下端から後側に延びている。後壁部78は、底壁部77の後端から上側に延びている。
第3下保持部73は、後シュート79を備えている。後シュート79は、第2下保持部72の後壁部78の上端から後側に延びている。後シュート79の上面80の後端部は、排出口42の下端よりも上側に位置している。
第2ホルダ62は、第2壁部33の上面35を含む平面に対して上側に配置されている。第2ホルダ62は、第1上保持部81、第2上保持部82および第3上保持部83を備えている。第1上保持部81、第2上保持部82および第3上保持部83は、前側からこの順に、前後方向に並んでいる。
第2上保持部82は、前壁部84、上壁部85および後壁部86を備えている。前壁部84は、前後方向において、第1ホルダ61の前壁部76と同じ位置に配置されている。前壁部84は、上下方向および左右方向に延びている。上壁部85は、前壁部84の上端から後側に延びている。後壁部86は、上壁部85の後端から下側に延び、前壁部84と平行をなしている。後壁部86は、前後方向において、第1ホルダ61の後壁部78よりも後側に配置されている。
そして、画像読取装置1は、搬送ローラ対91、シート押さえ92、第1読取部93、第2読取部94および排出ローラ対95を備えている。
搬送ローラ対91は、4個の搬送駆動ローラ96および4個の搬送従動ローラ97を含む。
4個の搬送駆動ローラ96は、駆動軸101に取り付けられている。駆動軸101は、左右方向に延びている。駆動軸101は、第1ホルダ61の第1下保持部71に回転可能に保持されている。各搬送駆動ローラ96の周面の一部は、前シュート74の上面75から上側に突出している。
4個の搬送従動ローラ97は、従動軸121に取り付けられている。従動軸121は、左右方向に延びている。従動軸121は、第2ホルダ62の第1上保持部81に回転可能に保持されている。各搬送従動ローラ97は、搬送駆動ローラ96の上側に配置されている。各搬送従動ローラ97の周面の一部は、その下側の搬送駆動ローラ96の周面に当接している。
シート押さえ92は、第2ホルダ62の前壁部84の後側に配置されている。シート押さえ92は、上下方向および左右方向に延びている。シート押さえ92の下端部は、第1読取部93の透明板105の前端部上に位置している。シート押さえ92は、前側ほど上側に位置するように傾斜した傾斜面123を下端に有している。また、シート押さえ92は、圧縮コイルばね124により、下側に向けて押圧されている。圧縮コイルばね124の一端部は、第2ホルダ62の上壁部85に接続されている。圧縮コイルばね124の他端部は、シート押さえ92の上端に接続されている。
第1読取部93は、第1ホルダ61の第2下保持部72に配置されている。具体的には、第1読取部93は、第1ホルダ61の底壁部77上に配置され、前壁部76および後壁部78に前後から挟まれている。第1読取部93は、第1付勢部103により、第2読取部94側に付勢されている。第1付勢部103は、圧縮コイルばねからなる。第1付勢部103は、ボトムカバー3と第1読取部93との間に介在されている。第1読取部93は、LED光源、レンズおよびイメージセンサ104などを内部に備える密着型イメージセンサユニットである。また、第1読取部93は、その上面に、透明板105を備えている。透明板105の上面である第1読取面106は、前シュート74の上面75と同じ位置または上面75よりも下側に位置している。さらに、第1読取部93は、透明板105の前側に、延部107を備えている。延部107は、前側ほど下側に位置するように傾斜する傾斜面108を上面に有している。
第2読取部94は、シート押さえ92の後側に配置されている。第2読取部94は、第1読取部93と同じ構成の密着型イメージセンサユニットであり、第1読取部93と前後方向に沿った直線まわりに天地を反転して配置されている。具体的には、第2読取部94は、その内部に、LED光源、レンズおよびイメージセンサ125などを備えている。また、第2読取部94は、その下面に、透明板126を備えている。
第2読取部94は、透明板126の下面である第2読取面127が前側ほど上側に位置するように、その全体が傾斜している。さらに、第2読取部94は、透明板126の前側に、延部128を備えている。延部128は、前側ほど上側に位置するように傾斜する傾斜面129を下面に有している。また、第2読取部94は、第2付勢部130により、第1読取部93側に付勢されている。第2付勢部130は、圧縮コイルばねからなる。第2付勢部130は、第2ホルダ62の上壁部85と第2読取部94との間に介在されている。
排出ローラ対95は、4個の排出駆動ローラ98および4個の排出従動ローラ99を含む。
4個の排出駆動ローラ98は、駆動軸109に取り付けられている。駆動軸109は、左右方向に延びている。駆動軸109は、第1ホルダ61の第3下保持部73に回転可能に保持されている。各排出駆動ローラ98の周面の一部は、後シュート79の上面80から上側に突出している。
4個の排出従動ローラ99は、従動軸131に取り付けられている。従動軸131は、左右方向に延びている。従動軸131は、第2ホルダ62の第3上保持部83に回転可能に保持されている。各排出従動ローラ99は、排出駆動ローラ98の上側に配置されている。各排出従動ローラ99の周面の一部は、その下側の排出駆動ローラ98の周面に当接している。
また、画像読取装置1は、センサ51を備えている。
センサ51は、たとえば、マイクロスイッチからなる。センサ51の本体は、第2壁部33の下方に配置されている。検知部材の一例としてのセンサ51のアクチュエータ52は、第2壁部33を上下方向に貫通し、その先端が第2壁部33の上側に位置している。アクチュエータ52は、図3に示されるように、左右方向において、最も右側に位置している搬送従動ローラ97と第3壁部34との間に位置している。
<シートの画像の読み取り>
筐体2内において、第1ホルダ61と第2ホルダ62との間は、シートSが搬送される搬送路141である。
また、導入口41に挿入されるシートSが載置される第2壁部33が左面部11まで延びているので、フロントフレーム31の第3壁部34は、左側に露出している。これにより、ユーザは、第3壁部34がシートSの左右方向位置を決める際の基準であることを容易に認識する。
シートSの画像の読み取りに際しては、ユーザにより、1枚のシートSが第2壁部33の上面35上から導入口41に差し込まれる。このとき、シートSの右端縁が第3壁部34に押し当てられる。
シートSが導入口41に差し込まれると、センサ51により、シートSが検知される。センサ51によるシートSの検知に応答して、搬送駆動ローラ96および排出駆動ローラ98が左側から見て反時計回りに回転される。搬送駆動ローラ96および排出駆動ローラ98の回転に従動して、搬送従動ローラ97および排出従動ローラ99が左側から見て時計回りに回転する。
シートSが後側にさらに移動されて、シートSの先端部が搬送駆動ローラ96の周面と搬送従動ローラ97の周面との間に到達すると、搬送駆動ローラ96および搬送従動ローラ97からシートSに搬送力が付与される。この搬送力により、シートSは、後側に搬送されて、搬送駆動ローラ96および搬送従動ローラ97の間を通過する。
その後、シートSの先端縁がシート押さえ92の傾斜面123に当接する。シートSの搬送に伴って、シートSの先端縁が傾斜面123上を第1読取部93の透明板105上に向けて摺動する。そして、シートSの先端縁は、傾斜面123から離れると、シート押さえ92と透明板105の上面である第1読取面106との間に進入する。シート押さえ92と透明板105との間において、シートSは、シート押さえ92により、第1読取面106に押圧される。
こうして、シートSは、第1読取面106に押圧されつつ、第1読取面106上を通過する。このとき、第1読取面106上のシートSに、第1読取部93のLED光源から光が照射される。そして、シートSでの反射光がイメージセンサ104に受けられることにより、シートSの下面に描かれている画像が読み取られる。
シートSの搬送がさらに進むと、シートSの先端縁が第2読取部94の透明板126の下面である第2読取面127に当接する。第2読取面127に当接したシートSの先端縁は、第2読取面127上を摺動する。このとき、シートSの厚みによっては、シートSから第2読取面127に力が付与され、第2読取部94が第2付勢部130の付勢力に抗して、上側に移動する。
その後、シートSは、その上面が第2読取面127に密着しつつ、第2読取面127上を後側に移動する。このとき、第2読取面127上のシートSに、第2読取部94のLED光源から光が照射される。そして、シートSでの反射光がイメージセンサ125に受けられることにより、シートSの上面に描かれている画像が読み取られる。
そして、シートSの先端部が排出駆動ローラ98の周面と排出従動ローラ99の周面との間に到達すると、排出駆動ローラ98および排出従動ローラ99からシートSに搬送力が付与される。この搬送力により、シートSは、後側に搬送されて、排出口42を通して排出される。
<搬送ローラ対>
4個の搬送駆動ローラ96は、図5に示されるように、左右方向に間隔を空けて、同一直線上に並べて配置されている。4個の搬送駆動ローラ96は、すべて同一の構成を有している。
なお、以下の説明では、各搬送駆動ローラ96を区別するため、右端の搬送駆動ローラ96を「第1駆動ローラ96A」といい、右から3個目の搬送駆動ローラを「第2駆動ローラ96B」といい、第1駆動ローラ96Aと第2駆動ローラ96Bとの間に配置される搬送駆動ローラ96を「第3駆動ローラ96C」といい、左端の搬送駆動ローラ96を「第4駆動ローラ96D」という。
4個の搬送従動ローラ97は、図6に示されるように、左右方向に間隔を空けて、同一直線上に並べて配置されている。4個の搬送従動ローラ97は、すべて同一の構成を有しており、搬送駆動ローラ96と左右方向の長さが同じである。
なお、以下の説明では、各搬送従動ローラ97を区別するため、右端の搬送従動ローラ97を「第1従動ローラ97A」といい、右から3個目の搬送従動ローラを「第2従動ローラ97B」といい、第1従動ローラ97Aと第2従動ローラ97Bとの間に配置される搬送従動ローラ97を「第3従動ローラ97C」といい、左端の搬送従動ローラ97を「第4従動ローラ97D」という。
第1駆動ローラ96Aは、左右方向において、第1駆動ローラ96Aの左側の端部からフロントフレーム31の第3壁部34までの距離が51mmより短くなるように配置されている。第1従動ローラ97Aは、図6に示されるように、第1駆動ローラ96Aの上側であって、左右方向において、第1駆動ローラ96Aと同じ位置に配置されている。
そのため、左右方向の幅が約51〜57.5mmであるシートSは、第1駆動ローラ96Aおよび第1従動ローラ97Aの周面に接触して搬送され、その左右方向の端縁は、第1駆動ローラ96Aおよび第1従動ローラ97Aの周面と接触しない。左右方向の幅が約57.5mm以下であるシートSとしては、レジスターのレシート、縦向きに搬送される国際標準化機構(ISO)/国際電気標準会議(IEC)による国際規格ID−1のカードサイズのシートなどを例示することができる。
第2駆動ローラ96Bは、左右方向において、第2駆動ローラ96Bの右側の端部から第3壁部34までの距離が100mmよりも長く、かつ、第2駆動ローラ96Bの左側の端部から第3壁部34までの距離が148mmよりも短くなるように配置されている。第2従動ローラ97Bは、第2駆動ローラ96Bの上側であって、左右方向において、第2駆動ローラ96Bと同じ位置に配置されている。
そのため、左右方向の幅が約148〜176mmであるシートSは、第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96Bおよび第3駆動ローラ96Cの各周面、ならびに、第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97Bおよび第3従動ローラ97Cの各周面に接触して搬送され、その左右方向の端縁は、第2駆動ローラ96Bおよび第2従動ローラ97Bと接触しない。左右方向の幅が約148〜176mmであるシートSとしては、横向きに搬送される葉書サイズのシート、横向きに搬送される日本工業規格A5サイズのシート、横向きに搬送される日本工業規格B5サイズのシートなどを例示することができる。
第3駆動ローラ96Cは、左右方向において、第3駆動ローラ96Cの右側の端部から第3壁部34までの距離が57.5mmよりも長く、かつ、第3駆動ローラ96Cの左側の端部から第3壁部34までの距離が85mmよりも短くなるように配置されている。第3従動ローラ97Cは、第3駆動ローラ96Cの上側であって、左右方向において、第3駆動ローラ96Cと同じ位置に配置されている。
そのため、左右方向の幅が約85〜100mmであるシートSは、第1駆動ローラ96Aおよび第3駆動ローラ96Cの各周面、ならびに、第1従動ローラ97Aおよび第3従動ローラ97Cの各周面に接触して搬送され、その左右方向の端縁は、第3駆動ローラ96Cおよび第3従動ローラ97Cと接触しない。左右方向の幅が約85〜100mmであるシートSとしては、縦向きに搬送される葉書サイズのシート、横向きに搬送される国際規格ID−1のカードサイズのシートなどを例示することができる。
第4駆動ローラ96Dは、左右方向において、第4駆動ローラ96Dの右側の端部から第3壁部34までの距離が176mmよりも長く、かつ、第4駆動ローラ96Dの左側の端部から第3壁部34までの距離が210mmよりも短くなるように配置されている。第4従動ローラ97Dは、第4駆動ローラ96Dの上側であって、左右方向において、第4駆動ローラ96Dと同じ位置に配置されている。
そのため、左右方向の幅が約210〜215.9mmであるシートSは、第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dの各周面、ならびに、第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dの各周面に接触して搬送され、その左右方向の端縁は、第4駆動ローラ96Dおよび第4従動ローラ97Dと接触しない。左右方向の幅が約210〜215.9mmであるシートSとしては、縦向きに搬送される日本工業規格A5サイズのシート、縦向きに搬送されるLTRサイズのシートなどを例示することができる。
駆動軸101は、第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dに共通の回転軸として、第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dに挿通されている。
従動軸121は、第1従動軸121Aと第2従動軸121Bとに分割して構成されている。第1従動軸121Aは、第2従動軸121Bよりも短い。第1従動軸121Aは、第1従動ローラ97Aおよび第3従動ローラ97Cに共通の回転軸として、第1従動ローラ97Aおよび第3従動ローラ97Cに挿通されている。第1従動軸121Aは、第1従動ローラ97Aおよび第3従動ローラ97Cからそれぞれ右側および左側に同じ突出量で突出している。第2従動軸121Bは、第2従動ローラ97Bおよび第4従動ローラ97Dに共通の回転軸として、第2従動ローラ97Bおよび第4従動ローラ97Dに挿通されている。第2従動軸121Bは、第2従動ローラ97Bおよび第4従動ローラ97Dからそれぞれ右側および左側に同じ突出量で突出している。
第1従動軸121Aの右端部および左端部は、図6および図8に示されるように、それぞれ軸受151A,151Cに回転可能に挿通されている。また、第2従動軸121Bの右端部および左端部は、それぞれ軸受151B,151Dに回転可能に挿通されている。そして、各軸受151A,151B,151C,151Dは、図7に示されるように、第2ホルダ62の第1上保持部81に取り付けられている。また、各軸受151A,151B,151C,151Dは、圧縮コイルばね152により、下側に向けて付勢されている。これにより、第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dは、それぞれ第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dに向けて付圧されている。
<排出ローラ対>
4個の排出駆動ローラ98は、図5に示されるように、左右方向に間隔を空けて、同一直線上に並べて配置されている。
なお、以下の説明では、各排出駆動ローラ98を区別するため、右端の排出駆動ローラ98を「第1駆動ローラ98A」といい、右から3個目の搬送駆動ローラを「第2駆動ローラ98B」といい、第1駆動ローラ98Aと第2駆動ローラ98Bとの間に配置される排出駆動ローラ98を「第3駆動ローラ98C」といい、左端の排出駆動ローラ98を「第4駆動ローラ98D」という。
第1駆動ローラ98A、第2駆動ローラ98B、第3駆動ローラ98Cおよび第4駆動ローラ98Dは、それぞれ搬送ローラ対91の第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dと同一の構成を有し、それぞれ第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dと左右方向に同じ位置に配置されている。
駆動軸109は、搬送ローラ対91の駆動軸101と同一の構成を有し、駆動軸101と左右方向に同じ位置に配置されている。
4個の排出従動ローラ99は、図8に示されるように、左右方向に間隔を空けて、同一直線上に並べて配置されている。
なお、以下の説明では、各排出従動ローラ99を区別するため、右端の排出従動ローラ99を「第1従動ローラ99A」といい、右から3個目の搬送従動ローラを「第2従動ローラ99B」といい、第1従動ローラ99Aと第2従動ローラ99Bとの間に配置される排出従動ローラ99を「第3従動ローラ99C」といい、左端の排出従動ローラ99を「第4従動ローラ99D」という。
第1従動ローラ99A、第2従動ローラ99B、第3従動ローラ99Cおよび第4従動ローラ99Dは、それぞれ搬送ローラ対91の第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dと同一の構成を有し、それぞれ第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラおよび第4従動ローラ97Dと左右方向に同じ位置に配置されている。
従動軸131は、第1従動軸131Aと第2従動軸131Bとに分割して構成されている。第1従動軸131Aは、搬送ローラ対91の第1従動軸121Aと同一の構成を有し、搬送ローラ対91の第1従動軸121Aと左右方向に同じ位置に配置されている。第2従動軸131Bは、搬送ローラ対91の第2従動軸121Bと同一の構成を有し、搬送ローラ対91の第2従動軸121Bと左右方向に同じ位置に配置されている。
第1従動軸131Aの右端部および左端部は、図8に示されるように、それぞれ軸受181A,181Cに回転可能に挿通されている。また、第2従動軸131Bの右端部および左端部は、それぞれ軸受181B,181Dに回転可能に挿通されている。
軸受181A,181B,181C,181Dは、それぞれ搬送ローラ対91の軸受151A,151B,151C,151Dと同一の構成を有し、それぞれ搬送ローラ対91の軸受151A,151B,151C,151Dと左右方向に同じ位置に配置されている。
<駆動軸>
搬送ローラ対91の駆動軸101は、図5に示されるように、位置決め部204を有している。位置決め部204は、第1部分201、第2部分202および第3部分203により構成される。
詳しくは、第1部分201は、第2駆動ローラ96Bと第3駆動ローラ96Cとの間に位置し、駆動軸101の左右方向の中心より第3壁部34側に配置されている。第2部分202は、第1部分201に対して第1駆動ローラ96A側に位置している。第2部分202は、第1部分201よりも径が大きい。そのため、第1部分201の周面と第2部分202の周面との間には、上下方向および前後方向に延び、第1部分201の周面と第2部分202の周面との間をつなぐ第1壁面が形成されている。第3部分203は、第1部分201に対して第2駆動ローラ96B側に位置している。第3部分203は、第1部分201よりも径が大きく、第2部分202と同じ径を有している。そのため、第1部分201の周面と第3部分203の周面との間には、上下方向および前後方向に延び、第1部分201の周面と第3部分203の周面との間をつなぐ第2壁面が形成されている。そして、第1壁面と第2壁面と第1部分201の周面とにより、凹状の位置決め部204が形成されている。
排出ローラ対95の駆動軸109は、搬送ローラ対91の駆動軸101と同じ構成を有している。すなわち、駆動軸109は、位置決め部214を有している。位置決め部214は、駆動軸101の位置決め部204と左右方向に同じ位置に位置している。位置決め部214は、第1部分211、第2部分212および第3部分213により構成される。
第1部分211、第2部分212および第3部分213は、それぞれ第1部分201、第2部分202および第3部分203と同一の構成を有している。そのため、駆動軸109に形成される第1壁面および第2壁面と、第1部分211の周面とにより凹状の位置決め部214が形成されている。
<駆動軸の組み付け>
第1ホルダ61は、図9および図10に示されるように、第1フレーム221および第2フレーム222に左右から挟まれている。
また、第1ホルダ61は、図10に示されるように、第1下保持部71の右端部および第3下保持部73の右端部に、それぞれ挿通部223,224を備えている。挿通部223,224は、上下方向および前後方向に延びている。挿通部223,224には、それぞれ挿通孔225,226が左右方向に貫通して形成されている。
搬送ローラ対91の駆動軸101の右端部227は、挿通部223の挿通孔225に左側から回転可能に挿通されている。駆動軸101の左端部228は、第1ホルダ61の左側壁229および第1フレーム221を貫通して、第1フレーム221の左側に突出している。駆動軸101の左端部228には、第1フレーム221の外側から駆動ギヤ230が取り付けられている。これにより、軸線方向である左右方向および左右方向と直交する方向において、第1ホルダ61に対する駆動軸101の位置が規制されている。
排出ローラ対95の駆動軸109の右端部231は、挿通部224の挿通孔226に左側から回転可能に挿通されている。駆動軸109の左端部232は、第1ホルダ61の左側壁229および第1フレーム221を貫通して、第1フレーム221の左側に突出している。駆動軸109の左端部232には、第1フレーム221の外側から駆動ギヤ233が取り付けられている。これにより、軸線方向である左右方向および左右方向と直交する方向において、第1ホルダ61に対する駆動軸109の位置が規制されている。
第1フレーム221は、図8に示されるように、モータ234を支持している。モータ234の駆動力は、駆動ギヤ230,233に噛合した非図示のギヤを介して、駆動ギヤ230,233に伝達される。
また、第1ホルダ61には、図10に示されるように、突起241,242が下側に突出して形成されている。突起241,242は、それぞれ駆動軸101,109の前側に位置している。また、突起241,242は、図5に示される第1部分201,211の左側に位置している。
そして、駆動軸101,109の下側には、図10に示されるように、それぞれ軸受251,252が設けられている。
軸受251,252は、図11、図12、図13および図14に示されるように、同一の構成を有している。
なお、図11、図12、図13および図14に矢印で表示されている方向は、軸受251,252が画像読取装置1内の第1ホルダ61に取り付けられた状態における方向である。
軸受251,252は、図11に示されるように、延部253、突出部254、当接部255および取付部256を一体的に備えている。
延部253は、図10に示されるように、駆動軸101,109の下側で、駆動軸101,109の軸線方向に延びている。
突出部254は、図11および図14に示されるように、延部253の右端部において、延部253の上面から駆動軸101,109の軸心側、つまり上側に突出し、前後方向に延びている。軸受251の突出部254は、図5に示される位置決め部204に下側から入り込んでいる。また、軸受252の突出部254は、位置決め部214に下側から入り込んでいる。
突出部254には、その上端から下側に凹む凹部257が形成されている。突出部254は、凹部257内に、駆動軸101,109の周面に沿って湾曲する湾曲面258を有している。
当接部255は、図11、図13および図14に示されるように、延部253の前端部において、延部253の上面から上側に突出し、左右方向に延びている。当接部255の後面259は、前後方向と直交する平面に形成されている。後面259は、突出部254の湾曲面258の前端よりも前側に位置している。当接部255の後面259は、図4および図5に示されるように、駆動軸101の第3部分203および駆動軸109の第3部分213に前側から当接している。突出部254は、第1部分201と第2部分202との間の第1壁面または第1部分201および第3部分203との間の第2壁面に当接する。また、延部253の上面は、図4に示されるように、駆動軸101の第3部分203および駆動軸109の第3部分213に下側から当接している。
取付部256は、図11および図12に示されるように、第1取付部260および第2取付部261を含む。第1取付部260は、延部253の下端部の前側に形成されている。第1取付部260には、ねじ挿通孔262が上下方向に貫通して形成されている。第2取付部261は、第1取付部260の左側に形成されている。第2取付部261には、穴263が上下方向に貫通して形成されている。穴263には、突起241,242が上側から挿通されている。そして、図10に示されるように、右ねじ264,265がねじ挿通孔262に下側から挿通され、右ねじ264,265の先端部が第1ホルダ61にねじ込まれることにより、取付部256が第1ホルダ61に取り付けられている。
駆動軸101が第1ホルダ61に組み付けられる際には、まず、挿通工程において、駆動軸101の右端部227が挿通部223の挿通孔225に左側から挿通される。また、挿通工程では、駆動軸109が第1ホルダ61に組み付けられる際には、駆動軸109の右端部231が挿通部224の挿通孔226に左側から挿通される。その後、駆動軸101,109が左側に移動されて、駆動軸101の左端部228および駆動軸109の左端部232が第1ホルダ61の左側壁229に挿通される。
次に、軸受取付工程において、軸受251,252の延部253がそれぞれ駆動軸101,109の下側に配置される。このとき、突出部254が位置決め部204,214に下側から挿入される。また、図11に示される軸受251の穴263が図10に示される突起241に下側から外嵌される。また、図11に示される軸受251の穴263が図10に示される突起242に下側から外嵌される。その後、右ねじ264,265がねじ挿通孔262に下側から挿通され、右ねじ264,265の先端部が第1ホルダ61にねじ込まれる。このとき、右ねじ264,265から軸受251,252に加わる力により、軸受251,252がそれぞれ突起241,242を支点に回動し、当接部255の後面259が駆動軸101の第3部分203および駆動軸109の第3部分213に前側から当接する。これにより、軸受251,252が第1ホルダ61に取り付けられ、駆動軸101,109が第1ホルダ61から脱落することが抑制される。また、当接部255が前側から駆動軸101,109に当接することで、駆動軸101,109の前後方向の位置決めが行われる。延部253が下側から駆動軸101,109に当接することで、駆動軸101,109の上下方向の位置決めが行われる。
その後、第1ホルダ61に、図4に示される第1読取部93などの他の部材が取り付けられる。
第1ホルダ61に各部材が取り付けられた後、第1ホルダ61の左側および右側に、それぞれ第1フレーム221および第2フレーム222が配置される。そして、駆動軸101の左端部228および駆動軸109の左端部232が第1フレーム221に挿通されるように、第1フレーム221および第2フレーム222により、第1ホルダ61が挟み込まれる。その後、ギヤ取付工程において、駆動軸101の左端部228および駆動軸109の左端部232にそれぞれ駆動ギヤ230,233が取り付けられる。
<作用効果>
以上のように、搬送ローラ対91の駆動軸101は、位置決め部204を有している。位置決め部204は、第1部分201、第2部分202および第3部分203により構成されている。第1部分201は、第1部分201よりも径が大きい第2部分202および第3部分203に軸線方向の両側から挟まれている。これにより、第1部分201の周囲には、第2部分202および第3部分203の周面に対して凹んだ位置決め部204が生じている。この位置決め部204に、軸受251の延部253から駆動軸101の軸心方向に突出する突出部254が入り込んでいる。そのため、駆動軸101が軸線方向に突出部254と第2部分202または第3部分203との間に生じる隙間分は移動することが許容されながら、その隙間分よりも大きく移動することが抑制される。駆動軸101が保持される第1ホルダ61に他部材が組み付けられる前に、軸受251によって駆動軸101の軸線方向の移動が抑制されているので、作業者が駆動軸101を手で押さえておく必要をなくすことができる。よって、組み付け作業の煩わしさを軽減することができる。
第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dは、それぞれ第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dに向けて付圧されている。そのため、第1駆動ローラ96A、第2駆動ローラ96B、第3駆動ローラ96Cおよび第4駆動ローラ96Dがそれぞれ第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dから受ける荷重により、駆動軸101における第2駆動ローラ96Bと第3駆動ローラ96Cとの間に位置する部分が撓むおそれがある。駆動軸101の第1部分201が第2駆動ローラ96Bと第3駆動ローラ96Cとの間に位置し、その第1部分201に対して第1従動ローラ97A、第2従動ローラ97B、第3従動ローラ97Cおよび第4従動ローラ97Dと反対側に延部253が位置している。これにより、第2駆動ローラ96Bと第3駆動ローラ96Cとの間での駆動軸101の撓みを抑制することができる。
排出ローラ対95についても、搬送ローラ対91と同じ効果を得ることができる。
画像読取装置1は、第1ホルダ61を備えている。そして、軸受251,252は、第1ホルダ61に取り付けられる取付部256を有している。軸受251,252の取付部256が第1ホルダ61に取り付けられることにより、第1ホルダ61に対して駆動軸101,109が軸線方向に移動することを抑制することができる。
取付部256には、右ねじ264,265が挿通されるねじ挿通孔262が形成されている。取付部256は、ねじ挿通孔262に挿通される右ねじ264,265により、第1ホルダ61に容易に取り付けることができる。
軸受251,252には、ねじ挿通孔262の左側に、穴263が形成されている。第1ホルダ61には、穴263に嵌る突起241,242が形成されている。そのため、突起241,242を基準に、第1ホルダ61に対する軸受251,252の取付位置を決めることができる。
軸受251,252は、それぞれ駆動軸101,109に時計回りの上流側から当接する当接部255を有している。右ねじ264,265が締められるときに、その右ねじ264,265の回転に伴って、軸受251,252が突起241,242を支点に回動する。このとき、軸受251,252の当接部255が駆動軸101,109に当接することにより、軸受251,252のそれ以上の回動を抑制することができる。
画像読取装置1は、駆動軸101,109にそれぞれ取り付けられる駆動ギヤ230,233を備えている。第1ホルダ61には、駆動軸101,109がそれぞれ挿通される挿通部223,224が形成されている。駆動軸101,109の一端部がそれぞれ挿通部223,224に挿通され、駆動軸101,109の他端部にそれぞれ駆動ギヤ230,233が取り付けられる。これにより、第1ホルダ61に対する駆動軸101,109の位置を規制することができる。
画像読取装置1は、第3壁部34を備えている。第1部分201,211は、軸線方向において、駆動軸101,109の中央よりも第3壁部34側に位置している。第3壁部34が設けられていることにより、第3壁部34がシートSの軸線方向の位置を決める際の基準となることをユーザに認識させることができる。
また、第3壁部34を基準にシートSの軸線方向の位置が決められる場合、軸線方向の幅が小さいシートSは、軸線方向において第3壁部34側の片寄った位置を搬送される。したがって、カードなどの比較的厚さが大きい小サイズのシートSが搬送される場合、駆動軸101,109には、軸線方向の中央よりも第3壁部34側に片寄った部分に大きい負荷がかかる。第1部分201,211が軸線方向において駆動軸101,109の中央よりも第3壁部34側に位置しているので、この位置に取り付けられる軸受251,252により、駆動軸101,109の撓みを効果的に抑えることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図15に示されるように、駆動軸101,109の位置決め部204は、第1部分301と、第1部分301の右側に位置し、第1部分301よりも径が小さい第2部分302と、第1部分301の左側に位置し、第1部分301よりも径が小さい第3部分303とで構成されていてもよい。この場合、軸受251,252の延部253には、突出部254に代えて、軸線方向と直交する方向に凹み、第1部分301が入り込む凹部304が形成される。第1部分301が凹部304に入り込むことにより、駆動軸101,109が軸線方向に第1部分301と凹部304の端との間に生じる隙間分は移動することが許容されながら、その隙間分よりも大きく移動することを抑制することができる。
また、前述の実施形態では、軸受251,252の延部253がそれぞれ駆動軸101の第3部分203および駆動軸109の第3部分213に当接している構成を取り上げたが、延部253が第3部分203,213に必ずしも当接していなくてもよい。
さらにまた、図16に示されるように、軸受251,252の第2取付部261に、上側に突出する突起311が形成され、第1ホルダ61に、突起311が下側から挿通される穴312が形成されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 画像読取装置
34 第3壁部
61 第1ホルダ
91 搬送ローラ対
93 第1読取部
94 第2読取部
95 排出ローラ対
96A 第1駆動ローラ
96B 第2駆動ローラ
97A 第1従動ローラ
97B 第1従動ローラ
98A 第1駆動ローラ
98B 第2駆動ローラ
99A 第1従動ローラ
99B 第1従動ローラ
101 駆動軸
109 駆動軸
181 当接部
201 第1部分
202 第2部分
203 第3部分
204 位置決め部
211 第1部分
212 第2部分
213 第3部分
214 位置決め部
223 挿通部
224 挿通部
230 駆動ギヤ
233 駆動ギヤ
241 突起
242 突起
251 軸受
252 軸受
253 延部
254 突出部
256 取付部
264 右ねじ
265 右ねじ
262 ねじ挿通孔
263 穴
S シート

Claims (15)

  1. 第1駆動ローラと、
    前記第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラと、
    第2駆動ローラと、
    前記第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラと、
    前記第1駆動ローラおよび前記第2駆動ローラに挿通された軸と、
    前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側で前記軸に当接可能な軸受と、
    シートの画像を読み取るように構成された読取部と、を備え、
    前記軸は、前記軸の軸線方向における前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとの間に位置し、前記軸受に対して前記軸線方向の移動を規制する位置決め部を備える画像読取装置。
  2. 前記位置決め部は、第1部分と、前記第1部分に対して前記軸線方向における前記第1駆動ローラ側に位置し、前記第1部分と径が異なる第2部分と、前記第1部分に対して前記軸線方向における前記第2駆動ローラ側に位置し、前記第1部分と径が異なる第3部分と、を有する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第2部分および前記第3部分は、前記第1部分よりも径が大きく形成され、
    前記軸受と前記第2部分または前記第3部分のいずれかが当接するように形成されている、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2部分および前記第3部分は、前記第1部分よりも径が小さく形成され、
    前記軸受と前記第1部分とが当接するように形成されている、請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記軸受は、前記軸の中心に向けて突出する突出部を備え、
    前記突出部が前記位置決め部に当接する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記軸受は、前記軸線方向に延び、前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側で前記第2部分および前記第3部分の少なくとも一方に当接する延部を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側に位置し、前記軸を保持するように構成された保持部を備え、
    前記軸受は、前記保持部に取り付けられる取付部を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記取付部には、ねじが挿通されるねじ挿通孔が形成されており、
    前記取付部は、前記ねじ挿通孔に挿通される前記ねじにより、前記保持部に取り付けられる、請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記軸受には、前記ねじ挿通孔に対して前記軸線方向における一方側に、第1穴または第2突起が形成されており、
    前記保持部には、前記第1穴に嵌る第1突起または前記第2突起が嵌る第2穴が形成されている、請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記ねじは、右ねじであり、
    前記軸受は、前記軸受を前記ねじが締められるときの前記ねじの進行方向の上流側から見て、前記ねじ挿通孔に対して前記第1穴または前記第2突起を中心とする時計回りの下流側に位置し、前記軸に前記時計回りの上流側から当接する当接部を有する、請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 前記軸に取り付けられるギヤを備え、
    前記保持部には、前記軸が挿通される挿通部が形成されており、
    前記軸の一端部が前記挿通部に挿通され、前記軸の他端部に前記ギヤが取り付けられることにより、前記軸線方向において、前記保持部に対する前記軸の位置が規制されている、請求項7〜10のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  12. 前記第1駆動ローラに対して前記軸線方向における外側に位置し、前記軸線方向および前記シートの搬送方向と直交する直交方向に延びる壁を備え、
    前記第1部分は、前記軸線方向において、前記軸の中央よりも前記壁側に位置している、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  13. 前記読取部に対して前記シートの搬送方向の上流側に位置する搬送ローラ対と、
    前記読取部に対して前記搬送方向の下流側に位置する排出ローラ対とを備え、
    前記搬送ローラ対および前記排出ローラ対は、前記第1駆動ローラ、前記第1従動ローラ、前記第2駆動ローラ、前記第2従動ローラ、前記軸および前記軸受を含む同じ構成である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  14. 第1駆動ローラと、
    前記第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラと、
    第2駆動ローラと、
    前記第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラと、
    前記第1駆動ローラおよび前記第2駆動ローラに挿通された軸と、
    前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側で前記軸に当接可能な軸受と、を備え、
    前記軸は、前記軸の軸線方向における前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとの間に位置し、前記軸受に対して前記軸線方向の移動を規制する位置決め部を有する、搬送装置。
  15. 第1駆動ローラおよび第2駆動ローラに挿通され、軸線方向における前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとの間に位置し、前記軸線方向の移動を規制する位置決め部を有する軸を、挿通部が形成された保持部に保持させて、画像読取装置を製造する方法であって、
    前記軸の一端部を、前記軸の軸線方向から前記挿通部に挿通する挿通工程と、
    前記挿通工程後、前記軸に対して、前記第1駆動ローラに向けて付勢された第1従動ローラおよび前記第2駆動ローラに向けて付勢された第2従動ローラの反対側で前記軸に当接可能な軸受を、前記軸に対して前記第1従動ローラおよび前記第2従動ローラの反対側から、前記位置決め部に位置するように、前記保持部に取り付ける軸受取付工程と、
    前記軸受取付工程後、前記軸の他端部にギヤを取り付けるギヤ取付工程と、を含む、画像読取装置の製造方法。
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