JP2014186104A - 投影制御装置、投影装置、投影システム、投影制御方法及びプログラム - Google Patents

投影制御装置、投影装置、投影システム、投影制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置で、装置の構成や回路規模等を増大させず、複数の投影装置の投影領域が重複する状態を適切に把握する。
【解決手段】第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を第1の投影領域上の第1の座標情報として取得するステップ(S102〜S107)と、重複領域を規定する重複情報を第2の投影領域上の第2の座標情報として取得するステップ(S109〜S114)と、第1の座標情報及び第2の座標情報に基づき、第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報を算出するステップ(S108,S116)と、算出した各補正情報に基づいて補正した第1及び第2の投影装置用の画像信号を出力させるステップ(S116)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台のプロジェクタを用いて画像を投影する投影システム等に好適な投影制御装置、投影装置、投影システム、投影制御方法及びプログラムに関する。
複数のプロジェクタの画像をスクリーン上で合成して高精細な画像の投影を実現するべく、スクリーン上に投影された基準画像を撮像する撮像手段を備え、撮影した画像中から各投影画像領域を切出して位置を把握することにより、各プロジェクタの投影画像を調整するようにした技術が提案されている。(例えば、特許文献1)
特許第3735158号公報
上記特許文献に記載された技術は、画像の投影を行なうプロジェクタとして本来は必要のない撮像手段を備えなければならず、それら撮像手段の機構を備える分だけ装置の構成や回路規模が複雑となるという不具合がある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、装置の構成や回路規模等を増大させることなく、複数の投影装置の投影領域が重複する状態を適切に把握することが可能な投影制御装置、投影装置、投影システム、投影制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置であって、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置の構成や回路規模等を増大させることなく、複数の投影装置の投影領域が重複する状態を適切に把握することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る投影システム全体の接続構成を示す図。 同実施形態に係るプロジェクタ2(3)のハードウェア回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係るインタラクティブ・ポインタのハードウェア回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る投影領域設定の処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る第1及び第2のプロジェクタが投影する画像の内容を示すタイミングチャート。 同実施形態に係るテストパターン画像の例を示す図。 同実施形態に係る2つの投影領域の具体的な重複の仕方の例と、その例においてポインタでポイント指示する位置とを説明する図。 同実施形態に係る2つの投影領域の具体的な重複の仕方の例と、その例においてポインタでポイント指示する位置とを説明する図。 同実施形態に係る2つの投影領域の具体的な重複の仕方の例と、その例においてポインタでポイント指示する位置とを説明する図。 同実施形態に係る2つの投影領域の具体的な重複の仕方の例と、その例においてポインタでポイント指示する位置とを説明する図。 同実施形態に係る第1及び第2のプロジェクタが投影する画像の他の内容を示すタイミングチャート。
以下、本発明の一実施形態として投影システムに適用した場合について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る投影システムの設置環境を例示する図である。同図では、画像信号の供給源となるビデオ装置VDからの画像信号が、ビデオケーブルVC1を介して、投影制御装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」)1に供給される。
このPC1にはまた、ビデオケーブルVC2及びUSBケーブルUC1を介して第1のプロジェクタ2が接続されると共に、ビデオケーブルVC3及びUSBケーブルUC2を介して第2のプロジェクタ3が接続される。
同図では、第1のプロジェクタ2による矩形の画像の投影領域PA1と、第2のプロジェクタ3による矩形の画像の投影領域PA2とが一部重複して設置された状態を示す。投影領域PA1と投影領域PA2はそれぞれの水平方向が略一致して傾きの差はないものの、垂直方向で投影領域PA1が投影領域PA2に対して若干上方にずれている例を示している。
この場合、後述する動作に基づいたPC1の制御により、投影領域PA1と投影領域PA2を合わせた投影領域において、最大限取り得る矩形範囲を実際の投影範囲として、投影領域PA1の上端をブラックアウト領域BO1、投影領域PA2の下端をブラックアウト領域BO2として設定する。
また、投影領域PA1と投影領域PA2とが重複する中央はエッジブレンディング領域EBAとして、第1のプロジェクタ2と第2のプロジェクタ3の各投影画像が重複しても、その画像を鑑賞するユーザに違和感が生じないよう、正確に位置合わせと明るさとを調整するエッジブレンド技術による画像補正が実行される。
このシステムにおいて投影領域中に、例えば矢印のポインタ画像PMを表示させるべく、インタラクティブ・ポインタ4が用いられる。このインタラクティブ・ポインタ4自体は既存の技術により構成されるもので、ここではPC1と近距離無線技術、例えばBluetooth(登録商標)(以下「ブルートゥース」と称する)により無線接続される。
インタラクティブ・ポインタ4は、ポイント指示した位置の照度を読み取って座標検出を行ない、その検出した座標情報をPC1に送信する。PC1が、検出した座標位置に上記ポインタ画像PMの画像をそれまでの投影画像に重畳して第1のプロジェクタ2または第2のプロジェクタ3で投影させる。このことで、あたかもインタラクティブ・ポインタ4から直接ポインタ画像PMの画像が投影領域に照射されているかのように取扱うことができる。
次に図2により、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式の上記第1のプロジェクタ2、第2のプロジェクタ3共通のハードウェア回路の機能構成について説明する。
同図において、PC1から与えられる画像信号は、映像インタフェース(I/F)11に入力され、アナログの画像信号であれば適宜デジタル化された後に画像取り込み部12に送られる。
画像取り込み部12は、ビデオRAMとして機能する画像メモリ13に適宜、取込んだ画像信号をバッファ記憶させ、この画像メモリ13から読出した画像指呼を画像処理部14へ送出する。
画像処理部14は、この第1のプロジェクタ2(または第2のプロジェクタ3)のスケーラとして機能し、投影に適したフレームレート、画像サイズ、階調の画像情報を生成して表示コントローラ15に出力する。
表示コントローラ15は、画像処理部14から送られてきた画像情報に基づいて表示素子17に光像を形成するための画像を表示するよう駆動する。この表示素子17は、例えばWXGA(Wide eXtended Graphics Array:1280×800画素)分の微小なミラーをアレイ配列して個々にオン/オフ動作させるマイクロミラー素子で構成される。
一方で、上記表示コントローラ15は光源駆動回路18に対してタイミング信号及び調光信号を送出し、半導体光源19を発光駆動する。この半導体光源19は、例えば青色項を発するLD(半導体レーザ)、青色光を発するLED(発光ダイオード)、及び赤色光を発するLEDを備え、上記表示コントローラ15の駆動により時分割で発生した光源としての光が発せられる。
この半導体光源19からの光が、本図では図示しないカラーホイールやダイクロイックミラー等の各種光学部材を介し、集光レンズ20で集光された後にインテグレータ21で密度が均一な光束とされた後に、ミラー22で反射されて、上記表示素子17に照射される。
そして、この表示素子17での反射光が、この第1のプロジェクタ2(または第2のプロジェクタ3)の投影する光像として、投影レンズ系23によって上記投影領域PA1(PA2)に投影される。
投影レンズ系23は、複数の光学レンズ系がレンズ鏡筒内に配置されて構成されるもので、上記レンズ系内にはズームレンズ23A及びフォーカスレンズ23Bを含み、これらのレンズ23A,23Bは個別に、ズーム/フォーカス制御部24により、光軸に沿って駆動される。
上記映像インタフェース11、画像取り込み部12、画像処理部14、表示コントローラ15、及びズーム/フォーカス制御部24は、いずれもこの第1のプロジェクタ2(または第2のプロジェクタ3)内を統括制御するシステムコントローラ16の制御の下に動作する。
システムコントローラ16は、CPUと動作プログラム等を記憶したプログラムメモリ、及びワークメモリとして機能するメインメモリから構成される。さらにシステムコントローラ16は、冷却ファン25、外部通信部26、無線受信部27、及び画像補正データ記憶部28と接続される。
冷却ファン25は、上記半導体光源19を冷却する。
外部通信部26は、例えばRJ45コネクタによりLANケーブルを介して外部のLANと接続可能となると共に、本実施形態ではUSBコネクタにより上記PC1等と接続され、動作に関する制御等を受付ける。
無線受信部27は、例えばこの第1のプロジェクタ2(または第2のプロジェクタ3)を単体で使用する場合にブルートゥース技術により上記インタラクティブ・ポインタ4と接続する他、この第1のプロジェクタ2(または第2のプロジェクタ3)専用のリモートコントローラから送られてくる赤外線変調信号を受信する。
画像補正データ記憶部28は、PC1からの詳細を後述する画像補正データを記憶するもので、この画像補正データ記憶部28で記憶した内容に基づいて、上記図1で示したようにエッジブレンディング領域EBA、及びブラックアウト領域BO1(またはBO2)を考慮した投影が上記システムコントローラ16により実行される。
次に図3により上記インタラクティブ・ポインタ4のハードウェア回路の機能構成について説明する。
角棒状の筐体を有するインタラクティブ・ポインタ4の先端に受光レンズ系31が組込まれており、この受光レンズ系31の合焦位置に受光素子として例えばフォトトランジスタ32が配置される。フォトトランジスタ32の出力信号はA/D変換部33でデジタル化された後に保持部34を介して座標算出部35に送られる。
座標算出部35は、保持部34の内容から投影領域PA1(またはPA2)におけるインタラクティブ・ポインタ4のポイント指示位置を表す位置座標の算出とチェック等を行ない、その算出結果を、バスBを介してCPU36へ出力する。
CPU36は、上記A/D変換部33、保持部34、及び座標算出部35とこのインタラクティブ・ポインタ4全体に係る制御動作を司るもので、メインメモリ37及びプログラムメモリ38が直接接続される。メインメモリ37は、CPU36のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ38は、CPU36が実行する動作プログラムや各種定型データを記憶する。CPU36は、上記メインメモリ37及びプログラムメモリ38を用いて、このインタラクティブ・ポインタ4内の制御動作を実行する。
このCPU36に対してさらに、クリックキー部39からキー操作信号が入力される。クリックキー部39は、例えばインタラクティブ・ポインタ4の軸方向に沿って配設された、2つのクリックキーそれぞれの操作信号をCPU36に出力する。
ここでクリックキー部39を構成する2つのクリックキーは、例えば図1に示すように、ポイントペン3の先端側に位置する、より操作面積が大きなクリックキー4a(マウスポインタの左クリックキーに相当する)と、そのキーに隣接して後方側に位置する、比較的小さなクリックキー4b(マウスポインタの右クリックキーに相当する)とからなるものとする。
さらに上記CPU36は、バスBを介してブルートゥース通信部40とも接続される。このブルートゥース通信部40は、アンテナ41を介して上記PC1(または単体使用時に第1のプロジェクタ2あるいは第2のプロジェクタ3)と近距離無線接続され、投影領域PA1(またはPA2)上でポイント指示した位置の照度検出を指示する情報を受信し、その指定されたタイミングで取得した照度に基づき算出された座標情報と、上記クリックキー部39の操作信号をPC1(または単体使用時に第1のプロジェクタ2あるいは第2のプロジェクタ3)に送信する。
なお、上記PC1のハードウェア回路の機能構成については、きわめて一般的な周知の技術であるのでその図示と説明とを省略するものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図4は、上記図1に示すような投影システムの設置状態及び接続状態を実現した上で、実際の投影を開始する前に、PC1が第1のプロジェクタ2、第2のプロジェクタ3及びインタラクティブ・ポインタ4により最大限の投影領域を設定するために実行する基本的な処理の内容を示すフローチャートである。このPC1の動作は、予めPC1にインストールされた本投影システムのアプリケーションプログラムに基づいて実行される。
処理当初にPC1は、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3の双方に対して、投影画像のフレーム同期をとるための同期信号を出力する(ステップS101)。
その後にPC1は、まず第1のプロジェクタ2に上記送信した同期信号に応じた位置検出タイミングで位置検出画像と、それに続き第1のパターン画像を投影するよう、それらの画像信号を第1のプロジェクタ2に対して送信する(ステップS102)(図5(A−1)参照)。
このとき同時にPC1は、第2のプロジェクタ3に上記送信した同期信号に応じた位置検出タイミングで全面黒一色となる画像と、それに続き第2のパターン画像を投影するよう、それらの画像信号を第2のプロジェクタ3に対して送信する(ステップS103)(図5(A−2)参照)。
さらにPC1はインタラクティブ・ポインタ4に対して位置検出の指示を送信する(ステップS104)。このとき合わせてPC1は、インタラクティブ・ポインタ4に対して投影領域PA1での平均照度を検出する指示を合わせて送信する。
図5(A−1)は、このとき第1のプロジェクタ2が投影する画像のタイミングを示す。カラー画像1フレームは、その当初の位置検出用期間と、その後のほとんどを占める映像表示期間とからなる。
位置検出期間では、半導体光源19で期間中継続してR,G,Bの各光源を同時点灯して混色としての白色光(W)を発すると同時に、表示素子17において計4枚のグラデーション画像を順次時分割で表示することで、白色の位置検出用画像の光像を形成して投影レンズ系23を介して投影する。
併せてそれら各グラデーション画像の投影にそれぞれ同期して上述したようにインタラクティブ・ポインタ4に指示を送信して、投影領域PA1中での照度を検出させている。
フレームナンバーmの1フレーム中の位置検出期間では、4枚のグラデーション画像中、図を簡略化するために1枚目と3枚目の2枚のみを抜き出して示している。
1枚目のグラデーション画像は、投影領域PA1の上端が白、投影領域PA1の下端が黒となる、上下にグラデーションが変化する画像である。ここで図示を省略した2枚目のグラデーション画像は、上記1枚目のグラデーションを上下反転させた、同じく上下でグラデーションが変化する画像である。
3枚目のグラデーション画像は、投影領域PA1の左端が白、投影領域PA1の右端が黒となる、左右にグラデーションが変化する画像である。ここでは簡略化した4枚目のグラデーション画像は、上記3枚目のグラデーションを左右反転させた、同じく左右でグラデーションが変化する画像である。
上記フレームナンバーmに続く、フレームナンバー(m+1)の1フレーム中の位置検出期間では、4枚のグラデーション画像中、図を簡略化するためにフレームナンバーmで図示を省略した2枚目と4枚目の2枚のみを抜き出して示している。
図5(A−2)は、一方の第2のプロジェクタ3が投影する画像のタイミングを示す。カラー画像1フレームは、上記図5(A−1)と同期してその当初の位置検出用期間と、その後のほとんどを占める映像表示期間とからなる。
位置検出期間では、半導体光源19で期間中継続してR,G,Bの各光源を同時点灯して混色としての白色光(W)を発すると同時に、表示素子17において全面をオフとして反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動して、一様な黒画像を表示することで、投影領域PA1での位置検出への影響が出ないようにすると共に、投影領域PA1側でのインタラクティブ・ポインタ4による位置検出のダイナミックレンジの低下を回避して検出精度が落ちないようにしている。
位置検出期間に続く映像表示期間は、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3共に、R(赤),G(緑),B(青)の3フィールドで構成される。
第1のプロジェクタ2においては、例えば図6(A)に示す第1のテストパターン画像にインタラクティブ・ポインタ4から検出された位置座標に対応したポインタマーク、例えば矢印の画像を重畳した画像を表示する。
一方の第2のプロジェクタ3では、例えば図6(B)に示す第2のテストパターン画像を表示する。
図6(A)に示すように、第1のプロジェクタ2が投影する第1のテストパターン画像は、例えば、全面が一様な赤色となる画像とし、G(緑),B(青)の2フィールドにおいて表示素子17ではインタラクティブ・ポインタ4のためのポイントマークに対応する画素位置を除いて、他のほぼ全面がオフとなって反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動される。
また図6(B)に示すように、第2のプロジェクタ3が投影する第2のテストパターン画像は、例えば全面が一様な緑色となる画像とし、R(赤),B(青)の2フィールドにおいて表示素子17では全面がオフとなって反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動される。
なお、上記図6(A),(B)に示した、全面が一様な原色画像をテストパターン画像とするのではなく、他のプロジェクタの投影画像が進入していることが容易に確認できるように、図6(C)に示すような矩形の投影領域がわかる外枠の輪郭線を含んだテストパターンを用いるものとしても良く、その場合にも第1のテストパターンと第2のテストパターンとで色が異なることが望ましい。
その場合、プロジェクタの装置毎に色を固定するよりも、色の違いによりどちら側の投影領域内の座標情報を取得しているかがわかるようにする方が望ましい。
上記したような第1のプロジェクタ2、第2のプロジェクタ3の各投影動作を実行させた上で、PC1はインタラクティブ・ポインタ4から、上記指示に応答して、最大4点の位置情報を検出して送信してくるのを待機する(ステップS105)。
そしてインタラクティブ・ポインタ4からの受信があった時点で上記ステップS105によりその受信を判断すると、上記ステップS104での指示に応答してインタラクティブ・ポインタ4から同時に送られてくる、投影領域PA1での平均照度情報も合わせて受信する(ステップS106)。
PC1は、投影領域PA1を主体とし、投影領域PA2が投影領域PA1と重複する領域を規定する、投影領域PA1における座標系での座標情報を第1の座標情報として取得する(ステップS107)。
PC1は、このインタラクティブ・ポインタ4から所得した座標情報を、次の画像フレームでポインタマーク画像を投影画像に重畳する際に活用する。
この座標情報に基づき、PC1は第1のプロジェクタ2が投影する投影領域PA1中で、上記ブラックアウト領域BO1及びエッジブレンディング領域EBAを形成するために必要な補正情報を算出する(ステップS108)。
次にPC1は、第2のプロジェクタ3に上記同期信号に応じた位置検出タイミングで位置検出画像と、それに続き第1のパターン画像を投影するよう、それらの画像信号を第2のプロジェクタ3に対して送信する(ステップS109)(図5(B−2)参照)。
このとき同時にPC1は、第1のプロジェクタ2に上記同期信号に応じた位置検出タイミングで全面黒一色となる画像と、それに続き第2のパターン画像を投影するよう、それらの画像信号を第1のプロジェクタ2に対して送信する(ステップS110)(図5(B−1)参照)。
さらにPC1はインタラクティブ・ポインタ4に対して位置検出の指示を送信する(ステップS111)。このとき合わせてPC1は、インタラクティブ・ポインタ4に対して投影領域PA2での平均照度を検出する指示を合わせて送信する。
図5(B−2)は、このとき第2のプロジェクタ3が投影する画像のタイミングを示す。カラー画像1フレームは、その当初の位置検出用期間と、その後のほとんどを占める映像表示期間とからなる。
位置検出期間では、半導体光源19で期間中継続してR,G,Bの各光源を同時点灯して混色としての白色光(W)を発すると同時に、表示素子17において計4枚のグラデーション画像を順次時分割で表示することで、白色の位置検出用画像の光像を形成して投影レンズ系23を介して投影する。
併せてそれら各グラデーション画像の投影にそれぞれ同期して上述したようにインタラクティブ・ポインタ4に指示を送信して、投影領域PA2中での照度を検出させている。
フレームナンバーnの1フレーム中の位置検出期間では、4枚のグラデーション画像中、図を簡略化するために1枚目と3枚目の2枚のみを抜き出して示している。
1枚目のグラデーション画像は、投影領域PA2の上端が白、投影領域PA2の下端が黒となる、上下にグラデーションが変化する画像である。ここで図示を省略した2枚目のグラデーション画像は、上記1枚目のグラデーションを上下反転させた、同じく上下でグラデーションが変化する画像である。
3枚目のグラデーション画像は、投影領域PA2の左端が白、投影領域PA2の右端が黒となる、左右にグラデーションが変化する画像である。ここで図示を省略した4枚目のグラデーション画像は、上記3枚目のグラデーションを左右反転させた、同じく左右でグラデーションが変化する画像である。
上記フレームナンバーnに続く、フレームナンバー(n+1)の1フレーム中の位置検出期間では、4枚のグラデーション画像中、図を簡略化するためにフレームナンバーnで図示を省略した2枚目と4枚目の2枚のみを抜き出して示している。
図5(B−1)は、一方の第1のプロジェクタ2が投影する画像のタイミングを示す。カラー画像1フレームは、上記図5(B−2)と同期してその当初の位置検出用期間と、その後のほとんどを占める映像表示期間とからなる。
位置検出期間では、半導体光源19で期間中継続してR,G,Bの各光源を同時点灯して混色としての白色光(W)を発すると同時に、表示素子17において全面をオフとして反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動して、一様な黒画像を表示することで、投影領域PA2での位置検出への影響が出ないようにすると共に、投影領域PA2側でのインタラクティブ・ポインタ4による位置検出のダイナミックレンジの低下を回避して検出精度が落ちないようにしている。
位置検出期間に続く映像表示期間は、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3共に、R(赤),G(緑),B(青)の3フィールドで構成される。
第2のプロジェクタ3においては、例えば図6(A)に示す第1のテストパターン画像にインタラクティブ・ポインタ4から検出された位置座標に対応したポインタマーク、例えば矢印の画像を重畳した画像を表示する。
一方の第1のプロジェクタ2では、例えば図6(B)に示す第2のテストパターン画像を表示する。
図6(A)に示すように、第2のプロジェクタ3が投影する第1のテストパターン画像は、例えば、全面が一様な赤色となる画像とし、G(緑),B(青)の2フィールドにおいて表示素子17ではインタラクティブ・ポインタ4のためのポイントマークに対応する画素位置を除いて、他のほぼ全面がオフとなって反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動される。
また図6(B)に示すように、第1のプロジェクタ2が投影する第2のテストパターン画像は、例えば、全面が一様な緑色となる画像とし、R(赤),B(青)の2フィールドにおいて表示素子17では全面がオフとなって反射光が投影レンズ系23に至らないように駆動される。
上記したような第1のプロジェクタ2、第2のプロジェクタ3の各投影動作を実行させた上で、PC1はインタラクティブ・ポインタ4から、上記指示に応答して、最大4点の位置情報を検出して送信してくるのを待機する(ステップS112)。
そしてインタラクティブ・ポインタ4からの受信があった時点で上記ステップS112によりその受信を判断すると、上記ステップS111での指示に応答してインタラクティブ・ポインタ4から同時に送られてくる、投影領域PA2での平均照度情報も合わせて受信する(ステップS113)。
PC1は、投影領域PA2を主体とし、投影領域PA1が投影領域PA2と重複する領域を規定(確定)する、投影領域PA2における座標系での座標情報を第2の座標情報として取得する(ステップS114)。
PC1は、このインタラクティブ・ポインタ4から所得した座標情報を、次の画像フレームでポインタマーク画像を投影画像に重畳する際に活用する。
この座標情報に基づき、PC1は第2のプロジェクタ3が投影する投影領域PA2中で、上記ブラックアウト領域BO2及びエッジブレンディング領域EBAを形成するために必要な補正情報を算出する(ステップS115)。
こうして第1の補正情報と第2の補正情報とを算出することにより、PC1はそれら補正情報に基づいて第1のプロジェクタ2に供給する画像情報と第2のプロジェクタ3に供給する画像情報とにそれぞれ補正を施すように設定し(ステップS116)、以上で上記図4の処理を一旦終了して、通常の投影動作に移行する。
通常の投影動作時には、映像表示期間には、上記テストパターンではなく、実際に投影する画像を投影するようにすることになる。そして、実際に投影する画像が、適切に補正された所望の状態で、投影されることになる。
また、通常の投影動作時に、インタラクティブ・ポインタ4を使わないのであれば、位置検出用期間を設けず、映像表示期間のみを有する通常の投影シーケンスで投影するようにしてもよい。
この補正により、上記図1で説明したブラックアウト領域BO1,BO2を正確に設定して合成画像を正確な矩形とすることができると共に、重複領域であるエッジブレンディング領域EBAにおける正確な位置合わせを行ない、且つ隣接する画像との明るさの変化がない(不自然な段差のない)重なりのわからない自然な描写が実現できる。
このとき合わせてPC1は、上記ステップS106で取得した投影領域PA1の照度情報(平均照度)と、ステップS113で取得した投影領域PA2での照度情報(平均照度)に基づいて、第1のプロジェクタ2と第2のプロジェクタ3の投影画像の明るさを合わせて調整することにより、さらに投影領域PA1と投影領域PA2の画像の明るさを均一にして、違和感のない自然な見易い画像を投影できる。
次に、図7〜図10を用いて、投影領域PA1と投影領域PA2の具体的な重複の仕方の例と、その例においてインタラクティブ・ポインタ4でポイント指示するのに必要な最小限の位置とを説明する。
図7は、投影領域PA1と投影領域PA2とに傾きの差がなく、投影される画像の大きさも同じ場合を示す。
まず図7(A)に示すように、上記ステップS102〜S108での処理により、投影領域PA1で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA2で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。具体的には、インタラクティブ・ポインタ4の指示により矩形領域の角位置にポインタ画像PMを移動させた状態でインタラクティブ・ポインタ4のクリックキー4aを操作することにより、その時点での角位置がそれぞれインタラクティブ・ポインタ4からPC1に送信される。
ただし、この図7(A)に示すように2つの投影領域に傾きがない状態では、図中に<1>で示すように投影領域PA2の左上端1点のポイント位置の指定のみで他の角位置の指定は省略できる。
次に図7(B)に示すように、上記ステップS109〜S115での処理により、投影領域PA2で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA1で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ただし、この図7(B)に示すように2つの投影領域に傾きがない状態では、図中に<2>で示すように投影領域PA1の右下端1点のポイント位置の指定のみで他の角位置の指定は省略できる。
図8は、投影領域PA1と投影領域PA2とに傾きの差がなく、投影される画像の大きさが異なる場合を示す。
まず図8(A)に示すように、上記ステップS102〜S108での処理により、投影領域PA1で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA2で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ただし、上記図7の場合と同様に2つの投影領域に傾きがない状態では、例えば図中に<1>で示すように投影領域PA1の上辺が投影領域PA2の左辺と交差する1点のポイント位置の指定のみで他の角位置の指定は省略できる。
次に図8(B)に示すように、上記ステップS109〜S115での処理により、投影領域PA2で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA1で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ただし、この図8(B)に示すように2つの投影領域に傾きがない状態では、例えば図中に<2>で示すように投影領域PA1の右上端と右下端の計2点のポイント位置の指定のみで他の角位置の指定は省略できる。
図9は、投影領域PA1と投影領域PA2とに傾きの差があり、且つ投影される画像の大きさも異なる第1の場合を示す。
まず図9(A)に示すように、上記ステップS102〜S108での処理により、投影領域PA1で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA2で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ここでは、例えば図中に<1>で示すように投影領域PA1の上辺及び下辺がそれぞれ投影領域PA2の左辺と交差する2点のポイント位置を指定するのみで、他の角位置の指定は省略できる。
次に図9(B)に示すように、上記ステップS109〜S115での処理により、投影領域PA2で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA1で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ここでは、図中に<2>で示すように重複した矩形の4つの角位置の計4点のポイント位置を指定している
図10は、投影領域PA1と投影領域PA2とに傾きの差があり、且つ投影される画像の大きさも異なる第2の場合を示す。
まず図10(A)に示すように、上記ステップS102〜S108での処理により、投影領域PA1で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA2で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ここでは、例えば図中に<1>で示すように投影領域PA1の右辺と投影領域PA2の上辺が交差する点、投影領域PA2の左上端の点、及び投影領域PA1の下辺と投影領域PA2の左辺が交差する点の計3点のポイント位置を指定することで、残る1点の指定を省略できる。
次に図10(B)に示すように、上記ステップS109〜S115での処理により、投影領域PA2で第1のテストパターン画像を投影し、投影領域PA1で第2のテストパターン画像を投影した状態において、重複する矩形領域を示す角の4点をインタラクティブ・ポインタ4によりポイント指定する。
ここでは、図中に<2>で示すように、投影領域PA1の右辺と投影領域PA2の上辺が交差する点、投影領域PA1の右下端の点、及び投影領域PA1の下辺と投影領域PA2の左辺が交差する点の計3点のポイント位置を指定することで、残る1点の指定を省略できる。
なお上記実施形態では、図5で説明した如く、位置検出期間に一方のプロジェクタがグラデーション画像を投影している間、他方のプロジェクタでは全面が黒色となるような制御を行なう場合について説明したが、本実施形態はこれに限らず、グラデーション画像を投影していない他方側のプロジェクタで、位置検出用期間を設けず、映像表示期間のみを有する通常の投影シーケンスで投影するようにしても良い。ただし、その場合も、他方側のプロジェクタでは、一様な画像を投影していることが必要である。例えば、以下に説明するように、他方側のプロジェクタで、位置検出用期間のタイミングの映像表示期間に、R,G,Bのいずれか単色で一様な画像を投影するようにしても良い。
図11は、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3が投影する画像のその場合のタイミングチャートを示す。
図11(A)では、図11(A−1)に示すように第1のプロジェクタ2が位置検出期間にグラデーション画像を投影している。一方で、図11(A−2)に示すように第2のプロジェクタ3では、1フレーム全体をR,G,Bの映像表示期間とし、位置検出期間とRフィールドを意図的に時間が重複するものとして、位置検出期間では画像全面が一様に赤色となる画像を投影するものとしている。
なお、通常の投影動作時においても、このようなシーケンスを用いる場合、実際に投影する画像に対して、階調補正を行なうようにする。すなわち、位置検出期間以外の残るRフィールド内でR成分の画像の階調調整を行なうことで、1フレーム内での色バランスを保つよう補正する。
このような投影制御を実行することで、座標検出をしていない側の第2のテストパターン画像が彩度及び明度共により向上した画像として投影されることになり、第1のテストパターン画像と第2のテストパターン画像の区分がより明瞭となるため、それらの重複領域の角部をポイント指示する場合にも、位置がより視認し易くなる。
また上記図5及び図11のいずれにおいても、位置検出期間にグラデーション画像を投影する側の光源色は白色、すなわち半導体光源19でR,G,Bの各光源光を同時に発光させて混色させるものとして説明したが、本発明はこれに限らず、単色光をその色数分だけ時分割で繰返し位置検出処理を実行するものとしても良い。
その場合、上記図4の処理でもインタラクティブ・ポインタ4で座標情報と照度情報とを検出させるように説明した如く、色成分毎の投影領域での照度を検出するようにすれば、表示コントローラ15、光源駆動回路18による色成分毎の色度の調整に利用できる。
以上詳述した如く本実施形態によれば、投影領域PA1と投影領域PA2との重複領域を検出するために装置の構成や回路規模等を増大させることなく、複数の投影装置の投影領域が重複する状態を適切に把握することが可能となる。
なお上記実施形態では、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3の一方で位置検出期間にグラデーション画像を投影して位置検出動作を実行する間、他方では画面全体が一様となる画像を投影させるものとしたので、一方で実行する位置検出動作を阻害することなく、正確に双方の重複領域の情報が取得できる。
また上記実施形態では、プロジェクタで用いるポインタ機器をそのまま利用して重複領域の座標情報を取得可能としたので、既存の機器の有効活用で装置の構成等を複雑化する必要がない。
さらに上記ポインタ機器で、両投影領域の照度情報も取得し、取得した結果を反映して2つの投影画像の明るさが均一化するように制御することで、投影画像の質をより向上し、違和感のない自然な合成画像の投影が可能となる。
また上記実施形態では、第1のプロジェクタ2の投影する画像と第2のプロジェクタ3の投影する画像とを同期させた上で処理を実行するものとしたので、重複領域の検出精度をより高めて、投影画像をより正確に合成できる。
さらに上記実施形態では、上記ブラックアウト領域BO1,BO2を設けて投影する画像のサイズを補正することにより、合成後の投影画像が確実な矩形となり、自然で違和感のない画像を構成できる。
また上記実施形態では、上記ブラックアウト領域BO1,BO2を設けて投影する画像の傾きを補正することにより、重複領域のいびつな形状にも対処して、合成後の投影画像が確実な矩形となり、自然で違和感のない画像を構成できる。
さらに上記実施形態では、重複領域の検出に際して投影領域PA1と投影領域PA2とでそれぞれ予め用意したテストパターン画像を投影することにより、重複領域をポイント指示するものとしたので、視認し易い状態で重複領域の検出が実行でき、ユーザにとっても初期設定での手間を軽減して、各装置の取り扱いが容易となる。
加えて上記実施形態では、重複領域の検出に際して投影領域PA1と投影領域PA2とでそれぞれ予め設定した異なる色画像を投影することにより、重複領域をポイント指示するものとしたので、視認し易い状態で重複領域の検出が実行でき、ユーザにとっても初期設定での手間を軽減して、各装置の取り扱いが容易となる。
また上記実施形態では、重複領域の具体的なポイント指定として、重複領域が内在する角の位置を指定するものとしたので、重複領域を判断するのに必要充分な情報をユーザにとっても容易に理解し易い形で指示できる。
なお上記実施形態は、専用のアプリケーションプログラムをインストールしたPC1で投影制御装置の機能を実行させるものとして説明したが、汎用のデータ処理装置であるPC1ではなく、専用のハードウェア回路を組込んだ投影制御装置を用いるものとしても良いし、さらには投影装置である第1のプロジェクタ2または第2のプロジェクタ3のいずれか少なくとも一方が、投影制御装置の機能を一体に組込むものとしても良く、それらのいずれにおいても本実施形態と同様の効果を奏することができる。
また上記実施形態では、上記位置情報は、インタラクティブ・ポインタ4で4つの照度情報より計算して検出する例で説明したが、インタラクティブ・ポインタ4で4つの照度情報をそのまま出力して、パーソナルコンピュータ(PC)1側で位置(座標)を計算するようにしてもよい。
また上記実施形態では、簡単のために、第1のプロジェクタ2と第2のプロジェクタ3の2台のプロジェクタの例で説明したが、縦横に2台ずつといった4台でのマルチ投影する場合等、2台より多くのプロジェクタを用いる場合についても同様に適用することができることは言うまでもない。
さらに上記実施形態では、第1のプロジェクタ2の画像と第2のプロジェクタ3の画像を並べて投影するマルチ投影(タイリング投影)の例で説明したが、両者を同一の矩形として重なるように投影するスタック投影の場合にも同様に適用することができる。
また上記実施形態では、マルチ投影やスタック投影時の重なり具合を取得する場合の例で説明したが、本発明の本質的な点は、マルチ投影やスタック投影時にインタラクティブ・ポインタの指示する位置を正確に取得する技術である。
したがって、本発明によれば、マルチ投影やスタック投影時であっても、ポインタ画像PMを正しい位置に表示することができる。
その場合は、図5や図11を参照して述べたように、映像表示期間にテストパターンではなく、実際に投影する画像情報を表示することになる。
なお上記実施形態では、第1のプロジェクタ2及び第2のプロジェクタ3がいずれもDLP(登録商標)方式の投影動作を行なう場合について説明したが、本発明は投影装置の投影方式や投影の画像を形成するための表示素子等を限定するものではない。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置であって、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段とをさらに備え、上記第1及び第2の取得手段の一方は、上記位置検出期間にそれぞれ上記第1の座標情報及び上記第2の座標情報の一方を取得することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段とをさらに備え、上記第1及び第2の取得手段の少なくとも一方は、上記受信手段で受信した位置に関する情報に基づいて、上記第1及び第2の座標情報の少なくとも一方を取得することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、上記受信手段は、上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器からポイント指示位置の照度情報をさらに受信し、上記算出手段は、上記照度情報に基づいて、上記第1の投影装置が投影する画像の明るさを補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影装置が投影する画像の明るさを補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記性1乃至4いずれか記載の発明において、上記第1の投影装置と上記第2の投影装置の上記位置検出期間を一致させる同期信号を出力する同期手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5いずれか記載の発明において、上記第1及び第2の補正情報の少なくとも一方は、上記第1及び第2の投影領域の少なくとも一方のサイズを補正する情報を含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至5いずれか記載の発明において、上記第1及び第2の補正情報の少なくとも一方は、上記第1及び第2の投影領域の少なくとも一方の傾きを補正する情報を含むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項2乃至7いずれか記載の発明において、上記第1及び第2の投影装置それぞれに、上記位置検出期間以外の期間で上記重複領域を確認するためのテストパターン画像を投影させることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、上記請求項8記載の発明において、上記テストパターン画像は、上記第1及び第2の投影装置で相互に異なる色を用いることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、上記請求項1乃至9いずれか記載の発明において、上記重複情報は、上記重複領域の角の座標であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置であって、上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段と、上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段と、上記受信手段で受信した位置に関する情報に応じたポインタの画像を重畳した画像信号を出力する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、投影部で投影する第1の投影領域と、他の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影装置であって、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記投影部用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記他の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置と、上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器とを含む投影システムであって、上記投影制御装置は、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段と、上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段と、上記ポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段とを備え、上記第1及び第2の取得手段の少なくとも一方は、上記受信手段で受信した位置に関する情報に基づいて、上記第1及び第2の座標情報の少なくとも一方を取得することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる装置での投影制御方法であって、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得工程と、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得工程と、上記第1及び第2の取得工程で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出工程と、上記算出工程で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出工程で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御工程とを有することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる装置が内蔵したコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段、上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段、上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段、及び上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段として機能させることを特徴とする。
1…パーソナルコンピュータ(PC)、2…第1のプロジェクタ、3…第2のプロジェクタ、4…インタラクティブ・ポインタ、4a…クリックキー、4b…クリックキー、11…映像インタフェース(I/F)、12…画像取り込み部、13…画像メモリ、14…画像処理部、15…表示コントローラ、16…システムコントローラ、17…表示素子、18…光源駆動回路、19…半導体光源、20…集光レンズ、21…インテグレータ、22…ミラー、23…投影レンズ系、24…ズーム/フォーカス制御部、25…冷却ファン、26…外部通信部、27…無線受信部、28…画像補正データ記憶部、31…受光レンズ系、32…フォトトランジスタ、33…A/D変換部、34…保持部、35…座標算出部、36…CPU、37…メインメモリ、38…プログラムメモリ、39…クリックキー部、40…ブルートゥース通信部、41…アンテナ、B…バス、BO1,BO2…ブラックアウト領域、EBA…エッジブレンディング領域、PA1…(第1の)投影領域、PA2…(第2の)投影領域、PM…ポインタ画像、UC1,UC2…USBケーブル、VC1〜VC3…ビデオケーブル、VD…ビデオ装置。

Claims (15)

  1. 第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置であって、
    上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、
    上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、
    上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、
    上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする投影制御装置。
  2. 上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、
    上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段と
    をさらに備え、
    上記第1及び第2の取得手段の一方は、上記位置検出期間にそれぞれ上記第1の座標情報及び上記第2の座標情報の一方を取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の投影制御装置。
  3. 上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、
    上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段と
    をさらに備え、
    上記第1及び第2の取得手段の少なくとも一方は、上記受信手段で受信した位置に関する情報に基づいて、上記第1及び第2の座標情報の少なくとも一方を取得する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の投影制御装置。
  4. 上記受信手段は、上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器からポイント指示位置の照度情報をさらに受信し、
    上記算出手段は、上記照度情報に基づいて、上記第1の投影装置が投影する画像の明るさを補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影装置が投影する画像の明るさを補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載の投影制御装置。
  5. 上記第1の投影装置と上記第2の投影装置の上記位置検出期間を一致させる同期信号を出力する同期手段をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の投影制御装置。
  6. 上記第1及び第2の補正情報の少なくとも一方は、上記第1及び第2の投影領域の少なくとも一方のサイズを補正する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の投影制御装置。
  7. 上記第1及び第2の補正情報の少なくとも一方は、上記第1及び第2の投影領域の少なくとも一方の傾きを補正する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の投影制御装置。
  8. 上記第1及び第2の投影装置それぞれに、上記位置検出期間以外の期間で上記重複領域を確認するためのテストパターン画像を投影させることを特徴とする請求項2乃至7いずれか記載の投影制御装置。
  9. 上記テストパターン画像は、上記第1及び第2の投影装置で相互に異なる色を用いることを特徴とする請求項8記載の投影制御装置。
  10. 上記重複情報は、上記重複領域の角の座標であることを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の投影制御装置。
  11. 第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置であって、
    上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、
    上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段と、
    上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、
    上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段と、
    上記受信手段で受信した位置に関する情報に応じたポインタの画像を重畳した画像信号を出力する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする投影制御装置。
  12. 投影部で投影する第1の投影領域と、他の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影装置であって、
    上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、
    上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、
    上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、
    上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記投影部用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記他の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする投影装置。
  13. 第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる投影制御装置と、上記第1及び第2の投影領域をポイント指示するポイント機器とを含む投影システムであって、
    上記投影制御装置は、
    上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段と、
    上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段と、
    上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段と、
    上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段と、
    上記第1及び第2の投影装置の一方に対し、位置検出期間として、光像中の位置を検出するための位置検出用画像に対応する光像を挿入して投影させる第1の投影制御手段と、
    上記第1及び第2の投影装置の他方に対し、上記位置検出期間に同期して、画面全体が一様となる光像を挿入して投影させる第2の投影制御手段と、
    上記ポイント機器に対し、上記位置検出期間内の予め設定されたタイミングで位置座標の検出を指示する信号を送信する送信手段と、
    上記送信手段での送信に応答して上記ポイント機器から送られてくる位置に関する情報を受信する受信手段と
    を備え、
    上記第1及び第2の取得手段の少なくとも一方は、上記受信手段で受信した位置に関する情報に基づいて、上記第1及び第2の座標情報の少なくとも一方を取得する
    ことを特徴とする投影制御システム。
  14. 第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる装置での投影制御方法であって、
    上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得工程と、
    上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得工程と、
    上記第1及び第2の取得工程で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出工程と、
    上記算出工程で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出工程で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御工程と
    を有することを特徴とする投影制御方法。
  15. 第1の投影装置が投影する第1の投影領域と第2の投影装置が投影する第2の投影領域の一部を重ねて1つの画像として投影させる装置が内蔵したコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記コンピュータを、
    上記第1の投影領域と第2の投影領域の重複領域を規定する重複情報を上記第1の投影領域上の第1の座標情報として取得する第1の取得手段、
    上記重複領域を規定する重複情報を上記第2の投影領域上の第2の座標情報として取得する第2の取得手段、
    上記第1及び第2の取得手段で取得した第1の座標情報及び第2の座標情報の少なくとも一方に基づいて、上記第1の投影領域に投影する画像を補正する第1の補正情報、及び上記第2の投影領域に投影する画像を補正する第2の補正情報の少なくとも一方を算出する算出手段、及び
    上記算出手段で算出した第1の補正情報に基づいて補正した上記第1の投影装置用の画像信号、及び上記算出手段で算出した第2の補正情報に基づいて補正した上記第2の投影装置用の画像信号の少なくとも一方を出力する出力制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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