JP2014188145A - 下肢運動装置 - Google Patents

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浩氣 向井
Keisuke Sone
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Abstract

【課題】 二つ以上の自由度を有していて足関節の運動に追従することができ、しかも小型で軽量であり、かつ低コストで製作できる下肢運動装置を提供する。
【解決手段】 下位側および上位側にそれぞれ配されたリンクハブ2,3に対して回転可能に端部リンク5,6を連結し、下位側および上位側の端部リンク5,6を中央リンク7に対して回転可能に連結することにより、下位側の端部リンク5、中央リンク7、および上位側の端部リンク6で構成される、四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構4A,4Bを複数組有する。上位側のリンクハブ2に、人の足を載せることが可能な足置き部材42を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、病気や整形外科手術後に行う下肢の運動療法に用いられ、下肢関節の拘縮、循環不良等を改善・予防するために下肢関節の他動運動および自動運動を行う下肢運動装置に関する。
足関節の底屈・背屈の自動、自動介助または他動運動を行う装置は、一般に、足裏全体が平板状の足置き部材に接した状態となるように、足部を足置き部材に固定させる構造のものが多い。しかし、足関節に内反を生じた状態でこのような運動装置を用いた場合、足裏の外縁側のみが足置き部材に接した状態となり、足裏の外縁側に外力による圧迫が加わるため、苦痛が生じる可能性がある。
このような問題を解決することを目的として、特許文献1に記載の他動運動装置が提案されている。この他動運動装置は、足裏を固定する平板の内返し・外返しの軸回りに、動力を持たない受動的な自由度を付加し、さらにこの軸回りの減衰要素を設けることで、内返し・外返し軸回りの急激な動作を抑制し、足裏と足裏を固定する平板とを並行に保持できる機構としたものである。
また、足関節は三つの独立した軸線で運動できる構造であるにも拘わらず、従来の足関節用運動装置は底屈・背屈の1軸の運動のみを行うものが多く、他の2軸の運動を行える装置が少ないという現状がある。3軸の運動を行える運動器具の例として、特許文献2に記載のものがある。この運動器具は、2軸または3軸の自由度を有しており、それらの自由度を独立して制御できる。
特開2008−302019号公報 特開平5−146476号公報
特許文献1に記載の他動運動装置は、内返し・外返しの軸回りの動力を持たないため、この軸回りの他動運動を行うことはできない。また、減衰要素を設けているが、一つの回転軸に上に足が載っている状態は不安定であり、減衰要素だけで急激な動作を完全に抑制することは困難である。
また、特許文献2に記載の運動器具は、1軸を駆動する装置を積み上げて2軸または3軸の運動装置を構成しており、下層では重量は増して大きな駆動力が必要となり、また全体サイズも大きくなる。これらのことから、コストが高くなり、また広い設置スペースが必要となる。
この発明の目的は、上記従来の運動装置の課題を解消することであり、二つ以上の自由度を有していて足関節の運動に追従することができ、しかも小型で軽量であり、かつ低コストで製作できる下肢運動装置を提供することである。
この発明の下肢運動装置は、下位側および上位側にそれぞれ配されたリンクハブに対して回転可能に端部リンクを連結し、下位側および上位側の端部リンクを中央リンクに対して回転可能に連結することにより、前記下位側の端部リンク、中央リンク、および上位側の端部リンクで構成される、四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構を複数組有し、前記上位側のリンクハブに、人の足を載せることが可能な足置き部材を設けたことを特徴とする。
下位側および上位側のリンクハブと複数組のリンク機構とからなるリンク構造体は、下位側のリンクハブに対して上位側のリンクハブが2自由度で姿勢変更が可能であり、その姿勢変更の可動範囲を広くとれる。例えば、下位側のリンクハブ中心軸と上位側のリンクハブ中心軸の最大折れ角を90°以上とすることが可能であり、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの旋回角を0°〜360°の範囲に設定できる。上記リンクハブ中心軸は、下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれのリンクハブ内における二つの端部リンクとの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ軸を指す。
この下肢運動装置は、下位側のリンクハブを床面等の支持面に支持させ、その状態で足置き部材に足を載せて使用される。足置き部材は、下位側のリンクハブに複数組のリンク機構を介して支持された上位側のリンクハブに設けられているので、足を安定状態に支えることができる。前述したように、リンク構造体は広範囲な領域で2自由度の姿勢変更が可能であるため、足置き部材に載せられた足の足関節の底屈・背屈の運動、および回内・回外の運動を安全かつ効果的に行うことができる。また、上記足関節の運動に加えて、膝関節の屈曲・伸展の運動および内反・外反の運動、ならびに股関節の屈曲・伸展の運動および内旋・外旋の運動等を複合させた下肢の各関節部の運動を行うことができる。
この発明において、前記足置き部材に、足の甲部および踵部のいずれかまたは両方を拘束可能な拘束手段を設けても良い。
この場合、拘束手段により足を足置き部材に固定することができるので、足が足置き部材から外れることがなく安全である。
この発明において、前記四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構を二組有し、これら二組のリンク機構は、下位側および上位側のいずれについても、それぞれの前記リンクハブと前記端部リンクの各回転対偶中心軸が同一平面上にあって、かつ互いに交差する位置関係であり、前記二組のリンク機構のうち少なくとも一組のリンク機構に、前記下位側の端部リンクと前記上位側の端部リンクを、前記中央リンクに対する回転方向が互いに逆で、かつ回転変位角度が同じとなるように連動させる連動手段を設けると良い。
上記のように連動手段を設けることにより、リンク機構の数が二組であっても、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの姿勢を規定することができる。リンク機構の数が二組であると、各リンク機構同士の干渉を回避し易く、設計の自由度が高い。例えば、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの姿勢変更を大きく取り易い。また、リンク機構の数が少ないため、低コスト化を実現できる。
この発明において、前記上位側のリンクハブは、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれのリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向に貫通した中空部を有し、前記足置き部材に載せた足の足関節部が前記下位側および上位側のリンクハブ間に位置するように前記足置き部材を配置すると良い。
足置き部材の上記位置への配置に対して、上位側のリンクハブの中空部に下肢を挿通して、下位側および上位側のリンクハブ間に足関節部を位置させることができる。
上記構成とする場合、前記上位側のリンクハブの周方向の一部に、この上位側のリンクハブに囲まれた領域と外部の領域とを繋ぐ開口部を設けるのが望ましい。
開口部を設けると、上位側のリンクハブの中空部に下肢を挿通させる際に、開口部を通って半径方向から下肢を入れることができ、下肢運動装置への足の装着が容易になる。
この発明において、前記上位側のリンクハブに対して前記足置き部材を、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向と平行な上位側リンクハブ中心軸に平行に移動可能に支持する可動支持機構を設けると良い。
可動支持機構を設けると、足置き部材を上位側のリンクハブ中心軸に沿って任意の位置に移動させることができ、使用者の狙いに合った下肢関節部の運動が可能となる。例えば、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの姿勢変更の中心と足関節の回転中心の位置を合わせることで、主に足関節の運動を行える。
この発明の下肢運動装置には、前記各リンク機構の前記各リンク間の相互位置関係を規制する規制手段を設けても良い。これにより、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの姿勢変更の範囲を限定でき、使用者の下肢関節が可動範囲を超えて運動をすることを防ぐことができ安全である。
また、前記各リンク機構の前記各リンク間の相互運動を減衰させる減衰手段を設けても良い。リンク構造体が可動域の限界まで動作した場合、使用者が急に負荷をかけた場合等に、反作用による衝撃が生じる。減衰手段が設けられていると、前記衝撃を緩和して、使用者の関節部に急激な負担がかかることを軽減できる。
さらに、前記各リンク機構の前記各リンク間の相互運動に抵抗を付与する抵抗手段を設けても良い。これにより、適度の負荷をかけた自動抵抗運動が可能となる。
この発明において、前記複数組のリンク機構のうちの二組以上のリンク機構につき、前記下位側のリンクハブに対する前記下位側の端部リンクの回転角位置を変更するアクチュエータを、前記下位側のリンクハブに設けると良い。
上記アクチュエータを設けることで、下位側のリンクハブに対する上位側のリンクハブの姿勢を強制的に変更することができるため、角度2自由度の自動介助運動または他動運動が可能となる。また、静止部である下位側のリンクハブにアクチュエータを設けることで、上位側のリンクハブおよび各リンク機構からなる可動部を軽量・小型化することができる。それにより、姿勢変更するときの慣性力が小さくなるため、姿勢変更制御が容易となる。
この発明において、前記上位側のリンクハブに対して前記足置き部材を、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向と平行な上位側リンクハブ中心軸の軸回りに回転可能に支持する回転支持機構を設けると良い。
回転支持機構が設けられていると、足関節の内転・外転の自由度が増す。これにより、足関節の生理的な動き、例えば内返し・外返しに追従でき、違和感の無い運動ができる。内返しは底屈、回外、および内転の各運動が複合された運動であり、外返しは背屈、回内、および外転の各運動が複合された運動である。
上記構成の場合、前記上位側のリンクハブに、前記回転支持機構に支持された前記足置き部材を前記回転中心軸回りに回転させるアクチュエータを設けても良い。これにより、足関節の内転・外転の自動介助運動または他動運動ができる。足置き部材の裏側にアクチュエータを配置すれば、アクチュエータをコンパクトに配置できる。
この発明の下肢運動装置は、下位側および上位側にそれぞれ配されたリンクハブに対して回転可能に端部リンクを連結し、下位側および上位側の端部リンクを中央リンクに対して回転可能に連結することにより、前記下位側の端部リンク、中央リンク、および上位側の端部リンクで構成される、四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構を複数組有し、前記上位側のリンクハブに、人の足を載せることが可能な足置き部材を設けたため、二つ以上の自由度を有していて足関節の運動に追従することができ、しかも小型で軽量であり、かつ低コストで製作できる。
この発明の一実施形態にかかる下肢運動装置の側面図である。 同下肢運動装置の平面図である。 同下肢運動装置のリンク構造体を直線で表現した図である。 同リンク構造体を展開した状態の一部破断展開図である。 同リンク構造体の斜視図である。 この発明の異なる実施形態にかかる下肢運動装置の側面図である。 同下肢運動装置の平面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の側面図である。 同下肢運動装置の平面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の一状態を示す一部を省略した斜視図である。 同下肢運動装置の図10とは異なる状態を示す一部を省略した斜視図である。 同下肢運動装置の可動支持機構を示す断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置のリンク構造体の斜視図である。 同リンク構造体の図13とは異なる状態を示す側面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の側面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の側面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の下位側のリンクハブの破断平面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の上位側のリンクハブおよび足置き部材の平面図である。 図18のXIX−XIX断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる下肢運動装置の上位側のリンクハブおよび足置き部材の断面図である。
この発明の一実施形態を図1〜図5と共に説明する。
図1はこの発明の一実施形態にかかる下肢運動装置の側面図、図2はその平面図である。この下肢運動装置40は、下位側および上位側のリンクハブ2,3と、これらリンクハブ2,3を互いに連結する二組のリンク機構4A,4Bとで構成されるリンク構造体1を有する。二組のリンク機構4A,4Bは、四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構であり、下位側のリンクハブ2に一端が回転自在に連結された下位側の端部リンク5(図1)と、上位側のリンクハブ3に一端が回転自在に連結された上位側の端部リンク6と、これら端部リンク5,6の他端に両端がそれぞれ回転自在に連結された中央リンク7(図1)とで構成される。
下肢運動装置40は、上記リンク構造体1における下位側のリンクハブ2の底面に土台41が固定して設けられており、この土台41を床面等の支持面Fに接触させて設置される。また、上位側のリンクハブ3には、人の足を載せることが可能な足置き部材42と、この足置き部材42に足の甲部および踵部のいずれかまたは両方を拘束可能な拘束手段43とが設けられている。この実施形態では、足置き部材42は、上位側のリンクハブ3に設けられた主固定具42aおよび補助固定具42bにより、上位側のリンクハブ3の上方位置に固定状態に設けられている。拘束手段43は、足の甲部における足首付近を足置き部材42に拘束する足首固定ベルト43aと、つま先部分を足置き部材42に固定するつま先固定ベルト43bとでなる。拘束手段43は、足の上記以外の箇所を足置き部材42に拘束するものであっても良い。また、場合によっては、拘束手段43を設けなくても良い。
リンク構造体1についてさらに詳しく説明する。
リンク構造体1の二組のリンク機構4A,4Bは、幾何学的に同じ形状である。幾何学的に同じ形状とは、図3のようにリンク構造体1を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが互いに同じ形状であることを言う。また、それぞれのリンク機構4A,4Bは、直線で表現した幾何学モデルが、中央リンク7の中央部に対する入力側部分と出力側部分とが互いに鏡像対称を成す形状である。言い換えると、中央リンク7と端部リンク5,6の二つの回転対偶の並び方向に対して垂直な横断面F1を対称面として、前記入力側部分と出力側部分とが互いに鏡像対称である。上記横断面F1は、中央リンク7と2つの端部リンク5,6の回転対偶中心軸O3,O4の成す角度を2等分する平面であるとも言える。
各リンク機構4A,4Bの下位側および上位側の端部リンク5,6は、共に球面リンク構造である。球面リンク構造とは、図4の一部破断展開図および図5の斜視図に示すように、リンクハブ2(3)と端部リンク5(6)の回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)、および端部リンク5(6)と中央リンク7の回転対偶中心軸O3(O4)が、すべて球面リンク中心P1(P2)を通る構造を言う。
二組のリンク機構4A,4Bは、それぞれの回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)が互いに交差する位置関係にある。つまり、回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)の軸間角度が180°でない。そして、回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)の軸間角度が180°よりも大きい側に、各リンク機構4A,4Bの中央リンク7が位置している。図示例では、小さい方の軸間角度αが120°とされている。
なお、図4の展開状態では、二組のリンク機構4A,4Bが、下位側および上位側の球面リンク中心P1,P2を通り、リンクハブ2(3)と端部リンク5(6)の回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)の軸間角度を二等分する縦断面F4に対して互いに鏡像対称となる位置に配置されている。
端部リンク5,6と中央リンク7の各回転対偶中心軸O3,O4は、ある交差角をもっていても良いし、平行であっても良い。図示例では、回転対偶中心軸O3,O4の軸間角度γは90°とされている。また、下位側および上位側のリンクハブ2,3が同一平面上に位置する図4の状態において、回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)と回転対偶中心軸O3(O4)の軸間角度βは、75°とされている。
上記各リンク機構4A,4Bの下位側の端部リンク5と上位側の端部リンク6とは、連動手段9により、互いに連動して回転変位するようになっている。この実施形態の場合、連動手段9は、下位側の端部リンク5および上位側の端部リンク6に対してそれぞれ回転自在な一対の傘歯車10,11を互いに噛み合わせた構成である。一対の傘歯車10,11は同諸元のものであり、下位側の端部リンク5と上位側の端部リンク6が、互いの回転方向が反対で、かつ回転変位角度が同じになるように連動する。このように、連動手段9が複数の傘歯車10,11等の歯車の噛み合いによるものであると、下位側の端部リンク5および上位側の端部リンク6の回転変位に滑り等による誤差が生じないため、精度良く連動させることができ、またコンパクトである。
連動手段9は、同諸元の一対の傘歯車10,11の噛み合いによるものに限らない。傘歯車の代わりにリンク機構、カム、ベルト等を用いてもよい。なお、前記軸間角度γが0°のときには、平歯車を用いる。また、一対の歯車の歯数を互いに異ならせても良い。その場合、下位側の端部リンク5と上位側の端部リンク6の回転変位角度が異なる。さらに、歯車以外の別の手段、例えばロータリアクチュエータやモータ等のアクチュエータで下位側の端部リンク5と上位側の端部リンク6の相互回転を制御してもよい。
リンクハブ2(3)は、球面リンク中心P1(P2)を中心として、回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)が位置する平面F2(F3)(図3)に沿って拡がる円弧状であり、その両端に軸受内包部13がそれぞれ設けられている。軸受内包部13は内部に複列の転がり軸受14を有し、これら転がり軸受14により、端部リンク5,6の基端に一体に設けた回転軸15を回転自在に支持する。回転軸15の軸心は、回転対偶中心軸O1A,O1B,O2A,O2Bと一致する。二つの転がり軸受14は間隔を開けて配置されており、その間隔部に端部リンク5,6の基端が位置している。軸受内包部13には、端部リンク5,6の基部が回転可能に嵌る溝13aが形成されている。この溝13aにより端部リンク5,6の回転範囲を規制することで、先に説明したように、各リンク機構4A,4Bの中央リンク7が常に回転対偶中心軸O1A,O1B(O2A,O2B)の軸間角度が180°よりも大きい側に位置する。
転がり軸受14は、外輪14aが軸受内包部13の内周に圧入等により嵌合し、内輪14bが回転軸15の外周に圧入等により嵌合している。転がり軸受14は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。転がり軸受14としては、図示例のように玉軸受を複列で配列する以外に、ローラ軸受を用いても良い。また、転がり軸受14の代わりに滑り軸受を用いてもよい。
また、中央リンク7の両端部には転がり軸受17が設けられ、この転がり軸受17により、端部リンク5,6の先端に一体に設けた回転軸18を回転自在に支持する。回転軸18の軸心は、回転対偶中心軸O3,O4と一致する。転がり軸受17は、外輪17aが中央リンク7の端部に圧入等により嵌合し、内輪17bが回転軸18の外周に圧入等により嵌合している。転がり軸受17は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。転がり軸受17としては、図示例のように玉軸受を複列で配列する以外に、ローラ軸受を用いても良い。また、転がり軸受17の代わりに滑り軸受を用いてもよい。
リンクハブ2,3は先に説明したような円弧状であり、それぞれその内部に、リンクハブ中心軸C1,C2(図3)の方向に貫通した中空部20を有する。リンクハブ中心軸C1,C2は、下位側と上位側のリンクハブ2,3が互いに平行である状態での、それぞれの球面リンク中心P1,P2を結ぶ軸を言う。上記中空部20は、一対の軸受内包部13間に形成された開口部21を介してリンクハブ2,3の外部と連通している。開口部21は、下位側および上位側のリンクハブ2,3のいずれについても、各回転対偶中心軸O1A,O1B,O2A,O2Bに対して同じ側に位置する。つまり、図5のように、下位側のリンクハブ2と上位側のリンクハブ3が互いに平行になる姿勢において、両リンクハブ2,3の開口部21が、共に同じ側を向く。
なお、前記土台41は、平面寸法が縦横共に下位側のリンクハブ2よりも大きな平板状の部材であり、下位側のリンクハブ2の一対の軸受内包部13と円弧状部の中央部との3箇所で、下位側のリンクハブ2に固定されている。また、前記足置き部材42の主固定具42aは、上位側のリンクハブ3の一対の軸受内包部13間に架け渡して設けられ、補助固定具42bは上位側のリンクハブ3に円弧状部の中央部に設けられている。
上記構成であるリンク構造体1は、各リンク機構4A,4Bにおける四つの回転対偶のうちの任意の一つの回転対偶の回転角が変更されることで、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の動きおよび姿勢が一義的に決まる、回転の自由度が2自由度の機構である。下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢変更の中心D(図1)は、下位側のリンクハブ中心軸C1と上位側のリンクハブ中心軸C2の交点である。
詳しく説明する。この構造において、リンクハブ2,3とそれに連結される端部リンク5,6の下位側と上位側それぞれは、球面リンク機構を構成しており、それぞれの球面リンク機構は、下位側と上位側の端部リンク5,6が中央リンク7を介して連結されている。ここで各リンク機構4A,4Bの二つの中央リンク7は、それぞれの球面リンク機構が重なる円の円周上の並進運動に限定された1自由度となる。下位側および上位側の球面リンク機構は、節の曲率半径を無限大とすれば平面上の四節リンク機構であり、下位側、上位側のそれぞれが独立して1自由度を有している。下位側と上位側の端部リンク5,6間に連動手段9が無い場合は、二つの中央リンク7の1自由度と下位側と上位側の球面リンク機構の各1自由度とで3自由度となる。ここで、このリンク構造体1では、下位側と上位側の端部リンク5,6間に連動手段9を設けたため、それぞれの球面リンク機構は連動し、両球面リンク機構で1自由度となる。以上のように、このリンク構造体1は、中央リンク7の1自由度と前記球面リンク機構の1自由度を合わせた2自由度の機構となる。なお、中央リンク7の位置変位は、下位側と上位側のリンクハブ2,3間においては角度変化となり、以上から下位側と上位側のリンクハブ2,3間は、2方向の角度変化が可能な構造となる。
この実施形態のように、二組のリンク機構4A,4Bにおいて、端部リンク5,6の角度、長さ、および端部リンク5,6の幾何学的形状が下位側と上位側で等しく、また、中央リンク7についても下位側と上位側で形状が等しいとき、中央リンク7の対称面に対して中央リンク7と、下位側および上位側のリンクハブ2,3と連結される端部リンク5,6との角度位置関係を下位側と上位側で同じにすれば、幾何学的対称性から下位側のリンクハブ2および下位側の端部リンク5と、上位側のリンクハブ3および上位側の端部リンク6とは同じに動く。
この2自由度のリンク構造体1は、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の可動範囲を広くとれる。例えば、下位側のリンクハブ中心軸C1と上位側のリンクハブ中心軸C2の折れ角の最大値(最大折れ角)を90°以上とすることができる。また、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の旋回角を0°〜360°の範囲で設定できる。折れ角は、下位側のリンクハブ中心軸C1に対する上位側のリンクハブ中心軸C2の傾斜角度のことであり、旋回角は、下位側のリンクハブ中心軸C1に対して上位側のリンクハブ中心軸C2が傾斜した水平角度のことである。
このリンク構造体1は、連動手段9により、下位側の端部リンク5と上位側の端部リンク6を、中央リンク7に対する回転方向が互いに逆で、かつ回転変位角度が同じとなるように連動させる。それにより、下位側のリングハブ2に対して上位側のリンクハブ3の姿勢を変更するとき、常に、下位側および上位側の球面リンク中心P1,P2の中間点に位置して球面リンク中心P1,P2を結ぶ直線に対して垂直な平面F5(図4)が、中央リンク7と端部リンク5,6の二つの回転対偶の並び方向に対して垂直な横断面F1(図4)と一致する。図示例では、二組のリンク機構4A,4Bの両方に連動手段9が設けられているため、リンク構造体1の剛性が高く、上位側のリンクハブ3を正確に位置決めすることができる。二組のリンク機構4A,4Bのうちの少なくとも一組に連動手段9が設けられていれば、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢を規定することができる。
各リンク機構4A,4Bにおける4つの回転対偶、つまり、下位側のリンクハブ2と下位側の端部リンク5との連結部分、上位側のリンクハブ3と上位側の端部リンク6との連結部分、および下位側および上位側の端部リンク5,6と中央リンク7との二つの連結部分を軸受構造とすることにより、その連結部分での摩擦抵抗を抑えて回転抵抗の軽減を図ることができ、滑らかな動力伝達を確保できると共に耐久性を向上できる。
このリンク構造体1は、リンク機構4A,4Bの数が二組であるため、三組以上である場合と比べて、各リンク機構4A,4B同士の干渉を回避し易く、設計の自由度が高い。例えば、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢変更を大きく取り易い。また、リンク機構4A,4Bの数が少ないため、低コスト化を実現できる。さらに、二組のリンク機構4A,4Bの形状が同じであるため、部品の種類を減らすことができ、このことからも低コスト化を実現できる。
この下肢運動装置40は、図1、図2のように、下位側のリンクハブ2に固定の土台41を床面等の支持面Fに支持させ、その状態で足置き部材42に足を載せ、その足を拘束手段43で足置き部材42に足を固定して使用される。足置き部材42は、下位側のリンクハブ2に複数組のリンク機構4A,4Bを介して支持された上位側のリンクハブ3に設けられているので、足置き部材42に載せられた足に対し、足関節の底屈・背屈の運動、および回内・回外の運動を行うことができる。また、足関節の運動に加えて、膝関節の屈曲・伸展の運動および内反・外反の運動、ならびに股関節の屈曲・伸展の運動および内旋・外旋の運動等を複合させた下肢の各関節部の運動を行うことができる。
また、拘束手段43により足が足置き部材42に固定されるため、足を安定状態に支えることができる。足が足置き部材42から外れることがなく安全である。リンク構造体1は広範囲な領域で2自由度の姿勢変更が可能であるため、足置き部材42に載せられた足の足関節の底屈・背屈の運動、および回内・回外の運動を安全かつ効果的に行うことができる。また、上記足関節の運動に加えて、膝関節の屈曲・伸展の運動および内反・外反の運動、ならびに股関節の屈曲・伸展の運動および内旋・外旋の運動等を複合させた下肢の各関節部の自動運動を行うことができる。
図6および図7はこの発明の異なる実施形態を示す。この下肢運動装置40は、足置き部材42に載せた足の足関節部が下位側および上位側のリンクハブ2,3間に位置するように、足置き部材42が上位側のリンクハブ3の下方に配置されている。足置き部材42は、上位側のリンクハブ3の一対の軸受内包部13からそれぞれ垂下して設けられた主固定具42aと、上位側のリンクハブ3の円弧状部の中央部から垂下して設けられた補助固定具42bとにより支持されている。リンク構造体1は前記実施形態のものと同じ構成であり、上位側のリンクハブ3は、リンクハブ中心軸C2の方向に貫通した中空部20(図7)を有し、この中空部20は、一対の軸受内包部13間に形成された開口部21(図7)を介して、上位側のリンクハブ3に囲まれた領域と外部の領域とが繋がっている。
上記位置に足置き部材42を配置すると、支持面Fから足置き部材42までの高さを低くすることができ、足置き部材42に足を載せたときの安定性が良い。この場合、上位側のリンクハブ3が中空部20を有していると、この中空部20に下肢を挿通して、下位側および上位側のリンクハブ2,3間に位置する足置き部材42に足を載せることができる。また、開口部21が設けられていると、上位側のリンクハブの中空部20に下肢を挿通させる際に、開口部21を通って半径方向から下肢を入れることができ、下肢運動装置40への足の装着が容易になる。図8および図9のように、上位側のリンクハブ3を、開口部21(図7)を有しない構成としてもよい。
図10および図11は、上位側のリンクハブ3に対して足置き部材42をリンクハブ中心軸C2と平行な方向に移動可能に支持する可動支持機構45が設けられた下肢運動装置1を示す。この下肢運動装置1の足置き部材42は、水平状の足置き部42aと、この足置き部42aの両端から上方へ延びる長穴形成部42bとからなり、各長穴形成部42aに上下方向に沿う一対の長穴46が形成されている。前記可動支持機構45は、前記長穴形成部42bと、上位側のリンクハブ3に固定された固定ブロック47と、長穴形成部42bを挟んで固定ブロック47と対向して配置され、前記長穴46に移動自在に嵌る円筒部48a(図11)を有するガイドプレート48と、これら固定ブロック47とガイドプレート48とを締結する2本の固定ボルト49とで構成される。詳しくは、図12に示すように、各固定ボルト49は、固定ブロック47のボルト挿通孔47aに挿通されて、ガイドプレート48のねじ孔48bに螺着される。ねじ孔48bは、前記円筒部48aを貫通して設けられている。
固定ボルト49で固定ブロック47とガイドプレート48を締め付けることにより、長穴形成部42bと固定ブロック47、および長穴形成部42bとガイドプレート48の摩擦力により、固定ブロック47に対して足置き部材42が固定される。固定ボルト49を緩めると、長穴46に沿って円筒部48aを移動させて、足置き部材42の高さ位置を変更することができる。図10は、足置き部材42を移動可能範囲の下端に位置させた状態を示し、図11は足置き部材42を移動可能範囲の上下中央部に位置させた状態を示す。
上記可動支持機構45が設けられていると、足置き部材42を上位側のリンクハブ中心軸C2と平行な方向における任意の位置に移動させることができ、使用者の狙いに合った下肢関節部の運動が可能となる。例えば、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢変更の中心(図示せず)と足関節の回転中心の位置を合わせることで、主に足関節の運動を行える。
図13および図14は、各リンク機構4A,4Bの各リンク5,6,7間の相互位置関係を規制する規制手段50を設けた実施形態を示す。図示例の規制手段50は、下位側のリンクハブ2の各軸受内包部13の上面に取り付けられた一対の板状ストッパ50aからなり、下位側のリンクハブ2に対して下位側の端部リンク5が一定角度以上に回転しないように規制する。このような規制手段50を設けると、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢変更の範囲を限定でき、使用者の下肢関節が可動範囲を超えて運動をすることを防ぐことができて安全である。図14は、上位側のリンクハブ3が姿勢変更可能範囲の限界まで姿勢変更した状態を示している。
また、図15に示すように、各リンク機構4A,4Bの各リンク5,6,7間の相互運動を減衰させる減衰手段51を設けても良い。図示例の減衰手段51は、土台41と各下位側の端部リンク5との間に設けられた一対のダンパ51aからなり、下位側のリンク2に対する各下位側の端部リンク5の回転を減衰させる。リンク構造体1が可動域の限界まで動作した場合、使用者が急に負荷をかけた場合等に、反作用による衝撃が生じるが、減衰手段51が設けられていると、前記衝撃を緩和して、使用者の関節部に急激な負担がかかることを軽減できる。
さらに、図16に示すように、各リンク機構4A,4Bの各リンク5,6,7間の相互運動に抵抗を付与する抵抗手段52を設けても良い。図示例の抵抗手段52は、土台41と各下位側の端部リンク5との間に設けられた一対の引張コイルばね52aからなり、各下位側の端部リンク5が回転角度の大きくなる側に回転することに対して抵抗を付与する。抵抗手段52は、引張コイルばね52以外であっても良い。このような抵抗手段52を設けることにより、適度の負荷をかけた自動抵抗運動が可能となる。
図17は、二組のリンク機構4A,4Bのそれぞれに、下位側のリンクハブ2に対する下位側の端部リンク5の回転角位置を変更する姿勢変更用アクチュエータ53を、下位側のリンクハブ2に設けた実施形態を示す。姿勢変更用アクチュエータ53は、例えばロータリアクチュエータであって、回転軸15を回転駆動することで、端部リンク5を回転させる。ロータリアクチュエータ以外のアクチュエータを用いて、端部リンク5を回転させても良い。
姿勢変更用アクチュエータ53を設けることで、下位側のリンクハブ2に対する上位側のリンクハブ3の姿勢を強制的に変更することができるため、角度2自由度の自動介助運動または他動運動が可能となる。また、静止状態に設置される下位側のリンクハブ2に姿勢変更用アクチュエータ53を設けることで、上位側のリンクハブ3および各リンク機構4A,4Bからなる可動部分を軽量・小型化することができる。それにより、姿勢変更するときの慣性力が小さくなるため、姿勢変更制御が容易となる。
図18および図19は、上位側のリンクハブ3に対して足置き部材42をリンクハブ中心軸(図示せず)と平行な回転中心軸E回りに回転可能に支持する回転支持機構55を設けた実施形態を示す。この例の回転支持機構55は、上位側のリンクハブ3の上面にベースプレート56と円筒状部材57を重ねて設置し、円筒状部材57の内周に軸受58を介して、足置き部材42の底面から下方に突出する軸部42aを回転自在に支持している。軸部42aの中心は、足置き部材42の上に置かれたた足の足関節の内転・外転の回転中心とほぼ一致する平面位置とされている。なお、ベースプレート56は、上位側のリンクハブ3の一対の軸受内包部13にボルト59で両端がそれぞれ固定され、円筒状部材57は、その張出部57aでボルト60によりベースプレート56に固定されている。
上記回転支持機構55が設けられていると、足関節の内転・外転の自由度が増す。これにより、足関節の生理的な動き、例えば内返し・外返しに追従でき、違和感の無い運動ができる。内返しは底屈、回外、および内転の各運動が複合された運動であり、外返しは背屈、回内、および外転の各運動が複合された運動である。
図20は上記回転支持機構55を有する構成において、上位側のリンクハブ3に、回転支持機構55に支持された足置き部材42を回転中心軸E回りに回転させる回転用アクチュエータ62を設けた実施形態を示す。この例では、足置き部材42の底面から下方に突出して形成された円筒状部42bの外周に軸受58が嵌合している。回転用アクチュエータ62はロータリアクチュエータであって、ベースプレート56の底面に設けられたアクチュエータ取付部材63に固定して取り付けられ、上向きに突出する回転軸62aと足置き部材42の底面から下方に突出する軸部42aとがカップリンク64を介して回転伝達可能に連結されている。なお、アクチュエータ取付部材63はボルト65によりベースプレート56に固定され、このアクチュエータ取付部材63にボルト66によりアクチュエータ63が固定されている。
このように、足置き部材42を回転させる回転用アクチュエータ62を設けると、足関節の内転・外転の自動介助運動または他動運動ができる。この例のように、足置き部材の裏側に回転用アクチュエータ62を配置すれば、回転用アクチュエータ62をコンパクトに配置できる。
1…リンク構造体
2…下位側のリンクハブ
3…上位側のリンクハブ
4A,4B…リンク機構
5…下位側の端部リンク
6…上位側の端部リンク
7…中央リンク
9…連動手段
20…中空部
21…開口部
40…下肢運動装置
42…足置き部材
43…拘束手段
45…可動支持機構
50…規制手段
51…減衰手段
52…抵抗手段
53…姿勢変更用アクチュエータ
62…回転用アクチュエータ
C1…下位側のリンクハブ中心軸
C2…上位側のリンクハブ中心軸
D…姿勢変更中心
E…回転中心軸
O1A,O1B…下位側のリンクハブと下位側の端部リンクの回転対偶中心軸
O2A,O2B…上位側のリンクハブと上位側の端部リンクの回転対偶中心軸
O3…下位側の端部リンクと中央リンクの回転対偶中心軸
O4…上位側の端部リンクと中央リンクの回転対偶中心軸
P1…下位側の球面リンク中心
P2…上位側の球面リンク中心

Claims (7)

  1. 下位側および上位側にそれぞれ配されたリンクハブに対して回転可能に端部リンクを連結し、下位側および上位側の端部リンクを中央リンクに対して回転可能に連結することにより、前記下位側の端部リンク、中央リンク、および上位側の端部リンクで構成される、四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構を複数組有し、
    前記上位側のリンクハブに、人の足を載せることが可能な足置き部材を設けたことを特徴とする下肢運動装置。
  2. 請求項1に記載の下肢運動装置において、前記足置き部材に、足の甲部および踵部のいずれかまたは両方を拘束可能な拘束手段を設けた下肢運動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の下肢運動装置において、前記四つの回転対偶からなる三節連鎖のリンク機構を二組有し、これら二組のリンク機構は、下位側および上位側のいずれについても、それぞれの前記リンクハブと前記端部リンクの各回転対偶中心軸が同一平面上にあって、かつ互いに交差する位置関係であり、前記二組のリンク機構のうち少なくとも一組のリンク機構に、前記下位側の端部リンクと前記上位側の端部リンクを、前記中央リンクに対する回転方向が互いに逆で、かつ回転変位角度が同じとなるように連動させる連動手段を設けた下肢運動装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の下肢運動装置において、前記上位側のリンクハブは、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれのリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向に貫通した中空部を有し、前記足置き部材に載せた足の足関節部が前記下位側および上位側のリンクハブ間に位置するように前記足置き部材を配置した下肢運動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の下肢運動装置において、前記上位側のリンクハブに対して前記足置き部材を、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向と平行な上位側リンクハブ中心軸に平行に移動可能に支持する可動支持機構を設けた下肢運動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の下肢運動装置において、前記複数組のリンク機構のうちの二組以上のリンク機構につき、前記下位側のリンクハブに対する前記下位側の端部リンクの回転角位置を変更するアクチュエータを、前記下位側のリンクハブに設けた下肢運動装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の下肢運動装置において、前記上位側のリンクハブに対して前記足置き部材を、前記下位側と上位側のリンクハブが互いに平行である状態での、それぞれリンクハブ内における前記各端部リンクの回転対偶中心軸の交点である球面リンク中心を結ぶ方向と平行な上位側リンクハブ中心軸の軸回りに回転可能に支持する回転支持機構を設けた下肢運動装置。
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