JP2014191591A - 顧客情報確認システム - Google Patents

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Kazue Fujiwara
一栄 藤原
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Miwa Lock KK
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Abstract

【課題】煩わしい作業と手間を省いて宿泊者の顧客情報を確認できる。
【解決手段】顧客情報確認システム1は、宿泊施設へのチェックイン時に宿泊者の宿泊情報が記憶される認証機器2と、宿泊施設内に設置され、認証機器2を携帯した宿泊者を通信媒体とする認証機器2との間の人体通信により認証機器2から宿泊情報を取得するマット式リーダー3と、宿泊者の宿泊情報を含む宿泊者毎の顧客情報をデータベースとして管理する管理サーバー5と、マット式リーダー3が取得した宿泊情報に対応する顧客情報をデータベースから呼び出して表示する機能を有する情報確認端末装置4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばホテル、旅館などの宿泊施設に採用され、人体通信を利用して宿泊者の顧客情報を確認することができる顧客情報確認システムに関するものである。
例えばホテル、旅館などの宿泊施設に採用されるシステムとして、客の宿泊時にチェックインからチェックアウトまでを1枚のゲスト用カード(例えば磁気カードやICカードなど)で管理するホテルカードロックシステムが知られている。
この種のホテルカードロックシステムでは、ゲスト用カードのカード情報を読み取るためのカードリーダを組み込んだカードロックと称する電気錠装置が客室毎に装備されている。ゲスト用カードのカード情報は、ゲスト用カードが使用可能な電気錠装置を特定する識別情報を含め、チェックイン/アウトの日時や客室番号などの錠前の施解錠に必要な情報である。このカード情報は、客がホテルにチェックインする際に、ホテル従業員がカード発行システムの端末装置を操作することでゲスト用カードに書き込まれるようになっている。尚、識別情報としては、ゲスト用カードの発行日時、発行順番を示す通し番号(シーケンスNo)などが用いられる。
そして、上述したホテルカードロックシステムを採用したホテルに客が宿泊する場合には、フロントでチェックインの手続きを済ませると、上述したカード発行システムによって発行された1枚のゲスト用カードがホテル従業員から宿泊客に手渡される。ゲスト用カードを受け取った宿泊客は、宿泊する部屋の電気錠装置にゲスト用カードを翳す操作を行うと、そのゲスト用カード内の情報が読み込まれる。そして、電気錠装置は、読み込んだカード情報を正常認証すると、その部屋のドアの錠前を解錠制御する。これにより、その部屋のドアの開放が可能となり、ゲスト用カードを所持する宿泊客はその部屋に入室することができる。尚、下記特許文献1には、上記のように各種情報が記憶されたカードを用いて入退室を管理するシステムが開示されている。
ところで、近年のホテルや旅館などの宿泊施設には、例えばレストラン、サロン、フィットネスクラブ、美容室、写真室などのように、滞在中における宿泊者の生活をサポートする様々な施設が設けられている。
しかしながら、上述した様々な施設が設けられた宿泊施設に宿泊する宿泊者たちは、それぞれ趣味、趣向も異なり、宿泊者の趣味、趣向に合ったサービスを提供するためには、宿泊者に関する情報を事前に確認しておく必要がある。
そこで、従来では、チェックイン時に宿泊者に手渡すゲスト用カードを用いて顧客情報の確認を行っていた。具体的には、宿泊施設のフロントに管理端末装置を配設するとともに、各施設毎にリーダーを配設し、宿泊者が施設利用時にゲスト用カードをリーダーに翳すと、リーダーがゲスト用カード内の情報を読み込み、読み込んだ情報に基づいて管理端末装置がデータベース内の顧客情報を呼び出して表示画面に表示していた。
特開平9−297865号公報
しかしながら、上述した従来のゲスト用カードを用いた構成では、宿泊者が所持するゲスト用カードを取り出してリーダーにかざすという煩わしい作業と手間を要するという問題があった。また、施設を利用する際に、宿泊者に対してゲスト用カードをリーダーに読み込ませる必要があり、宿泊者がゲスト用カードをリーダーに読み込ませなければ、その宿泊者の顧客情報を確認することができないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、煩わしい作業と手間を省いて宿泊者の顧客情報を確認することができる顧客情報確認システムを提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された顧客情報確認システムは、宿泊施設へのチェックイン時に宿泊者の宿泊情報が記憶される認証機器と、
前記宿泊施設内に設置され、前記認証機器を携帯した宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得するマット式リーダーと、
前記宿泊者の宿泊情報を含む宿泊者毎の顧客情報をデータベースとして管理する管理サーバーと、
前記マット式リーダーが取得した宿泊情報に対応する顧客情報を前記データベースから呼び出して表示する機能を有する情報確認端末装置とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された顧客情報確認システムは、請求項1の顧客情報確認システムにおいて、
前記マット式リーダーは、前記宿泊施設内の座席に設置され、前記認証機器を携帯した宿泊者が前記座席に座ったときに、前記宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得することを特徴とする。
請求項3に記載された顧客情報確認システムは、請求項2の顧客情報確認システムにおいて、
前記宿泊施設内の座席がレストランの座席であり、
前記管理サーバーは、前記マット式リーダーが取得した宿泊情報に対応する顧客情報に前記レストランでの支払い金額を紐付けて記憶することを特徴とする。
請求項4に記載された顧客情報確認システムは、請求項1〜3の何れかの顧客情報確認システムにおいて、
前記宿泊施設の客室の室外側に設けられたリーダーと、
前記宿泊施設の客室の室内側に設けられたロック装置とを備え、
前記リーダーは、前記認証機器を携帯した宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得し、
前記ロック装置は、前記リーダーが前記認証機器から取得した宿泊情報を正常認証したときに錠前を解錠することを特徴とする。
本発明によれば、従来のようなゲスト用カードを取り出してリーダーに翳すという煩わしい作業と手間が不要となり、人体通信を利用して宿泊者の顧客情報を宿泊施設の関係者が確認できる。また、入室時に、認証機器に記憶された宿泊情報を人体通信によりリーダーが取得する構成とすれば、ゲスト用カードを取り出してリーダーに翳す手間が省け、さらに利便性の向上を図ることができる。
本発明に係る顧客情報確認システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る顧客情報確認システムが採用される宿泊施設の客室の室外側及び室内側の概略構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などによりなされる実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれる。
本発明に係る顧客情報確認システムは、例えばホテル、旅館などの宿泊施設に採用され、人体通信を利用して宿泊者の顧客情報を確認することができるものである。ここでは、本発明に係る顧客情報確認システムをホテルに採用した場合を例にとって説明する。
顧客情報確認システム1は、図1に示すように、認証機器2、マット式リーダー3、情報確認端末装置4、管理サーバー5を備えて構築される。尚、図1において、認証機器2は1人の宿泊者につき1台所持するものである。また、図1では、1つのマット式リーダー3と3つの情報確認端末装置4を図示したが、その数が限定されるものではない。
認証機器2は、マット式リーダー3との間で宿泊者を通信媒体とする人体通信が可能な機器であり、ICチップを組み込んだICタグ、ICカード、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末で構成される。ICタグやICカードを認証機器2として用いた場合は、ホテルのフロントでチェックイン手続きを済ませた宿泊者に認証機器2が手渡され、チェックアウト時に認証機器2が回収される。認証機器2には、宿泊部屋の電気錠を解錠するための情報を含め、宿泊者の宿泊情報(宿泊期間、宿泊部屋番号、名前、住所、連絡先など)が記憶されている。
尚、認証機器2には、認証機器2の紛失による情報漏れを考慮して、必要最小限の宿泊情報(宿泊期間、宿泊部屋番号、名前)を記憶するのがセキュリティ上は好ましい。
マット式リーダー3は、滞在中における宿泊者の生活をサポートするホテル内の様々な施設(例えばレストラン、サロン、フィットネスクラブ、美容室、写真室など)の所定箇所に適宜設置される。マット式リーダー3は、認証機器2を携帯する宿泊者が接触(例えばマット式リーダー3に接続される不図示のマット型の人体通信用電極を通過、踏む、触れるなど)したときに、認証機器2を携帯した宿泊者を通信媒体として、人体通信用電極を介して認証機器2との間で人体通信(電界通信)を行っている。マット式リーダー3は、この人体通信により認証機器2から宿泊情報を読み取って取得し、この取得した宿泊情報を情報確認端末装置4に適宜送信している。
尚、マット式リーダー3は、情報確認端末装置4が他のマット式リーダー3から送信される宿泊情報と識別して顧客情報を表示できるように、マット式リーダー3の設置場所を特定する情報を宿泊情報に付加して情報確認端末装置4に送信するのが好ましい。
情報確認端末装置4は、ホテル関係者(例えば管理者、コンシェルジュ)が管理する端末装置であり、例えばホテルフロントやコンシェルジュのデスクに設置されるパソコン、コンシェルジュや従業員が携帯する携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末で構成される。情報確認端末装置4は、マット式リーダー3から送信される宿泊情報(マット式リーダー3の設置場所を特定する情報を含む)を受信している。そして、情報確認端末装置4は、受信した宿泊情報に基づき、管理サーバー5が管理するデータベースから宿泊者の顧客情報を呼び出し、呼び出した顧客情報から宿泊者へのサービスの提供に必要な情報を自動的に選択して表示画面上に表示している。
管理サーバー5は、例えば予約情報、過去の宿泊履歴、事前のアンケート情報などに基づく宿泊者毎の顧客情報をデータベースとして管理している。ここでの宿泊者の顧客情報は、宿泊期間、宿泊部屋番号、名前、性別、年齢、住所、連絡先、顔写真、趣味、趣向などである。また、宿泊期間中に宿泊者宛に電話や荷物の配送などがあった場合は、これらの情報をホテルフロントに設置される情報確認端末装置4から操作入力することにより、付加情報として宿泊者の顧客情報に紐付けて記憶されるようになっている。
ところで、上述した顧客情報確認システム1が採用されるホテルの各客室の室外側には、図2に示すように、リーダー6が錠箱7内に設けられている。また、リーダー6と対向する錠箱7の表面には、リーダー6と接続される人体通信用電極8が形成されている。この人体通信用電極8は、室外側の扉面のレバーハンドルなどの操作部9にも形成されている。また、錠箱7には、図2に示すように、リーダー6が認証機器2から人体通信により取得した宿泊情報を正常認証したときに錠前を解錠するロック装置10と、リーダー6やロック装置10に必要な駆動電源を供給するための二次電池11が設けられている。
上述した構成により、認証機器2を携帯した宿泊者は、宿泊する部屋の操作部9を操作して人体通信用電極8に触れたり、錠箱7の表面の人体通信用電極8に触れると、宿泊者通信媒体として、人体通信用電極8を介して認証機器2とリーダー6との間で人体通信を行う。そして、リーダー6は、この人体通信によって認証機器2から宿泊情報を取得すると、取得した宿泊情報をロック装置10に出力する。ロック装置10は、リーダー6からの宿泊情報を正常認証すると、錠前を解錠する。これにより、宿泊者は、認証機器2を取り出すことなく入室でき、利便性の向上を図ることができる。
次に、上記のように構成される顧客情報確認システム1の動作として、顧客情報確認システム1をホテルに採用した場合を例にとって説明する。
(例1)
認証機器2を携帯する宿泊者が外出先から戻ってホテルのエントランスに設置されたマット式リーダー3を踏むと、宿泊者を通信媒体として、認証機器2とマット式リーダー3との間で人体通信が行われ、認証機器2に記憶された宿泊情報がマット式リーダー3に読み取られ、コンシェルジュが管理する情報確認端末装置4に送信される。情報確認端末装置4では、マット式リーダーから送信される宿泊情報に基づいて管理サーバー5のデータベースから宿泊客の顧客情報を呼び出し、表示画面上に宿泊者の顔、名前、付加情報を表示する。これにより、コンシェルジュは、表示画面を確認し、該当する宿泊者に対し、「○○様お帰りなさいませ」、「○○様、メッセージが届いております」といった言葉をかけることにより、宿泊者に対して1ランク上のサービスを提供できる。
(例2)
認証機器2を携帯する宿泊者がホテル内のレストランで食事し、その食事料金をチェックアウト時に精算する場合、認証機器2を携帯した宿泊者がレストランの座席に設置されたマット式リーダー3に座ると、宿泊者を通信媒体として、認証機器2とマット式リーダー3との間で人体通信が行われ、認証機器2に記憶された宿泊情報がマット式リーダー3に読み取られ、ホテルフロントの従業員が管理する情報確認端末装置4に送信される。これにより、宿泊者に直接接触して個人情報(名前、宿泊部屋番号など)を確認する必要がなく、サイレンス化が可能になり、レストランでの食事料金をチェックアウト時に精算することができる。
このように、本例の顧客情報確認システム1によれば、宿泊者がチェックイン時に手渡される認証機器2を携帯し、宿泊施設内のマット式リーダー3の人体通信用電極に接触したとき(マット式リーダー3に接続されるマット型の人体通信用電極を通過、踏む、触れるなど)、宿泊者を通信媒体として認証機器2とマット式リーダー3との間で人体通信を行い、認証機器2に記憶された宿泊情報をマット式リーダー3が自動的に受信し、情報確認端末装置4が宿泊情報に基づいて管理サーバー5のデータベースから宿泊者の顧客情報を呼び出し、サービスに必要な情報を表示画面上に表示させている。
これにより、従来のように、宿泊者が所持するゲスト用カードを取り出してリーダーに翳すといった煩わしい作業と手間が一切不要となり、人体通信を利用することにより、宿泊者の顧客情報を宿泊施設の関係者が確認でき、施設利用に応じたサービスを宿泊者に提供することができる。
ところで、上述した顧客情報確認システム1に用いられる認証機器2として、宿泊者が携帯する携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末を用いた場合には、宿泊施設を予約するためのアプリケーションソフトウェアを予め認証機器2にインストールしておくこともできる。この場合、認証機器2のアプリケーションソフトウェアを起動し、宿泊施設の宿泊に必要な情報を事前に入力して予約を済ませておけば、これらの情報が顧客情報として宿泊施設のデータベースに登録される。そして、認証機器2を携帯した宿泊者が予約先の宿泊施設のチェックインを済ませてマット式リーダー3上の人体通信用電極に接触すると、宿泊者を通信媒体として認証機器2とマット式リーダー3との間で人体通信を行い、アプリケーションソフトウェアが自動的に起動し、宿泊情報をマット式リーダー3が自動的に受信し、情報確認端末装置4が宿泊情報に基づいてデータベースから宿泊者の顧客情報を呼び出し、サービスに必要な情報を表示画面上に表示することができる。
1 顧客情報確認システム
2 認証機器
3 マット式リーダー
4 情報確認端末装置
5 管理サーバー
6 リーダー
7 錠箱
8 人体通信用電極
9 操作部
10 ロック装置
11 二次電池

Claims (4)

  1. 宿泊施設へのチェックイン時に宿泊者の宿泊情報が記憶される認証機器と、
    前記宿泊施設内に設置され、前記認証機器を携帯した宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得するマット式リーダーと、
    前記宿泊者の宿泊情報を含む宿泊者毎の顧客情報をデータベースとして管理する管理サーバーと、
    前記マット式リーダーが取得した宿泊情報に対応する顧客情報を前記データベースから呼び出して表示する機能を有する情報確認端末装置とを備えたことを特徴とする顧客情報確認システム。
  2. 前記マット式リーダーは、前記宿泊施設内の座席に設置され、前記認証機器を携帯した宿泊者が前記座席に座ったときに、前記宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得することを特徴とする請求項1記載の顧客情報確認システム。
  3. 前記宿泊施設内の座席がレストランの座席であり、
    前記管理サーバーは、前記マット式リーダーが取得した宿泊情報に対応する顧客情報に前記レストランでの支払い金額を紐付けて記憶することを特徴とする請求項2記載の顧客情報確認システム。
  4. 前記宿泊施設の客室の室外側に設けられたリーダーと、
    前記宿泊施設の客室の室内側に設けられたロック装置とを備え、
    前記リーダーは、前記認証機器を携帯した宿泊者を通信媒体とする前記認証機器との間の人体通信により該認証機器から宿泊情報を取得し、
    前記ロック装置は、前記リーダーが前記認証機器から取得した宿泊情報を正常認証したときに錠前を解錠することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の顧客情報確認システム。
JP2013066590A 2013-03-27 2013-03-27 顧客情報確認システム Pending JP2014191591A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016157260A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社スーパーホテル ホテルチェックインシステム
WO2020235140A1 (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 株式会社PlanD 施設の管理システム
WO2022102004A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 日本電気株式会社 情報処理装置、施設利用管理システム、施設利用方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体

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