JP2014186020A - 磁性金属異物を検出するための装置と方法 - Google Patents

磁性金属異物を検出するための装置と方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置と方法の提供。
【解決手段】配管の中を流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置が検出コイルユニットと、増幅部と、信号処理部と、自動三方弁25とを有する。検出コイルユニットは、検出コイルと、検出コイルのコアとなる永久磁石とを含む。配管15aにおける主管16は、自動三方弁25を介してつながる上流側部分18と下流側部分19とを有し、自動三方弁25からは支管17が延出する。検出コイルユニットは、上流側部分18に使用されていて、信号処理部につながっている。検出コイルユニットが磁性金属異物を検出すると、信号処理部からの信号に基づいて自動三方弁25が動作して下流側部分19を閉じる一方、支管17が開いて検出した磁性金属異物を支管17へ排出する。
【選択図】図6

Description

この発明は、配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置と方法とに関する。
配管の中を一方向に向かって流れる被検査物、例えば配管の中を一方向に向かって流れる飲料や食品に混入した磁性金属異物を検出するための装置は、公知である。
例えば、特開2012−220382号公報(特許文献1)に記載された磁性金属異物を検出する装置は、配管の上流側にセットされている永久磁石によって配管の中を流れる流体に含まれた磁性金属異物を磁化し、永久磁石の下流側にセットされているMIセンサやフラックスゲートセンサ等の磁気センサによってその磁性金属異物からの磁力線を検出している。
また、特開2010−237081号公報(特許文献2)に記載の粉体材料中の磁性異物の検査装置は、粉体材料に磁場を印加する水平帯磁用磁石と、この磁石の下流側に配置されたSQUID磁気検出装置とを備えている。
特開2012−220382号公報 特開2010−237081号公報
配管の上流側で磁性金属異物を磁化した後に、下流側の磁気センサによってその磁性金属異物の磁気を検出する従来の装置では、磁性金属異物が上流側から下流側へと流れる間に磁性金属異物の磁力が低下して、磁性金属異物の検出精度が低下するということがある。また、検出した磁性金属異物を被検査物から取除いたことを容易に知ることのできる装置や方法であって、検出するための装置と一体的に使えるものは見当たらない。
そこで、この発明では、磁性金属異物の検出精度を向上させることができるように、従来の検出装置と検出方法とに改良を施すことを課題の一つにしている。また、その検出装置と検出方法とに対して、検出した磁性金属異物が被検査物から取除かれたことを容易に知ることができるように改良を施すことも課題の一つである。
前記課題を解決するためのこの発明は、磁性金属異物を検出するための装置に係る第1発明と方法に係る第2発明とを含んでいる。
前記第1発明が対象とするのは、配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置である。
前記第1発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記装置は、前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記信号処理部からの信号に基づいて動作する自動三方弁とを有するものである。前記配管は主管と支管とを有し、前記主管は前記被検査物が前記一方向に向かって流れるものであって前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを有し、前記自動三方弁からは前記支管が延出している。前記検出コイルユニットは、前記上流側部分に対して使用されていて、前記磁性金属異物を検出すると、前記信号処理部からの前記信号に基づいて前記自動三方弁が動作して前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出することが可能である。
前記第2発明が対象とするのは、配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための方法である。
前記第2発明が特徴とするところは、次のとおりである。 前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記配管に組込まれる自動三方弁とを使用する。前記配管には主管と支管とを設け、前記主管には前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを設けて前記被検査物を前記一方向に向かって流し、前記自動三方弁からは前記支管を延出させる。前記検出コイルユニットを前記上流側部分に対して使用して、前記検出コイルユニットが前記磁性金属異物を検出すると、前記信号に基づいて前記信号処理部に前記自動三方弁を動作させて前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出する。
この発明に係る磁性金属異物を検出するための装置と方法では、検出コイルユニットにおける検出コイルが、磁性金属異物を帯磁させる永久磁石をコアとして使用するものであるから、これら永久磁石と検出コイルとが一体化されていて、磁性金属異物はそれが帯磁した状態になると同時に、検出コイルによって検出されるということが可能になる。すなわち、磁性金属異物は、帯磁による磁力が低下しないうちに検出されることが可能になって、検出装置における磁性金属異物の検出精度が向上する。特に、磁力の弱いステンレス等の金属の検出では、この発明の効果が顕著になる。被検査物が流れる配管は、それに組み込まれている自動三方弁から支管が延出するものであるから、磁性金属異物を検出したときの検出コイルからの信号に基づいて自動三方弁を動作させて支管を開けば、磁性金属異物を被検査物の一部分とともに支管に排出することができる。その支管に対して検出コイルユニットを使用することによって、磁性金属異物が配管における主管から支管へと排出されたことを容易に知ることができる。
図面は、この発明の特定の実施形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、好ましい実施に形態および選択的に実施できる形態を含む。
この発明に係る検出装置の使用態様を例示する図。 検出部を示す図。(a)は側面図、(b)は頂面図、(c)は(a)におけるc−c線に沿う断面図である。 図2における検出部の斜視図。 増幅部の内部を示す図。 信号処理部の機能を例示する図。 実施態様の一例を示す図。 (a)−(d)によって検出波形を例示する図。 実施態様の一例を示す図2と同様な図。(a)は部分破断側面図、(b)は部分破断頂面図、(c)は図(a)におけるc−c線に沿う断面図。 図8における検出部の斜視図。
添付の図面を参照して、この発明に係る磁性金属異物を検出するための装置と方法との詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、この発明に係る磁性金属異物を検出するための装置10の使用態様の一例を示す図である。装置10は、被検査物である飲料や液状食品等の流体を矢印Aで示す一方向に向かって流すための配管15に対して使用されている。図にはまた、その配管15として、第1、第2、第3配管15a,15b,15cが例示されている。第1、第2、第3配管15a,15b,15cは、磁性金属異物を検出するうえにおいて、実質的に同じように使用することのできるもので、以下では主として第1配管15aについて説明する。
第1配管15aは、被検査物である流体を方向Aへ流すための主管16と、主管16に組み込まれた自動三方弁25において主管16から分岐するように自動三方弁25から延出する支管17とを有する。主管16は、自動三方弁25の上流に位置する上流側部分18と、自動三方弁25の下流に位置する下流側部分19とを有する。装置10は、被検査物に混入している磁性金属異物(図示せず)を検出すると、自動三方弁25を動作させることができるものであって、自動三方弁25の他に、上流側部分18にセットされている検出部11と、増幅部12と、信号処理部13とを有する。図示例において、検出部11と増幅部12とは、第1−第3配管15a−15cのそれぞれに一基ずつセットされているが、信号処理部13は、三基の検出部11に対して一基がセットされている。ただし、信号処理部13は、検出部11ごとに一基ずつセットされていてもよいものである。信号処理部13はまた、検出部11や増幅部12と一群を成すようにして一つの作業場にセットされていてもよいが、作業場からは離間した作業管理室等にセットされていてもよいものである。増幅部12と信号処理部13とは、リード線14を介してつながっている。
図2の(a),(b),(c)は、第1配管15aにセットされている検出部11の側面図と、頂面図と、(a)におけるc−c線断面図とである。ただし、図2の(b)においては後記天板31の図示が省略され、(c)においては第1配管15aが仮想線で示されている。
検出部11は、第1配管15aを介して対向配置された一対のコイル21と、コイル21それぞれのコアになるとともに第1配管15aを介して対向配置された一対の永久磁石22とによって形成された検出コイルユニット20を有する。検出コイルユニット20は、図2の(c)においてほぼU字型の溝または角型の溝を形成している磁気ヨーク23によって囲まれている。磁気ヨーク23は、ナイロン樹脂製のボックス24に収容されている。ボックス24は、ボルト(図示せず)によって支持プレート26に固定され、その支持プレート26が固定具27を介して第1配管15aに取り付けられている。ボックス24は、流れ方向Aにおいて対向する一対の端壁28を有し、端壁28のそれぞれには第1配管15aを支持するための溝29が形成され、ボックス24の天板31は溝29に対して第1配管15aを出し入れすることができるように、図2の(c)において左右に二分されている。図示されてはいないが、コイル21と永久磁石22とは磁気ヨーク23に対して薄いプラスチックシート(図示せず)を介して固定されている。第1配管15aの両端にはフランジFがあるから、検出コイルユニット20は、図2の(a)の検出部11の形で長い配管15の途中の部分に対して取付けたり、取外したりすることができる。
図3の(a),(b)において、(a)は、図2の(c)における検出コイルユニット20と磁気ヨーク23とを示す検出部11の部分破断斜視図であり、(b)は検出部11から取り出した検出コイルユニット20の斜視図である。検出コイルユニット20では、一対の盤状または柱状の永久磁石22である永久磁石22と永久磁石22がN極とS極とを対向させて配置され(図4(b)参照)、それぞれの永久磁石22,22の周面には一対のコイル21であるコイル21とコイル21とが形成されている。コイル21とコイル21とは、共に右巻きの状態であるか、または共に左巻きの状態である場合と、一方のコイルが右巻きであり、もう一方のコイルが左巻きであって、両コイル21と21とで差動型コイルを形成している場合とがある。検出コイルユニット20に差動型コイルを使用すると、外部ノイズをその差動型コイルによってキャンセルして、磁性金属異物の検出精度を向上させることができる。コイル21とコイル21とは、リード線L(図3(b)参照)によって増幅部12につながっている。なお、盤状または柱状の永久磁石22(22,22)は、製作や取り扱いを容易にするうえにおいて、円盤状または円柱状のものであることが好ましい。
検出部11において、被検査物が食品である場合には、第1配管15aとしてMSDSで食品用として認可された樹脂製のものが使用される。第1配管15aにはまた、その一例として、径が1.5S(外径38.1mm)で長さが500mmのものの使用が可能である。第1配管15aの径が1.5Sである場合の検出部11は、第1配管15aに沿う長さが160mm、第1配管15aに直交する方向の幅が160mm、高さが135mm程度の大きさのものにすることができる。なお、長さは500mmに限定されるわけではなく、500mmより短くしたり、長くしたりすることも可能である。それゆえ、検出部11は、それをセットするのに場所を選ばず使い勝手のよいものになる。
このように形成されている検出部11の検出コイルユニット20では、対向配置された永久磁石22と22との間において磁力線は均一な磁束密度を保っているが、磁性金属異物の混入している被検査物が永久磁石22と22との間を通過するときには、その磁力線が磁性金属異物に集中し、異物が通過する時間帯では磁力に大きな乱れが生じる。このときの磁力の乱れによって、永久磁石22,22のそれぞれに対して近接配置されている一対のコイル21,21には誘導電流が発生するので、その電流を磁性金属異物の検出信号とみなすことができる。
すなわち、磁性金属異物が永久磁石22の作る磁界を通過するときに発生する磁力線の乱れを磁性金属異物に対しての検出信号とする検出部11は、永久磁石22によって磁性金属異物を帯磁させると同時に、換言すると磁性金属異物が磁気飽和に近い状態にあるときに、磁性金属異物を検出するので、永久磁石22による帯磁の効果を最大限に利用することができる。このような検出部11はまた、被検査物である食品の性状、例えば大きさ、温度、塩分濃度、気泡の存在、冷凍の状態等の影響を受けて検出精度が変化するということがないものである点において、交流電流を使用する従来の磁性金属検出装置よりもはるかに優れている。この検出部11はまた、多種類の液状食品に対して適用可能なものでもあるし、組成が同じような液状食品であって温度、塩分濃度、固形物含有の有無等の性状が異なるという場合においても、それぞれの液状食品に対して検出条件を変更することなく使用可能なものである。検出部11は、このようなものであるから、主管16が性状の異なる液状食品等の流体の複数種類を交互に流すものである場合においても使用することができる。
検出部11における磁気ヨーク23は、検出コイルユニット20を覆うように形成されることによって、永久磁石22で作る磁界を封じ込めて内部磁力密度を高めるように作用するとともに、磁気バリヤとなって外部磁気ノイズを遮蔽することもできる。磁気ヨーク23は、図2の(c)に示されているように、それがU字型の溝または角型の溝を形成することによって、検出部11からの第1配管15aの取り出し、または第1配管15aからの検出部11の取り外しが容易になって、第1配管15aの洗滌や交換に手間取ることがないようになる。溝を形成している磁気ヨーク23における上方の開放部分23aは、永久磁石22の磁力線による磁気膜で覆われることがあるので、外部磁気ノイズに対する磁気ヨーク23としての隔壁を必要としない場合がある。
図4において、(a)は、増幅部12の内部を示す図であり、(b)は検出コイルユニット20と増幅部12との接続状態を示す図である。増幅部12は、PCパマロイ製の円筒型磁気シールド容器部41と容器部41の蓋42とを有し、容器部41の内部にはナイロン樹脂製の信号回路支持盤43がある。支持盤43の下部には信号増幅用の入力コイル44と常温高感度磁気センサ46とが取り付けられ、支持盤43の上部には信号処理電子回路47が取り付けられている。なお、図4(a)において、容器部41と蓋42とは断面図で示され、支持盤43とそれに取り付けられた入力コイル44等は側面図で示されている。検出部11において微細な磁性金属異物を検出しようとすると、検出コイルユニット20で得られる電流は微弱なものにならざるを得ない。それゆえ、この発明では、その電流をリード線Lによって増幅部12へ導き、外部磁界の侵入を防いだ円筒型磁気シールド容器部41の内部にセットされた信号増幅用の入力コイル44によって磁力線を強化し、分解能が好ましくは10μT/√Hz以下である常温高感度磁気センサ46にその磁力線を与えて磁気から電流信号に再変換し、その電流信号を信号処理部13(図1参照)に送る。検出部11と増幅部12とがこのように形成される装置10では、磁力の弱いステンレス等の金属であっても検出することが容易になる。なお、図示の構造を有する容器部41と蓋42との全体は、高さ300mm、外径200mm程度の大きさにすることができるので、増幅部12は、それをセットするのに場所を選ばない。
図5は、信号処理部13の処理機能システムを例示する図である。信号処理部13の一例は、タッチパネル51(図1参照)と、電源装置およびPLC制御装置を有する制御盤52(図1参照)とを有する。電源装置およびPLC制御装置は、100V電源を受けて各部のセンサ回路に±15V程度の電圧降下した電気を送る装置と、ラダー回路を使用してソフト機能を果たす装置である。
その信号処理部13では、第1−第3配管15a−15cのそれぞれについて、増幅部12において増幅されて大きな信号となった電流が送られて、その電流をPLC制御装置で処理して図示例の諸機能を遂行することができる。例えば、増幅部12からの信号に対して、それが磁性金属異物を検出した信号であると判断する閾値の設定、ノイズピーク値と信号ピーク値(S/N比)の表示と記録と保管、タッチパネル51を使用しての検出作業の年月日や時刻等の記録、検出した信号波形の表示と記録と保管、信号波形を画かせるためのタッチパネル51での条件設定、第1−第3配管15a−15cそれぞれを通過した被検査物の総量、磁性金属異物の検出回数の表示と記録と保管、磁性金属異物検出時における警告灯の点灯等である。その他に、例えば第1配管15aにおける増幅部12からの信号が閾値に達するものであるときには検出部11が磁性金属異物を検出したと判断して、第1配管15aにおける自動三方弁25を動作させることができる。
図1において自動三方弁25を動作させると、自動三方弁25は第1配管15aにおける下流側部分19を閉じて支管17を開き、検出した磁性金属異物を流体の一部分とともに上流側部分18から支管17へ流し、磁性金属異物を主管16から排出することができる。自動三方弁25がこのように動作する時間は、装置10におけるタイマー(図示せず)によって規制されていて、動作してから所定の時間が経過すると、自動三方弁25が元の状態に復帰して、流体は主管16の中を方向Aに向かって流れる。
図6は、図1の第1配管15aを対象にしてこの発明の実施態様の一例を示す図1と同様な図であるが、信号処理部13の図示が省略されている。第1配管15aの上流側部分18には、図1に例示の検出部11と増幅部12と自動三方弁25とに相当する第1検出部61と第1増幅部71と自動三方弁25とが取り付けられている。また、第1配管15aの下流側部分19には第1検出部61および第1増幅部71と同じ機能を有する第2検出部62および第2増幅部72が取り付けられている。自動三方弁25から延出する支管17には、第1検出部61および第1増幅部71と同じ機能を有する第3検出部63および第3増幅部73が取り付けられている。図示してはいないが、第1、第2、第3検出部61,62,63のそれぞれは、第1、第2、第3増幅部71,72,73のそれぞれにつながり、第1、第2、第3増幅部71,72,73のそれぞれは信号処理部13(図1参照)につながっている。常態にあるときの自動三方弁25は、被検査物である流体が方向Aへ流れるように主管16の下流側部分19に向かって開放しているが、第1検出部61が磁性金属異物を検出した判断したときの信号処理部13は自動三方弁25をそれが支管17に向かって開放するように動作させて、所定の時間だけ開放し、検出した磁性金属異物を流体とともに支管17へ排出する。第3検出部63は、支管17を流れる流体に含まれた磁性金属異物を検出することによって、磁性金属異物が排出されたことを作業者等に知らせることができる。第3検出部63はまた、信号処理部13を介して自動三方弁25を所定時間が経過する前に常態に復帰させて、流体が無駄に支管17へ流れることを防ぐことができる。第3検出部63における信号波形もまた、信号処理部13において表示したり、記録したり、保管したりすることができる。第2検出部62は、第1検出部61とともに常時作動させておくことができる。第1検出部61で磁性金属異物を検出したときに、第3検出部63でも磁性金属異物を検出し、第2検出部62では磁性金属異物を検出しなかったという記録を信号処理部13に保管しておくことによって、製品化されたときの流体の品質を保証するレベルが向上する。
図7は、(a),(b),(c),(d)によって、装置10が磁性金属異物を検出したときの信号波形(信号ピーク値)を例示する図であって、各図の横軸は時間(秒)を示し、縦軸は電圧(V)を示している。図1の検出部11において、第1配管15aには管径が1.5S、長さが500mmである合成樹脂製のものを使用し、被検査物である流体には水道水または塩分濃度を10質量%に調整した水道水を使用した。磁性金属異物としては、直径が0.5mmの鉄球を使用し、これを被検査物に入れた。検出部11では、永久磁石22として直径50mm、厚さ20mmの円盤状のものを使用し、コイル21には300回巻きの銅線を使用した。図の(a)−(d)において、流体は、その流速が48m/minから110m/minの間で変化させてある。図の(a),(b)は被検査物が水道水である場合の検出結果を示し、図の(c),(d)は塩分濃度が10質量%である水道水であって、その水道水に空気が吹き込まれて多数の気泡が存在する場合の被検査物についての検出結果を示している。(a)−(d)のいずれにおいても、磁性金属異物の存在したことが明確なピークによって示されている。
図8,9のそれぞれは、実施態様の一例を示す図2,3のそれぞれと同様な図である。ただし、図8の(a)では、ボックス24の一部分を破断することによってボックス24の内部が示されている。また、ボックス24が取付けられる第1配管15aの主管16における上流側部分18は仮想線で示されている。図8の(b)では、ボックス24の天板31が外されて、ボックス24の内部が示されている。図8の(c)は、図8の(a)におけるc−c線断面図である。
図8,9における検出部11では、磁気ヨーク23の内側にある検出コイルユニット20が第1検出コイルユニット20aと第2検出コイルユニット20bとを含んでいる。第1検出コイルユニット20aは、主管16を介して対向する一対の第1コイル21aと、第1コイル21aそれぞれのコアとなる一対の円盤状の第1永久磁石22aとを含んでいる。一対の第1コイル21aは、コイルの巻き方向が同じものである。第2検出コイルユニット20bは、第1配管15aを介して対向する一対の第2コイル21bと、第2コイル21bのコアとなる一対の円盤状の第2永久磁石22bとを含んでいる。一対の第2コイル21bは、コイルの巻き方向が同じものであるが、一対の第1コイル21aのコイルの巻き方向とは反対になっている。例えば、第1コイル21aが右巻きのものであれば、第2コイル21bは左巻きのものであって、一対の第1コイル21aと一対の第2コイル21bとは、差動型コイルを形成している。
図8,9において、主管16の上流側部分18は、検出部11の上流側と下流側とにおいて内径D(図9参照)が一定の円管で形成されているが、検出部11を通過する部位40では、扁平に形成されている。図8において明らかなように、部位40は、一対の第1永久磁石22aの間、および一対の第2永久磁石22bの間を通る部位であって、これら永久磁石が対向する方向へ延びる第1内径rと第1内径rに直交して図8の(c)の上下方向へ延びる第2内径rとを有している。第1内径rは、検出部11において、対向している一対の第1コイル21aどうしおよび第1永久磁石22aどうし、対向している一対の第2コイル21bどうしおよび第2永久磁石22bどうしを互いに接近させることができるように、ただし、主管16における流体の流れを著しく妨げることがない程度において、極力小さな値に設定される。第2内径rは、部位40が主管16における流体の流速の律速段階となることがないように、第1内径rよりも大きな値に設定される。また、より好ましい主管16においては、内径Dを有する円管の断面積よりも部位40における断面積の方が大きくなるように、第2内径rの値が設定される。
円盤状の第1永久磁石22aと第2永久磁石22bとは、それらの形成する磁界の中に部位40の第2内径rがおさまるように、永久磁石の径の大きさが選択される。また、磁性金属異物が、互いに対向している第1永久磁石22aどうしの間を通過するときや、第2永久磁石22bどうしの間を通過するときには、磁性金属異物がこれらの円盤状永久磁石の周縁部を通過しているときに比べて、永久磁石の中央部を通過しているときの方が第1コイル21aや第2コイル21bに生じる誘導電流が強くなる。それゆえ、図8の(a),(c)に例示の如く、第1永久磁石22aと第2永久磁石22bとを上下方向に並べるときには、両永久磁石22aと22bとの周縁部が上下方向において重なり合うようにして、円盤状永久磁石の中央部分において磁性金属異物を磁化することが好ましい。第1永久磁石22aと第2永久磁石22bとが、例えば直径40mmの円盤状のものである場合には、周縁部どうしが5−10mmの幅で重なり合うようにして両永久磁石22a,22bを上下に並べることが好ましい。
第1、第2永久磁石22a,22bの磁力は、これら磁石からの距離の三乗に逆比例して低下するから、主管16の部位40を図示例の如く扁平にして、第1永久磁石22aどうし、および第2永久磁石22bどうしを接近させることは、磁性金属異物の検出精度を向上させるうえにおいて極めて効果的である。
図8,9に例示の主管16における上流側部分18の形状および上流側部分18に使用した検出部11は、図6の下流側部分19の形状および下流側部分19に使用した第2検出部62として使用したり、支管17の形状および支管17に使用した第3検出部63として使用したりすることができる。そのときの上流側部分18の部位40は、図示例の如く扁平なものであってもよいし、円管であってもよい。支管17がこのように形成されている場合には、主管16から支管17に排出される流体に主管16から排出すべき磁性金属異物が存在していたことを確実に知ることができる。
これまでに記載したこの発明のうちの第1発明に係る開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置。
前記装置が、前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記信号処理部からの信号に基づいて動作する自動三方弁とを有するものである。前記配管は主管と支管とを有し、前記主管は前記被検査物が前記一方向に向かって流れるものであって前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを有し、前記自動三方弁からは前記支管が延出している。前記検出コイルユニットが前記上流側部分に対して使用されていて、前記磁性金属異物を検出すると、前記信号処理部からの前記信号に基づいて前記自動三方弁が動作して前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出することが可能である。
上記段落に開示した第1発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記検出コイルユニットは、前記永久磁石としての円盤状永久磁石と、前記円盤状永久磁石それぞれの周面に巻き付けられた前記検出コイルとしての銅線とを有し、対向配置させた前記円盤状永久磁石どうしの間に前記被検査物の前記主管を位置させることが可能である。
(2)前記主管が性状の異なる複数種類の流体を交互に流すために使用されるものである。
(3)前記増幅部では、分解能が10μT/√Hz以下である常温高感度磁気センサが使用される。
(4)前記信号処理部では、前記増幅部からの前記信号が閾値を越えたときに前記磁性金属異物を検出したと判断するとともに、前記信号の発生日時、前記信号の波形および前記信号のピーク値のうちの少なくとも一つについて表示、記録、保管のいずれかが可能である。
(5)前記装置が、前記検出コイルユニットとして、前記下流側部分に対して使用される第2検出コイルユニットを含んでいる。
(6)前記信号処理部は、前記増幅部を介して前記第2検出コイルユニットに接続していることによって、前記主管の前記下流側部分を移動する前記被検査物について前記磁性金属異物が検出されていない状態にあることの表示および記録のいずれかが可能である。
(7)前記装置が、前記検出コイルユニットとして、前記主管の前記上流側部分に対して使用される第1検出コイルユニットに加えて、前記支管に対して使用される第3検出コイルユニットを含んでいる。
(8)前記検出コイルが差動型コイルである。
この発明のうちの第2発明に係る開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための方法。
前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記配管に組込まれる自動三方弁とを使用する。前記配管には主管と支管とを設け、前記主管には前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを設けて前記被検査物を前記一方向に向かって流し、前記自動三方弁からは前記支管を延出させる。前記検出コイルユニットを前記上流側部分に対して使用して、前記検出コイルユニットが前記磁性金属異物を検出すると、前記信号に基づいて前記信号処理部に前記自動三方弁を動作させて前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出する。
上記段落に開示した第2発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記検出コイルユニットは、前記主管のうちの前記下流側部分に対して使用されている第2検出コイルユニットをも含む。
(2)前記検出コイルユニットは、前記主管のうちの前記上流側部分に対して使用されている第1検出コイルユニットと、前記支管に対して使用されている第3検出コイルユニットとを含む。
(3)前記主管と支管とは、対向配置させた前記永久磁石どうしの間に位置する部位において、前記永久磁石が対向している方向へ延びる第1内径と、前記第1内径に直交する第2内径とを有し、前記第1検出コイルユニットおよび前記第2検出コイルユニットのうちの少なくとも一つにおいて、前記第1内径が前記第2内径よりも小さくなっている。
(4)前記主管と支管とは、対向配置させた前記永久磁石どうしの間に位置する部位において、前記永久磁石が対向している方向へ延びる第1内径と、前記第1内径に直交する第2内径とを有し、前記第1検出コイルユニット、前記第2検出コイルユニットおよび前記第3コイルユニットのうちの少なくとも一つにおいて、前記第1内径が前記第2内径よりも小さくなっている。
(5)前記配管は、前記主管の前記上流側部分における断面積よりも、前記支管における前記第1、第2内径を含む部位の断面積が大きくなっている。
(6)前記主管は、前記支管における前記第1内径よりも大きな内径を有する円管である。
(7)前記検出コイルとして差動型コイルを使用する。
10 検出装置
11 検出部
12 増幅部
13 信号処理部
15,15a,15b,15c 配管
16 配管(主管)
17 配管(支管)
18 上流側部分
19 下流側部分
20 検出コイルユニット
20a 検出コイルユニット(第1検出コイルユニット)
20b 検出コイルユニット(第2検出コイルユニット)
21 コイル
21a コイル(第1コイル)
21b コイル(第2コイル)
22 永久磁石
22a 永久磁石(第1永久磁石)
22b 永久磁石(第2永久磁石)
23 磁気ヨーク
25 自動三方弁
31 天板
44 入力コイル
61 検出部(第1検出部)
62 検出部(第2検出部)
63 検出部(第3検出部)
66 排出路
71 増幅部(第1増幅部)
72 増幅部(第2増幅部)
73 増幅部(第3増幅部)

Claims (17)

  1. 配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための装置であって、
    前記装置が、前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記信号処理部からの信号に基づいて動作する自動三方弁とを有するものであり、
    前記配管は主管と支管とを有し、前記主管は前記被検査物が前記一方向に向かって流れるものであって前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを有し、前記自動三方弁からは前記支管が延出し、
    前記検出コイルユニットが前記上流側部分に対して使用されていて、前記磁性金属異物を検出すると、前記信号処理部からの前記信号に基づいて前記自動三方弁が動作して前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出することが可能であることを特徴とする前記装置。
  2. 前記検出コイルユニットは、前記永久磁石としての円盤状永久磁石と、前記円盤状永久磁石それぞれの周面に巻き付けられた前記検出コイルとしての銅線とを有し、対向配置させた前記円盤状永久磁石どうしの間に前記被検査物の前記主管を位置させることが可能である請求項1記載の装置。
  3. 前記主管が性状の異なる複数種類の流体を交互に流すために使用されるものである請求項2記載の装置。
  4. 前記増幅部では、分解能が10μT/√Hz以下である常温高感度磁気センサが使用される請求項1−3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記信号処理部では、前記増幅部からの前記信号が閾値を越えたときに前記磁性金属異物を検出したと判断するとともに、前記信号の発生日時、前記信号の波形および前記信号のピーク値のうちの少なくとも一つについて表示、記録、保管のいずれかが可能である請求項1−4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記装置が、前記検出コイルユニットとして、前記下流側部分に対して使用される第2検出コイルユニットを含んでいる請求項1−5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記信号処理部は、前記増幅部を介して前記第2検出コイルユニットに接続していることによって、前記主管の前記下流側部分を移動する前記被検査物について前記磁性金属異物が検出されていない状態にあることの表示および記録のいずれかが可能である請求項6記載の装置。
  8. 前記装置が、前記検出コイルユニットとして、前記主管の前記上流側部分に対して使用される第1検出コイルユニットに加えて、前記支管に対して使用される第3検出コイルユニットを含んでいる請求項1−7のいずれかに記載の装置。
  9. 前記検出コイルが差動型コイルである請求項1−8のいずれかに記載の装置。
  10. 配管の中を一方向に向かって流れる被検査物に混入した磁性金属異物を検出するための方法であって、
    前記配管を挟んで対向配置させる検出コイルと前記検出コイルそれぞれのコアとなる永久磁石とを含む検出コイルユニットと、前記検出コイルに接続させる入力コイルからの信号を増幅する増幅部と、前記増幅部からの信号に基づいて動作する信号処理部と、前記配管に組込まれる自動三方弁とを使用し、
    前記配管には主管と支管とを設け、前記主管には前記自動三方弁を介してつながる上流側部分と下流側部分とを設けて前記被検査物を前記一方向に向かって流し、前記自動三方弁からは前記支管を延出させ、
    前記検出コイルユニットを前記上流側部分に対して使用して、前記検出コイルユニットが前記磁性金属異物を検出すると、前記信号に基づいて前記信号処理部に前記自動三方弁を動作させて前記下流側部分を閉じる一方、前記支管を開き、検出した前記磁性金属異物を前記被検査物の一部分とともに前記支管へ排出することを特徴とする前記方法。
  11. 前記検出コイルユニットは、前記主管のうちの前記下流側部分に対して使用されている第2検出コイルユニットをも含む請求項10記載の方法。
  12. 前記検出コイルユニットは、前記主管のうちの前記上流側部分に対して使用されている第1検出コイルユニットと、前記支管に対して使用されている第3検出コイルユニットとを含む請求項10または11記載の方法。
  13. 前記主管と支管とは、対向配置させた前記永久磁石どうしの間に位置する部位において、前記永久磁石が対向している方向へ延びる第1内径と、前記第1内径に直交する第2内径とを有し、前記第1検出コイルユニットおよび前記第2検出コイルユニットのうちの少なくとも一つにおいて、前記第1内径が前記第2内径よりも小さくなっている請求項12記載の方法。
  14. 前記主管と支管とは、対向配置させた前記永久磁石どうしの間に位置する部位において、前記永久磁石が対向している方向へ延びる第1内径と、前記第1内径に直交する第2内径とを有し、前記第1検出コイルユニット、前記第2検出コイルユニットおよび前記第3コイルユニットのうちの少なくとも一つにおいて、前記第1内径が前記第2内径よりも小さくなっている請求項13記載の方法。
  15. 前記配管は、前記主管の前記上流側部分における断面積よりも、前記支管における前記第1、第2内径を含む部位の断面積が大きくなっている請求項13または14記載の方法。
  16. 前記主管は、前記支管における前記第1内径よりも大きな内径を有する円管である請求項13−15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記検出コイルとして差動型コイルを使用する請求項10−16のいずれかに記載の方法。
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