JP2014178866A - 画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の画像処理システムでは、画像処理装置であるコンピュータPCの画像処理の能力が画像形成装置であるプリンタの処理能力よりも劣る場合、プリンタ本来の印刷速度が得られない。
【解決手段】画像処理システムは、PC1とプリンタ3とが通信可能に接続され、PC1は、中間データを生成する中間データ生成手段41と、中間データから印刷データを生成する印刷データ生成手段47と、印刷データ生成手段47における第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段49と、プリンタ3における中間データから印刷データを生成する第2処理能力を取得する第2処理能力取得手段と、第1及び第2処理能力の情報に基づいて、第1印刷データ生成手段47による印刷データの生成を実行するか否かを判断する処理判断部50と、を有している。これにより、PC1の画像処理の能力がプリンタ3の処理能力よりも劣る場合にも、プリンタ3本来の印刷速度が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理システムは、PC1とプリンタ3とが通信可能に接続され、PC1は、中間データを生成する中間データ生成手段41と、中間データから印刷データを生成する印刷データ生成手段47と、印刷データ生成手段47における第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段49と、プリンタ3における中間データから印刷データを生成する第2処理能力を取得する第2処理能力取得手段と、第1及び第2処理能力の情報に基づいて、第1印刷データ生成手段47による印刷データの生成を実行するか否かを判断する処理判断部50と、を有している。これにより、PC1の画像処理の能力がプリンタ3の処理能力よりも劣る場合にも、プリンタ3本来の印刷速度が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置と画像形成装置とが相互に通信可能に接続され、画像処理装置から画像形成用の印刷データを出力し、画像形成装置にて印刷データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像処理システムに関するものである。
従来、下記特許文献1に記載された画像処理システムでは、印刷データのデータサイズと、画像処理装置内のメモリ中の空き記憶領域の容量(=フリーメモリサイズ)及び画像形成装置のフリーメモリサイズとの大小関係を比較して、画像形成装置へ送信する印刷データの種類を自動的に切り換えていた。
しかしながら、従来、画像処理システムでは、印刷データの内容を問わず、印刷データのデータサイズと、画像処理装置のフリーメモリサイズ及び画像形成装置のフリーメモリサイズだけの情報で、画像処理装置へ送信する印刷データの種類を切り替えていた。そのため、画像処理装置の処理能力が画像形成装置の処理能力よりも劣り、かつ画像処理装置で生成処理に時間がかかる印刷データを生成するような場合に、印刷速度が画像処理装置における印刷データの生成時間により制限され、画像形成装置本来の印刷速度が得られない。
本発明の画像処理システムは、印刷要求を受けて、中間データを含む印刷データを生成して出力する第1画像処理装置と、前記印刷データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成装置と、が相互に通信可能に接続された画像処理システムにおいて、前記第1画像処理装置は、前記中間データを生成する中間データ生成手段と、前記中間データから前記印刷データを生成する第1印刷データ生成手段と、前記第1印刷データ生成手段における第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段と、前記画像形成装置へ問い合わせて、前記画像形成装置における前記中間データから前記印刷データを生成する第2印刷データ生成手段における第2処理能力を取得する第2処理能力取得手段と、前記第1処理能力の情報及び前記第2処理能力の情報に基づいて、前記第1印刷データ生成手段による前記印刷データの生成を実行するか否かを判断する処理判断部と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成システムによれば、第1画像処理装置は、中間データを生成する中間データ生成手段と、中間データから印刷データを生成する第1印刷データ生成手段と、第1印刷データ生成手段における第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段と、画像形成装置へ問い合わせて、前記画像形成装置における前記中間データから前記印刷データを生成する第2印刷データ生成手段における第2処理能力を取得する第2処理能力取得手段と、第1処理能力の情報及び第2処理能力の情報に基づいて、第1印刷データ生成手段による印刷データの生成を実行するか否かを判断する処理判断部と、を有している。これにより、第1画像処理装置の第1処理能力が、画像形成装置の第2処理能力よりも劣る場合には、第1画像処理装置は、中間データを画像形成装置へ転送し、画像形成装置において、中間データから印刷データを生成し、生成した印刷データに基づいて画像形成処理を行うことで、画像形成装置本来の印刷速度が得られる。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における画像処理システムの構成の概略を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施例1における画像処理システムの構成の概略を示すブロック図である。
本実施例1の画像形成システムは、例えば、第1画像処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)1と、画像形成装置としてのプリンタ3とを備えている。このPC1とプリンタ3とが、ユニバーサル・シリアル・バス(以下「USB」という。)ケーブル2で相互に通信可能に接続されている。
PC1は、ユーザからの印刷要求を受けて、中間データを含む印刷データを生成して出力するものであり、各種のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」という。)10、アプリケーション10において印刷指示があった場合にアプリケーション10における印刷用アプリケーションデータと印刷条件から印刷データを生成するプリンタドライバ11、プリンタ3との各種データの送受信の制御を行うデータ送受信部12、及びタイマ13から構成されている。
プリンタ3は、入力された印刷データに基づいて用紙等の印刷媒体に画像を形成するものであり、PC1との各種データの送受信を行うデータ送受信部30と、データ送受信部30により受信した印刷データを処理する画像処理部31と、印刷機構を制御して画像処理部31にて処理された印刷データに基づいて印刷媒体へ画像を形成する印刷制御部32と、から構成されている。
図2は、図1中のプリンタドライバ11の詳細な構成例を示すブロック図である。
プリンタドライバ11は、全体を制御するメイン制御部40を有している。メイン制御部40には、アプリケーション10と、データ送受信部12と、タイマ13と、印刷用アプリケーションデータをページ記述言語に変換して中間データを生成するページ記述言語変換部41と、性能測定用のサンプルデータを書き替えるサンプルデータ切替手段45と、中間データをプリンタ3で印刷できるビットマップデータに変換して印刷データを生成する第1印刷データ生成手段としてのラスタライズ部47と、PC1とプリンタ3のいずれで中間データからビットマップデータを生成する処理を実行するかを判定する処理判定部50とが接続されている。
プリンタドライバ11は、全体を制御するメイン制御部40を有している。メイン制御部40には、アプリケーション10と、データ送受信部12と、タイマ13と、印刷用アプリケーションデータをページ記述言語に変換して中間データを生成するページ記述言語変換部41と、性能測定用のサンプルデータを書き替えるサンプルデータ切替手段45と、中間データをプリンタ3で印刷できるビットマップデータに変換して印刷データを生成する第1印刷データ生成手段としてのラスタライズ部47と、PC1とプリンタ3のいずれで中間データからビットマップデータを生成する処理を実行するかを判定する処理判定部50とが接続されている。
ページ言語変換部41には、生成された中間データを格納しておく中間データ格納部42と、中間データをビットマップ化した場合のビットマップデータ量を予測するビットマップデータ量予測部43とが接続されている。サンプルデータ書替手段45には、サンプルデータを記録するサンプルデータ記録部46が接続されている。
ラスタライズ部47には、ラスタライズ部47により生成されたビットマップデータを格納するビットマップデータ格納部48と、ラスタライズ部47における中間データからビットマップデータを生成する第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段としての画像処理能力検出部49とが接続されている。画像処理能力検出部49は、タイマ13を使用して、サンプルデータにより、第1処理能力を検出するものであり、画像処理能力検出部49により検出された第1処理能力の情報は、画像処理能力情報記録部51に記録されるようになっている。
処理判定部50には、第1処理能力の情報を記録する画像処理能力記録部51と、プリンタ3における中間データからビットマップデータを生成する第2処理能力の情報を記録する画像形成能力情報記録部52と、PC1からプリンタ3へ中間データ又はビットマップデータを転送する転送能力の情報を記録する転送能力情報記録部53とが接続されている。処理判定部50は、中間データ格納部42に格納された中間データを読み出し、PC1で処理した方が速いか、プリンタ3で処理する方が速いかを判定するものである。
図3は、実施例1におけるサンプルデータの画像オブジェクト属性情報の例を示す図である。
画像オブジェクトの属性情報の例として、要素No.0〜No.21に対応した種類及び属性が図3に示されている。要素No.0に対応する種類は、“文字”であり、属性は、文字の大きさが100ポイント未満である。要素No.1に対応する種類は、“文字”であり、属性は、文字の大きさが100ポイント以上200ポイント未満である。
要素No.10に対応する種類は、“図形(サークル)”であり、属性は、図形の大きさが20cm未満である。要素No.11に対応する種類は、“図形(サークル)”であり、属性は、図形の大きさが20cm以上50cm未満である。
要素No.20に対応する種類は、“イメージデータ”であり、属性は、“モノクロ”である。更に、要素No.21に対応する種類は、“イメージデータ”であり、属性は、“カラー”である。
図4は、実施例1における処理性能情報の例を示す図である。
図2中の画像処理能力情報記録部51に格納される第1処理能力の情報、及び画像形成能力情報記録部52に格納される第2処理能力の情報は、図4に示されているように、サンプルデータの画像オブジェクトの要素No.0〜No.21と、その画像オブジェクトの処理時間から構成されている。
図2中の画像処理能力情報記録部51に格納される第1処理能力の情報、及び画像形成能力情報記録部52に格納される第2処理能力の情報は、図4に示されているように、サンプルデータの画像オブジェクトの要素No.0〜No.21と、その画像オブジェクトの処理時間から構成されている。
図3中において、100ポイント未満の文字である要素No.0の処理時間が10μsであることが、図4に示されている。以下同様に、図3及び図4を参照すると、100ポイント以上200ポイント未満の文字である要素No.1の処理時間は、40μsである。サイズ20cm未満の図形である要素No.10の処理時間は、100μsであり、サイズが20cm以上50cm未満の図形である要素No.11の処理時間は、200μsである。更に、モノクロのイメージデータである要素No.20の処理時間は、50μsであり、カラーのイメージデータである要素No.21の処理時間は、300μsである。
図3及び図4より、画像オブジェクトを構成する要素の種類及び属性により、中間データをビットマップ化してビットマップデータを生成する処理時間が異なることが分かる。
画像処理能力検出部49は、図3に示されたサンプルデータを入手すると、要素No.0〜No.21の種類及び属性に応じた処理時間を算出して、図4に示されたように、各要素Noに対応した処理時間を画像処理能力情報記録部51に記録する。中間データにおけるラスタライズ部47の処理時間は、図3に示すサンプルデータの要素Noが中間データ中にそれぞれ何個あるかを特定し、その個数と各要素Noに対応する処理時間の合計により算出される。
図5は、図1中の画像処理部31の構成の概略を示すブロック図である。
画像処理部31は、全体を制御するメイン制御部60を有している。メイン制御部60には、データ送受信部30と、印刷制御部32と、中間データをビットマップデータに変換して印刷データを生成する第2印刷データ生成手段としてのラスタライズ部61とが接続されている。
画像処理部31は、全体を制御するメイン制御部60を有している。メイン制御部60には、データ送受信部30と、印刷制御部32と、中間データをビットマップデータに変換して印刷データを生成する第2印刷データ生成手段としてのラスタライズ部61とが接続されている。
ラスタライズ部61には、PC1から送信されたサンプルデータによりプリンタ3のラスタライズ部61における第2処理能力を検出する第2処理能力取得手段としての画像形成能力検出部62と、画像形成能力検出部62が第2処理能力を検出する際に使用するタイマ63と、ラスタライズ部61にて生成されたビットマップデータを格納するビットマップデータ格納部64が接続されている。
(実施例1の動作)
図6は、実施例1における印刷処理の概略を示すフローチャートである。
図6は、実施例1における印刷処理の概略を示すフローチャートである。
先ず、図6を用いて実施例1における画像処理システムにおける印刷処理の概略について説明する。
ユーザがPC1に対して印刷要求の操作をすると、印刷処理が開始され、ステップS1へ進む。ステップS1において、PC1内のアプリケーション10は、ユーザからの印刷要求を受け付けると、プリンタドライバ11に対し、印刷用アプリケーションデータと共に印刷要求を通知する。アプリケーション10から印刷要求を受けると、プリンタドライバ11は、メイン制御部40に印刷要求を指示する。印刷要求を受けると、プリンタドライバ11内のメイン制御部40は、ページ記述言語変換部41に対して印刷用アプリケーションデータをページ記述言語の中間データへ変換するよう指示する。ページ記述言語変換部42は、印刷用アプリケーションデータをページ記述言語の中間データへ変換し、変換された中間データを中間データ格納部42へ格納し、ステップS2へ進む。
ステップS2において、ビットマップデータ量予測部43は、生成された1ページ分の中間データをビットマップデータに変換した場合のビットマップデータ量を予測し、ステップS3へ進む。ステップS2におけるビットマップデータ量予測部43により予測されるビットマップデータ量は、PC1のラスタライズ部47において、中間データに基づいてビットマップデータを生成した場合のプリンタ3へのデータ転送量に該当する。
ここで、ビットマップデータ量の予測は、例えば、用紙サイズA4で解像度600dpiのカラーデータを印刷する場合は、全体として16MByteのデータサイズになる。プリンタ3へデータを送信する際は、このデータを圧縮して送信することになるが、中間データのままでは圧縮率が正確に求めることができない。そのため、中間データ中の描画オブジェクトの数と大きさによってビットマップデータの圧縮率を予測する。描画オブジェクトの数や大きさが小さければ圧縮率は大きいので、1/20位のデータサイズ、即ち、0.8MByteとする。一方、描画オブジェクトの数や大きさが大きい場合は、イメージデータが殆どであるため、圧縮率は小さく、1/5位のデータサイズ、即ち、3.2MByteとする。
ステップS3において、処理判定部50は、PC1内のラスタライズ部47と、プリンタ3内のラスタライズ部61とのどちらでラスタライズ処理を実行した方が速いかを判定し、ステップS4へ進む。ステップS4において、処理判定部50がPC1内のラスタライズ部47の処理の方が速いと判定した場合は(Y)、ステップS5へ進む。
ステップS5において、メイン制御部40は、ラスタライズ部47に対し、中間データ格納部42に格納されている中間データをビットマップ化するように要求する。ラスタライズ部47は、メイン制御部40からのビットマップ化の要求を受けると、中間データ格納部42に格納されている中間データを読み出して、読み出した中間データをビットマップ化して印刷データを生成し、ステップS6へ進む。ステップS6において、ラスタライズ部47は、ビットマップ化した印刷データを圧縮しながらビットマップデータ格納部48へ格納すると共に、データ送受信部12を経由してビットマップデータ格納部48に格納した印刷データをプリンタ3へ転送し、ステップS8へ進む。
ステップS4において、プリンタ3内のラスタライズ部61の処理の方が速いと判定した場合は(N)、ステップS7へ進み、ステップS7において、メイン制御部40は、中間データ格納部42に格納されている中間データを読み出して、データ送受信部12を経由してプリンタ3へ転送し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、プリンタ3内のメイン制御部60は、PC1からビットマップデータを受信したときは、印刷制御部32に命令し、ビットマップデータに基づいて印刷媒体に画像を形成させ、中間データを受信したときには、ラスタライズ部61に命令して中間データに基づいてビットマップデータを生成させ、更に、印刷制御部32に命令して、ラスタライズ部61により生成されたビットマップデータに基づいて印刷媒体に画像を形成させ、印刷処理を終了する。
図7は、図2中の処理判定部50における処理能力の情報収集の処理を示すフローチャートである。
次に、図7を用いて、図6中のステップS3のラスタライズ実施判定の処理にて使用する画像処理能力情報、画像形成能力情報、及び転送能力情報の処理能力の情報収集の処理について説明する。ここで、画像処理能力情報は、第1処理能力の情報であり、画像形成能力情報は、第2処理能力の情報であり、転送能力情報は、データ転送能力の情報である。
ユーザがPC1の電源を投入すると、処理能力収集の処理が開始され、ステップS11へ進む。ステップS11において、処理判定部50は、プリンタ3へのデータ転送能力を測定するために、タイマ13を起動し、ステップS12へ進む。ステップS12において、メイン制御部40は、データ送受信部12へサンプルデータ記録部46に記録されているサンプルデータをプリンタ3へ送信するように要求し、データ送受信部12は、サンプルデータをプリンタ3へ送信し、ステップS13へ進む。
ステップS13において、処理判定部50は、データ送受信部12からの送信完了の通知を待ち、データ送受信部12から送信完了の通知を受け取ると(Y)、ステップS14へ進む。ステップS14において、処理判定部50は、タイマ13を停止し、ステップS15へ進む。
ステップS15において、処理判定部50は、タイマ13にて測定した送信要求から送信完了までの時間と、サンプルデータ記録部46に記録されているサンプルデータのデータサイズと、からプリンタ3へのデータ転送時間を算出して転送能力情報記録部53へ記録し、ステップS16へ進む。ステップS16において、処理判定部50は、プリンタ3からの画像形成能力情報の返信を待ち、画像形成能力情報の返信を受けると(Y)、ステップS17へ進む。
ステップS17において、処理判定部50は、画像形成能力情報記録部52へ画像形成能力情報を記録し、ステップS18へ進む。ステップS18において、処理判定部50は、ラスタライズ部47に対してサンプルデータ記録部46に記録されているサンプルデータをラスタライズ処理するように要求し、ステップS19へ進む。ステップS19において、処理判定部50は、ラスタライズ部47から画像処理能力情報を受け取り画像処理能力情報記録部51へ記録し、処理能力収集処理を終了する。
図8は、図2中のラスタライズ部47における処理を示すフローチャートである。
次に、図8を用いて、PC1内のラスタライズ部47のラスタライズ処理について説明する。
次に、図8を用いて、PC1内のラスタライズ部47のラスタライズ処理について説明する。
図2中のメイン制御部40から中間データのラスタライズ処理の要求が指示されると、ラスタライズ処理が開始され、ステップS21へ進む。ステップS21において、ラスタライズ部47は、メイン制御部40から与えられた中間データがサンプルデータか否かを判断し、サンプルデータでない場合は(N)、ステップS22へ進む。ステップS22において、ラスタライズ部47は、中間データをビットマップデータへ変換し、ステップS23へ進み、ステップS23において、ラスタライズ部47は、ビットマップデータをビットマップデータ格納部48に格納し、ステップS25へ進む。
ステップS21において、メイン制御部40から与えられた中間データがサンプルデータであると判断した場合(Y)、ステップS24へ進み、ステップS24において、画像処理能力検出部49は、画像処理能力情報を算出し、ステップS25へ進む。
ステップS25において、ラスタライズ部47は、メイン制御部40から与えられた中間データの処理が終了か否か判定し、中間データの処理が終了していないと判断した場合(N)、ステップS21へ戻り、ステップS21〜S25の処理を繰り返えし、中間データの処理が終了した判断した場合(Y)、ステップS26へ進む。
ステップS26において、ラスタライズ部47は、今まで処理した中間データがサンプルデータであったか否か判断し、処理したデータがサンプルデータでない場合(N)、ステップS27へ進み、今まで処理した中間データがサンプルデータの場合(Y)、ステップS28へ進む。ステップS27において、ラスタライズ部47は、ビットマップデータ生成の処理が完了したことをメイン制御部40へ通知し、ラスタライズ部47の処理を終了する。ステップS28において、ラスタライズ部47は、画像処理能力検出部49での画像処理能力情報の算出の処理が完了したことをメイン制御部40へ通知し、ラスタライズ部47の処理を終了する。
図9は、図8中のステップS24の処理を示すフローチャートである。
次に、図9を用いて、PC1内の画像処理能力検出部49における画像処理能力情報の算出処理について説明する。
次に、図9を用いて、PC1内の画像処理能力検出部49における画像処理能力情報の算出処理について説明する。
ラスタライズ部47に、サンプルデータが入力されると、画像処理能力検出部49における画像処理能力情報の算出処理が開始され、ステップS31へ進み、ステップS31において、画像処理能力検出部49は、タイマ13を起動し、ステップS32へ進む。ステップS32において、画像処理能力検出部49は、サンプルデータの1つの画像オブジェクトを取り出し、ラスタライズ部47に、ラスタライズ処理を実行させ、ステップS33へ進む。
ステップS33において、ラスタライズ処理が完了すると、画像処理能力検出部49は、タイマ13を停止し、ステップS34へ進む。ステップS34において、画像処理能力検出部49は、タイマ13の起動からラスタライズ処理が完了までの経過時間から処理時間を求め、図4に示されたフォーマットに従った順番で、要素No.と処理時間とを画像処理能力情報記録部51に記録し、画像処理能力検出部49の画像処理能力情報の算出処理を終了する。図4中の各要素No.に対応する処理時間が、画像処理能力情報に該当する。
図10は、図2中の処理判定部50におけるラスタライズ実施判定の処理を示すフローチャートである。
次に、図10を用いて、処理判定部50におけるラスタライズ実施判定の処理について説明する。
ラスタライズ実施判定処理が開始されると、ステップS41へ進む。ステップS41において、処理判定部50は、中間データのデータサイズと、転送能力情報記録部53に記録されている転送能力情報とにより、中間データをプリンタ3へ転送する第1データ転送時間T1を算出し、ステップS42へ進む。ステップS42において、処理判定部50は、ビットマップデータ量予測部43が算出したビットマップデータのデータサイズと、転送能力情報記録部53に記録されている転送能力情報と、によりビットマップデータをプリンタ3へ転送する第2データ転送時間T2を算出し、ステップS43へ進む。
ステップS43において、処理判定部50は、中間データに含まれる図3に相当する要素Noの個数を算出し、ステップS44へ進む。ステップS44において、処理判定部50は、ステップS43で算出した中間データに含まれる図3に示された画像オブジェクトの種類及び属性に該当する各個数と、画像処理情報記録部51に記録された画像処理能力情報と、からPC1でビットマップ処理をする予想の処理時間T3を算出し、ステップS45へ進む。ステップS45において、処理判定部50は、ステップS43で算出した中間データに含まれる図3に示された画像オブジェクトの種類及び属性に該当する各個数と、画像形成能力情報記録部52に格納された画像形成処理能力情報と、からプリンタ3でビットマップ処理をする予想の処理時間T4を算出し、ステップS46へ進む。
ステップS46において、時間T1,T2,T3,T4の関係が、
T1+T4<T2+T3 ・・・(1)
の場合(Y)、ステップS47へ進む。ここで、(1)式を満たす場合は、PC1から中間データをプリンタ3へ転送して、プリンタ3で中間データをビットマップ化して印刷データを生成する処理の方が、PC1で中間データをビットマップ化して印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ3へ転送する処理よりも速いことを示している。
T1+T4<T2+T3 ・・・(1)
の場合(Y)、ステップS47へ進む。ここで、(1)式を満たす場合は、PC1から中間データをプリンタ3へ転送して、プリンタ3で中間データをビットマップ化して印刷データを生成する処理の方が、PC1で中間データをビットマップ化して印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ3へ転送する処理よりも速いことを示している。
ステップS47において、PC1内の処理判定部40は、プリンタ3におけるビットマップ処理の方が速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、ラスタライズ実施判定の処理を終了する。
ステップS46において、時間T1,T2,T3,T4の関係が、
T1+T4≧T2+T3 ・・・(2)
の場合(N)、ステップS48へ進む。ここで、(2)式を満たす場合は、PC1から中間データをプリンタ3へ転送して、プリンタ3で中間データをビットマップ化して印刷データを生成する処理が、PC1で中間データをビットマップ化して印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ3へ転送する処理よりも遅いことを示している。
T1+T4≧T2+T3 ・・・(2)
の場合(N)、ステップS48へ進む。ここで、(2)式を満たす場合は、PC1から中間データをプリンタ3へ転送して、プリンタ3で中間データをビットマップ化して印刷データを生成する処理が、PC1で中間データをビットマップ化して印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタ3へ転送する処理よりも遅いことを示している。
ステップS48において、PC1内の処理判定部40は、PC1におけるビットマップ処理の方が速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、ラスタライズ実施判定の処理を終了する。
図11は、図5中の画像形成能力検出部62における処理を示すフローチャートである。
次に、図11を用いて、プリンタ3における画像形成処理能力情報の取得処理について説明する。
次に、図11を用いて、プリンタ3における画像形成処理能力情報の取得処理について説明する。
画像形成処理能力情報の取得処理が開始されると、ステップS51へ進み、メイン制御部60は、ラスタライズ部61へ受信した中間データのビットマップ処理を要求し、ステップS52へ進む。
ステップS52において、メイン制御部60は、ラスタライズ部61からのラスタライズ処理の完了通知がない場合(N)、ステップS51へ戻り、データ受信待ちへ遷移する。ステップS52において、メイン制御部60は、ラスタライズ部61からのラスタライズ処理の完了通知があった場合(Y)、ステップS53へ進む。ステップS53において、完了通知がサンプルデータのラスタライズ処理の完了通知か否かを判断し、サンプルデータ完了通知がラスタライズ処理でないと判断した場合(N)、ステップS54へ進み、ステップS54において、メイン制御部60は、印刷制御部32へ印刷を指示し、ステップS56へ進む。
ステップS53において、完了通知がサンプルデータの完了通知であると判断した場合(Y)、ステップS55へ進み、ステップS55において、メイン制御部60は、プリンタ3の画像形成能力情報をPC1へ返信し、ステップS56へ進む。
ステップS56において、メイン制御部60は、サンプルデータのラスタライズ処理の終了か否かを判断し、サンプルデータのラスタライズ処理の終了でない場合(N)、ステップS51へ戻り、データ受信待ちへ遷移し、ステップS51〜S56の処理を繰り返し、データ処理の終了である場合(Y)、プリンタ3における画像形成能力情報の取得処理を終了する。
図12は、図5中のラスタライズ部61における処理を示すフローチャートである。
更に、図12を用いてプリンタ3におけるラスタライズ処理について説明する。
更に、図12を用いてプリンタ3におけるラスタライズ処理について説明する。
プリンタ30内のメイン制御部60からデータ処理要求が指示されると、ステップS61へ進み、ステップS61において、ラスタライズ部61は、メイン制御部60から与えられた中間データがサンプルデータか否かを判断し、サンプルデータでなかった場合(N)、ステップS62へ進む。
ステップS62において、ラスタライズ部61は、入力されたデータが中間データであるか否かを判断し、中間データであると判断した場合(Y)、ステップS63へ進み、ビットマップデータであると判断した場合(N)、ステップS64へ進む。ステップS63において、ラスタライズ部61は、中間データをビットマップデータへ変換し、ステップS64へ進む。ステップS64において、ラスタライズ部61により生成されたビットマップデータをビットマップデータ格納部64へ格納し、ステップS66へ進む。
ステップS61において、ラスタライズ部61は、メイン制御部60から与えられた中間データがサンプルデータであると判定した場合(Y)、ステップS65へ進み、ステップS65において、プリンタ3内の画像形成能力検出部62は、ラスタライズ部61において中間データからビットマップデータを生成する第2処理能力を算出し、ステップS66へ進む。尚、プリンタ3内の画像形成能力検出部62での画像形成能力情報の算出処理は、PC1内の画像処理能力検出49の画像処理能力情報の算出処理と同様である。
ステップS66において、ラスタライズ部61は、データ処理の終了か否か判定し、データ処理の終了でないと判定した場合(N)、ステップS61のデータ処理に戻り、ステップS61〜S66の処理を繰り返し、データ処理の終了と判定した場合(Y)、ステップS67へ進む。
ステップS67において、ラスタライズ部61は、今まで処理したデータがサンプルデータであったか否か判断し、処理したデータがサンプルデータでない場合(N)、ステップS68へ進み、ステップS68において、ラスタライズ部61は、ビットマップデータの生成完了をメイン制御部60へ通知し、ラスタライズ部61の処理を終了する。
又、ステップS67において、ラスタライズ部61が、今まで処理したデータはサンプルデータであると判断した場合(Y)、ステップS69へ進み、ステップS69において、ラスタライズ部61は、画像形成能力検出部62における第2処理能力の算出処理の完了をメイン制御部60へ通知し、ラスタライズ部61の処理を終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1の画像形成システムによれば、PC1内の処理判断部50は、中間データのPC1からプリンタ3へのデータ転送時間T1と、プリンタ3でのビットマップ処理時間T2と、PC1でのビットマップ処理時間T3と、ビットマップデータのPC1からプリンタ3へのデータ転送時間T4と、を算出している。更に、処理判断部50は、算出された時間T1〜T4に基づいて、PC1とプリンタ3のいずれの装置でビットマップ処理を行った方が、全体の処理時間が短いかを判断するようにしている。そのため、PC1の第1処理能力が、プリンタ3の第2処理能力より劣り、PC1でビットマップデータを生成すると処理時間が長くなる場合には、プリンタ3でビットマップデータを生成することにより、画像処理の遅いPC1により印刷スピードが制限されることなく、画像処理の速いプリンタ3で画像処理を行うことにより、プリンタ本来の印刷速度で画像形成を行うことができる。
本実施例1の画像形成システムによれば、PC1内の処理判断部50は、中間データのPC1からプリンタ3へのデータ転送時間T1と、プリンタ3でのビットマップ処理時間T2と、PC1でのビットマップ処理時間T3と、ビットマップデータのPC1からプリンタ3へのデータ転送時間T4と、を算出している。更に、処理判断部50は、算出された時間T1〜T4に基づいて、PC1とプリンタ3のいずれの装置でビットマップ処理を行った方が、全体の処理時間が短いかを判断するようにしている。そのため、PC1の第1処理能力が、プリンタ3の第2処理能力より劣り、PC1でビットマップデータを生成すると処理時間が長くなる場合には、プリンタ3でビットマップデータを生成することにより、画像処理の遅いPC1により印刷スピードが制限されることなく、画像処理の速いプリンタ3で画像処理を行うことにより、プリンタ本来の印刷速度で画像形成を行うことができる。
(実施例2の構成)
図13は、本発明の実施例2における画像処理システムの構成の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図13は、本発明の実施例2における画像処理システムの構成の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の画像処理システムは、実施例1と同様のプリンタ3、実施例1とは構成及び機能が異なるPC1A、及び新たに追加された第2画像処理装置としてのクラウドコンピュータ(以下「クラウド」という。)70と、を備えている。このプリンタ3、PC1A、及びクラウド70が、実施例1とは異なるネットワーク2A上のハブ2a,2b,2cを介して、相互に通信可能に接続されている。
PC1Aは、実施例1と同様のアプリケーション10、データ送受信部12及びタイマ13と、実施例1とは構成及び機能が異なるプリンタドライバ11Aと、より構成されている。
クラウド70は、ネットワーク2Aで接続された外部の装置との通信を行うデータ送受信部71と、画像処理機能を提供する画像処理サービス72とから構成されている。
図14は、図13中のプリンタドライバ11Aの構成の概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図2と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のプリンタドライバ11Aは、実施例1と同様のページ記述言語変換部41、中間データ格納部42、ビットマップデータ量予測部43、サンプルデータ書替手段45、サンプルデータ記録部46、ラスタライズ部47、ビットマップデータ格納部48、画像処理能力検出部49、画像処理能力情報記録部51、画像形成能力情報記録部52、及び転送能力情報記録部53を有している。
更に、プリンタドライバ11Aは、実施例1の処理判定部50に代えて、実施例1とは機能が異なる処理判定部50Aを有し、クラウド70との転送能力情報を格納するクラウド転送能力情報記録部81と、クラウド70の処理能力情報を記録するクラウドサービス能力情報記録部82と、が追加されている。
処理判定部50Aは、画像処理能力情報記録部51、画像形成能力情報記録部52、転送能力情報記録部53、クラウド転送能力情報記録部81、及びクラウドサービス能力情報記録部82のそれぞれに記録された情報に基づいて、PC1A、クラウド70及びプリンタ3のいずれで、中間データをビットマップ化する処理を行うのが最も速いかを判定するものである。実施例2の画像処理システムのその他の構成は、実施例1の構成と同様である。
図15は、図13中のクラウド70の構成の概略を示すブロック図である。
クラウド70は、全体を制御するメイン制御部90を有している。メイン制御部90には、データ送受信部71と、中間データからビットマップデータを生成するラスタライズ部91と、プリンタ3とのデータ転送能力の情報を記録する画像形成装置転送能力情報記録部95とが接続されている。
クラウド70は、全体を制御するメイン制御部90を有している。メイン制御部90には、データ送受信部71と、中間データからビットマップデータを生成するラスタライズ部91と、プリンタ3とのデータ転送能力の情報を記録する画像形成装置転送能力情報記録部95とが接続されている。
ラスタライズ部91には、ラスタライズ部91により生成されたビットマップデータを格納するビットマップデータ格納部92と、ラスタライズ部91における中間データからビットマップデータを生成する第3処理能力としての画像処理サービス能力情報を取得する第3処理能力取得手段としての画像処理サービス能力検出部93とが接続されている。
画像処理サービス能力検出部93と画像形成装置転送能力情報記録部95との間には、タイマ94が接続されている。画像処理サービス能力検出部93は、タイマ94を使用して、PC1Aから送信されたサンプルデータがクラウド70内のラスタライズ部91でビットマップ処理される画像処理サービス能力情報を取得するものである。
(実施例2の動作)
図16は、本実施例2における印刷処理の概略を示すフローチャートであり、実施例1の印刷処理を示す図6中の共通の要素には共通の符号が付されている。
図16は、本実施例2における印刷処理の概略を示すフローチャートであり、実施例1の印刷処理を示す図6中の共通の要素には共通の符号が付されている。
先ず、図16を用いて本実施例2における画像処理システムにおける印刷処理の概略について説明する。
ユーザがPC1Aに対して印刷要求の操作をすると、印刷処理が開始され、ステップS1へ進み、ステップS1において、PC1A内のアプリケーション10は、ユーザからの印刷要求を受け付けると、プリンタドライバ11Aに対し、印刷用アプリケーションデータと共に印刷要求を通知する。アプリケーション10から印刷要求を受けると、プリンタドライバ11Aは、メイン制御部40に印刷要求を指示する。印刷要求を受けると、プリンタドライバ11A内のメイン制御部40は、ページ記述言語変換部41に対して印刷用アプリケーションデータをページ記述言語の中間データへ変換し、変換した中間データを中間データ格納部42へ格納し、ステップS2Aへ進む。
ステップS2Aにおいて、ビットマップデータ量予測部43は、生成された1ページ分の中間データをビットマップデータに変換した場合のビットマップデータ量を予測し、ステップS3Aへ進む。ここで、ビットマップデータ量の予測の処理は、実施例1におけるビットマップデータ量の予測の処理と同様である。
ステップS3Aにおいて、処理判定部50Aは、PC1A内のラスタライズ部47、プリンタ3内のラスタライズ部61、及びクラウド70内のラスタライズ部91のいずれでビットマップ処理を実行したら速いかを判定し、ステップS4へ進む。ステップS4において、処理判定部50Aは、PC1Aのラスタライズ部47が速いと判断した場合(Y)、ステップS5へ進み、ステップS5において、メイン制御部40は、PC1A内のラスタライズ部47に対し、中間データ格納部42の中間データをビットマップ化するように要求し、ステップS6へ進む。ステップS6において、ラスタライズ部47は、ビットマップ化した印刷データを圧縮しながらビットマップデータ格納部48へ格納すると共に、データ送受信部12を経由してビットマップデータ格納部48に格納したビットマップデータをプリンタ3へ転送し、ステップS8へ進む。
ステップS4において、処理判定部50Aが、PC1A内のラスタライズ部47が遅いと判断した場合(N)、ステップS71へ進む。ステップS71において、クラウド70でビットマップ化した方が速いか否かが判定され、クラウド70でビットマップ化した方が速いと判断した場合(Y)、S72へ進み、ステップS72において、クラウド70内のラスタライズ部91でビットマップ化の処理を実行し、ステップS73へ進む。ステップS73において、クラウド70内のメイン制御部90は、ビットマップデータをプリンタ3へ転送し、ステップS8へ進む。
ステップS71において、処理判定部50Aが、クラウド70でビットマップ化した方が遅いと判断した場合(N)、ステップS74へ進む。ステップS74において、PC1A内のメイン制御部40は、中間データをプリンタ3へ転送し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、プリンタ3内のメイン制御部60は、PC1A又はクラウド70からビットマップデータを受信したときには、印刷制御部32に命令し、受信したビットマップデータに基づいて印刷媒体に画像を形成させる。ステップS8において、プリンタ3内のメイン制御部60は、中間データを受信したときには、ラスタライズ部61命令して中間データに基づいてビットマップデータを生成させ、更に、印刷制御部32に命令して、ラスタライズ部61により生成されたビットマップデータに基づいて印刷媒体に画像を形成させ、印刷処理を終了する。
図17は、図13中の処理判定部50Aにおける処理能力収集の処理を示すフローチャートであり、実施例1の処理判断部50の処理を示す図7と共通の要素には共通の符号が付されている。
次に、図17を用いて、図16中のステップS3Aのラスタライズ実施判定処理にて使用する画像処理能力、画像形成能力情報、クラウドサービス能力情報、及び画像形成装置との転送能力情報、クラウドとの転送能力情報の処理能力の情報収集の処理について説明する。ここで、クラウドサービス能力情報は、第3処理能力の情報である。
ユーザがPC1Aの電源を投入すると、処理判定部50Aの処理能力収集の処理が開始され、ステップS11へ進む。ステップS11において、処理判定部50Aは、プリンタ3へのデータ転送能力を測定するために、タイマ13を起動し、ステップS12へ進む。ステップS12において、メイン制御部40は、サンプルデータ記録部46に記録されているサンプルデータをプリンタ3へ送信するように、データ送受信部12へ送信要求し、ステップS13へ進む。ステップS13において、処理判定部50Aは、データ送受信部12からの送信完了を待ち、データ送受信部12から送信完了を受け取ると(Y)、ステップS14へ進む。
ステップS14において、処理判定部50Aは、タイマ13を停止し、ステップS15へ進む。ステップS15において、処理判定部50Aは、タイマ13にて測定した送信要求から送信完了までの時間と、サンプルデータ記録部46に格納されているサンプルデータのデータサイズとからプリンタ3へのデータ転送時間を算出し、転送能力情報記録部53へ記録し、ステップS16へ進む。ステップS16において、処理判定部50Aは、プリンタ3から第2処理能力の情報の返信を待ち、プリンタ3から第2処理能力の情報の返信を受け取ったら(Y)、ステップS17へ進む。
ステップS17において、処理判定部50Aは、画像形成能力情報記録部52へ第2処理能力の情報としての画像形成能力情報を記録し、ステップS81へ進む。ステップS81において、処理判定部50Aは、クラウド70へのデータ転送能力を測定するために、タイマ13を起動し、ステップS82へ進む。ステップS82において、データ送受信部12に対して、サンプルデータ記録部46に格納されているサンプルデータをクラウド70へ送信要求し、ステップS83へ進む。ステップS83において、処理判定部50Aは、データ送受信部12からの送信完了を待ち、送信完了を受け取ると(Y)、ステップS84へ進む。ステップS84において、処理判定部50Aは、タイマ13を停止し、ステップS85へ進む。ステップS85において、処理判定部50Aは、タイマ13にて測定した送信要求から送信完了までの時間とサンプルデータ記録部46に格納されているサンプルデータのデータサイズとからクラウド70へのデータ転送時間を算出し、クラウド転送能力情報記録部81へ記録し、ステップS86へ進む。
ステップS86において、処理判定部50Aは、クラウド70からクラウドサービス能力情報の返信を待ち、クラウド70からクラウドサービス能力情報とクラウド70とプリンタ3との間のデータ転送能力情報の返信を受け取ったら(Y)、ステップS87へ進む。ステップS87において、処理判定部50Aは、クラウド70からクラウドサービス能力情報と、クラウド70とプリンタ3との間のデータ転送能力の情報との返信を受け取ったらクラウドサービス能力情報記録部82へ記録し、ステップS18へ進む。
ステップS18において、処理判定部50Aは、ラスタライズ部47に対してサンプルデータ記録部46に記録されているサンプルデータをビットマップ化する処理を要求し、ステップS19へ進む。ステップS19において、処理判定部50Aは、ラスタライズ部47から画像処理能力情報を受け取り、画像処理能力情報記録部51へ記録し、処理能力の情報収集の処理を終了する。
図18は、図14中の処理判定部50Aのラスタライズ実施判定の処理を示すフローチャートである。
次に、図18を用いて、処理判定部50Aにおけるラスタライズ実施判定の処理について説明する。
ラスタライズ実施判定の処理が開始されると、ステップS91へ進み、ステップS91において、処理判定部50Aは、中間データのデータサイズと、転送能力情報記録部53に記録されているプリンタ3へのデータ転送能力の情報とにより、中間データをプリンタ3へ転送するデータ転送時間T11を算出し、ステップS92へ進む。ステップS92において、処理判定部50Aは、ビットマップデータ量予測部43にて算出したラスタデータサイズと、データ転送能力の情報とにより、ビットマップデータをプリンタ3へ転送するデータ転送時間T12を算出し、ステップS93へ進む。
ステップS93において、処理判定部50Aは、中間データのデータサイズと、転送能力情報記録部82に記録されているクラウド70とのデータ転送能力の情報とにより、中間データをクラウド70へ転送するデータ転送時間T13を算出し、ステップS94へ進む。ステップS94において、処理判定部50Aは、ビットマップデータ量予測部43にて算出したビットマップデータのデータサイズと、クラウド70とプリンタ3との間のデータ転送能力の情報とにより、ビットマップデータをクラウド70へ転送するデータ転送時間T14を算出し、ステップS95へ進む。ステップS95において、処理判定部50Aは、中間データに含まれる図3に相当する要素Noの個数を算出し、ステップS96へ進む。
ステップS96において、処理判定部50Aは、ステップS95で算出した中間データに含まれる実施例1で示した画像オブジェクトの種類及び属性に該当する各個数と、クラウドサービス能力情報記録部82に記録された第3処理能力の情報と、からクラウド70でビットマップ化した場合の予想の処理時間T15を算出し、ステップS97へ進む。ステップS97において、処理判定部50Aは、ステップS95で算出した中間データに含まれる画像オブジェクトの種類及び属性に該当する各個数と、画像処理能力情報記録部51に記録された第1処理能力の情報とから、PC1Aでビットマップ化した場合の予想の処理時間T16を算出し、ステップS98へ進む。ステップS98において、処理判定部50Aは、中間データに含まれる画像オブジェクトの種類及び属性に該当する各個数と、画像形成能力情報記録部52に記録された第2処理能力の情報とにより、プリンタ3でビットマップ化した場合の予想の処理時間T17を算出し、ステップS99へ進む。
ステップS99において、時間T11〜T17の関係が、下記(3)式かつ(4)式
T12+T16<T11+T17 ・・・(3)
T12+T16<T13+T14+T15 ・・・(4)
を満たす場合(Y)、ステップS100へ進み、ステップS100において、PC1Aでビットマップ化するのが速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、処理を終了する。ここで、(3)式は、PC1Aでビットマップ処理をして得られたビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをプリンタ3へ転送し、プリンタ3でビットマップ処理をしてビットマップデータを得る処理より速いということであり、(4)式は、PC1Aでビットマップ処理をして得られたビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをクラウド70に転送し、クラウド70で中間データのビットマップ処理をしてビットマップデータを得て、更に、ビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理より速いということである。
T12+T16<T11+T17 ・・・(3)
T12+T16<T13+T14+T15 ・・・(4)
を満たす場合(Y)、ステップS100へ進み、ステップS100において、PC1Aでビットマップ化するのが速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、処理を終了する。ここで、(3)式は、PC1Aでビットマップ処理をして得られたビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをプリンタ3へ転送し、プリンタ3でビットマップ処理をしてビットマップデータを得る処理より速いということであり、(4)式は、PC1Aでビットマップ処理をして得られたビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをクラウド70に転送し、クラウド70で中間データのビットマップ処理をしてビットマップデータを得て、更に、ビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理より速いということである。
ステップS99において、上記(3)式かつ(4)式を満たさない場合には(N)、ステップS101へ進む。
ステップS101において、時間T11〜T17の関係が、
T13+T14+T15<T11+T17 ・・・(5)
の場合(Y)、ステップS102へ進む。ここで、(5)式は、中間データをクラウド70に転送し、クラウド70で中間データのビットマップ処理をしてビットマップデータを得て、ビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをプリンタ3へ転送し、プリンタ3で中間データをビットマップ処理してビットマップデータを得る処理より速いということである。
T13+T14+T15<T11+T17 ・・・(5)
の場合(Y)、ステップS102へ進む。ここで、(5)式は、中間データをクラウド70に転送し、クラウド70で中間データのビットマップ処理をしてビットマップデータを得て、ビットマップデータをプリンタ3へ転送する処理が、中間データをプリンタ3へ転送し、プリンタ3で中間データをビットマップ処理してビットマップデータを得る処理より速いということである。
ステップS102において、(5)式を満たす場合は、処理判定部50Aは、クラウド70にてビットマップ化する方が速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、処理を終了する。
ステップS101において、時間T11〜T17の関係が、上記(5)式を満たさない場合には(N)、ステップS103へ進み、ステップS103において、処理判定部50Aは、プリンタ3にてビットマップ化する方が速いと判断した結果をメイン制御部40へ通知し、処理を終了する。
図19は、図13中のクラウド70上のラスタライズ処理を示すフローチャートであり、実施例1のラスタライズ処理を示す図8中の共通の要素には共通の符号が付されている。
次に、図19を用いてクラウド70の画像処理サービス72におけるビットマップ処理について説明する。
図15中のメイン制御部90からデータ処理要求が指示されると、ビットマップ処理が開始され、ステップS21へ進み、ステップS21において、ラスタライズ部91は、性能測定用のサンプルデータか否かを判断し、サンプルデータでない場合は(N)、ステップS22へ進む。ステップS22において、ラスタライズ部91は、中間データをビットマップデータへ変換し、ステップS23へ進み、ステップS23において、ビットマップデータをビットマップデータ格納部92に格納し、ステップS25へ進む。
ステップS21において、サンプルデータであった場合(Y)、ステップS24へ進み、ステップS24において、画像処理サービス能力検出部93で第3処理能力としての画像処理サービス能力の情報を算出し、ステップS25へ進む。
ステップS25において、ラスタライズ部91は、中間データの処理が終了したか否かを判定し、中間データの処理の終了していないと判断した場合(N)、ステップS21へ戻り、ステップS21〜S25の処理を繰り返す。
ステップS25において、中間データの処理が終了と判断した場合(Y)、ステップS26へ進み、ステップS26において、ラスタライズ部91は、今まで処理した中間データがサンプルデータであったか否か判断する。ステップS26において、ラスタライズ部91は、今まで処理した中間データがサンプルデータでないと判断した場合(N)、ステップS27Aへ進み、処理した中間データがサンプルデータであると判断した場合(Y)、ステップS28へ進む。
ステップS27Aにおいて、ラスタライズ部91は、今まで生成したビットマップデータをプリンタ3へ送信し、ラスタライズ処理を終了する。ステップS28において、ラスタライズ部94は、画像処理サービス能力検出部92で算出した第3処理能力としての画像処理サービス処理能力の情報をメイン制御部90及びデータ送受信部71を介してPC1Aに通知して、ラスタライズ処理を終了する。
図20は、図15中の画像処理サービス処理能力検出部93の処理を示すフローチャートであり、実施例1を示す図9と共通の要素には共通の符号が付されている。
更に、図20を用いて、PC1Aへ返信する第2処理能力の情報とクラウド70と画像形成装置3との間のデータ転送能力の算出について説明する。
画像処理サービスの第3処理能力を算出するステップS31〜S34の処理は、実施例1と同様である。
ステップS34の処理が終了すると、ステップS110へ進む。ステップS110において、画像処理サービス能力検出部93は、受け取ったサンプルデータをネットワーク2A上の図示しないメモリに保持し、ステップS111へ進む。ステップS111において、画像処理サービス能力検出部93は、サンプルデータの処理が終了したか否かを判断し、サンプルデータの処理が終了と判断した場合(Y)、ステップS112へ進み、サンプルデータの処理が終了でないと判断した場合は、処理を終了する。
ステップS112において、画像処理サービス処理能力検出部93は、タイマ94を起動し、ステップS113へ進む。ステップS113において、ステップS110にてネットワーク2A上のメモリに保持されたサンプルデータをデータ送受信部71を経由してプリンタ3へ送信し、ステップS114へ進む。ステップS114において、画像処理サービス能力検出部93は、データ送受信部71からの送信完了の通知を待ち、送信完了の通知を受けると(Y)、ステップS115へ進む。ステップS115において、タイマ93を停止し、クラウド70からプリンタ3へのデータ転送時間を算出し、ステップS116へ進む。ステップ116において、サンプルデータを消去して、画像処理サービス能力検出部82の処理を終了する。
(実施例2の効果)
本実施例2の画像形成システムによれば、第1画像処理装置1A内の処理判定部50Aは、PC1Aからプリンタ3への中間データのデータ転送時間T11、PC1Aからプリンタ3へのビットマップデータのデータ転送時間T12、PC1Aからクラウド70への中間データのデータ転送時間T13、PC1Aからクラウド70へのビットマップデータのデータ転送時間T14、クラウド70でのビットマップ処理時間T15、PC1Aでのビットマップ処理時間T16、及びプリンタ3でのビットマップ処理時間T17を算出する。更に、処理判定部50Aは、算出した時間T11〜T17に基づいて、PC1A、クラウド70及びプリンタ3のいずれの装置でビットマップ処理をするのが速いかを判定し、1番処理の速い装置でビットマップ処理を行うようにしている。これにより、実施例1の効果に加え、クラウド70を用いたクラウドコンピューティングサービスも含め、最速の印刷速度が実現できる。
本実施例2の画像形成システムによれば、第1画像処理装置1A内の処理判定部50Aは、PC1Aからプリンタ3への中間データのデータ転送時間T11、PC1Aからプリンタ3へのビットマップデータのデータ転送時間T12、PC1Aからクラウド70への中間データのデータ転送時間T13、PC1Aからクラウド70へのビットマップデータのデータ転送時間T14、クラウド70でのビットマップ処理時間T15、PC1Aでのビットマップ処理時間T16、及びプリンタ3でのビットマップ処理時間T17を算出する。更に、処理判定部50Aは、算出した時間T11〜T17に基づいて、PC1A、クラウド70及びプリンタ3のいずれの装置でビットマップ処理をするのが速いかを判定し、1番処理の速い装置でビットマップ処理を行うようにしている。これにより、実施例1の効果に加え、クラウド70を用いたクラウドコンピューティングサービスも含め、最速の印刷速度が実現できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形例が可能である。この利用形態や変形例として、例えば、次の(1)〜(3)のようなものがある。
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形例が可能である。この利用形態や変形例として、例えば、次の(1)〜(3)のようなものがある。
(1) 実施例1の画像処理システムは、PC1とプリンタ3とがUSBケーブル2で接続されているとして説明したが、PC1とプリンタ3とを通信可能に接続するものであれば良く、例えば、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等であっても良い。
(2) 実施例1の画像処理システムは、PC1とプリンタ3とが通信可能に接続され、実施例2の画像処理システムは、PC1A、クラウド70及びプリンタ3が、通信可能に相互に接続されている例を説明したが、通信可能に接続される装置は、実施例1及び2に限定されない。例えば、ネットワークに画像処理装置としてのコンピュータを3台以上接続した画像処理システムにも適用可能である。
(3) 実施例1、2の画像処理システムの説明では、画像形成装置をプリンタ3として説明したが、画像形成装置はプリンタ3に限定されない。例えば、プリンタ3以外の複合機等の画像形成装置を用いた画像処理システムにも適用可能である。
1,1A PC
2 USBケーブル
2A ネットワーク
3 プリンタ
10 アプリケーション
11,11A プリンタドライバ
12,30,71 データ送受信部
13,63,94 タイマ
31 画像処理部
32 印刷制御部
40,60,90 メイン制御部
41 ページ記述言語変換部
42 中間データ格納部
43 ビットマップデータ量予測部
45 サンプルデータ書き替え手段
46 サンプルデータ記録部
47,61,91 ラスタライズ部
48,64,92 ビットマップデータ格納部
49 画像処理能力検出部
50,50A 処理判定部
51 画像処理能力情報記録部
52 画像形成能力情報記録部
53 転送能力情報記録部
62 画像形成能力検出部
70 クラウド
72 画像処理サービス
81 クラウド転送能力情報記録部
82 クラウドサービス能力情報記録部
93 画像処理サービス能力検出部
95 画像形成装置転送能力情報記録部
2 USBケーブル
2A ネットワーク
3 プリンタ
10 アプリケーション
11,11A プリンタドライバ
12,30,71 データ送受信部
13,63,94 タイマ
31 画像処理部
32 印刷制御部
40,60,90 メイン制御部
41 ページ記述言語変換部
42 中間データ格納部
43 ビットマップデータ量予測部
45 サンプルデータ書き替え手段
46 サンプルデータ記録部
47,61,91 ラスタライズ部
48,64,92 ビットマップデータ格納部
49 画像処理能力検出部
50,50A 処理判定部
51 画像処理能力情報記録部
52 画像形成能力情報記録部
53 転送能力情報記録部
62 画像形成能力検出部
70 クラウド
72 画像処理サービス
81 クラウド転送能力情報記録部
82 クラウドサービス能力情報記録部
93 画像処理サービス能力検出部
95 画像形成装置転送能力情報記録部
Claims (8)
- 印刷要求を受けて、中間データを含む印刷データを生成して出力する第1画像処理装置と、前記印刷データに基づいて印刷媒体に画像を形成する画像形成装置と、が相互に通信可能に接続された画像処理システムにおいて、
前記第1画像処理装置は、
前記中間データを生成する中間データ生成手段と、
前記中間データから前記印刷データを生成する第1印刷データ生成手段と、
前記第1印刷データ生成手段における第1処理能力を取得する第1処理能力取得手段と、
前記画像形成装置へ問い合わせて、前記画像形成装置における前記中間データから前記印刷データを生成する第2印刷データ生成手段における第2処理能力を取得する第2処理能力取得手段と、
前記第1処理能力の情報及び前記第2処理能力の情報に基づいて、前記第1印刷データ生成手段による前記印刷データの生成を実行するか否かを判断する処理判断部と、
を有することを特徴とする画像処理システム。 - 前記画像形成装置は、
前記中間データから前記印刷データを生成する前記第2印刷データ生成手段と、
前記第2画像データ生成手段における前記第2処理能力を検出し、検出した前記第2処理能力の情報を前記第1画像処理装置へ与える画像形成能力検出部と、
を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。 - 前記第1処理能力取得手段は、
前記第1印刷データ生成手段において、サンプルデータを処理した第1利用履歴に基づいて、前記第1処理能力を検出し、
前記画像形成能力検出部は、
前記第2印刷データ生成手段において、前記サンプルデータを処理した第2利用履歴に基づいて、前記第2処理能力を検出することを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。 - 前記第1画像処理装置は、
前記サンプルデータを書き替えるサンプルデータ書替手段と、
前記サンプルデータを記録するサンプルデータ記録部と、を有し、
前記サンプルデータ書替手段は、
任意のタイミングで、前記第1処理能力取得手段又は前記画像形成能力検出部を起動することで、前記第1処理能力及び前記第2処理能力を検出することを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。 - 前記第1画像処理装置は、前記サンプルデータを記録する記録部を有し、
前記サンプルデータ書替手段は、
前記記録部から読み出した前記サンプルデータを任意タイミングで与えることで、前記第1処理能力取得手段及び前記画像形成能力検出部を起動して、前記第1処理能力及び前記第2処理能力を検出することを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。 - 前記サンプルデータ書替手段は、
前記サンプルデータの変更が可能であることを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。 - 請求項2記載の画像処理システムは、更に、
前記第1画像処理装置とは機能が異なる第2画像処理装置を有し、
前記第2画像処理装置は、
前記中間データから前記印刷データを生成する第3印刷データ生成手段と、
前記第3印刷データ生成手段が前記印刷データを生成する第3処理能力を取得する第3処理能力取得手段と、を有し、
前記第1画像処理装置は、
前記第1処理能力取得手段にて取得された前記第1処理能力の情報と、前記画像形成能力検出部にて検出された前記第2処理能力の情報と、前記第3処理能力取得手段にて取得された前記第3処理能力の情報と、に基づいて、前記第1印刷データ生成手段、前記第2印刷データ生成手段、又は前記第3印刷データ生成手段のいずれか1つで前記印刷データを生成することを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項2〜7のいずれか1項記載の画像処理システムにおいて、
前記第1画像処理置は、更に、
前記第1印刷データ生成手段で生成された前記印刷データのデータサイズを記録する印刷データサイズ記録手段と、
前記第1印刷データ生成手段での前記印刷データの生成時間を計測する計測手段と、
前記第1印刷データ生成手段で生成された前記印刷データを前記画像形成装置へ転送する転送手段と、
前記転送手段における転送速度を検出する転送速度検出手段と、
前記印刷データサイズ記録手段に記録された前記データサイズと、前記転送速度検出手段で検出された前記転送速度と、により、前記印刷データの転送時間を算出する印刷データ転送時間検出手段と、
前記第2処理能力取得手段で取得された前記第2処理能力の情報と、前記計測手段で計測された前記生成時間と、に基づいて、前記第2印刷データ生成手段における印刷データ処理時間を算出する印刷データ処理時間算出手段と、
前記印刷データ転送時間算出手段で算出された前記印刷転送時間と、前記印刷データ処理時間算出手段で算出された前記印刷データ処理時間と、に基づいて、前記第1印刷データ生成手段で生成された前記印刷データを前記画像形成装置に転送するか、前記中間データを前記第2印刷データ生成手段に転送するかを判断する転送判断手段と、
を有することを特徴とする画像処理システム。
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JP2003196045A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-11 | Canon Inc | 使用資源の選択方法及びそれを実現するプリンティングシステム |
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2013
- 2013-03-14 JP JP2013052212A patent/JP2014178866A/ja active Pending
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