JP2014187432A - 通信信号増幅回路および通信信号増幅回路の制御方法 - Google Patents

通信信号増幅回路および通信信号増幅回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の信号増幅部を備えることにより、各信号増幅部が同時に動作可能な通信信号増幅回路において、好適に消費電力を低減可能な技術を提供する
【解決手段】複数の信号増幅部(22、32)と、信号増幅部と同数の電圧変換部(21、31)と、信号増幅部と電圧変換部とが一対一になるように電圧変換部を選択する選択部(23、33)と、選択部を制御する選択制御部と、を備え、電圧変換部は他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる方式で電圧を変換し、選択制御部は通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて選択部を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末の低消費電力化技術に関するものであり、詳細には、通信信号増幅回路および通信信号増幅回路の制御方法に関するものである。
近年、スマートフォンに代表される無線端末は、その処理速度の高速化、表示パネルの大型化などに伴い、消費電力が増加する傾向にある。一方、無線端末において、連続使用時間を延ばすことはユーザの大きなニーズである。このニーズを満たすために、無線端末の低消費電力化を図るための技術が盛んに研究されている。
特許文献1には、高周波電力増幅回路がソース接地された半導体増幅素子を有する送信電力制御装置の送信電力制御方法において、(i)上記半導体増幅素子のドレイン電圧およびゲート電圧、またはドレイン電圧のみを制御して前記高周波電力増幅回路の利得を線形的に変化させ送信電力を制御すること、および、(ii)上記高周波電力増幅回路の送信出力レベルが最大出力レベルより低い閾値レベル以上で且つ前記電池電圧が基準レベル以下の場合には、前記電池電圧を前記半導体増幅素子のドレイン端子に供給し、前記送信出力レベルが前記閾値レベル以上で且つ前記電池電圧が前記基準レベルを超える場合には該電池電圧を前記基準レベルに降下させて前記ドレイン端子に供給することが記載されている。
特開2002−94392号公報(2002年3月29日公開)
本発明者らは、互いに異なる通信信号を増幅する複数の信号増幅部を備える無線端末において、複数の無線通信が同時に実行される際に効果的な低消費電力化技術について検討を重ねている。特許文献1に記載されている技術を上記の無線端末に適用すると、低消費電力化が図られる信号増幅器は、上記複数信号の増幅器のうち、通信信号の最大出力が最も高い通信信号を増幅する信号増幅器のみである。すなわち、通信信号の最大出力が最も高い信号以外の信号を増幅する信号増幅器については、低消費電力化は図られない。したがって、特許文献1に記載の技術は、上記無線端末が実行する無線通信の低消費電力化技術として好ましくなく、消費電力を好適に低減可能な技術が求められている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、複数の信号増幅部を備えることにより、各信号増幅部が同時に動作可能な通信信号増幅回路において、好適に消費電力を低減可能な技術を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信信号増幅回路は、複数の信号増幅部と、上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、上記選択部を制御する選択制御部と、を備え、上記電圧変換部はそれぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換するものであり、上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信信号増幅回路の制御方法は、複数の信号増幅部と、上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、を備えた通信信号増幅回路の制御方法であって、上記電圧変換部が、それぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換する電圧変換工程と、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御する選択部制御工程と、を包含する。
本発明の一態様によれば、電圧変換部の数は、信号増幅部と同数であり、選択部は、信号増幅部と電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する電圧変換部を選択するようになっている。そのため、複数備えられた信号増幅部が互いに異なる通信信号を増幅する際においても、最小限の数の電圧変換部によって、通信システム全体としての効果的な電力削減が実現可能になる。
本発明の実施形態1に係る通信信号増幅回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るベースバンド部の構成例を示すブロック図である。 (a)は、APT(Average Power Tracking)方式の低消費電力化部が出力する電圧の一例を示し、(b)は、ET(Envelope Tracking)方式の低消費電力化部が出力する電圧の一例を示す図である。 (a)および(b)は、信号増幅部におけるモード切替の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るベースバンド部の構成例を示すブロック図である。 (a)および(b)は、通信信号における出力分布の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るスイッチ制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る通信信号増幅回路10は、音声通話のための無線通信およびデータ通信のための無線通信を基地局との間で行なう移動体無線端末に組み込まれた通信信号増幅回路として実現されている。ただし、本発明に係る通信信号増幅回路は、移動体無線端末に限らず、何らかの信号が重畳された搬送波を受信および/または送信する端末一般に適用することができる。
通信信号増幅回路10は、互いに異なる通信信号を同時に増幅可能なように構成されている。これにより、通信信号増幅回路10を備える無線端末は、互いに異なる通信信号を同時に送信可能なように構成されている。互いに異なる通信信号を同時に送信する例としては、SVLT(Simultaneous Voice and LTE)、SVDO(Simultaneous Voice and Data)、CA(Carrier Aggrigation)などが挙げられる。
なお、互いに異なる通信信号とは、大別すると、UMTS、LTE、CDMA2000 1x、というように異なる通信方式に準拠する通信信号を意味する。なお、上記それぞれの通信方式の中にも、異なる通信信号が存在する。たとえば、UMTSはR99、HSUPA、HSDPA、DC−HSPA、HSPA、HSPA+を含み、CDMA20001XはRC1、RC3、EV−DO Rev.0、EV−DO Rev.A、EV−DO Rev.B、さらに細分化すると、それぞれの通信信号のQPSK、16QAM等の変調方式、ビットレートの違い、パケットサイズ等を含む。本実施形態では、音声通話を主目的とするWCDMA(UMTSの日本での呼び名)の通信信号、および、データ通信を主目的とするLTEの通信信号を例として説明する。なお、通信信号増幅回路10が扱う通信信号は、音声通話またはデータ通信のために用いられるものであればよく、たとえば、UMTS、無線LAN、WiMAX(登録商標)、GSM(登録商標)などに準拠する通信信号であってもよい。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図面を参照して説明すれば以下のとおりである。図1は、通信信号増幅回路10の概略構成を示すブロック図である。電池11は、DCDC(電圧変換部)21および31に電力を供給する電源である。すなわち、電池11は、DCDC21および31に電池電圧Vbatを供給する。各DCDCの負荷に応じて、DCDC21には電流Ibat1が流れ、DCDC31には電流Ibat2が流れる。
図2は、ベースバンド部12の一構成例を示すブロック図である。信号生成部13は、互いに異なる通信信号であるベースバンド信号#1およびベースバンド信号#2を生成し、変換部14へ供給する。
変換部14は、信号生成部13から供給されたベースバンド信号#1を、WCDMAに準拠する変換信号#3に変換し、PA22に供給する。また、変換部14は、信号生成部13から供給されたベースバンド信号#2を、LTEに準拠する変換信号#4に変換し、PA32に供給する。さらに、変換部14は、ベースバンド信号#1が準拠する通信方式を表す通信方式情報#5、および、ベースバンド信号#2が準拠する通信方式を表す通信方式情報#6をスイッチ制御部(選択制御部)16に供給する。各通信方式情報は、各ベースバンド信号に固有の情報であり、各ベースバンド信号の通信形式を表す情報とも表現できる。通信方式情報#5と通信方式情報#6とは、複数の組合せをとり得るが、本実施形態では、説明を明確にするために、通信方式情報#5は「WCDMA」であり、通信方式情報#6は「LTE」であるとして説明する。
選択制御部であるスイッチ制御部16は、変換部14から取得する通信方式情報#5が「WCDMA」および「LTE」のいずれであるかを判定する。WCDMAに準拠する通信信号と、LTEに準拠する通信信号とを同時に出力可能な通信信号回路10において、WCDMAに準拠する通信信号の信号形式は主に音声通話を表す通信信号と見なせ、LTEに準拠する通信信号の信号形式は主にデータ通信を表す通信信号と見なせる。したがって、本実施形態において、通信方式情報#5が「WCDMA」および「LTE」のいずれであるかを判定することは、ベースバンド信号#1の信号形式が「音声通話信号」および「データ通信信号」のいずれかであるかを判定することと言い換えることが可能である。通信方式情報#5が「WCDMA」であれば、ベースバンド信号#1の信号形式は「音声通話信号」と見なせるので、スイッチ制御部16は、PA(信号増幅部)22とDCDC21とを接続するSW制御信号#9をスイッチ(選択部)23に出力し、PA32とDCDC31とを接続するSW制御信号#10をスイッチ(選択部)33に出力する。一方、通信方式信号#5が「LTE」であれば、ベースバンド信号#1の信号形式は「データ通信信号」と見なせるので、スイッチ制御部16は、PA22とDCDC31とを接続するSW制御信号#9をスイッチ23に出力し、PA32とDCDC21とを接続するSW制御信号#10をスイッチ33に出力する。
本実施形態において、スイッチ制御部16は、通信方式情報#5に応じてSW制御信号#9および#10を出力するように構成されているが、通信方式情報#6に応じてSW制御信号#9および#10を出力するように構成されていてもよい。
ベースバンド部12は、上述の機能に加えて、DCDC制御信号#11、DCDC制御信号#12、PA有効化信号#13、PA有効化信号#14、PAモード信号#15およびPAモード信号#16を、各DCDCおよび各PAへ供給する機能を有する。各信号については、DCDC、PAの各項において説明する。
(電圧変換部)
図1に示すように、電圧変換部であるDCDC21は、ベースバンド部12から供給されるDCDC制御信号#11によって制御され、電池11から供給される電池電圧Vbatを許容される範囲内で変換電圧VccAに変換する。さらに、DCDC21は、変換電圧VccAを、後述する選択部を介してPA22またはPA32に印加する。変換電圧VccAがPA22に印加される場合、DCDC制御信号#11は、変換信号#3に対応するDCDC制御信号である。一方、変換電圧VccAがPA32に印加される場合、DCDC制御信号#11は、変換信号#4に対応するDCDC制御信号である。
同様に、電圧変換部であるDCDC31は、ベースバンド部12から供給されるDCDC制御信号#12によって制御され、電池11から供給される電池電圧Vbatを許容される範囲内で変換電圧VccBに変換する。さらに、DCDC31は、変換電圧VccBを、後述する選択部を介してPA22またはPA32に印加する。VccBがPA32に印加される場合、DCDC制御信号#12は、変換信号#4に対応するDCDC制御信号であり、VccBがPA22に接続される場合、DCDC制御信号#12は、変換信号#3に対応するDCDC制御信号である。
PA22およびPA32に印加する電圧を変化させても、増幅された信号対消費する電流値の関係は、大きく変化しないのが通常である。電力=電流×電圧であるため、各DCDCが各PAに印加する電圧を、許容される歪特性範囲内で低下させることによって、各PAの電力消費量を低減することができる。各DCDCは低消費電力化を図ることが可能な電子部品の一例であるため、以下においてDCDC(電圧変換部)のことを低消費電力化部とも表現する。また、DCDCと、DCDC制御信号を発生する手段(ベースバンド部12の一部)とをまとめて低消費電力化装置とも表現する。
一般的に、送信する信号を増幅するPAは、受信する信号を増幅するPAに比べ遙かに多くの電力を消費する。各DCDCが送信する信号を増幅する各PAにおける電力消費量を削減することにより、通信信号増幅回路における低消費電力化を効果的に図ることができる。
電池電圧Vbatを低下させる各低消費電力化部は、通常、所望の特性を満たす変換電圧を出力するために、DC−DCコンバータによって構成されている。DC−DCコンバータは、SMPS(Switch−mode Power Supplies)とも呼ばれている。以下では、DC−DCコンバータを、DCDCと略称する。DCDCを制御する代表的な低消費電力化方式として、APT(Average Power Tracking)方式、および、ET(Envelope Tracking)方式が挙げられる。以下では、DCDC21はAPT方式を採用し、DCDC31はET方式を採用しているものとして説明する。図3の(a)はAPT方式のDCDCが出力する変換電圧の一例を示す図であり、図3の(b)はET方式のDCDCが出力する変換電圧の一例を示す図である。
(APT方式およびET方式の特徴)
APT方式の低消費電力化装置が備えているDCDCは、送信信号の時間軸方向の一定領域(たとえばフレーム単位)における平均値に対応する変換電圧を出力する(図3の(a)参照)。たとえばフレーム単位で変換電圧を制御するため、ET方式と比較して高速な動作が不要である。よって、DCDCを含む低消費電力化装置自身の消費電力量はET方式より低いので、負荷電流が少ない、送信信号の出力が比較的低い領域における低消費電力化特性が優れる。一方、送信信号の出力が比較的高い領域では、満足な歪み特性を確保するために比較的高い電圧を必要とする場合がある。よって、送信信号の出力が比較的高い領域、特に最大送信電力に近い領域における低消費電力化特性は好ましくない。以上の特徴から、APT方式のDCDCは、送信信号の出力が比較的低い領域に分布している変換信号(たとえば音声通話を表すWCDMAの変換信号#3)を増幅する際に、優れた低消費電力特性を発揮する。
一方、ET方式の低消費電力化装置が備えているDCDCは、送信信号の包絡線に追従するように電圧を変換する(図3の(b)参照)。送信信号の高速な出力変化に追従するために、ET方式のDCDCは高速動作を要する。よって、APT方式のDCDCに比べると、ET方式のDCDCを含む低消費電力化装置自身の消費電力量は高くなる傾向がある。ET方式のDCDCは、送信信号の出力が比較的高い領域に分布している変換信号(たとえばデータ通信を表すLTEの変換信号#4)を増幅する際に優れた低消費電力特性を発揮する。
本実施形態において、APT方式を採用するDCDC21は、低出力領域における低消費電力化特性が優れる第1の低消費電力化部とも表現し、ET方式を採用するDCDC31は、高出力領域における低消費電力化特性が優れる第2の低消費電力化部とも表現する。電圧変換部であるDCDC21およびDCDC31は、それぞれ、他の電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された信号増幅部(PA22またはPA32)に供給する電圧を変換するものである。
(選択部)
図1に示すように、選択部であるスイッチ23は、接点a、接点bおよび接点cを備えており、接点bおよび接点cのいずれかと接点aとを接続する。すなわち、スイッチ23は、PA22に接続する低消費電力化部をDCDC21およびDCDC31のいずれかから選択する。スイッチ23は、ベースバンド部12が備えるスイッチ制御部16からのSW制御信号#9によって制御される。選択部であるスイッチ33は、接点d、接点eおよび接点fを備えており、接点eおよび接点fのいずれかと接点dとを接続する。すなわち、スイッチ33は、PA32に接続する低消費電力化部をDCDC21およびDCDC31のいずれかから選択する。スイッチ33は、ベースバンド部12が備えるスイッチ制御部16からのSW制御信号#10によって制御される。
(信号増幅部)
図4を参照しながら、増幅部であるPA22およびPA32について説明する。図4の(a)はPA22に供給される各信号の一例を示す図であり、図4の(b)はPA32に供給される各信号の一例を示す図である。図4の(a)および(b)において、横軸は送信信号の出力を表し、縦軸はDCDCに流れる電流を表す。
信号増幅部であるPA22は、ベースバンド部12が備える変換部14から取得する変換信号#3を増幅することによって送信信号#7として出力する。PA22には、変換信号#3に加えて、印加電圧Vcc1、PA有効化信号#13およびPAモード信号#15が供給される。PA22がベースバンド部12からの取得するPA有効化信号#13は、PA22を駆動するか否かを決定する信号である。ベースバンド信号#1が生成されており、PA22を駆動する必要があれば、ベースバンド部12は、PA有効化信号#13として「Enable」を出力する。一方、PA22を駆動する必要がなければ、ベースバンド部12は、PA有効化信号#13として「Disable」を出力する。
図4の(a)に示される破線は、PA22の動作モードを切り替えるためのモード切替値MC1を表す。PA22は、送信信号の出力に応じて、高出力の増幅に適したハイモード、および、低出力の増幅に適したローモードの2つの動作モードを有する。送信信号の出力が、モード切替値MC1より低い場合、ベースバンド部12はPAモード信号#15として「Lo−Mode」を出力し、PA22をローモードにて駆動する。一方、送信信号の出力が、モード切替値MC1以上の場合、ベースバンド部12はPAモード信号#15として「Hi−Mode」を出力し、PA22をハイモードにて駆動する。
印加電圧Vcc1は、PA22を駆動するために印加される電圧である。スイッチ23によって、DCDC21からの変換電圧VccA、および、DCDC31からの変換電圧VccBのいずれかが印加電圧Vcc1として選択される。図4の(a)に示す例では、スイッチ23は、印加電圧Vcc1として変換電圧VccAを選択している。DCDC21は、ベースバンド部12からDCDC制御信号#11を取得し、DCDC制御信号#11にしたがって電池電圧Vbatを変換電圧VccAに変換して出力する。
信号増幅部であるPA32は、ベースバンド部12が備える変換部14から取得する変換信号#4を増幅することによって送信信号#8として出力する。PA22には、変換信号#4に加えて、印加電圧Vcc2、PA有効化信号#14およびPAモード信号#16が供給される。図4の(b)に示される破線は、PA32の動作モードを切り替えるためのモード切替値MC2を表す。PA32は、PA22と同様に構成されているため、ここではその説明を省略する。なお、本実施形態ではPA22およびPA32が2つの動作モードを有するとして説明したが、各PAは、ローモード、ミドルモードおよびハイモードの3つの動作モードを有する構成であってもよい。
以上のように、通信信号増幅回路10は、(i)ベースバンド信号#1に固有の情報である通信方式情報#5に応じて、PA22に接続する低消費電力化部をDCDC21およびDCDC31のいずれかから選択する、(ii)PA32に対しては、DCDC21およびDCDC31のうち、PA22と接続されていない方のDCDCを接続する。すなわち、通信信号増幅回路10は、複数の信号増幅部を備え、各信号増幅部が同時に動作可能な通信信号増幅回路において、通信信号の種類、特徴などを考慮して好適に消費電力を低減させることができる。さらに、通信信号増幅回路10は、備えているPAと同数のDCDCを備えていればよい。言い換えれば、通信信号増幅回路10は、備えているPAの数に対して冗長な数のDCDCを必要とせずに、好適な低消費電力化を実現する。
なお、本実施形態では、2つのPAおよび2つのDCDCを備える通信信号増幅回路10について説明したが、通信信号増幅回路10が備えるPAおよびDCDCの数は、2つに限定されるものではなく3つ以上であってもよい。PAおよびDCDCの数が3つ以上である場合、通信信号増幅回路10は、少なくとも1つの第1の低消費電力化部(APT方式のDCDC)と、1つの第2の消費電力化部(ET方式のDCDC)とを備えていればよい。残りのDCDCは、APT方式およびET方式のいずれを採用していてもよいし、他の方式を採用していてもよい。製造者は、好適な低消費電力化が可能なように、上記残りのDCDCが採用する方式を適宜決定することができる。
(変形例)
スイッチ制御部16は、通信方式情報#5および#6に加えてPAモード信号に応じて、スイッチ23および33を制御するように構成してもよい。通信信号が表す内容によっては、WCDMAの通信信号であっても送信信号の出力が比較的高い領域に分布している場合があり得る。また、LTEの通信信号であっても送信信号の出力が比較的低い領域に分布している場合があり得る。たとえばスイッチ制御部16は、PAモード信号#15が「Hi−Mode」かつPAモード信号#16が「Lo−Mode」の場合には、PA22とDCDC31とを接続するようにスイッチ23を制御し、PA32とDCDC21とを接続するようにスイッチ33を制御してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の別の実施形態について、図面を参照して説明すれば以下のとおりである。なお、実施形態1に係る通信信号増幅回路10と同様の部材については、同じ部材番号を付しその説明を省略する。図5は、実施形態2に係る通信信号増幅回路110が備えるベースバンド部22の構成例を示すブロック図である。ベースバンド部22が備える出力分布算出部25は、変換部24から変換信号#3および変換信号#4を取得する。出力分布算出部25は、変換信号#3が送信信号#7に増幅された後の出力(すなわち送信電力)を算出し、その分布である出力分布#25を固有の情報として算出する。また、出力分布算出部25は、変換信号#4が送信信号#8に増幅された後の出力(すなわち送信電力)を算出し、さらに、その分布である出力分布#26を固有の情報として算出する。出力分布算出部25は、出力分布#25および出力分布#26をスイッチ制御部26に供給する。
選択制御部であるスイッチ制御部26は、出力分布#25および出力分布#26の少なくともいずれかに応じて、スイッチ23および33を制御する。なお、スイッチ制御部26が出力分布#25および#26のいずれか一方の出力分布に応じてスイッチ23および33を制御する場合、出力分布算出部25は当該一方の出力分布のみをスイッチ制御部26に供給する構成であってもよい。
(出力分布)
出力分布とは、単位時間あたりのそれぞれの送信電力の割合を示す。出力分布は、以下に示す条件によりにより変化する。
(強電界および弱電界)
一般的に、携帯端末に使用される通信方式において、携帯端末は、自身が置かれている電波状況に応じて、送信電力を制御している。一般的に携帯端末は、この送信電力制御を、基地局から送られる制御信号に応じて行う。例えば、基地局の遠くに位置する携帯端末が送信する送信信号は、基地局に到達するまでに大きく減衰される。したがって、基地局が受信する送信信号のレベルが所定の信号レベルを満足させるために、基地局は、携帯端末に対して、送信電力を上げるための制御信号を送信する。当該制御信号を受信した携帯端末は、送信電力を徐々に増加させる。その結果、携帯端末は、送信電力の高い送信信号を送信する(弱電界)。
一方、基地局の近くに位置する携帯端末が送信する送信信号は、基地局に到達するまでにあまり減衰されない。上記所定の信号レベルを満足させつつ、携帯端末の不要な電力消費を抑制するために、基地局は、携帯端末からの受信信号レベルが高すぎる場合、携帯端末に対して、送信電力を下げるための制御信号を送信する。当該制御信号を受信した携帯端末は、送信電力を徐々に減少させる。その結果、基地局の遠くに携帯端末が位置する場合と比較して、携帯端末は、送信電力の低い送信信号を送信する(強電界)。
以上のように、基地局が受信するそれぞれの携帯端末からの送信信号レベルが一定になるように、基地局は、携帯端末の送信電力を上記制御信号により動的に制御する。すなわち、携帯端末が移動すると、上述の送信電力制御により時々刻々と、携帯端末の送信電力は変化する。また、基地局と携帯端末間の距離が大きく変化しない場合であっても、電波伝搬経路に電波伝搬に影響する遮蔽物が生じると、送信信号の減衰量は大きくなる。したがって、携帯端末の消費電力を評価する場合、この動的な送信電力の変化を考慮することが好ましい。一般的に、この評価には、単位時間あたりに変化するそれぞれ送信電力の割合である「送信電力分布」を用いる。
端末が、弱電界を移動する確率が高い場合、送信電力分布は、高い送信電力側に分布する為、高い送信電力領域(高出力領域)の低消費電力化効果が高い方式を使用した方が有利になり、一方端末が、強電界を移動する確率が高い場合、低い送信電力領域(低出力領域)の低消費電力化効果が高い方式が有利になる。
(信号方式)
例えば、音声通話に用いられるWCDMAの信号形式よりも、データ通信に用いられるLTEの信号形式の方が、より高速で大容量なデータを伝送させるため、高度な変調方式が用いられている。高度な変調方式の電波を受信して、復調を行うためには、充分な受信信号レベルが必要となる。携帯端末は、上述した強電界または弱電界に応じた送信電力制御に加えて、送信信号の信号方式に応じた送信電力制御を行う。例えば、データ通信を行う送信信号の送信電力分布は、高い送信電力領域(高出力領域)に多く分布する可能性が高い。つまり、データ通信用信号を送信する場合は、高い送信電力領域に有利な低消費電力化方式を用いることが好ましい。一方、音声通話を行う送信信号の送信電力分布は、低い送信電力領域(低出力領域)に多く分布する可能性が高い。つまり、音声通話を送信する場合は、低い送信電力領域に有利な低消費電力化方式を用いることが好ましい。
(出力分布算出部)
出力分布算出部25が算出する出力分布について、図6を参照しながら説明する。図6は、出力分布算出部25が算出する出力分布の一例を示す図である。送信電力が変化するということは、PAへ入力される変換信号が変化する、つまりベースバンド信号が変化することを意味する。図示しないが、送信電力の変化は、実際にPAの送信出力を検波しても得られる。
(強電界および弱電界)ならびに(信号方式)の項において説明したように、時々刻々と変化するベースバンド信号の、分布を算出する事によって、ベースバンド信号にとってより好適な低消費電力方式を選択できる事になる。ベースバンド信号を変換および増幅した送信信号から算出される出力分布の形状を判別する事によって、上記通信内容が音声通話またはデータ通信のいずれであるかを判断できる。通信信号が音声通話を表すものである場合、出力分布算出部25が算出する出力分布は、出力のピークを有する正規分布になる傾向がある(図6の(a))。図6の(a)に示される出力分布のピークは−5dBmであるが、当該ピークは、上述した条件に依存して時々刻々と変化する。
一方、通信信号がデータ通信を表すものである場合、出力分布算出部25が算出する出力分布は、低出力領域から単調に増加し、出力が13dBmを超える領域では飽和する傾向を有する(図6の(b))。上記領域を示す絶対電力は、上述した条件に依存して時々刻々と変化する。
本実施形態において、閾値Pth=13dBmとして、出力が閾値Pthより小さい領域を低出力領域、出力が閾値Pth以上の領域を高出力領域と定義する。なお、Pth=13dBmはあくまで閾値Pthの一例であり、製造者は、低消費電力化をより好適に実現可能なように、閾値の値を適宜設定することができる。
上述のように、通信信号の出力分布は、通信内容に応じて異なる傾向を示すので、通信信号の最大出力値に応じて低消費電力化を図る技術は、通信信号増幅回路において必ずしも好適とは言えない。通信信号増幅回路110は、通信信号の出力分布に基づいて、各通信信号を増幅する信号増幅部に好適な低消費電力化部を接続する。よって、通信信号増幅回路110は、通信信号の種類、特徴などを考慮して好適な低消費電力化を図ることができる。
なお、本実施形態における出力分布は、送信信号の各出力に対する、送信信号における各出力の出現頻度の分布を表すものであればよい。すなわち、出力分布は、図5に示すようなものに限定されず、確率密度関数であってもよいし、度数分布であってもよい。また、度数分布のように離散的な数値をとるものをフィッティングすることによって得られる関数であってもよい。
(選択制御部の処理1)
選択制御部であるスイッチ制御部26は、出力分布算出部25が算出する出力分布#25および出力分布#26の少なくともいずれかに応じて、スイッチ23およびスイッチ33を制御する。以下に、スイッチ制御部26が実行する処理の例について、図6および図7を参照しながらより説明する。図7は、スイッチ制御部26が実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、変換信号#3から算出された出力分布#25が図6の(a)に示すものであり、変換信号#4から算出された出力分布#26が図6の(b)に示すものであるとして説明する。
ステップS200において、スイッチ制御部26は、出力分布#25および出力分布#26を出力分布算出部25から取得する。ステップS202において、スイッチ制御部26は、出力分布#25における高出力領域の分布数D25Hと、出力分布#26における高出力領域の分布数D26Hとをそれぞれ算出する。ステップS204において、スイッチ制御部26は、D25H<D26Hであるか否かを判定する。ステップS204の判定結果がYESであれば、スイッチ制御部16は、スイッチ23に対して接点aと接点bとを接続するSW制御信号#9を供給し、スイッチ33に対して接点dと接点fとを接続するSW制御信号#10を供給する(ステップS206)。ステップS204の判定結果がNOであれば、スイッチ制御部16は、スイッチ23に対して接点aと接点cとを接続するSW制御信号#9を供給し、スイッチ33に対して接点dと接点eとを接続するSW制御信号#10を供給する(ステップS208)。
ステップS204の判定結果がYESであれば、変換信号#4は、変換信号#3より高出力領域の出力分布が多い通信信号であると見なせる。一方、ステップS204の判定結果がNOであれば、変換信号#3は、変換信号#4より高出力領域の出力分布が多い通信信号と見なせる。高出力領域の出力分布がより多い変換信号を増幅するPAと、高出力領域における低消費電力化特性が優れるDCDC31とを接続することによって、通信信号増幅回路110は、PA22およびPA32が同時に動作している場合であっても、好適に消費電力を低減することが可能である。
本実施形態において、スイッチ制御部26は、高出力領域の分布数D25HおよびD26Hに応じて各PAに接続するDCDCを決定している。しかし、低出力領域の分布数D25LおよびD26Lに応じて各PAに接続するDCDCを決定するように構成されていてもよい。
なお、スイッチ制御部26は、高出力域の出力分布#25を積分することにより高出力領域の分布数D25Hを算出するように構成されていてもよい。また、出力分布が度数分布である場合、スイッチ制御部26は、高出力領域における出力分布#25の和を高出力領域の分布数D25Hとして算出するように構成されていてもよい。高出力領域の分布数D26Hについても、スイッチ制御部26は、同様の方法により算出可能である。
(選択制御部の処理2)
スイッチ制御部26が実行する別の処理の例について説明する。スイッチ制御部26は、出力分布#25における低出力領域の分布数D25Lと、高出力領域の分布数D25Hとをそれぞれ算出する。スイッチ制御部26は、D25L>D25Hであるか否かを判定する。当該判定結果がYESであれば、スイッチ制御部16は、スイッチ23に対して接点aと接点bとを接続するSW制御信号#9を供給し、かつ、スイッチ33に対して接点dと接点fとを接続するSW制御信号#10を供給する。上記判定結果がNOであれば、スイッチ制御部16は、スイッチ23に対して接点aと接点cとを接続するSW制御信号#9を供給し、かつ、スイッチ33に対して接点dと接点eとを接続するSW制御信号#10を供給する。上記判定結果からスイッチ制御部26は、変換信号#3が低出力領域および高出力領域のいずれに多くの出力分布を有する通信信号であるか判定できる。よって、通信信号増幅回路110は、PA22およびPA32が同時に動作している場合であっても、好適に消費電力を低減することが可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通信信号増幅回路は、複数の信号増幅部と、上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、上記選択部を制御する選択制御部と、を備え、上記電圧変換部はそれぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換するものであり、上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御する。
上記の構成によれば、複数の信号増幅部を備えているため、各信号増幅部が同時に動作可能である。また、電圧変換部は、自らに接続された信号増幅部に供給する電圧を変換することによって、当該信号増幅部の低消費電力化を図るようになっている。また、選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、信号増幅部と電圧変換部との接続を制御するようになっている。
ここで、電圧変換部の数は、信号増幅部と同数であり、選択部は、信号増幅部と電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する電圧変換部を選択するようになっている。これにより、複数備えられた信号増幅部が互いに異なる通信信号を増幅する際においても、最小限の数の電圧変換部によって、通信システム全体としての効果的な電力削減が実現可能になる。
本発明の態様2に係る通信信号増幅回路は、上記態様1において、上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式が音声通話信号であるか否かに応じて上記選択部を制御するように構成してもよい。
上記の構成によれば、選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式が音声通話信号であるか否かに応じて選択部を制御する。音声通話信号は出力分布が低出力側に偏る傾向がある。そのため、選択制御部は、音声通話信号を増幅する信号増幅部に対して、低出力信号の増幅に適したAPTのような低消費電力化方式の電圧変換部を接続させることにより、より好適に消費電力を低減させることができる。
本発明の態様3に係る通信信号増幅回路は、上記態様1において、上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式がデータ通信信号であるか否かに応じて上記選択部を制御するように構成してもよい。
上記の構成によれば、選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式がデータ通信信号であるか否かに応じて選択部を制御する。データ通信信号は出力分布が高出力側に偏る傾向がある。そのため、選択制御部は、データ通信信号を増幅する信号増幅部に対して、高出力信号の増幅に適したETのような低消費電力化方式の電圧変換部を接続させることにより、より好適に消費電力を低減させることができる。
本発明の態様4に係る通信信号増幅回路は、上記態様1において、上記通信信号毎の出力分布を算出する出力分布算出部を備え、上記選択制御部は、上記出力分布に応じて上記選択部を制御するように構成してもよい。
上記の構成によれば、選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の出力分布に応じて選択部を制御する。これにより、選択制御部は、例えば、出力分布が低出力側に偏っている信号増幅部に対して、低出力信号の増幅に適したAPTのような低消費電力化方式の電圧変換部を接続させたり、出力分布が高出力側に偏っている信号増幅部に対して、高出力信号の増幅に適したETのような低消費電力化方式の電圧変換部を接続させたりすることで、より好適に消費電力を低減させることができる。
本発明の態様5に係る通信信号増幅回路の制御方法は、複数の信号増幅部と、上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、を備えた通信信号増幅回路の制御方法であって、上記電圧変換部が、それぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換する電圧変換工程と、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御する選択部制御工程と、を包含する。
上記の構成によれば、上記態様1に係る通信信号増幅回路と同様の効果を奏する。
本発明は、低消費電力か装置の製造分野において利用可能である。
10 通信信号増幅回路
11 電池
12 ベースバンド部
13 信号生成部
14 変換部
16 スイッチ制御部(選択制御部)
21、31 DCDC(電圧変換部)
22、32 PA(信号増幅部)
23、33 スイッチ(選択部)
25 出力分布算出部

Claims (5)

  1. 複数の信号増幅部と、
    上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、
    上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、
    上記選択部を制御する選択制御部と、を備え、
    上記電圧変換部はそれぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換するものであり、
    上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御することを特徴とする通信信号増幅回路。
  2. 上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式が音声通話信号であるか否かに応じて上記選択部を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信信号増幅回路。
  3. 上記選択制御部は、各信号増幅部が増幅する通信信号の信号形式がデータ通信信号であるか否かに応じて上記選択部を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信信号増幅回路。
  4. 上記通信信号毎の出力分布を算出する出力分布算出部を備え、
    上記選択制御部は、上記出力分布に応じて上記選択部を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信信号増幅回路。
  5. 複数の信号増幅部と、上記信号増幅部と同数の電圧変換部と、上記信号増幅部と上記電圧変換部とが一対一に接続するように、各信号増幅部が接続する上記電圧変換部を選択する選択部と、を備えた通信信号増幅回路の制御方法であって、
    上記電圧変換部が、それぞれ、他の上記電圧変換部の少なくとも一つとは異なる低消費電力化方式で、自らに接続された上記信号増幅部に供給する電圧を変換する電圧変換工程と、
    各信号増幅部が増幅する通信信号の通信方式、信号形式または出力分布に基づいて、上記選択部を制御する選択部制御工程と、を包含することを特徴とする通信信号増幅回路の制御方法。
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