JP2014182065A - 分光光度計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光源11からの出射光を、試料を通さずに検出器15に入射する状態で測定したパワースペクトル強度の実測値と、予め設定されたパワースペクトル強度の標準値とを比較するパワースペクトル強度測定テストを実行するパワースペクトル診断部31を備えた分光光度計10であって、パワースペクトル強度の実測値を、その検出が行われた日時情報とともに履歴情報として記憶する履歴情報記憶制御部32と、表示要求信号を受けると記憶された履歴情報を表示する履歴情報表示制御部33とを備える。
【選択図】図1
Description
パワースペクトル強度の測定データは、光源から発する測定光(赤外光)を、試料を通さずに検出器に入射するようにして、予め設定した波数範囲に対応する信号を測定することにより取得される。なおFTIRでは試料を通さずに検出された干渉光のインターフェログラムをフーリエ変換することによりパワースペクトルが得られる。
自己診断の結果、図4(a)に示されるように3点とも標準値を超えるパワースペクトル強度の測定データが得られたときは診断テスト結果が合格とされ、図4(b)のようにそうでない場合の測定データが得られたときはテスト結果が不合格とされる。
測定者は判定結果に基づいて、合格判定のときは測定を続行し、不合格判定のときは調整のためメンテナンス作業を行うことになる。
なお、パワースペクトル強度の合否判定の基準とするための数値としては、上述した3つの特定波数の信号強度以外でもよい。例えば、前回測定までの平均値を基準としたり、測定波数範囲内の最大測光値を基準としたりしてもよい。
しかしながら、合否判定はパワースペクトル強度の実測値と標準値との大小比較で判定する方法であるため、標準値以上でありさえすれば合格となるので、測定者が注意深く記録をとらない限り、光源や検出器の劣化の進行度合いや安定度を把握することができなかった。
今回の実測値とともに、前回の実測値、平均値、上記参考値のいずれかの履歴参照値(複数でもよい)を並べて表示することにより、今回の実測値と過去の履歴参照値と比較することができ、ランプ交換やメンテナンス等の時期を予測することが容易になる。
これによれば、明らかに誤って測定したことにより測光値が異常であるときの履歴情報等を、平均値の算出や参考値の算出の際に、履歴情報から削除したり、計算の対象外としたりすることができる。
光源11にはセラミック光源が使用される。なおオプションとして近赤外測定用にタングステンヨウ素ランプが切替可能に取り付けてある。
干渉計12には移動鏡、固定鏡、ビームスプリッタを含むマイケルソン干渉計が用いられており、移動鏡が駆動されて干渉光が形成される。また、測定室13は干渉計12の後段に設けてあり、測定室13内で測光光路上に配置した試料に干渉光が照射されるようにしてある。
そして取得された当該測定データから、合否判定に用いる3つの特定波数(3000cm−1、2000cm−1、1000cm−1)における実測値を抽出する。設定情報記憶領域42には予め3つの特定波数の標準値(入力設定された値)が記憶してある。この3つの特定波数の標準値と、測定された実測値とを比較し、実測値すべてが標準値以上であるか否かについて判定を行う。
履歴参照値は、初期設定では「前回の実測値」を表示するようにしてある。なお、設定を変更することにより、これに代えて、過去の測定データ(実測値)の「平均値」を算出して表示することもできる。また、初回から前回までの「最高値」を抽出して表示することもできる。別途に手動で入力した「入力値」を参考表示することもできる。
この例では履歴参照値として「前回」の実測値が「今回」の実測値の下に並べて表示されている。これにより今回の判定結果とともに、前回からの実測値の推移が明確になる。もしも前回実測値から大きく変化したときは光軸ずれ等を疑うことができるようになる。
マウス25等による入力操作で、必要時にいつでも履歴情報を表示させる表示要求信号を送ることにより、履歴情報表示制御部33は履歴情報記憶領域41に蓄積された履歴情報の一覧を画面表示する制御を行う。
図3は表示要求信号により、履歴情報記憶領域41に蓄積された履歴情報の一覧を表示させたときの画面表示例を示す図である。
特定波数の実測値が測定日時順に時系列的に一覧表示される。この表示により、パワースペクトルの経時変化が把握しやすくなり、部品交換や光軸調整が必要となる時期が予測しやすくなる。
以上のような履歴情報の編集機能を実行することで、明らかなミスによって異常な実測値が生じた場合に、平均値等の履歴参照値の算出に、異常な実測値を含めないようにすることができる。
逆に、一旦入れた「編集使用不可」「初回」のチェックマークを外すことにより、再び履歴参照値の算出に利用されるようになる。
例えば、上記実施形態では分光光度計がFTIRの例を示したが、これに限らずシングルビームの可視紫外分光光度計やその他の分光光度計であっても適用することができる。
また、測定データに関連付ける測定日時情報は日時としたが、年、分秒まで含めてもよい。
11 光源
12 干渉計
13 測定室
13a 付属品センサ
15 検出器
20 制御部
31 パワースペクトル診断部
32 履歴情報記憶制御部
33 履歴情報表示制御部
34 履歴情報編集制御部
35 付属品確認部
41 履歴情報記憶領域
42 設定情報記憶領域
Claims (5)
- 光源からの出射光を、試料を通さずに検出器に入射する状態で測定した検出信号から得られるパワースペクトル強度の実測値と、予め設定されたパワースペクトル強度の標準値とを比較するパワースペクトル強度測定テストを少なくとも分光光度計を初期化するときに実行するパワースペクトル診断部を備えた分光光度計であって、
前記パワースペクトル強度の実測値を、その検出が行われた日時情報とともに履歴情報として記憶する履歴情報記憶制御部と、
表示要求信号を受けたときに前記履歴情報を表示する履歴情報表示制御部とを備えたことを特徴とする分光光度計。 - 前記履歴情報表示制御部は、新しいパワースペクトル強度測定テストが実行されたときに、新しく検出したパワースペクトル強度の実測値とともに、前回の実測値、または、前回までの平均値、または、前記履歴情報を用いた演算処理をすることにより得られる参考値のいずれかの履歴参照値を並べて表示する請求項1に記載の分光光度計。
- 前記履歴情報記憶制御部により記憶された履歴情報について、一部の履歴情報の削除、または、一部の履歴情報についての前記演算処理での利用の可否設定のいずれかを含む履歴情報の編集機能を実行する履歴情報編集制御部をさらに備えた請求項2に記載の分光光度計。
- 前記分光光度計は、測定付属品の装着の有無を検出する付属品センサと、前記付属品センサからの信号に基づいて測定付属品の有無を確認する付属品確認部とを備え、前記履歴情報編集制御部は、前記付属品確認部が前記測定付属品の装着を確認しているときのパワースペクトル強度測定テストについて、履歴情報の対象外となるように削除するか、編集機能での利用から外すようにして編集機能を実行する請求項3に記載の分光光度計。
- 前記分光光度計がFTIRである請求項1〜請求項4のいずれかに記載の分光光度計。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2020174665A1 (ja) * | 2019-02-28 | 2021-12-23 | 株式会社島津製作所 | マイケルソン干渉計およびそれを備えるフーリエ変換赤外分光装置 |
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