JP2014045386A - 無線通信装置および携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の放電終止電圧を低電圧化し、電池の高容量化を図ることができる。
【解決手段】放電終止電圧が低電圧化された電池から電源供給される無線通信装置10である。無線通信装置10は、昇圧回路31、バイパス回路32、入力端子34および出力端子35を有し、昇圧回路31およびバイパス回路32のいずれかを入力端子34と出力端子35との間に接続する第2の電圧供給部30を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話やスマートフォンといった携帯電子機器に搭載される無線通信装置に関する。
携帯電話やスマートフォンといった、高性能化された携帯電子機器においては、消費電力の低減化が重要である。従来の携帯電話機に比べ、消費する電力量が格段に増加し、所謂電池の持ちが非常に悪くなっているからである。
このような状況を考慮して、複数の変圧器内部に有する電源回路の入力と、メイン電池との間に、DC−DC変換器と抵抗との2パスを構成し、パスの切り替えを、抵抗の両端電圧の計測値またはDC−DC変換器の効率に基づいて行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この方法では、電源回路の消費電力が大きく、DCDC変換回路を経由した方が、消費電力を低減できる場合に、DC−DC変換器を経由し、電源回路の消費電力が小さく、抵抗を介した方が、消費電力を低減できる場合に、抵抗を経由する。その結果、電池から電源回路に最適な効率で電力を供給するものである。
また、携帯装置の動作電池の寿命延長を図る方法も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
この方法では、電池電圧が3.6ボルト以上であればバイパススイッチが切断し、回路は従来のレギュレータとしての正常の動作をする。電池電圧が3.6ボルト以下に降下するとバイパススイッチが接続してレギュレータが切断される。この結果、装置の動作は電池がほぼ3.2ボルトになるまでフルに放電させることになる。
さらに、電池電圧が所定のしきい値以上の場合には、電池電圧をDCDC変換回路で最適な電圧に変換してパワーアンプに供給し、電池電圧が所定のしきい値より小さい場合には電池から直接パワーアンプに電圧を供給する方法も提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
この方法では、電池電圧をDCDC変換回路電圧変換回路で降圧して最適な電圧とした後にパワーアンプに供給することによりパワーアンプで信号が歪められることなく増幅する。これにより、消費電流を低減することができる。
特開2006−280028号公報(2006年10月12日公開) 特開2002−320338号公報(2002年10月31日公開) 特開2006−166376号公報(2006年6月22日公開)
ところで、スマートフォンといった携帯電子機器にはLiイオン2次電池が用いられるのが一般的である。このLiイオン2次電池の高容量化を図る一つの手段として、放電終止電圧の低電圧化が挙げられる。一般に、Liイオン2次電池といった蓄電池は、ある程度まで放電すると電圧は急激に低下し、その後は放電能力が無くなる。このため、このような電圧に達した時点で蓄電池は使い切られたものと見なしている。
近年、Liイオン2次電池の開発が進み、例えば、負極材料の変更により、上述の放電終止電圧を低電圧化し、高容量化を図ることが可能となって来ている。このような放電終止電圧の低電圧化を行なう場合、装置機器メーカー側では機器の電源システムを低電圧で駆動するように対応する必要がある。
しかしながら、特許文献1、2および3には、放電終止電圧を低電圧化し、電池の高容量化を図る場合において、機器の電源システムが低電圧で駆動可能とする手段については何ら記載されていない。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、電池の放電終止電圧を低電圧化し、電池の高容量化を図ることができる無線通信装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態における無線通信装置は、
放電終止電圧が低電圧化された電池から電源供給される無線通信装置であって、
昇圧回路、バイパス回路、入力端子および出力端子を有し、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれかを前記入力端子と前記出力端子との間に接続する電圧供給部と、
前記電圧供給部の前記入力端子に電圧を供給する電池と、
前記無線通信装置の無線通信接続に用いられる複数の通信モードの各々に予め設定されたしきい値、および、前記電池から供給される電圧を用いて、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれを接続すべきか判定する切替判定部と
を備える。
上記構成によれば、電圧供給部を用いて、電池の放電終止電圧を低くし、かつ、電池電力の有効利用を図ることが可能となり、携帯電子機器の駆動時間を長くすることができる。
前記無線通信装置からの送信信号を増幅するパワーアンプと、
前記電圧供給部と前記パワーアンプとの間に接続されたDCDC変換器と
をさらに備え、
前記切替判定部は、前記DCDC変換器から前記パワーアンプへ供給される電圧が前記電池の電圧以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記バイパス回路を接続すべきとの判定を行なうことが好ましい。
前記切替判定部は、前記DCDC変換器から前記パワーアンプへ供給される電圧が前記電池の電圧よりも大きい場合であって、且つ、前記電池の電圧が前記しきい値以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路を接続すべきとの判定を行なうことが好ましい。
前記無線通信装置からの送信信号を増幅するパワーアンプをさらに備え、
前記電圧供給部は、前記パワーアンプに電力を直接供給するものであり、
前記電池の電圧が前記しきい値以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路を接続すべきとの判定を行なうことが好ましい。
前記しきい値は、前記複数の通信モードの各々に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることが好ましい。
前記しきい値は、前記無線通信装置の送信周波数に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることが好ましい。
前記しきい値は、前記無線通信装置の内部温度に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることが好ましい。
本発明における携帯電子機器は、上記無線通信装置を備える。
本発明の無線通信装置は、以上のように、放電終止電圧が低電圧化された電池から電源供給される無線通信装置であって、
昇圧回路、バイパス回路、入力端子および出力端子を有し、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれかを前記入力端子と前記出力端子との間に接続する電圧供給部と、
前記電圧供給部の前記入力端子に電圧を供給する電池と、
前記無線通信装置の無線通信接続に用いられる複数の通信モードの各々に予め設定されたしきい値、および、前記電池から供給される電圧を用いて、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれを接続すべきか判定する切替判定部と
を備える。
それゆえ、電池の放電終止電圧を低電圧化し、電池の高容量化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態における無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。 パワーアンプを説明するための説明図である。 切替判定部の判定動作を説明するための説明図である。 切替判定部の判定動作を説明するための説明図である。 本発明の他の実施形態における無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。 切替判定部の判定動作を説明するための説明図である。 システムコントローラーの機能ブロック図である。 システムコントローラーの機能ブロック図である。 システムコントローラーの機能ブロック図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明に用いる図面では、同一の部品に同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明の一実施形態について図1〜図4、図7、図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本発明の無線通信装置は、携帯電話やスマートフォンといった、高性能化された携帯電子機器に搭載され、当該携帯電子機器の無線通信接続を実現するためのものである。
〔実施の形態1〕
(無線通信装置10)
まず、図1に基づき、本発明の一実施形態である無線通信装置10の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態である無線通信装置10の概略構成を示すブロック図である。
無線通信装置10は、図1に示すように、システムコントローラー11と、RFトランシーバIC12と、パワーアンプ13と、デュプレクサ14と、アンテナ15と、パワーマネージメントIC16と、DCDC変換器17と、電圧検出部18と、電池19と、第1の電圧供給部20と、第2の電圧供給部(電圧供給部)30とを備えている。
システムコントローラー11は、無線通信装置10内の各構成部品の動作を制御し、無線通信装置10の無線通信接続を実現するものである。また、システムコントローラー11は、第1の電圧供給部20および第2の電圧供給部30の各電圧供給を制御するものである。システムコントローラー11が第1の電圧供給部20および第2の電圧供給部30の各電圧供給をどのように制御するかについては後述する。
RF(Radio Frequency)トランシーバIC12は、送信時には、システムコントローラー11から出力されるベースバンドTX信号を受け取る。このベースバンドTX信号は、システムコントローラー11のTX端子111からRFトランシーバIC12のTX端子122へ伝送される。
そして、RFトランシーバIC12は、システムコントローラー11から受け取ったベースバンドTX信号をRFTX信号に変換し、RFTX信号をパワーアンプ13に出力する。RFTX信号は、RFトランシーバIC12のRFTX端子121からパワーアンプ13に出力される。
一方、受信時には、RFトランシーバIC12は、デュプレクサ14から出力されるRFRX信号を受け取る。このRFRX信号は、デュプレクサ14からRFトランシーバIC12のRFRX端子125に出力される。
そして、RFトランシーバIC12は、デュプレクサ14から受け取ったRFRX信号をベースバンドRX信号に変換し、システムコントローラー11に出力する。ベースバンドRX信号は、RFトランシーバIC12のRX端子123からシステムコントローラー11のRX端子112に出力される。
システムコントローラー11とRFトランシーバIC12との間には双方向制御信号バスが接続されている。このバスを用いて、システムコントローラー11とRFトランシーバIC12とは制御情報を交換する。バスは、システムコントローラー11のControl端子113とRFトランシーバIC12のControl端子124との間に接続されている。
パワーアンプ13は、RFトランシーバIC12から出力されるRFTX信号を受け取る。パワーアンプ13はRFTX信号を増幅する。パワーアンプ13は、例えば、端末と基地局とが遠距離にある場合、その距離に応じ、RFTX信号を基地局からの送信電力指定に基づいて増幅する。
デュプレクサ14は、受信時および送受信時には、アンテナ15が受信したRFRX信号をRFトランシーバIC12に出力する。RFRX信号は、デュプレクサ14のRXPORT(図示省略)からRFトランシーバIC12のRFRX端子125に出力される。
一方、送信時には、デュプレクサ14は、パワーアンプ13により増幅されたRFTX信号を受け取る。RFTX信号は、パワーアンプ13からデュプレクサ14のTXPORT(図示省略)に出力される。
なお、RXPORTとTXPORTとはRF周波数帯において十分に電気的に絶縁されている。これにより、パワーアンプ13により増幅されたRFTX信号のRXPORTへの出力は極めて微小であり、一般的に55dB程度減衰される。
パワーマネージメントIC16は、無線通信装置10内および、無線通信装置10が搭載される携帯電子機器内で利用される各種の電圧を発生する。パワーマネージメントIC16は、各種の電圧を発生させるべく、第1のHVLDO(HVロードロップアウトレギュレータ)161と、第2のHVLDO162と、第1のDCDC変換回路163と、第2のDCDC変換回路164と、第1のLVLDO(LVロードロップアウトレギュレータ)165と、第2のLVLDO166と、第3のLVLDO167とを有している。
電池19は、放電終止電圧の低電圧化が図られており、本実施形態では、その放電終止電圧は2.4Vである(なお、通常、放電終止電圧は3.2V程度である。)。このため、この2.4V以下の電圧を発生させる第1のDCDC変換回路163と、第2のDCDC変換回路164と、第1のLVLDO165と、第2のLVLDO166と、第3のLVLDO167とには、電池19から電圧が供給される。
一方、2.4Vより高い電圧を発生させる第1のHVLDO161と、第2のHVLDO162とには、第1の電圧供給部20から電圧が供給される。第1の電圧供給部20は、電池19の電圧に応じ、電池19の電圧を、昇圧または降圧、あるいは、昇圧も降圧もせずに、第1のHVLDO161と、第2のHVLDO162とに供給する。
DCDC変換器17は、パワーアンプ13の可変電圧供給であるVCC2をパワーアンプ13に供給する。なお、パワーアンプ13は、2つの電源供給を受けており、電池電圧供給であるVCC1と、上述のVCC2とである。本実施形態では、VCC1は3.2V、VCC2は0.5V以上3.5V以下である。DCDC変換器17は、上述のVCC2をパワーアンプ13に供給すべく、電池19から供給される電圧を0.5V以上3.5V以下の範囲でDCDC変換する。例えば、図2に示すように、通信モードがR99とHSDPAの場合とでは同じ出力パワー(dBm)でも異なるVCC2(V)が必要である。
ただし、上述したように、電池19は放電終止電圧の低電圧化が図られている。このため、電池19の電圧の如何によっては、DCDC変換器17に供給すべき電圧が供給できず、電池19の電圧を昇圧しなければならない場合がある。そこで、第2の電圧供給部30は、電池19の電圧に応じ、電池19の電圧を、昇圧または昇圧せずに、DCDC変換器17に供給する。
電圧検出部18は、電池19の電圧を検出し、検出結果を一時的に保持したり、検出結果を必要とする回路等に出力したりする。
電池19は、蓄電池であり、例えば、Liイオン2次電池を用いることができる。本実施形態では、電池19の放電終止電圧を低電圧化されており、これにより、電池の高容量化を実現している。さらに、本実施形態では、この電池19の低電圧化に伴い、無線通信装置10内の各部品が低電圧で駆動するように対応させるべく、第1の電圧供給部20および第2の電圧供給部30を設けている。
(第1の電圧供給部20)
第1の電圧供給部20は、昇圧回路21と、降圧回路22と、バイパス回路23と、切替回路24と、入力端子25と、出力端子26とを備えている。昇圧回路21、降圧回路22およびバイパス回路23は、入力端子25と出力端子26との間に並列的に接続されている。切替回路24は、昇圧回路21、降圧回路22およびバイパス回路23のうちのいずれかを入力端子25に接続し、入力端子25と出力端子26との間を昇圧回路21、降圧回路22およびバイパス回路23のうちのいずれかを用いて接続する。
入力端子25は電池19に接続されており、電池19から電圧が供給される。出力端子26はパワーマネージメントIC16の第1のHVLDO161および第2のHVLDO162の各々に接続されており、第1の電圧供給部20は出力端子26を通して第1のHVLDO161および第2のHVLDO162の各々に電力を供給する。
第1の電圧供給部20が動作を行なうか停止するか、および、切替回路24が昇圧回路21、降圧回路22およびバイパス回路23のうちのいずれかを入力端子25に接続するか、については、システムコントローラー11により制御される。
(システムコントローラー11の機能ブロック1)
以下、第1の電圧供給部20の制御を行なうために必要となる、システムコントローラー11の機能ブロックについて説明する。図7は、第1の電圧供給部20の制御を行なうために必要となるシステムコントローラー11の機能ブロック図である。
図7に示すように、システムコントローラー11は、入力電圧取得部41と、出力電圧取得部42と、出力電流算出部43と、電圧記憶部44と、通信モード取得部45と、受信信号強度レベル取得部46と、送信信号電力レベル取得部47と、効率算出部48と、LUT(ルックアップテーブル)49と、切替判定部51と、切替判定情報52と、判定結果記憶部53と、動作決定部54とを備えている。
入力電圧取得部41は、一定時間毎に電圧検出部18から検出結果を受け取る。入力電圧取得部41は、電圧検出部18から受け取った電池19の電圧を効率算出部48および切替判定部51に出力する。また、入力電圧取得部41は、電池19の電圧を電圧記憶部44に記憶してもよい。
出力電圧取得部42は、第1の電圧供給部20の出力電圧を取得する。第1の電圧供給部20は、パワーマネージメントICの第1のHVLDO161と第2のHVLDO162とに電圧を供給する。本実施形態では、第1のHVLDO161の出力電圧は3.2Vであり、第2のHVLDOの出力電圧は2.8Vである。したがって、第1の電圧供給部20の出力電圧は3.2Vとなる。出力電圧取得部42は、第1の電圧供給部20の出力電圧を効率算出部48に出力する。
出力電流算出部43は、第1の電圧供給部20の出力電流を算出する。出力電流算出部43は、第1の電圧供給部20の出力電流を算出するために、通信モード取得部45、受信信号強度レベル取得部46および送信信号電力レベル取得部47の各々から必要な情報を取得する。
具体的には、通信モード取得部45は、無線通信装置10の通信モードを取得する。通信モードは、例えば、LTE、W−CDMA R99、HSDPA、HSUPAといったものである。通信モード取得部45は、無線通信装置10の通信モードを取得し、出力電流算出部43に出力する。
なお、通信モード取得部45は、無線通信装置10の通信モードを取得不可であった場合、つまり、無線通信装置10が無線通信を行っていない場合、その旨を動作決定部54に出力する。この場合、動作決定部54は、第1の電圧供給部20の動作を停止させるべく、動作停止信号を第1の電圧供給部20に出力する。第1の電圧供給部20は、動作停止信号を受け取ると、自身の動作を停止する。一方、動作決定部54は、無線通信装置10が無線通信を行っている場合であれば、第1の電圧供給部20が動作可能となるよう、動作可能信号を第1の電圧供給部20に出力するのは言うまでもない。
受信信号強度レベル取得部46は、無線通信装置10の受信時、アンテナ15が受信したRFRX信号の強度レベルを取得する。受信信号強度レベル取得部46は取得した強度レベルを出力電流算出部43に出力する。
送信信号電力レベル取得部47は、無線通信装置10の送信時、アンテナ15から送信されたRFTX信号の電力レベルを取得する。送信信号電力レベル取得部47は取得した電力レベルを出力電流算出部43に出力する。
このようにして出力電流算出部43は、通信モード取得部45、受信信号強度レベル取得部46および送信信号電力レベル取得部47の各々から上述した情報を取得する。そして、無線通信装置10の受信時であれば、出力電流算出部43は、通信モードおよび受信信号強度レベルに応じ、第1の電圧供給部20の出力電流を算出する。一方、無線通信装置10の送受信時であれば、出力電流算出部43は、通信モード、受信信号強度レベルおよび送信信号電力レベルに応じ、第1の電圧供給部20の出力電流を算出する。
出力電流算出部43は、第1の電圧供給部20の出力電流を効率算出部48に出力する。
効率算出部48は、電池19の電圧、第1の電圧供給部20の出力電圧および第1の電圧供給部20の出力電流を用いて、第1の電圧供給部20の電圧変換効率(効率)を算出する。効率は、電池19の電圧(電池電圧)、第1の電圧供給部20の出力電圧および第1の電圧供給部20の出力電流に基づき決定される。例えば、効率算出部48には、電池19の電圧(電池電圧)、第1の電圧供給部20の出力電圧および第1の電圧供給部20の出力電流と、効率との関係を表わすLUT49が設けられている。効率算出部48は、電池19の電圧、第1の電圧供給部20の出力電圧および第1の電圧供給部20の出力電流が入力されると、LUT49を参照し、第1の電圧供給部20の効率を算出する。
効率算出部48は、第1の電圧供給部20の効率を切替判定部51に出力する。
切替判定部51は、電池19の電圧(電池電圧)および第1の電圧供給部20の効率を用いて、第1の電圧供給部20の切替回路24の切替先を判定する。切替判定部51は、この切替先の判定の際、例えば、切替判定情報52を用いればよい。切替判定情報52は、例えば図3に示す、電池19の電圧(電池電圧)と第1の電圧供給部20の効率との関係を表わすグラフ図である。
図3の例の場合、電池電圧が上述の3.2Vよりも高い時であれば、切替回路24の切替先を降圧回路22またはバイパス回路23とすればよい。ここで、切替回路24の切替先を降圧回路22とするか(降圧回路動作領域)、あるいは、切替回路24の切替先をバイパス回路23とするか(バイパス回路動作領域)は、以下の計算式に基づき判定される。
(第1の電圧供給部20の入力電流)/(第1の電圧供給部20の出力電流)=
(第1の電圧供給部20の出力電圧)/(第1の電圧供給部20の入力電圧)
/(第1の電圧供給部20の効率)<1
すなわち、
(電池19の電圧)>(第1の電圧供給部20の出力電圧)/
(第1の電圧供給部20の効率)・・・(1)
なお、本実施形態においては、説明の簡略化のため、無線通信装置10の各構成要件に含まれるLDOのドロップアウト電圧およびDCDCコンバータでの損失を考慮に入れていない。本発明は、このようなドロップアウト電圧や損失を考慮した場合でも適用可能であることは言うまでもない。
上記(1)式を満足する場合であれば、切替回路24の切替先を降圧回路22とすればよい。一方、上記(1)式を満足しない場合であれば、切替回路24の切替先をバイパス回路23とすればよい。
次に、電池電圧が上述の3.2Vよりも低い時であれば、切替回路24の切替先を昇圧回路21とすればよい(昇圧回路動作領域)。
このようにして切替判定部51は、切替回路24の切替先を判定し、その判定結果を表わす切替信号を第1の電圧供給部20に出力する。
なお、第1の電圧供給部20の出力電流は、無線通信装置10の受信時であれば、通信モードおよび受信信号強度レベルに応じ、無線通信装置10の送受信時であれば、通信モード、受信信号強度レベルおよび送信信号電力レベルに応じ、出力電流算出部43により算出される。
つまり、第1の電圧供給部20の出力電流は、無線通信装置10の動作状態が判明すれば、予め算出することが可能となる。ここで、システムコントローラー11は、無線通信装置10の現在の動作状態および次の動作状態を把握している(次の動作状態は、動作状態の遷移が起こる一定の時間の前に把握されている。)。
したがって、次の動作状態が判明した瞬間に、次の状態の第1の電圧供給部20の出力電流は判明する。そして、電池19の電圧(電池電圧)は、電圧記憶部44から読み出すことが可能である。
したがって、切替判定部51は、次に遷移する動作状態および電池19の電圧(電池電圧)を用いて、次に第1の電圧供給部20の切替回路24に与えるべき切替信号を予め生成し、例えば、判定結果記憶部53に記憶しておくことができる。この場合、次に遷移する状態の判明時が切替判定のタイミングとなる。
第1の電圧供給部20によれば、電池の放電終止電圧を低くし、かつ、電池電力の有効利用を図ることが可能となり、携帯電子機器の駆動時間を長くすることができる。
特に、第1の電圧供給部20の入力電圧、出力電圧および効率から鑑みて、昇圧回路21、降圧回路22およびバイパス回路23の切替えを考慮するため、携帯電子機器の長時間駆動化が可能となる。
(第2の電圧供給部30)
第2の電圧供給部30は、昇圧回路31と、バイパス回路32と、切替回路33と、入力端子34と、出力端子35とを備えている。昇圧回路31およびバイパス回路32は、入力端子34と出力端子35との間に並列的に接続されている。切替回路33は、昇圧回路31およびバイパス回路32のうちのいずれかを入力端子34に接続し、入力端子34と出力端子35との間を昇圧回路31およびバイパス回路32のうちのいずれかを用いて接続する。
入力端子34は電池19に接続されており、電池19から電圧が供給される。出力端子35はDCDC変換器17に接続されており、第2の電圧供給部30は出力端子35を通してDCDC変換器17に電力を供給する。
第2の電圧供給部30が動作を行なうか停止するか、および、切替回路33が昇圧回路31およびバイパス回路32のうちのいずれかを入力端子34に接続するか、については、システムコントローラー11により制御される。
(システムコントローラー11の機能ブロック2)
以下、第2の電圧供給部30の制御を行なうために必要となる、システムコントローラー11の機能ブロックについて説明する。図8は、第2の電圧供給部30の制御を行なうために必要となるシステムコントローラー11の機能ブロック図である。
図8に示すように、システムコントローラー11は、しきい値設定部61と、通信モード取得部62と、動作決定部63と、切替判定情報64と、切替判定部65と、VCC2取得部66とを備えている。
しきい値設定部61は、無線通信装置10の通信モードに応じ、規格特性(最大送信電力、ACLR、EVM等)を満足できる最低電圧(しきい値)を設定する。しきい値設定部61は、しきい値を設定するために、通信モード取得部62から無線通信装置10の通信モードを取得する。
なお、無線通信装置10の設計段階においては、3GPP TS25.101規格(W−CDMA移動端末無線特性仕様)やTS36.101規格(LTE移動端末無線特性仕様)に規定される無線特性仕様を満足する、最大送信電力送信時の下限電圧を予め求めておけばよい。
例えば、W−CDMA R99で最大送信電力を送信する場合において、VCC2を低下させていくとACLR(Adjacent Channel Leakage Power Ratio)やEVM(Error Vector Magnitude)特性が劣化していくが、規格値を担保可能な下限電圧を設計段階で求めておいて、その結果に基づいて、上述のしきい値を設定することができる。他の通信モードに対しても、同様にしきい値を求めておくことが可能である。
しきい値の設定値の例としては、W−CDMA R99の時に“3.2V”、HSDPAの時に“3.25V”、HSUPAの時に“3.28V”、LTEの時に“3.35V”等となる。
また、3GPP TS25.101規格や3GPP TS36.101規格に規定される無線特性仕様を満足する、最大送信電力送信時の下限電圧は、主として、パワーアンプ13の特性に依存する。ここで、パワーアンプ13の特性は、送信周波数、および環境温度(すなわち、無線通信装置10の内部温度)に大きく依存する。一般に、送信周波数が高いほうが低い場合よりも特性が悪くなる。また、無線通信装置10の内部温度が高いほうが低い場合よりも特性が悪くなる。
このため、例えば、パワーアンプ13の特性が良い方向となる、送信周波数が低い場合(Low channel)には、送信周波数が高い場合(High channel)よりも、上述のしきい値を下げることができる。
このような送信周波数に応じた、上述の無線特性規格値を担保できる下限電圧は設計段階で予め求めることが可能である。
同様に、パワーアンプ13の特性が良い方向となる、無線通信装置10の内部温度が低い場合には、無線通信装置10の内部温度が高い場合よりも、上述のしきい値を下げることができる。なお、無線通信装置10の内部温度を検出する温度検出手段は、例えば、パワーアンプ13の付近にNTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタを用いた温度検出回路を配置することで実現することができる。また、このようなNTCサーミスタに代えて、RFトランシーバIC12に温度検出用のサーマルダイオード(on die thermal diode)が内蔵されている場合には、前記のサーマルダイオードを用いて温度検出手段を実現しても良い。
このような温度検出手段によって検出される無線通信装置10の内部温度に対応させて、上述の無線特性規格値を担保できる下限電圧を設計段階で予め求めておけばよい。
送信周波数は基地局から通信を許可されたチャネル(channel)に応じた周波数をシステムコントローラー11によって設定される。また、無線通信装置10の内部温度は上述の温度検出手段によって検出される。送信周波数および無線通信装置10の内部温度はいずれも、システムコントローラー11によって読み出し可能である。したがって、システムコントローラー11によって、無線通信装置10の送信周波数および内部温度はいずれも検知される。
表1は、W−CDMA R99の時における、送信周波数に応じてしきい値を変更する例を、表2は、無線通信装置10の内部温度に応じてしきい値を変更する例を、それぞれ示している。表1に示すように、送信周波数が低くなるにつれて、しきい値を低く設定可能である。また、同様に、表2に示すように、無線通信装置10の内部温度が低くなるにつれて、しきい値を低く設定可能である。
なお、表1、表2に示すしきい値はあくまで一例であり、無線通信装置10の設計によっては、例えば送信周波数が高くなるにつれて、しきい値を低く設定可能な場合もありうるが、しきい値の設定次第でどのような場合にでも対応可能であることは言うまでも無い。
したがって、無線通信装置10の通信モードのみならず、無線通信装置10の送信周波数や内部温度に応じて、きめ細かく上述のしきい値を設定することが可能であり、さらなる効率的な電池電力の利用を可能とするものである。
Figure 2014045386
Figure 2014045386
しきい値設定部61は、自身が設定したしきい値を切替判定部65に出力する。
VCC2取得部66は、DCDC変換器17の出力電圧を取得する。DCDC変換器17は、パワーアンプ13にVCC2を供給する。本実施形態では、VCC2は0.5V以上3.5V以下である。したがって、DCDC変換器17の出力電圧は0.5V以上3.5V以下となる。VCC2取得部66は、DCDC変換器17の出力電圧を切替判定部65に出力する。
通信モード取得部62は、無線通信装置10の通信モードを取得する。通信モードは、例えば、LTE、W−CDMA R99、HSDPA、HSUPAといったものである。通信モード取得部62は、無線通信装置10の通信モードを取得し、しきい値設定部61に出力する。
なお、通信モード取得部62は、無線通信装置10の通信モードが取得不可もしくは通信モードに関わらず受信のみの状態であった場合、つまり、無線通信装置10が無線送信動作を行っていない場合、その旨を動作決定部63に出力する。この場合、動作決定部63は、第2の電圧供給部30の動作を停止させるべく、動作停止信号を第2の電圧供給部30に出力する。第2の電圧供給部30は、動作停止信号を受け取ると、自身の動作を停止する。一方、動作決定部63は、無線通信装置10が無線送信動作を行っている場合であれば、第2の電圧供給部30が動作可能となるよう、動作可能信号を第2の電圧供給部30に出力するのは言うまでもない。
切替判定部65は、上述のしきい値およびDCDC変換器17の出力電圧を用いて、第2の電圧供給部30の切替回路33の切替先を判定する。切替判定部65は、この切替先の判定の際、例えば、切替判定情報64を用いればよい。切替判定情報64は、例えば図4に示す、電池19の電圧(電池電圧)とDCDC変換器17の出力電圧(VCC2)との関係を表わすグラフ図である。
システムコントローラー11は、DCDC変換器17の出力電圧に応じ、第2の電圧供給部30の昇圧動作を極力避ける制御を行なう。図4の例の場合、VCC2が電池電圧以下であれば、切替回路33の切替先をバイパス回路32とすればよい(バイパス回路動作領域1および2)。
一方、VCC2が電池電圧よりも高ければ、切替回路33の切替先を昇圧回路31とすればよい(昇圧回路動作領域)。ただし、VCC2が電池電圧よりも高い場合でも、電池電圧が上述したしきい値よりも高ければ、切替回路33の切替先をバイパス回路32とする(バイパス回路動作領域3)。すなわち、無線通信装置10の通信モード応じて規格特性を満足できない場合のみ昇圧する。これにより、第2の電圧供給部30の出力電圧は、無線通信装置10の無線特性規格を担保しながら消費電流を最小化する電圧となる。
第2の電圧供給部30によれば、電池19の放電終止電圧を低くし、かつ、電池電力の有効利用を図ることが可能となり、無線通信装置10を搭載する携帯電子機器の駆動時間を長くすることできる。
特に、通信モードを鑑みて、第2の電圧供給部30のバイパス回路32と昇圧回路31との切替えしきい値となる電池電圧を変更するので、携帯電子機器の長時間駆動化が可能となる。
〔実施の形態2〕
図5は、本発明の実施の形態2である無線通信装置10aの概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2の無線通信装置10aが上記実施の形態1の無線通信装置10と異なる点は、パワーアンプ13のVCC2が可変電圧供給ではなく、電池19からの電圧供給である点、すなわち、無線通信装置10のDCDC変換器17を不要とする点である。無線通信装置10aでは、第2の電圧供給部30を用いて、パワーアンプ13にVCC1およびVCC2を供給する。
図9に、第2の電圧供給部30の制御を行なうために必要となるシステムコントローラー11の機能ブロック図を示す。図9の機能ブロックが図8の機能ブロックと異なる点は、VCC2取得部66が不要となる点である。
切替判定部65は、しきい値設定部61により設定されたしきい値を用いて、第2の電圧供給部30の切替回路33の切替先を判定する。切替判定部65は、この切替先の判定の際、例えば、切替判定情報64を用いればよい。切替判定情報64は、例えば図6に示す、電池19の電圧(電池電圧)とDCDC変換器17の出力電圧(VCC2)との関係を表わすグラフ図である。
システムコントローラー11は、図6の例の場合、電池電圧が上述したしきい値よりも高ければ、切替回路33の切替先をバイパス回路32とする(バイパス回路動作領域)。
一方、電池電圧が上述したしきい値以下であれば、切替回路33の切替先を昇圧回路31とする(昇圧回路動作領域)。
すなわち、無線通信装置10aの通信モードに応じて規格特性を満足できない場合のみ昇圧する。これにより、第2の電圧供給部30の入力電流を最小化することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、システムコントローラー11の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、システムコントローラー11は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるシステムコントローラー11の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、前記システムコントローラー11に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、システムコントローラー11を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、携帯電話やスマートフォンといった携帯電子機器に搭載される無線通信装置に適用できる。
10、10a 無線通信装置
11 システムコントローラー
12 RFトランシーバIC
13 パワーアンプ
14 デュプレクサ
15 アンテナ
16 パワーマネージメントIC
17 DCDC変換器
18 電圧検出部
19 電池
20 第1の電圧供給部
30 第2の電圧供給部(電圧供給部)
31 昇圧回路
32 バイパス回路
33 切替回路
34 入力端子
35 出力端子

Claims (8)

  1. 放電終止電圧が低電圧化された電池から電源供給される無線通信装置であって、
    昇圧回路、バイパス回路、入力端子および出力端子を有し、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれかを前記入力端子と前記出力端子との間に接続する電圧供給部と、
    前記電圧供給部の前記入力端子に電圧を供給する電池と、
    前記無線通信装置の無線通信接続に用いられる複数の通信モードの各々に予め設定されたしきい値、および、前記電池から供給される電圧を用いて、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路および前記バイパス回路のいずれを接続すべきか判定する切替判定部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置からの送信信号を増幅するパワーアンプと、
    前記電圧供給部と前記パワーアンプとの間に接続されたDCDC変換器と
    をさらに備え、
    前記切替判定部は、前記DCDC変換器から前記パワーアンプへ供給される電圧が前記電池の電圧以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記バイパス回路を接続すべきとの判定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記切替判定部は、前記DCDC変換器から前記パワーアンプへ供給される電圧が前記電池の電圧よりも大きい場合であって、且つ、前記電池の電圧が前記しきい値以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路を接続すべきとの判定を行なうことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記無線通信装置からの送信信号を増幅するパワーアンプをさらに備え、
    前記電圧供給部は、前記パワーアンプに電力を直接供給するものであり、
    前記電池の電圧が前記しきい値以下である場合には、前記電圧供給部において前記入力端子と前記出力端子との間に、前記昇圧回路を接続すべきとの判定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記しきい値は、前記複数の通信モードの各々に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記しきい値は、前記無線通信装置の送信周波数に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. 前記しきい値は、前記無線通信装置の内部温度に関し、前記無線通信装置の無線通信接続における規格特性を満足するために必要となる電圧であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の無線通信装置を備えることを特徴とする携帯電子機器。
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