JP2014184332A - 組織に到達し、嚢切開を実施するための眼科用の外科デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】眼の角膜を通って水晶体嚢に到達するための嚢切開用デバイスは、ハンドピースと、ハンドピースに対して移動するように摺動可能に配設された摺動要素と、摺動要素と接触する吸引カップと、吸引カップに関連付けられる圧縮機構と、水晶体嚢の一部を切断するように吸引カップに取り付けられた切断要素とを備える。圧縮機構は、ハンドピースに対して移動可能に設計され、眼の角膜の切開部を通しての吸引カップの配置を可能にするように位置付けられ、かつ、切開部を通しての吸引カップの配置の間、吸引カップの圧縮をもたらすように構成されていて、吸引カップは、前眼房の内側で水晶体嚢上の切断位置に広がるように構成される。
【選択図】図1
Description
本明細書では、水晶体嚢の前方表面の一部を切断する、水晶体嚢手術の状況における本発明の実施形態について記述する。この技術を用いて、水晶体嚢の中にある水晶体のすべてまたは一部を眼から取り除く、白内障に対する治療を実施することができる。その処置を用いて、水晶体嚢内に到達するための孔を作成し、それを通して水晶体嚢の中に人工的なレンズ(例えば、眼内レンズまたはIOL)を移植することもできる。本明細書では、多くの場合、水晶体嚢手術の実施に関する用語で記述するが、デバイスおよび処置は水晶体嚢の手術に限定されず、とりわけ、角膜の手術、緑内障の治療、視神経の微小穿孔(microfenestration)、デスメ膜を含む手術など眼に関する他の治療にも有用である可能性がある。さらに、デバイスおよび処置は、薬理学的、生物学的および化学的な実体ならびに治療法の送達にも有用である場合がある。デバイスおよび処置を用いて、吸引に加えて流体を送達することも可能であり、送達は、(例えば、吸引カップによって)明確に局所化し、暴露を所望の組織のみに限定することができる。さらに、デバイスおよび処置は、工業的用途、または傷つきやすい膜または組織構造の切除、脳硬膜の穿孔などを伴う処置などの眼以外の他の医療処置の実施に有用である場合がある。工業的用途などの場合、デバイスおよび処置は、身体から切除され分離した組織に対して体外(in vitro)で使用することもできる。こうした他のタイプの用途において、処置およびデバイスは、概して水晶体嚢手術に関して記述したものと同じ形で機能するが、各構成要素は、異なる組織に対応するように、異なる形で配置し、大きさを定め、成形することができる。
図13は、本発明の一実施形態による、切断要素50の上面斜視図である。図13の実施形態では、切断要素50は嚢膜を切断する電極であるが、他の設計も実施可能である(例えば、鋭利なナイフ、または複数の鋭利なナイフもしくは歯)。使用時には、電流が剛性リード53A、90度のアークリード51A、電極のアークリードの接続部52Aを通り、次いで電極リング54に流入することができる。電流の半分は、リング54のまわりを時計回りに流れ、半分は反時計回りに流れ、接続部52Bに至り、90度のアークリード51Bに入ることができる。最終的には、電流は剛性のリード53Bを通って流出する。この設計によって、有利には、連続的なリング54を、組織の一部を均一に加熱して切り離すように加熱することが可能になる。電流は接続部52Aを通ってリング54まで伝わり、リング54に沿って両方向に伝わるため、(電流がリングの1点からリングを通って一方向のみに流れ、そのために組織があまり均一に加熱されないリングとは対照的に)電流は電極の両側で均等に分配され、組織をより均一に加熱する。これは電極の構成および電流の経路の一例にすぎない。複数の他の設計を使用することもできる。
図20は、本発明の一実施形態による、吸引カップが収容された状態の他の設計の顕微手術/嚢切開用デバイス90の上面斜視図である。図20では、デバイス90は収容された(または出荷時の)構成であり、吸引カップ99がデバイスの中に保護されている。この設計は、外部の圧縮機構のハンドピースの設計90である。操作機構は、吸引カップ99をデバイス90から移動させるためのピストン97を含み、圧縮機構は、ハンドピース95のハウジングに取り付けられた、外部の摺動可能なリング/部材94および圧縮アーム93を含む。摺動可能なリング94は、遠位に吸引カップ99に向かって、吸引カップ99の両側に位置決めされた圧縮アーム93の上を摺動し、アーム93の先端部92を一緒に押して吸引カップ99を圧縮するように、ハンドピース95に摺動可能に取り付けられる。
図23は、本発明の一実施形態による、デバイス1、90と共に使用することができる処置を含む、顕微手術/嚢切開処置に対する様々な準備ステップを示す流れ図である。図23〜25の場合、各ステップは、追加のステップまたは示されたものと異なるステップを有することを含めて、様々な処置の間で変更してもよく、また各ステップを異なる順序で行ってもよい。
デバイスの構成要素の製造には、様々な異なる機構を用いることができる。例えば、ハンドピースの構成要素は、プラスチックを射出成形することによって作製することができる。吸引カップは、型の中に位置決めされている電極および軸の上に、適切なエラストマー(例えば、シリコーンまたはポリウレタン)をオーバーモールドすることによって作製することができるが、他の材料を用いることもできる。吸引カップは、小さい断面に折り畳むことができるように設計され、したがって、角膜の切開部(例えば、2から3mm未満の長さの切開部)を通して挿入することができるが、その場合には、配置後、速やかにその円形形状に戻ることができる。壁が薄いほど、材料を堅く(デュロメータを高く)することができる。吸引カップのサイズは、約4.5mmから約7mmの直径の範囲とすることができ、高さは一般に、約0.5mmから約1.5mmの範囲になる。吸引カップおよびデバイス全体の設計およびサイズの範囲は、実施される外科処置に合うように変更することができる。
2 吸引カップ
5 ハンドピース
7 摺動部
Claims (35)
- 嚢切開用デバイスを用いて、眼の角膜を通って水晶体嚢に到達するための方法であって、
前記嚢切開用デバイスのハンドピースの中に取り付けられた吸引カップを圧縮するステップであって、前記吸引カップは切断要素を備えるステップと、
前記嚢切開用デバイスの先端部を、前記眼の前記角膜の切開部を通して動かすステップと、
前記圧縮された吸引カップを、前記ハンドピースの前記先端部を通して出し、前記眼の前眼房の中に配置するステップであって、前記吸引カップは、前記前眼房の内側で前記水晶体嚢上の切断位置に広がるステップと、
前記水晶体嚢の一部を、前記切断要素を用いて切断するステップと、
前記嚢切開用デバイスを前記眼から抜くステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 前記吸引カップを圧縮するステップは、前記吸引カップの両側で、内側に互いに面して位置決めされたアームを動かし、前記吸引カップ、および前記吸引カップの中に取り付けられた前記切断要素を圧縮するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記吸引カップは、前記ハンドピースの中で摺動要素に取り付けられ、前記アームは、前記摺動要素に摺動可能に取り付けられ、前記アームを動かすステップは、前記摺動要素を遠位に移動させ、前記アームを前記ハンドピースの内部の壁に押し付け、前記アームを内側に互いに向かって動かして前記吸引カップを圧縮するステップをさらに含み、かつ前記摺動要素をさらに遠位に移動させ、前記圧縮された吸引カップを前記デバイスの前記先端部の中に動かすステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記吸引カップは、前記ハンドピースの中で摺動要素に取り付けられ、前記アームは、前記ハンドピースのハウジングに取り付けられ、摺動可能な部材が前記ハウジングに摺動可能に取り付けられ、前記アームを動かすステップは、前記摺動可能な部材を遠位に前記アームの上で摺動させ、前記アームを一緒に押して前記吸引カップを圧縮するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記吸引カップは、前記ハンドピースの中で摺動要素に取り付けられ、前記圧縮された吸引カップを配置するステップは、前記摺動要素を遠位に移動させ、前記ハンドピース内の前記吸引カップを前記先端部を通して出し、前記前眼房内の前記水晶体嚢まで動かすステップであって、前記吸引カップは、前記ハンドピースの前記先端部をから出た後に広がるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記吸引カップを配置するステップは、
前記ハンドピース内の前記吸引カップを、前記ハンドピースの前記先端部を通して出し、前記前眼房の中に移動させるステップと、
前記吸引カップが前記前眼房の中で広がり、その以前の形に戻ることを可能にするステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記水晶体嚢の一部を切断するステップは、
前記吸引カップに吸引を加えるステップであって、前記吸引は、前記吸引カップのフレアスカート状部を前記水晶体嚢に対して固定し、前記切断要素に接する組織を引っ張るステップと、
前記切断要素に接して引っ張られる前記水晶体嚢の前記組織を切断するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 前記水晶体嚢の一部を切断するステップは、前記吸引カップの下面のまわりに配置された電極を用いて、前記水晶体嚢の前記組織の一部を切り取るステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記組織の前記一部を切り取るステップは、前記組織の前記一部を均一に加熱して前記組織を切り離す前記電極の連続的な要素のまわりで、2つの方向に電流が伝わることを可能にする電気リードを介して、前記電極に電流を印加するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記嚢切開用デバイスを抜くステップは、前記吸引カップに加えられた前記吸引を低減し、前記吸引カップを前記水晶体嚢の組織から解放するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記嚢切開用デバイスを抜くステップは、前記切除された水晶体嚢の前記一部を有する前記吸引カップを、前記切開部を通して引き出すステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記吸引カップは、前記ハンドピースの中で摺動要素に取り付けられ、前記嚢切開用デバイスを抜くステップは、
前記摺動要素を近位に移動させ、前記吸引カップを前記前眼房内の前記水晶体嚢から離し、前記先端部を通して前記ハンドピースの中に動かすステップと、
前記嚢切開用デバイスの前記先端部を、前記角膜内の前記切開部を通して引き出し、前記眼から離すステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 眼の角膜を通って水晶体嚢に到達するための嚢切開用デバイスであって、
前記眼の前記角膜の切開部に挿入するための先端部を有するハンドピースと、
前記ハンドピースの中を移動するように、摺動可能に配設された摺動要素と、
前記ハンドピースの内外に動くように、前記摺動要素に取り付けられた吸引カップと、
前記吸引カップおよび前記ハンドピースに関連付けられ、前記吸引カップを、前記ハンドピースの前記先端部を通して前眼房の中に配置するように圧縮する圧縮機構であって、前記吸引カップは、前記前眼房の内側で前記水晶体嚢上の切断位置に広がるように構成される圧縮機構と、
前記水晶体嚢の一部を切断するように、前記吸引カップに取り付けられた切断要素と
を備えることを特徴とするデバイス。 - 前記吸引カップに吸引を加え、前記吸引カップを前記水晶体嚢に対して固定するように前記吸引カップに接続された、1つまたは複数の吸引要素をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記切断要素は電極であり、前記電極に接続され、前記水晶体嚢の組織の一部を切除するように前記電極を加熱する電気リードに電流を送り込むための1つまたは複数の電気的な要素をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記電極は、前記吸引カップの下面のまわりに取り付けられ、前記電極は、切り離される前記組織の前記一部のまわりに電流を均一に伝導するように、電流がそれに沿って2つの逆の方向に伝わることができる連続的な要素をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のデバイス。
- 前記電極は上側リングおよび下側リングを備え、前記上側リングは前記電気リードに接続し、前記下側リングは、前記下側リングの相対する側の2つの位置で前記上側リングに接続し、電流は、前記上側リングから前記下側リングまで前記位置の一方を介して伝わり、次いで、前記下側リングの両側を回って前記下側リングの反対側の前記位置まで伝わり、前記電流を、前記水晶体嚢に接触している前記下側リングのまわりに均等に分配することを特徴とする請求項16に記載のデバイス。
- 前記吸引カップは、前記吸引カップを前記水晶体嚢に対して固定して真空シールを形成するように、前記吸引カップの縁部から広がるフレアスカート状部をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記圧縮機構は、内側に互いに向かって動き、前記吸引カップ、および前記吸引カップの中に取り付けられた切断要素を圧縮するように構成された、前記吸引カップの両側に位置決めされた圧縮アームをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記圧縮アームは、前記摺動要素と共に遠位に移動し、前記アームを前記ハンドピースの内部の壁に押し付け、前記アームを内側に互いに向かって動かして前記吸引カップを圧縮するように、前記摺動要素に摺動可能に取り付けられることを特徴とする請求項19に記載のデバイス。
- 前記圧縮アームは、前記ハンドピースのハウジングに取り付けられ、遠位に前記アームの上で摺動し、前記アームを一緒に押して前記吸引カップを圧縮するように、前記ハウジングに摺動可能に取り付けられた摺動可能な部材をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のデバイス。
- 外力に応答して前記摺動要素を遠位に移動させ、前記ハンドピース内の前記吸引カップを、前記先端部を通して出し、前記前眼房内の前記水晶体嚢まで動かすように、前記摺動要素の前記吸引カップと反対側の端部に接続され、前記ハンドピースと摺動可能に関連付けられたピストンをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 外力に応答して前記摺動要素を遠位に移動させ、前記ハンドピース内の前記吸引カップを動かして先端部を通して出し、前記前眼房内の水晶体嚢に対して位置決めするように、前記ハンドピースのハウジングの溝を介して前記摺動要素の側面に接続されたつまみをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記ハンドピースの中に配設され、前記摺動要素に摺動可能に取り付けられ、前記つまみに関連付けられたアーム基部と、
前記つまみに対する外力に応答して前記吸引カップを遠位に移動させ、圧縮するように、前記アーム基部に取り付けられた圧縮アームと
をさらに備えることを特徴とする請求項23に記載のデバイス。 - 前記ハンドピースの遠位端の前記先端部は、前記先端部を前記切開部に挿入するために前記圧縮された吸引カップを前記先端部の中に移動させるときに、前記圧縮された吸引カップを収容するための開口部を備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記圧縮された吸引カップを前記先端部から前記前眼房の中に移動させるときに、前記圧縮された吸引カップを平らになった位置に維持するように、前記ハンドピースの前記先端部に配設された2つの挿入用のフィンガ部をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- 前記挿入用のフィンガ部は、前記フィンガ部の先端部で内側に互いに向かって傾けられ、前記先端部は一緒に押されて、前記角膜の切開部を通って確実に摺動するためのウェッジ部を形成し、前記リップは、前記吸引カップが前進して前記ハンドピースから出ることによる圧力によって分離するように構成されることを特徴とする請求項24に記載のデバイス。
- 組織の第1の層の後ろの組織の第2の層に到達し、顕微手術または治療作業を実施するための方法であって、
顕微手術用デバイスの折り重ね可能な構造体に圧力を加え、前記折り重ね可能な構造体を、前記嚢切開用デバイスの先端部を通して配置するように圧縮するステップであって、前記折り重ね可能な構造体は、その内部の前記ハンドピースの中に配設された摺動要素に取り付けられるステップと、
顕微手術用デバイスの先端部を、前記組織の第1の層の切開部を通して動かすステップであって、前記顕微手術用デバイスはハンドピースを備えるステップと、
前記摺動要素を前記ハンドピースの中で遠位に移動させ、前記圧縮された折り重ね可能な構造体を、前記ハンドピースの前記先端部から前記組織の第1の層を過ぎたところに配置するステップであって、前記折り重ね可能な構造体は、前記組織の第2の層上の操作可能な位置に広がるステップと、
前記組織の第2の層の一部に対する顕微手術または治療作業に携わるステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 圧力を加えるステップは、前記摺動要素を移動させ、前記折り重ね可能な構造体の両側に位置決めされたアームを、前記アームを前記ハンドピースの内部の壁に押し付けることによって動かし、前記アームを内側に互いに向かって動かして前記折り重ね可能な構造体を圧縮するステップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 圧力を加えるステップは、前記ハンドピースに摺動可能に取り付けられた摺動可能な部材を、前記折り重ね可能な構造体の両側に位置決めされたアームの上で摺動させ、前記アームを一緒に押して前記折り重ね可能な構造体を圧縮するステップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 顕微手術または治療作業に携わるステップは、前記折り重ね可能な構造体に取り付けられた切断要素を用いて前記組織の第2の層の一部を切断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 組織の第1の層の後ろの組織の第2の層に到達し、顕微手術または治療作業を実施するためのデバイスであって、
前記組織の第1の層の切開部を通して挿入するための先端部を有するハンドピースと、
前記ハンドピースの中を移動するように、摺動可能に配設された摺動要素と、
前記ハンドピースの内外に動くように、前記摺動要素に取り付けられた折り重ね可能な構造体と、
前記折り重ね可能な構造体に隣接して位置決めされ、前記ハンドピースに関連付けられた圧縮アームであって、前記折り重ね可能な構造体を圧縮するための圧縮アームと、
前記圧縮アームを操作し、前記折り重ね可能な構造体を、前記ハンドピースの前記先端部を通して出し、前記組織の第1の層を過ぎたところに配置するように圧縮する操作機構であって、前記折り重ね可能な構造体は、前記組織の第2の層上の操作可能な位置に広がる操作機構と、
前記組織の第2の層に対する顕微手術または治療作業に携わるために、前記折り重ね可能な構造体に関連付けられた操作可能な要素と
を備えることを特徴とするデバイス。 - 前記操作機構は、前記摺動要素と共に遠位に移動し、前記アームを前記ハンドピースの内部の壁に押し付け、前記アームを内側に互いに向かって動かして前記折り重ね可能な構造体を圧縮するように、前記摺動要素に摺動可能に取り付けられたアーム基部を備えることを特徴とする請求項32に記載のデバイス。
- 前記操作機構は、前記折り重ね可能な構造体に向かって、前記折り重ね可能な構造体の両側に位置決めされた前記圧縮アームの上を摺動し、前記アームを一緒に押して前記折り重ね可能な構造体を圧縮するように、前記ハンドピースに摺動可能に取り付けられた摺動可能な部材を備えることを特徴とする請求項32に記載のデバイス。
- 前記操作可能な要素は、前記組織の第2の層の一部を切断するために、前記折り重ね可能な構造体に取り付けられた切断要素をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のデバイス。
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