JP2014179702A - カメラ装置および映像表示システムならびに正常性検出方法 - Google Patents

カメラ装置および映像表示システムならびに正常性検出方法 Download PDF

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【課題】1台のカメラ装置について的確にその正常性を検出すること。
【解決手段】本発明のカメラ装置2は、光学レンズ6と、光学レンズ6から入射する被写体5の光学映像を電気信号に変換する撮像素子7と、光学レンズ6の焦点を調整する焦点調整部8と、焦点調整部8を制御することにより被写体5の光学映像を撮像素子7の位置に結像させる制御部11と、を有するカメラ装置2であって、制御部11は、被写体5の光学映像を撮像素子7の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで撮像素子7上に僅かにピントがぼけた状態の被写体5の光学映像を結像させ、撮像素子7上の僅かにピントがぼけた状態の被写体5の光学映像により得られる撮像素子7の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する画素値比較部10と、を有する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ装置および映像表示システムならびに正常性検出方法に関する。
鉄道に利用する各種センサは、その信頼性が最も重要である。たとえば、踏切内の車や人などの有無を検出するためのセンサが万が一故障した場合には、踏切内の正確な障害物の情報が得られなくなり鉄道の運行に支障を来たす。しかしながらきわめて信頼性が高いとされるセンサを用いたとしても故障等による異常が発生する確率を皆無にすることは不可能である。そこで、鉄道に利用する各種センサは、センサの正常性を検出する機能を有することが重要である。
センサの正常性を検出する技術として、たとえば特許文献1には、車両に搭載された複数の撮像手段(ステレオカメラ用の左右一対のカメラ)により得られた各映像信号の同時刻のフレーム画像を相対的に比較し、その比較結果に応じて複数の撮像手段の正常性を自己診断する自己診断手段を有する画像処理システムが開示されている。
特開2001−211466号公報
これまで鉄道関係では、センサとしてのカメラ装置を積極的に導入してこなかった経緯がある。その主な理由としては、カメラ装置の正常性の検出が光電スイッチや近接スイッチなどの他のセンサ類と比較して難しい点が挙げられる。たとえば上述の特許文献1の技術は、比較的簡素な構成でカメラ装置の正常性を検出することを目的としている。しかしながら特許文献1の技術では、1台のカメラ装置において正常性を検出することは出来ず、複数の撮像手段により得られた各映像信号の同時刻のフレーム画像を相対的に比較する必要がある。このように簡素化を目的とした特許文献1のようなカメラ装置の正常性検出技術であっても依然として複雑な構成および処理を要する。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、1台のカメラ装置について的確にその正常性を検出することができるカメラ装置および映像表示システムならびに正常性検出方法を提供することを目的とする。
本発明の第一の観点は、カメラ装置である。本発明のカメラ装置は、光学レンズと、光学レンズから入射する被写体の光学映像を電気信号に変換する撮像素子と、光学レンズの焦点を調整する焦点調整手段と、焦点調整手段を制御することにより被写体の光学映像を撮像素子の位置に結像させる制御手段と、を有するカメラ装置において、制御手段は、被写体の光学映像を撮像素子の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで撮像素子上に僅かにピントがぼけた状態の被写体の光学映像を結像させ、撮像素子上の僅かにピントがぼけた状態の被写体の光学映像により得られる撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較する画素値比較手段と、画素値比較手段の比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する正常性判定手段と、を有するものである。
または、制御手段が被写体の光学映像を撮像素子の位置に結像させた状態から撮像素子から所定の距離離れた位置に結像させるまでの間において変化する撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、その比較結果の差分が漸減しないときには当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する動的正常性判定手段を有することもできる。
本発明の第二の観点は、映像表示システムである。本発明の映像表示システムは、本発明のカメラ装置と、本発明のカメラ装置から送信される映像信号を人の目に見える映像として表示する映像表示装置と、本発明のカメラ装置の正常性判定手段または動的正常性判定手段の判定結果を表示する正常性表示装置と、を有するものである。
本発明の第三の観点は、正常性検出方法である。本発明の正常性検出方法は、本発明のカメラ装置が実行する正常性検出方法において、被写体の光学映像を撮像素子の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで撮像素子上に僅かにピントがぼけた状態の被写体の光学映像を結像させるステップと、撮像素子上の僅かにピントがぼけた状態の被写体の光学映像により得られる撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較する画素値比較ステップと、画素値比較ステップの処理による比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する正常性判定ステップと、を有するものである。
または、被写体の光学映像を撮像素子の位置に結像させた状態から撮像素子から所定の距離離れた位置に結像させるまでの間において変化する撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、その比較結果の差分が漸減しないときには当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する動的正常性判定ステップを有することもできる。
本発明によれば、1台のカメラ装置について的確にその正常性を検出することができる。
本発明の実施の形態に係る映像表示システムの全体構成図である。 図1のカメラ装置のブロック構成図である。 図2のカメラ装置の画素正常性検査の原理を説明するための図でピントが合っている状態を示す図である。 図2のカメラ装置の画素正常性検査の原理を説明するための図でピント僅かにぼけている状態を示す図である。 図2のカメラ装置の焦点調整部を制御する制御部が実行するピントをぼかす動作を示すフローチャートである。 図2のカメラ装置の画素値比較部の動作を示すフローチャートである。 図2のカメラ装置の焦点調整部を制御する制御部の動作と連系した画素値比較部の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る映像表示システム1は、図1に示すように、カメラ装置2と、正常性表示装置3と、映像表示装置4とを有する。カメラ装置2は、被写体5を撮像し、映像表示装置4は、カメラ装置2が撮像した被写体5の映像信号を人の目に見える映像として表示する。また、正常性表示装置3は、カメラ装置2から送出される画素正常性報知信号または画素異常報知信号を受信し、画素の正常性または画素の異常を表示する。以下では、映像表示システム1の構成要素であるカメラ装置2について詳細に説明する。
なお、カメラ装置2が送出する画素正常性報知信号または画素異常報知信号は、不図示の接点のON/OFF信号でもよいし、あるいは不図示の論理回路のHIGH/LOW信号などでもよい。また、このような信号を受信する正常性表示装置3についても、どのような表示装置であってもよい。たとえば、画素が正常であるときには、カメラ装置2の内部のリレーの接点をON状態にすることで画素正常性報知信号を送出する構成とすれば、正常性表示装置3は、パイロットランプとし、画素が正常であるときには、パイロットランプが点灯または点滅するようにする。これによれば、管理者は、正常性表示装置3としてのパイロットランプが点灯または点滅していることを目視確認することで、画素が正常か否かを認識することができる。あるいは、画素が正常であるときには、カメラ装置2の内部の論理回路がHIGH信号を送出することで画素正常性報知信号を送出する構成とすれば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を正常性表示装置3とし、画素が正常であるときには、正常性表示装置3としてのパーソナルコンピュータがカメラ装置2からのHIGH信号を受け、モニタ画面上に、画素が正常であることが分かるテキスト情報または画像情報などを表示する。また、正常性表示装置3としてのパーソナルコンピュータがカメラ装置2から画素異常報知信号としてLOW信号を受けると、モニタ画面上に、画素に異常が発生したことが分かるテキスト情報または画像情報などを表示する。
また、映像表示装置4については、カメラ装置2が送出する映像信号を入力して画像をモニタ画面に表示する装置であれば、どのようなものを適用してもよい。よって、以下の説明では、正常性表示装置3および映像表示装置4の詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態に係るカメラ装置2は、図2に示すように、光学レンズ6と、光学レンズ6から入射する被写体5の光学映像を電気信号に変換する撮像素子7と、光学レンズ6の焦点を調整する焦点調整部8と、撮像素子7の画素の出力を取り込んで映像信号を生成する映像信号生成部9と、撮像素子7の画素値を比較して画素の正常性を検出する画素値比較部10と、光学レンズ6、撮像素子7、焦点調整部8、映像信号生成部9、および画素値比較部10を制御する制御部11とを有する。
光学レンズ6は、制御部11に制御される焦点調整部8によって焦点が調整され、被写体5の映像を光学的に撮像素子7の画素の上に結像させる。図2では、光学レンズ6を模式的に凸レンズとして図示したが、光学レンズ6は、不図示の絞り調整機構を有し、撮像素子7に入射する光の量を調整する。さらには光学レンズ6は、焦点距離を変更するズーム調整機構を有してもよい。
撮像素子7は、たとえば数百万個程度の複数の画素が縦横に並べられたものである。画素は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)などが用いられる。撮像素子7に配設される各画素は、それぞれの画素に入射する光の強さに応じて画素値を出力する。画素値は、たとえば、画素への照射光の強度に比例する画素の出力電圧の値によって表される。
焦点調整部8は、制御部11の制御に応じて光学レンズ6と撮像素子7との間の距離を変更する機構を有する。
映像信号生成部9は、制御部11の制御に応じて撮像素子7の画素の出力(すなわち画素値)を取り込んで映像信号を生成する。映像信号生成部9における映像信号の生成を、たとえば数十分の1秒程度の周期で行い、映像信号生成部9により周期的に生成された映像信号を映像表示装置4で時系列的に表示することにより、人の目には動画として認識される。
画素値比較部10は、撮像素子7の隣接する画素同士の画素値を比較することで画素の正常性を検査し、画素正常性報知信号または画素異常報知信号を正常性表示装置3に対して送出する。画素正常性報知信号または画素異常報知信号は、前述したように、画素値比較部10の内部にある接点のON/OFF信号でもよいし、あるいは論理回路のHIGH/LOW信号などでもよい。たとえば画素値比較部10が接点のON/OFF信号を送出する構成であれば、画素正常性報知信号は、ON信号であり、画素異常報知信号は、OFF信号である。また、画素値比較部10が論理回路のHIGH/LOW信号を送出する構成であれば、画素正常性報知信号は、HIGH信号であり、画素異常報知信号は、LOW信号である。
制御部11は、たとえば焦点調整部8を制御することにより被写体5の光学映像を撮像素子7の位置に結像させる。この際、制御部11は、オートフォーカス制御を行うが、オートフォーカス制御自体は周知の技術であるので、説明は省略する。また、制御部11は、撮像素子7の各画素の画素値を監視し、画素値が最大値に達するような場合、または画素値が最小値となるような場合には、不図示の絞り調整機構を調整して撮像素子7に入射する光量を増減する。
その他にも制御部11は、映像信号生成部9が生成する映像信号の周期を制御したり、画素値比較部10の動作タイミング等の制御を行う。
ここで、画素値比較部10が画素の正常性を検査する原理について、図3および図4を参照しながら説明する。制御部11は、被写体5の光学映像を撮像素子7の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで撮像素子7上にピントが僅かにぼけた状態の被写体5の光学映像を結像させる。なお、ピントが僅かにぼけた状態とは、たとえばこのような状態の被写体5の映像を映像表示装置4によって映し出したときに、人の目には、やや輪郭が柔らかいと感じる程度の状態であり、ピントがぼけているか否かはほとんど識別困難である状態をいう。
図3の左側の図は、撮像素子7の位置にピントが合っている状態で結像した光学映像5aを示している。図3の右側の図は、光学映像5aの一部における4個の画素70,71,72,73の画素値を示している。図3の右側の図の例では、画素70の画素値は、「3」、画素71の画素値は「10」、画素72の画素値は「10」、画素73の画素値は「3」である。すなわち、画素70,73上には、光学映像5aの黒い線があるので画素値は低くなり、画素71,72上には、光学映像5aの黒い線が無く、背景の明るい部分があるので画素値は高くなる。
図4の左側の図は、撮像素子7の位置にピントが僅かにぼけている状態で結像した光学映像5bを示している。図4の右側の図は、光学映像5bの一部における4個の画素70,71,72,73の画素値を示している。図4の右側の図の例では、画素70の画素値は、「5」、画素71の画素値は「8」、画素72の画素値は「8」、画素73の画素値は「5」である。すなわち、図4の例では、画素70,73上には、光学映像5bの黒い線があるがピントがぼけているので黒い線は画素71,72上にも及んでいる。このため、図4における画素70〜73の画素値は、図3の例よりも平均化されている。
すなわち、図4の例のように、ピントが僅かにぼけている状態では、映像5bの各部位における明度の差は小さくなると共に、映像5bと背景との境界もぼやけているため明度の差は小さくなる。このため、図3の例のように、隣接する画素同士で一方が明度の小さい領域に入り、他方が明度の大きい領域に入るという状況も無くなる。これにより、図4の例では、隣接する画素の画素値は差分が小さくなる。
このように、ピントが合っている光学映像5aが撮像素子7の位置に結像している図3の例の場合と、ピントが僅かにぼけている光学映像5bが撮像素子7の位置に結像している図4の例の場合とを比べると、図4の例の方が図3の例に比べて隣接する画素同士の画素値の差分が小さくなる。このような状況下において、隣接する画素同士の画素値の差分が所定の値よりも大きい場合には、隣接する画素同士のいずれか一方が異常であると判定する。
このようにして、画素値比較部10は、撮像素子7の位置の僅かにピントがぼけた状態の被写体5の光学映像5bにより得られる撮像素子7の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、その比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する。なお、図3,図4の例では、白黒画像の例を示したが、カラー画像であれば、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素の画素値をそれぞれ比較する。
ここで、撮像素子7の位置に結像した被写体5の光学映像5aのピントを僅かにぼかして光学映像5bとする制御部11の動作を図5のフローチャートを参照しながら説明する。図5のフローチャートにおける「START」の条件は、カメラ装置2が動作している状態であるという条件である。「START」の条件が満たされると、フローは、ステップS1に進む。
ステップS1において、制御部11は、周知のオートフォーカス制御により、被写体5の光学映像を撮像素子7の位置に結像させると、フローは、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御部11は、光学レンズ6を光軸に沿って移動させることにより、被写体5の結像位置を移動させると、フローは、ステップS3に進む。なお、ここでは、結像位置の移動距離はD(ミリメートル)とする。
ステップS3において、制御部11は、被写体5の結像位置を距離Dだけ移動完了したか否かを判定する。ステップS3において、距離Dの移動が完了したと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS3において、距離Dの移動が完了していないと判定されると、フローは、ステップS2に戻る。
このようにして、制御部11は、僅かにピントがぼけた状態の被写体5の光学映像を撮像素子7の位置に結像させる。
次に、画素値比較部10における画素の正常性または異常の報知の動作について図6のフローチャートを参照しながら説明する。図6のフローチャートにおける「START」の条件は、カメラ装置2が動作中であり撮像素子7の画素が画素値を出力している状態であるという条件である。図6のフローチャートにおいて「START」の条件が満たされると、フローは、ステップS10に進む。なお、図6のフローチャートにおいて、「START」から「END」までの処理は、1周期分の処理であり、フローが「END」となったときに、「START」の条件が満たされているときには、「START」から「END」までの処理が繰り返し実行される。なお、画素値比較部10が送出する画素正常性報知信号または画素異常報知信号は、説明の便宜上、上述した接点のON/OFF信号であるとして説明する。
ステップS10において、画素値比較部10は、撮像素子7の画素の画素値を取得して、フローは、ステップS11に進む。
ステップS11において、画素値比較部10は、取得した画素の画素値について、互いに隣接する画素同士で比較し、フローは、ステップS12に進む。
ステップS12において、画素値比較部10は、全ての画素について比較が完了したか否かを判定する。ステップS12において、全ての画素について比較が完了したと判定されると、フローは、ステップS13に進む。一方、ステップS12において、未だ全ての画素について比較が完了していないと判定されると、フローは、ステップS11に戻る。
ステップS13において、画素値比較部10は、ステップS11の比較結果において、全ての画素の画素値の比較結果が所定の差分の範囲内か否かを判定する。ステップS13において、全ての画素の画素値の比較結果が所定の差分の範囲内であると判定されると、ステップS14に進む。一方、ステップS13において、一部の画素については、画素値の比較結果が所定の差分の範囲を超えていると判定されると、フローは、ステップS15に進む。
ステップS14において、画素値比較部10は、画素正常性報知信号として接点ON信号を出力して処理を終了する(END)。
ステップS15において、画素値比較部10は、画素異常報知信号として接点OFF信号を出力して処理を終了する(END)。
このように、画素値比較部10は、カメラ装置2が動作中であるときには、図6のフローチャートの処理を繰り返し実行することにより、撮像素子7の画素の正常性を検査する。画素値比較部10が画素正常性報知信号または画素異常報知信号を正常性表示装置3に送出すると、正常性表示装置3は、「画素正常」または「画素異常」のいずれかを表示する。管理者は、正常性表示装置3の表示によって、撮像素子7の画素の状態を認識することができる。
次に、カメラ装置2の焦点調整部8を制御する制御部11の動作と連係した画素値比較部10の動作を図7のフローチャートを参照しながら説明する。画素値比較部10の図7のフローチャートの動作は、図5のフローチャートで説明した撮像素子7の位置に結像した被写体5の光学映像5aのピントを僅かにぼかす制御部11の動作と連系して実施される。よって、図7のフローチャートの動作は、たとえばカメラ装置2が起動されるタイミングで行うことができる。そして、カメラ装置2が動作中は、図6のフローチャートの動作が実行されるようにする。
まず、制御部11および画素値比較部10が図7のフローチャートの処理を行うことにより、撮像素子7の画素の正常性を検査する原理について説明する。図7のフローチャートの処理は、被写体5の光学映像が制御部11のオートフォーカス制御により、撮像素子7の位置に結像されている状態から結像位置が距離Dまで移動する間に、n回にわたり、撮像素子7の互いに隣接する画素の画素値を比較する。これによれば、撮像素子7の位置に結像していた被写体5の光学映像は、徐々にピントがぼけて行く。よって、徐所にピントがぼけていく過程でn回にわたり比較した画素値の差分は、漸減するのが正常である。画素値比較部10は、この漸減の様子を調べることで、漸減しない場合には、画素に異常が発生していると判定する。なお、上記のnの値は、たとえば4回程度である。
図7のフローチャートでは、図5のフローチャートに対応し、制御部11が実行するフローについては、図5と同じステップ番号を括弧内に付与し、処理の内容を二重線で囲んである。図7のフローチャートにおける「START」の条件は、カメラ装置2が起動され、制御部11が未だ図5のフローチャートの動作を開始していないという条件である。図7のフローチャートの動作において、「START」の条件が整うと、フローは、ステップS1に進む。
ステップS1において、制御部11は、焦点調整部8を制御して撮像素子7の位置に被写体5の光学映像を結像させ、フローは、ステップS20に進む。
ステップS20において、画素値比較部10は、撮像素子7の画素の画素値を取得して、フローは、ステップS21に進む。
ステップS21において、画素値比較部10は、撮像素子7の互いに隣接する画素の画素値を比較して、フローは、ステップS22に進む。
ステップS22において、画素値比較部10は、撮像素子7の全ての画素について画素値の比較が完了したか否かを判定する。ステップS22において、全ての画素について画素値の比較が完了したと判定されると、フローは、ステップS23に進む。一方、ステップS22において、未だ全ての画素について画素値の比較が完了していないと判定されると、フローは、ステップS21に戻る。
ステップS23において、画素値比較部10は、撮像素子7の画素の画素値の比較結果を不図示のメモリに記憶して、フローは、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御部11は、被写体5の光学映像の結像位置を撮像素子7の位置から移動させ、フローは、ステップS24に進む。
ステップS24において、画素値比較部10は、制御部11に制御された焦点調整部8が被写体5の光学映像の結像位置をn分のDまで移動を完了したか否かを判定する。ステップS24において、結像位置がn分のDまで移動を完了したと判定すると、フローは、ステップS3に進む。一方、ステップS24において、未だ結像位置がn分のDまで移動を完了していないと判定されると、フローは、ステップS2に戻る。
ステップS3において、制御部11は、被写体5の光学映像の結像位置を距離Dまで移動が完了したか否かを判定する。ステップS3において、結像位置が距離Dまで移動が完了したと判定されると、フローは、ステップS25に進む。一方、ステップS3において、結像位置が未だ距離Dまで移動が完了していないと判定されると、フローは、ステップS20に戻る。このとき、制御部11と画素値比較部10とは連系しているので、画素値比較部10は、制御部11がステップS3で「No」と判定したことを受け、フローをステップS20に戻す。一方、制御部11は、画素値比較部10がステップS20〜S23の処理を実行するのを待ってからステップS2のフローに移行する。
ステップS25において、画素値比較部10は、ステップS23で不図示のメモリに記憶しておいた画素値の比較結果を時系列順に読み出して、フローは、ステップS26に進む。
ステップS26において、画素値比較部10は、ステップS25でメモリから時系列順に読み出した画素値の比較結果を参照し、差分は漸減しているか否かを判定する。ステップS26において、差分は漸減していると判定されると、ステップS27に進む。一方、ステップS26において、差分は漸減していないと判定されると、フローは、ステップS28に進む。
ステップS27において、画素値比較部10は、画素正常性報知信号として接点ON信号を出力して処理を終了する(END)。
ステップS28において、画素値比較部10は、画素異常報知信号として接点OFF信号を出力して処理を終了する(END)。
このように、画素値比較部10は、カメラ装置2の起動時には、図7のフローチャートの処理を実行し、カメラ装置2が動作中であるときには、図6のフローチャートの処理を繰り返し、実行することにより、撮像素子7の画素の正常性を検査する。このように、図6のフローチャートの処理と、図7のフローチャートの処理と、2パターンで画素正常性の検査を行うことにより、画素正常性の検査の精度を高めることができる。
たとえば、図6のフローチャートの処理によれば、被写体5が長時間動かないものである場合、撮像素子7の画素の画素値も変化しない。したがって、たとえば撮像素子7の画素に、同じ画素値を出し続ける故障が発生した場合には、画素の異常が見逃される場合もある。これに対し、図7のフローチャートの処理によれば、たとえ被写体5が長時間動かないものであっても、被写体5の結像位置が動的に変化する。これによれば、被写体5が動かない場合でも被写体5の結像位置が動くので、撮像素子7の画素の画素値も動的に変化する。したがって、図7のフローチャートの処理によれば、画素値が全く変化しない画素は、故障と判定することができる。このように、図6のフローチャートの処理では見逃される可能性がある同じ画素値を出し続けている故障した画素についても、図7のフローチャートの処理によれば確実に検出することができる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態では、光学レンズ6が絞り調整機構を有するように説明したが、絞り調整機構は、光学レンズ6とは別に設けてもよい。あるいは、絞り調整機構は省略し、代わりに、撮像素子7の利得を調整してもよい。
映像信号生成部9が送出する映像信号を映像表示装置4のモニタ画面に表示する例を説明したが、その他にも、映像信号生成部9が送出する映像信号を不図示の画像解析装置に入力することで、管理者がモニタ画面を目視確認することなく、被写体5の状態を自動的に監視したり、異常発生に対応するための各種機器が自動的に起動するようにしてもよい。
また、図1に示す映像表示システム1の全体構成では、説明を分かり易くするために、カメラ装置2、正常性表示装置3、および映像表示装置4とに分けたが、これらの構成要素を互いに組み合わせてもよい。たとえば、正常性表示装置3に映像表示装置4の機能を備えてもよいし、反対に、映像表示装置4に正常性表示装置3の機能を備えてもよい。
また、カメラ装置2、正常性表示装置3、映像表示装置4のいずれかまたは複数の設置位置が離れている場合には、その間を無線通信やネットワーク等によって接続してもよい。
また、図2の例では、カメラ装置2が画素値比較部10を有し、自己診断機能を有するカメラ装置2であるが、カメラ装置2の画素値比較部10を正常性表示装置3に設けてもよい。これによれば、カメラ装置2は、市販品を利用することができるため、安価かつ短期間に映像表示システム1を実現することができる。
また、カメラ装置2における映像信号生成部9、画素値比較部10、および制御部11は、情報処理装置が予めインストールされている所定のプログラムを実行することによって実現することができる。このような情報処理装置は、たとえば、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、情報処理装置には、上述した映像信号生成部9、画素値比較部10、および制御部11が実現される。なお、CPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
また、上述の所定のプログラムは、映像表示システム1の出荷前に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、映像表示システム1の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、プログラムの一部が、映像表示システム1の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。映像表示システム1の出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されるプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、上述の所定のプログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、情報処理装置とプログラムによって映像表示システム1の制御機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
なお、情報処理装置が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
1…映像表示システム、2…カメラ装置、3…正常性表示装置、4…映像表示装置、6…光学レンズ、7…撮像素子、8…焦点調整部(焦点調整手段)、9…映像信号生成部、10…画素値比較部(画素値比較手段、正常性判定手段、動的正常性判定手段)、11…制御部(制御手段、画素値比較手段の一部、正常性判定手段の一部、動的正常性判定手段の一部)

Claims (5)

  1. 光学レンズと、前記光学レンズから入射する被写体の光学映像を電気信号に変換する撮像素子と、前記光学レンズの焦点を調整する焦点調整手段と、前記焦点調整手段を制御することにより前記被写体の光学映像を前記撮像素子の位置に結像させる制御手段と、を有するカメラ装置において、
    前記制御手段は、前記被写体の光学映像を前記撮像素子の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで前記撮像素子上に僅かにピントがぼけた状態の前記被写体の光学映像を結像させ、
    前記撮像素子上の僅かにピントがぼけた状態の前記被写体の光学映像により得られる前記撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較する画素値比較手段と、
    前記画素値比較手段の比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する正常性判定手段と、
    を有する、
    ことを特徴とするカメラ装置。
  2. 請求項1記載のカメラ装置において、
    前記制御手段が前記被写体の光学映像を前記撮像素子の位置に結像させた状態から前記撮像素子から所定の距離離れた位置に結像させるまでの間において変化する前記撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、その比較結果の差分が漸減しないときには当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する動的正常性判定手段を有する、
    ことを特徴とするカメラ装置。
  3. 請求項1または2記載のカメラ装置と、
    請求項1または2記載のカメラ装置から送信される映像信号を表示する映像表示装置と、
    請求項1または2記載のカメラ装置の前記正常性判定手段または前記動的正常性判定手段の判定結果を表示する正常性表示装置と、
    を有する、
    ことを特徴とする映像表示システム。
  4. 請求項1または2記載のカメラ装置が実行する正常性検出方法において、
    被写体の光学映像を撮像素子の位置から所定の距離離れた位置に結像させることで前記撮像素子上に僅かにピントがぼけた状態の前記被写体の光学映像を結像させるステップと、
    前記撮像素子上の僅かにピントがぼけた状態の前記被写体の光学映像により得られる前記撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較する画素値比較ステップと、
    前記画素値比較ステップの処理による比較結果が所定の差分を超えているときに、当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する正常性判定ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする正常性検出方法。
  5. 請求項4記載の正常性検出方法において、
    前記被写体の光学映像を前記撮像素子の位置に結像させた状態から前記撮像素子から所定の距離離れた位置に結像させるまでの間において変化する前記撮像素子の画素値を互いに隣接する画素同士で比較し、その比較結果の差分が漸減しないときには当該比較に係わった画素について異常の可能性有りと判定する動的正常性判定ステップを有する、
    ことを特徴とする正常性判定方法。
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