JP2014183144A - 化合物半導体膜とその製造方法、光電変換素子、及び太陽電池 - Google Patents

化合物半導体膜とその製造方法、光電変換素子、及び太陽電池 Download PDF

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Abstract

【課題】焼結性を向上することが可能な、粒子塗布法による化合物半導体膜の製造方法を提供する。
【解決手段】平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜の製造方法であって、少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子を含む塗布材料を用意する工程(A)と、基材上に前記塗布材料を塗布して、塗布膜を形成する工程(B)と、前記塗布膜を焼成する工程(D)とを有し、前記塗布材料中のIB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上であり、工程(D)が前記カルコパイライト系化合物半導体中の少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を含む化合物半導体膜の製造方法。
LMX・・・(i)
(式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、カルコパイライト系化合物半導体を含む化合物半導体膜とその製造方法、この化合物半導体膜を用いた光電変換素子及び太陽電池に関するものである。
カルコパイライト系化合物半導体は、一般式LMX(Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。)で表される化合物である。
Lは例えば、Cu,Ag,及びAuからなる群より選ばれた少なくとも1種である。Mは例えば、Al,Ga,及びInからなる群より選ばれた少なくとも1種である。Xは例えば、S,Se,及びTeからなる群より選ばれた少なくとも1種である。
上記カルコパイライト系化合物半導体の中でも、CuInSe(CIS)及びCu(In,Ga)Se(CIGS)等は直接遷移型の吸収係数を示すため、薄膜で高光電変換効率が得られることが期待され、太陽電池等の光電変換素子の光吸収層材料として研究されている。本明細書では、「CIS及びCIGS」を合わせてCI(G)S系と称す。
CI(G)S中のSeの一部又はすべてがSに置換された系も好ましい。
従来、カルコパイライト系化合物半導体膜の成膜プロセスとしては、多元蒸着法あるいはセレン化法等の真空プロセスが一般的であるが、真空プロセスは高コストである。
そこで、非真空プロセスで低コストな成膜方法として、カルコパイライト系の化合物半導体粒子用いた粒子塗布法が検討されている。
例えば、非特許文献1では、基材上にCIGS粒子と有機溶媒とを含む塗布材料を塗布し、これをSeガス雰囲気下575℃で焼成することで、CIGS膜を成膜している。
phys. Stat. sol. (a) 203, 11, 2593 (2006) .
粒子塗布法により製造されるカルコパイライト系化合物半導体膜において、高効率な光電変換を実現するには、粒子同士が良好に焼結して粒成長が起こることが好ましい。これによって得られる膜の稠密性が向上し、好ましい。カルコパイライト系化合物半導体膜の稠密性が低いと、光電変換素子の光吸収層としたときに、一般にCBD法により成膜される上層のバッファ層成膜時に、バッファ層の成分が光吸収層内に浸透し、光電変換効率が低下してしまう。また、結晶粒が小さいと、結晶粒界が多くなり、光電変換効率が低下する。
一般に、従来の粒子塗布法によるカルコパイライト系化合物半導体膜の製造方法においては、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上の組成(ストイキオメトリー組成又はIB族リッチ組成)では、得られる膜の焼結性が比較的良好だが、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0未満の組成(IB族プア組成)では、焼結性が比較的劣る傾向がある。
また、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上の組成(ストイキオメトリー組成又はIB族リッチ組成)においても、従来の粒子塗布法では粒成長に限界があり、得られるカルコパイライト系化合物半導体膜は中程度の結晶粒が集まった膜構造を有する。結晶粒界が少ない方が高効率であるため、膜の厚み方向には1個の結晶粒のみが存在することが理想的である。しかしながら、従来、かかる膜構造のカルコパイライト系化合物半導体膜は、非真空法では知られていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、焼結性を向上することが可能な、粒子塗布法による化合物半導体膜の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の化合物半導体膜の製造方法は、
平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜の製造方法であって、
少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子を含む塗布材料を用意する工程(A)と、
基材上に前記塗布材料を塗布して、塗布膜を形成する工程(B)と、
前記塗布膜を焼成する工程(D)とを有し、
前記塗布材料中のIB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上であり、
工程(D)が前記カルコパイライト系化合物半導体中の少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を含むものである。
LMX・・・(i)
(式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
本発明の第1の化合物半導体膜は、上記の化合物半導体膜の製造方法により製造されたものである。
本発明の第2の化合物半導体膜は、
粒子塗布法により製造され、平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜であって、
最大結晶粒径が膜厚以上のものである。
LMX・・・(i)
(式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
本発明の光電変換素子は、上記の本発明の化合物半導体膜からなる光吸収層と一対の電極とを備えたものである。
本発明の太陽電池は、上記の本発明の光電変換素子を備えたものである。
本発明によれば、焼結性を向上することが可能な、粒子塗布法による化合物半導体膜の製造方法を提供することができる。
本発明に係る一実施形態の光電変換素子の模式断面図である。 比較例1のCIGS膜(Cu/III<1.0)の、H/N雰囲気下での焼成後Se化前のSEM断面写真である。 比較例1のCIGS膜(Cu/III<1.0)の、Se化後のSEM断面写真である。 実施例1のCIGS膜(Cu/III<1.0)の、H/N雰囲気下での焼成後Se化前のSEM断面写真である。 実施例1のCIGS膜(Cu/III<1.0)の、Se化後のSEM断面写真である。
以下、本発明について詳述する。
「化合物半導体膜とその製造方法」
本発明の化合物半導体膜の製造方法は、平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜の製造方法に関する。
LMX・・・(i)
(式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
本発明の化合物半導体膜の製造方法は、
少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子を含む塗布材料を用意する工程(A)と、
基材上に上記塗布材料を塗布して、塗布膜を形成する工程(B)と、
上記塗布膜を焼成する工程(D)とを有する。
本発明の化合物半導体膜の製造方法では、
塗布材料中のIB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上であり、
工程(D)が前記カルコパイライト系化合物半導体中の少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で上記塗布膜を焼成する工程を含む。
高い光電変換効率が得られることから、化合物半導体膜は、平均組成が下記一般式(ii)で表される少なくとも1種の化合物半導体を含むことが好ましく、下記一般式(iii)で表される少なくとも1種の化合物半導体を含むことがより好ましい。
(L1)(M1)(X1)・・・(ii)
(式中、L1はCu,Ag,及びAuからなる群より選ばれた少なくとも1種のIB族元素、M1はAl,Ga,及びInからなる群より選ばれた少なくとも1種のIIIB族、X1はS,Se,及びTeからなる群より選ばれた少なくとも1種のVIB族を各々示す。L1、M1、X1の化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)、
(L2)(M2)(X2)・・・(iii)
(式中、L2はCuを含む少なくとも1種のIB族元素、M2はGa及び/又はInを含む少なくとも1種のIIIB族、X2はS及び/又はSeを含む少なくとも1種のVIB族を各々示す。L2、M2、X2の化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
式(iii)で表される化合物半導体としては、CuInSe(CIS)、Cu(In,Ga)Se(CIGS)、及びこれらのSeの少なくとも一部がSに置換された系等が挙げられる。これらの系はバンドギャップが整合しており、かつ光吸収係数が高く、薄膜で高光電変換効率を得ることができる。
「発明が解決しようとする課題」の項で述べたように、従来の粒子塗布法によるカルコパイライト系化合物半導体膜の製造方法においては、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上の組成(ストイキオメトリー組成又はIB族リッチ組成)では、得られる膜の焼結性が比較的良好だが、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0未満の組成(IB族プア組成)では、焼結性が比較的劣る傾向がある。
また、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上の組成(ストイキオメトリー組成又はIB族リッチ組成)においても、従来の粒子塗布法では粒成長に限界があり、得られるカルコパイライト系化合物半導体膜は中程度の結晶粒が集まった膜構造を有する。結晶粒界が少ない方が高効率であるため、膜の厚み方向には1個の結晶粒のみが存在することが理想的である。しかしながら、従来、かかる膜構造のカルコパイライト系化合物半導体膜は、非真空法では知られていない。
IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上の組成(ストイキオメトリー組成又はIB族リッチ組成)において、少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施することで、焼結性及び粒成長を格段に向上することができる。
塗布膜の焼成工程においては、焼成開始後、昇温の過程で、VIB族元素の蒸発、蒸発した一部のVIB族元素の凝縮、その他の金属元素の溶解・析出などが起こり、焼結が進行すると考えられる。溶解・析出する金属元素成分は、単体の場合もあるし、化合物の場合もある。
IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上、好ましくは1.0超の組成であれば、焼成の初期において、IB族成分が溶解・析出しやすく、焼結が進行しやすくなると考えられる。このとき、IB族成分は例えば、IB族元素とVIB族元素が結合した化合物等の形態で、溶解・析出すると考えられる。
その後、IIIB族成分の溶解・析出が起こり、先に溶解・析出したIB族元素とVIB族元素が結合した化合物等と反応すると考えられる。
例えば、ストイキオメトリー組成又はCuリッチ組成のCIGSであれば、焼成の初期において、Cu成分が溶解・析出しやすく、焼結が進行しやすくなると考えられる。このとき、Cu−Se等が生成され、その後に生成されるIn−Se及びGa−Se等と反応し、CIGS化すると考えられる。
焼成工程において、雰囲気中から、VIB族元素を積極的に供給することで、上記の反応が進みやすくなり、焼結性が向上すると考えられる。
雰囲気中のVIB族元素(カルコゲン元素)は、単体で存在していてもよいし、化合物の形態で存在していてもよい。
塗布材料は、必要に応じて、カルコパイライト系以外の半導体粒子を含むものであってもよい。
塗布材料は、基材上への塗布容易性から溶媒を含むことが好ましい。
溶媒としては特に制限されず、有機溶媒、水等の無機溶媒、あるいは有機/無機混合溶媒を使用することができる。
塗布材料はさらに、必要に応じて、焼結助剤、酸化防止剤、凍結防止剤、pH調整剤、分散剤、可塑剤、隠蔽剤、着色剤、及び油剤などの添加剤を、1種又は2種以上含むことができる。
カルコパイライト系の化合物半導体粒子、及び塗布材料の製造方法は特に制限されない。
例えば、固相合成法により製造されたバルク体を粉砕して、カルコパイライト系の化合物半導体粒子を製造することができる。
カルコパイライト系の化合物半導体粒子、必要に応じて溶媒、及び必要に応じて他の任意成分を混合することで、塗布材料を製造することができる。
塗布材料の塗布法としては、スプレーコーティング法、キャスト法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法、アプリケータあるいはブロックコーターで塗工する塗工法、凹版印刷法、凸版印刷法、平版印刷法、グラビア印刷法、及びフレキソ印刷法等の各種塗布法が挙げられる。
塗布材料が溶媒を含む場合、塗布膜を焼成する前に、加熱乾燥、減圧乾燥、あるいは加熱減圧乾燥等により、焼成温度よりも低い温度で少なくとも一部の溶媒を除去する工程(C)を実施することができる。あらかじめ溶媒を除去しておくことで、より稠密な化合物半導体膜が得られ、好ましい。
必要に応じて、塗布材料の塗布及び溶媒除去の工程は複数回繰り返すことができる。一度に厚膜を形成するより複数回に分ける方が稠密で均一な膜が得られ、好ましい。また、厚み方向に組成分布を付けることもできる。
溶媒を含まない若しくはほとんど含まない粉体状の塗布材料(必要に応じて固体の分散剤を含むことができる。)を直接乾式で塗布しても構わない。
塗布膜を焼成する工程(D)において、粒子界面での融着が進行し、結晶性が良く稠密な膜が得られ、好ましい。焼成温度は化合物半導体の組成等により制限されない。
焼成温度が低すぎると粒子界面の融着が不充分となる恐れがあり、高すぎるとスファレライト結晶等の目的生成物以外の結晶が生成される恐れがある。焼成温度は300〜900℃の範囲内が好ましく、400〜800℃の範囲内がより好ましい。
塗布膜の焼成は加熱温度を変えて複数段階で実施してもよい。ここで言う「複数段階の焼成」には、本焼成前の脱脂、仮焼成、及び本焼成後のアニールも含まれるものとする。
複数段階の焼成を行う場合、雰囲気は、同一でも非同一でも構わない。
例えば、工程(D)において、VIB族元素を含まない雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施した後、少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施することができる。
工程(D)は、Hを含む不活性ガス雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を含むことが好ましい。この工程は、少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で塗布膜を焼成する工程と同工程でもよいし、別工程でもよい。
詳細な解析はできていないが、Hを含む不活性ガス雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施することで、膜の焼結性を向上することができるものと見られる。
例えば、VIB族元素を含まずHを含む不活性ガス雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施した後、少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で塗布膜を焼成する工程を実施することが好ましい。
不活性ガスとしては、Nガス、Heガス及びArガス等の希ガス、COガス、及びこれらの組み合わせがあげられる。
を含む不活性ガス雰囲気中のH濃度は特に制限なく、1モル以上が好ましく、2モル以上が好ましい。
以上のようにして、カルコパイライト系化合物半導体を含む本発明の化合物半導体膜が製造される。
本発明の化合物半導体膜は、全体の組成が均一でもよいし、厚み方向に組成分布を有しても構わない。
I−III−VI族カルコパイライト系化合物においては、III族元素によって、バンドギャップを制御できることが知られている。厚み方向の組成分布を調整することで、厚み方向のバンドギャップ分布を調整することができる。
例えば、工程(C)がない場合には工程(A)と工程(B)を塗布膜の組成を変えて繰り返し、工程(C)がある場合には工程(A)〜(C)を塗布膜の組成を変えて繰り返すことで、厚み方向に組成分布を有する化合物半導体膜を製造できる。
また、塗布膜が一層のみであっても、工程(C)等の工程において、厚み方向に自然に組成分布が生じる場合もある。
以上説明したように、焼結性を向上することが可能な、粒子塗布法による、カルコパイライト系の化合物半導体を含む化合物半導体膜の製造方法を提供することができる。
焼結性及びそれによる粒成長が向上すれば結晶粒界が低減される。また、光電変換素子の光吸収層として用いた場合、通常CBD法により成膜される上層のバッファ層成膜時に、バッファ層の成分が光吸収層内に浸透し、光電変換効率が低下することが抑制される。したがって、焼結性及びそれによる粒成長により、化合物半導体膜の光電変換効率の向上が期待される。
本発明によれば、例えば、
粒子塗布法により製造され、平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜であって、
最大結晶粒径が膜厚以上である化合物半導体膜を提供することも可能である。
LMX・・・(i)
(式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
本発明の化合物半導体膜の製造方法は、粒子塗布法を用いているので、真空プロセスが不要であり、低コストである。
「光電変換素子」
図面を参照して、本発明に係る一実施形態の光電変換素子について説明する。図1は断面図であり、視認しやすくするため、各層の縮尺等は実際のものは適宜異ならせてある。
本実施形態では、光吸収層がカルコパイライト系化合物半導体からなる(光吸収層は不可避不純物を含んでいてもよい。)光電変換素子を例として説明する。
本実施形態の光電変換素子10は、基材11上に、裏面電極層12、光吸収層(p型半導体層)13、バッファ層(n型半導体層)14、透光性高抵抗層15、透光性電極層16とが順次積層されたものである。透光性高抵抗層15は必要に応じて設けられる層であり、必須なものではない。
光電変換素子1においては必要に応じて、裏面電極層12及び透光性電極層16上に取出し電極17、18を設けられる。
光電変換素子10では、p型半導体とn型半導体との界面に光が照射されたときに電子及びホールが生成することで、光から電気への変換が起きる。
基材11の種類は限定されるものはなくガラス基材が一般的に使用される。また、光電変換素子10にフレキシブル性を付与することを目的として、PET(ポリエチレンテレフタレート)やポリイミド等の樹脂フィルム、アルミやステンレス等の金属箔等のフレキシブル基材を用いてもよい。アルミやステンレス等の金属箔を用いる場合には、基材表面に絶縁膜が必要である。
CI(G)S系等では、光吸収層の成膜時にNa等のアルカリ金属及び/又はMg等のアルカリ土類金属が存在すると、光電変換効率が向上することが知られている。青板ガラス等のNaを含む基材を使用する、あるいは、Naを含まない基材と光吸収層13との間にハロゲン化ナトリウム等のアルカリ(土類)金属供給層を公知の方法で形成することができる。
裏面電極層12には、光吸収層13とオーミック接触が取れるものであれば公知の材料を適用することができる。そのような材料として、金、モリブデン、ニッケル、チタン、タンタル、及びこれらの組合わせ等が挙げられ、その中でも安価で入手容易などの理由からモリブデン等が好ましく適用される。また、裏面電極層12の成膜方法としては公知の方法が適用でき、スパッタ法、電子線蒸着法、加熱蒸着法、電解メッキ法、及び無電解メッキ法等が適用できる。
光吸収層13は、上記の本発明の製造方法により製造された、カルコパイライト系の化合物半導体を含む化合物半導体膜からなるp型半導体層である。
光吸収層13の膜厚は厚い方が光吸収を増加できるためキャリアを多く発生することができ、好ましい。一方で、p型半導体層は抵抗成分としても働くため、発生キャリアの効率的な取出しという観点からは膜厚が薄い方が好ましい。
両者を加味すると、光吸収層13の膜厚は0.5〜10μmであることが好ましく、1〜5μmであることがより好ましく、1.5〜3μmであることがさらに好ましい。
光吸収層13上に形成されるバッファ層14は、n型半導体層である。
バッファ層14の材料としては、IIB−VIB族化合物及び/又はIIIB−VIB族化合物等が主に適用される。例えば、Cd(S,O)、Zn(S,O)、In(S,O)、及びInSe等が公知の物質として適用される。また、これらの化合物中は水酸化物等を微量含んでいてもよい。
バッファ層14は、化学浴析出法(CBD法:Chemical Bath Deposition法)、及びスパッタ法等で形成できる。例えば、CdSの場合、カドミウム塩(例えば、ヨウ化カドミウム)と硫黄含有化合物(例えば、チオ尿素)とを含む水溶液を硫黄が解離するpHに調整して、CdSが析出する温度で、光吸収層13が形成された基材11を浸漬することでバッファ層14を堆積することができる。
バッファ層14にピンホールのような孔が存在すると、それを介して電流がリークするため好ましくない。一方、バッファ層14の膜厚が厚いときには光の透過率が低下するためキャリアの発生数の低下を招き、また直列抵抗成分の増大に繋がることから発生したキャリアが伝送する際のロスの増加に繋がる。両者を加味すると、バッファ層14の膜厚は1〜300nmであることが好ましく、より好ましくは10〜200nmであり、さらに好ましくは20〜150nmである。
上記のバッファ層14中のピンホールを介したリーク電流を抑制するために、バッファ層14上に必要に応じて高抵抗膜15を導入することができる。高抵抗膜15の材料としてはZnO等が挙げられる。ただし、高抵抗膜の膜厚が厚いときは直列抵抗成分の増大によるキャリア伝送の際のロスに繋がるため、その膜厚は300nm以下であることが好ましく、より好ましくは100nm以下である。
透光性電極層16の材料としては、光の透過率が高く、抵抗が低いものが適用される。このような材料としては、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、あるいは各種金属をドープした酸化亜鉛ZnO等が好適な例として挙げられる。酸化亜鉛のドープ元素としては、ガリウム、アルミニウム、ホウ素、ケイ素、スズ、インジウム、ゲルマニウム、アンチモン、イリジウム、レニウム、セリウム、ジルコニウム、スカンジウム、イットリウム、及びランタノイドが挙げられ、これらの少なくとも1種以上を0.05〜15モル%ドープすることができる。
透光性電極層16の膜厚が厚いときには光の透過率が低下するためキャリアの発生数の低下を招くため好ましくない。一方、膜厚が薄いときには取出し電極18までの抵抗成分が大きくなるためキャリア伝送時のロスに繋がるため好ましくない。両者を加味すると、透光性電極層16の膜厚は10〜1000nmであることが好ましく、より好ましくは100〜700nmであり、さらに好ましくは200〜500nmである。
透光性電極層16の成膜方法は公知の技術が適用でき、例えばスパッタリング法、電子線蒸着法、イオンプレーティング法、分子線エピタキシー法、イオン化蒸着法、レーザーアブレーション法、アークプラズマ蒸着法、熱CVD法、プラズマCVD法、MOCVD法、スプレー熱分解法、ゾルゲル法、無電解めっき法、電解めっき法、塗布焼成法、エアロゾルデポジション法、及び微粒子塗布法等が適用できる。
光電変換素子10内で生成したキャリアを外部回路に取り出す際の接触抵抗を低減させる目的で、裏面電極層12及び透光性電極層16上に取出し電極17,18を設置してもよい。取出し電極17/18は裏面電極層12/透光性電極16とオーミック接合を取れる抵抗が低いものであれば制限はなく、例えば金、あるいはアルミニウム等をスパッタ法や蒸着法で堆積することで形成できる。
本実施形態の光電変換素子10は必要に応じて、上記以外の任意の層を備えることができる。
本実施形態の光電変換素子10は、上記の本発明の製造方法により製造された化合物半導体膜を光吸収層13として用いたものである。
光吸収層13は焼結性が良好であり、結晶粒界が低減されたものである。
光吸収層13は焼結性が良好であるので、通常CBD法により成膜される上層のバッファ層14成膜時に、バッファ層14の成分が光吸収層13内に浸透し、光電変換効率が低下することが抑制される。
光吸収層13は焼結性が良好であるので、光電変換特性の向上が期待される。
光吸収層13は粒子塗布法により製造され、真空プロセスを必要としないため、低コストである。
本実施形態の光電変換素子10は、低コストで製造でき、光電変換効率の向上を図ることが可能なものである。
光電変換素子10は、カバーガラス及び保護フィルム等を付けて、太陽電池として利用することができる。
以下、本発明に係る実施例及び比較例について説明する。
(比較例1、実施例1〜8)
<CIGSバルク体の製造>
InSe及びGaSeをそれぞれ乳鉢で粉砕し、それぞれ100μmの開口を持つ篩に通した。これらを、ジルコニア製ボールを用いた卓上ボールミルにて30分間混合した。得られた混合物に、CuSeを加え、24時間同様に混合した。
得られた粉体混合物をカーボン製ダイスに入れ、プレス圧力:15MPa、焼成温度:790℃、焼成雰囲気:Ar(2気圧)、焼成時間:1時間の条件で、ホットプレスを実施した。以上のようにして、ディスク状のCIGS(In/Gaモル比=8/2)バルク体を得た。
原料配合比を変えて、3種類のバルク体サンプルB1〜B3を得た。
各サンプルにおける原料配合比(質量比)とCIGS組成を表1に示す。
表中のCIGS組成は仕込み組成であるが、バルク体のCIGSは仕込み組成と同じであると考えられる。
<塗布液S1〜S9の調製>
1gのCIGSバルク体B1にCuSe又はCuSeを添加したもの、1gのCIGSバルク体B2、又は1gのCIGSバルク体B3に、クロロホルムとイソプロパノールとを体積比2:8で混合した混合溶媒を8ml加えた。これを、径1mmの粉砕メディアを充填した遊星ボールミル(フリッチュ社製P−6)にて回転数370rpmで3時間粉砕した。上記混合溶媒で希釈し、2質量%のCIGS粒子分散液を得た。
表2に示す配合組成のCIGS粒子分散液S1〜S9を得た。配合量は粒子の質量で示してある。表には、CIGS粒子分散液中のCu/III族のモル比も合わせて記載してある。
<CIGS膜の成膜>
各例において、用いるCIGS粒子分散液を変更する以外は同一条件で、CIGS膜を成膜した。
基材として、表面にスパッタ法にてMoを堆積した無アルカリガラス基板を用意した。
上記基材上に0.4mlの上記塗布液を滴下して6μm厚の塗布膜を得た。60℃で3分間加熱した後、230℃で10秒間加熱して、溶媒を除去した。塗布及び溶媒除去の操作を5回繰り返した。得られた膜を、H(3モル%)/N雰囲気下、575℃で1時間焼成した。さらに、Se雰囲気下、550℃で30分間焼成して、CIGS膜を得た。Se雰囲気下での焼成を「Se化」と言う。
(CIGS膜の評価)
<焼結性>
走査型電子顕微鏡(SEM、キーエンス社製 VE−9800)を用い、Se化前後(H/N雰囲気下での焼成後Se化前、及びSe化後)についてそれぞれ、膜断面を観察した。
いずれの例においても、H/N雰囲気下での焼成後Se化前は焼結性が良好でなく、粒成長が見られず、小〜中程度の結晶粒が集まった膜構造のCIGS膜が得られた。
Cu/III<1.0の組成の比較例1では、Se化後も焼結が進まず、粒成長が見られなかった。これに対して、Cu/III≧1.0の組成の実施例1〜8では、Se化後に焼結が進み、大きな粒成長が見られた。
実施例1〜8では、最大結晶粒径が膜厚以上であるCIGS膜が得られた。
比較例1のCIGS膜(Cu/III<1.0)について、H/N雰囲気下での焼成後Se化前、及びSe化後のSEM断面写真を図2A、図2Bに示す。
実施例1のCIGS膜(Cu/III≧1.0)について、H/N雰囲気下での焼成後Se化前、及びSe化後のSEM断面写真を図3A、図3Bに示す。
他の実施例については、実施例1と同様の傾向であったので、SEM断面写真の図示は省略する。
下記基準に基づいて、H/N雰囲気下での焼成後Se化前とSe化後について、焼結性を評価した。
評価結果を表2に示しておく。
〔評価基準〕
焼結性良好(○):焼結による粒成長が顕著に見られた、
焼結性不良(×):焼結による粒成長が顕著に見られなかった。
本発明の化合物半導体膜は、太陽電池、光センサ、イメージセンサ、及びフォトダイオード等の光電変換素子の光吸収層として好ましく利用できる。
10 光電変換素子
11 基材
12 裏面電極層
13 光吸収層(化合物半導体膜)
14 バッファ層
15 透光性高抵抗層
16 透光性電極層
17、18 取出し電極

Claims (13)

  1. 平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜の製造方法であって、
    少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子を含む塗布剤を用意する工程(A)と、
    基材上に前記塗布剤を塗布して、塗布膜を形成する工程(B)と、
    前記塗布膜を焼成する工程(D)とを有し、
    前記塗布剤中のIB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上であり、
    工程(D)が前記カルコパイライト系化合物半導体中の少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を含む化合物半導体膜の製造方法。
    LMX・・・(i)
    (式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
  2. 前記塗布剤は、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0以上である少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子を含む請求項1に記載の化合物半導体膜の製造方法。
  3. 前記塗布剤は、IB族元素とIIIB族とのモル比(IB/IIIB)が1.0未満である少なくとも1種のカルコパイライト系の化合物半導体粒子と、IB族元素を含む少なくとも1種の非カルコパイライト系の化合物半導体粒子とを含む請求項1に記載の化合物半導体膜の製造方法。
  4. 工程(D)は、Hを含む不活性ガス雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を含む請求項1〜3のいずれかに記載の化合物半導体膜の製造方法。
  5. 工程(D)において、VIB族元素を含まない雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を実施した後、少なくとも1種のVIB族元素を含む雰囲気下で前記塗布膜を焼成する工程を実施する請求項1〜4のいずれかに記載の化合物半導体膜の製造方法。
  6. 前記化合物半導体膜は、平均組成が下記一般式で表される少なくとも1種のカルコパイライト系化合物半導体(ii)を含む請求項1〜5のいずれかに記載の化合物半導体膜の製造方法。
    (L1)(M1)(X1)・・・(ii)
    (式中、L1はCu,Ag,及びAuからなる群より選ばれた少なくとも1種のIB族元素、M1はAl,Ga,及びInからなる群より選ばれた少なくとも1種のIIIB族、X1はS,Se,及びTeからなる群より選ばれた少なくとも1種のVIB族を各々示す。L1、M1、X1の化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
  7. 前記化合物半導体膜は、平均組成が下記一般式で表される少なくとも1種のカルコパイライト系化合物半導体(iii)を含む請求項6に記載の化合物半導体膜の製造方法。
    (L2)(M2)(X2)・・・(iii)
    (式中、L2はCuを含む少なくとも1種のIB族元素、M2はGa及び/又はInを含む少なくとも1種のIIIB族、X2はS及び/又はSeを含む少なくとも1種のVIB族を各々示す。L2、M2、X2の化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
  8. 前記塗布剤は溶媒を含む請求項1〜7のいずれかに記載の化合物半導体膜の製造方法。
  9. 工程(B)と工程(D)との間に、乾燥により、前記溶媒の少なくとも一部を除去する工程(C)を有する請求項8に記載の化合物半導体膜の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の化合物半導体膜の製造方法により製造されたものである化合物半導体膜。
  11. 粒子塗布法により製造され、平均組成が下記一般式で表されるカルコパイライト系化合物半導体(i)を含む化合物半導体膜であって、
    最大結晶粒径が膜厚以上である化合物半導体膜。
    LMX・・・(i)
    (式中、Lは少なくとも1種のIB族元素、Mは少なくとも1種のIIIB族、Xは少なくとも1種のVIB族を各々示す。L、M、Xの化学量論比は1:1:2であるが、L、M、Xのモル比は化学量論比からずれてもよい。)
  12. 請求項10又は11に記載の化合物半導体膜からなる光吸収層と一対の電極とを備えた光電変換素子。
  13. 請求項12に記載の光電変換素子を備えた太陽電池。
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