JP2014191371A - 印刷処理システム及び印刷処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】認証印刷ジョブの作成者以外の者にも印刷を依頼することができるとともに、機密性の高い認証印刷ジョブであってもセキュリティを確保することができるようにする。
【解決手段】印刷するために認証が必要な認証印刷ジョブを保存するサーバ装置と、サーバ装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者の操作に応じて認証印刷ジョブの印刷を行う画像形成装置とを有し、サーバ装置は、認証印刷ジョブを印刷権限保有者の認証情報と対応付けて格納する記憶装置と、記憶装置に格納されている認証印刷ジョブを管理する認証印刷ジョブ管理部とを備え、画像形成装置は、印刷権限保有者の認証を行う認証部を備え、認証印刷ジョブ管理部は、所定数の印刷権限保有者が、画像形成装置を操作し、認証を行った後に認証印刷ジョブの印刷を行うと、当該認証印刷ジョブを記憶装置から削除する。
【選択図】図1
【解決手段】印刷するために認証が必要な認証印刷ジョブを保存するサーバ装置と、サーバ装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者の操作に応じて認証印刷ジョブの印刷を行う画像形成装置とを有し、サーバ装置は、認証印刷ジョブを印刷権限保有者の認証情報と対応付けて格納する記憶装置と、記憶装置に格納されている認証印刷ジョブを管理する認証印刷ジョブ管理部とを備え、画像形成装置は、印刷権限保有者の認証を行う認証部を備え、認証印刷ジョブ管理部は、所定数の印刷権限保有者が、画像形成装置を操作し、認証を行った後に認証印刷ジョブの印刷を行うと、当該認証印刷ジョブを記憶装置から削除する。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷処理システム及び印刷処理方法に関するものである。
従来、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されたプリンタ等の画像形成装置とパーソナルコンピュータ等のクライアント端末とから成る印刷処理システムにおいては、クライアント端末が画像形成装置へ送信した印刷ジョブがセキュリティを考慮すべきものである場合、ユーザ認証が行われた後に、前記画像形成装置が印刷ジョブを実行して印刷するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の印刷処理システムにおいては、画像形成装置に印刷ジョブを実行させて印刷させることができるのは、クライアント端末で印刷ジョブを作成した本人に限定されているので不便である。本人以外の他者であっても、本人の許可があれば、画像形成装置に印刷ジョブを実行させ、印刷させることができるようにすれば、利便性が高くなる。しかし、この場合には、セキュリティを確保した上で他者に印刷権限を付与するとともに、印刷ジョブを適切に管理する必要があるので、実現が困難であった。
本発明は、前記従来の印刷処理システムの問題点を解決して、認証が必要な認証印刷ジョブを保存し、印刷権限が付与された者によって印刷が行われると、保存した認証印刷ジョブを削除するようにして、認証印刷ジョブの作成者以外の者にも印刷を依頼することができるとともに、機密性の高い認証印刷ジョブであってもセキュリティを確保することができる印刷処理システム及び印刷処理方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の印刷処理システムにおいては、印刷するために認証が必要な認証印刷ジョブを保存するサーバ装置と、該サーバ装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、前記認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者の操作に応じて前記認証印刷ジョブの印刷を行う画像形成装置とを有する印刷処理システムであって、前記サーバ装置は、前記認証印刷ジョブを印刷権限保有者の認証情報と対応付けて格納する記憶装置と、該記憶装置に格納されている前記認証印刷ジョブを管理する認証印刷ジョブ管理部とを備え、前記画像形成装置は、前記印刷権限保有者の認証を行う認証部を備え、前記認証印刷ジョブ管理部は、所定数の印刷権限保有者が、前記画像形成装置を操作し、認証を行った後に前記認証印刷ジョブの印刷を行うと、当該認証印刷ジョブを記憶装置から削除する。
本発明によれば、印刷処理システムにおいては、認証が必要な認証印刷ジョブを保存し、印刷権限が付与された者によって印刷が行われると、保存した認証印刷ジョブを削除する。これにより、認証印刷ジョブの作成者以外の者にも印刷を依頼することができるとともに、機密性の高い印刷ジョブであってもセキュリティを確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における印刷処理システムの構成を示す図である。
図において、20−1及び20−2は、本実施の形態における印刷処理システムが有する画像形成装置であって、無線又は有線の通信回線網であるLAN等のネットワーク30に接続されている。なお、前記画像形成装置20−1及び20−2は、ネットワーク30を介して受信した印刷ジョブを記録用紙等の媒体に印刷することができる装置であれば、いかなる種類の装置であってもよく、例えば、ファクシミリ装置等であってもよいし、画像読取装置(スキャナ)、プリンタ、ファクシミリ装置、複写機等の機能を併せ持つ複合型プリンタ(MFP:Multi Function Printer)等であってもよいが、ここでは、プリンタであるものとして説明する。なお、前記画像形成装置20−1及び20−2は、電子写真式印刷装置、インパクト・ドット式印刷装置、インクジェット式印刷装置、熱転写式印刷装置等いかなる種類の印刷装置であってもよく、さらに、モノクロ印刷装置であってもよいし、カラー印刷装置であってもよい。さらに、前記画像形成装置20−1及び20−2は、それぞれ、接触又は非接触でICカード33−1〜33−3の読み取りを行うICカードリーダ31−1及び31−2を備える。
そして、前記画像形成装置20−1及び20−2は、各装置間の情報交換に使用される情報の経路としてのネットワーク30を介して、クライアント端末としてのパーソナルコンピュータ(以下、「PC」)装置10−1〜10−3と、該PC装置10−1〜10−3から送信される印刷ジョブであって印刷するためには認証が必要な印刷ジョブとしての認証印刷ジョブを保存及び管理するサーバ装置である保存部としてのジョブ管理サーバ40と、ログインIDとそれに付随する情報のデータベースを有し、ログインIDとパスワードとの組み合わせによる認証要求に結果を返却するサーバ装置であるLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバ50と、各個人の電子メールの交換サービスを提供するサーバ装置であるメールサーバ60とに、通信可能に接続されている。
ここで、前記PC装置10−1〜10−3は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、CRT、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、LED(Light Emitting Diode)パネル等の表示装置、キーボード等の入力装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータであって、画像形成装置20−1及び20−2の利用者、すなわち、ユーザ32−1〜32−3が使用して、印刷ジョブを作成し、該印刷ジョブを画像形成装置20−1及び20−2に送信することができる装置であれば、いかなる種類の装置であってもよい。なお、ユーザ32−1〜32−3は、自身のログインIDが記録されているICカード33−1〜33−3を各々保持し、日常業務にて使用するPC装置10−1〜10−3が各々割り当てられている。
また、前記メールサーバ60は、CPU、MPU等の演算装置、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶装置、通信インターフェイス等を備えるコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等であるが、いかなる種類の装置であってもよい。
なお、本実施の形態において、PC装置10−1〜10−3、画像形成装置20−1及び20−2、ICカードリーダ31−1及び31−2、ユーザ32−1〜32−3並びにICカード33−1〜33−3の数は、図に示された数に限定されるものでなく、単数であっても複数であってもよく、いくつであってもよい。また、PC装置10−1〜10−3、画像形成装置20−1及び20−2、ICカードリーダ31−1及び31−2、ユーザ32−1〜32−3並びにICカード33−1〜33−3を統合的に説明する場合には、PC装置10、画像形成装置20、ICカードリーダ31、ユーザ32及びICカード33として説明する。
次に、前記ジョブ管理サーバ40の構成について詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるジョブ管理サーバの構成を示すブロック図である。
ジョブ管理サーバ40は、機能の観点から、図に示されるように、認証印刷ジョブ受信部41、認証印刷ジョブ管理部42、認証印刷ジョブ削除部43、メール送信部44、Webサーバ部45、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46及びデータ群47を有する。また、図示されない認証要求応答部をも有する。
認証印刷ジョブ受信部41は、任意のPC装置10からネットワーク30を介して送信された認証印刷ジョブを受信し、受信内容をデータ群47に保存する。
そして、該データ群47は、認証印刷ジョブの情報を記録する認証印刷ジョブ管理テーブル47aと、認証印刷ジョブの印刷権限を記録する印刷権限管理テーブル47bと、受信した認証印刷ジョブを格納する認証印刷ジョブファイル47cとを含み、ジョブ管理サーバ40の内部記憶装置又はジョブ管理サーバ40の装置に接続された外部記憶装置内に表データ又はファイルとして格納されている。なお、表データの格納先としては、リレーショナルデータベースシステムであることが本実施の形態における最良の形態となる。
また、認証印刷ジョブ管理部42は、画像形成装置20若しくは認証印刷ジョブ印刷権限変更部46からの要求に応じ、データ群47の内容を返却又は更新し、ユーザ32への通知が必要と判断した場合にメール送信部44にメール送信依頼を行う。
認証要求応答部は、任意の画像形成装置20から送信された要求に応じ、印刷可能な認証印刷ジョブ情報や、印刷ジョブデータを送信する。また、認証要求応答部は、認証印刷ジョブデータを送信した画像形成装置20からの完了応答を受信し、認証印刷ジョブ管理部42に前記認証印刷ジョブの完了を通知する。
さらに、認証印刷ジョブ削除部43は、定期的(例えば、1分毎)に動作し、データ群47の中に削除可能なレコードが存在すれば削除する。
メール送信部44は、認証印刷ジョブ管理部42からの依頼を受けると、送信先のログインIDをキーにしてLDAPサーバ50よりメールアドレスを取得し、依頼に応じたメッセージ本文によってメールサーバ60にメールを送信する。
Webサーバ部45は、後述されるPC装置10のWebブラウザ10bと相互に通信して、該Webブラウザ10b上に画面を表示するとともに、Webブラウザ10bからの要求に対するサービスを提供する。
認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、Webサーバ部45を通じてログインIDとパスワードとの入力が行われると、LDAPサーバ50にその正当性を問い合わせて確認し、正当であれば、前記ログインIDに対応して生成された保存中の認証印刷ジョブ情報を送信する。
また、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、前記ログインIDとパスワードとによって認証済みのユーザ32から、他のユーザ32への印刷権限付与依頼を受けると、指定された被印刷権限付与者のログインIDが正当な情報であるか否かをLDAPサーバ50に問い合わせて確認し、すべて正当なログインIDであれば、認証印刷ジョブ管理部42にその内容を転送する。
次に、前記データ群47に格納されているデータについて説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるデータ群に格納されている認証印刷ジョブ管理テーブルの構成を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるデータ群に格納されている印刷権限管理テーブルの構成を示す図である。
認証印刷ジョブ管理テーブル47aは、図3に示されるように、認証印刷ジョブを受信した際に、認証印刷ジョブ受信部41によって印刷ジョブ毎に生成されたレコードを格納する。具体的には、前記認証印刷ジョブ管理テーブル47aは、ジョブID47a−1と、ジョブ名47a−2と、ジョブ作成ユーザID47a−3と、ページ数47a−4と、ジョブ保存日時47a−5と、第一ジョブ削除予定日時47a−6と、第二ジョブ削除予定日時47a−7と、ジョブファイル名47a−8とを含んでいる。
第一ジョブ削除予定日時とは、当該認証印刷ジョブを作成したユーザ32であるジョブ作成者本人、又は、該ジョブ作成者本人から当該認証印刷ジョブの印刷を行う権限を付与された他のユーザ32である被印刷権限付与者による印刷が完了しない場合に、保存した認証印刷ジョブを自動削除する日時であって、ジョブ管理サーバ40内に保存する最大時間(例えば、24時間)を示す第一の所定時間としてシステム定数に定義されている。
また、第二ジョブ削除予定日時とは、印刷権限を他のユーザ32、すなわち、他者に付与していない状態でジョブ作成者本人が印刷完了した場合に、保存した認証印刷ジョブを自動削除する日時であって、他者への印刷権限を付与する操作猶予時間(例えば、30分)を示す第二の所定時間としてシステム定数に定義されている。
印刷権限管理テーブル47bは、図4に示されるように、印刷権限付与時に認証印刷ジョブ管理部42によって生成されたレコードを格納する。該レコードは、認証印刷ジョブを作成したユーザ32から印刷権限を付与された他のユーザ32、すなわち、被印刷権限付与者毎に作成される。具体的には、印刷権限管理テーブル47bは、ジョブID47b−1と、印刷権限保有ログインID47b−2と、ジョブ配信日時47b−3とを含んでいる。
次に、前記PC装置10の構成について詳細に説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるPC装置の構成を示すブロック図である。
PC装置10は、DTP(Desk Top Publishing)ソフトウェアや、文書編集ソフトウェアのような印刷操作を行うことのできるアプリケーションプログラム10aと、ジョブ管理サーバ40内のWebサーバ部45に要求を行い、表示された画面にキーボードやマウスを用いて情報の入力を行うことができるWebブラウザ10bと、メールサーバ60に保存されている電子メールを受信し、その内容を表示することができるメールクライアント10cと、前記アプリケーションプログラム10aからの印刷要求を受けて認証印刷ジョブデータを作成し、ジョブ管理サーバ40に送信するプリンタドライバ11とを含んでいる。
そして、該プリンタドライバ11は、認証印刷ジョブ生成部11aと、認証印刷ジョブ送信部10bとを含んでいる。前記認証印刷ジョブ生成部11aは、アプリケーションプログラム10aから依頼されたデータを所定のPDL(Page Description Language)を用いた印刷ジョブデータとして作成し、後述の図6に示す各種情報と組み合わせて認証印刷ジョブとして生成する。
さらに、前記認証印刷ジョブ送信部11bは、認証印刷ジョブを所定のジョブ管理サーバ40にネットワーク30を介して送信する。
次に、前記認証印刷ジョブについて説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブの構成を示す図である。
認証印刷ジョブは、図に示されるように、ジョブ名47c−1と、ジョブ作成ログインID47c−2と、印刷ジョブデータ47c−3と、該印刷ジョブデータ47c−3中に含まれるページ数47c−4とを含んでいる。
ジョブ名47c−1は、アプリケーションプログラム10aが指定した名称であり、ユーザ32が認証印刷ジョブを識別するために用いられる。
また、ジョブ作成ログインID47c−2は、印刷操作を行ったユーザ32を特定することができる情報であり、ここでは、OS(Operating System)にログイン中のログインIDとし、前記認証印刷ジョブを印刷するための認証や、他者に印刷権限を付与するための認証に用いられる。
また、印刷ジョブデータ47c−3は、前述の通り、所定のPDLを用いて作成した印刷ジョブデータである。後述される画像形成装置20の画像形成部24によって画像形成された後に媒体に印刷するために用いられる。
そして、ページ数47c−4は、印刷ジョブデータ47c−3内に含まれるページ数であり、ユーザ32が認証印刷ジョブを識別するため、及び、印刷開始前に印刷実行してよいかの判断をするために用いられる。
次に、前記画像形成装置20の構成について詳細に説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
画像形成装置20は、機能の観点から、図に示されるように、ICカード読取部21、認証部22、操作パネル制御部23及び画像形成部24を有する。
ICカード読取部21は、ICカードリーダ31に接触させられた、又は、接近させられた(かざされた)ICカード33から所定の情報を読み取る。
また、認証部22は、ジョブ管理サーバ40に対して認証印刷ジョブ検索依頼、認証印刷ジョブ取得依頼及び認証印刷ジョブ結果更新依頼を行い、これらの依頼に対する応答結果を画像形成装置20内の各部に引き継ぐ。
また、操作パネル制御部23は、情報の表示及び選択キーによる入力を実行するための図示されない操作部としての操作パネルを制御する。
さらに、画像形成部24は、入力された印刷ジョブデータの画像を形成して印刷を実行する。これにより、媒体に印刷ジョブの印刷が行われる。
次に、前記構成の印刷処理システムの動作について説明する。まず、印刷ジョブを作成した本人ではない他者であるユーザ32が、認証した上で印刷結果を得る方法について説明する。
ここでは、ユーザ32−1がPC装置10−1を使用して、認証情報付きの印刷ジョブ、すなわち、認証印刷ジョブを生成するものとする。この場合、ユーザ32−1は、自身が管理するPC装置10−1に、自身のログインIDとパスワードとを用い、LDAPサーバ50を経て、ログインする。そして、アプリケーションプログラム10aを用いて文書を作成し、印刷操作を行うと、プリンタドライバ11によって、図6に示されるような認証印刷ジョブが生成され、ジョブ管理サーバ40に送信される。
本実施の形態において、認証印刷ジョブのジョブ作成ログインID47c−2には、ユーザ32−1を特定することができる個人識別情報として、PC装置10−1にログインした際に用いたログインIDが格納される。
次に、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ受信時の動作について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態におけるジョブ管理サーバの認証印刷ジョブ受信時の動作を示すフローチャートである。
まず、ジョブ管理サーバ40は、ネットワーク30からデータを受信する。具体的には、PC装置10−1から認証印刷ジョブがネットワーク30を介して送信されると、認証印刷ジョブ受信部41が前記認証印刷ジョブを受信する。
続いて、ジョブ管理サーバ40は、受信した内容を一時ファイルに出力する。すなわち、受信した認証印刷ジョブのデータをすべて一時ファイルに出力する。
そして、ジョブ管理サーバ40は、ユニークなジョブIDを採番する。具体的には、図3のジョブID47a−1に示されるような番号を採番する。
なお、採番するジョブIDがユニークであることを保証する具体的な手法の例としては、排他モードで開いた通番ファイルに記録されている番号を取得し、次回に採番するときのために番号を1だけ加算し、加算した結果が所定の最大値に達するまでは加算した結果をそのまま通番ファイルに記録し、加算した結果が所定の最大値に達した場合には最小値に戻して通番ファイルに記録する、という手法がある。
続いて、ジョブ管理サーバ40は、採番したジョブIDを用いたファイル名のファイルを作成し、ファイルAとする。具体的には、図3のジョブファイル名47a−8に示されるようなユニークなファイル名を持つファイルを作成してファイルAとする。
続いて、ジョブ管理サーバ40は、一時ファイルより印刷ジョブデータ47c−3を抽出してファイルAに出力する。具体的には、受信した認証印刷ジョブのデータを出力した一時ファイルから前記認証印刷ジョブの印刷ジョブデータ47c−3を抽出してファイルAに出力する。
続いて、ジョブ管理サーバ40は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにレコードを作成する。具体的には、図3に示されるような認証印刷ジョブ管理テーブル47aに、次の内容のレコードを追加する。
ジョブID47a−1には取得したジョブIDを格納し、ジョブ名47a−2には一時ファイルから抽出した認証印刷ジョブのジョブ名47c−1の内容を格納し、ジョブ作成ユーザID47a−3には一時ファイルから抽出した認証印刷ジョブのジョブ作成ログインID47c−2の内容を格納し、ページ数47a−4には一時ファイルから抽出した認証印刷ジョブのページ数47c−4の内容を格納し、ジョブ保存日時47a−5には現在の日時情報を格納し、第一ジョブ削除予定日時47a−6には現在の日時情報に第一の所定時間(例えば、24時間)を加えた日時情報を格納し、第二ジョブ削除予定日時47a−7には値なし(NULL)を格納し、ジョブファイル名47a−8には作成したファイル名を格納する。なお、第二ジョブ削除予定日時47a−7は、ジョブ作成者が印刷を完了した日時情報が起点となるため、認証印刷ジョブを保存する時点においては値なしとなる。
最後に、ジョブ管理サーバ40は、一時ファイルを削除して、処理を終了する。
このようにして、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにレコードを1つ追加することによって、認証印刷ジョブ情報が1つ追加され、認証印刷ジョブ中の印刷ジョブは認証印刷ジョブファイル47cに保存され、印刷権限管理テーブル47bには追加したレコードと同じジョブIDを持つレコードが存在しないことで、認証印刷ジョブの保存が完了し、認証印刷ジョブを印刷することができるのは、ジョブ作成者であるユーザ32−1一人という認証印刷ジョブ受信直後の初期状態となる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 ネットワーク30からデータを受信する。
ステップS2 受信した内容を一時ファイルに出力する。
ステップS3 ジョブIDを採番する。
ステップS4 採番したジョブIDを用いたファイル名のファイルを作成し、ファイルAとする。
ステップS5 一時ファイルより印刷ジョブデータ47c−3を抽出してファイルAに出力する。
ステップS6 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにレコードを作成する。
ステップS7 一時ファイルを削除して、処理を終了する。
ステップS1 ネットワーク30からデータを受信する。
ステップS2 受信した内容を一時ファイルに出力する。
ステップS3 ジョブIDを採番する。
ステップS4 採番したジョブIDを用いたファイル名のファイルを作成し、ファイルAとする。
ステップS5 一時ファイルより印刷ジョブデータ47c−3を抽出してファイルAに出力する。
ステップS6 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにレコードを作成する。
ステップS7 一時ファイルを削除して、処理を終了する。
次に、保存が完了した認証印刷ジョブの他者への印刷権限付与について説明する。
図9は本発明の第1の実施の形態におけるWebブラウザでジョブ管理サーバにアクセスした際の初期画面を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブリスト画面を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態における印刷権限設定画面を示す図である。
他者に印刷権限を付与するためには、印刷権限設定処理が実行される必要がある。そして、印刷権限設定処理が実行されるためには、PC装置10のWebブラウザ10bでジョブ管理サーバ40のアドレスを指定してアクセス要求を行い、ジョブ管理サーバ40のWebサーバ部45を介して、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46からサービスを受ける必要がある。この場合、ジョブ管理サーバ40から受信した内容をWebブラウザ10bに表示したり、キーボードやマウスを使用してWebブラウザ10bに入力した内容をジョブ管理サーバ40に送信したりする。
PC装置10のWebブラウザ10bでジョブ管理サーバ40にアクセスすると、図9に示されるような初期画面101が表示される。該初期画面101で、ログインID及びパスワードによる認証要求が行われる。つまり、ログインID及びパスワードを初期画面101に入力して「OK」ボタンを押下することによって、ジョブ管理サーバ40にログインID及びパスワードを送信するとともに、認証要求を行う。
認証要求を受けた認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、受信したログインID及びパスワードについてLDAPサーバ50に問い合わせを行い、それらの正当性を確認する。そして、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、受信したログインID及びパスワードが正当でなければ認証失敗をWebブラウザ10bに返却し、また、正当であれば、入力されたログインIDに基づき、ジョブ管理サーバ40に保存中の認証印刷ジョブ情報のリストを作成し、Webブラウザ10bに返却する。これにより、図10に示されるような認証印刷ジョブリスト画面111が表示される。
該認証印刷ジョブリスト画面111において、114は表形式の部品である認証情報ジョブリストであって、ジョブ管理サーバ40によって作成されて返却された認証印刷ジョブ情報のリストである。また、112は、認証情報ジョブリスト114に含まれる認証印刷ジョブの作成者を表示するID情報であって、誰が作成した認証印刷ジョブのリストであるかを示す目的で表示される。前記認証情報ジョブリスト114のテーブル部品中には、ジョブ管理サーバ40内の図3に示されるような認証印刷ジョブ管理テーブル47aから、ID情報112とジョブ作成ユーザID47a−3とが一致するレコードを抽出し、ジョブ保存日時47a−5の降順でソートした情報が表示される。
そして、前記認証情報ジョブリスト114において、選択ボタン115は、ユーザジョブを唯一指定するためのラジオボタンである。また、保存日時116、ジョブ名117、ページ数118、自動削除予定日時119、及び、ジョブID121には、図3に示されるような認証印刷ジョブ管理テーブル47aにおけるジョブ保存日時47a−5、ジョブ名47a−2、ページ数47a−4、第一ジョブ削除予定日時47a−6、及び、ジョブID47a−1が、それぞれ、表示される。
さらに、前記認証情報ジョブリスト114における印刷権限付与有無120には、図4に示されるような印刷権限管理テーブル47bのうち、ジョブID47b−1とジョブID121とが同じ値のレコードが1レコード以上存在した場合には、他のログインIDに印刷権限を付与済みであることを示すための「○」が表示され、存在しない場合には、初期状態であることを示すために何も表示されない。
なお、前記認証情報ジョブリスト114におけるジョブID121は、後述する印刷権限設定実行時に、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46にどの認証印刷ジョブ情報についての変更であるかを特定するために必要な情報ではあるが、ユーザ32にとっては不要な情報であるため、非表示属性とすることが望ましい。
また、113は表示専用の部品である現在日時情報であって、認証情報ジョブリスト114を生成した日時情報を表示し、表示中の認証情報ジョブリスト114がいつの時点での情報であるかを示す目的で表示される。
さらに、122はボタン部品である印刷権限付与ボタンであって、選択ボタン115が選択状態にある認証印刷ジョブについて印刷権限の付与を行うことを意味する。そして、印刷権限付与ボタン122を押下すると、選択ボタン115が選択状態にある行のジョブID121の値をキーにして、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に前記認証印刷ジョブの印刷権限情報を問い合わせ、結果として、画面が図11に示されるような印刷権限設定画面131に遷移する。
該印刷権限設定画面131において、132は、前記選択ボタン115が選択状態にある認証印刷ジョブであって印刷権限の付与を行う印刷ジョブである指定認証印刷ジョブの作成者のID情報であり、認証印刷ジョブリスト画面111におけるID情報112と同一である。また、133は指定認証印刷ジョブのジョブ名であり、認証印刷ジョブリスト画面111におけるジョブ名117と同一である。さらに、134は指定認証印刷ジョブのジョブIDであり、認証印刷ジョブリスト画面111におけるジョブID121と同一である。
なお、135は、印刷権限設定画面131の作成時の日時情報を示す現在日時情報である。
そして、136は複数選択可能なリストボックスの部品である印刷権限保有ユーザであって、前記指定認証印刷ジョブの印刷権限を有しているユーザ32のログインIDがリスト表示される。ここでリスト表示されるログインIDは、図4に示されるような印刷権限管理テーブル47bのうち、ジョブID47b−1が指定認証印刷ジョブのジョブID134と同一であって、かつ、印刷権限保有ログインID47b−2が認証印刷ジョブリスト画面111から要求されたジョブID134と同一であるレコードの印刷権限保有ログインID47b−2である。
なお、印刷権限追加ユーザ137には、印刷権限を追加するログインIDがキーボードから入力される。
また、138はボタン部品である追加ボタンであって、該追加ボタン138を押下すると、印刷権限追加ユーザ137に入力されたログインIDが、印刷権限保有ユーザ136に追加登録される。さらに、139はボタン部品である削除ボタンであって、該削除ボタン139を押下すると、印刷権限保有ユーザ136に表示されて選択状態にあるログインIDが削除される。
そして、140はボタン部品である実行ボタンであって、該実行ボタン140を押下すると、ジョブID134で示される指定認証印刷ジョブの印刷権限を印刷権限追加ユーザ137に入力されたログインIDに対して設定するように、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に対して印刷権限設定依頼が行われる。
また、141はボタン部品である戻るボタンであって、該戻るボタン141を押下すると、何も更新依頼をせずに、画面表示が図10に示される認証印刷ジョブリスト画面111に戻る。
そして、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、依頼されたユーザリストがすべてLDAPサーバ50に登録されている正当なログインIDであることを確認した後、認証印刷ジョブ管理部42に印刷権限設定依頼を行い、印刷権限設定処理が完了した旨の処理完了の応答を待機する。そして、処理完了の応答を受けた後、変更後の情報としての図10に示される認証印刷ジョブリスト画面111をWebブラウザ10bに返却する。
次に、前記印刷権限設定処理について説明する。
図12は本発明の第1の実施の形態における印刷権限設定処理の動作を示すフローチャートである。
まず、認証印刷ジョブ管理部42は、依頼内容を抽出し、印刷権限設定依頼ジョブをAとし、印刷権限設定依頼IDリストをXとする。具体的には、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46からの印刷権限設定依頼を受けると、該印刷権限設定依頼の内容、すなわち、依頼内容を抽出して、設定依頼されたジョブID及びログインIDのリストを抽出する。そして、印刷権限設定依頼ジョブである指定認証印刷ジョブのジョブID134をAとし、印刷権限設定依頼IDリストである印刷権限保有ユーザ136に表示されているログインIDのリストをリストXとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bよりジョブIDがAと同一の印刷権限保有ユーザIDのリストを取得してYとする。具体的には、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bのジョブID47b−1に含まれるジョブIDが指定認証印刷ジョブのジョブID134と一致する認証印刷ジョブのログインIDのリストを印刷権限保有ログインID47b−2から取得してリストYとする。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、リストXに存在してリストYに存在しないものをリストCとし、また、リストYに存在してリストXに存在しないものをリストDとする。具体的には、認証印刷ジョブ管理部42は、まず、現状のリストであるリストY、すなわち、印刷権限保有ログインID47b−2に格納されているジョブID134の指定認証印刷ジョブの印刷権限を有するユーザ32のログインIDのリストと、依頼されたリストであるリストX、すなわち、印刷権限保有ユーザ136に表示されているログインIDのリストとを比較する。そして、印刷権限保有ログインID47b−2に格納されているジョブID134の指定認証印刷ジョブの印刷権限を有するユーザ32のログインIDのリストに含まれているが、印刷権限保有ユーザ136に表示されているログインIDのリストに含まれていないログインIDが見つかれば、該ログインIDは、印刷権限を追加付与するログインIDであるとして、そのリストを作成してリストCとする。また、印刷権限保有ログインID47b−2に格納されているジョブID134の指定認証印刷ジョブの印刷権限を有するユーザ32のログインIDのリストに含まれてはいないが、印刷権限保有ユーザ136に表示されているログインIDのリストに含まれているログインIDが見つかれば、該ログインIDは印刷権限を削除するログインIDであるとして、そのリストを作成してリストDとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、リストCがNULLであるか否か、すなわち、印刷権限を追加付与するログインIDのリストが作成されなかったか否かを判断する。そして、リストCがNULLでない、すなわち、印刷権限を追加付与するログインIDのリストが作成された場合、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bにリストCのユーザIDのレコードを追加する。具体的には、印刷権限管理テーブル47bの印刷権限保有ログインID47b−2に、ジョブIDが指定認証印刷ジョブのジョブID134と一致する認証印刷ジョブに対して印刷権限を追加付与するログインIDを追加する。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、メール送信部44にリストCのユーザIDに権限付与通知メールの送信を依頼する。具体的には、印刷権限を追加付与するログインIDのユーザ32に対して、指定認証印刷ジョブの印刷権限が付与された旨を通知する電子メールを送信するように、メール送信部44に依頼する。この場合、電子メールの文面としては、例えば、「○○さんよりジョブ○○の印刷を依頼されました」となる。なお、メール送信部44は、印刷権限を追加付与するログインIDをLDAPサーバ50に問い合わせて対応するメールアドレスを取得し、該メールアドレスを宛(あて)先として、指定認証印刷ジョブの印刷権限が付与された旨を通知する電子メールをメールサーバ60に送信する。被印刷権限付与者としてのユーザ32は、前記電子メール、すなわち、権限付与通知メールによって、印刷権限が付与されたことを認識することができる。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、リストDがNULLであるか否か、すなわち、印刷権限を削除するログインIDのリストが作成されなかったか否かを判断する。なお、リストCがNULLであるか否かを判断してリストCがNULLである場合、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bにユーザIDのレコードを追加することなく、また、メール送信部44にリストCのユーザIDに権限付与通知メールの送信を依頼することなく、直ちに、リストDがNULLであるか否かを判断する。そして、リストDがNULLでない、すなわち、印刷権限を削除するログインIDのリストが作成された場合、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bからリストDのユーザIDのレコードを削除する。具体的には、印刷権限管理テーブル47bの印刷権限保有ログインID47b−2から、ジョブIDが指定認証印刷ジョブのジョブID134と一致する認証印刷ジョブに対する印刷権限の削除対象であるログインIDを削除する。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、メール送信部44にリストDのユーザIDに権限削除通知メールの送信を依頼する。具体的には、印刷権限を削除するログインIDのユーザ32に対して、指定認証印刷ジョブの印刷権限が削除された旨を通知する電子メールを送信するように、メール送信部44に依頼する。この場合、電子メールの文面としては、例えば、「○○さんからのジョブ○○の印刷依頼は取り消されました」となる。なお、メール送信部44は、印刷権限を削除するログインIDをLDAPサーバ50に問い合わせて対応するメールアドレスを取得し、該メールアドレスを宛先として、指定認証印刷ジョブの印刷権限が削除された旨を通知する電子メールをメールサーバ60に送信する。被印刷権限削除者としてのユーザ32は、前記電子メール、すなわち、権限削除通知メールによって、印刷権限が削除されたことを認識することができる。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に処理完了を通知し、印刷権限設定処理を完了する。なお、リストDがNULLであるか否かを判断してリストDがNULLである場合、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bからユーザIDのレコードを削除することなく、また、メール送信部44にリストDのユーザIDに権限削除通知メールの送信を依頼することなく、直ちに、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に処理完了を通知し、印刷権限設定処理を終了する。
これにより、他者への印刷権限設定が行われる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 依頼内容を抽出し、印刷権限設定依頼ジョブをAとし、印刷権限設定依頼IDリストをXとする。
ステップS12 印刷権限管理テーブル47bよりジョブIDがAと同一の印刷権限保有ユーザIDのリストを取得してYとする。
ステップS13 リストXに存在してリストYに存在しないものをリストCとする。
ステップS14 リストYに存在してリストXに存在しないものをリストDとする。
ステップS15 リストCがNULLであるか否かを判断する。リストCがNULLである場合はステップS18に進み、リストCがNULLでない場合はステップS16に進む。
ステップS16 印刷権限管理テーブル47bにリストCのユーザIDのレコードを追加する。
ステップS17 メール送信部44にリストCのユーザIDに権限付与通知メールの送信を依頼する。
ステップS18 リストDがNULLであるか否かを判断する。リストDがNULLである場合はステップS21に進み、リストDがNULLでない場合はステップS19に進む。
ステップS19 印刷権限管理テーブル47bからリストDのユーザIDのレコードを削除する。
ステップS20 メール送信部44にリストDのユーザIDに権限削除通知メールの送信を依頼する。
ステップS21 認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に処理完了を通知し、処理を終了する。
ステップS11 依頼内容を抽出し、印刷権限設定依頼ジョブをAとし、印刷権限設定依頼IDリストをXとする。
ステップS12 印刷権限管理テーブル47bよりジョブIDがAと同一の印刷権限保有ユーザIDのリストを取得してYとする。
ステップS13 リストXに存在してリストYに存在しないものをリストCとする。
ステップS14 リストYに存在してリストXに存在しないものをリストDとする。
ステップS15 リストCがNULLであるか否かを判断する。リストCがNULLである場合はステップS18に進み、リストCがNULLでない場合はステップS16に進む。
ステップS16 印刷権限管理テーブル47bにリストCのユーザIDのレコードを追加する。
ステップS17 メール送信部44にリストCのユーザIDに権限付与通知メールの送信を依頼する。
ステップS18 リストDがNULLであるか否かを判断する。リストDがNULLである場合はステップS21に進み、リストDがNULLでない場合はステップS19に進む。
ステップS19 印刷権限管理テーブル47bからリストDのユーザIDのレコードを削除する。
ステップS20 メール送信部44にリストDのユーザIDに権限削除通知メールの送信を依頼する。
ステップS21 認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に処理完了を通知し、処理を終了する。
次に、前記画像形成装置20で認証を開始してから、印刷が完了するまでの動作について説明する。
図13は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の操作パネルの検索結果表示画面を示す図、図14は本発明の第1の実施の形態における認証開始から印刷完了までの動作のシーケンスを示す図である。
まず、印刷するためには認証が必要な印刷ジョブである認証印刷ジョブの印刷を行うユーザ32は、最寄りの画像形成装置20に接続されたICカードリーダ31に、自身の個人識別情報(本実施の形態においては、ログインIDと同一のものとする。)が書き込まれたICカード33を接触させる、又は、接近させる(かざす)ことによって、認証要求を行う。すると、ICカード読取部21は、認証部22に対して、検知したICカード33から読み取ったログインIDを通知し、認証要求を行う(T1)。
なお、ICカード33に固有の情報(例えば、シリアル番号)に基づき、LDAPサーバ50に問い合わせてログインIDに変換してもよい。
続いて、通知を受けた認証部22は、引き継いだ認証情報としてのログインIDをもって、ジョブ管理サーバ40に印刷可能な認証印刷ジョブが保存されているか否かの検索を依頼するための認証印刷ジョブ検索依頼を、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42に対して行う(T2)。
そして、依頼を受けた認証印刷ジョブ管理部42は、ジョブ管理サーバ40内のデータ群47中に、指定されたログインIDで配信可能な認証印刷ジョブが存在するか否かを調べる、すなわち、認証印刷ジョブ検索処理を行い、配信可能なジョブ情報、すなわち、配信可能な認証印刷ジョブについての情報を取得する(T3)。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ検索依頼の応答データ、すなわち、検索結果として、配信可能な認証印刷ジョブを認証印刷ジョブ受信日時の降順にソートして作成したリストである認証印刷ジョブリストを認証部22に返却する(T4)。
続いて、該認証部22は、返却された認証印刷ジョブリストの情報を操作パネルに表示する旨を操作パネル制御部23に指示する、すなわち、操作パネル表示指示を操作パネル制御部23に対して行う(T5)。すると、画像形成装置20の操作パネルには、図13に示されるように、検索結果表示画面が表示される。
本実施の形態における画像形成装置20の操作パネルは、いわゆるタッチパネルであって、リスト部にタッチするとタッチされた要素が選択され、ボタンにタッチするとタッチされたボタンの機能が実行される。なお、検索結果表示画面を表示することができ、リストから任意の要素を選択することができ、機能実行を指示することができるものであれば、前記操作パネルは、タッチパネルでなくてもよい。
図13において、151は、ジョブ管理サーバ40から取得した印刷指示が可能なジョブ情報をリスト表示した認証印刷ジョブリストであって、リスト要素が多い場合には、次画面ボタン158や前画面ボタン159で内容を切り替えて表示することができる。なお、現在のページ位置はページ数157で確認することができる。
また、依頼マーク152が表示されている認証印刷ジョブは、他者から印刷権限を付与されたものであって、153は依頼者を示している。なお、依頼マーク152が表示されていない認証印刷ジョブは、認証を行ったユーザ32本人が作成した認証印刷ジョブであって、依頼者153は表示されていない。
さらに、認証印刷ジョブリスト151内には、ユーザ32が認証印刷ジョブを特定するための情報として、該認証印刷ジョブの受信日時情報154、前記認証印刷ジョブのページ数155及びジョブ名156が表示される。
なお、ユーザ32本人が印刷操作を行っておらず依頼マーク152が表示されている認証印刷ジョブについても、該認証印刷ジョブのページ数155が表示されることによって印刷予定量を把握することができ、依頼通りに印刷してよいか否かの判断をすることができる。
そして、ユーザ32は、認証印刷ジョブリスト151内における印刷を実行したい要素を選択状態にしてから、印刷実行ボタン160をタッチする。
すると、ユーザ32が操作パネルを操作することによって選択されたリスト番号とともに、印刷実行指示が操作パネル制御部23から認証部22に返却され、該認証部22は、T4で得た認証印刷ジョブリスト中から選択されたリスト番号に対応するジョブIDを取得する(T6)。
そして、認証部22は、T1で取得したログインID、及び、T6で取得したユーザ32が印刷実行を指示したジョブIDについて、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42に対して印刷ジョブ取得依頼を行う(T7)。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は認証印刷ジョブ取得処理を実行する。この場合、認証印刷ジョブ管理部42は、取得依頼を受けた印刷ジョブの二重配信を防ぐため、ジョブ管理サーバ40内のデータ群47の認証印刷ジョブ情報、すなわち、指定ジョブIDの状況を配信中に更新する(T8)。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、取得依頼を受けた印刷ジョブデータ、すなわち、指定ジョブIDの印刷ジョブデータをデータ群47から取得する(T9)。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、データ群47から取得した印刷ジョブデータを、印刷ジョブ取得依頼に対する応答データとして、画像形成装置20の認証部22に送信する(T10)。
すると、該認証部22は、受信した印刷ジョブデータを画像形成部24に転送して印刷を依頼する(T11)。該画像形成部24は、印刷ジョブデータの画像を形成した後、印刷を実行する。
そして、最終ページの画像形成及び印刷が完了すると、画像形成部24は、印刷完了と判断し、認証部22に印刷完了を通知する(T12)。
続いて、認証部22は、取得した印刷ジョブデータの印刷が完了したことをジョブ管理サーバ40に通知するため、認証したログインIDと、印刷が完了したジョブIDとをもって、認証印刷ジョブ管理部42に印刷完了の通知を送信する(T13)。
ここで、印刷完了の通知を受けた認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブについて完了条件を満たしているか否かを判断し、満たしていれば当該認証印刷ジョブを削除するための処理として、認証印刷ジョブ完了通知受信処理を実行する。
そのため、まず、認証印刷ジョブ管理部42は、通知された印刷ジョブが、ジョブ作成者の印刷であるか否か、すなわち、認証印刷ジョブの印刷を行ったユーザ32が当該認証印刷ジョブの作成者であるか否かを、認証したログインIDと印刷が完了したジョブIDとに基づき、判断する(T14)。
そして、ジョブ作成者の印刷である、すなわち、認証印刷ジョブの印刷を行ったユーザ32が当該認証印刷ジョブの作成者である場合、認証印刷ジョブ管理部42は、第二ジョブ削除予定日時47a−7を更新する(T15)。具体的には、前記認証印刷ジョブの第二ジョブ削除予定日時47a−7に現在日時+第二の所定時間(例えば、30分)の値を格納し、当該認証印刷ジョブの印刷が完了してから他者に印刷権限を付与しない状態が一定時間以上継続した場合に、当該認証印刷ジョブが自動削除されるように設定する。
ここで、認証印刷ジョブの作成者本人が印刷を行った場合に、ジョブ管理サーバ40に保存中の当該認証印刷ジョブを、直ちに削除せずに、一定時間後に削除するように設定するのは、他者に印刷権限を付与する前に、当該認証印刷ジョブのデータが意図した通りに印刷されるか否かを目視確認するための試し印刷を行うことができるようにするためである。これにより、試し印刷の結果に問題がないことを確認した認証印刷ジョブを指定して、他者に印刷権限を付与することが可能となる。
なお、前記第二の所定時間は、印刷権限を付与するための操作に必要な時間以上の時間とする必要があるが、ジョブ管理サーバ40の記憶装置の能力(空き容量)によってシステム定数とすることが望ましい。そのため、前記第二の所定時間の値は、一般的な認証印刷ジョブのサイズ、及び、印刷処理システムに組み込まれた画像形成装置20の台数によって決定される。
また、通知された印刷ジョブが、ジョブ作成者の印刷であるか否かを判断して、ジョブ作成者の印刷でない、すなわち、認証印刷ジョブの印刷を行ったユーザ32が当該認証印刷ジョブの印刷権限を付与された者である場合、認証印刷ジョブ管理部42は、前記認証印刷ジョブの印刷完了を示すために、前記認証印刷ジョブの作成者及び前記認証印刷ジョブの印刷権限を付与したユーザ32全員に電子メールとしての完了メールを送信するように、メール送信部44に依頼する(T16)。この場合、完了メールの文面としては、例えば、「○○さんからのジョブ○○は○○さんにより印刷されました」となる。
前記完了メールは、印刷権限を他者に付与した認証印刷ジョブの作成者に対して当該認証印刷ジョブの印刷が無事完了した旨を通知すること、認証印刷ジョブの印刷権限を付与されたユーザ32に対して当該認証印刷ジョブの印刷が完了した旨及び追加認証印刷の必要がない旨を通知すること、並びに、誰によって印刷が実行されたのかを示す証拠を残すことを目的とする。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、指定ジョブのレコードを削除する、すなわち、印刷が完了した認証印刷ジョブをジョブ管理サーバ40のデータ群47から削除する(T17)。
なお、ここでは、認証印刷ジョブの印刷権限を付与されたユーザ32、すなわち、印刷権限保有者が複数人であっても、いずれか一人のユーザ32によって認証印刷ジョブの印刷が行われると、当該認証印刷ジョブがデータ群47から削除される例について説明したが、あらかじめ設定された人数のユーザ32によって、すなわち、所定数(単数又は複数)の印刷権限保有者によって認証印刷ジョブの印刷が行われると、当該認証印刷ジョブが削除されるようにしてもよい。
また、認証印刷ジョブの印刷回数があらかじめ設定された回数、すなわち、所定数(単数又は複数)になると、当該認証印刷ジョブが削除されるようにしてもよい。
次に、前記認証印刷ジョブ検索処理の動作について詳細に説明する。
図15は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブ検索処理の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置20の認証部22から認証印刷ジョブ検索依頼を受けたジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容よりログインIDを取得する。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、前記ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。つまり、リストXには、画像形成装置20で認証操作を行ったユーザ32本人が作成した認証印刷ジョブのジョブIDが格納されている。リストXは、すべて配信可能な認証印刷ジョブのジョブIDのリストである。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bより、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードのジョブIDを取得して、Bとする。この場合、各レコード毎にジョブIDを取得する。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、EOF(End Of File)であるか否か、すなわち、印刷権限管理テーブル47bに前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードが存在しないか否かを判断する。
そして、EOFでない場合、すなわち、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードが存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、取得したジョブIDが既に他者に配信されていないかを調べるために、印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDが前記取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULL(値なし)でないレコードが存在するか否かを判断する。
ここで、レコードが存在しない場合、未配信状態であるため配信可能な認証印刷ジョブとして扱う必要があるので、認証印刷ジョブ管理部42は、リストXにBを追加する。つまり、配信可能なジョブIDのリストであるリストXに今回取得したジョブIDを追加する。そして、認証印刷ジョブ管理部42は、再び、印刷権限管理テーブル47bより、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードのジョブIDを取得して、リストBとする。
また、ジョブIDが前記取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在するか否かを判断して、レコードが存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、リストXにBを追加することなく、再び、印刷権限管理テーブル47bより、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードのジョブIDを取得して、リストBとし、EOFになるまで以降の動作を繰り返す。
EOFであるか否かを判断して、EOFである場合、すなわち、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードが存在しない場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、リストXに含まれるジョブIDと同一のジョブIDのレコードの詳細情報を取得し、受信時間降順にソートする。具体的には、リストXに含まれるジョブIDのレコードの情報を抽出し、ジョブ保存日時47a−5の降順にソートした認証印刷ジョブのリストを作成する。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、応答結果を送信して、処理を終了する。具体的には、作成した認証印刷ジョブのリストを画像形成装置20の認証部22に送信して、処理を終了する。
これにより、画像形成装置20の認証部22は、認証操作を行ったユーザ32本人が作成した認証印刷ジョブの情報、又は、他者に印刷権限が付与され、かつ、他者に未配信の認証印刷ジョブの情報を取得する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS31 依頼内容よりログインIDを取得する。
ステップS32 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。
ステップS33 印刷権限管理テーブル47bより、ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードのジョブIDを取得して、Bとする。
ステップS34 EOFであるか否かを判断する。EOFである場合はステップS37に進み、EOFでない場合はステップS35に進む。
ステップS35 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDが取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在するか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS33に戻り、レコードが存在しない場合はステップS36に進む。
ステップS36 リストXにBを追加して、ステップS33に戻る。
ステップS37 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、リストXに含まれるジョブIDと同一のジョブIDのレコードの詳細情報を取得し、受信時間降順にソートする。
ステップS38 応答結果を送信して、処理を終了する。
ステップS31 依頼内容よりログインIDを取得する。
ステップS32 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。
ステップS33 印刷権限管理テーブル47bより、ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDのレコードのジョブIDを取得して、Bとする。
ステップS34 EOFであるか否かを判断する。EOFである場合はステップS37に進み、EOFでない場合はステップS35に進む。
ステップS35 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDが取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在するか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS33に戻り、レコードが存在しない場合はステップS36に進む。
ステップS36 リストXにBを追加して、ステップS33に戻る。
ステップS37 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、リストXに含まれるジョブIDと同一のジョブIDのレコードの詳細情報を取得し、受信時間降順にソートする。
ステップS38 応答結果を送信して、処理を終了する。
次に、前記認証印刷ジョブ取得処理の動作について詳細に説明する。
図16は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブ取得処理の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置20の認証部22から印刷ジョブ取得依頼を受けたジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。具体的には、取得依頼された認証印刷ジョブのジョブIDを取得してAとし、依頼元であるユーザ32のログインIDを取得してBとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。つまり、認証印刷ジョブ管理テーブル47aに取得対象の認証印刷ジョブがまだ存在するか否かを調べる。
そして、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合、つまり、取得対象の認証印刷ジョブが存在しない場合、取得依頼された認証印刷ジョブが既に期間満了を迎えて削除されてしまっていると考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、エラー応答を認証部22に返却し、処理を終了する。なお、エラーコードは削除済みである。
また、Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合、つまり、取得対象の認証印刷ジョブがまだ存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。つまり、取得対象の認証印刷ジョブ情報を取得する。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、ジョブ作成者IDがBと同一であるか否かを判断する。つまり、取得した認証印刷ジョブの情報に基づき、該認証印刷ジョブは、依頼元であるユーザ32本人によって作成されたものであるか否かを判断する。
そして、ジョブ作成者IDがBと同一である場合、つまり、ユーザ32本人によって作成された認証印刷ジョブである場合、印刷ジョブデータを配信することができるので、認証印刷ジョブ管理部42は、正常応答を認証部22に返却し、処理を終了する。なお、前記正常応答として、印刷ジョブ取得依頼の対象である印刷ジョブデータが送信される。
また、ジョブ作成者IDがBと同一でない場合、つまり、ユーザ32本人によって作成された認証印刷ジョブでない場合、既に他者に印刷ジョブデータが配信されていないかを調査するために、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDがAと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在しないか否かを判断する。
そして、条件に適合するレコードが存在する場合、他者に配信中であることを示すため配信不可と考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、エラー応答を認証部22に返却し、処理を終了する。なお、エラーコードは配信済みである。
また、条件に適合するレコードが存在しない場合、印刷ジョブの作成者本人を除く他者に配信されておらず、印刷ジョブデータを配信可能と考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bの、ジョブIDがAと同一であり、かつ、印刷権限保有ログインIDがBと同一であるレコードの配信日時に現在の日時情報を格納して更新する。これにより、当該印刷ジョブが配信中であることを示すことができ、二重配信を避けることができる。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、正常応答を認証部22に返却し、処理を終了する。前述のように、前記正常応答として、印刷ジョブ取得依頼の対象である印刷ジョブデータが送信される。
なお、繰り返し認証印刷ジョブの存在を確認したり、他ユーザに配信済みか否かを確認したりするのは、図14に示されるシーケンスにおけるT3〜T7で、ユーザ32が操作パネルで印刷ジョブを選択している間に、保存期間満了を迎えて削除されてしまったり、他者に既に配信されてしまったりして、T4で送信した認証印刷ジョブリストとは状況が変わってしまっている可能性があるためである。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS42 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS44に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合はステップS43に進む。
ステップS43 エラー応答(エラーコードは削除済み)を認証部22に返却し、処理を終了する。
ステップS44 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。
ステップS45 ジョブ作成者IDがBと同一であるか否かを判断する。ジョブ作成者IDがBと同一である場合はステップS49に進み、ジョブ作成者IDがBと同一でない場合はステップS46に進む。
ステップS46 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDがAと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在しないか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS47に進み、レコードが存在しない場合はステップS48に進む。
ステップS47 エラー応答(エラーコードは配信済み)を認証部22に返却し、処理を終了する。
ステップS48 印刷権限管理テーブル47bの、ジョブIDがAと同一であり、かつ、印刷権限保有ログインIDがBと同一であるレコードの配信日時に現在の日時情報を格納して更新する。
ステップS49 正常応答(印刷ジョブデータ)を認証部22に返却し、処理を終了する。
ステップS41 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS42 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS44に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合はステップS43に進む。
ステップS43 エラー応答(エラーコードは削除済み)を認証部22に返却し、処理を終了する。
ステップS44 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。
ステップS45 ジョブ作成者IDがBと同一であるか否かを判断する。ジョブ作成者IDがBと同一である場合はステップS49に進み、ジョブ作成者IDがBと同一でない場合はステップS46に進む。
ステップS46 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDがAと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在しないか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS47に進み、レコードが存在しない場合はステップS48に進む。
ステップS47 エラー応答(エラーコードは配信済み)を認証部22に返却し、処理を終了する。
ステップS48 印刷権限管理テーブル47bの、ジョブIDがAと同一であり、かつ、印刷権限保有ログインIDがBと同一であるレコードの配信日時に現在の日時情報を格納して更新する。
ステップS49 正常応答(印刷ジョブデータ)を認証部22に返却し、処理を終了する。
次に、図14に示されるシーケンスにおけるT14〜T17で実行される認証印刷ジョブ完了通知受信処理の動作について詳細に説明する。
図17は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブ印刷完了通知受信処理の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置20の認証部22から印刷ジョブ取得依頼を受けたジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。具体的には、取得依頼された認証印刷ジョブのジョブIDを取得してAとし、依頼元であるユーザ32のログインIDを取得してBとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。つまり、認証印刷ジョブ管理テーブル47aに取得対象の認証印刷ジョブがまだ存在するか否かを調べる。
そして、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合、つまり、取得対象の認証印刷ジョブが存在しない場合、取得依頼された認証印刷ジョブが既に期間満了を迎えて削除されてしまっていると考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、何もせず、直ちに処理を終了する。
また、Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合、つまり、取得対象の認証印刷ジョブがまだ存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、印刷が完了した認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとし、ジョブファイル名をDとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、BとCとが同一であるか否かを判断する。つまり、依頼元であるユーザ32のログインIDと認証印刷ジョブのジョブ作成ユーザIDとを比較し、印刷を行ったのが認証印刷ジョブの作成者本人であるか否かを判定する。
そして、BとCとが同一である場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aの、Aと同一のジョブIDのレコードについて、第二ジョブ削除予定日時47a−7に、現在日時+第二の所定時間(例えば、30分)の値を格納して、処理を終了する。
また、BとCとが同一でない場合、つまり、認証印刷ジョブの作成者本人ではない他者が印刷を行った場合、認証印刷ジョブ管理部42は、完了メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDは、C、すなわち、認証印刷ジョブの作成者のログインID、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除し、さらに、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、ジョブファイル名をDとしたジョブファイル、すなわち、取得した認証印刷ジョブの印刷ジョブデータ格納ファイルを削除し、処理を終了する。
これにより、ジョブ作成者本人又は被印刷権限付与者による認証印刷が行われる。
なお、ここでは、被印刷権限付与者、すなわち、印刷権限保有者が複数人であっても、いずれか一人の被印刷権限付与者によって認証印刷ジョブの印刷が行われると、当該認証印刷ジョブがデータ群47から削除される例について説明したが、あらかじめ設定された人数の被印刷権限付与者によって、すなわち、所定数(単数又は複数)の印刷権限保有者によって認証印刷ジョブの印刷が行われると、当該認証印刷ジョブが削除されるようにしてもよい。
また、認証印刷ジョブの印刷回数があらかじめ設定された回数、すなわち、所定数(単数又は複数)になると、当該認証印刷ジョブが削除されるようにしてもよい。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS51 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS52 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS53に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS53 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、印刷が完了した認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとし、ジョブファイル名をDとする。
ステップS54 BとCとが同一であるか否かを判断する。BとCとが同一である場合はステップS55に進み、BとCとが同一でない場合はステップS56に進む。
ステップS55 認証印刷ジョブ管理テーブル47aの、Aと同一のジョブIDのレコードについて、第二ジョブ削除予定日時47a−7に、現在日時+第二の所定時間の値を格納して、処理を終了する。
ステップS56 完了メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはC(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS57 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS58 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS59 ジョブファイル名をDとしたジョブファイルを削除し、処理を終了する。
ステップS51 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS52 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS53に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS53 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、印刷が完了した認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとし、ジョブファイル名をDとする。
ステップS54 BとCとが同一であるか否かを判断する。BとCとが同一である場合はステップS55に進み、BとCとが同一でない場合はステップS56に進む。
ステップS55 認証印刷ジョブ管理テーブル47aの、Aと同一のジョブIDのレコードについて、第二ジョブ削除予定日時47a−7に、現在日時+第二の所定時間の値を格納して、処理を終了する。
ステップS56 完了メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはC(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS57 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS58 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS59 ジョブファイル名をDとしたジョブファイルを削除し、処理を終了する。
最後に、ジョブ管理サーバ40が実行する認証印刷ジョブ自動削除処理の動作について説明する。
図18は本発明の第1の実施の形態における認証印刷ジョブ自動削除処理の動作を示すフローチャートである。
認証印刷ジョブをジョブ管理サーバ40の記憶装置に保存し続けることは、該記憶装置にとって安定動作を阻害する要因となり得るので、本実施の形態におけるジョブ管理サーバ40は、次の(1)又は(2)の場合には、印刷完了通知に依らず保存中の認証印刷ジョブを自動削除する。
(1)認証印刷ジョブを保存してから第一の所定時間を経過しても前記認証印刷ジョブの印刷が完了しない場合。
(1)認証印刷ジョブを保存してから第一の所定時間を経過しても前記認証印刷ジョブの印刷が完了しない場合。
この場合、第一の所定時間は認証印刷ジョブを保存してから認証印刷を実行するまでの猶予時間であり、保存が完了してから前記第一の所定時間を経過しても印刷が実行されない認証印刷ジョブは、削除される。
(2)印刷権限を他者に付与していない状況で、認証印刷ジョブの作成者本人による印刷が完了してから第二の所定時間を経過した場合。
(2)印刷権限を他者に付与していない状況で、認証印刷ジョブの作成者本人による印刷が完了してから第二の所定時間を経過した場合。
この場合、第二の所定時間は認証印刷ジョブの作成者本人による試し印刷が行われてから他者への印刷権限付与が行われるための猶予時間であり、作成者本人による印刷の完了から前記第二の所定時間が経過した認証印刷ジョブは、削除される。
なお、認証印刷ジョブの削除は、定期的(例えば、1分毎)に処理を開始するバッチ処理である認証印刷ジョブ自動削除処理によって行われ、該認証印刷ジョブ自動削除処理によって、前記(1)又は(2)の条件に適合する認証印刷ジョブが削除される。
認証印刷ジョブ自動削除処理が開始されると、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ削除部43は、まず、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1つ、すなわち、1レコード抽出する。
続いて、認証印刷ジョブ削除部43は、該当レコードがあるか否かを判断する。つまり、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているという条件に適合するレコードが認証印刷ジョブ管理テーブル47aに格納されており、前記条件に適合するレコードを抽出することができたか否かを判断する。
そして、該当レコードがある場合、すなわち、前記条件に適合するレコードを認証印刷ジョブ管理テーブル47aから抽出することができた場合、認証印刷ジョブ削除部43は、前記レコードの認証印刷ジョブを削除するために、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより前記レコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
続いて、認証印刷ジョブ削除部43は、自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDは、B、すなわち、認証印刷ジョブの作成者のログインID、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。つまり、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過した認証印刷ジョブを自動的に削除した旨の電子メールを、前記認証印刷ジョブの作成者本人と被印刷権限付与者全員とに送信するように指示する。この場合、自動削除メールの文面は、例えば、「○○さんが作成したジョブ○○は保存期限満了のため自動削除しました」となる。
そして、メール送信部44は、認証印刷ジョブの作成者のログインID及び被印刷権限付与者全員のID、すなわち、依頼されたログインIDを、LDAPサーバ50に問い合わせてメールアドレスに変換し、取得したメールアドレスを宛先とし、前記文面の電子メールをメールサーバ60に送信する。このような自動削除メールをも送信することによって、当該認証印刷ジョブが自動的に削除されたことを、作成者本人及び被印刷権限付与者は認識することができる。
続いて、認証印刷ジョブ削除部43は、印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除し、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除し、さらに、ジョブファイル名がCであるファイルを削除する。
そして、認証印刷ジョブ削除部43は、再び、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1レコード抽出し、該当レコードがなくなるまで、以降の動作を繰り返す。
該当レコードがあるか否かを判断して、該当レコードがない場合、すなわち、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているという条件に適合するレコードを認証印刷ジョブ管理テーブル47aから抽出することができない場合、認証印刷ジョブ削除部43は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1つ、すなわち、1レコード抽出する。
続いて、認証印刷ジョブ削除部43は、該当レコードがあるか否かを判断する。つまり、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているという条件に適合するレコードが認証印刷ジョブ管理テーブル47aに格納されており、前記条件に適合するレコードを抽出することができたか否かを判断する。
そして、該当レコードがない場合、すなわち、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているという条件に適合するレコードを認証印刷ジョブ管理テーブル47aから抽出することができない場合、認証印刷ジョブ削除部43は、処理を終了する。
また、該当レコードがある場合、すなわち、前記条件に適合するレコードを認証印刷ジョブ管理テーブル47aから抽出することができた場合、認証印刷ジョブ削除部43は、前記レコードの認証印刷ジョブを削除するために、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより前記レコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
続いて、認証印刷ジョブ削除部43は、認証印刷ジョブについて他者に印刷権限を付与済みであるか否かを調べるために、印刷権限管理テーブル47bにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。
そして、Aと同一のジョブIDのレコードがある場合、該当する認証印刷ジョブは他者に印刷権限を付与済みであるために削除対象外であるから、認証印刷ジョブ削除部43は、再び、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出し、該当レコードがなくなるまで、以降の動作を繰り返す。
また、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合、認証印刷ジョブ削除部43は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除し、さらに、ジョブファイル名がCであるファイルを削除する。
そして、認証印刷ジョブ削除部43は、再び、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出し、該当レコードがなくなるまで、以降の動作を繰り返す。
これにより、前記(1)又は(2)の自動削除条件に適合する認証印刷ジョブは自動的に削除される。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS61 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS62 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS63に進み、該当レコードがない場合はステップS68に進む。
ステップS63 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS64 自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS65 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS66 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS67 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS61に戻る。
ステップS68 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS69 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS70に進み、該当レコードがない場合は処理を終了する。
ステップS70 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS71 印刷権限管理テーブル47bにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS68に戻り、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合はステップS72に進む。
ステップS72 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS73 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS68に戻る。
ステップS61 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS62 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS63に進み、該当レコードがない場合はステップS68に進む。
ステップS63 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS64 自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS65 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS66 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS67 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS61に戻る。
ステップS68 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS69 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS70に進み、該当レコードがない場合は処理を終了する。
ステップS70 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS71 印刷権限管理テーブル47bにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS68に戻り、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合はステップS72に進む。
ステップS72 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS73 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS68に戻る。
このように、本実施の形態において、認証印刷ジョブの作成者は、作成した認証印刷ジョブの機密性を確保しつつ、複数の他者に前記認証印刷ジョブの印刷権限を付与することができる。
この場合、前記認証印刷ジョブの印刷権限を付与する他者、すなわち、被印刷権限付与者を複数人設定することにより、不在等の理由によって前記認証印刷ジョブの印刷が行われないリスクを低減し、前記認証印刷ジョブの印刷が行われる確率を高めることができる。
また、認証印刷ジョブの作成者は、印刷権限を付与する前に試し印刷を行うことができ、問題ないと確認した認証印刷ジョブを指定して印刷権限を付与することができる。したがって、操作ミス等の理由による認証印刷ジョブの指定誤りを防止することができ、認証印刷ジョブを作成する手間が一度きりで済むという利便性を得ることができる。
さらに、被印刷権限付与者による認証印刷ジョブの印刷は、ジョブ管理サーバ40からの配信時において二重配信をしないよう制御することによって、機密性の高い認証印刷ジョブの印刷が認証印刷ジョブの作成者が知らないところで行われることがないので、セキュリティを確保することができる、という効果を得ることができる。また、被印刷権限付与者の印刷結果で事務手続きが行われる場合の二重手続きを防止することができるという運用保全確保の効果を得ることもできる。
さらに、ジョブ管理サーバ40に保存される認証印刷ジョブについて、保存期間満了を示す第一ジョブ削除予定日時47a−6と、印刷権限付与猶予期間満了を示す第二ジョブ削除予定日時47a−7とを設定したことによって、前述の機密性を確保しつつ適切に削除することができ、ジョブ管理サーバ40の安定運用の効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図19は本発明の第2の実施の形態におけるデータ群に格納されている印刷権限管理テーブルの構成を示す図である。
本実施の形態における印刷処理システムには、被印刷権限付与者による印刷拒否機能が追加されている。
印刷権限付与は、被印刷権限付与者の承諾を得ることなしに、認証印刷ジョブの作成者によって実施されるものであるため、被印刷権限付与者が印刷を拒否したいと考える場合が発生する可能性がある。例えば、単に間違いであることが明白である場合や、自身が印刷することを許容することができないほどの大量印刷を伴う認証印刷ジョブの印刷権限を付与された場合である。
このような場合に対処するため、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態における印刷処理システムに、さらに、次の(1)〜(4)の機能が付与されている。
(1)被印刷権限付与者が印刷を拒否することができる機能。
(2)被印刷権限付与者に拒否された場合には、認証印刷ジョブの作成者にその旨を通知する機能。
(3)拒否された者に対しては、認証印刷ジョブの印刷権限を再度付与することができないようにする機能。
(4)拒否されたことによって印刷自体を断念する場合が考えられるため、認証印刷ジョブの作成者本人の指示により、保存中の認証印刷ジョブを強制的に削除することができる機能。
(1)被印刷権限付与者が印刷を拒否することができる機能。
(2)被印刷権限付与者に拒否された場合には、認証印刷ジョブの作成者にその旨を通知する機能。
(3)拒否された者に対しては、認証印刷ジョブの印刷権限を再度付与することができないようにする機能。
(4)拒否されたことによって印刷自体を断念する場合が考えられるため、認証印刷ジョブの作成者本人の指示により、保存中の認証印刷ジョブを強制的に削除することができる機能。
また、本実施の形態におけるジョブ管理サーバ40のデータ群47に格納されている印刷権限管理テーブル47bは、前記第1の実施の形態における印刷権限管理テーブル47bと同様に、印刷権限付与時に認証印刷ジョブ管理部42によって生成されたレコードを格納する。さらに、本実施の形態における印刷権限管理テーブル47bには、図に示されるように、被印刷権限付与者によって拒否されたことを記録するための拒否フラグ47b−4が追加されている。
該拒否フラグ47b−4には、ジョブID47b−1が示す認証印刷ジョブについて、初期状態として、印刷を拒否していない状態を示すFALSEが格納される。そして、印刷拒否操作が行われた場合には、TRUEが格納される。
なお、その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における印刷処理システムの動作について説明する。なお、ユーザ32−1がPC装置10−1を使用して認証印刷ジョブを生成してから、該認証印刷ジョブがジョブ管理サーバ40のデータ群47に保存されるまでの動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
そこで、保存が完了した認証印刷ジョブの他者への印刷権限付与について説明する。
図20は本発明の第2の実施の形態における認証印刷ジョブリスト画面を示す図、図21は本発明の第2の実施の形態における印刷権限設定画面を示す図である。
PC装置10のWebブラウザ10bでジョブ管理サーバ40にアクセスすると、前記第1の実施の形態で説明した図9に示されるような初期画面101が表示される。該初期画面101で、ログインID及びパスワードによる認証要求が行われる。つまり、ログインID及びパスワードを初期画面101に入力して「OK」ボタンを押下することによって、ジョブ管理サーバ40にログインID及びパスワードを送信するとともに、認証要求を行う。
認証要求を受けた認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、受信したログインID及びパスワードについてLDAPサーバ50に問い合わせを行い、それらの正当性を確認する。そして、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、受信したログインID及びパスワードが正当でなければ認証失敗をWebブラウザ10bに返却し、また、正当であれば、入力されたログインIDに基づき、ジョブ管理サーバ40に保存中の認証印刷ジョブ情報のリストを作成し、Webブラウザ10bに返却する。これにより、図20に示されるような認証印刷ジョブリスト画面111が表示される。
そして、該認証印刷ジョブリスト画面111において、印刷権限付与ボタン122を押下すると、選択ボタン115が選択状態にある行のジョブID121の値をキーにして、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に前記認証印刷ジョブの印刷権限情報を問い合わせ、結果として、画面が図21に示されるような印刷権限設定画面131に遷移する。
本実施の形態における印刷権限設定画面131には、印刷拒否ユーザ142が追加されている。該印刷拒否ユーザ142には、認証印刷ジョブについて印刷拒否操作を行ったユーザ32のリストが表示される。なお、印刷拒否ユーザ142に表示されているユーザ32は、印刷権限保有ユーザ136に表示されない。また、印刷拒否ユーザ142に表示されているユーザ32を印刷権限追加ユーザ137に入力して追加ボタン138を押下すると、エラー扱いとされるようになっている。
そして、実行ボタン140を押下すると、ジョブID134で示される指定認証印刷ジョブの印刷権限を印刷権限追加ユーザ137に入力されたログインIDに対して設定するように、認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に対して印刷権限設定依頼が行われる。
認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、依頼されたユーザリストがすべてLDAPサーバ50に登録されている正当なログインIDであることを確認した後、認証印刷ジョブ管理部42に印刷権限設定依頼を行い、印刷権限設定処理が完了した旨の処理完了の応答を待機する。そして、処理完了の応答を受けた後、変更後の情報としての図20に示される認証印刷ジョブリスト画面111をWebブラウザ10bに返却する。
本実施の形態における印刷権限設定処理の動作は、前記第1の実施の形態と同様であるが、図12に示されるフローチャートにおけるステップS16において、拒否フラグ47b−4に、初期値として印刷を拒否していない状態を示すFALSEを格納する点のみが異なる。
そして、前記印刷権限設定処理が実行されることによって、印刷ジョブ作成者による他者への印刷権限付与が行われる。
ところで、本実施の形態における認証印刷ジョブリスト画面111には、印刷中止ボタン123が追加されている。該印刷中止ボタン123を押下すると、選択ボタン115が選択状態にある行のジョブID121の値をキーにして、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ印刷権限変更部46に対して、手動削除依頼が行われる。該手動削除依頼を受けた認証印刷ジョブ印刷権限変更部46は、依頼内容を認証印刷ジョブ管理部42に転送する。これにより、認証印刷ジョブ手動削除処理が実行される。
なお、その他の点については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、前記認証印刷ジョブ手動削除処理について説明する。
図22は本発明の第2の実施の形態における認証印刷ジョブ手動削除処理の動作を示すフローチャートである。
認証印刷ジョブ印刷権限変更部46から転送された手動削除依頼の依頼内容を受けた認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容より抽出した印刷中止ジョブIDをAとする。具体的には、削除を依頼された認証印刷ジョブのジョブIDを取得してAとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。つまり、認証印刷ジョブ管理テーブル47aに削除対象の認証印刷ジョブがまだ存在するか否かを調べる。
そして、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合、つまり、削除対象の認証印刷ジョブが存在しない場合、削除依頼された認証印刷ジョブが削除済みであると考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、何もせず、直ちに処理を終了する。
また、Aと同一のジョブIDのレコードがある場合、つまり、削除対象の認証印刷ジョブがまだ存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをBとし、ジョブファイル名をCとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、手動削除メール送付依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDは、B、すなわち、認証印刷ジョブの作成者のログインID、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。つまり、手動削除依頼の対象となる認証印刷ジョブを削除した旨の電子メールを、前記認証印刷ジョブの作成者本人と被印刷権限付与者全員とに送信するように指示する。この場合、手動削除メールの文面は、例えば、「○○さんが作成したジョブ○○は○○さんの指示により印刷中止となり削除されました」となる。前記手動削除メールによって、認証印刷ジョブが手動削除されたことを被印刷権限付与者は認識することができる。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除し、さらに、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。つまり、印刷権限管理テーブル47b及び認証印刷ジョブ管理テーブル47aから、Aと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、ジョブファイル名をCとしたジョブファイル、すなわち、取得した認証印刷ジョブの印刷ジョブデータ格納ファイルを削除し、処理を終了する。
これにより、認証印刷ジョブの手動削除が行われる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS81 依頼内容より抽出した印刷中止ジョブIDをAとする。
ステップS82 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS83に進み、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合は処理を終了する。
ステップS83 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをBとし、ジョブファイル名をCとする。
ステップS84 手動削除メール送付依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS85 印刷権限管理テーブル47bより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS86 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS87 ジョブファイル名をCとしたジョブファイルを削除し、処理を終了する。
ステップS81 依頼内容より抽出した印刷中止ジョブIDをAとする。
ステップS82 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS83に進み、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合は処理を終了する。
ステップS83 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをBとし、ジョブファイル名をCとする。
ステップS84 手動削除メール送付依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS85 印刷権限管理テーブル47bより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS86 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、指定ジョブIDと同一のジョブIDのレコードをすべて削除する。
ステップS87 ジョブファイル名をCとしたジョブファイルを削除し、処理を終了する。
次に、本実施の形態における画像形成装置20で認証を開始してから、印刷が完了するまでの動作について説明する。
図23は本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の操作パネルの検索結果表示画面を示す図である。
本実施の形態において、検索結果を受信(図14に示されるシーケンスのT4)したことによって、画像形成装置20の操作パネルには、図23に示されるような検索結果表示画面が表示される。該検索結果表示画面は、前記第1の実施の形態において説明した図13に示される検索結果表示画面と同様であるが、印刷拒否手段としての印刷拒否ボタン161が追加されている。そして、ユーザ32は、認証印刷ジョブリスト151内における印刷を拒否したい要素を選択状態にしてから、印刷拒否ボタン161をタッチする。すると、選択された印刷ジョブのジョブID及びユーザ32のログインIDをキーにして、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42に印刷拒否通知が送信される。
なお、本実施の形態における認証開始から印刷完了までの動作のシーケンスは、前記第1の実施の形態において説明した図14に示されるシーケンスと同様であるので、その説明を省略する。
次に、図14に示されるシーケンスのT3で実行される本実施の形態における認証印刷ジョブ検索処理の動作について詳細に説明する。
図24は本発明の第2の実施の形態における認証印刷ジョブ検索処理の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置20の認証部22から認証印刷ジョブ検索依頼を受けたジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容よりログインIDを取得する。
そして、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、前記ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bより、前記ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードのジョブIDを取得して、Bとする。つまり、印刷権限管理テーブル47bから他者からの印刷権限付与済みと判定する条件に、拒否フラグ47b−4が拒否していない状態であることを示すFALSEが格納されている条件がANDで追加されている。この条件を付加することによって、過去に印刷拒否操作が行われた認証印刷ジョブは、検索対象外となる。
なお、以降の動作、すなわち、図24におけるステップS94〜ステップS98の動作は、前記第1の実施の形態におけるステップS34〜ステップS38の動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS91 依頼内容よりログインIDを取得する。
ステップS92 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。
ステップS93 印刷権限管理テーブル47bより、ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードのジョブIDを取得して、Bとする。
ステップS94 EOFであるか否かを判断する。EOFである場合はステップS97に進み、EOFでない場合はステップS95に進む。
ステップS95 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDが取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在するか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS93に戻り、レコードが存在しない場合はステップS96に進む。
ステップS96 リストXにBを追加して、ステップS93に戻る。
ステップS97 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、リストXに含まれるジョブIDと同一のジョブIDのレコードの詳細情報を取得し、受信時間降順にソートする。
ステップS98 応答結果を送信して、処理を終了する。
ステップS91 依頼内容よりログインIDを取得する。
ステップS92 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、ログインIDと同一のジョブ作成者IDのレコードのジョブIDをすべて取得して、リストXとする。
ステップS93 印刷権限管理テーブル47bより、ログインIDと同一の印刷権限保有ログインIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードのジョブIDを取得して、Bとする。
ステップS94 EOFであるか否かを判断する。EOFである場合はステップS97に進み、EOFでない場合はステップS95に進む。
ステップS95 印刷権限管理テーブル47bに、ジョブIDが取得したジョブIDと同一であり、かつ、ジョブ配信日時がNULLでないレコードが存在するか否かを判断する。レコードが存在する場合はステップS93に戻り、レコードが存在しない場合はステップS96に進む。
ステップS96 リストXにBを追加して、ステップS93に戻る。
ステップS97 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、リストXに含まれるジョブIDと同一のジョブIDのレコードの詳細情報を取得し、受信時間降順にソートする。
ステップS98 応答結果を送信して、処理を終了する。
次に、図14に示されるシーケンスのT5で実行される操作パネル表示指示に従って表示された図23に示される操作パネルにおいて印刷拒否ボタン161がタッチされ、ジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42に印刷拒否通知が送信された場合に実行される印刷拒否通知受信処理の動作について詳細に説明する。
図25は本発明の第2の実施の形態における印刷拒否通知受信処理の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置20の認証部22から印刷拒否通知を受けたジョブ管理サーバ40の認証印刷ジョブ管理部42は、まず、依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。具体的には、印刷が拒否された認証印刷ジョブのジョブIDを取得してAとし、依頼元であるユーザ32のログインIDを取得してBとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。つまり、認証印刷ジョブ管理テーブル47aに印刷拒否の対象の認証印刷ジョブが存在するか否かを調べる。
そして、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合、つまり、印刷拒否の対象の認証印刷ジョブが存在しない場合、該認証印刷ジョブが既に削除されてしまっていると考えられるので、認証印刷ジョブ管理部42は、何もせず、直ちに処理を終了する。
また、Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合、つまり、印刷拒否の対象の認証印刷ジョブが存在する場合、認証印刷ジョブ管理部42は、認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、前記認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとする。
続いて、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷権限管理テーブル47bの、Aと同一のジョブIDであり、かつ、Bと同一の印刷権限保有ユーザIDであるレコードについて、拒否フラグをTRUEに更新する。
最後に、認証印刷ジョブ管理部42は、印刷拒否メール送信依頼をメール送信部44に対して行い、処理を終了する。宛先のログインIDは、C、すなわち、認証印刷ジョブの作成者のログインID、及び、Bと同一のログインID(拒否実行者のID)である。この場合、電子メールである印刷拒否メールの文面は、例えば、「○○さんが印刷依頼したジョブ○○は○○さんに印刷拒否されました」となる。前記印刷拒否メールによって、認証印刷ジョブが印刷拒否されたことを認証印刷ジョブの作成者は認識することができ、印刷拒否が確実に処理されたことを印刷拒否したユーザ32は認識することができる。
そして、印刷拒否されたことを認識した認証印刷ジョブの作成者は、他の印刷権限付与者によって印刷が行われることを期待するか、図20に示される認証印刷ジョブリスト画面111で当該認証印刷ジョブを印刷中止して直ちに削除するか、又は、図21に示される印刷権限設定画面131で印刷権限付与者を見直して必要であれば印刷を拒否されたユーザ32とは異なるユーザ32に印刷権限付与追加を行うか、の選択を状況に応じて判断することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS101 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS102 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS103に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS103 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとする。
ステップS104 印刷権限管理テーブル47bの、Aと同一のジョブIDであり、かつ、Bと同一の印刷権限保有ユーザIDであるレコードについて、拒否フラグをTRUEに更新する。
ステップS105 印刷拒否メール送信依頼をメール送信部44に対して行い、処理を終了する。宛先のログインIDはC(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、Bと同一のログインID(拒否実行者のID)である。
ステップS101 依頼内容より内容を取得し、ジョブIDをAとし、ログインIDをBとする。
ステップS102 認証印刷ジョブ管理テーブル47aにAと同一のジョブIDのレコードが存在するか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードが存在する場合はステップS103に進み、Aと同一のジョブIDのレコードが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS103 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、認証印刷ジョブの情報として、Aと同一のジョブIDのレコードの情報を取得する。そして、ジョブ作成ユーザIDをCとする。
ステップS104 印刷権限管理テーブル47bの、Aと同一のジョブIDであり、かつ、Bと同一の印刷権限保有ユーザIDであるレコードについて、拒否フラグをTRUEに更新する。
ステップS105 印刷拒否メール送信依頼をメール送信部44に対して行い、処理を終了する。宛先のログインIDはC(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、Bと同一のログインID(拒否実行者のID)である。
最後に、本実施の形態におけるジョブ管理サーバ40が実行する認証印刷ジョブ自動削除処理の動作について説明する。
図26は本発明の第2の実施の形態における認証印刷ジョブ自動削除処理の動作を示すフローチャートである。
なお、認証印刷ジョブ自動削除処理が開始されてから、認証印刷ジョブ削除部43が、認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとするまでの動作、すなわち、図26におけるステップS111〜ステップS113の動作は、前記第1の実施の形態におけるステップS61〜ステップS63の動作と同様であるので、その説明を省略する。
そして、認証印刷ジョブ削除部43は、自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDは、B、すなわち、認証印刷ジョブの作成者のログインID、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。つまり、印刷を拒否したユーザ32が自動削除メールの宛先に含まれないようにするために、印刷権限管理テーブル47bから取得する条件に、拒否フラグ47b−4が拒否していない状態であることを示すFALSEが格納されている条件がANDで追加されている。
なお、以降の動作、すなわち、図26におけるステップS115〜ステップS123の動作は、前記第1の実施の形態におけるステップS65〜ステップS73の動作と同様であるので、その説明を省略する。
これにより、保存期限を超過した認証印刷ジョブや、本人によって印刷が完了し、他者への印刷権限付与が一定時間行われない認証印刷ジョブが自動的に削除される。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS111 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS112 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS113に進み、該当レコードがない場合はステップS118に進む。
ステップS113 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS114 自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS115 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS116 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS117 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS111に戻る。
ステップS118 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS119 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS120に進み、該当レコードがない場合は処理を終了する。
ステップS120 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS121 印刷権限管理テーブル47bにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS118に戻り、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合はステップS122に進む。
ステップS122 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS123 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS118に戻る。
ステップS111 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第一ジョブ削除予定日時47a−6を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS112 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS113に進み、該当レコードがない場合はステップS118に進む。
ステップS113 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS114 自動削除メール送信依頼をメール送信部44に対して行う。宛先のログインIDはB(認証印刷ジョブの作成者のログインID)、及び、印刷権限管理テーブル47b中の、Aと同一のジョブIDのレコードの印刷権限保有ユーザIDであり、かつ、拒否フラグがFALSEであるレコードの印刷権限保有ユーザID(拒否済みのユーザ32を除く被印刷権限付与者全員のID)である。
ステップS115 印刷権限管理テーブル47bより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS116 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS117 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS111に戻る。
ステップS118 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、現在日時が第二ジョブ削除予定日時47a−7を経過しているレコードを1レコード抽出する。
ステップS119 該当レコードがあるか否かを判断する。該当レコードがある場合はステップS120に進み、該当レコードがない場合は処理を終了する。
ステップS120 認証印刷ジョブ管理テーブル47aよりレコードに含まれるジョブID、ジョブ作成ユーザID及びジョブファイル名を取得し、それぞれを、A、B及びCとする。
ステップS121 印刷権限管理テーブル47bにAと同一のジョブIDのレコードがあるか否かを判断する。Aと同一のジョブIDのレコードがある場合はステップS118に戻り、Aと同一のジョブIDのレコードがない場合はステップS122に進む。
ステップS122 認証印刷ジョブ管理テーブル47aより、Aと同一のジョブIDのレコードを削除する。
ステップS123 ジョブファイル名がCであるファイルを削除し、ステップS118に戻る。
このように、本実施の形態においては、被印刷権限付与者は、印刷拒否の操作を行うことができる。被印刷権限付与者は、認証印刷ジョブの印刷を行わないと決めた場合、簡易な印刷拒否の操作を行うことにより、当該認証印刷ジョブが以降の認証操作によって表示されなくなるという効果を得ることができる。
また、認証印刷ジョブの作成者は、被印刷権限付与者、すなわち、印刷権限を付与したユーザ32から印刷拒否するという意思表示を早々にしてもらうことによって、他のユーザ32への印刷権限付与等の、後続の処置を素早く実行し得るという効果を得ることができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、認証手段をICカード33としたが、本発明は認証手段をICカード33に限定したものではなく、個人識別情報に変換可能な入力手段であれば、例えば、特殊デバイスを用いた生体情報による認証手段であっても、その実効性を何ら損なうものではない。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、いずれか一人の被印刷権限付与者が印刷を行うことを認証印刷ジョブ終了の条件としたが、印刷権限設定画面131で任意の回数を設定することができるように画面レイアウトを変更し、認証印刷ジョブ管理テーブル47a及び印刷権限管理テーブル47bで現在の状況を管理するようにすれば、被印刷権限付与者が印刷を行った回数が印刷権限設定時に設定した所定数(単数又は複数)に達したこと、又は、印刷を行った被印刷権限付与者の人数が印刷権限設定時に設定した所定数(単数又は複数)に達したこと、を認証印刷ジョブ終了の条件とすることもできる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、印刷処理システム及び印刷処理方法に利用することができる。
10、10−1、10−2、10−3 PC装置
20、20−1、20−2 画像形成装置
22 認証部
24 画像形成部
32、32−1、32−2、32−3 ユーザ
40 ジョブ管理サーバ
42 認証印刷ジョブ管理部
43 認証印刷ジョブ削除部
46 認証印刷ジョブ印刷権限変更部
161 印刷拒否ボタン
20、20−1、20−2 画像形成装置
22 認証部
24 画像形成部
32、32−1、32−2、32−3 ユーザ
40 ジョブ管理サーバ
42 認証印刷ジョブ管理部
43 認証印刷ジョブ削除部
46 認証印刷ジョブ印刷権限変更部
161 印刷拒否ボタン
Claims (9)
- 印刷するために認証が必要な認証印刷ジョブを保存するサーバ装置と、
該サーバ装置と通信可能に接続された画像形成装置であって、前記認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者の操作に応じて前記認証印刷ジョブの印刷を行う画像形成装置とを有する印刷処理システムであって、
前記サーバ装置は、前記認証印刷ジョブを印刷権限保有者の認証情報と対応付けて格納する記憶装置と、該記憶装置に格納されている前記認証印刷ジョブを管理する認証印刷ジョブ管理部とを備え、
前記画像形成装置は、前記印刷権限保有者の認証を行う認証部を備え、
前記認証印刷ジョブ管理部は、所定数の印刷権限保有者が、前記画像形成装置を操作し、認証を行った後に前記認証印刷ジョブの印刷を行うと、当該認証印刷ジョブを記憶装置から削除することを特徴とする印刷処理システム。 - 前記サーバ装置と通信可能に接続されたクライアント端末であって、前記認証印刷ジョブの生成及び該認証印刷ジョブの印刷権限の付与を行うクライアント端末を更に有し、
前記サーバ装置は、前記記憶装置に格納されている前記認証印刷ジョブに前記印刷権限を対応付ける認証印刷ジョブ印刷権限変更部を備え、
前記認証印刷ジョブ管理部は、前記認証部から取得した前記印刷権限保有者の認証情報に基づいて印刷可能な認証印刷ジョブを検索し、検索結果を前記認証部に送信し、
前記画像形成装置は、前記認証部が受信した印刷可能な認証印刷ジョブを選択可能に表示する操作部を備える請求項1に記載の印刷処理システム。 - 前記サーバ装置は、保存を開始してから第一の所定時間を経過しても印刷が行われない認証印刷ジョブを削除する認証印刷ジョブ削除部を備える請求項1又は2に記載の印刷処理システム。
- 前記認証印刷ジョブ削除部は、印刷権限が前記認証印刷ジョブの生成者以外の者に付与されていない場合、前記生成者による前記認証印刷ジョブの印刷が行われてから第二の所定時間を経過しても印刷が行われない認証印刷ジョブを削除する請求項3に記載の印刷処理システム。
- 前記クライアント端末によって認証印刷ジョブの印刷権限の付与が行われると、前記認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者に印刷権限の付与が行われたことが通知される請求項2に記載の印刷処理システム。
- 前記認証印刷ジョブ削除部によって認証印刷ジョブの削除が行われると、前記認証印刷ジョブの印刷権限が付与された印刷権限保有者に認証印刷ジョブの削除が行われたことが通知される請求項3又は4に記載の印刷処理システム。
- 前記画像形成装置は、前記認証印刷ジョブの最終ページの印刷が完了すると、印刷完了と判断する画像形成部を備える請求項1に記載の印刷処理システム。
- 前記操作部は、前記印刷権限保有者が認証印刷ジョブの印刷を選択的に拒否するための印刷拒否手段を含む請求項2に記載の印刷処理システム。
- 印刷するために認証が必要な認証印刷ジョブを保存する保存部に保存された前記認証印刷ジョブの印刷を行う印刷処理方法であって、
前記認証印刷ジョブの印刷権限を印刷権限保有者に付与するステップと、
前記認証印刷ジョブを印刷権限保有者の認証情報と対応付けて前記保存部に格納するステップと、
前記印刷権限保有者が、認証を行った後に前記認証印刷ジョブの印刷を行うステップと、
所定数の印刷権限保有者が前記認証印刷ジョブの印刷を行うと、当該認証印刷ジョブを前記保存部から削除するステップとを有することを特徴とする印刷処理方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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