JP4727175B2 - データファイルの利用制限機能を有する画像形成装置 - Google Patents

データファイルの利用制限機能を有する画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置の利用者制限機能に係り、特に、画像形成装置により読み取ったデータファイルに対して利用者の操作制限を行う利用者制限機能に関するものである。
プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置には、複数のアプリケーションソフトが内蔵されている事が多い。そして、これらアプリケーションソフトを利用する複数のユーザーを、画像形成装置の管理者が管理、制限することが一般に行われている。この方法として、装置の管理者が事前に装置の利用者リスト(装置利用者リスト)を作成して利用権限の有無を割当てておき、利用者は装置やアプリケーションを使用する際に、個人を特定するための個人認証を行うこと等がある。また、個人認証方法の例として、ユーザー名、パスワードを入力することや、指紋、声紋などを利用する方法がある。
また、これらのアプリケーションには、画像形成装置やアプリケーションにログインした個々のユーザーに対して、印刷、編集、削除などのファイルに対する実行権限の制限をかける機能がある。例えば、画像形成装置により読み取った画像ファイルごとに、装置利用者リストから利用者を選択し、利用権限を割当て、登録することにより、データファイルごとの利用者リスト(ファイル利用者リスト)を作成する。そして、各アプリケーションは、このファイル利用者リストに基づいて、画像ファイルごとに各利用者の実行権限(印刷、編集、削除など)の制限をかけるのである。
以上の先行技術に関する文献を、出願人は特に把握していない。
しかしながら、上記装置利用者リストとファイル利用者リストは別ファイルであるため、利用者の利用権限に変動が生じた場合、管理者が別々に管理更新する必要があり、この管理更新作業は非常に手間がかかる。
また、管理者の管理不備により、装置利用者リストから利用者を削除したにも関わらず、ファイル利用者リストには当該利用者が登録されている等の不整合が生じる可能性がある。これは、装置利用者リストから削除された利用者が、外部システムから画像形成装置にアクセスすることにより、ファイル利用者リストで管理されているデータファイルを利用する可能性が生じることになる。重要な画像データファイルなどを記憶することもある画像形成装置にとって、これは一種のセキュリティホールとなりえる。
更に、ファイル利用者リストは、画像形成装置で管理するデータファイルの数に応じて増大することになる。そのため、ファイル利用者リストにより管理するデータファイルの数が膨大である場合は、管理者にとってファイル利用者リストの更新処理に多大な時間を要してしまう。
本発明は、これらの問題点を解決し、画像形成装置における管理の効率が良い利用制限機能を提供することを目的としている。
(1)上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、外部システムと通信するための通信手段と、利用者からの命令を受付ける入力手段と、情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段とを備えている。
さらに、当該画像形成装置の前記記憶手段は、複数のデータファイルと、装置の利用権限を有する利用者を表す装置利用者リストと、当該装置利用者リストに表された利用者についての前記データファイルの利用権限を表すファイル利用者リストと、を記憶している。
また、当該画像形成装置の前記処理手段は、前記入力手段を介して、利用者から装置の利用要求を受付けると、前記記憶手段の装置利用者リストを参照して、当該利用者の利用権限の認証を行い、前記入力手段又は前記通信手段を介して、当該認証した利用者又は前記外部システムの利用者から前記データファイルの利用要求を受付けると、当該データファイルに対応した前記記憶手段のファイル利用者リストを参照して、当該利用者の利用権限に応じた態様での利用要求で無い場合は要求に応じない。
そして、当該画像形成装置の前記処理手段は、前記ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについてのアクセス命令を、前記入力手段又は前記通信手段を介して受付けると、当該データファイルに対応する前記記憶手段のファイル利用者リストから、前記記憶手段に記憶されている装置利用者リストに存在しない利用者を削除する。
本発明により、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについて、利用者からのアクセス命令があると、装置利用者リストに存在しない利用者を当該ファイル利用者リストから削除する。そのため、装置利用者リストからの利用者の削除処理を、ファイル利用者リストにも即座に反映させなくてもよい。すなわち、装置利用者リストに変更があった場合に毎回ファイル利用者リストに反映しなくてもよいため、ファイル利用者リストへの反映処理を分散化し、利用者がデータファイルにアクセスできない時間を抑えることができる。さらに、装置利用者リストから削除された利用者が、外部システムから画像形成装置にアクセスして、ファイル利用者リストで管理されているデータファイルを利用する行為を防止できる。
以上の発明により、管理者による利用者管理の手間を大幅に軽減できるため、画像形成装置における効率の良い利用制限機能の提供が可能である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
1、本発明の実施の構成について
(1)図1は、本発明に係る画像形成装置を含む全体構成図である。同図に示すように、本発明に係る画像形成装置1は、外部システム2と、通信ネットワーク3を介して接続している。この画像形成装置1の例として、プリンタ、デジタル複写機、複合機等が該当する。また、外部システム2は、画像形成装置1を管理するサーバー等を含むコンピュータシステムが該当する。通信ネットワーク3は、インターネット、電話回線、無線通信回線、フレームリレー等の各種通信回線が該当する。
次に、図2に基づいて画像形成装置1の構成の概略について説明する。
(2)同図に示すように画像形成装置1は、記憶手段としてのROM、RAM、HDD、フレームメモリと、通信手段としてのモデムと、入力手段として利用者からの命令を受け付ける操作部と、これらを制御する処理手段としてのCPUと、を備えている。また、画像形成装置1は、ソフトウェアやハードウェアを制御するインターフェース機器である各種コントローラと、情報を表示する表示部と、データを印刷出力する出力装置と、も備えている。そして、画像形成装置1のこれら構成要素は、メインバスあるいはローカルバスにより接続し、信号を送受信することにより協働する。図示した他にも、画像形成装置1は、画像データとして読取るための入力手段であるスキャナーも備えている。
ここで、画像形成装置1の表示部は、液晶ディスプレイ等が該当する。また、画像形成装置1の出力装置は、インクジェット式やレーザ式などによる各種プリンタ装置が該当する。画像形成装置1の操作部は、タッチパネルや操作ボタン等が該当する。また、画像形成装置1の記憶手段としてのHDDには、装置利用者リスト、ファイル利用者リスト、複数のデータファイル、ステータス情報、が記憶されている。
この画像形成装置1は、コンピュータであるCPUが、記憶手段としてのROM、RAM、HDDに記憶されている各種コンピュータプログラムを解釈し、実行する事により動作する。また、利用者の命令を、画像形成装置1の入力手段としての操作部から受付けると、処理手段としてのCPUが当該命令を解釈し、実行する。更に、画像形成装置1が情報を出力する際には、処理手段としてのCPUが、表示部に情報を表示させたり、出力装置に印刷出力させることにより行う。また、画像形成装置1が外部システム2と通信する際には、処理手段としてのCPUが、通信手段としてのモデム及び通信ネットワーク3を介して、情報の送受信を行うことにより実現する。
続いて、図3及び4に基づいて、記憶手段としてのHDDに記憶される、装置利用者リストとファイル利用者リストについて説明する。
(3)図3に図示するのが、装置利用者リストの概念図であり、当該装置利用者リストは、画像形成装置1の利用権限を有する利用者を表すものである。同図に示すように、装置利用者リストは、利用者、所属グループ、認証情報、の各項目から構成されている。認証情報の例としては、利用者IDやパスワード、指紋データなどがある。これら各項目の関連づけにより、装置の利用権限を有する利用者が誰で、どのグループに所属し、当該利用者を認証するための情報は何か、が装置利用者リストから把握できる。例えば、同図からは、A〜Dさんが画像形成装置1の利用権限を有することが分かる。また、グループMにはAさんとDさんが所属し、グループNにはCさんが所属していることも分かる。この装置利用者リストは、装置利用者リストA、B、C…のように、複数の装置利用者リストをHDDに記憶していてもよい。
装置利用者リストは、画像形成装置1の管理者が、事前に設定しておく。まず、画像形成装置1の管理者は、画像形成装置1の操作部を利用して、装置利用者リストを作成し、登録を命令する。そして、この命令を受けた画像形成装置1のCPUが、当該装置利用者リストを、記憶手段としてのHDDに記憶させる。また、画像形成装置1の管理者は、画像形成装置1を管理する外部システム2を利用して、画像形成装置1に装置利用者リストの登録を命令することもできる。そして、通信ネットワーク3を介して画像形成装置1のモデムが、当該装置利用者リストの登録の命令を受信し、画像形成装置1のCPUが、当該受信した装置利用者リストをHDDに記憶させる。このようにして、装置利用者リストは画像形成装置1の記憶手段であるHDDに格納される。HDDに記憶されている装置利用者リストの編集・削除も、登録の際と同様に、画像形成装置1の操作部又は画像形成装置1を管理する外部システム2を利用して、画像形成装置1の管理者が行う。
(4)図4に図示するのがファイル利用者リストの概念図であり、ファイル利用者リストは、装置利用者リストに表された利用者についてのデータファイルの利用権限を表すものである。このファイル利用者リストは、1のデータファイルに1つ設定してもよいし、複数のデータファイルに1つ設定してもよい。同図に示すように、ファイル利用者リストは、管理するデータファイルについての、作成者、印刷許可者、編集許可者、削除許可者、の情報を有している。図4のファイル利用者リストからは、管理するデータファイルをAさんが作成し、印刷許可者として全ユーザーが、編集許可者としてAさん及びグループMが、削除許可者としてAさん及び鈴木が、それぞれ設定されていることが分かる。この編集許可者として設定されているグループMとは、先の装置利用者リストにおける所属グループ項目で指定されたグループを表している。つまり、この場合、グループMに所属している全ての利用者は、編集許可者となる。
このファイル利用者リストは、画像形成装置1の利用者が、設定することができる。まず、画像形成装置1の利用者が、画像形成装置1の操作部から、画像形成装置1の利用を要求する。そうすると、この命令を受けた画像形成装置1のCPUは、ログインを要求する情報を表示部に表示させる。そして、画像形成装置1の利用者は、画像形成装置1の操作部から、認証情報を入力する。この認証情報としては、例えば利用者IDとパスワードがある。これを受けて、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストにおける当該利用者の認証情報を取得して参照し、操作部から入力された認証情報と照合させる。この認証が正常に行えた場合、当該利用者は装置の利用権限を有するため、認証後に操作部を介して画像形成装置1の各種機能を利用することができる。
次に、利用者は画像形成装置1の入力手段であるスキャナーを利用し、画像データとして情報を読み取らせる。そして、当該読み取った画像は、画像形成装置1のCPUがデータファイルとして、記憶手段であるHDDに記憶させる。さらに、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストを取得し、表示部に表示させる。画像形成装置1の利用者は、当該装置利用者リストに含まれる利用者に対し、先に読み取った画像ファイル(データファイル)に対する利用権限を設定する。
具体的には、画像形成装置1のCPUが、画像ファイルを読み取らせた際のログインユーザーを、ファイル利用者リストの作成者に設定する。そして、印刷許可者、編集許可者、削除許可者は、画像形成装置1の利用者が、画像形成装置1の操作部を介して、装置利用者リストの中の利用者から選択して設定する。この際は、各利用者を個別に選択して利用権限を設定してもよいし、所属グループを選択して当該グループに属する全ての利用者に利用権限を設定してもよい。このようにして作成されたファイル利用者リストは、画像形成装置1のCPUが、記憶手段であるHDDに記憶させる。
そして、入力手段である操作部を介して、装置利用者リストにより認証した利用者からデータファイルの利用要求を受付けると、画像形成装置1のCPUは、当該データファイルに対応したファイル利用者リストをHDDから取得して参照する。この結果、当該利用者の利用権限に応じた態様での利用要求で無い場合は、画像形成装置1のCPUは、要求に応じず、利用要求を拒否する。例えば、印刷許可者に設定されていない利用者が、データファイルの印刷命令を入力した場合や、削除許可者に設定されていない利用者が、データファイルの削除命令を入力した場合などである。
また、画像形成装置1の利用者は、外部システム2を利用して、画像形成装置1のHDDに記憶されているデータファイルにアクセスし、利用することもできる。この場合、まず利用者は、画像形成装置1の利用権限の認証を外部システム2において行う。この認証が正常に行えた場合、当該利用者は画像形成装置1の利用権限を有するため、認証後に画像形成装置1の各種機能を利用することができる。この場合、利用者は外部システム2を利用して、画像形成装置1に当該利用者の情報を含んだデータファイルの利用要求を送信する。画像形成装置1のCPUは、通信手段であるモデムを介して、当該利用要求を受付けると、当該データファイルに対応するファイル利用者リストを、HDDから取得して参照する。そして、画像形成装置1のCPUは、HDDから取得したファイル利用者リストと、外部システム2から受信した利用者情報と照合し、当該利用者の利用権限に応じた態様での利用要求で無い場合は要求に応じず、利用要求を拒否する。先に説明したのと同様に、削除許可者に設定されていない利用者が、データファイルの削除命令を入力した場合などである。
2、本発明の実施のフローについて
続いて、図5、6及び8を参照して、本発明の実施のフローを説明する。
(1)まず、画像形成装置1の管理者が、ある利用者についての画像形成装置1の利用権限を削除するために、画像形成装置1の操作部から削除命令を行う。操作部を介して命令を受付けた画像形成装置1のCPUは、当該削除を命令された利用者を、HDDに記憶されている装置利用者リストから削除すると共に、HDDに記憶されているファイル利用者リストからも削除する、利用者管理処理を行う。
この例として図5に図示するように、装置管理者Xさんが、装置利用者リストからCさんを削除する命令を画像形成装置1に行うとする。そうすると、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストからCさんを削除すると共に、HDDに記憶されているファイル利用者リストからもCさんを削除する、利用者管理処理を行う。
(2)この利用者管理処理のフローチャートが図8である。画像形成装置1の通常処理状態において、画像形成装置1の管理者が、画像形成装置1の操作部からユーザーCの削除命令を行う。この命令を受けて利用者管理処理が開始され、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストからユーザーCを削除する(S1)。そして、HDDに記憶されているファイル利用者リストの全ファイルの更新処理が開始する(S2)。まず、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている複数のファイル利用者リストのうちの、最初のファイルをRAMに読み込む(S3)。そして、画像形成装置1のCPUは、当該読み込んだファイル利用者リストの内容を参照し(S4)、ユーザーCにデータファイルの利用権限(印刷、編集、削除などの権限)が登録されているかを確認する(S5)。登録されていれば、画像形成装置1のCPUは、当該ファイル利用者リストからユーザーCの利用権限を全て削除する(S6)。そして、画像形成装置1のCPUは、現在読み込んでいるファイル利用者リストが、処理対象であるファイル利用者リストの最終ファイルであるかを確認する(S7)。最終ファイルである場合は、画像形成装置1のCPUはファイル利用者リストの更新処理を終了し(S8)、最終ファイルでなければ、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている次のファイル利用者リストをRAMに読み込み、処理を繰り返す(S3〜S6)。また、S5の確認の結果、ユーザーCに利用権限(印刷、編集、削除など)が登録されていなければ、画像形成装置1のCPUは、現在読み込んでいるファイル利用者リストが、処理対象であるファイル利用者リストの最終ファイルであるかを確認する(S7)。このようにして、画像形成装置1のCPUが、一連の利用者管理処理を行う。
この利用者管理処理により、画像形成装置1の管理者は、装置利用者リストにより利用者を管理するだけでよく、装置利用者リストに存在しない利用者がファイル利用者リストに存在するといった、管理の不整合を防ぐことができる。すなわち、画像形成装置1の利用権限を削除するために装置利用者リストの利用者を削除すれば、当該利用者についてのデータファイルの利用権限も全て削除することができる。
(3)また、上記利用者管理処理が終了するまでは、画像形成装置1は、利用者からのデータファイルについてのアクセス命令に応じない。画像形成装置1のCPUは、利用者管理処理を開始すると、HDDに記憶されているステータス情報を処理実行中の状態に更新し、利用者管理処理を終了すると、HDDに記憶されているステータス情報を通常時の状態に更新する。そして、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについてのアクセス命令を、操作部又は外部システ2から受付けると、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されているステータス情報を参照する。この参照の結果、ステータス情報が処理実行中である場合は、画像形成装置1のCPUは、当該アクセス命令に応じず、利用者管理処理が実行中であることを表す情報を、表示部に表示させ、又は外部システム2に送信する。
この例として、図6に図示するように、装置管理者Xさんが、装置利用者リストからCさんを削除する命令を画像形成装置1に行うとする。そうすると、画像形成装置1のCPUは、先に説明した利用者管理処理を行う。そして、当該処理が完了するまでに利用者(例えばBさん)が画像形成装置1にデータファイルの利用要求を行っても、利用が不可能であるというアラート画面が表示部に表示される。このようにして、利用者管理処理が終了するまでは、画像形成装置1は、利用者からのデータファイルについてのアクセス命令に応じない。
これにより、画像形成装置1が上記利用者管理処理を行っている間は、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについての、利用者からのアクセス命令に応じない。よって、管理者による装置利用者リストからの利用者の削除処理を、ファイル利用者リストにも即座に反映させることができ、反映処理中に利用者からのアクセス命令に応じてしまうという不具合を防止できる。
<実施形態2>
続いて、図7及び9を参照して、本発明の他の実施形態を説明する。画像形成装置1の管理者が、ある利用者についての画像形成装置1の利用権限を削除するために、画像形成装置1の操作部から削除命令を行う。そうすると、本実施形態においては、操作部を介して命令を受付けた画像形成装置1のCPUが、実施形態1と異なり、上記利用者管理処理を直ちには行わない。
管理者からの削除命令の後、画像形成装置1のCPUが、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについてのアクセス命令を、画像形成装置1の操作部又は画像形成装置1のモデムを介して受付ける。そうすると、画像形成装置1のCPUは、当該データファイルに対応するHDDに記憶されているファイル利用者リストから、HDDに記憶されている装置利用者リストに存在しない利用者の権限を削除する。
この例として図7に図示するように、装置管理者Xさんが、装置利用者リストからCさんを削除する命令を画像形成装置1に行うとする。そうすると、画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストからCさんを削除する。その後、装置利用者Aさんが、データファイルについてのアクセス命令を、画像形成装置1の操作部を利用して行う。そうすると、画像形成装置1のCPUは、当該データファイルに対応するHDDに記憶されているファイル利用者リストから、HDDに記憶されている装置利用者リストに存在しない利用者であるCさんを削除するのである。そして、このファイル利用者リストの削除処理後に、画像形成装置1のCPUは、当該処理後のファイル利用者リストに基づいて、利用者Aさんの利用権限を確認する。ここでは、利用者Aさんが当該処理後のファイル利用者リストにおいても印刷許可者に設定されているため、画像形成装置1のCPUは、データファイルの印刷処理を行う。
このフローチャートが図9(a)及び(b)である。画像形成装置1の通常処理状態において、画像形成装置1の管理者が、画像形成装置1の操作部からユーザーCの削除命令を行う。この命令を受けて画像形成装置1のCPUは、HDDに記憶されている装置利用者リストからユーザーCを削除する(S10)。そして、画像形成装置1のCPUは、画像形成装置1を通常処理状態に戻す。
管理者からの削除命令の後、画像形成装置1のCPUが、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについてのアクセス・選択の命令を、画像形成装置1の操作部又は画像形成装置1のモデムを介して受付ける(S11)。そうすると、画像形成装置1のCPUは、当該選択されたデータファイルに対応するファイル利用者リストの更新処理を開始する(S12)。具体的には、画像形成装置1のCPUは、当該ファイル利用者リストと装置利用者リストをHDDからRAMに読み込み、ファイル利用者リストに登録されているユーザー全てが装置利用者リストに登録されているか確認する(S13)。ここで、装置利用者リストに登録されていないユーザーがファイル利用者リストに存在すれば、画像形成装置1のCPUは、当該利用者をファイル利用者リストから削除する(S14)。そして、画像形成装置1のCPUは、画像形成装置1を通常処理状態に戻し、当該処理後のファイル利用者リストに基づいて、利用者の利用権限を確認する。
このように、ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについて、利用者からのアクセス命令があると、装置利用者リストに存在しない利用者を当該ファイル利用者リストから削除する。そのため、装置利用者リストからの利用者の削除処理を、ファイル利用者リストにも即座に反映させなくてもよい。すなわち、装置利用者リストに変更があった場合に毎回ファイル利用者リストに反映しなくてもよいため、ファイル利用者リストへの反映処理を分散化し、利用者がデータファイルにアクセスできない時間を抑えることができる。これは、HDDに記憶されているファイル利用者リストが多い場合に、特に有益である。
また、データファイルにアクセスする度に、上記S13、S14を行わずに、装置利用者リスト及びファイル利用者リストの項目として、装置利用者リストのバージョン情報を有していてもよい。この場合は、上記S10において画像形成装置1のCPUが、装置利用者リストを処理・更新する度に、当該装置利用者リストのバージョン情報も更新する。さらに、上記S14において画像形成装置1のCPUが、ファイル利用者リストを処理・更新する度に、当該ファイル利用者リストにおける装置利用者リストのバージョン情報も更新する。
これにより、画像形成装置1のCPUが、上記S12でHDDに記憶されている装置利用者リスト及びファイル利用者リストからバージョン情報を取得し、比較する。当該バージョン情報が一致した場合は、装置利用者リストの最新更新後に、当該ファイル利用者リストに対する利用者の削除処理を行ったことが分かるため、当該ファイル利用者リストに対する処理(S13及び14)を行わなくてもよい。よって、利用者に対する画像形成装置1の応答時間を、より短縮することができる。
以上説明した以外についての発明の構成、動作は前述した実施形態1と同一である。
<実施形態3>
更に、本発明の他の実施形態を説明する。画像形成装置1の管理者が、ある利用者についての画像形成装置1の利用権限を削除するために、画像形成装置1の操作部から削除命令を行う。そうすると、画像形成装置1のCPUは、当該削除を命令された利用者を、HDDに記憶されている装置利用者リストから削除するが、実施形態1と異なり、HDDに記憶されているファイル利用者リストからは削除しない。
これにより、装置利用者リストから削除された利用者であっても、当該削除がされる前に割当てられた権限がファイル利用者リストからは削除されない。よって、当該利用者は、装置利用者リストから削除がされる前に割当てられた権限に基づいて、外部システム2から画像形成装置1のHDDのデータファイルにアクセスすることができる。例えば、人事異動によりある利用者の所属部署が変わったような場合、当該利用者を装置利用者リストから削除する。これにより、当該利用者が、所属部署変更後に新たに画像形成装置1に保存されたデータファイルのアクセスは行えないが、以前に利用権限を割当てられたデータファイルに対してのアクセスは可能になる。このように、画像形成装置1の柔軟な利用者管理が実現できるのである。
以上説明した以外についての発明の構成、動作は前述した実施形態1と同一である。
システムの全体構成図。 画像形成装置の概略構成図。 画像形成装置の記憶手段が記憶する装置利用者リスト。 画像形成装置の記憶手段が記憶するファイル利用者リスト。 利用者を管理する処理の概略図1。 利用者を管理する処理の概略図2。 利用者を管理する処理の概略図3。 画像形成装置の処理手段が行う処理のフローチャート1。 画像形成装置の処理手段が行う処理のフローチャート2。
符号の説明
1 画像形成装置
2 外部システム
3 通信ネットワーク

Claims (1)

  1. 外部システムと通信するための通信手段と、利用者からの命令を受付ける入力手段と、情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段とを備え、
    前記記憶手段は、複数のデータファイルと、装置の利用権限を有する利用者を表す装置利用者リストと、当該装置利用者リストに表された利用者についての前記データファイルの利用権限を表すファイル利用者リストと、を記憶し、
    前記処理手段が、
    前記入力手段を介して、利用者から装置の利用要求を受付けると、前記記憶手段の装置利用者リストを参照して、当該利用者の利用権限の認証を行い、
    前記入力手段又は前記通信手段を介して、当該認証した利用者又は前記外部システムの利用者から前記データファイルの利用要求を受付けると、当該データファイルに対応した前記記憶手段のファイル利用者リストを参照して、当該利用者の利用権限に応じた態様での利用要求で無い場合は要求に応じない、画像形成装置であって、
    前記処理手段は、
    前記ファイル利用者リストにより管理しているデータファイルについてのアクセス命令を、前記入力手段又は前記通信手段を介して受付けると、
    当該データファイルに対応する前記記憶手段のファイル利用者リストから、前記記憶手段に記憶されている装置利用者リストに存在しない利用者を削除すること、
    を特徴とする画像形成装置
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