JP2014181148A - 加熱処理方法及び中間生産物 - Google Patents

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Masanori Shimahashi
政徳 嶋橋
Takeshi Nagata
毅 永田
Akihiro Iritani
晃弘 入谷
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Nichiden Glass Kako KK
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Abstract

【課題】ワークに対する焼成処理等の加熱処理の回数を減らすことによって製品の生産効率を向上させる加熱処理方法及び中間生産物を提供する。
【解決手段】第1被加熱処理部20が設けられたワーク10を準備する工程と、カバーコート30によって第1被加熱処理部20を被覆する工程と、第2被加熱処理部40をワーク10上に設ける工程と、第1被加熱処理部20と第2被加熱処理部40とカバーコート30とが設けられたワーク10を加熱処理し、カバーコート30を除去する工程とを包含する、加熱処理方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、加熱処理方法及び中間生産物に関する。
従来から、ガラス板製のトッププレートを備えたガス調理器や電磁調理器が知られている。このようなガラス板製のトッププレートの基板の両面又は片面には、調理器の内部構造の隠蔽や意匠性の付与等を目的として、無機顔料や耐熱塗料等により形成された層が設けられる。この層はスクリーン印刷法等によってガラス板上に形成される(特許文献1)。
斯かる層が無機顔料層の場合には、無機顔料層に焼成処理等の加熱処理を施して無機顔料層をガラス板に焼き付ける。無機顔料層がガラス板に焼き付けられていない状態では、無機顔料層がガラス板から剥がれやすい。従って、ガラス板を搬送する際やガラス板を反転させる際に無機顔料層が剥がれる虞がある。そこで、従来、ガラス板の両面に無機顔料層を設ける場合には、次のようにしていた。
まず、ガラス板の一方の面に無機顔料層を設け、ガラス板の一方の面の無機顔料層をガラス板に焼き付ける焼成処理を施す。そして、ガラス板を反転させてガラス板の他方の面に無機顔料層を設け、ガラス板の他方の面の無機顔料層をガラス板に焼き付ける焼成処理を施す。
特開2008−267633号公報
しかしながら、無機顔料層をガラス板に焼き付ける焼成処理は、例えば800℃以上の高温で行われ、全工程中で最も時間を要する。したがって、無機顔料層を焼き付けるための焼成処理の回数が多くなるほど、製品の生産効率が低下するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、ワークに対する焼成処理等の加熱処理の回数を減らすことによって製品の生産効率を向上させる加熱処理方法及び中間生産物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、第1被加熱処理部が設けられたワークを準備する工程と、カバーコートによって前記第1被加熱処理部を被覆する工程と、第2被加熱処理部を前記ワーク上に設ける工程と、前記第1被加熱処理部と前記第2被加熱処理部と前記カバーコートとが設けられた前記ワークを加熱処理し、前記カバーコートを除去する工程とを包含する加熱処理方法である。
本発明に係るワークの加熱処理方法によれば、第1被加熱処理部と前記第2被加熱処理部とに対して同時に加熱処理を行うことにより、ワークに対する加熱処理の回数を減らすことができるので、製品の生産効率を向上させることができる。
なお、前記加熱処理は、例えば焼成処理である。
また、本発明に係るワークの加熱処理方法は、前記ワークが板状であり、前記ワークの一方の面に前記第1被加熱処理部が設けられ、前記ワークの他方の面に前記第2被加熱処理部が設けられる場合に適用すると有用である。すなわち、ワークに第1被加熱処理部を設けた後にワークを反転させる際やワークを搬送する際に第1被加熱処理部が損傷することが多いが、ワークの反転時やワークの搬送時の第1被加熱処理部の損傷を抑制することができるので、歩留まり率を向上させることができる。
また、本発明に係るワークの加熱処理方法は、前記ワークが板状であり、前記ワークの一方の面に前記第1被加熱処理部と前記第2被加熱処理部とが設けられる場合にも適用可能である。
なお、前記カバーコートが、高分子樹脂、有機溶剤及び添加剤を含み、前記添加剤に含まれる無機成分がシリカのみである場合には、カバーコートの印刷性を向上させることができ、第1被加熱処理部の耐摩耗性を向上させることができるので、好ましい。
本発明に係る加熱処理方法は、例えば、前記ワークがガラスを含み、前記第1被加熱処理部及び前記第2被加熱処理部が無機顔料を含む場合に適用すると、ワークから第1被加熱処理部が剥がれるのを効果的に抑制できるので、有用である。
本発明に係る加熱処理方法は、より具体的には、前記ワークが調理器用のトッププレートを形成する板材である場合に適用すると、有効である。すなわち、前記ワークが調理器用のトッププレートを形成する板材である場合、第1被加熱処理部は調理器用のトッププレートの外観の一部となるので、調理器用のトッププレートの生産過程で第1被加熱処理部の損傷を抑制することにより、歩留まり率を向上させることができる。
また、本発明の第2の態様は、加熱処理される中間生産物であって、ワークと、前記ワークに設けられた第1被加熱処理部と、前記第1被加熱処理部を被覆するカバーコートと、前記ワークに設けられた第2被加熱処理部とを含み、前記カバーコートは、前記加熱処理によって除去される中間生産物である。
本発明に係る中間生産物は、前記ワークが板状であり、前記ワークの一方の面に前記第1被加熱処理部が設けられ、前記ワークの他方の面に前記第2被加熱処理部が設けられる場合には、ワークに第1被加熱処理部を設けた後にワークを反転させる際に第1被加熱処理部が傷付くのを抑制することができるので、有効である。
本発明によれば、ワークに対する加熱処理の回数を減らすことができるので、製品の生産効率を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る中間生産物100を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る加熱処理方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る加熱処理方法の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態1及び実施形態2を説明する。実施形態1及び実施形態2は、ガス調理器や電磁調理器等に用いられるトッププレートの生産方法に本発明を適用した例を示している。
(実施形態1:中間生産物)
図1は、本発明の実施形態1に係る中間生産物100を示す模式図である。例えば、中間生産物100がガスや電気等の加熱炉によって加熱処理され、加熱調理器のトッププレートが生産される。中間生産物100は、ワークとしてのガラス板10と、第1被加熱処理部としての無機顔料層20と、カバーコート30と、第2被加熱処理部としての無機顔料層40とを含む。
ガラス板10は板状であり、ガラス板10の一方の面11に無機顔料層20が設けられ、無機顔料層20を被覆するようにカバーコート30が設けられ、ガラス板10の他方の面12に無機顔料層40が設けられている。
ガラス板10の軟化点は、加熱調理器のトッププレートとして要求される品質を確保するために、好ましくは700℃以上であり、さらに好ましくは750℃以上である。
さらに、30℃〜750℃におけるガラス板10の平均線熱膨張係数は、好ましくは−10×10-7/℃〜30×10-7/℃の範囲内であり、さらに好ましくは−10×10-7/℃〜20×10-7/℃の範囲内である。すなわち、ガラス板10は、軟化点が700℃より高く、熱膨張係数が30×10-7/℃より低いガラス、又は低熱膨張係数を有する結晶化ガラスにより形成されることが好ましい。低熱膨張係数の結晶化ガラスとしては、例えば、日本電気硝子株式会社のネオセラムN−0(製品名)を挙げることができる。
無機顔料層20及び無機顔料層40は、加熱調理器のトッププレートの下に配置されるヒータ等の内部構造の隠蔽、加熱調理器のトッププレートへの意匠性の付与、加熱調理器のトッププレートの損傷防止等のために、ガラス板10に設けられる。無機顔料層20及び無機顔料層40は、例えば、ガラス成分、無機顔料粉末及び樹脂バインダー等を含む。ガラス成分としては、例えば、ホウケイ酸塩系ガラス、アルカリ金属とアルカリ土類金属とのうちの少なくとも一方を含む珪酸塩系ガラス、又は亜鉛とアルミニウムとを含むリン酸塩系ガラスを用いることができる。
なお、無機顔料層20及び無機顔料層40の形成方法は特に限定されない。例えば、スクリーン印刷法や蒸着法によって無機顔料層20及び無機顔料層40を形成することができる。
カバーコート30は加熱処理によって分解される。カバーコート30は、例えば、ビニル系樹脂、有機溶剤及び添加剤等により形成される。ビニル系樹脂は800℃以下で分解するものを使用する必要があり、500℃以下で燃焼することが好ましい。添加剤は印刷性の向上及び無機顔料層20耐摩耗性を向上させるために用いられる。添加剤は、例えばシリカを含み、シリカ以外の無機成分(例えば、シリコン)を含まないことが好ましい。シリカ以外の無機成分を含まないため、加熱処理により無機成分が残留しても無機顔料層20への悪影響が少なく、また、シリカは、添加剤の粘度調整剤として好適である。なお、添加物がシリカ以外の成分を含む場合には、当該成分は800℃以下で分解し、500℃以下で分解することが好ましい。
なお、カバーコート30の形成方法は特に限定されない。例えば、スクリーン印刷法、スプレー塗装法、ロールコート法等を用いてカバーコート30を形成することができる。また、フィルムの貼着によってカバーコート30を形成してもよい。カバーコート30の硬化方法も特に限定されない。例えば、熱硬化や紫外線硬化等でカバーコート30を硬化させることができる。カバーコート30を熱硬化樹脂で形成する場合、カバーコート30は50℃〜200℃の範囲で硬化することが好ましく、50℃〜80℃の範囲で硬化することが、より好ましい。また、カバーコート30は指触硬化後の硬度が鉛筆硬度F以上であることが好ましく、鉛筆硬度H以上であれば、より好ましい。
(実施形態2:加熱処理方法)
図2は本発明の実施形態2に係る加熱処理方法を示すフローチャートである。図3は本発明の実施形態2に係る加熱処理方法の説明図である。本発明の実施形態2においては、実施形態1に係る中間生産物100を加熱することによって調理器のトッププレート1が生産される。
図2及び図3に示すように、本実施形態のトッププレート1の生産方法では、まず、ステップS10において、無機顔料層20が設けられたガラス板10を準備する。図3(a)は、無機顔料層20が設けられたガラス板10の断面を示す。ガラス板10の一方の面11に無機顔料層20を形成することによって、無機顔料層20が設けられたガラス板10が生産される。
次に、ステップS20において、無機顔料層20上にカバーコート30を形成する。図3(b)は、カバーコート30が設けられたガラス板10の断面を示す。無機顔料層20上にカバーコート30を形成することによって、無機顔料層20上にカバーコート30が設けられたガラス板10が生産される。
次に、ステップS30において、ガラス板10を上下方向に180度反転させる。さらに、ステップS40において、ガラス板10の他方の面12に無機顔料層40を形成し、中間生産物100を生産する。図3(c)は、中間生産物100の断面を示す。ガラス板10の他方の面12に無機顔料層40を形成することによって、中間生産物100が生産される。
次に、ステップS50において、ガラス板10の両面に焼成処理を同時に施して無機顔料層20及び無機顔料層40をガラス板10に焼き付ける。その結果、中間生産物100からカバーコート30が分解して除去され、トッププレート1が生産される。図3(d)は、トッププレート1を示す。トッププレート1において、ガラス10の一方の面11に無機顔料層20が強固に積層されており、ガラス板10の他方の面12に無機顔料層40が強固に積層されている。
以下、図1及び図3を参照して、本発明の実施形態1に係る中間生産物100及び本発明の実施形態2に係る加熱処理方法の実施例を説明する。さらに、実施例と比較例とを比較することで、本発明の効果を説明する。
ガラス粉末と無機顔料粉末と樹脂バインダーとを混合してペーストを作製した。このペーストをスクリーン印刷機によってガラス板10の一方の面11に印刷して無機顔料層20を形成した(図3(a)参照)。
次に、スクリーン印刷機によってスクリーン印刷用塗料(十条ケミカル株式会社製の熱硬化性スクリーン印刷用塗料PETインキ9100Pメジウム(製品名))を無機顔料層20を被覆するように無機顔料層20上に印刷し、60℃で1分間乾燥させてカバーコート30を形成した(図3(b)参照)。乾燥後のカバーコート30の表面は粘着性が無く、指で触ってカバーコート30及び無機顔料層20が剥がれることはなかった。
次に、ガラス板10の一方の面11を下に向け、ガラス板10を搬送コンベヤに載せて次のスクリーン印刷機に搬送したが、無機顔料層20には傷は付かなかった。
次に、ガラス粉末、無機顔料及び樹脂バインダーを混合したペーストを、ガラス板10の他方の面12(無機顔料層20が印刷されていない面)にスクリーン印刷機によって印刷して無機顔料層40を形成し、中間生産物100を生産した(図3(c)参照)。
そして、無機顔料層20、カバーコート30及び無機顔料層40を同時に830℃で焼成し、無機顔料層20及び無機顔料層40をガラス板10に焼き付けた。その際、カバーコート30は分解して除去されており、トッププレート1が生産された(図3(d)参照)。
焼成処理の終了後にトッププレート1の両面を観察したところ、無機顔料層20及び無機顔料層40には、傷、変色、及び変質等の外観上の欠陥が無いことが確認された。また、外観上は無機顔料層20上にカバーコート30は全く残っていなかった。
本実施例の全工程に要した時間は、ガラス板10の搬送に要した時間を除くと、約1時間であった。
(比較例1)
ガラス粉末と無機顔料粉末と樹脂バインダーとを混合してペーストを作製した。このペーストをスクリーン印刷機によってガラス板の一方の面に印刷して無機顔料層を形成した。そして、ガラス板の一方の面の無機顔料層を830℃で焼成し、ガラス板の一方の面に無機顔料層を焼き付けた。
次に、ガラス板の他方の面に上記ペーストをスクリーン印刷機によって印刷して無機顔料層を形成した。そして、ガラス板の他方の面の無機顔料層を830℃で焼成し、ガラス板の他方の面に無機顔料層を焼き付けた。
焼成処理の終了後にガラス板の両面を観察したところ、ガラス板の両面の無機顔料層には、傷、変色、及び変質等の外観上の欠陥は無いことが確認された。
本比較例の全工程に要した時間は、ガラス板の搬送に要した時間を除いて約2時間であった。すなわち、実施例1と比べて全工程に要する時間が1時間長く、実施例1と比べて製品の生産効率が低い。
(比較例2)
ガラス粉末と無機顔料粉末と樹脂バインダーとを混合してペーストを作製した。このペーストをスクリーン印刷機によってガラス板の一方の面に印刷して無機顔料層を形成した。
ガラス板の一方の面を下に向け、ガラス板を搬送コンベヤに載せて次のスクリーン印刷機に搬送したところ、ガラス板の一方の面の無機顔料層が剥がれた。したがって、比較例2の方法では、製品の外観に支障が生じる。
本発明によれば、ガラス板の一方の面に形成された無機顔料層と、ガラス板の他方の面に形成された無機顔料層とに同時に焼成処理を施すため、従来2回行っていた焼成処理が1回で済む。
また、ガラス板の一方の面に形成された無機顔料層がカバーコートによって覆われるため、ガラス板を搬送する際やガラス板を反転させる際にガラス板の一方の面に形成された無機顔料層の剥がれを抑制できる。したがって、無機顔料層の外観を損なうことなく、製品の生産効率を向上させることができる。
以上、図1〜図3を参照して本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明は図1〜図3に示された実施形態に限定されるものではなく、本実施形態に種々の改変を施すことができる。
例えば、実施形態1及び実施形態2では、調理器用のトッププレートを形成するガラス板がワークである場合について説明したが、調理器用のトッププレートを形成するガラス板以外のワーク(例えば、暖房器具のガラス板)に複数の被加熱処理部が設けられる場合にも本発明を適用できる。また、ワークの材質はガラス以外の材質(例えば、金属やセラミック)でもよく、ワークの形状は板状以外の形状(例えば、棒状や球状)でもよい。
また、実施形態1及び実施形態2では、加熱処理が焼成処理である場合を例に挙げて説明したが、焼成処理以外の加熱処理(例えば、レーザー照射、電磁波による加熱)によってワークの被加熱処理部を加熱処理する場合についても本発明を適用し得る。
また、実施形態1及び実施形態2では、第1被加熱処理部及び第2被加熱処理部が無機顔料を含む場合を例に挙げて説明したが、第1被加熱処理部及び/又は第2被加熱処理部が無機顔料を含まない場合についても本発明を適用し得る。
また、実施形態1及び実施形態2では、ワークの一方の面に第1被加熱処理部を設け、ワークの他方の面に第2被加熱処理部を設けた場合を例に挙げて説明したが、第1被加熱処理部及び第2被加熱処理部をワークの同一面に設ける場合についても本発明を適用し得る。
また、実施形態1及び実施形態2では、ワークに1つの第1被加熱処理部と1つの第2被加熱処理部とを設ける場合を例に挙げて説明したが、ワークに複数の第1被加熱処理部を設ける場合やワークに複数の第2被加熱処理部を設ける場合についても本発明を適用し得る。
また、実施形態1及び実施形態2では、ワークに第1被加熱処理部を設ける工程と、第1被加熱処理部をカバーコートで被覆する工程とを連続して行っているが、2つの工程を不連続で行う場合についても本発明を適用し得る。例えば、ワークを生産する部品生産現場においてワークに第1被加熱処理部を設ける工程を行って第1被加熱処理部が設けられたワークを準備する。そして、ワークを製品に仕上げる製品生産現場に第1被加熱処理部が設けられたワークを供給し、製品生産現場において第1被加熱処理部をカバーコートで被覆する工程を行うようにしてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態1及び実施形態2に種々の改変を施すことができる。
10 ガラス板(ワーク)
20 無機顔料層(第1被加熱処理部)
30 カバーコート
40 無機顔料層(第2被加熱処理部)
100 中間生産物

Claims (8)

  1. 第1被加熱処理部が設けられたワークを準備する工程と、
    カバーコートによって前記第1被加熱処理部を被覆する工程と、
    第2被加熱処理部を前記ワーク上に設ける工程と、
    前記第1被加熱処理部と前記第2被加熱処理部と前記カバーコートとが設けられた前記ワークを加熱処理し、前記カバーコートを除去する工程と
    を包含する、加熱処理方法。
  2. 前記加熱処理が焼成処理である、請求項1に記載の加熱処理方法。
  3. 前記ワークは板状であり、
    前記ワークの一方の面に前記第1被加熱処理部が設けられ、前記ワークの他方の面に前記第2被加熱処理部が設けられる、請求項1又は請求項2に記載の加熱処理方法。
  4. 前記ワークは板状であり、
    前記ワークの一方の面に前記第1被加熱処理部と前記第2被加熱処理部とが設けられる、請求項1又は請求項2に記載の加熱処理方法。
  5. 前記カバーコートは、高分子樹脂、有機溶剤及び添加剤を含み、
    前記添加剤に含まれる無機成分がシリカのみである、請求項1から請求項4のうちの1項に記載の加熱処理方法。
  6. 前記ワークはガラスを含み、
    前記第1被加熱処理部及び前記第2被加熱処理部は無機顔料を含む、請求項1から請求項5のうちの1項に記載のワークの加熱処理方法。
  7. 前記ワークは調理器用のトッププレートを形成する板材である、請求項6に記載のワークの加熱処理方法。
  8. 加熱処理される中間生産物であって、
    ワークと、
    前記ワークに設けられた第1被加熱処理部と、
    前記第1被加熱処理部を被覆したカバーコートと、
    前記ワークに設けられた第2被加熱処理部と
    を含み、
    前記カバーコートは、前記加熱処理によって除去される、中間生産物。
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