JP2014192192A - 電子機器冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却能力の冗長性を確保した上で冷却設備の消費電力をより一層削減できる電子機器冷却システムを提供する。
【解決手段】電子機器冷却システムは、筐体13内に収納されてグループ分けされた電子機器13aと、電子機器13aのグループに対応する複数の冷却ファン12aを備え、筐体13から離隔して配置された冷却ファンユニット12と、筐体13と冷却ファンユニット12との間の距離を変化させる駆動装置16と、筐体13と冷却ファンユニット12とが最も近づいたときに筐体13と冷却ファンユニット12との間に介在して筐体13と冷却ファンユニット12との間の空間を電子機器13aの各グループにそれぞれ対応する複数の空間に分割する分割部材17と、制御部とを有する。制御部は、電子機器13aの稼働状態を示す情報を取得して駆動装置16及び冷却ファン12aを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器冷却システムに関する。
近年、高度情報化社会の到来にともなって計算機で多量のデータが扱われるようになり、データセンター等の施設において多数の計算機を同一室内に設置して一括管理することが多くなっている。例えば、データセンターでは、計算機室内に多数のラック(サーバラック)を設置し、各ラックにそれぞれ複数のサーバ(計算機)を収納している。そして、それらのサーバの稼動状態に応じて各サーバにジョブを有機的に配分し、大量のジョブを効率的に処理している。
データセンターでは、サーバの稼働にともなって多量の熱が発生する。サーバの温度が高くなると誤動作や故障又は処理能力の低下の原因となるため、冷却ファンや空調機等の冷却設備を使用して計算機を冷却している。
近年、設置に要する費用が比較的低く、設備の増減に迅速に対応できることから、モジュール型データセンターが広く使用されている。
一般的なモジュール型データセンターでは、コンテナと呼ばれる構造物内に複数のラックを設置し、各ラック内に複数のサーバを収納している。また、コンテナ内には大型の冷却ファンを複数備えた冷却ファンユニットが設置されており、ラック内に収納された各サーバにはそれぞれ小型の冷却ファンが設けられている。以下、各サーバに設けられた冷却ファンを、サーバファンという。なお、冷却ファンユニットは、ファシリティファンとも呼ばれている。
特開2012−38100号公報
冷却能力の冗長性を確保した上で冷却設備の消費電力をより一層削減できる電子機器冷却システムを提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、筐体と、前記筐体内に収納されてグループ分けされた複数の電子機器と、前記電子機器のグループに対応する複数の冷却ファンを備え、前記筐体から離隔して配置された冷却ファンユニットと、前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の距離を変化させる駆動装置と、前記筐体と前記冷却ファンユニットとが最も近づいたときに前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間に介在して前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の空間を前記電子機器の各グループにそれぞれ対応する複数の空間に分割する分割部材と、前記電子機器の稼働状態を示す情報を取得して前記駆動装置及び前記冷却ファンを制御する制御部とを有する電子機器冷却システムが提供される。
上記一観点に係る電子機器冷却システムによれば、冷却能力の冗長性を確保した上で冷却設備の消費電力をより一層削減できる。
図1は、第1の実施形態に係る電子機器冷却システムを適用するデータセンターの一例を示す模式側面図である。 図2は、同じくそのデータセンターの模式上面図である。 図3は、電子機器グループ及び分割部材を模式的に示す図である。 図4は、分割部材に当接するまで冷却ファンユニットを移動させた状態を示す模式側面図である。 図5は、電子機器グループと冷却ファンとが対応した状態を模式的に示す図である。 図6は、シャッターを示す模式図である。 図7は、第1の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表わしたブロック図である。 図8は、電子機器グループに対応付けされたサーバ及び冷却ファンの情報を表した図である。 図9は、第1の実施形態に係る電子機器冷却システムの動作を表わしたフローチャートである。 図10は、変形例1の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。 図11は、変形例2の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。 図12は、変形例3の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。 図13は、第2の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表わしたブロック図である。 図14は、第2の実施形態に係る電子機器冷却システムの動作を表したフローチャートである。 図15は、第3の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表したブロック図である。 図16は、第3の実施形態に係る電子機器冷却システムの動作を表したフローチャートである。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述したように、一般的なモジュール型データセンターでは、大型の冷却ファンを備えた冷却ファンユニットと、各サーバにそれぞれ設けられたサーバファンとによりサーバを冷却している。しかし、冷却ファンユニットとサーバファンとを同時に稼働させているので、サーバの稼働状態によっては電力が無駄に消費されることがある。
サーバファンを使用せず、冷却ファンユニットのみでサーバを冷却することも考えられる。しかし、単に冷却ファンユニットのみでサーバを冷却しようとすると、以下に示す問題点がある。
すなわち、サーバの発熱量は投入されるジョブに応じて大きく変化する。各サーバの発熱量のばらつきが大きい場合、冷却ファンユニットの冷却ファンは最も発熱量が大きいサーバの発熱量に応じた回転数で回転するので、発熱量が小さいサーバでは過冷却となる。その結果、冷却ファンユニットで必要以上に多くの電力を消費することになる。
一方、冷却ファンユニットを使用せず、サーバファンのみでサーバを冷却することも考えられる。しかし、1Uサーバと呼ばれる一般的なサーバの場合、高さが1.75インチ(約44.5mm)であるので、小型の冷却ファンしか搭載できない。そのため、サーバの発熱量が大きい場合、サーバファンだけではサーバを十分に冷却できないことがある。
また、サーバファンのみでサーバを冷却しようとすると冗長性がなくなり、サーバファンが故障するとそのサーバファンが取り付けられているサーバの稼働を停止せざるを得なくなる。
以下の実施形態では、冷却能力の冗長性を確保した上で冷却設備の消費電力をより一層削減できる電子機器冷却システムについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る電子機器冷却システムを適用するデータセンターの一例を示す模式側面図、図2は同じくそのデータセンターの模式上面図である。なお、本実施形態では、外気を利用してサーバを冷却するモジュール型データセンターを例として説明している。
図1に例示したモジュール型データセンターは、直方体形状のコンテナ10と、コンテナ10内に配置された冷却ファンユニット12と、複数のラック13とを有する。本実施形態では、コンテナ10内に3台のラック13と3台の冷却ファンユニット12とが配置されているものとする。ラック13は筐体の一例である。
コンテナ10の相互に対向する2つの壁面のうちの一方には吸気口11aが設けられており、他方には排気口11bが設けられている。また、冷却ファンユニット12とラック13との間の空間の上には仕切り板14が配置されている。
コンテナ10内の空間は、冷却ファンユニット12、ラック13及び仕切り板14により、コールドアイル21と、第1のホットアイル22と、第2のホットアイル23と、暖気循環路24とに分割されている。コールドアイル21は吸気口11aとラック13との間の空間であり、第1のホットアイル22はラック13と冷却ファンユニット12との間の空間であり、第2のホットアイル23は冷却ファンユニット12と排気口11bとの間の空間である。
暖気循環路24は仕切り板14の上方の空間であり、第2のホットアイル23とコールドアイル21との間を連絡している。暖気循環路24には、暖気の循環量を調整するためのダンパー18が設けられている。
各ラック13には、それぞれ複数のサーバ13aが収納されている。これらのサーバ13aは、サーバファンを有しないいわゆるファンレスサーバである。なお、サーバ13aは電子機器の一例である。サーバ13aに替えて、又はサーバ13aとともに、ストレージ、電源ユニット、又はその他の電子機器がラック13内に収納されていてもよい。
ラック13は、コールドアイル21側の面が吸気面、第1のホットアイル22側の面が排気面となるように配置されている。また、ラック13の排気面側には板材を格子状に組んで形成された分割部材17が配置されている。この分割部材17は、図3に模式的に示すように、コンテナ10内のサーバ13aをラック13毎に且つ高さ毎に複数のグループ(以下、「電子機器グループ」という)に分割する。
冷却ファンユニット12は床面に敷設されたレール15の上に配置されており、駆動装置16により駆動されてレール15上を移動する。冷却ファンユニット12がその移動範囲の排気口11b側端部まで移動すると、図1,図2のように冷却ファンユニット12と分割部材17とが大きく離れた状態になる。
一方、冷却ファンユニット12がその移動範囲のラック13側端部まで移動すると、図4のように分割部材17が冷却ファンユニット12に当接し、第1のホットアイル22は分割部材17により複数の小さな空間に分割される。
また、冷却ファンユニット12が移動して分割部材17に当接すると、図5に模式的に示すように、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aも電子機器グループに対応した複数のグループに分割される。冷却ファン12aは、後述する制御部30により、グループ毎に稼働状態が制御される。
なお、冷却ファン12aから制御部30には回転数を示す情報が出力される。制御部30は、この情報に基づいて、冷却ファン12aが正常か否かを判定することができる。
図5に示す例では1つの電子機器グループに1台の冷却ファン12aが対応しているが、1つの電子機器グループに複数の冷却ファン12aが対応していてもよい。
冷却ファンユニット12には、図6(a),(b)のように開閉してエアーの逆流を防止するシャッター19が設けられている。シャッター19も電子機器グループに対応する複数のグループに分割され、後述する制御部30によりグループ毎に開閉が制御される。シャッター19は、逆流防止機構の一例である。
図7は、第1の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表わしたブロック図である。
図7に示すように、本実施形態に係る電子機器冷却システムは、制御部30と、サーバ13a内のCPU(Central Processing Unit)13bの温度をリアルタイムに検出する温度センサ31と、設定部32と、冷却ファンユニット12と、駆動装置16とを含んで構成される。CPU13bは発熱部品の一例である。
温度センサ31はCPU13bと同一チップ内に配置されており、サーバ13a内に設けられた通信器(図示せず)を介して、CPU13bの温度(以下、「CPU温度」という)を制御部30に伝送する。
本実施形態では、制御部30とサーバ13aとの間の信号の送受信は、UDP(User Datagram Protocol)通信を介して行うものとする。また、本実施形態では、サーバ13aとの通信を介してサーバ13aが停止状態(休止状態を含む)か否かを示す情報(以下、「停止状態検出情報」という)が制御部30に送られるものとする。
なお、制御部30とサーバ13aとの間の通信はUDP通信に限定するものではない。また、本実施形態では、温度センサ31としてCPU13bと同一チップ内に配置された温度センサを使用しているが、CPU13bのパッケージに密着して配置した温度センサを使用してもよい。
設定部32には、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報と、制御に必要なパラメータとが設定される。図8は、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報を表している。この例では、各電子機器グループはそれぞれ6台のサーバ13aにより構成され、各電子機器グループにはそれぞれ1台の冷却ファン12aが対応付けされている。
本実施形態では、制御に必要なパラメータとして、目標温度と、しきい値温度とを使用する。目標温度はCPU温度の目標値であり、CPU13bの許容上限温度よりも低い温度に設定される。また、しきい値温度は、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御するかグループ毎に個別に制御するかの判定に使用する温度である。しきい値温度は、目標温度よりも低い温度に設定される。本実施形態では、しきい値温度以下を設定条件としている。
制御部30は、前述したように各サーバ13aから停止状態検出情報を取得したり、各冷却ファン12aから回転数を示す情報を取得したりする。また、制御部30は、温度センサ31により検出した各サーバ13aのCPU温度と設定部32に設定されたパラメータとに応じて、冷却ファンユニット12及び駆動装置16を制御する。
制御部30は、例えばマイクロコンピュータ、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はPLC(Programmable Logic Controller)等を含んで構成される。ラック13内の特定のサーバ13aに専用プログラムを読み込ませ、制御部30として使用してもよい。
以下、本実施形態に係る電子機器冷却システムの動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。制御部30は、一定の時間毎に、図9に示す一連の処理を実行する。また、制御部30は、サーバ13aが稼働状態から停止状態に変化したとき又は停止状態から稼働状態に変化したときにも、図9に示す一連の処理を実行する。
なお、初期状態では、全てのシャッター19は開状態であるとする。
まず、ステップS11において、制御部30は、設定部32から、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報(図8参照)を読み込む。また、制御部30は、設定部32から制御に必要なパラメータ、すなわち目標温度としきい値温度とを読み込む。
次に、ステップS12に移行し、制御部30は、冷却ファンユニット12の全ての冷却ファン12aが正常であるか否を判定する。前述したように冷却ファン12aから制御部30には回転数を示す情報が出力されるので、制御部30はこの情報から冷却ファン12aが正常であるか否かを判定することができる。
ステップS12で全ての冷却ファン12aが正常であると判定した場合(YESの場合)はステップS13に移行し、正常でない冷却ファン12aがあると判定した場合(NOの場合)はステップS18に移行する。
ステップS13に移行した場合、制御部30は、温度センサ31から取得した各サーバ13aのCPU温度としきい値温度とを比較し、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aが存在するか否かを判定する。
そして、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aが存在すると判定した場合(YESの場合)はステップS14に移行し、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aが存在しないと判定した場合(NOの場合)はステップS18に移行する。
ステップS13からステップS14に移行した場合、すなわちCPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aが存在する場合、制御部30は、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。これにより、図4のように冷却ファンユニット12と分割部材17とが接触し、第1のホットアイル22が分割部材17により電子機器グループ毎の空間に分割される。
次に、ステップS15に移行し、制御部30は、電子機器グループ毎にサーバ13aと通信を行って停止状態検出情報を取得し、グループ内の全サーバが停止状態であるか否かを判定する。そして、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループがあると判定した場合(YESの場合)はステップS16に移行し、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループはないと判定した場合(NOの場合)はステップS17に移行する。
以下、グループ内の全てのサーバ13aが停止状態である電子機器グループを「停止グループ」と呼び、グループ内の少なくとも1台のサーバ13aが稼働状態である電子機器グループを「稼働グループ」と呼ぶ。
ステップS16において、制御部30は、停止グループに対応する冷却ファン12aを停止状態にする。また、制御部30は、当該停止グループに対応するシャッター19を閉状態にして、エアーの逆流を防止する。その後、ステップS17に移行する。
ステップS17において、制御部30は、稼働グループ毎にサーバ13aのCPU温度を温度センサ31から取得する。そして、制御部30は、稼働グループ毎に各サーバ13aのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファン12aの回転数を制御する。
一方、ステップS12又はステップS13からステップS18に移行した場合、制御部30は、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動する。これにより、図1,図2のように冷却ファンユニット12と分割部材17とは大きく離れ、第1のホットアイル22は全電子機器グループに共通の空間となる。
次いで、ステップS19に移行し、制御部30は、温度センサ31を介して全サーバ13aのCPU温度を取得する。そして、それらのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファンユニット12の全冷却ファン12aの回転数を一括制御する。
上述したように、本実施形態では、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aがあれば、冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。そして、分割部材17によって第1のホットアイル22を電子機器グループ毎の複数の空間に分割し、各グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数を個別に制御する。
これにより、各電子機器グループにサーバ13aの稼働率に応じた流量のエアーが供給され、サーバ13aを適切に冷却しつつ、冷却ファンユニット12で消費する電力を削減することができる。
また、本実施形態では、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU温度がしきい値温度よりも高いときに、冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動させ、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御する。これにより、冷却ファン12aの冷却性能にばらつきがあっても、各サーバ13aを効率的に冷却することができる。また、一部の冷却ファン12aが故障した場合でも他の冷却ファン12aによりサーバ13aの冷却に必要な風量を得ることができ、冷却能力の冗長性が確保される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
コンテナ10内に3台のラック13が配置されており、それら3台のラック13に40台ずつ合計120台のファンレスサーバ13aが収納されているとする。また、それらのサーバ13aの総消費電力は約21kWであるとする。そして、冷却ファンユニット12には、20台の冷却ファン12aが設けられているとする。
例えば120台のサーバ13aのうち6台のサーバ13aだけが稼働率約100%で稼働しており、他のサーバ13aは停止状態であるとする。ここで、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを個別に制御することができないとすると、20台の冷却ファン12aはいずれも稼働状態のサーバ13aの稼働率に応じてほぼ最大回転数で回転する。このときの冷却ファンユニット12の消費電力は1.7kWであるとする。
一方、本実施形態では、稼働状態の6台のサーバ13aが同一電子機器グループであるとすると、制御部30は冷却ファンユニット12の冷却ファン12aのうち1台の冷却ファン12aのみを稼働状態とし、他の19台の冷却ファン12aを停止状態とする。このとき、冷却ファンユニット12で消費する電力は上述の場合の1/20(=0.085kW)となり、大幅に削減される。
(変形例1)
図10は、変形例1の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。
図1,図2に示す第1の実施形態の電子機器冷却システムでは分割部材17がラック13側に配置されているのに対し、変形例1の電子機器冷却システムでは分割部材17が冷却ファンユニット12側に配置されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
変形例1の電子機器冷却システムにおいても、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aがあれば冷却ファンユニット12がラック13側へ移動し、分割部材17によって第1のホットアイル22が電子機器グループ毎の空間に分割される。そして、制御部30(図7参照)により、グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数が制御される。
また、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU温度がしきい値温度よりも高いときには、冷却ファンユニット12がラック13とは反対側に移動する。そして、制御部30により、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aが一括制御される。
このようにして、冷却能力の冗長性を確保した上で、冷却設備の消費電力を削減することができる。
(変形例2)
図11は、変形例2の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。
変形例2の電子機器冷却システムでは、ラック13がレール15上に配置されており、駆動装置16により駆動されてラック13がレール15上を移動する。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この変形例2の電子機器冷却システムにおいては、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aがあればラック13が冷却ファンユニット12側へ移動し、分割部材17によって第1のホットアイル22が電子機器グループ毎の空間に分割される。そして、制御部30(図7参照)により、グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数が制御される。
また、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU温度がしきい値温度よりも高いときには、ラック13が冷却ファンユニット12とは反対側に移動する。そして、制御部30により、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aが一括制御される。
このようにして、冷却能力の冗長性を確保した上で、冷却設備の消費電力を削減することができる。
(変形例3)
図12は、変形例3の電子機器冷却システムを示す模式側面図である。
変形例3の電子機器冷却システムでは、ラック13がレール15上に配置されており、駆動装置16により駆動されてラック13がレール15上を移動する。また、分割部材17が冷却ファンユニット12側に配置されている。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この変形例3の電子機器冷却システムにおいても、CPU温度がしきい値温度以下のサーバ13aがあればラック13が冷却ファンユニット12側へ移動し、分割部材17によって第1のホットアイル22が電子機器グループ毎の空間に分割される。そして、制御部30(図7参照)により、グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数が制御される。
また、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU温度がしきい値温度よりも高いときには、ラック13が冷却ファンユニット12とは反対側に移動する。そして、制御部30により冷却ファンユニット12の冷却ファン12aが一括制御される。
このようにして、冷却能力の冗長性を確保したうえで、冷却設備の消費電力を削減することができる。
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表わしたブロック図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点はサーバ13aの消費電力を検出する消費電力センサ41を有することにあり、その他の構成は基本的に第1の実施形態と同様であるので、ここでは重複する部分の説明を省略する。また、本実施形態においても、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態においては、各サーバ13aの消費電力をリアルタイムに検出する消費電力センサ41が設けられている。これらの消費電力センサ41により検出した各サーバ13aの消費電力のデータは、制御部30aに伝達される。
設定部32には、第1の実施形態と同様に、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報(図8参照)が設定されている。また、制御部32には、制御に必要なパラメータとして、目標温度としきい値電力とが設定されている。
目標温度はCPU温度の目標値であり、CPU13bの許容上限温度よりも低い温度に設定される。しきい値電力は、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御するかグループ毎に個別に制御するかの判定に使用する電力値である。本実施形態では、しきい値電力以下を設定条件としている。
制御部30aは、消費電力センサ41により検出した各サーバ13aの消費電力と設定部32に設定されたパラメータとに応じて、冷却ファンユニット12及び駆動装置16を制御する。
以下、本実施形態に係る電子機器冷却システムの動作について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。制御部30aは、一定の時間毎に、図14に示す一連の処理を実行する。また、制御部30aは、サーバ13aが稼働状態から停止状態に変化したとき又は停止状態から稼働状態に変化したときにも、図14に示す一連の処理を実行する。
まず、ステップS21において、制御部30aは、設定部32から、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報(図8参照)を読み込む。また、制御部30aは、設定部32から制御に必要なパラメータ、すなわち目標温度としきい値電力とを読み込む。
次に、ステップS22に移行し、制御部30aは、冷却ファンユニット12の全ての冷却ファン12aが正常であるか否を判定する。ステップS22で全ての冷却ファン12aが正常であると判定した場合(YESの場合)はステップS23に移行し、正常でない冷却ファン12aがあると判定した場合(NOの場合)はステップS28に移行する。
ステップS23に移行した場合、制御部30aは、消費電力センサ41から取得した各サーバ13aの消費電力としきい値電力とを比較し、消費電力がしきい値電力以下のサーバ13aが存在するか否かを判定する。
そして、消費電力がしきい値電力以下のサーバ13aが存在すると判定した場合(YESの場合)はステップS24に移行し、消費電力がしきい値電力以下のサーバ13aが存在しないと判定した場合(NOの場合)はステップS28に移行する。
ステップS23からステップS24に移行した場合、すなわち消費電力がしきい値電力以下のサーバ13aが存在する場合、制御部30aは、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。これにより、図4のように冷却ファンユニット12と分割部材17とが接触し、第1のホットアイル22が分割部材17により電子機器グループ毎の空間に分割される。
次に、ステップS25に移行し、制御部30aは、電子機器グループ毎にサーバ13aと通信を行って停止状態検出情報を取得し、グループ内の全サーバが停止状態であるか否かを判定する。そして、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループがあると判定した場合(YESの場合)はステップS26に移行し、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループはないと判定した場合(NOの場合)はステップS27に移行する。
ステップS25からステップS26に移行した場合、制御部30aは、停止グループに対応する冷却ファン12aを停止状態にする。また、制御部30aは、当該停止グループに対応するシャッター19を閉状態にして、エアーの逆流を防止する。その後、ステップS27に移行する。
ステップS27において、制御部30aは、稼働グループ毎にサーバ13aのCPU温度を温度センサ31から取得する。そして、制御部30aは、稼働グループ毎に各サーバ13aのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファン12aの回転数を制御する。
一方、ステップS22又はステップS23からステップS28に移行した場合、制御部30aは、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動する。これにより、図1,図2のように冷却ファンユニット12と分割部材17とは大きく離れ、第1のホットアイル22は全電子機器グループに共通の空間となる。
次いで、ステップS29に移行し、制御部30aは、温度センサ31を介して全サーバ13aのCPU温度を取得する。そして、それらのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファンユニット12の全冷却ファン12aの回転数を一括制御する。
上述したように、本実施形態では、消費電力がしきい値電力以下のサーバ13aがあれば、冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。そして、分割部材17によって第1のホットアイル22を電子機器グループ毎の空間に分割し、各グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数を個別に制御する。
これにより、各電子機器グループにサーバ13aの稼働率に応じた流量のエアーが供給され、サーバ13aを適切に冷却しつつ、冷却ファンユニット12で消費する電力を削減することができる。
また、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU温度がしきい値温度よりも高いときに、冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動させ、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御する。これにより、冷却ファン12aの冷却性能にばらつきがあっても、各サーバ13aを効率的に冷却することができる。また、一部の冷却ファン12aが故障した場合でも他の冷却ファン12aによりサーバ13aの冷却に必要な風量を得ることができ、冷却能力の冗長性が確保される。
(第3の実施形態)
図15は、第3の実施形態に係る電子機器冷却システムの構成を表したブロック図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点はサーバ13aのCPU13bの稼働率を検出するCPU使用率検出部45を有することにあり、その他の構成は基本的に第1の実施形態と同様であるので、ここでは重複する部分の説明を省略する。また、本実施形態においても、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態においては、各サーバ13aに、CPUの使用率をリアルタイムに検出するCPU使用率検出部45が設けられている。これらのCPU使用率検出部45により検出したCPU使用率は、制御部30bに伝達される。
設定部32には、第1の実施形態と同様に、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報(図8参照)が設定されている。また、制御部32には、制御に必要なパラメータとして、目標温度とCPU使用率のしきい値とが設定されている。
目標温度はCPU温度の目標値であり、CPU13bの許容上限温度よりも低い温度に設定される。CPU使用率のしきい値は、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御するかグループ毎に個別に制御するかの判定に使用する値である。本実施形態では、CPU使用率のしきい値以下を設定条件としている。
制御部30bは、CPU使用率検出部45により検出した各サーバ13aのCPU使用率と設定部32に設定されたパラメータとに応じて、冷却ファンユニット12及び駆動装置16を制御する。
以下、本実施形態に係る電子機器冷却システムの動作について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。制御部30bは、一定の時間毎に、図16に示す一連の処理を実行する。また、制御部30bは、サーバ13aが稼働状態から停止状態に変化したとき又は停止状態から稼働状態に変化したときにも、図16に示す一連の処理を実行する。
まず、ステップS31において、制御部30bは、設定部32から、各電子機器グループに対応付けされたサーバ13a及び冷却ファン12aの情報(図8参照)を読み込む。また、制御部30bは、設定部32から制御に必要なパラメータ、すなわち目標温度とCPU使用率のしきい値とを読み込む。
次に、ステップS32に移行し、制御部30bは、冷却ファンユニット12の全ての冷却ファン12aが正常であるか否を判定する。ステップS32で全ての冷却ファン12aが正常であると判定した場合(YESの場合)はステップS33に移行し、正常でない冷却ファン12aがあると判定した場合(NOの場合)はステップS38に移行する。
ステップS33に移行した場合、制御部30bは、CPU使用率検出部45から取得した各サーバ13aのCPU使用率としきい値とを比較し、CPU使用率がしきい値以下のサーバ13aが存在するか否かを判定する。
そして、CPU使用率がしきい値以下のサーバ13aが存在すると判定した場合(YESの場合)はステップS34に移行し、CPU使用率がしきい値以下のサーバ13aが存在しないと判定した場合(NOの場合)はステップS38に移行する。
ステップS33からステップS34に移行した場合、すなわちCPU使用率がしきい値以下のサーバ13aが存在する場合、制御部30bは、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。これにより、図4のように冷却ファンユニット12と分割部材17とが接触し、第1のホットアイル22が分割部材17により電子機器グループ毎の空間に分割される。
次に、ステップS35に移行し、制御部30bは、電子機器グループ毎にサーバ13aと通信を行って停止状態検出情報を取得し、グループ内の全サーバが停止状態であるか否かを判定する。そして、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループがあると判定した場合(YESの場合)はステップS36に移行し、全てのサーバ13aが停止状態の電子機器グループはないと判定した場合(NOの場合)はステップS37に移行する。
ステップS35からステップS36に移行した場合、制御部30bは、停止グループに対応する冷却ファン12aを停止状態にする。また、制御部30bは、当該停止グループに対応するシャッター19を閉状態にして、エアーの逆流を防止する。その後、ステップS37に移行する。
ステップS37において、制御部30bは、稼働グループ毎にサーバ13aのCPU温度を温度センサ31から取得する。そして、制御部30bは、稼働グループ毎に各サーバ13aのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファン12aの回転数を制御する。
一方、ステップS32又はステップS33からステップS38に移行した場合、制御部30bは、駆動装置16を制御して冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動する。これにより、図1,図2のように冷却ファンユニット12と分割部材17とは大きく離れ、第1のホットアイル22は全電子機器グループに共通の空間となる。
次いで、ステップS39に移行し、制御部30bは、温度センサ31を介して全サーバ13aのCPU温度を取得する。そして、それらのCPU温度がいずれも目標温度以下になるように、冷却ファンユニット12の全冷却ファン12aの回転数を一括制御する。
上述したように、本実施形態では、CPU使用率がしきい値以下のサーバ13aがあれば、冷却ファンユニット12をラック13側へ移動させる。そして、分割部材17によって第1のホットアイル22を電子機器グループ毎の空間に分割し、各グループ毎に各サーバ13aのCPU温度が目標温度以下となるように冷却ファン12aの回転数を個別に制御する。
これにより、各電子機器グループにサーバ13aの稼働率に応じた流量のエアーが供給され、サーバ13aを適切に冷却しつつ、冷却ファンユニット12で消費する電力を削減することができる。
また、一部の冷却ファン12aが故障しているとき、又は全サーバ13aのCPU使用率がしきい値よりも高いときに、冷却ファンユニット12をラック13とは反対側へ移動させ、冷却ファンユニット12の冷却ファン12aを一括制御する。これにより、冷却ファン12aの冷却性能にばらつきがあっても、各サーバ13aを効率的に冷却することができる。また、一部の冷却ファン12aが故障した場合でも他の冷却ファン12aによりサーバ13aの冷却に必要な風量を得ることができ、冷却能力の冗長性が確保される。
なお、上述した第1〜第3の実施形態において、停止グループの数が多くなるように特定の電子機器グループの電子機器に優先的にジョブを配分することが好ましい。また、同一電子機器グループ内のサーバ13aには、稼働率のばらつきが小さくなるようにジョブを配分することが好ましい。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)筐体と、
前記筐体内に収納されてグループ分けされた複数の電子機器と、
前記電子機器のグループに対応する複数の冷却ファンを備え、前記筐体から離隔して配置された冷却ファンユニットと、
前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の距離を変化させる駆動装置と、
前記筐体と前記冷却ファンユニットとが最も近づいたときに前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間に介在して前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の空間を前記電子機器の各グループにそれぞれ対応する複数の空間に分割する分割部材と、
前記電子機器の稼働状態を示す情報を取得して前記駆動装置及び前記冷却ファンを制御する制御部と
を有することを特徴とする電子機器冷却システム。
(付記2)前記制御部は、前記電子機器の稼働状態を表す情報を取得し、稼働状態が設定条件内の電子機器があると前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを近づけて前記電子機器のグループ毎に対応する前記冷却ファンの回転数を個別に制御し、
全ての電子機器の稼働状態が前記設定条件から外れていると、前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを離し、全ての前記冷却ファンの回転数を一括制御することを特徴とする付記1に記載の電子機器冷却システム。
(付記3)前記制御部は、前記稼働状態が前記設定条件内の電子機器があるときであっても、前記複数の冷却ファンの少なくとも1台の故障を検知すると、前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを離し、全ての冷却ファンの回転数を一括制御することを特徴とする付記2に記載の電子機器冷却システム。
(付記4)前記制御部は、前記電子機器内の発熱部品の温度が目標温度以下となるように前記冷却ファンを制御することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
(付記5)前記制御部は、前記電子機器内の発熱部品の温度、前記電子機器の消費電力、又は前記電子機器の稼働率のいずれかにより前記電子機器の稼働状態を判定することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
(付記6)前記冷却ファンユニットには、停止状態の冷却ファンを介してエアーが逆流することを防止する逆流防止機構が設けられていることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
(付記7)前記電子機器が電子計算機であり、前記筐体がラックであることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
(付記8)前記電子機器が、ファンレスサーバであることを特徴とする付記7に記載の電子機器冷却システム。
(付記9)前記ラックは、屋外に通じる吸気口及び排気口が設けられた構造物内に配置され、前記冷却ファンユニットは前記吸気口を介して前記構造物内に導入されたエアーを前記電子機器内に通流させることを特徴とする付記7に記載の電子機器冷却システム。
(付記10)前記制御部は、特定のグループの電子機器に優先的にジョブを投入することを特徴とする付記7に記載の電子機器冷却システム。
10…コンテナ、11a…吸気口、11b…排気口、 12…冷却ファンユニット、12a…冷却ファン、13…ラック、13a…サーバ、13b…CPU、14…仕切り板、15…レール、16…駆動装置、17…分割部材、18…ダンパー、19…シャッター、21…コールドアイル、22…第1のホットアイル、23…第2のホットアイル、24…暖気循環路、30,30a,30b…制御部、31…温度センサ、32…設定部、41…消費電力センサ、45…CPU使用率検出部。

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収納されてグループ分けされた複数の電子機器と、
    前記電子機器のグループに対応する複数の冷却ファンを備え、前記筐体から離隔して配置された冷却ファンユニットと、
    前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の距離を変化させる駆動装置と、
    前記筐体と前記冷却ファンユニットとが最も近づいたときに前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間に介在して前記筐体と前記冷却ファンユニットとの間の空間を前記電子機器の各グループにそれぞれ対応する複数の空間に分割する分割部材と、
    前記電子機器の稼働状態を示す情報を取得して前記駆動装置及び前記冷却ファンを制御する制御部と
    を有することを特徴とする電子機器冷却システム。
  2. 前記制御部は、前記電子機器の稼働状態を表す情報を取得し、稼働状態が設定条件内の電子機器があると前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを近づけて前記電子機器のグループ毎に対応する前記冷却ファンの回転数を個別に制御し、
    全ての電子機器の稼働状態が前記設定条件から外れていると、前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを離し、全ての前記冷却ファンの回転数を一括制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器冷却システム。
  3. 前記制御部は、前記稼働状態が前記設定条件内の電子機器があるときであっても、前記複数の冷却ファンの少なくとも1台の故障を検知すると、前記駆動装置を制御して前記筐体と前記冷却ファンユニットとを離し、全ての冷却ファンの回転数を一括制御することを特徴とする請求項2に記載の電子機器冷却システム。
  4. 前記制御部は、前記電子機器内の発熱部品の温度が目標温度以下となるように前記冷却ファンを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
  5. 前記制御部は、前記電子機器内の発熱部品の温度、前記電子機器の消費電力、又は前記電子機器の稼働率のいずれかにより前記電子機器の稼働状態を判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
  6. 前記冷却ファンユニットには、停止状態の冷却ファンを介してエアーが逆流することを防止する逆流防止機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
  7. 前記電子機器が電子計算機であり、前記筐体がラックであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器冷却システム。
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