JP2014193733A - 電子部品可動治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
微小なチップ状電子部品をチップ状電子部品トレイに収納・固定して加工したり処理しようとする場合、微小すぎるのに加え、硬くてしかももろく破損しやすいものも多く、しかも微小なチップ状電子部品の長辺あるいは短辺の、側面を上面に立てた形状にチップ状電子部品挿入部に収納・固定できるトレイを製造することはきわめて困難であった。
【解決手段】
本発明は、底面プレートが形成された第1の金属シート状物に枠プレートが形成された第2の金属シート状物を重ね合わせ、この枠プレートの可動プレート挿入部に可動プレートを装着し、カバープレートが形成された第3の金属シートを重ね合わせ、底面プレートと枠プレートとカバープレートをスポット溶接により複数箇所で溶接することによりチップ状電子部品トレイを製造する方法に関する。

【選択図】図2

Description

本発明は、チップ状電子部品トレイのチップ状電子部品挿入部にチップ状電子部品を縦型に収納固定して、チップ状電子部品の保管、運搬、印刷、処理などを行うチップ状電子部品トレイに関するものである。
従来、電子部品の可動治具ないし電子部品トレイと呼ばれるものは、電子部品を平面状に収納するものがほとんどである。たとえば、電子部品挿入穴に収納した場合にその大きさに応じてX軸方向とY軸方向から挿入穴の角隅に固定できるようになっており、このため、可動枠プレートも2つの軸方向から付勢手段により角隅に電子部品を固定できるようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような構造ではチップ状の小型の電子部品、たとえば1mm×0.5mm×0.35mm(長さ×幅×厚さ)あるいはそれ以下のサイズのような微小なチップ状電子部品を、平面状にトレイに収納し、印刷時や搬送時にずれや脱落せずに安定した姿勢を保持することは困難であるし、ましてこのようなチップ状電子部品を縦状、すなわちチップ状電子部品の側面を底面あるいは上面にして収納固定することはできない。また、微小チップ状電子部品が、小さすぎるためカバープレートと可動プレートなどの2つのプレートに挟まれてしまうなどの問題も生じる。
その他にも固定をせずに整列し収納するチップトレイは各種存在する。その中には、縦状にチップ状電子部品を収納するものもある。しかしながら、チップ状電子部品の側面を底面あるいは上面にして収納することは可能であるが、はんだや銀などのペースト印刷工程において、印刷版より刷り出されたペーストが転写する際にチップ状電子部品そのものが印刷版側のペーストに付着し、トレーより脱落してしまうなどの問題が生じていた。
特開2006−128585号公報
このように、チップ状の小型の電子部品、たとえば1mm×0.5mm×0.35mm(長さ×幅×厚さ)あるいはそれ以下のサイズのような微小なチップ状電子部品の側面に印刷したり、処理を施したりしようとする場合には、電子部品の側面を上面にして縦状にチップ状電子部品トレイの電子部品挿入部に挿入固定しなければならないが、従来のチップ状電子部品トレイは、縦状に収納できても固定ができないか、固定はできても平面状にしか収納できなかった。後者は比較的大型のチップ状電子部品を対象とするために、電子部品挿入部の大きさ、あるいは挿入部の開口の大きさが大きく、このものを単純に小型にすることは、チップの押さえ機構を極端に小型化するなど構造的に無理が生じるし、可動プレートと底面プレートの間に挟まってしまうとか各種の大きさの微小なチップ状電子部品を収納固定しようとしても長手方向にちゃんと収納できず、一部が開口に対して斜めに入り込んでしまい、電子部品挿入部に正規の状態で入り込んだ電子部品が固定されず、縦状に収納できずに倒れてしまったり、縦状に収納しても固定ができずに側面への印刷工程で印刷版側に付着したり、運搬しようとするときに挿入部から脱落してしまうなどの障害が生じる。
このように、微小なチップ状電子部品の長辺あるいは短辺の、側面を上面に立てた形状に電子部品挿入部に収納・固定することは、非常に困難であるところから、このような微小なチップ状電子部品を側面を上面にして収納・固定することができるチップ状電子部品トレイの開発が待たれている。
チップ状電子部品の一例としてチップコンデンサが挙げられる。コンデンサの一般的な構造は、対向する電極で誘電体を挟んだものである。対向電極に電圧Vを印加すると電荷Qを蓄える。給電線を解放し電圧Vの供給を止めても蓄電状態を保持するが、それぞれの電極間を導線または適当な負荷抵抗で接続すると、蓄えた電荷Qを放出する特性がある。このとき、電荷Qは電圧Vと比例関係にあり、Q=CVと表される。Cは比例定数であり、電荷Qや電圧Vに対して電気容量Cと言う。電気容量Cは、キャパシタンス(capacitance)とも表現されることから、コンデンサの一般的呼称としてキャパシター(Capacitor)と表現することもある。
また、コンデンサは直流電圧を遮る特性を備えた回路素子である。電子回路における電源電圧の変動を避ける為に、電源供給線とグラウンドの間にバイパスコンデンサとして配設されるなど、多様な電子回路に用いられる。
その他のチップ部品としてはチップインダクター、チップ抵抗、ICチップやLSIチップなどの半導体チップ、水晶発振器部品などが挙げられる。
これらのチップ状電子部品は、SMD(Surface Mount Device,表面実装部品)としてプリント配線板上に高密度実装を可能とするために適した形状が求められ、直方体などが適しており、外形寸法は小型だが更に小さくなる傾向にあり、最近のデジタルカメラや携帯電話、スマートフォンなどの軽薄短小化に寄与すると同時に、数万個単位で製造されるなど、生産効率が極めて重要となっている。
外形寸法はチップ状電子部品ごとに日本工業規格において規格化されており、表面実装に適したチップコンデンサの寸法記号が1005であれば1.0mm×0.5mm(長さ×幅)、0603であれば0.6mm×0.3mm(長さ×幅)、同様に規格上は明示されていないが製造者が個別に定められる寸法記号0402であれば0.4mm×0.2mm(長さ×幅)となる。その他を含め、実際に流通しているチップ状電子部品の寸法記号と対応する外形寸法は下記の表1のようにまとめられる。また、厚さについては製造者の設計事項である。

例として挙げたチップコンデンサの規格寸法は、具体的には、日本工業規格 電子機器用固定コンデンサ第21部:品種別通則:表面実装用固定積層磁器コンデンサ種類1 JIS C 5101-21:2006 附属書A(規定)表面実装用固定積層磁器コンデンサ種類1の寸法記号及び規定に関する指針 付属書A表1 寸法 により公知である。
これらの日本工業規格の附属書Aおよび附属書A図1を図19に示す。
上述のようなチップコンデンサを含めてチップ状電子部品では、製造する際にその指定された寸法であっても許容される寸法誤差が図19の表1の寸法のところでみるように、たとえば、0603Mであれば長さが0.6mm、幅が0.3mmであるが、長さについてはプラスマイナス0.03mm(±0.03mm)の誤差が許容され、同様に幅についてもプラスマイナス0.03mm(±0.03mm)の誤差が許容されることとなっている。しかしながら、この許容される誤差の範囲内の製品であっても、チップ状電子部品をトレイに収納・固定しようとしても実際には緩んだ状態で固定されるものがでてきてしまい、すべての電子部品がちゃんと収納固定されることがなく、すぐにトレイから脱落してしまうチップ状電子部品がでてくるという問題が生じる。この問題は、微小なチップ状電子部品であればあるほど許容される誤差範囲内のものであっても、たとえば0.6mmマイナス0.03mmのものはちゃんと収納・固定が困難であるためトレイから脱落しやすいなどの微小化に伴う問題が生じる。このために、たとえば、0.6mmのものについてみると、0.6mm+0.03mmの長さのものから0.6mm−0.03mmの範囲内のすべてのチップ状電子部品をトレイに収納・固定する必要があるものの、このようなトレイを製造することはきわめて困難であった。
さらに、微小なチップ状電子部品の中には、使用されている材料の性質上非常に硬くもろいものがある。このようなチップ状電子部品は取扱中に割れたり壊れたりしやすく、このようなチップ状電子部品は、とくにトレイに収納・固定する際に破損しやすいものである。このようなチップ状電子部品としては、たとえばチップコンデンサのうち磁器コンデンサあるいはセラミックコンデンサとよばれるものなどで顕著に現れる。このようなことから、破損しやすいチップ状電子部品をトレイに収納・固定することは非常に困難であった。
また、従来技術では、たとえば、特許文献1に、チップ状電子部品をチップ挿入孔に平面状に挿入し、X軸押さえバネとY軸押さえバネにより角隅に固定する方法が開示されているが、これでは平面的なチップ固定しかできない。特に、上記日本工業規格や流通する製品規格により公知のチップ寸法において、1005に該当する寸法、あるいはそれ以下の寸法、具体的には1005、0603、0402、0201に該当する寸法、及びこれらの寸法範囲に含まれる寸法の微小なチップ状電子部品の長辺あるいは短辺の、側面を上面に立てた形状に電子部品挿入部に収納・固定することは、非常に困難であるところに着目して鋭意検討した結果、このような微小なチップ状電子部品を、側面を上面にして収納・固定することができるチップ状電子部品トレイの発明に至った。
本発明は、硬くてしかももろく破損しやすい微小なチップ状電子部品であっても、しかもその上許容される範囲すべてにわたる寸法の大きさ長さ幅のものをしっかりとしかもソフトに収納・固定することができ、そのうえ微小なチップ状電子部品の長辺あるいは短辺の、側面を上面に立てた形状に電子部品挿入部に収納・固定することができるチップ状電子部品トレイの製造方法を提供することを目的とするものである。
このようなチップ状電子部品トレイの製造方法として、本発明は、
電子部品トレイの底面プレートが形成された第1の金属シート状物に電子部品トレイの枠プレートが形成された第2の金属シート状物を重ね合わせ、この枠プレートの可動プレート挿入部に可動プレートを装着し、ついで、電子部品トレイのカバープレートが形成された第3の金属シートを重ね合わせ、底面プレートと枠プレートとカバープレートをスポット溶接により複数箇所で溶接することによりチップ状電子部品トレイを製造する方法において、
第1の金属シート状物のフレーム部には、複数の第1の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、底面プレートには、可動プレートの移動位置規制穴に挿入され可動プレート前後動の範囲を規制する突起部と複数個の真空吸引孔が設けられ、
第2の金属シート状物のフレーム部には、複数の第2の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、枠プレートには、1または2以上のコ字形状の可動プレート挿入部が設けられ、かつコ字形状の開口端部と対向する部位に可動プレートを開口端部方向に付勢する付勢手段が設けられており、
可動プレートには、複数個のチップ状電子部品挿入部が設けられ、可動プレートが電子部品トレイの可動プレート挿入部より飛び出さないように移動位置規制穴が設けられ、チップ状電子部品挿入部の開口部の長辺部にはチップ状電子部品の寸法の製造許容の誤差を吸収するバネなどの緩衝部材が設けられ、さらにチップ状電子部品挿入部の開口部の大きさは、長手方向(長辺)の長さがチップ状電子部品の厚みの3倍ないし4倍の長さであって、かつ0.2mmないし3mmであり、短辺の長さがカバープレートに設けられたチップ状電子部品挿入部の開口部の短辺の長さより緩衝部材の大きさ分だけ長くなっており、
第3の金属シート状物のフレーム部には、複数の第3の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、電子部品トレイのカバープレートには、可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部と同じ間隔で同数のチップ状電子部品挿入部が設けられ、しかもこのチップ状電子部品挿入部の開口部の大きさは、長手方向(長辺)の長さは縦状に収納固定したチップ状電子部品の上面または下面の長さより長く、短辺の長さは収納固定するチップ状電子部品の厚みよりやや長いものであり、
第1の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴と第2の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴と第3の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴により相対位置を決定して底面プレートと枠プレートとカバープレートをスポット溶接することを特徴とするチップ状電子部品トレイの製造方法
およびこのような製造方法によって製造されたチップ状電子部品トレイに関するものである。
ここで、第1の金属シート状物、第2の金属シート状物あるいは第3の金属シート状物のいずれかがエッチングにより加工したものであってもよいし、切削加工、放電加工、レーザー加工やプレス加工などの、機械加工されたものでもよい。さらには、粉末冶金やMIM (Metal Injection Molding)などの金属粉末を成形して焼結したものでもよい。これらを組み合わせてもよい。各シート状物の加工方法は適宜選択すればよいが、組み立てが完了したチップ状電子部品トレイの可動プレートが、底面プレート、カバープレートや枠プレートと干渉せず滑らかに動作し、かつ、がたつきや弛みなくチップを固定する効果が妨げられてはならない。さらに、枠プレートに2個あるいは4個のコ字形状の可動プレート挿入部が設けられ、それぞれに可動プレートが装着されたものであってもよい。
本発明は、微小なチップ状電子部品、たとえば1mm×0.5mm(長さ、幅)ないし0.2mm×0.1mm(長さ、幅)のようなチップ状電子部品に対応したチップ状電子部品トレイに関するものである。
微小なチップ状電子部品を取り扱うものであるために、チップ状電子部品トレイには、多数のチップ状電子部品挿入部を設ける必要があるが、一つの可動プレートを大きくしてしまうと、可動する際プレートに変形が生じるなどし、カバープレートと可動プレートの間に、場合では可動プレートと底面プレートの間にも間隙が生じ、この間隙に収納・固定するべき微小なチップ状電子部品が入り込んでしまうことがある。このような場合を回避するために図9や図14に示すような可動プレートを複数使用することにより可動プレートの大きさを調整して、各プレート間に間隙が生じることがないようにする必要がある。このようにすることにより、チップ状電子部品挿入部にバネなどの付勢手段による均等な力をかけることが容易となるとともに底面プレートに設けられた真空吸引孔から吸引してチップ状電子部品をチップ状電子部品挿入部に収納する際に、吸気が漏れてしまい、カバープレートの表面が凸凹してしまうことも生じなくなる。
さらに、チップ状電子部品挿入部の開口部の長辺部にはチップ状電子部品の製造許容寸法の差を吸収する緩衝部材を設けることにより、チップ状電子部品挿入部に収納・固定されたチップ状電子部品を緩みなく、かつ処理操作中などに抜け落ちたり、印刷インキに張り付いてチップ状電子部品トレイから抜けてしまうなどの障害も防止することができる。
また、取り扱う微小なチップ状電子部品の厚みに応じて使用するカバープレートや可動プレートの厚みを変化させることができるが、この場合に金属シート状物の薄いものを何枚か重ね合せてカバープレートや可動プレートを構成してもよいし、必要な厚さのものを単独で構成してもよい。
微小なチップ状電子部品に対応したチップ状電子部品トレイであり、縦状に収納したチップ状電子部品を収納・固定することにより生産性を向上させることができるとともに、チップ状電子部品トレイが大型化されながらも剛性を失うことなく、表面平滑性、吸着性、電子部品保持機能を向上させることができ、作業性を向上させることができる。
図1は、本発明のチップ状電子部品トレイの1例の平面図を示す。 図2は、図1のチップ状電子部品トレイの一部切り欠き図を示す。ここでは、カバープレート、可動プレートと枠プレートのそれぞれを一部切り欠いて示してある。 図3は、図1におけるX−X線の断面図を示す。 図4は、第3の金属シート状物に形成されたカバープレートの平面図を示す。 図5は、第2の金属シート状物に形成された枠プレートの平面図を示す。 図6のa図は、可動プレートの平面図を示し、b図はa図のチップ状電子部品挿入部31の部分拡大図を示す。 図7は、図6の可動プレートを図5の枠プレートに組み合わせたものの平面図を示す。 図8は、第1の金属シート状物に形成された底面プレートの平面図を示す。 図9は、本発明のチップ状電子部品トレイの別の例の平面図を示す。 図10は、第3の金属シート状物に形成されたカバープレートの平面図を示す。 図11は、第2の金属シート状物に形成された枠プレートの平面図を示す。 図12は、可動プレートを図11の枠プレートに組み合わせたものの平面図を示す。 図13は、第1の金属シート状物に形成された底面プレートの平面図を示す。 図14は、本発明のチップ状電子部品トレイの他の例の平面図を示す。 図15は、第3の金属シート状物に形成されたカバープレートの平面図を示す。 図16は、第2の金属シート状物に形成された枠プレートの平面図を示す。 図17は、可動プレートを図16の枠プレートに組み合わせたものの平面図を示す。 図18は、第1の金属シート状物に形成された底面プレートの平面図を示す。 図19は、日本工業規格「電子機器用固定コンデンサ第21部:品種別通則:表面実装用固定積層磁器コンデンサ種類1 JIS C 5101-21:2006 附属書A(規定)表面実装用固定積層磁器コンデンサ種類1の寸法記号及び規定に関する指針 付属書A表1 寸法」を示す。
以下では、本発明の実施の形態を図を使用して説明する。
本発明のチップ状電子部品トレイの1例を図1に示す。図1は、チップ状電子部品トレイ1の平面図である。ここで、10はトレイのカバープレートを、11はチップ状電子部品挿入部を示す。30は可動プレートを示す。可動プレート30をカバープレート側に物理的に押し込むとカバープレートのチップ状電子部品挿入部11と可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部31とが一致し、この一致した両チップ状電子部品挿入部の空間にチップ状電子部品が挿入され、可動プレート30に加えられた押し込む力を解放するとチップ状電子部品挿入部31が開放端部方向にずれ、チップ状電子部品挿入部11とチップ状電子部品挿入部31でチップ状電子部品が固定される。
チップ状電子部品を両電子部品挿入部の空間に挿入する場合には、カバープレート上に微小なチップ状電子部品をばら撒くようにして置くと同時に底面プレートの真空吸引孔41を介して吸引するとチップ状電子部品を電子部品挿入部に容易に収納・固定することができる。
図1に示すチップ状電子部品トレイ1の構造は、図2および図3図に示すものである。図2は図1に示す電子部品トレイ1の部分切り欠き図であり、ここでは、カバープレート、可動プレートと枠プレートのそれぞれを一部切り欠いて示してある。図3は図1のX−X線のチップ状電子部品トレイ1の断面図を示す。
図2では、左上方に示した箇所がチップ状電子部品トレイ1の一番下に配置された底面プレート40を示し、中間部に示した箇所がチップ状電子部品トレイ1の中間の構造の枠プレート20と可動プレート30を示し、一番下に記載した部分がチップ状電子部品トレイ1の上面のカバープレート10を示し、このカバープレート10が枠プレート20と可動プレート30の上部にのっている構造の3層構造である。
図3では3層構造の下部に配置されているのが底面プレート40であり、中間に配置されているのが枠プレート20と可動プレート30であり、上部に配置されているのがカバープレート10である。
ここで、カバープレート10の下には、枠プレート20と可動プレート30が配置され、その下には、底面プレート40が配置されている。
これらの図において、1はチップ状電子部品トレイ、11はチップ状電子部品挿入部、30は可動プレート、20は枠プレート、28はバネなどの付勢手段、31は可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部、32は可動プレートが可動プレート挿入部内での前後動の範囲を規制する移動位置規制穴、41は底面プレートに設けられた真空吸引孔、42は可動プレートの移動位置規制穴に挿入され可動プレート前後動の範囲を規制する突起部、をそれぞれ示す。
図4は、第3の金属シート状物2に形成されたカバープレート10の平面図を示す。
カバープレート10には、可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部と同じ間隔で同数のチップ状電子部品挿入部11が設けられ、しかもこのチップ状電子部品挿入部の開口部の大きさは、長手方向(長辺)の長さは縦状に収納固定したチップ状電子部品の上面または下面の長さより長く、短辺の長さは収納固定するチップ状電子部品の厚みよりやや長いものとなっている。
第3の金属シート状物2に形成されたカバープレート10は、フレーム部15とブリッジ16を介して連結している。この図4ではカバープレート10の長方形の1辺あたり2つのブリッジ16で、合計8つのブリッジによりフレーム部15と連結され保持されている。フレーム部15には、カバープレート10と枠プレート20と底面プレート40の3部材をスポット溶接するためのスポット溶接位置決め穴17が設けられている。
図5は、第2の金属シート状物3に形成された枠プレート20の平面図を示す。
枠プレート20にはコ字形状の可動プレート挿入部24が設けられ、かつコ字形状の開口端部24aと対向する部位にはバネなどの付勢手段28が設けられ、可動プレート30をコ字形状の可動プレート挿入部24に装着した場合に、この可動プレート30を可動プレート開口端部方向に付勢する作用を果たすものである。
この枠プレート20は、フレーム部25とブリッジ26を介して連結している。フレーム部25には、カバープレート10と枠プレート20と底面プレート40の3部材をスポット溶接するためのスポット溶接位置決め穴27が設けられている。
図6のa図は可動プレート30を示す。可動プレート30は可動プレート挿入部24に装着され、複数の電子部品挿入部31が設けられるとともに可動プレート30が電子部品トレイの可動プレート挿入部24より飛び出さないように移動位置規制穴32が設けられている。この移動位置規制穴32に底面プレート40に設けられた突起部42が入り込み、可動プレート30が可動プレート挿入部24内を前後に移動できるようになっているとともに可動プレート30が可動プレート挿入部24より飛び出さないようになっている。
図6のb図は、チップ状電子部品挿入部31の部分拡大図を示す。チップ状電子部品挿入部31の開口部の長辺部には微小なチップ状電子部品の製造許容寸法の差を吸収する緩衝部材31aが設けられ、チップ状電子部品挿入部に収納・固定されたチップ状電子部品を緩みなく、かつ処理操作中などに抜け落ちたり、印刷ペーストやインキに張り付いてチップ状電子部品トレイから抜けてしまうなどの障害を防止することができる。
図7は、図6の可動プレートを図5の枠プレートに組み合わせたものの平面図を示す。このような状態で、チップ状電子部品トレイ1をスポット溶接により溶接して製造する場合に図8の第1の金属シート状物5に形成された底面プレート40の上面に載置されることになる。
図8は、第1の金属シート状物5に形成された底面プレート40の平面図を示す。
底面プレート40には複数の真空吸引孔41が設けられ、チップ状電子部品をこの真空吸引孔41を介して真空吸引により電子部品挿入部11と電子部品挿入部31に挿入する補助する役目を負っている。真空吸引孔41は少なくとも可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部31と同数でかつチップ状電子部品挿入部31の開口の領域内に設けられる。また、底面プレート40に突起部42が設けられ、この突起部42が可動プレート30の移動位置規制穴32に入り込み、可動プレート30が可動プレート挿入部24内を前後に移動できるようになっているとともに可動プレート30が可動プレート挿入部24より飛び出さないようになっている。
底面プレート40は、第1の金属シート状物5のフレーム部45とブリッジ46を介して連結している。フレーム部45には、カバープレート10と枠プレート20と底面プレート40の3部材をスポット溶接するためのスポット溶接位置決め穴47が設けられている。
チップ状電子部品トレイ1の製造方法を図4ないし図8を用いて説明する。
図8に示す第1の金属シート状物5には、底面プレート40が形成され、フレーム部45と複数のブリッジ46を介して結合されている。フレーム部45には複数のスポット溶接位置決め穴47が設けられ、第2の金属シート状物3のフレーム部25に設けられているスポット溶接位置決め穴27および第1の金属シート状物2のフレーム部15に設けられているスポット溶接位置決め穴17と協働して底面プレート40と枠プレート20およびカバープレート10の三者がスポット溶接される箇所19、29、49でスポット溶接できるように位置決めされる。
図5に示す第2の金属シート状物3には、枠プレート20が形成され、フレーム部25と複数のブリッジ26を介して結合されている。フレーム部25には複数のスポット溶接位置決め穴27が設けられている。この枠プレート20の可動プレート挿入部24に可動プレート30を装着するが、可動プレート24を開口端部24a方向に付勢するためのバネなどの付勢手段28を装着する。
図6に可動プレート30の平面図を示す。ここで、31は電子部品挿入部を示す。32は移動位置規制穴を示し、この移動位置規制穴32に可動プレート30の下部に配置された底面プレート40に設けられた突起部42が入り込み、可動プレート30が枠プレート20の可動プレート挿入部24内での前後動の距離を規制するとともに可動プレート挿入部24から飛び出さないようにしている。
図7は可動プレート30を図5に示す枠プレート20の可動プレート挿入部24に入れ込んだものの平面図を示す。ここで、20は枠プレート、28は枠プレート20に設けられた付勢手段であって、可動プレートを可動プレート挿入部の開放端部側に付勢するものである。31はチップ状電子部品挿入部、32は移動位置規制穴、25は金属シート状物7のフレーム部、26は枠プレート20とフレーム部25とをつなぐブリッジを示す。
上述のように、まず、図8に示す第1の金属シート状物5の上に図5に示す第2の金属シート状物3を重ね、ついで、図6に示す可動プレート30を第2の金属シート状物に形成された枠プレート20の可動プレート挿入部34に挿入・装着し、さらにこの上面に第3の金属シート状物2を載置する。ついでそれぞれの金属シート状物に形成されているスポット溶接位置決め穴17、27、47に固定具を挿入しそれぞれの位置合わせをして動かないように固定し、カバープレート10と枠プレート20と底面プレート40のそれぞれのスポット溶接するべき必要箇所(スポット溶接される箇所19,29,49)をスポット溶接して一体化して組み立てる。最後に、組み立てられたチップ状電子部品トレイをブリッジ16、26、46から切り離して単体とする。このようにして組み立てられたものが図1に示されるチップ状電子部品トレイ1である。
図9に本発明のチップ状電子部品トレイの別の例を示す。本例は、枠プレートに2つの可動プレート挿入部が並んで設けられており、この可動プレート挿入部にそれぞれ可動プレートが装着されている。図9において、101はチップ状電子部品トレイ、110はカバープレート、111はカバープレートに設けられたチップ状電子部品挿入部、130は可動プレートをそれぞれ示す。可動プレート130は、枠プレート120に設けられた付勢手段128により可動プレート挿入部124の開放端部124aに向けて付勢されているので図9にみるように可動プレートの端部がカバープレートよりはみ出している。
このチップ状電子部品トレイ101の製造方法は、チップ状電子部品トレイ1の製造方法と同じ手順により行われる。この製造方法を図10ないし図13を用いて簡略に説明する。
図10は、第3の金属シート状物102を示す。ここで、金属シート状物102に形成されたカバープレート110は、フレーム部115にブリッジ116を介して結合している。カバープレート110には複数のチップ状電子部品挿入部111が設けられている。フレーム部115にはスポット溶接位置決め穴117が形成されている。119はスポット溶接される箇所を示す。
図11は、第2の金属シート状物103を示す。ここで、金属シート状物103に形成された枠プレート120は、フレーム部125にブリッジ126を介して結合している。枠プレート120にはほかの例のものと同様に可動プレートを開口端部方向に付勢する付勢手段128が設けられている。フレーム部125にはスポット溶接位置決め穴127が形成されており、129は枠プレート120がスポット溶接される箇所を示す。この枠プレート120には図11にみるように2つの可動プレートを挿入できるように2つの可動プレート挿入部124が形成されている。124aは可動プレート挿入部124の開放端部である。
図12は、図6と同様な可動プレート130を図11に示す可動プレート挿入部124に装着した図である。ここで、120は枠プレート、125はフレーム部、126はブリッジ、127はスポット溶接位置決め穴、131は可動プレート130に設けられたチップ状電子部品挿入部、132は可動プレート130に設けられた移動位置規制穴である。
図13は、第1の金属シート状物105を示す。ここで、金属シート状物105に形成された底面プレート140は、フレーム部145にブリッジ146を介して結合している。底面プレート140には、チップ状電子部品をチップ状電子部品挿入部に挿入するための真空吸引孔141と、可動プレート130の移動位置規制穴132に入り込み可動プレートの移動範囲を規制するための突起部142が設けられている。149はスポット溶接される箇所を示す。
まず、図13に示す第1の金属シート状物105の上に図11に示す第2の金属シート状物103を重ね、ついで、図6に示す可動プレートと同じ構造の可動プレート130を第2の金属シート状物に形成された枠プレート120の可動プレート挿入部124に挿入・装着し、さらにこの上に第3の金属シート状物102を載置する。ついでそれぞれの金属シート状物に形成されているスポット溶接位置決め穴117、127、147に固定具を挿入しそれぞれの位置合わせをして動かないように固定し、カバープレート110と枠プレート120と底面プレート140のそれぞれのスポット溶接するべき必要箇所(スポット溶接される箇所119,129,149)をスポット溶接して一体化して組み立てる。最後に、組み立てられたチップ状電子部品トレイをブリッジ116、126、146から切り離して単体とする。このようにして組み立てられたものが図9に示されるチップ状電子部品トレイ1012である。
図14に本発明のチップ状電子部品トレイの他の例を示す。本例は、枠プレートに4つの可動プレート挿入部が設けられており、この可動プレート挿入部にそれぞれ可動プレートが装着されている。ここで、201はチップ状電子部品トレイ、210はカバープレート、211はカバープレートに設けられたチップ状電子部品挿入部、230は可動プレートをそれぞれ示す。可動プレート230は、枠プレート220に設けられた付勢手段228により可動プレート挿入部224の開放端部224aに向けて付勢されているので図14にみるように可動プレートの端部がカバープレートよりはみ出している。
このチップ状電子部品トレイ201の製造法は、チップ状電子部品トレイ1の製造方法と同じ手順により行われる。この製造方法を図15ないし図18を用いて簡略に説明する。
図15は、第3の金属シート状物202を示す。ここで、金属シート状物202に形成されたカバープレート210は、フレーム部215にブリッジ216を介して結合している。カバープレート210には複数のチップ状電子部品挿入部211が設けられている。フレーム部215にはスポット溶接位置決め穴217が形成されている。219はスポット溶接される箇所を示す。
図16は、第2の金属シート状物203を示す。ここで、金属シート状物203に形成された枠プレート220は、フレーム部225にブリッジ226を介して結合している。枠プレート220には可動プレートを開口端部方向に付勢する付勢手段228が設けられている。フレーム部225にはスポット溶接位置決め穴227が形成されており、229は枠プレート220がスポット溶接される箇所を示す。この枠プレート220には図16にみるように4つの可動プレートを挿入できるように4つの可動プレート挿入部224が形成されている。224aは可動プレート挿入部224の開放端部である。
図17は、図6と同様な可動プレート230を図16に示す可動プレート挿入部224に装着した図である。ここで、220は枠プレート、225はフレーム部、226はブリッジ、227はスポット溶接位置決め穴、231は可動プレート230に設けられたチップ状電子部品挿入部、232は可動プレート230に設けられた移動位置規制穴である。
図18は、第1の金属シート状物205を示す。ここで、金属シート状物205に形成された底面プレート240は、フレーム部245にブリッジ246を介して結合している。底面プレート240には、チップ状電子部品をチップ状電子部品挿入部に挿入するための真空吸引孔241と、可動プレート230の移動位置規制穴232に入り込み可動プレートの移動範囲を規制するための突起部242が設けられている。249はスポット溶接される箇所を示す。
まず、図18に示す第1の金属シート状物205の上に図16に示す第2の金属シート状物203を重ね、ついで、図6に示す可動プレートと同じ構造の可動プレート230を第2の金属シート状物203に形成された枠プレート220の可動プレート挿入部224に挿入・装着し、さらにこの上に第3の金属シート状物202を載置する。ついでそれぞれの金属シート状物に形成されているスポット溶接位置決め穴217、227、247に固定具を挿入しそれぞれの位置合わせをして動かないように固定し、カバープレート210と枠プレート220と底面プレート240のそれぞれのスポット溶接するべき必要箇所(スポット溶接される箇所219,229,249)をスポット溶接して一体化して組み立てる。最後に、組み立てられたチップ状電子部品トレイをブリッジ216、226、246から切り離して単体とする。このようにして組み立てられたものが図14に示されるチップ状電子部品トレイ201である。
1、101、201、チップ状電子部品トレイ
2、102、202 第3の金属シート状物
3、103、203 第2のシート状物
5、105、205 第1のシート状物
10,110,210 カバープレート
11、31、111,131、211、231 チップ状電子部品挿入部
15、25、45、115、125、145、215、225、245 フレーム部
16、26、46、116、126、146、216、226、246 ブリッジ
17、27、47、117,127,147、217、227、247 スポット溶接位置決め穴
19、29、49、119、129、149、219、229、249 スポット溶接される箇所
20,120、220 枠プレート
24、124、224 可動プレート挿入部
24a、124a、224a 開口端部
28、128、228 付勢手段
30、130、230 可動プレート
31a 緩衝部材
32,132、232 移動位置規制穴
40、140、240 底面プレート
41、141、241 真空吸引孔
42、142、242 突起部

Claims (5)

  1. 電子部品トレイの底面プレートが形成された第1の金属シート状物に電子部品トレイの枠プレートが形成された第2の金属シート状物を重ね合わせ、この枠プレートの可動プレート挿入部に可動プレートを装着し、ついで、電子部品トレイのカバープレートが形成された第3の金属シートを重ね合わせ、底面プレートと枠プレートとカバープレートをスポット溶接により複数箇所で溶接することによりチップ状電子部品トレイを製造する方法において、
    第1の金属シート状物のフレーム部には、複数の第1の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、底面プレートには、可動プレートの移動位置規制穴に挿入され可動プレート前後動の範囲を規制する突起部と複数個の真空吸引孔が設けられ、
    第2の金属シート状物のフレーム部には、複数の第2の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、枠プレートには、1または2以上のコ字形状の可動プレート挿入部が設けられ、かつコ字形状の開口端部と対向する部位に可動プレートを開口端部方向に付勢する付勢手段が設けられており、
    可動プレートには、複数個のチップ状電子部品挿入部が設けられ、可動プレートが電子部品トレイの可動プレート挿入部より飛び出さないように移動位置規制穴が設けられ、チップ状電子部品挿入部の開口部の長辺部にはチップ状電子部品の寸法の製造許容の誤差を吸収する緩衝部材が設けられ、さらにチップ状電子部品挿入部の開口部の大きさは、長手方向(長辺)の長さがチップ状電子部品の厚みの3倍ないし4倍の長さであって、かつ0.2mmないし3mmであり、短辺の長さがカバープレートに設けられたチップ状電子部品挿入部の開口部の短辺の長さより緩衝部材の大きさ分だけ長くなっており、
    第3の金属シート状物のフレーム部には、複数の第3の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴が設けられ、電子部品トレイのカバープレートには、可動プレートに設けられたチップ状電子部品挿入部と同じ間隔で同数のチップ状電子部品挿入部が設けられ、しかもこのチップ状電子部品挿入部の開口部の大きさは、長手方向(長辺)の長さは縦状に収納固定したチップ状電子部品の上面または下面の長さより長く、短辺の長さは収納固定するチップ状電子部品の厚みよりやや長いものであり、
    第1の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴と第2の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴と第3の金属シート状物のスポット溶接位置決め穴により相対位置を決定して底面プレートと枠プレートとカバープレートをスポット溶接することを特徴とするチップ状電子部品トレイの製造方法。
  2. 請求項1に記載のチップ状電子部品トレイの製造方法において、第1の金属シート状物、第2の金属シート状物あるいは第3の金属シート状物のいずれかがエッチングにより加工したものであることを特徴とする製造方法。
  3. 請求項1に記載のチップ状電子部品トレイの製造方法において、第1の金属シート状物、第2の金属シート状物あるいは第3の金属シート状物のいずれかが機械加工したものであるかまたは焼結金属であることを特徴とする製造方法。
  4. 請求項1に記載の電子部品状電子部品トレイの製造方法において、第2の金属シート状物の形成された枠プレートが、2または4個の可動プレート挿入部が設けられたものであることを特徴とする製造方法。
  5. 上記請求項1ないし4に記載の製造方法により製造されたチップ状電子部品トレイ。
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