JP2014187314A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板が位置決め部材に乗り上げてしまうことを抑制することが可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、基板載置プレート(ベークプレートBP1)上で、基板(ウェハWF1)を傾斜状態にてその自重により滑動させ、基板の滑動方向における端部ES1を、基板載置プレートに設けられた位置決め部材(ガイドピンGP1)により位置決めする工程と、基板に対して所定の処理を行う工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には、半導体ウェハ等の基板に対して熱処理を行う装置として、熱板と、熱板の上面より出没可能に熱板に挿通された複数の支持ピンと、熱板の上面の周縁部に設けられた複数の突起部と、を備えるものが記載されている。複数の支持ピンは、ウェハ搬送機構との間でウェハの受け渡しを行うものである。複数の突起部は、ウェハの周縁部を支持及びガイドするものである。
特許文献2には、ベークプレートの上面を傾斜させ、その上面に基板を載置して熱処理を行うことが記載されている。
特許文献3、4には、ベークプレートの上面を傾斜させることが記載されている。ただし、特許文献3、4では、ウェハは水平に配置される。
特開2001−77019号公報 特開平10−213793号公報 特開平8−64494号公報 特開2000−58432号公報
本発明者は、特許文献1の技術には、以下の課題があると考えた。
ウェハ搬送機構がウェハを熱板上の支持ピンへ搬送する際に、ウェハの位置ずれが生じると、ウェハが熱板上の上記突起部に乗り上げ、ウェハが熱板に対して傾いた状態となる可能性がある。この状態で熱処理を行うと、ウェハへの熱伝達が不均一となり、処理に不具合が生じる可能性がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、基板載置プレート上で基板を傾斜状態にてその自重により滑動させ、基板の滑動方向における端部を位置決め部材により位置決めした上で、基板に対して所定の処理を行う。
前記一実施の形態によれば、基板が位置決め部材に乗り上げてしまうことを抑制することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な平面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いられる半導体装置の製造装置の模式的な正面図である。 半導体装置の製造装置のブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いられる半導体装置の製造装置のブロック図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1(a)、(b)、(c)、(d)は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。図2(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な平面図(ベークプレートBP1の載置面に対して直交する向きに半導体装置の製造装置を見た図)である。図3は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いられる半導体装置の製造装置の模式的な正面図である。図4は半導体装置の製造装置のブロック図である。図5は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、以下の工程を有する。
1)基板載置プレート(例えばベークプレートBP1)上で、基板(ウェハWF1)を傾斜状態にてその自重により滑動させ、基板の滑動方向における端部ES1を、基板載置プレートに設けられた位置決め部材(ガイドピンGP1)により位置決めする工程と、
2)基板に対して所定の処理を行う工程。
また、この製造方法に用いられる半導体装置の製造装置は、基板(ウェハWF1)に対して所定の処理を行う際に基板が載置される基板載置プレート(例えばベークプレートBP1)と、基板の端部ES1を位置決めする位置決め部材(ガイドピンGP1)と、を有する。基板載置プレートは、基板をその自重により滑動可能な傾斜状態で支持する載置面を有する。位置決め部材は、基板載置プレートにおいて、載置面の傾斜の下り方向側に配置されている。
先ず、半導体装置の製造装置の構成を詳細に説明する。
半導体装置の製造装置は、ウェハWF1に熱処理を施すためのベーク装置である。図1(a)〜(d)、図2および図3に示すように、半導体装置の製造装置は、ウェハWF1に対して所定の処理を行う際にウェハWF1が載置されるベークプレートBP1と、ウェハWF1の端部ES1を位置決めするガイドピンGP1と、複数の支持ピンSUP1と、を有する。
ベークプレートBP1は、例えば、円盤状のプレート本体PMB1と、プレート本体PMB1の上面の周縁部に配置された複数の支持部GS1と、を有する。
本実施形態の場合、プレート本体PMB1は水平面に対して傾斜して配置されている。水平面に対するプレート本体PMB1の傾斜角度θは、例えば、1度以上30度以下であることが好ましい。
複数の支持部GS1は、それぞれ板状(例えば円板状)に形成されている。複数の支持部GS1の上面は、互いに同一平面上に位置している。これら支持部GS1の上面によって、それぞれウェハWF1の周縁部の一部分ずつを支持できるようになっている。
図1(d)に示すように、複数の支持部GS1によりウェハWF1の周縁部が支持された状態で、ウェハWF1とプレート本体PMB1との間に間隙GAP1が存在するようになっている。
図2(a)、(b)に示すように、例えば、複数(例えば6つ)の支持部GS1がウェハWF1の外周に沿って所定間隔(例えば等間隔)で配置されている。
ここで、ベークプレートBP1において、ウェハWF1が載置される面を載置面と称する。本実施形態の場合、載置面は、複数の支持部GS1の上面の集合からなる。この載置面は、水平面に対して上記傾斜角度θで傾斜している。
複数の支持部GS1のうち、ベークプレートBP1の傾斜の下り方向側、すなわち載置面の傾斜の下り方向側に位置する支持部GS1に、ガイドピンGP1が設けられている。例えば、図1及び図2に示すように、傾斜の下り方向側に位置する3つの支持部GS1の各々にガイドピンGP1が設けられ、残りの3つの支持部GS1にはガイドピンGP1が設けられていない。すなわち、ガイドピンGP1は、載置面の傾斜の下り方向側(図1及び図2において載置面の右部)にのみ設けられている。
ガイドピンGP1は、例えば、丸棒状に形成され、支持部GS1の上面に対して垂直に起立している。つまり、ガイドピンGP1の長手軸は、載置面に対して直交している。支持部GS1の上面からのガイドピンGP1の突出長は、ウェハWF1の厚みよりも十分に長い。
複数(例えば3つ)のガイドピンGP1が、ウェハWF1の外形線に沿って並んで配置されている。このため、これら複数のガイドピンGP1が同時にウェハWF1の端部ES1に接することができる(図2(b)参照)。
プレート本体PMB1には、複数の支持ピンSUP1をそれぞれ挿通させる貫通穴TH1が形成されている。貫通穴TH1は、プレート本体PMB1の表裏を貫通している。
複数の支持ピンSUP1において、少なくとも下部を除く部分は、それぞれ直線状の棒状に形成されている。複数の支持ピンSUP1は、それぞれ対応する貫通穴TH1に挿通されている。複数の支持ピンSUP1の各々は、プレート本体PMB1に対して相対的に、支持ピンSUP1の長手方向に移動可能となっている。
本実施形態の場合、支持ピンSUP1の長手方向は鉛直方向(上下方向)となっている。すなわち、複数の支持ピンSUP1は、傾斜した載置面よりそれぞれ鉛直方向に突出している。また、貫通穴TH1の軸方向も、鉛直方向である。
本実施形態の場合、半導体装置の製造装置は、3つの支持ピンSUP1、すなわち第1支持ピンSUP11、第2支持ピンSUP12および第3支持ピンSUP13を備え、これら3つの支持ピンSUP1によってウェハWF1を3点支持するように構成されている。これら複数の支持ピンSUP1は、ウェハWF1をバランス良く支持できるような任意の位置に配置されている。一例として、図1および図2に示すように、第1支持ピンSUP11および第2支持ピンSUP12は、載置面の傾斜の下り方向側(図1及び図2において載置面の右部)に配置され、第3支持ピンSUP13は、載置面の傾斜の上り方向側(図1及び図2において載置面の左部)に配置されている。
半導体装置の製造装置は、複数の支持ピンSUP1を昇降させることによってウェハWF1を昇降させる昇降機構を有している。この昇降機構が複数の支持ピンSUP1を昇降させることにより、複数の支持ピンSUP1とベークプレートBP1との間でウェハWF1の受け渡しを行うことができる。この昇降機構は、複数の支持ピンSUP1を個別に(互いに独立に)昇降させることができるように構成されている。
図4に示すように、この昇降機構は、第1支持ピンSUP11を昇降させるための第1支持ピン昇降アクチュエータACT11と、第2支持ピンSUP12を昇降させるための第2支持ピン昇降アクチュエータACT12と、第3支持ピンSUP13を昇降させるための第3支持ピン昇降アクチュエータACT13と、を備えている。これら第1支持ピン昇降アクチュエータACT11、第2支持ピン昇降アクチュエータACT12および第3支持ピン昇降アクチュエータACT13は、例えばモータ等である。
更に、半導体装置の製造装置は、第1支持ピン昇降アクチュエータACT11、第2支持ピン昇降アクチュエータACT12および第3支持ピン昇降アクチュエータACT13の動作を制御する制御部CU1を備えている。
制御部CU1は、演算処理部と、この演算処理部の動作用プログラムを記憶保持した記憶部と、を備えている。この動作用プログラムに従って演算処理部が動作することによって、第1支持ピン昇降アクチュエータACT11、第2支持ピン昇降アクチュエータACT12および第3支持ピン昇降アクチュエータACT13を動作し、これらアクチュエータの動作に伴い複数の支持ピンSUP1がそれぞれ昇降する。
次に、本実施形態に係る半導体装置の製造方法について詳細に説明する。
先ず、半導体基板に素子分離膜を形成する。これにより、素子形成領域が分離される。素子分離膜は、例えばSTI法を用いて形成されるが、LOCOS法を用いて形成されても良い。次に、半導体基板において素子形成領域に位置する部分に、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する。ゲート絶縁膜は酸化シリコン膜であってもよいし、酸化シリコン膜よりも誘電率が高い高誘電率膜(例えばハフニウムシリケート膜)であってもよい。ゲート絶縁膜が酸化シリコン膜である場合、ゲート電極はポリシリコン膜により形成される。またゲート絶縁膜が高誘電率膜である場合、ゲート電極は、金属膜(例えばTiN)とポリシリコン膜の積層膜により形成される。また、ゲート電極がポリシリコンにより形成される場合、ゲート電極を形成する工程において、素子分離膜上にポリシリコン抵抗を形成しても良い。
次に、半導体基板において素子形成領域に位置する部分に、ソース及びドレインのエクステンション領域を形成する。次にゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する。次に、半導体基板において素子形成領域に位置する部分に、ソース及びドレインとなる不純物領域を形成する。このようにして、半導体基板上にMOSトランジスタが形成される。
次に、素子分離膜上及びMOSトランジスタ上に、多層配線層を形成する。最上層の配線層には、電極パッドが形成される。次に、多層配線層上に、保護絶縁膜(パッシベーション膜)を形成する。保護絶縁膜には、電極パッド上に位置する開口が形成される。
ここで、上記の素子分離膜を形成する工程、ゲート絶縁膜を形成する工程、ゲート電極を形成する工程、エクステンション領域を形成する工程、不純物領域を形成する工程、多層配線層を形成する工程、保護絶縁膜に開口を形成する工程などにおいて、レジストからなるマスクパターンを形成する。このマスクパターンの形成の際に、塗布後や露光後にベーク処理を行う。上記の半導体装置の製造装置を用いた熱処理等の所定の処理は、例えば、これらのベーク処理に適用することができる。
以下、上記の半導体装置の製造装置を用いた熱処理について説明する。
先ず、ウェハWF1を図示しない搬送装置(ロボットアーム等)によって複数の支持ピンSUP1上に受け渡す。ここで、複数の支持ピンSUP1は、予め、それらの上端位置が互いに同一の水平面内に位置するようにプレート本体PMB1からの突出量が個別に設定されている(図1(a)参照)。このため、搬送装置によって複数の支持ピンSUP1上に受け渡すことによって、ウェハWF1は水平に支持される。
次に、複数の支持ピンSUP1を互いに同期させながら均一な速度で下降させる(図1(a)から図1(b)の動作、図5のステップS11)。これに伴い、ウェハWF1は水平な姿勢のまま下降する。この動作は、ウェハWF1がベークプレートBP1に接触するまで継続される(図5のステップS12の判定にてNとなる限りは継続される)。やがて、ウェハWF1の一部がベークプレートBP1の支持部GS1に接触する(図1(b)、図5のステップS12のY)。
その後は、例えば、複数の支持ピンSUP1を個別の下降速度で下降させる(図1(b)から図1(d)の動作、図5のステップS13)。すなわち、傾斜した載置面の上り方向側の第3支持ピンSUP13は相対的に低速で、傾斜した載置面の下り方向側の第1支持ピンSUP11および第2支持ピンSUP12は相対的に高速で下降させる。この動作は、これら支持ピンSUP1が所定の下端位置(図1(d)に示される位置)に下降するまで継続される(図5のステップS14の判定にてNとなる限りは継続される)。この動作は、これら支持ピンSUP1が所定の下端位置に下降することにより終了する(図5のステップS14の判定にてYとなることにより終了する)。
ここで、図1(b)の状態から、支持ピンSUP1が所定の下端位置(図1(d)に示される位置)に下降するまでの過程において、ウェハWF1は、載置面に対して平行な状態で載置面により支持される。ウェハWF1は、載置面に対して平行な状態で載置面により支持されるのに引き続き、その自重により載置面に沿って該載置面の下り方向側へ滑動し始める(図1(c)、図2(a)参照)。ウェハWF1の滑動は、ウェハWF1の端部ES1がガイドピンGP1に接触することにより停止する(図1(d)、図2(b))。
こうして、ウェハWF1を載置面上の所定の位置に位置決めすることができる。ウェハWF1を所定の位置に載置した状態で、所定の熱処理等を行う。
熱処理の後は、複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を持ち上げて支持する。そして、複数の支持ピンSUP1によって支持されたウェハWF1を搬送装置によって次工程へ搬出する。
なお、載置面においてガイドピンGP1から離間した部位にウェハWF1が載置されるように(例えば図1(c)、図2(a)に示される位置にウェハWF1が載置されるように)、予め、搬送装置から支持ピンSUP1へとウェハWF1を受け渡す際のウェハWF1の位置(平面視における位置)を設定しておく。すなわち、ウェハWF1が載置面に対して平行な状態で載置面により支持される初期状態において、ウェハWF1がガイドピンGP1から離間するように、搬送装置から支持ピンSUP1へのウェハWF1の受け渡し位置を設定する。
ここで、載置面の傾斜角度θについて説明する。図3に示すように、ウェハWF1には重力によって鉛直下方に力M1が作用する。この力M1の載置面に沿った分力L1は、M1sinθとなる。6つの支持部GS1とウェハWF1との摩擦力をS1とすると、S1<L1となるように、θの大きさを設定する。これにより、ウェハWF1が載置面に載置されるや否や、ウェハWF1が載置面の傾斜の下り方向へ滑動し始めるようにできる。
なお、3つの支持ピンSUP1とウェハWF1との摩擦力をS2とすると、S2>L1となるように、θを設定することが好ましい。これにより、ウェハWF1が支持ピンSUP1によって支持されている間は、ウェハWF1の滑動を抑制することができる。
以上のような第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、ベークプレートBP1上で、ウェハWF1を傾斜状態にてその自重により滑動させ、ウェハWF1の滑動方向における端部ES1を、ベークプレートBP1に設けられたガイドピンGP1により位置決めし、その状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行う。よって、ウェハWF1をベークプレートBP1に載置する際におけるウェハWF1の端部ES1とガイドピンGP1とのクリアランスを十分な大きさに設定しても、ウェハWF1をガイドピンGP1により高精度に位置決めすることができる。よって、ウェハWF1の端部ES1とガイドピンGP1とのクリアランスが小さいことに起因してウェハWF1の周縁部がガイドピンGP1に乗り上げてしまう現象の発生を抑制できる。よって、ウェハWF1がベークプレートBP1に対して傾いた状態でウェハWF1に処理がなされてしまうことを抑制することができる。
また、ウェハWF1を位置決めする工程では、ウェハWF1を水平面に対して30度以下の傾斜角度で傾斜させた状態で滑動させるので、ウェハWF1の滑動速度を適度に抑制できる。このため、滑動したウェハWF1がガイドピンGP1に接触する際の衝撃を緩和することができる。
また、ウェハWF1を位置決めする工程では、ベークプレートBP1の傾斜した載置面によりウェハWF1を支持し、該載置面に沿ってウェハWF1を滑動させるので、ウェハWF1を載置面により安定的に支持しながら滑動させることができる。
また、ベークプレートBP1より上に突出する複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持した後、複数の支持ピンSUP1を下降させて、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1からベークプレートBP1の傾斜した載置面上に受け渡す。よって、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1からベークプレートBP1の傾斜した載置面上に受け渡す工程に引き続き、ウェハWF1が載置面上で滑動する状態へスムーズに移行するので、ウェハWF1の位置決めをスムーズに行うことができる。
また、熱処理等の所定の処理を行う工程を、ベークプレートBP1の載置面が傾斜した状態で行うので、例えば載置面を水平にする工程などが不要であるため、ウェハWF1に対する一連の処理に要する時間の増大を抑制することができる。
また、ベークプレートBP1の傾斜した載置面よりそれぞれ鉛直方向に突出する複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持するので、支持ピンSUP1の撓みを抑制でき、ウェハWF1を安定的に支持することができる。
また、ベークプレートBP1は、ウェハWF1に対向する平坦面を有するプレート本体PMB1と、プレート本体PMB1におけるウェハWF1側の面に設けられてウェハWF1の周縁部を支持する支持部GS1と、を備えている。そして、支持部GS1によりウェハWF1を支持した状態で、ウェハWF1とプレート本体PMB1との間に間隙GAP1が存在する。よって、ウェハWF1の下面の全面がベークプレートBP1に接するのではなく、ウェハWF1の周縁部のみがベークプレートBP1(支持部GS1)に接することから、ウェハWF1とベークプレートBP1との接触面積が低減される。これにより、ウェハWF1がベークプレートBP1の載置面に対してスムーズに滑動することができる。また、ウェハWF1とベークプレートBP1との間に空気層が存在するため、ウェハWF1がベークプレートBP1に対して密着することを抑制できることからも、ウェハWF1がベークプレートBP1の載置面に対してスムーズに滑動することができる。
また、ウェハWF1を位置決めする工程では、ウェハWF1を水平面に対して1度以上の傾斜角度で傾斜させた状態で滑動させるので、ウェハWF1をその自重によりスムーズに滑動させることができる。
また、半導体装置の製造装置によれば、ベークプレートBP1と、ウェハWF1の端部ES1を位置決めするガイドピンGP1と、を有し、ベークプレートBP1は、ウェハWF1をその自重により滑動可能な傾斜状態で支持する載置面を有する。そして、ガイドピンGP1は、ベークプレートBP1において、載置面の傾斜の下り方向側に配置されている。よって、ベークプレートBP1上で、ウェハWF1を傾斜状態にてその自重により滑動させ、ウェハWF1の滑動方向における端部ES1を、ガイドピンGP1により位置決めし、その状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行うことができる。よって、ウェハWF1をベークプレートBP1に対して容易且つ確実に、所定の位置に位置決めできるので、ウェハWF1がベークプレートBP1に対して傾いた状態でウェハWF1に処理がなされてしまうことを抑制することができる。
半導体装置の製造装置は、載置面においてガイドピンGP1から離間した部位にウェハWF1を載置する基板載置機構を更に有するので、基板載置機構により載置面にウェハWF1を載置するのに引き続き、ウェハWF1を載置面上で自重により滑動させてウェハWF1をガイドピンGP1により位置決めすることができる。
基板載置機構は、ベークプレートBP1より上に突出し、ウェハWF1を支持する複数の支持ピンSUP1と、複数の支持ピンSUP1を昇降させる支持ピン昇降機構と、を含む。そして、支持ピン昇降機構は、複数の支持ピンSUP1を下降させて、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1から載置面上に受け渡す。よって、複数の支持ピンSUP1を下降させて、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1から載置面上に受け渡す動作に引き続き、ウェハWF1を載置面上で自重により滑動させてウェハWF1をガイドピンGP1により位置決めすることができる。
〔第2の実施形態〕
図6(a)、(b)、(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。本実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と同様である。
上記の第1の実施形態では、支持ピンSUP1の長手方向および貫通穴TH1の軸方向が鉛直方向(上下方向)である例を説明した。これに対し、本実施形態の場合、支持ピンSUP1の長手方向および貫通穴TH1の軸方向は、プレート本体PMB1の上面に対して直交し、且つ、鉛直方向に対して傾斜角度θで傾斜している。すなわち、本実施形態の場合、複数の支持ピンSUP1は、ベークプレートBP1の傾斜した載置面に対して垂直に突出している。そして、ウェハWF1を支持する工程では、ベークプレートBP1の傾斜した載置面に対して垂直に突出する複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持する。
本実施形態の動作は、支持ピンSUP1が傾斜している点の他は、第1の実施形態と同様である。図6(a)は図1(a)の状態に相当し、図6(b)は図1(b)の状態に相当し、図6(c)は図1(d)の状態に相当する。
以上のような第2の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、ベークプレートBP1の傾斜した載置面に対して垂直に突出する複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持するので、支持ピンSUP1を挿通させる貫通穴TH1も、プレート本体PMB1に対して直交するものとすることができる。よって、プレート本体PMB1に貫通穴TH1を形成するための加工が第1の実施形態よりも容易になる。
〔第3の実施形態〕
図7(a)、(b)、(c)は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。図8は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いられる半導体装置の製造装置のブロック図である。図9は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。本実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と同様である。
上記の第1の実施形態では、ベークプレートBP1の傾きが一定に維持される例、すなわち、所定の処理を行う工程を、載置面が傾斜した状態で行う例を説明した。これに対し、本実施形態では、ウェハWF1を位置決めする工程(図7(a)、図7(b))の後で、載置面を水平に戻す工程(図7(c)、図9のステップS22)を行い、その後、熱処理等の所定の処理を行う。
本実施形態の場合、半導体装置の製造装置は、ベークプレートBP1の角度を変更するための角度変更機構を備えている。この角度変更機構は、モータ等の角度変更アクチュエータACT21(図8)を備えている。制御部CU1の制御下で角度変更アクチュエータACT21が動作するのに伴い、ベークプレートBP1の角度が変更される。
本実施形態の動作は、載置面を水平に戻す工程(図7(c)、図9のステップS22)が追加されている点の他は、第1の実施形態と同様である。図7(a)は図1(a)の状態に相当し、図7(b)は図1(d)の状態に相当する。
先ず、上記の第1の実施形態と同様の動作(図7(a)から図7(b)の動作)によって、ウェハWF1の位置決めを行う(図9のステップS21においてNとなる限り、ウェハWF1の位置決め動作を行う)。ウェハWF1の位置決めが完了すると、すなわち図9のステップS21においてYとなると、ベークプレートBP1を水平にする処理を行う(図7(c)、図9のステップS22)。
その後、ベークプレートBP1を水平にした状態で、すなわちウェハWF1を水平にした状態で、ウェハWF1に対して所定の熱処理等を行う。
以上のような第3の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、ウェハWF1を位置決めする工程の後で、載置面を水平に戻す工程を行い、その後、載置面を水平にした状態でウェハWF1に対して所定の処理を行う。よって、ウェハWF1を安定した姿勢で載置面により支持した状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行うことができる。
また、半導体装置の製造装置は、載置面の傾斜角度を調節する角度調節機構を有し、角度調節機構は、ウェハWF1を載置面上に受け渡す際には、載置面を水平面に対して傾斜させ、ウェハWF1に所定の処理を行う際には載置面を水平にする。よって、ウェハWF1を安定した姿勢で載置面により支持した状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行うことができる。
なお、上記の第3の実施形態では、第1の実施形態で用いられる半導体装置の製造装置のベークプレートBP1の角度を変更できる例を説明したが、第2の実施形態で用いられる半導体装置の製造装置のベークプレートBP1の角度を変更できるようにしても良い。
〔第4の実施形態〕
図10(a)、(b)、(c)、図11(a)、(b)は第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一連の処理を示す模式的な正面図である。図12は第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローチャートである。本実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法およびこの製造方法に用いられる半導体装置の製造装置と同様である。
本実施形態の場合、複数の支持ピンSUP1の各々の上端を含む平面が傾斜面となるように、ベークプレートBP1からの複数の支持ピンSUP1の各々の突出量を調節する。これにより、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1上で自重により滑動可能なように傾斜させる(図10(c))。
上記の第1の実施形態では、ベークプレートBP1が傾斜している例を説明したが、本実施形態の場合、ベークプレートBP1は傾斜している必要が無く、例えば、図10及び図11に示すように、水平に配置されている。ただし、ベークプレートBP1は傾斜していても良い。
また、図10及び図11に示す例では、各支持ピンSUP1の長手方向は、例えば、第1の実施形態と同様に、鉛直方向に設定されている。ただし、本実施形態の場合も、第2の実施形態と同様に、各支持ピンSUP1を傾斜させても良い。
以下、本実施形態の動作を説明する。
先ず、ウェハWF1を図示しない搬送装置(ロボットアーム等)によって複数の支持ピンSUP1上に受け渡す。ここで、複数の支持ピンSUP1は、予め、それらの上端位置が互いに同一の水平面内に位置するようにプレート本体PMB1からの突出量が設定されている(図10(a)参照)。このため、搬送装置によって複数の支持ピンSUP1上に受け渡すことによって、ウェハWF1は水平に支持される。
次に、複数の支持ピンSUP1を互いに同期させながら均一な速度で下降させる(図10(a)から図10(b)の動作、図12のステップS31)。これに伴い、ウェハWF1は水平な姿勢のまま下降する。この動作は、ウェハWF1がガイドピンGP1の上端よりも下方の所定の位置に下降するまで継続される(図12のステップS32の判定にてNとなる限りは継続される)。やがて、ウェハWF1がガイドピンGP1の上端よりも下方の所定の位置に達する(図10(b)、図12のステップS32のY)。
次に、プレート本体PMB1からの複数の支持ピンSUP1の各々の突出量を調節することによりウェハWF1を複数の支持ピンSUP1上で自重により滑動可能なように傾斜させる。具体的には、相対的にガイドピンGP1に近い第1支持ピンSUP11および第2支持ピンSUP12は動かさずに、相対的にガイドピンGP1から遠い第3支持ピンSUP13を上昇させる。つまり、ガイドピンGP1とは反対側の支持ピンSUP1を上昇させる(図12のステップS33)。これにより、ウェハWF1において相対的にガイドピンGP1から遠い部分が、ウェハWF1において相対的にガイドピンGP1に近い部分よりも上になるように、ウェハWF1が傾斜する(図10(c))。水平面に対するウェハWF1の傾斜角度はθである。
ここで、3つの支持ピンSUP1とウェハWF1との摩擦力をS2とすると、S2<L1(L1は図3を参照)となるように、θの大きさを設定する。これにより、ウェハWF1が3つの支持ピンSUP1の上端を含む平面において、その平面の傾斜の下り方向へ滑動することができる(図11(a))。
ウェハWF1の滑動は、ウェハWF1の端部ES1がガイドピンGP1に接触することにより停止する(図11(a))。
その後は、例えば、複数の支持ピンSUP1を個別の下降速度で下降させる(図11(a)から図11(b)の動作、図12のステップS34)。すなわち、第3支持ピンSUP13は相対的に高速で、第1支持ピンSUP11および第2支持ピンSUP12は相対的に低速で下降させる。この動作は、これら支持ピンSUP1が所定の下端位置(図11(b)に示される位置)に下降するまで継続される(図12のステップS35の判定にてNとなる限りは継続される)。この動作は、これら支持ピンSUP1が所定の下端位置に下降することにより終了する(図12のステップS35の判定にてYとなることにより終了する)。これにより、ウェハWF1が載置面により支持された状態となる。すなわち、ウェハWF1の周縁部が複数の支持部GS1によって支持された状態となる(図11(b))。
こうして、ウェハWF1を載置面上の所定の位置に位置決めすることができる。ウェハWF1を所定の位置に載置した状態で、所定の熱処理等を行う。
なお、ステップS33の処理が完了してからステップS34の処理に移行するまでの間には、ウェハWF1がガイドピンGP1に接触するまで滑動するのに十分な待機時間を設けることが好ましい。
熱処理の後は、複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を持ち上げて支持する。そして、複数の支持ピンSUP1によって支持されたウェハWF1を搬送装置によって次工程へ搬出する。
なお、ガイドピンGP1から離間した状態で、ウェハWF1が支持ピンSUP1によって支持されるように、予め、搬送装置から支持ピンSUP1へとウェハWF1を受け渡す際のウェハWF1の位置(平面視における位置)を設定しておく。つまり、例えば図10(a)、図10(b)、図10(c)に示される位置でウェハWF1が支持ピンSUP1によって支持されるようにする。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、ウェハWF1を位置決めする工程では、ベークプレートBP1よりそれぞれ上に突出し、且つ、各々の上端を含む平面が傾斜面となる複数の支持ピンSUP1によりウェハWF1を支持し、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1により支持した状態で自重によりその平面に沿って滑動させる。よって、複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持した状態で、ウェハWF1を傾斜状態にてその自重により滑動させ、ウェハWF1の滑動方向における端部ES1を、ガイドピンGP1により位置決めし、その状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行うことができる。よって、ウェハWF1をベークプレートBP1に対して容易且つ確実に、所定の位置に位置決めできるので、ウェハWF1がベークプレートBP1に対して傾いた状態でウェハWF1に処理がなされてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態の場合、半導体装置の製造装置は、ベークプレートBP1と、ガイドピンGP1と、ウェハWF1を支持する複数の支持ピンSUP1と、複数の支持ピンSUP1を昇降させることにより複数の支持ピンSUP1とベークプレートBP1との間でウェハWF1の受け渡しを行う支持ピン昇降機構と、を有する。支持ピン昇降機構は、複数の支持ピンSUP1の上端を含む平面が傾斜面となるように、複数の支持ピンSUP1の各々の突出量を調節することにより、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1上で自重により滑動可能なように傾斜させる。そして、ガイドピンGP1は、ベークプレートBP1において、その傾斜面の下り方向側に配置されている。よって、複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持した状態で、ウェハWF1を傾斜状態にてその自重により滑動させ、ウェハWF1の滑動方向における端部ES1を、ガイドピンGP1により位置決めし、その状態で、ウェハWF1に対して所定の処理を行うことができる。
また、複数の支持ピンSUP1は、ウェハWF1を水平面に対して30度以下の傾斜角度で支持するので、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1によって支持しつつ、ウェハWF1を水平面に対して30度以下の傾斜角度で傾斜させた状態で滑動させることができる。よって、ウェハWF1の滑動速度を適度に抑制できるので、ウェハWF1がガイドピンGP1に接触する際の衝撃を緩和することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の第1の実施形態では、予め傾斜した状態となっている載置面にウェハWF1を載置する例を説明したが、水平な状態の載置面にウェハWF1を載置した後で載置面を傾斜させることによって、ウェハWF1を載置面に沿って滑動させてガイドピンGP1により位置決めしても良い。
また、上記の第4の実施形態では、ウェハWF1を複数の支持ピンSUP1によって水平に支持した後、複数の支持ピンSUP1の上端の高さを互いに異ならせることによってウェハWF1を傾斜及び滑動させる例を説明した。ただし、複数の支持ピンSUP1の上端の高さを予め異ならせておき、複数の支持ピンSUP1によってウェハWF1を支持すると直ちにウェハWF1の滑動が始まるようにしても良い。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
基板に対して所定の処理を行う際に前記基板が載置される基板載置プレートと、
前記基板の端部を位置決めする位置決め部材と、
を有し、
前記基板載置プレートは、前記基板をその自重により滑動可能な傾斜状態で支持する載置面を有し、
前記位置決め部材は、前記基板載置プレートにおいて、前記載置面の傾斜の下り方向側に配置されている半導体装置の製造装置。
2.
前記載置面は、前記基板を水平面に対して30度以下の傾斜角度で支持する1.に記載の半導体装置の製造装置。
3.
前記載置面において前記位置決め部材から離間した部位に前記基板を載置する基板載置機構を更に有する1.に記載の半導体装置の製造装置。
4.
前記基板載置機構は、
前記基板載置プレートより上に突出し、前記基板を支持する複数の支持ピンと、
前記複数の支持ピンを昇降させる支持ピン昇降機構と、
を含み、
前記支持ピン昇降機構は、前記複数の支持ピンを下降させて、前記基板を前記複数の支持ピンから前記載置面上に受け渡す3.に記載の半導体装置の製造装置。
5.
前記載置面の傾斜角度を調節する角度調節機構を有し、
前記角度調節機構は、前記基板を前記載置面上に受け渡す際には、前記載置面を水平面に対して傾斜させ、前記所定の処理の際には前記載置面を水平にする1.に記載の半導体装置の製造装置。
6.
前記基板載置プレートは、
前記基板に対向する平坦面を有するプレート本体と、
前記プレート本体における前記基板側の面に設けられ、前記基板の周縁部を支持する支持部と、
を備え、
前記支持部により前記基板を支持した状態で、前記基板と前記プレート本体との間に間隙が存在する1.に記載の半導体装置の製造装置。
7.
基板に対して所定の処理を行う際に前記基板が載置される基板載置プレートと、
前記基板の端部を位置決めする位置決め部材と、
前記基板載置プレートより上に突出し、前記基板を支持する複数の支持ピンと、
前記複数の支持ピンを昇降させることにより前記複数の支持ピンと前記基板載置プレートとの間で前記基板の受け渡しを行う支持ピン昇降機構と、
を有し、
前記支持ピン昇降機構は、前記複数の支持ピンの上端を含む平面が傾斜面となるように、前記複数の支持ピンの各々の突出量を調節することにより、前記基板を前記複数の支持ピン上で自重により滑動可能なように傾斜させ、
前記位置決め部材は、前記基板載置プレートにおいて、前記傾斜面の下り方向側に配置されている半導体装置の製造装置。
8.
前記複数の支持ピンは、前記基板を水平面に対して30度以下の傾斜角度で支持する7.に記載の半導体装置の製造装置。
ACT11 第1支持ピン昇降アクチュエータ
ACT12 第2支持ピン昇降アクチュエータ
ACT13 第3支持ピン昇降アクチュエータ
ACT21 角度変更アクチュエータ
BP1 ベークプレート(基板載置プレート)
CU1 制御部
ES1 端部
GP1 ガイドピン(位置決め部材)
GS1 支持部
L1 力
M1 力
PMB1 プレート本体
SUP1 支持ピン
SUP11 第1支持ピン
SUP12 第2支持ピン
SUP13 第3支持ピン
TH1 貫通穴
WF1 ウェハ(基板)

Claims (11)

  1. 基板載置プレート上で、基板を傾斜状態にてその自重により滑動させ、前記基板の滑動方向における端部を、前記基板載置プレートに設けられた位置決め部材により位置決めする工程と、
    前記基板に対して所定の処理を行う工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記位置決めする工程では、前記基板を水平面に対して30度以下の傾斜角度で傾斜させた状態で滑動させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記位置決めする工程では、前記基板載置プレートの傾斜した載置面により前記基板を支持し、該載置面に沿って前記基板を滑動させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記基板載置プレートより上に突出する複数の支持ピンによって前記基板を支持する工程と、
    前記複数の支持ピンを下降させて、前記基板を前記複数の支持ピンから前記基板載置プレートの傾斜した前記載置面上に受け渡す工程と、
    を有し、
    前記受け渡す工程に続いて、前記位置決めする工程を行う請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記所定の処理を行う工程を、前記載置面が傾斜した状態で行う請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記位置決めする工程の後で、前記載置面を水平に戻す工程を行い、その後、前記載置面を水平にした状態で前記所定の処理を行う工程を行う請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記基板を支持する工程では、前記基板載置プレートの傾斜した載置面よりそれぞれ鉛直方向に突出する複数の前記支持ピンによって前記基板を支持する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記基板を支持する工程では、前記基板載置プレートの傾斜した載置面に対して垂直に突出する複数の前記支持ピンによって前記基板を支持する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記基板載置プレートは、
    前記基板に対向する平坦面を有するプレート本体と、
    前記プレート本体における前記基板側の面に設けられ、前記基板の周縁部を支持する支持部と、
    を備え、
    前記支持部により前記基板を支持した状態で、前記基板と前記プレート本体との間に間隙が存在する請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記位置決めする工程では、前記基板載置プレートよりそれぞれ上に突出し、且つ、各々の上端を含む平面が傾斜面となる複数の支持ピンにより前記基板を支持し、前記基板を前記複数の支持ピンにより支持した状態で自重により前記平面に沿って滑動させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記位置決めする工程では、前記基板を水平面に対して1度以上の傾斜角度で傾斜させた状態で滑動させる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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