JP2014190403A - 磁気粘性流体緩衝器及びフロントフォーク - Google Patents

磁気粘性流体緩衝器及びフロントフォーク Download PDF

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Abstract

【課題】 磁気粘性流体緩衝器の改良に関し、コイルに流れる電流量が同じであっても、伸側減衰力を高くするとともに、圧側減衰力を低くする。
【解決手段】 磁気粘性流体緩衝器D1が、シリンダ1に出入りするピストンロッド2に保持されるピストン3と、シリンダ1内にピストン3で区画され磁気粘性流体が充填されるロッド側室r1及びピストン側室r2と、これらを連通するピストン通路L1と、この通路L1を通過する磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段4と、シリンダ1との間に外周通路L2を形成する筒状のケース6と、ロッド側室r1と外周通路L2とを連通する通孔L3と、ピストン側室r2と外周通路L2とを連通するベース通路L4と、ベース通路L4に設けられる逆止弁Vと、環状に形成されてシリンダ1内に起立するベースロッド7の外周に設けられシリンダ内容積を補償する気室r3をシリンダ1内に区画するフリーピストン5とを備える。
【選択図】 図1

Description

磁気粘性流体緩衝器及びフロントフォークの改良に関する。
一般的に、緩衝器は、車両、機器、構造物等の振動を減衰させるものである。そして、このような緩衝器の中には、磁界の作用によって粘度が変化する磁気粘性流体を作動流体として利用する磁気粘性流体緩衝器がある(例えば、特許文献1,2)。
例えば、図2に示すように、特許文献1に開示の磁気粘性流体緩衝器D2は、単筒型に設定されており、筒状のシリンダ100と、このシリンダ100に出入りするピストンロッド200と、このピストンロッド200の先端に保持されてシリンダ100内に形成されるロッド側室r1とピストン側室r2とを区画するピストン300と、このピストン300に形成されてロッド側室r1とピストン側室r2とを連通するピストン通路L1と、シリンダ100内に形成されてシリンダ100に出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室r3と、シリンダ100の内周面に摺接してピストン側室r2と気室r3とを区画するフリーピストン500とを備え、ロッド側室r1及びピストン側室r2に作動流体としての磁気粘性流体が充填され、上記気室r3に圧縮された気体が充填されている。
さらに、磁気粘性流体緩衝器D2は、ピストン通路L1を通過する磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段400を備えており、この粘度調節手段400は、ピストン300に設けられるコイルと、このコイルに通電する通電手段とからなる。そして、通電手段でコイルに電流を流すと、ピストン通路L1に磁界が発生するようになっており、ピストン通路L1を流れる磁気粘性流体の粘度を調節できる。また、磁気粘性流体緩衝器D2が伸縮時に発生する減衰力は、ピストン300で加圧された室の磁気粘性流体がピストン通路L1通過して他方の室に移動する際の抵抗に起因し、この抵抗は磁気粘性流体の粘度によって変化するので、粘度調節手段400で磁気粘性流体緩衝器D2の減衰力を調節することができる。
特開2008−12959号公報 特開2008−175369号公報
以下、緩衝器が伸長時に発生する減衰力を伸側減衰力、緩衝器が圧縮時に発生する減衰力を圧側減衰力とすると、例えば、磁気粘性流体緩衝器D2が二輪車等の鞍乗型車両に利用される場合などには、圧側減衰力を低くして突き上げ入力をいなすとともに、この後の伸長工程で高い伸側減衰力を発揮することが好ましい。このような減衰特性(ピストン速度に対する減衰力変化)にすることで、緩衝器と並列に配置される懸架ばねで突き上げ入力を吸収し、この突き上げ入力の吸収に伴う懸架ばねの伸縮運動を緩衝器で素早く収束させることができる。
しかしながら、上記従来の磁気粘性流体緩衝器D2の構成によれば、コイルに流れる電流量が同じ場合、伸側減衰力と圧側減衰力が略同じになるので、上記所望の減衰特性を実現した場合、コイルに流れる電流量は、伸側減衰力発生時と比較して圧側減衰力発生時では小さくなる。このため、伸側減衰力と圧側減衰力を同程度の精度(例えば、±5%等)で管理しようとすると、伸側減衰力発生時と比較して圧側減衰力発生時の電流値の誤差を許容できる範囲が狭くなり、一つの緩衝器における電流の制御精度が伸長時と圧縮時とで異なるものとなる。また、故障等のフェール時に一定電流がコイルに流れた場合、伸側減衰力と圧側減衰力が同じになって車両の乗り心地が大きく損なわれる虞がある。
そこで、本発明の目的は、コイルに流れる電流量が同じであっても伸側減衰力を高くするとともに圧側減衰力を低くすることが可能となり、さらに、故障等のフェール時に一定電流がコイルに流れたとしても車両の乗り心地が大きく損なわれることのない磁気粘性流体緩衝器を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、筒状のシリンダと、このシリンダに出入りするピストンロッドと、このピストンロッドの先端に保持されて上記シリンダ内に形成されるロッド側室とピストン側室とを区画するピストンと、上記ロッド側室と上記ピストン側室に充填されて磁界の作用によって粘度が変化する磁気粘性流体と、上記ピストンに形成されて上記ロッド側室と上記ピストン側室とを連通するピストン通路と、このピストン通路を通過する上記磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段と、上記シリンダに出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室を上記シリンダ内に区画するフリーピストンとを備え、上記粘度調節手段は、通電時に上記ピストン通路に磁界を発生させるコイルを備える磁気粘性流体緩衝器において、上記シリンダの外周に配置され上記シリンダとの間に外周通路を形成する筒状のケースと、上記シリンダの反ピストンロッド側に起立するベースロッドと、上記シリンダに形成されて上記ロッド側室と上記外周通路とを連通する通孔と、上記ベースロッドに形成されて上記ピストン側室と上記外周通路とを連通するベース通路と、このベース通路を通過する上記磁気粘性流体の上記ピストン側室から上記外周通路への流れのみを許容する弁とを備えており、上記フリーピストンは、環状に形成されて上記シリンダの内周面及び上記ベースロッドの外周面に摺接し、上記ピストン側室と上記気室とを区画していることである。
本発明の磁気粘性流体緩衝器によれば、コイルに流れる電流量が同じであっても、伸側減衰力を高くするとともに、圧側減衰力を低くすることが可能となる。さらに、故障等のフェール時に一定電流がコイルに流れたとしても、車両の乗り心地が大きく損なわれることがない。
本発明の一実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器を部分的に切欠いて示した正面図である。 従来の磁気粘性流体緩衝器の概略断面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器D1は、筒状のシリンダ1と、このシリンダ1に出入りするピストンロッド2と、このピストンロッド2の先端に保持されて上記シリンダ1内に形成されるロッド側室r1とピストン側室r2とを区画するピストン3と、上記ロッド側室r1と上記ピストン側室r2に充填されて磁界の作用によって粘度が変化する磁気粘性流体と、上記ピストン3に形成されて上記ロッド側室r1と上記ピストン側室r2とを連通するピストン通路L1と、このピストン通路L1を通過する上記磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段4と、上記シリンダ1に出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室r3を上記シリンダ1内に区画するフリーピストン5とを備え、上記粘度調節手段4は、通電時に上記ピストン通路L2に磁界を発生させるコイル40を備えている。
さらに、上記磁気粘性流体緩衝器D1は、上記シリンダ1の外周に配置され上記シリンダ1との間に外周通路L2を形成する筒状のケース6と、上記シリンダ1の反ピストンロッド側に起立するベースロッド7と、上記シリンダ1に形成されて上記ロッド側室r1と上記外周通路L2とを連通する通孔L3と、上記ベースロッド7に形成されて上記ピストン側室r2と上記外周通路L2とを連通するベース通路L4と、このベース通路L4を通過する上記磁気粘性流体の上記ピストン側室r2から上記外周通路L2への流れのみを許容する逆止弁(弁)Vとを備えている。そして、上記フリーピストン5は、環状に形成されて上記シリンダ1の内周面及び上記ベースロッド7の外周面に摺接し、上記ピストン側室r2と上記気室r3とを区画している。
また、上記磁気粘性流体緩衝器D1は、二輪車や三輪車等の鞍乗型車両において前輪を懸架するフロントフォークに利用されている。このフロントフォークの構成は、周知であるため、詳細に図示しないが、前輪の両側に起立する一対の緩衝器(一方の緩衝器である磁気粘性流体緩衝器D1のみを図示し、他方の緩衝器を図示せず)を備えている。一対の緩衝器は、アウターチューブt1とインナーチューブt2とからなるテレスコピック型の緩衝器本体Tをそれぞれ備えており、アウターチューブt1内にインナーチューブt2が出入りすることで、伸縮可能となっている。本実施の形態において、両緩衝器のアウターチューブt1が図示しない車体側ブラケットを介して連結され、この車体側ブラケットを介して車体の骨格となる車体フレームに連結されるとともに、各緩衝器のインナーチューブt2がその下端部に取り付けられる車輪側ブラケット8を介して前輪の車軸にそれぞれ連結されている。つまり、本実施の形態において、フロントフォークは、倒立型に設定されているが、インナーチューブt2が車体側に連結されるとともにアウターチューブt1が車輪側に連結されて正立型に設定されるとしてもよい。
本実施の形態において、一対の緩衝器のうち、一方の緩衝器が図1に示す本発明に係る磁気粘性流体緩衝器D1であり、他方の緩衝器は、従来の単筒型の磁気粘性流体緩衝器D2が緩衝器本体T内に収容されたものである。このため、他方の緩衝器についての詳細な説明を省略するが、他方の緩衝器の発生する伸側減衰力と圧側減衰力は、従来の磁気粘性流体緩衝器D2と同様に、略同じになる。なお、他方の緩衝器の構成は、上記の限りではなく、適宜構成を選択することが可能である。
以下、フロントフォークを構成する一方の緩衝器である本発明の一実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器D1について、詳細に説明する。上記磁気粘性流体緩衝器D1は、上記したように、筒状のシリンダ1と、このシリンダ1に出入りするピストンロッド2と、このピストンロッド2の先端に保持されるピストン3と、シリンダ1の外周に配置される筒状のケース6と、シリンダ1の反ピストンロッド側に起立するベースロッド7と、このベースロッド7の外周に設けられて気室r3をシリンダ1内に区画するフリーピストン5とを備えており、これらが緩衝器本体T内に収容されている。
緩衝器本体Tは、上記したように、アウターチューブt1と、このアウターチューブt1に出入りするインナーチューブt2とを備えてテレスコピック型となっており、図1中上側開口がキャップ部材9で塞がれ、図1中下側開口が車輪側ブラケット8で塞がれ、アウターチューブt1とインナーチューブt2の重複部の間に形成される筒状隙間の図1中下側開口がシール部材C1で塞がれているので、緩衝器本体T内が外気側と区画され、緩衝器本体T内に収容される液体や気体が外気側に漏れないようになっている。また、上記筒状隙間には、アウターチューブt1に出入りするインナーチューブt2を軸支する一対の環状のブッシュB1,B2が設けられている。さらに、緩衝器本体Tとケース6との間には、上記ブッシュB1,B2の摺動面を潤滑するための潤滑用の油が貯留されるとともに、磁気粘性流体緩衝器D1を伸長方向に附勢して車体を弾性支持する懸架ばねSが収容されている。
シリンダ1及びケース6は、インナーチューブt2の軸心部に同軸となるように車輪側ブラケット8に固定されており、磁気粘性流体緩衝器D1の車輪側部分が三重管構造となっている。具体的には、車輪側ブラケット8は、有底筒状に形成されており、車輪側ブラケット8の上側開口部分8aの内周にインナーチューブt2の下側部分が螺合され、インナーチューブt2と車輪側ブラケット8との間が環状のOリング(符示せず)でシールされている。車輪側ブラケット8の底部8bには、ベースロッド7がボルト80で固定されており、シリンダ1及びケース6は、上記ベースロッド7に螺合されるとともに、シリンダ1とベースロッド7との間及びケース6とベースロッド7との間が環状のOリング(符示せず)でそれぞれシールされている。
また、シリンダ1の上側開口部分1aには、環状のロッドガイド10が固定されるとともに、ケース6の上側開口部分6aには、ロッドガイド10に積層される環状の封止部材60が固定されており、ロッドガイド10及び封止部材60の軸心部をピストンロッド2が貫通している。そして、シリンダ1とロッドガイド10との間及びケース6と封止部材60との間が環状のOリング(符示せず)でそれぞれシールされており、ロッドガイド10とピストンロッド2の間及び封止部材60とピストンロッド2の間がシール部材C2,C3,C4でそれぞれシールされている。
つまり、上記構成により、シリンダ1とケース6の上下の開口が塞がれるので、シリンダ1やケース6内に収容される磁気粘性流体が外側に漏れず、磁気粘性流体が緩衝器本体Tとケース6の間に収容される潤滑用の油と混じらないようになっている。なお、シリンダ1やケース6内に磁気粘性流体を封入するための構成は、上記の限りではなく、適宜変更することが可能である。
ロッドガイド10及び封止部材60を貫通するピストンロッド2は、キャップ部材9に吊り下げられた状態に保持されており、アウターチューブt1の軸心部に起立している。さらに、ピストンロッド2の図1中下側は、ロッドガイド10の内周に嵌合する環状のブッシュB3で軸方向に移動自在に軸支され、シリンダ1に出入りする。ピストンロッド2は、筒状に形成されており、その内側に粘度調節手段4を構成する後述のコイル40に電流を流すための配線41が通っている。また、ピストンロッド2の先端には、ピストン3が保持されるとともに、ピストンロッド2の外周には、ピストン3とロッドガイド10との間に配置され弾性体からなるリバウンドクッション20が設けられており、このリバウンドクッション20で磁気粘性流体緩衝器D1の最伸長時の衝撃を吸収できるようになっている。なお、本実施の形態のリバウンドクッション20は、ゴムからなるが、弾性を有して衝撃吸収作用を有するコイルスプリング等の他の部材からなるとしてもよい。
ピストン3は、ピストンロッド2の先端部外周に螺合するピストンアッシー30と、ピストンアッシー30の外周に配置されピストンアッシー30との間にピストン通路L1を形成する環状のリング31と、このリング31をピストンアッシー30に連結するための環状のプレート32及びナット33とを備えて構成されている。ピストンアッシー30とリング31は、ともに磁性体で形成されており、ピストン通路L1は、ピストンアッシー30とリング31の間に形成される環状の隙間からなる。また、プレート32には、上下に貫通する孔(符示せず)が形成されており、プレート32がピストン通路L1におけるロッド側室r1とピストン側室r3との連通を妨げないようになっている。
ピストン通路L1を通過する磁気粘性流体の粘度は、粘度調節手段4で調節することができる。この粘度調節手段4は、ピストンアッシー30の外周に巻き回されるコイル40と、このコイル40に通電する通電手段とからなり、この通電手段は、コイル40に流れる電流量を調節可能な図示しないコントローラと、このコントローラとコイル40とをつなぐ配線41とを備えており、コイル40に通電することでピストン通路L1に磁界を発生させられるようになっている。上記コントローラは、緩衝器本体Tの外側に設けられているので、配線41の一部41aがピストンロッド2の内側を通って緩衝器本体Tの外に延びている。コイル40に流れる電流量は、コントローラで多段階若しくは無段階に調節できる。
磁気粘性流体は、油等の液体中に強磁性を有する微粒子を分散させた液体であり、磁界の作用により高粘度化する。磁気粘性流体の粘度は、磁界の強さに応じて変わり、磁界を除くと元の状態に戻る。また、磁気粘性流体は、シリンダ1内におけるピストン3の図1中上側に形成されるロッド側室r1と、シリンダ1内におけるピストン3の図1中下側に形成されるピストン側室r2と、シリンダ1とケース6との間に形成される外周通路L2に充填されている。シリンダ1の図1中上部には、シリンダ1の肉厚を貫通する通孔L3が形成されているので、磁気粘性流体は、上記通孔L3を介してロッド側室r1と外周通路L2との間を自由に移動することができる。
もどって、車輪側ブラケット8の底部8bにボルト80で固定されるベースロッド7は、シリンダ1の反ピストンロッド側の軸心部に起立する軸部7aと、この軸部7aの図1中下側に同軸に連なりシリンダ1を支持するシリンダ支持部7bと、このシリンダ支持部7bよりも大径に形成されるとともにシリンダ支持部7bの図1中下側に同軸に連なりケース6を支持するケース支持部7cとを備えている。シリンダ支持部7b及びケース支持部7cは、外周にシリンダ1またはケース6が螺合する螺子部(符示せず)と、この螺子部よりも大径に形成されて螺子部との間に段差面を形成する台座部(符示せず)をそれぞれ備えており、シリンダ支持部7bの段差面にシリンダ1の下端を突き当て、ケース支持部7cの段差面にケース6の下端を突き当てて、位置決めしている。そして、ベースロッド7の軸部7aの外周面とシリンダ1の内周面には、フリーピストン5が摺接している。
フリーピストン5は、上記したように、シリンダ1内に形成されるピストン側室r2と気室r3とを区画している。この気室r3には、気体が圧縮されながら封入されており、磁気粘性流体を加圧している。そして、ピストンロッド2がシリンダ1から退出すると、フリーピストン5が図1中上側に移動して気室r3が拡大し、ピストンロッド2がシリンダ1内に進入すると、フリーピストン5が図中下側に移動して気室r3が収縮するので、シリンダ1に出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を気室r3で補償することができる。
さらに、ベースロッド7には、ピストン側室r2に開口するとともに、シリンダ1とケース6との間に形成される外周通路L2に開口するベース通路L4と、気室r3に気体を注入するための気体注入路L5が形成されており、気体注入路L5の気室側開口がゴム栓70で塞がれている。このため、ゴム栓70に気体注入用の針を刺して気室r3に気体を供給することができ、針を抜くとゴム栓70が弾性変形して針孔を閉じることができる。しかし、気室r3への気体の注入方法は上記の限りではなく、適宜変更することができる。また、ベース通路L4の途中には、ピストン側室r2から外周通路L2へ移動する磁気粘性流体の流れを許容するが、その反対方向の流れを阻止する逆止弁Vが設けられている。図1中、逆止弁Vは、球状の弁体を有しているが、逆止弁Vの構成は適宜変更することが可能であり、環板状の弁体を有するとしてもよい。
つづいて、フロントフォークを構成する一方の緩衝器である本実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器D1の作動について説明する。
ピストンロッド2がシリンダ1から退出する磁気粘性流体緩衝器D1の伸長時には、逆止弁Vが開かず、ピストン3でロッド側室r1が加圧されるとともに通孔L3を介して外周通路L2が加圧され、ロッド側室r1の磁気粘性流体がピストン通路L1を通過してピストン側室r2に移動するので、磁気粘性流体緩衝器D1は、磁気粘性流体がピストン通路L1を通過する際の抵抗に起因する伸側減衰力を発生する。コイル40に通電するとピストン通路L1に磁界が発生し、この磁界の作用により磁気粘性流体の粘度を調節することができ、磁気粘性流体の粘度によって磁気粘性流体がピストン通路L1を通過する際の抵抗が変わるので、粘度調節手段4で伸側減衰力を調節できる。また、シリンダ1から退出したピストンロッド体積分、シリンダ内容積が増加するが、フリーピストン5が図1中上側に移動して気室r3が拡大するので、シリンダ内容積増加分を気室r3で補償できる。
反対に、ピストンロッド2がシリンダ1内に進入する磁気粘性流体緩衝器D1の圧縮時には、逆止弁Vが開き、ピストン3で加圧されたピストン側室r2の磁気粘性流体がベース通路L4、外周通路L2及び通孔L3を通過してロッド側室r1に移動するので、磁気粘性流体緩衝器D1は、磁気粘性流体がこれらを通過する際の抵抗に起因する圧側減衰力を発生する。本実施の形態において、逆止弁Vの開弁圧は低く設定されており、磁気粘性流体が通過するベース通路L4、外周通路L2及び通孔L3には磁界が作用しないので、磁気粘性流体がこれらを通過する際の抵抗は小さく、磁気粘性流体緩衝器D1の発生する圧側減衰力が小さくなるように設定されている。また、シリンダ1内に進入したピストンロッド体積分、シリンダ内容積が減少するが、フリーピストン5が図1中下側に移動して気室r3が収縮するので、シリンダ内容積減少分を気室r3で補償できる。
つまり、フロントフォークを構成する一対の緩衝器のうちの一方である本実施の形態の磁気粘性流体緩衝器D1において、磁気粘性流体が伸長時に通過できるのはピストン通路L1のみであるが、圧縮時にはピストン通路L1を迂回できるので、磁気粘性流体がピストン通路L1を通過する際の抵抗を大きくして伸側減衰力を高く設定したとしても、圧側減衰力のみを低くすることができる。また、上記磁気粘性流体緩衝器D1では、コイル40に通電してピストン通路L1を磁気粘性流体が通過する際の抵抗を変えたとしても、圧側減衰力を低く維持できる。
つづいて、フロントフォークの発生する伸側減衰力は、このフロントフォークを構成する両方の緩衝器(一方の緩衝器である磁気粘性流体緩衝器D1のみを図示して他方の緩衝器を図示せず)による合成の伸側減衰力となり、フロントフォークの発生する圧側減衰力は、両方の緩衝器による合成の圧側減衰力となる。このため、フロントフォークの発生する伸側減衰力を高く、圧側減衰力を低く設定したい場合、他方の緩衝器の発生する伸側減衰力と圧側減衰力が略同じであっても、一方の緩衝器(磁気粘性流体緩衝器D1)の伸側減衰力を他方の緩衝器の伸側減衰力よりも高く、一方の緩衝器(磁気粘性流体緩衝器D1)の圧側減衰力よりも他方の緩衝器の圧側減衰力を高く設定することで、他方の緩衝器で不足する伸側減衰力を一方の緩衝器で補い、一方の緩衝器で不足する圧側減衰力を他方の緩衝器で補って、フロントフォーク全体としての減衰力を所望の減衰力とすることができる。また、フロントフォークの伸側減衰力は、一方の緩衝器(磁気粘性流体緩衝器D1)で調節することができ、フロントフォークの圧側減衰力は、他方の緩衝器が従来の磁気粘性流体緩衝器D2と同様の構成を備えているので、その粘度調節手段で調節することができる。
以下、本実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器D1の作用効果について詳細に説明する。
本実施の形態に係る磁気粘性流体緩衝器D1は、鞍乗型車両の前輪を支持するフロントフォークに利用されており、このフロントフォークを構成する一対の緩衝器のうちの一方である。
特に、鞍乗型車両においては、伸側減衰力を高くするとともに、圧側減衰力を低くすることが求められている。このため、一方の緩衝器を本発明の構成とすることで、他方の緩衝器の伸側減衰力と圧側減衰力が略同じであったとしても、フロントフォーク全体としての減衰力を上記所望の減衰力にすることが容易に可能となる。さらに、上記構成によれば、一方の緩衝器である磁気粘性流体緩衝器D1のベース通路L4に設けられる弁が逆止弁Vであり、この逆止弁Vによる抵抗が小さく磁気粘性流体緩衝器D1の圧側減衰力が不足しても、他方の緩衝器で圧側減衰力を補うことができるので、ベース通路L4に設けられる弁の設定が容易である。しかし、本発明に係る磁気粘性流体緩衝器D1がフロントフォークを構成する一対の緩衝器の両方であってもよく、また、磁気粘性流体緩衝器D1が鞍乗型車両の後輪を支持するリアクッションや、鞍乗型車両以外の車両、機器、構造物等に利用され、単独で利用されるとしてもよい。また、ベース通路L4に設けられる弁(本実施の形態においては、逆止弁V)の開弁圧を上げて圧側減衰弁とし、磁気粘性流体緩衝器D1に圧側減衰弁の抵抗に起因する所望の圧側減衰力を発生させるとしてもよい。
また、本実施の形態において、磁気粘性流体緩衝器D1は、アウターチューブt1とこのアウターチューブt1に出入りするインナーチューブt2とからなる緩衝器本体Tを備え、この緩衝器本体T内に上記ケース6及び上記ピストンロッド2が収容されている。
上記構成によれば、ケース6内に収容されるシリンダ1や、このシリンダ1内に配置されるピストン3、フリーピストン5及びベースロッド7も緩衝器本体T内に収容され、緩衝器本体Tが磁気粘性流体緩衝器D1の外郭を構成する。このため、磁気粘性流体緩衝器D1をフロントフォークに利用しやすい。さらに、緩衝器本体Tとケース6との間に潤滑用の油を収容することで、インナーチューブt2を軸支するブッシュB1,B2の摺動面を上記油で潤滑することができる。しかし、本発明に係る磁気粘性流体緩衝器D1が必ずしも緩衝器本体Tを備えていなくてもよい。
また、本実施の形態において、上記ベースロッド7は、上記シリンダ1及び上記ケース6の車輪側となる反ピストンロッド側開口を塞ぐとともに、上記ベースロッド7には、上記気室r3に気体を注入するための気体注入路L5が形成されており、この気体注入路L5の気室側開口がゴム栓70で塞がれている。
このため、ゴム栓70に気体注入用の針を刺して気室r3に気体を注入したとしても、このときゴム栓70にできる針孔をゴム栓70自体の弾性変形により塞ぐことができる。上記構成によれば、エアバルブを設けて、このエアバルブを介して気室r3に気体を注入する場合と比較して、取り付けスペースを小さくすることが可能となる。さらに、本実施の形態のように、車輪側ブラケット8の底部8bにベースロッド7をボルト80で固定している場合には、特に、取り付けスペースが限られることから、上記構成とすることが有効である。しかし、エアバルブを設け気室r3に気体を注入するとしてもよく、気室r3への気体の注入方法は適宜選択することができる。
また、本実施の形態において、磁気粘性流体緩衝器D1は、筒状のシリンダ1と、このシリンダ1に出入りするピストンロッド2と、このピストンロッド2の先端に保持されて上記シリンダ1内に形成されるロッド側室r1とピストン側室r2とを区画するピストン3と、上記ロッド側室r1と上記ピストン側室r2に充填されて磁界の作用によって粘度が変化する磁気粘性流体と、上記ピストン3に形成されて上記ロッド側室r1と上記ピストン側室r2とを連通するピストン通路L1と、このピストン通路L1を通過する上記磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段4と、上記シリンダ1に出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室r3を上記シリンダ1内に区画するフリーピストン5とを備え、上記粘度調節手段4は、通電時に上記ピストン通路L1に磁界を発生させるコイル40を備えている。
さらに、上記磁気粘性流体緩衝器D1は、上記シリンダ1の外周に配置され上記シリンダ1との間に外周通路L2を形成する筒状のケース6と、上記シリンダ1の反ピストンロッド側に起立するベースロッド7と、上記シリンダ6に形成されて上記ロッド側室r1と上記外周通路L2とを連通する通孔L3と、上記ベースロッド7に形成されて上記ピストン側室r2と上記外周通路L2とを連通するベース通路L4と、このベース通路L4を通過する上記磁気粘性流体の上記ピストン側室r2から上記外周通路L2への流れのみを許容する逆止弁(弁)Vとを備えており、上記フリーピストン5は、環状に形成されて上記シリンダ1の内周面及び上記ベースロッド7の外周面に摺接し、上記ピストン側室r2と上記気室r3とを区画している。
上記構成によれば、磁気粘性流体緩衝器D1の圧縮時に逆止弁Vが開くので、ピストン3で加圧されるピストン側室r2の磁気粘性流体は、磁界が作用するピストン通路L1を迂回してロッド側室r1に移動することができる。このため、コイル40に流れる電流量が同じであっても、磁気粘性流体緩衝器D1の伸側減衰力を高くするとともに、圧側減衰力を低くすることが可能となる。さらに、故障等のフェール時に一定電流がコイル40に流れたとしても、磁気粘性流体緩衝器D1の伸側減衰力を高く、圧側減衰力を低くできるので、車両の乗り心地が大きく損なわれることがない。
また、上記構成によれば、ベース通路L4を設けて、磁気粘性流体緩衝器D1の圧縮時に磁気粘性流体がピストン通路L1を迂回できるようにしたとしても、シリンダ内容積を補償する気室r3をシリンダ1内に区画することが容易に可能となる。
また、上記構成によれば、シリンダ1の反ピストンロッド側にベースロッド7を起立させ、このベースロッド7にベース通路L4を形成しているので、ベース通路L4に逆止弁Vを設ける加工が容易である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
D1 磁気粘性流体緩衝器
L1 ピストン通路
L2 外周通路
L3 通孔
L4 ベース通路
L5 気体注入路
r1 ロッド側室
r2 ピストン側室
r3 気室
T 緩衝器本体
t1 アウターチューブ
t2 インナーチューブ
V 逆止弁(弁)
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 ピストン
4 粘度調節手段
5 フリーピストン
6 ケース
7 ベースロッド
40 コイル
70 ゴム栓

Claims (4)

  1. 筒状のシリンダと、このシリンダに出入りするピストンロッドと、このピストンロッドの先端に保持されて上記シリンダ内に形成されるロッド側室とピストン側室とを区画するピストンと、上記ロッド側室と上記ピストン側室に充填されて磁界の作用によって粘度が変化する磁気粘性流体と、上記ピストンに形成されて上記ロッド側室と上記ピストン側室とを連通するピストン通路と、このピストン通路を通過する上記磁気粘性流体の粘度を調節する粘度調節手段と、上記シリンダに出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室を上記シリンダ内に区画するフリーピストンとを備え、
    上記粘度調節手段は、通電時に上記ピストン通路に磁界を発生させるコイルを備える磁気粘性流体緩衝器において、
    上記シリンダの外周に配置され上記シリンダとの間に外周通路を形成する筒状のケースと、上記シリンダの反ピストンロッド側に起立するベースロッドと、上記シリンダに形成されて上記ロッド側室と上記外周通路とを連通する通孔と、上記ベースロッドに形成されて上記ピストン側室と上記外周通路とを連通するベース通路と、このベース通路を通過する上記磁気粘性流体の上記ピストン側室から上記外周通路への流れのみを許容する弁とを備えており、
    上記フリーピストンは、環状に形成されて上記シリンダの内周面及び上記ベースロッドの外周面に摺接し、上記ピストン側室と上記気室とを区画していることを特徴とする磁気粘性流体緩衝器。
  2. アウターチューブとこのアウターチューブに出入りするインナーチューブとからなる緩衝器本体を備え、この緩衝器本体内に上記ケース及び上記ピストンロッドが収容されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気粘性流体緩衝器。
  3. 上記ベースロッドは、上記シリンダ及び上記ケースの反ピストンロッド側開口を塞ぐとともに、上記ベースロッドには、上記気室に気体を注入するための気体注入路が形成されており、この気体注入路の気室側開口がゴム栓で塞がれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気粘性流体緩衝器。
  4. 鞍乗型車両の前輪を支持する一対の緩衝器を備えたフロントフォークであって、一方の緩衝器が上記請求項1から請求項3の何れか一項に記載の磁気粘性流体緩衝器であることを特徴とするフロントフォーク。
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