JP2014187850A - 二次電池装置と二次電池装置の保護方法及び保護プログラム - Google Patents

二次電池装置と二次電池装置の保護方法及び保護プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電池電圧の変化量に応じて、充放電停止を行う停止時点を動的に制御することができる二次電池装置と二次電池装置の保護方法及び保護プログラムを提供する。
【解決手段】二次電池の充放電を制御する装置において、第1の制御部が、充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する。第2の制御部が前記制御信号に基づいて、前記二次電池の充電放電の停止又は維持を実施する。
【選択図】図1

Description

この実施形態は、二次電池装置と二次電池の保護方法及び保護プログラムに関する。
二次電池を使用するシステムにおいては、二次電池の充電、放電を制御している。この場合、二次電池の過充電や過放電から保護する必要がある。二次電池が過充電状態や過放電状態を含めて使用されると、二次電池の異常発熱、不安定出力を引き起こす場合がある。また二次電池の寿命低下につながる。
二次電池が過充電状態、過放電状態になるのを防止するためには、電池電圧を測定して監視し、過充電状態、過放電状態となる閾値より手前で基準電圧(上限基準電圧或いは下限基準電圧)を検知する必要がある。そして基準電圧の検知結果に基づいて、二次電池の充放電回路を制御する手段が必要である。
特開2010−104175号公報
電池電圧が過充電状態となるのを検知するためには、測定した電池電圧が、予め設定している上限基準電圧をオーバーしたか否かを検知する必要がある。また電池電圧が過放電状態となるのを検知するためには、測定した電池電圧が予め設定している下限基準電圧より低下したか否かを検知する必要がある。この検知が得られたときに、充電或いは放電を停止すれば、二次電池の過充電、過放電を防止できる。
しかし、上限基準電圧及び下限基準電圧を決める場合、二次電池を効率的に仕様するためには、上限基準電圧と下限基準電圧との差(使用電圧範囲)はできるだけ大きいほうがよい。逆に、上限基準電圧と過充電状態となる閾値電圧との差ができるだけ小さく、また、下限基準電圧と過放電状態となる閾値電圧との差ができるだけ小さい方がよい。
しかしこのような設定を行うと、電池電圧が上限基準電圧、或いは下限基準電圧に到達した後、充電或いは放電を停止するまでの過渡期に、電池電圧が閾値電圧をオーバーしてしまうことがある。このような場合、二次電池は結果的に過充電状態、或いは過放電状態となってしまう。
そこで、この実施形態では、上限或いは下限基準電圧に依存することなく、電池電圧の変化量(充電電流の大きさやシステムの動作特性)に応じて、充放電停止を行う停止時点を動的に制御し、電池を効率的でかつ安全に使用することができる二次電池装置と二次電池装置の保護方法及び保護プログラムを提供することを目的とする。
本実施形態によれば、二次電池の充放電を制御する装置が、
充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する、第1の制御部と、
前記制御信号に基づいて、前記二次電池の充電放電の停止又は維持を実施する第2の制御部と、を有する。
実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 充電時に電池電圧が変化する様子と顧客Aと顧客Bの電池システムの電圧変化量を説明するために示した説明図である。 実施形態の装置において、充電時に電池電圧が変化する様子と、電圧変化量に応じてカウンタのプリセット値を決める一例を説明するために示した説明図である。 実施形態の装置において、充電時に電池電圧が変化する様子と、電圧変化量に応じてカウンタのプリセット値を決める他の例を説明するために示した説明図である。 実施形態の装置において、放電時に電池電圧が変化する様子と、電圧変化量に応じてカウンタのプリセット値を決める一例を説明するために示した説明図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1において、111は、電池モジュールであり、複数の二次電池(セル)C1,C2,・・・Cnが直列接続され、直列回路を形成した状態で筐体に収納されている。なお、ここでは電池モジュールを代表して説明するが、本発明は、二次電池の全般に適用可能であり単セル・パックにも適用でき、モジュール内の単セルも直列・並列の接続に影響されるものではない。
プラス端子101、マイナス端子102は、電池モジュール111への充電、電池モジュール111からの放電を行うための入出力端子である。電池モジュール111のマイナス端子102側に電流検出器112が設けられている。
電流検出器112と制御装置200とは、セルC1−Cnの直列回路の出力電流を測定することができる。必要に応じて個々のセルC1−Cnに流れる電流も測定することができる。このときはセル選択器(図示せず)が、個々のセルの電流を取り出して測定できるように、電池モジュール111内のスイッチ(図示せず)を制御する。制御装置200はバッテリー管理ユニット(BMU)と称されてもよい。
電圧検出器113と制御装置200は、電池モジュール111の出力電圧を測定することができる。また、この電圧検出器113及び制御装置200により、個々のセルの電圧が測定される場合は、セル選択器(図示せず)が、個々のセルの電圧を取り出して測定できるように、電池モジュール111内のスイッチ(図示せず)を制御する。
電池モジュール111内の温度は、温度センサTsにより感知され、温度検出器114が温度データを取得することができる。
電圧検出器113により測定された電圧データ、温度検出器114により検出された温度データ、電流検出器112により検出された電流データは、制御装置200に供給され、それぞれの値が測定される。
制御装置200は、充放電切り替え部53を有し、プラス端子側101に接続された充電・放電器121を制御することができる。充電・放電器121が制御されることで、電池モジュール111からの放電電流が負荷300に供給される状態、或いは負荷300からの回生電流を充電電流として電池モジュール111に供給する状態が形成されることができる。なお電池モジュール111への充電は、専用の充電装置が行う場合もある。
また、制御装置200内には、電圧検出器113からの検出データを取得する電圧測定部211、温度検出器114からの検出データを用いる温度測定部212、電流検出器112からの検出データを用いる電流測定部213が構成されている。
電流測定部213で測定された電流値は、電流値積算部214にて処理され、電池残容量(SOC:State of Charge)を算出するために利用される。なお電圧、電流及び温度の測定手段、測定方法は、各種の構成が可能であり、ここで説明する構成に限定されるものではない。
制御装置200は、第1制御部260、第2制御部270を含む。
第1制御部260は、カウンタ60、充電電圧変化量計算部61、放電電圧変化量計算部62、動的判定部63を含む。第2制御部270は、充放電切り替え部71、充放電制御部72を含む。充放電制御部72は、負荷300に電力を供給するモードのときは、充放電切り替え部51を介して充電・放電器121を制御して、システムの放電状態を形成する。また負荷300から回生電圧を得る場合、或いは外部から充電が行われる場合には、充放電起動部50は充放電切り替え部73を介して充電・放電器121を制御して、システムの充電状態を形成する。
第1制御部において、充電電圧変化量計算部61は、充電モードのときに、クロックに同期して、電圧変化量を計算する。放電電圧変化量計算部62は、放電モードのときに、クロックに同期して、電圧変化量を計算する。
第2制御部270の充放電制御部72がスタートパルスを出力すると、カウンタ60にプリセット値が設定(カウンタリセット)される。また充電電圧変化量計算部61、放電電圧変化量計算部62、動的判定部63も動作を開始する。例えば充電電圧変化量計算部61は、クロックに同期して動作し、最新の電池電圧の最大値と、その前回の電池電圧の最大値とから電圧変化量dVを求める。
電圧変化量dVは、動的判定部63に入力される。動的判定部63は、電圧変化量dVに動的(ダイナミック)に応答して、充放電切り替え部71を制御する。
即ち、後(図3(A),(B),図4(A),(B))でも詳しく説明するが、動的判定部63は、充電若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量dVと、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する。
図2には、例えば充電時に電池電圧が変化する様子を示している。またこの図は、本実施形態を得る上で前提となった考え方を説明するために示している。
今、電池電圧が過充電状態に移行する境界電圧(閾値電圧)が3.0Vであるとする。また、顧客Aが使用する電池システムにおいては、充電レートが小さく、例えばカウンタ60が3クロック計数する間に0.05Vだけ上昇するものとする。これに対して顧客Bが使用する電池システムにおいては、充電レートが大きく、例えばカウンタ60が3クロック計数する間に0.2V上昇するものとする。
顧客Aの電池システムにおいて、閾値電圧3.0Vのときに充電を停止させるためには、上限基準電圧を2.95Vに設定すればよい。これに対して顧客Bの電池システムにおいて、閾値電圧が3.0のときに充電を停止させるためには、3.0Vより0.2V低い上限基準電圧を2.8Vに設定する必要がある。
したがって、顧客Aと顧客Bに対して電池システムの製品を提供する場合、顧客毎に基準電圧を個別に設定して提供する必要がある。または、個別の設定が煩わしい場合には、最も安全性が高い基準電圧、上記の例では2.8Vを設定した電池システムを顧客Aにも提供することになる。しかし、顧客Aの電池システムにとっては、電池電圧が2.8Vに達したときからカウントを開始し、3カウント後の、2.85Vに上昇した時点で、充電を停止することになる。つまり顧客Aの電池システムでは、3.0V〜2.85Vの電圧範囲が使用されない無駄な範囲となってしまう。
そこで、本実施形態の装置では、上記した無駄を生じない電池使用が可能な方式を実現している。以下この方式を説明する。
図3(A)、図3(B)において、充電時における動作を説明する。電池が過充電状態となる電圧の閾値(TVmax)とする。したがって、充電電圧が、閾値(TVmax)となるときは、充電が停止される必要がある。
まず充電が開始されると、充電電圧変化量計算部61は、最新の電池電圧の最大値と、その前回の電池電圧の最大値とから電圧変化量dVを求める。最新の電池電圧の最大値と、前回の電池電圧の最大値は、充電電圧変化量計算部61において、例えば最新のクロックと前回のクロックで取得された測定電池電圧である。
図3(A)の例は、最新の最大値が(Vmax=2.6V)、前回の最大値が(Vmax=2.5V)であるものとする。この場合は、電圧変化量が(dV=0.1V)であることが分かる。
ここで、電池が過充電となる電圧の閾値を(TVmax=3.0V)とする。そして、TVmaxとVmaxの電圧差Dを求めると、
D=TVmax−Vmax=3.0V−2.6V=0.4Vである。この電圧差Dを電圧変化量(dV=0.1V)で割り算すると、その値は、
(D/dV)=(0.4V/0.1V)=4
このことは、カウンタ60のクロックの4周期目で、充電電圧が閾値(TVmax=3.0V)に到達することを意味する。
動的判定部63は、カウンタ60が1周期(T=例えば3クロック)を計数するごとに(リセットを出力するごとに)、充電或いは放電を停止すべきか否かを決断する。図3(A),図3(B)の状況では、カウンタ60の1周期目では、動的判定部63は、充電を停止すべき決断までには残り3周期の余裕があると判断する。次の周期(T+1)では、動的判定部63は、充電を停止すべき決断までには残り2周期の余裕があると判断する。さらに次の周期(T+2)では、動的判定部63は、充電を停止すべき決断までには残り1周期の余裕があると判断する。さらに次の周期(T+3)では、動的判定部63は、充電を停止すべき決断までには1周期以内の余裕しかないと判断する。
この判断が得られたとき、動的判定部63は、充電停止を指定する制御信号を出力し、これにより充電モードが停止される。
ここで、動的判定部63が、充電停止用の制御信号を出力するタイミングは、カウンタ60が1以下を計数したときに充電停止用の制御信号を出力するか、或いは安全のためにカウンタ60が2以下を計数したときに充電停止用の制御信号を出力かは、システムの応答特性などに応じて、調整可能である。またカウンタ60の1周期分のクロック計数値もシステムの応答特性などに応じて、調整可能である。この調整は、制御装置200にも受けられる外部接続端子を介して、調整用のコンピュータで調整してもよい。またはこの調整は、制御装置200にインストールされるプログラムのパラメータにおいて調整してもよい。この調整が可能であると、制御装置200は広い範囲の電池システム(規格あ規模の違うタイプ)に組み込まれることが可能であり、生産効率を上げられることができる。
次に、図4(A)、図4(B)の状況を想定して説明する。今、図4(A)に示すように、最新の最大値が(Vmax=2.9V)、前回の最大値が(Vmax=2.75V)であるものとする。この場合は、電圧変化量が(dV=0.15V)であることが分かる。ここで、電池が過充電となる電圧の閾値を(TVmax=3.0V)とする。そして、TVmaxとVmaxの電圧差Dを求めると、
D=TVmax−Vmax=3.0V−2.9V=0.1Vである。この電圧差Dを電圧変化量(dV=0.15V)で割り算すると、
(D/dV)=(0.1V/0.15V)=0.667
となる。
このことは、カウンタ60が3クロック計数する前(1周期以内)に、充電電圧が閾値(TVmax=3.0V)に到達することを意味する。したがって、この場合は、動的判定部63は、充電停止を指定する制御信号を出力し、これにより充電モードが停止される。
放電が行われる場合も、同様な考え方により、放電時の電圧変化量に応じて、動的に放電の継続、停止が制御される。
図5は、放電が行われているときのシステム動作を説明するための図である。最新の最小値が(Vmin=1.4V)、前回の最小値が(Vmin=1.55V)であるものとする。この場合は、電圧変化量が(dV=−0.15V)であることが分かる。ここで、電池が過放電となる電圧の閾値を(TVmin=1.3V)とする。そして、TVmaxとVmaxの電圧差Dを求めると、
(D/dV)=TVmax−Vmax=1.3V−1.4V=−0.1Vである。この電圧差dVを電圧変化量(dV=−0.15V)で割り算すると、
(0.1V/0.15V)=0.667
この値は、カウンタ30の1周期以内に(3クロック計数しないうちに)電圧が、過放電電圧の閾値(TVmin)を下回ることを意味する。このような場合は、動的判定部63は、充放電切り替え部51を制御して、放電を停止する。
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではない。電圧変化量を求める場合、負荷側の電源オン・オフ、通信ラインのノイズにより、瞬間的に最新の電圧値や前回の電圧値が大きく変動している場合がある。そこで、電圧変化量は、最新から過去数回分の移動平均を採用するようにしてもよい。
さらにまた電池電圧の現在の測定電圧に、電圧変化量dVを加えた予測電圧値を求める場合は、電流の大きさ温度、電圧値に応じて、曲線モデルで予測してもよい。
上記した装置において、制御装置200の内部は、プログラムにより実行されるコンピュータ(或いはCPU(中央演算処理装置)と称しても良い)として実現してもよい。また複数のコンピュータが用いられてもよい。さらには、コンピュータと上記プログラムを記憶した記憶媒体が用いられてもよい。また記憶媒体は、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの媒体が用いられてもよく、この場合は、ディスクドライバが制御装置200の一部として組み込まれる。さらにまた制御装置200は、通信デバイスを含み、外部と通信できるように構成されてもよいことは勿論である。
上記の制御装置200のプログラムとしては、二次電池を制御する制御装置に用いられる前記二次電池の過充放電を保護する保護プログラムとして構築されている。
このプログラムは、充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する命令を有する。また 前記制御信号を得るために、
カウンタにクロックを計数させて一定周期でリセットさせる命令と、コンピュータに前記クロックに同期して動作して、前記充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)を計算させる命令と、コンピュータに、前記カウンタでリセットされ、前記カウンタと前記変化量(dV)と前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)の比を計算した値が、前記カウンタの一周期の値より、小さい場合に、前記充電若しくは放電を停止する前記制御信号を出力させる命令とを有する。
本実施形態が適用される二次電池としては、特定されるわけではないが、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、など各種開発されており、いずれの電池が使用されても可能である。また電池残容量(SOC:State Of Charge)の変化に対して電池の開放回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)の変化も追従するような特性の場合、OCVからSOCの推定が比較的精度良くできる。
以下二次電池の負極、正極、電解液などの材料の例を示す。
1)負極・・・負極は、負極集電体と、負極活物質含有層とを有する。負極活物質含有層は、負極活物質、導電剤および結着剤を含む。負極集電体は、アルミニウム合金箔等の金属箔を用いることができる。アルミニウム合金としては、アルミニウムの他に、例えば、Al−Fe合金、Al−Mn系合金およびAl−Mg系合金である。
負極活物質としては、リチウムを吸蔵放出する物質を使用することができ、中でも、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、合金などが挙げられる。負極活物質のリチウム吸蔵電位は、リチウム金属の開回路電位に対して開回路電位で0.4V以上であることが好ましい。これにより、負極集電体のアルミニウム成分とリチウムとの合金化反応の進行および負極集電体の微紛化を抑制できる。さらに、リチウム吸蔵電位は、リチウム金属の開回路電位に対して開回路電位で0.4V以上、3V以下の範囲であることが好ましい。これにより、電池電圧を向上させることができる。さらに好ましい電位範囲は、0.4V以上、2V以下である。0.4V以上、3V以下の範囲でリチウムを吸蔵することが可能な金属酸化物としては、チタン酸化物、例えばリチウムチタン酸化物、タングステン酸化物、アモルファススズ酸化物、スズ珪素酸化物、酸化珪素などが挙げられる。中でも、リチウムチタン酸化物が好ましい。
0.4V以上、3V以下の範囲でリチウムを吸蔵することが可能な金属硫化物としては、硫化リチウム、硫化モリブデン、硫化鉄等が挙げられる。
0.4V以上、3V以下の範囲でリチウムを吸蔵することが可能な金属窒化物としては、リチウムコバルト窒化物等が挙げられる。
導電剤として、炭素材料を用いることができる。例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、コークス、炭素繊維、黒鉛等を挙げることができる。
2)正極・・・正極は、正極集電体と、正極活物質含有層とを有する。正極活物質含有層は、正極集電体19aの片面もしくは両面に担持され、正極活物質、導電剤および結着剤を含む。
正極集電体は、アルミニウム合金箔等の金属箔を用いることができる。正極活物質としては、酸化物、硫化物、ポリマーなどが挙げられる。
酸化物として、例えば、二酸化マンガン(MnO2)、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、リチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリピン構造を有するリチウムリン酸化物、硫酸鉄、バナジウム酸化物などが挙げられる。
例えば、ポリマーとしては、ポリアニリンやポリピロールなどの導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料などが挙げられる。その他に、イオウ(S)、フッ化カーボンなども使用できる。
好ましい正極活物質としては、高い正極電圧が得られるため、リチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、リチウムリン酸鉄などが挙げられる。
電子伝導性を高め、集電体との接触抵抗を抑えるための導電剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
3)電解液・・・電解液は、電解質を有機溶媒に溶解することにより調製される。電解質濃度は、0.5〜2mol/Lの範囲内にすることができる。
電解質としては、LiBFが挙げられる。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ビニレンカーボネート(VC)などの環状カーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)などの鎖状カーボネート、テトラヒドロフラン(THF)、2メチルテトラヒドロフラン(2MeTHF)などの環状エーテル、ジメトキシエタン(DME)などの鎖状エーテル、γ−ブチロラクトン(BL)、アセトニトリル(AN)、スルホラン(SL)、リン酸エステル等を挙げることができる。これらの有機溶媒は、単独または2種以上の混合物の形態で用いることができる。
上記した説明において、「部」は、「装置」、「器」、「ブロック」及び「モジュール」などは相互に置き換えても本発明の範疇であることは勿論である。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。
さらに本発明の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
111・・・電池モジュール、112・・・電流検出器、113・・・電圧検出器、114・・・温度検出器、121・・・充電・放電器、200・・・制御装置、211・・・電圧測定部、212・・・温度測定部、213・・・電流測定部、214・・・電流値積算部、260・・・第1の制御部、270・・・第2の制御部、300・・・負荷、60・・・カウンタ、61・・・充電電圧変化量計算部、62・・・放電電圧変化量計算部、63・・・動的判定部、

Claims (6)

  1. 二次電池の充放電を制御する装置が、
    充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する、第1の制御部と、
    前記制御信号に基づいて、前記二次電池の充電放電の停止又は維持を実施する第2の制御部と、
    を有する二次電池装置。
  2. 前記第1の制御部は、
    クロックを所定数計数し一定周期でリセットするカウンタと、
    前記クロックに同期して動作し、前記充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)を得る変化量計算部と、
    前記カウンタでリセットされ、前記カウンタと前記変化量(dV)と前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)の比を計算した値が、前記カウンタの一周期の値より、小さい場合に、前記充電若しくは放電を停止する制御信号を出力する動的判定部と、
    を有する請求項1記載の二次電池装置。
  3. 二次電池を制御する制御装置に適用された前記二次電池の過充放電を保護する保護方法であって、
    充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力し、
    前記制御信号に基づいて、前記二次電池の充電放電の停止又は維持を実施する、
    二次電池装置の保護方法。
  4. 前記制御信号を得るために、
    カウンタにクロックを計数させて一定周期でリセットし、
    前記クロックに同期して動作して、前記充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)を計算し、
    前記カウンタでリセットされ、前記カウンタと前記変化量(dV)と前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)の比を計算した値が、前記カウンタの一周期の値より、小さい場合に、前記充電若しくは放電を停止する前記制御信号を出力する、
    を有する請求項3記載の二次電池装置の保護方法。
  5. 二次電池を制御する制御装置に用いられる前記二次電池の過充放電を保護する保護プログラムであって、
    充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)と、前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)に基づいて得られる値に応じて、充放電停止又は充放電維持を示す制御信号を出力する命令と、
    前記制御信号に基づいて、前記二次電池の充電放電の停止又は維持を実施する命令と、を有した二次電池装置の保護プログラム。
  6. 前記制御信号を得るために、
    カウンタにクロックを計数させて一定周期でリセットさせる命令と、
    コンピュータに前記クロックに同期して動作して、前記充電中若しくは放電中の二次電池の電池電圧の変化量(dV)を計算させる命令と、
    コンピュータに、前記カウンタでリセットされ、前記カウンタと前記変化量(dV)と前記二次電池の最新の電圧と前記二次電池の過充放電電圧の閾値との差(D)の比を計算した値が、前記カウンタの一周期の値より、小さい場合に、前記充電若しくは放電を停止する前記制御信号を出力させる命令と、
    を有する請求項5記載の二次電池装置の保護プログラム。
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