JP2014177839A - 土のう充填機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造で、土のう袋の着脱作業を容易に行うことができ、専用の重機等を使用しなくても、誰でも簡単に複数の土のう袋に土砂等の充填物を充填でき、また、重機等を併用すれば、同時或いは短時間で連続的に複数の土のう袋に充填物を充填でき、作業者の負担を軽減して生産性を向上でき、特に枕土のう用の土のう袋への充填物の充填に好適に用いられる省力性、連続作業性、作業効率性、量産性に優れた土のう充填機の提供。
【解決手段】(a)器部と、器部に穿設された1乃至複数の開口部と、器部の底面側の各々の開口部の周辺に形成された溝状の係合部と、を有する充填機本体と、(b)筒状に形成され下端側が土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部と、ガイド部の上端側の投入口の外周に形成され充填機本体の各々の係合部に着脱自在に保持される保持部と、を有する土のう袋装着部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の土のう袋に効率的に充填物を充填することができる土のう充填機に関するものである。
従来、大雨等による斜面の崩壊や堤防の決壊,道路冠水等の災害現場、河川工事現場等では、被害の拡大の防止や止水等の応急措置に土のうが用いられている。
通常、人手で土のうを製作する場合には、1人乃至複数人の作業者がスコップやシャベルなどを用いて土砂の投入作業などを行っている。1人で作業する場合には、一方の手で土のう袋の口を広げて持ち、他方の手に持ったスコップで土砂をすくって投入しなければならず、重労働で、腕や腰などに負担がかかり易く、作業効率が悪く、生産性に欠けるという問題があった。また、2人で作業する場合には、1人が土のう袋の口を広げて持ち、もう1人がスコップやシャベルで土砂をすくって投入することができ、作業性が向上するが、同じ動作の連続で、腰痛や疲労の発生に繋がり易く、量産性に欠けるという問題があった。
漏斗を土のう袋の開口部から挿し入れ、土砂を投入する方法やスタンド上に土のう袋を設置し、開口部を折り返してクリップなどで固定して土砂を投入する方法もあるが、漏斗の挿抜、開口部の折り返しや固定などの作業工数が増加し、連続作業性、作業の効率性に欠け、一般的には普及していない。
一方、大量の土のうや大型の土のうを製作する場合に使用される装置や器具も検討されており、例えば、(特許文献1)には、「上部が土の投入口となり下部が放出口となる上下方向に延伸した略筒形状であり、投入口から投入された土を下方に案内して放出口から放出するための1ないし複数のガイド体と、自立可能であって放出口が所定の高さに位置するようにガイド体を中空で支持する支持枠と、土嚢袋をガイド体の放出口に下方から被せてつり上げた際に、当該土嚢袋の口部分に着脱自在に係止可能な係止体と、を備えた土嚢作成装置。」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「大型土嚢袋にホッパーを挿入し、土砂投入と吊り作業が併用できる、吊上げ用装置付き大型土嚢成形ホッパー。」が開示されている。
実用新案登録第3123718号公報 実用新案登録第3129364号公報
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)では、複数のガイド体が支持枠に固定されているので、土嚢袋をガイド体の放出口に下方から被せてつり上げるようにして取付けなければならず、作業者がしゃがんだり、腰をかがめたりする必要があり、土嚢袋の取付作業性に欠けるという課題を有していた。
(2)また、(特許文献1)では、複数のガイド体が一直線状に並んで設けられており、各々のガイド体が、平板状の接続部から下方に延伸するガイド部を有しているが、各々の接続部は、支持枠の横棒に一定間隔毎に取付けられており、隣接する接続部の間には隙間が形成されているため、複数のガイド体に装着される土のう袋に土砂等を充填する際には、その隙間から土砂等がこぼれないように、各々のガイド体の位置にスコップ等の位置を合わせながら、1つずつ順番に充填作業を行わなければならず、複数の土のう袋に同時に土砂等を充填することが困難で、作業効率性、量産性に欠けるという課題を有していた。
(3)(特許文献2)では、バックホウ等を使用することにより、大型土のうを短時間で作製することができるが、専用の重機が必要であり、作業者が限られ、汎用性に欠けるという課題を有している。
(4)また、(特許文献2)は、バックホウ等を使用するので、大型土のうの作製には好適であるが、枕土のうなどの開口面積が小さい小型の土のうの作製には不向きであり、一度に複数の土のう袋に土砂等を充填することはできず、連続作業性、作業効率性に欠けるという課題を有していた。
(5)通常の土のう袋は、土砂等を充填すれば高さ幅とも形状が安定し、ある程度は自立するが、枕土のう用の土のう袋は細長く、土砂等を充填すると転倒し易くなり、作業中に常時、土のう袋を支える複数の人手が必要となるため、人手をかけることなく、複数の枕土のう用の土のう袋に同時に土砂等を充填することができる省力性、作業効率性に優れた土のう充填機の開発が望まれていた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、簡素な構造で、土のう袋の着脱作業を容易に行うことができ、専用の重機などを使用しなくても、誰でも簡単に複数の土のう袋に効率的に土砂等の充填物を充填することができ、また、重機などを併用した場合は、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや短時間の内に複数の土のう袋に連続的に充填物を充填することが可能で、作業者の負担を軽減して生産性を向上させることができ、特に枕土のう用の土のう袋への充填物の充填に好適に用いることができる省力性、連続作業性、作業効率性、量産性に優れた土のう充填機の提供を目的とする。
課題を解決するための手段及びそれによって得られる作用、効果
上記従来の課題を解決するために本発明の土のう充填機は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の土のう充填機は、土のう袋に充填物を充填するための土のう充填機であって、(a)器部と、前記器部に穿設された1乃至複数の開口部と、前記器部の底面側の各々の前記開口部の周辺に形成された係合部と、を有する充填機本体と、(b)筒状に形成され下端側が前記土のう袋の上端側開口部に挿通され前記土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部と、前記ガイド部の上端側の投入口の外周に形成され前記充填機本体の各々の前記係合部に着脱自在に保持される保持部と、を有する土のう袋装着部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用、効果が得られる。
(1)充填機本体が、器部を有するので、器部に予め大量の充填物を盛った状態で充填作業に備えることができ、充填物の補充が容易で、充填作業中に充填物をすくう必要がなく、作業者の負担を軽減することができ、充填物の充填作業性、作業の効率性に優れる。
(2)充填機本体が、器部に穿設された1乃至複数の開口部を有することにより、器部に盛られる充填物を開口部から落下させるようにして簡単に土のう袋に充填することができるので、作業者がスコップやシャベルなどを用いて充填物をすくって開口部から投入する必要がなく、作業者の腕や腰などに負担がかかり難く、作業効率性、量産性に優れる。
(3)充填機本体が、器部の底面側の各々の開口部の周辺に形成された係合部を有し、土のう袋装着部が、筒状に形成され下端側が土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部と、ガイド部の上端側の投入口の外周に形成され充填機本体の各々の係合部に着脱自在に保持される保持部と、を有するので、充填機本体から土のう袋装着部を取外した状態でガイド部に容易に土のう袋を装着することができると共に、土のう袋装着部の保持部を充填機本体の係合部に係合させるだけで、簡便に土のう袋装着部を充填機本体に保持することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(4)土のう袋装着部が、筒状に形成され下端側が土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部を有するので、土のう袋が装着された土のう袋装着部を充填機本体に取付けるだけで、充填機本体の開口部から落下する充填物をガイド部で案内して確実に土のう袋に充填することができ、充填作業の確実性、効率性に優れる。
(5)充填機本体の器部に、土のう袋装着部のガイド部に連通する複数の開口部が穿設されている場合、複数の開口部から同時に充填物を落下させて、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや土のう袋或いは土のう袋装着部を交換することなく、複数の開口部から連続的に充填物を落下させて、複数の土のう袋に短時間で充填物を充填することができ、作業効率性、量産性に優れる。
(6)土のう袋が着脱自在に装着される土のう袋装着部を充填機本体から取外すことができるので、予め多数の土のう袋装着部に土のう袋を装着しておけば、充填物の充填が完了した土のう袋が装着された土のう袋装着部と、空の土のう袋が装着された土のう袋装着部を順次、交換しながら連続的に充填作業を行うことができ、連続作業性、作業効率性、量産性に優れる。
(7)充填機本体が複数の開口部を有する場合、予備の土のう袋装着部を準備することにより、投入(充填)作業と土のう袋装着部の交換作業を並行して行うことができ、作業者の作業負担を軽減し、連続作業性、作業効率性、量産性を向上することができる。
(8)重機などを併用する場合は、充填機本体の器部に充填物を盛ることなく、直接、開口部に充填物を投入することもでき、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや短時間の内に複数の土のう袋に連続的に充填物を充填することが可能で、作業者の負担を軽減して生産性を向上させることができる。
ここで、充填機本体の器部の形状は適宜、選択することができるが、円形状や多角形状などが好適に用いられる。尚、器部の外周を囲繞する周壁部を有する場合、器部に充填物を盛って充填作業を行う際に、充填物が周囲にこぼれ難く、充填作業の効率性に優れる。また、周壁部によって器部を補強することができ、充填物の重量や荷重などが加わっても器部が変形し難く、堅牢性、耐久性に優れる。
充填機本体の開口部の数や配置は適宜、選択することができるが、器部の外周側に同一円周上に配置することが好ましい。器部の中心部に充填物を盛ることができ、その充填物を効率的に開口部に投入することができるためである。また、開口部の形状や大きさも適宜、選択することができる。
充填機本体の係合部は、土のう袋装着部の保持部を保持できるものであればよく、係合部及び保持部の形状は、適宜、選択することができる。例えば、溝状の係合部に保持部を摺動自在に保持するものでもよいし、フック状の係合部に保持部を引っ掛けるようにして保持するものでもよい。
土のう袋装着部のガイド部は、上下が開口し、上方の充填機本体の開口部から供給される充填物を上端側の投入口から下端側の排出口へと案内して土のう袋に投入する。ガイド部の形状は適宜、選択することができ、横断面が一様な円筒状や角筒状に形成してもよいが、上方から下方に向かって断面積が縮小する円錐状や角錐状などのホッパ状に形成されたものが好適に用いられる。また、ガイド部の下端側に、土のう袋の開口部よりも断面積の小さな筒状部を設けた場合、筒状部を土のう袋の開口部から挿通し易く、装着作業性に優れる。尚、筒状部の断面形状は円形状や矩形状などの形状を適宜、選択することができる。
土のう袋装着部に土のう袋を装着する場合、土のう袋装着部のガイド部を土のう袋の開口部から挿通し、土のう袋の開口部の周縁を紐やバンド等の結束手段を用いてガイド部の外周に固定することが好ましい。土のう袋に充填物を充填した後、バンド等の結束手段を緩めるだけで、土のう袋装着部のガイド部から簡単に土のう袋を分離することができ、重たい土のう袋と土のう袋装着部を同時に取り扱う必要がなく、作業性に優れる。特に、土のう袋を取り外した後に、土のう袋装着部のみを簡単に取り外すことができるので、省力性、安全性を向上させることができる。
尚、土のう袋装着部のガイド部と土のう袋をバンド等の結束手段で固定する代わりに、充填機本体の開口部の下方に、土のう袋の外周を支持して自立する保持枠を配置してもよい。充填機本体の開口部の下方に土のう袋装着部が装着されていれば、土のう袋装着部のガイド部に土のう袋が直接固定されていなくても、開口部に投入される充填物を土のう袋装着部のガイド部により、土のう袋内に案内して充填することができ、周辺への充填物の飛散を防止することができる。
土のう充填機には充填機本体の器部を底面側から支持するスタンドが配設されるが、スタンドを着脱自在にすることにより、搬送性、収納性に優れる。また、スタンドを折り畳み自在或いは分解自在にした場合は、さらに、搬送性、収納性を向上させることができる。
この土のう充填機は、枕土のう用の土のう袋への充填材の充填に好適に用いられるが、充填機本体の開口部及び土のう袋装着部のガイド部の寸法を適宜、選択することにより、様々な寸法の土のう袋に対応することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の土のう充填機であって、前記充填機本体の前記係合部が溝状に形成され、前記土のう袋装着部の前記保持部が前記ガイド部の上端側の外周にフランジ状に形成されている構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用、効果に加え、以下のような作用、効果が得られる。
(1)充填機本体の係合部が溝状に形成され、土のう袋装着部の保持部がガイド部の上端側の外周にフランジ状に形成されていることにより、土のう袋装着部を充填機本体の側方からスライドさせるようにして、フランジ状の保持部を充填機本体の係合部に係合させることができ、土のう袋装着部の着脱作業性に優れる。
ここで、土のう袋装着部のフランジ状の保持部の外形形状は、適宜、選択することができるが、矩形状のものが好ましい。保持部が矩形状に形成されている場合、充填機本体の係合部は、保持部の対向する二辺を保持するものや保持部の三辺を保持するものが好適に用いられる。
また、充填機本体の複数の開口部の内、使用しない開口部に対応する係合部には、土のう袋装着部の代わりに、外形形状がフランジ状の保持部と同様でガイド部のない閉塞板を装着することにより、容易に開口部を塞ぐことができ、使用しない開口部から充填物が落下することがなく、充填物の飛散を防止することができ、作業性に優れる。
尚、充填機本体の開口部や土のう袋装着部のフランジ状の保持部の大きさは変えずに、ガイド部の寸法のみが異なる複数種類の土のう袋装着部を用意しておけば、共通の充填機本体を用いて様々な大きさの土のう袋に対応することができ、汎用性に優れる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の土のう充填機であって、前記土のう袋装着部の前記ガイド部の下端側外周に形成された凸条又は凹条の落下防止部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用、効果に加え、以下のような作用、効果が得られる。
(1)土のう袋装着部のガイド部の下端側外周に形成された凸条又は凹条の落下防止部を有するので、ガイド部を土のう袋の開口部から挿通し、土のう袋の開口部の周縁を紐やバンドなどの結束手段を用いてガイド部の外周に固定する際に、結束手段を落下防止部に係止させることにより、土のう袋に充填物の重量が加わるなどして土のう袋と共に結束手段が下方に引張られても、結束手段と落下防止部との間に土のう袋が挟まれて保持され、土のう袋がガイド部から抜け落ちることがなく、土のう袋の固定の確実性、安定性に優れる。
ここで、凸条又は凹条の落下防止部の幅、高さ、断面形状、数は適宜、選択することができる。また、落下防止部は必ずしもガイド部の全周に設ける必要はなく、複数に分割して形成してもよい。
尚、複数条の落下防止部を形成した場合、ガイド部と土のう袋との間の摩擦を増加させることができ、土のう袋を抜け落ち難くすることができる。この場合、複数箇所を結束手段で緊縛することにより、土のう袋をさらに強固に固定することができ、固定の信頼性に優れる。
結束手段は、適宜、選択することができるが、ワンタッチで着脱できるものが着脱作業性に優れ、好適に用いられる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の土のう充填機であって、前記充填機本体の前記器部の外周部又は前記土のう袋装着部の前記保持部の外周部に形成され、前記土のう袋の前記上端側開口部を開閉する口紐又は前記土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項で得られる作用、効果に加え、以下のような作用、効果が得られる。
(1)充填機本体の器部の外周部に形成され、土のう袋の上端側開口部を開閉する口紐又は土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を有する場合、土のう袋装着部のガイド部を土のう袋に挿通した状態で保持部を充填機本体の係合部に係合させて、充填機本体に土のう袋装着部を装着した後、土のう袋の口紐又は吊り紐をフック部に引っ掛けることにより、土のう袋を簡単に固定することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(2)土のう袋装着部の保持部の外周部に形成され、土のう袋の上端側開口部を開閉する口紐又は土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を有する場合、土のう袋装着部のガイド部を土のう袋に挿通し、土のう袋の口紐又は吊り紐を保持部のフック部に引っ掛けて土のう袋装着部に土のう袋を固定した状態で、土のう袋装着部の保持部を充填機本体の係合部に係合させることにより、土のう袋を簡単に固定することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(3)土のう袋装着部の保持部の外周部にフック部が形成されている場合、複数の土のう袋装着部に予め土のう袋を固定した状態で、準備することができ、充填が完了した土のう袋及び土のう袋装着部と短時間の内に交換することが可能で、連続作業性、作業効率性に優れる。
ここで、フック部は土のう袋の口紐や吊り紐を引っ掛けることができればよく、その形状は、適宜、選択することができる。また、充填機本体の器部の外周部にフック部を形成する場合のフック部の数や配置は、充填機本体の開口部の数や配置に対応させて、適宜、選択することができる。土のう袋装着部の保持部がフランジ状(平板状)に形成されている場合は、保持部の底面側にフック部を形成することにより、固定安定性、耐久性に優れ、好ましい。
尚、フック部の根元部にロック機構を備えた回動支持部を設けてもよい。これにより、土のう袋を装着する際には、ロック機構を解除してフック部を回動させた後、フック部に口紐や吊り紐を引っ掛けてからフック部を回動させ、口紐や吊り紐を引き上げて、ロック機構でフック部をロックするだけで、フック部に口紐や吊り紐を保持することができる。また、土のう袋への充填材の充填が完了した際には、ロック機構を解除してフック部を回動させるだけで、簡単にフック部から口紐や吊り紐を外して、土のう袋装着部から土のう袋を取外すことができ、省力性、操作性に優れる。
フック部による固定と前述の結束手段による固定を併用する場合、先にフック部による固定を外してから結束手段を緩めるようにすれば、重い土のう袋を持ち上げたり、抱えたりすることなく、土のう袋装着部から簡単に取外すことができ、省力性に優れる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の土のう充填機であって、前記充填機本体の前記器部の底面側に着脱自在に配設されるスタンドを備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項で得られる作用、効果に加え、以下のような作用、効果が得られる。
(1)充填機本体の器部の底面側に着脱自在に配設されるスタンドを有するので、作業現場などの任意の場所に自立させて使用することができ、設置自在性、取扱い性に優れる。
(2)充填機本体に対してスタンドが着脱自在なので、簡単に分解(分離)して運搬や収納を行うことができ、搬送時の省力性、収納時のコンパクト性に優れる。
ここで、スタンドの形状や大きさは、充填機本体の器部の形状や大きさ、開口部の数や配置などに応じて、適宜、選択することができる。土のう袋を装着した土のう袋装着部を充填機本体に取付けた際に、スタンドと土のう袋装着部のガイド部や土のう袋が干渉しないように配置することにより、スタンドによって確実に器部を支持することができ、土のう袋への充填物の充填中に充填機本体が傾いたり、転倒したりすることがなく、土のう袋にスムーズに充填物を充填することができ、充填機本体の支持安定性、充填作業性に優れる。
尚、充填機本体の器部の底面には、スタンド係止部やスタンド嵌合部を設けてもよい。スタンド係止部又はスタンド嵌合部に、スタンドの上端側の支持部を係止又は嵌合させることにより、充填機本体とスタンドを確実に位置決め固定して、充填作業中の充填機本体の位置ずれや傾倒を確実に防止することができ、姿勢安定性、充填作業性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の土のう充填機であって、前記スタンドの脚部が伸縮自在である構成を有している。
この構成により、請求項5で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)スタンドの脚部が伸縮自在であることにより、土のう袋の大きさ(高さ)や作業者の体格などに応じて、充填機本体の高さを最適に調整して、作業効率を向上させることができ、汎用性、連続作業性、省力性に優れる。
ここで、スタンドの脚部は伸縮自在であればよく、従来公知の構造を用いることができるが、螺子止めやピン嵌合で固定するものが好適に用いられる。
実施の形態1における土のう充填機の模式平面図 実施の形態1における土のう充填機の模式側面図 実施の形態1における土のう充填機の充填機本体及び土のう袋装着部を示す模式斜視図 図1のA−A線矢視模式断面図 実施の形態1における土のう充填機の使用状態を示す模式斜視図 実施の形態1における土のう充填機の土のう袋装着部の変形例を示す要部断面模式側面図
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。尚、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における土のう充填機の模式平面図であり、図2は実施の形態1における土のう充填機の模式側面図であり、図3は実施の形態1における土のう充填機の充填機本体及び土のう袋装着部を示す模式斜視図であり、図4は図1のA−A線矢視模式断面図であり、図5は実施の形態1における土のう充填機の使用状態を示す模式斜視図である。
図1及び図2中、1は充填機本体2に後述する土のう袋装着部8が着脱自在に配設される実施の形態1における土のう充填機、3は土砂等の充填物を盛ることができる充填機本体2の円板状の器部、4は器部3の外周に立設され器部3を囲繞する充填機本体2の外周部の1つである周壁部、5は器部3の外周側の円周上に等角度間隔で穿設された充填機本体2の8箇所の開口部、6は器部3の底面側の各々の開口部5の周辺にコ字型に形成された充填機本体2の溝状の係合部である。
図2乃至図4中、7は充填機本体2の周壁部4の外側部に開口部5の位置に対応して形成されたL字型のフック部(図2及び図3)、8は充填機本体2の器部3の底面側に開口部5の位置に対応して着脱自在に配設される土のう充填機1の土のう袋装着部、9は略円筒状や略円錐状に形成され下端側が後述する土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着される土のう袋装着部8のガイド部、9aはガイド部9の上端側に形成され器部3の開口部5と連通する投入口(図3及び図4)、9bはガイド部9の下端側に形成された排出口(図4)、10は投入口9aの外周に矩形状に形成され充填機本体2の各々の係合部6(図4)に着脱自在に保持される土のう袋装着部8のフランジ状の保持部(図3及び図4)である。
図2及び図5中、11は充填機本体2の器部3の底面側に着脱自在に配設される土のう充填機1のスタンド、12は伸縮自在に形成されたスタンド11の4本の脚部、13は脚部12の上端側を連結し器部3の底面に当接して充填機本体2を支持するスタンド11の支持部、14は脚部12の下端部に円板状に形成されたスタンド11の接地部、15は伸縮させた脚部12をピン嵌合や螺子止め等で固定するスタンド11の脚部伸縮固定具、16は隣接する脚部12の途中を連結するスタンド11の連結部、20は土のう袋装着部8に着脱自在に装着される枕土のう用の土のう袋(図5)、21は土のう袋20の上端側開口部を開閉するために配設され充填機本体2のフック部7に係止される口紐である。
本実施の形態では充填機本体2の器部3を円形状に形成したが、器部3の形状は適宜、選択することができ、多角形状に形成してもよい。また、周壁部4の高さも適宜、選択することができる。
本実施の形態では8箇所の開口部5を器部3の外周側の円周上に等角度間隔で配置したことにより、図4に示したように器部3の中心部に充填物25を盛ることができ、その充填物25を効率的に各々の開口部5に投入することができる。尚、開口部5の数、形状、大きさ、配置などは適宜、選択することができる。
土のう袋装着部8のガイド部9は、上下が開口し、上方の充填機本体2の開口部5から供給される充填物25を上端側の投入口9aから下端側の排出口9bへと案内して土のう袋20に投入する。ガイド部9の形状は適宜、選択することができ、横断面が一様な円筒状や角筒状に形成してもよいが、図4に示したように上方から下方に向かって断面積が縮小する円錐状などのホッパ状に形成した場合、ガイド部9の下端側を土のう袋20の上端側開口部に挿通し易く、また充填物25もガイド部9に沿ってスムーズに充填され易く、作業性、取扱い性に優れる。
土のう袋装着部8の保持部10は、充填機本体2の係合部6に対して着脱自在であればよく、保持部10及び係合部6の形状は、適宜、選択することができるが、本実施の形態のように土のう袋装着部8の保持部10を外形形状が矩形のフランジ状に形成した場合、図1に示したように充填機本体2の係合部6を溝状に形成してコ字型に配置することにより、保持部10の三辺を保持することができ、土のう袋装着部8の固定安定性に優れる。また、コ字型に配置された係合部6が器部3の外周側に開口しているので、土のう袋装着部8を器部3の外側から容易に挿抜することができ、土のう袋装着部8の着脱作業性に優れる。
スタンド11は充填機本体2の器部3を底面側から支持できるものであればよく、その形状や大きさは、器部3の形状や大きさ、開口部5の数や配置などに応じて、適宜、選択することができる。土のう袋20を装着した土のう袋装着部8を充填機本体2に取付けた際に、スタンド11と土のう袋装着部8のガイド部9や土のう袋20が干渉しないように配置することにより、スタンド11によって確実に器部3を支持することができ、土のう袋20への充填物25の充填中に充填機本体2が傾いたり、転倒したりすることがなく、土のう袋20にスムーズに充填物25を充填することができ、充填機本体2の支持安定性、充填作業性に優れる。
尚、充填機本体2の器部3の底面には、スタンド11の上端側の支持部13(図2参照)を係止又は嵌合させるスタンド係止部やスタンド嵌合部を設けてもよい。これにより、充填機本体2とスタンド11を確実に位置決め固定して、充填作業中の充填機本体2の位置ずれや傾倒を確実に防止することができ、姿勢安定性、充填作業性を向上させることができる。
また、スタンド11を着脱自在にすることにより、搬送性、収納性に優れる。さらに、スタンド11を折り畳み自在或いは分解自在にした場合は、搬送性、収納性を向上させることができる。
尚、スタンド11に対し、充填機本体2が回動自在に支持した場合、重機などを利用して一定の位置から充填物25を落下させながら、所定の間隔で充填機本体2を回転させ、各々の開口部5から充填物25を投入し、装着された複数の土のう袋20に順次、充填することもできる。
この土のう充填機1は、枕土のう用の土のう袋20への充填材25の充填に好適に用いられるが、充填機本体2の開口部5及び土のう袋装着部8のガイド部9の寸法を適宜、選択することにより、様々な寸法の土のう袋25に対応することができる。尚、充填機本体2の開口部5や土のう袋装着部8の保持部10の大きさは変えずに、ガイド部9の寸法のみが異なる複数種類の土のう袋装着部8を用意しておけば、共通の充填機本体2を用いて土のう袋装着部8を交換するだけで様々な大きさの土のう袋20に対応することができ、汎用性に優れる。
フック部7は土のう袋20の口紐21や吊り紐を引っ掛けることができればよく、その形状は、適宜、選択することができる。また、フック部7の数や配置は、充填機本体2の開口部5の数や配置に対応させて、適宜、選択することができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における土のう充填機の使用方法について説明する。
まず、図3に示すように、充填機本体2から土のう袋装着部8を取外した状態で、土のう袋20の上端側開口部に土のう袋装着部8のガイド部9を挿通する。そして、土のう袋装着部8の保持部10を充填機本体2の器部3の外側から係合部6に差込み(図4参照)、土のう袋20の口紐21を充填機本体2のフック部7に係止して、土のう袋20の装着が完了する(図5)。
重機或いはスコップやシャベルなどを用いて人手で、充填機本体2の器部3の中央部に土砂等の充填物25を盛り、鋤簾などを用いて充填物25を均すようにして各々の開口部5から落下させて、短時間で効率的に複数の土のう袋20に充填物25を充填することができる。尚、重機等を用いる場合は、充填機本体2の開口部5に直接、充填物25を投入することもでき、作業時間を短縮し、作業者の負担を軽減することができる。
充填が完了した土のう袋20は、フック部7から口紐21を外すだけで、簡単に土のう袋装着部8から取外すことができるので、他の土のう袋20に充填している間に、充填機本体2から土のう袋装着部8を取外し、新たな土のう袋20を装着した土のう袋装着部8と交換することにより、連続的に充填を行うことができる。
次に、本発明の実施の形態1における土のう充填機の土のう袋装着部の変形例について説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図6は実施の形態1における土のう充填機の土のう袋装着部の変形例を示す要部断面模式側面図である。
図6において、実施の形態1の変形例における土のう袋装着部が実施の形態1と異なるのは、土のう袋装着部8aのガイド部9の下端側外周に凸条の落下防止部9cが形成されている点と、土のう袋装着部8aの保持部10の底面側の外周部にフック部7aが形成されている点である。尚、このとき、充填機本体2のフック部7は省略することができる。
図6中、30は落下防止部9cの上端側で土のう袋20の開口部の周縁をガイド部9の外周に固定する紐やバンドなどの結束手段である。
図6に示すように、土のう袋20の口紐21がフック部7aに係止されると共に、土のう袋20の開口部の周縁が結束手段30によりガイド部9の外周に固定され、土のう袋装着部8aと土のう袋20を一体に取り扱うことができ、充填機本体2への着脱作業性に優れる。このとき、土のう袋装着部8aのガイド部9の下端側外周に凸条の落下防止部9cが形成されていることにより、土のう袋20を固定する結束手段30が落下防止部9cに係止されるので、結束手段30と落下防止部9cとの間に土のう袋20が挟まれて保持され、土のう袋20がガイド部9から抜け落ちることを防止できる。
充填が完了した土のう袋20を土のう袋装着部8aから取外す際には、先にフック部7aから口紐21を外してから結束手段30を緩めるようにすれば、重い土のう袋20を持ち上げたり、抱えたりすることなく、土のう袋装着部8aから簡単に取外すことができ、省力性に優れる。
本実施の形態では、落下防止部9cを凸条に形成したが、凹条に形成して、窪み部分を結束手段30で結束して固定してもよい。また、落下防止部9cは複数設けてもよい。
尚、結束手段30のみで土のう袋20を十分に固定できる場合は、口紐21等をフック部7やフック部7aに引っ掛ける必要はなく、またフック部7やフック部7aを省略してもよい。
以上のように、本発明の実施の形態1における土のう充填機は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)充填機本体が、器部を有するので、器部に予め大量の充填物を盛った状態で充填作業に備えることができ、充填物の補充が容易で、充填作業中に充填物をすくう必要がなく、作業者の負担を軽減することができ、充填物の充填作業性、作業の効率性に優れる。
(2)充填機本体の器部の外周に立設され器部を囲繞する周壁部を有するので、器部に充填物を盛って充填作業を行う際に、充填物が周囲にこぼれ難く、充填作業の効率性に優れる。また、周壁部によって器部を補強することができ、充填物の重量や荷重などが加わっても器部が変形し難く、堅牢性、耐久性に優れる。
(3)充填機本体が、器部に穿設された複数の開口部を有することにより、器部に盛られる充填物を開口部から落下させるようにして簡単に土のう袋に充填することができるので、作業者がスコップやシャベルなどを用いて充填物をすくって開口部から投入する必要がなく、作業者の腕や腰などに負担がかかり難く、作業効率性、量産性に優れる。
(4)充填機本体が、器部の底面側の各々の開口部の周辺に形成された係合部を有し、土のう袋装着部が、筒状に形成され下端側が土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部と、ガイド部の上端側の投入口の外周に形成され充填機本体の各々の係合部に着脱自在に保持される保持部と、を有するので、充填機本体から土のう袋装着部を取外した状態でガイド部に容易に土のう袋を装着することができると共に、土のう袋装着部の保持部を充填機本体の係合部に係合させるだけで、簡便に土のう袋装着部を充填機本体に保持することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(5)充填機本体の係合部が、器部の底面側の各々の開口部の周辺に溝状に形成され、土のう袋装着部の保持部がガイド部の上端側の外周にフランジ状に形成されていることにより、土のう袋装着部を充填機本体の側方(外側)からスライドさせるようにして、保持部を充填機本体の係合部に係合させることができ、土のう袋装着部の着脱作業性に優れる。
(6)土のう袋装着部が、筒状に形成され下端側が土のう袋の上端側開口部に挿通され土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部を有するので、土のう袋が装着された土のう袋装着部を充填機本体に取付けるだけで、充填機本体の開口部から落下する充填物をガイド部で案内して確実に土のう袋に充填することができ、充填作業の確実性、効率性に優れる。
(7)充填機本体の器部に、土のう袋装着部のガイド部に連通する複数の開口部が穿設されている場合、複数の開口部から同時に充填物を落下させて、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや土のう袋或いは土のう袋装着部を交換することなく、複数の開口部から連続的に充填物を落下させて、複数の土のう袋に短時間で充填物を充填することができ、作業効率性、量産性に優れる。
(8)土のう袋が着脱自在に装着される土のう袋装着部を充填機本体から取外すことができるので、予め多数の土のう袋装着部に土のう袋を装着しておけば、充填物の充填が完了した土のう袋が装着された土のう袋装着部と、空の土のう袋が装着された土のう袋装着部を順次、交換しながら連続的に充填作業を行うことができ、連続作業性、作業効率性、量産性に優れる。
(9)充填機本体が複数の開口部を有する場合、予備の土のう袋装着部を準備することにより、投入(充填)作業と土のう袋装着部の交換作業を並行して行うことができ、作業者の作業負担を軽減し、連続作業性、作業効率性、量産性を向上することができる。
(10)重機などを併用する場合は、充填機本体の器部に充填物を盛ることなく、直接、開口部に充填物を投入することもでき、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや短時間の内に複数の土のう袋に連続的に充填物を充填することが可能で、作業者の負担を軽減して生産性を向上させることができる。
(11)土のう袋装着部のガイド部の下端側外周に形成された凸条又は凹条の落下防止部を有するので、ガイド部を土のう袋の開口部から挿通し、土のう袋の開口部の周縁を紐やバンドなどの結束手段を用いてガイド部の外周に固定する際に、結束手段を落下防止部に係止させることにより、土のう袋に充填物の重量が加わるなどして土のう袋と共に結束手段が下方に引張られても、結束手段と落下防止部との間に土のう袋が挟まれて保持され、土のう袋がガイド部から抜け落ちることがなく、土のう袋の固定の確実性、安定性に優れる。
(12)充填機本体の器部の外周部(周壁部の外側)に形成され、土のう袋の上端側開口部を開閉する口紐又は土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を有する場合、土のう袋装着部のガイド部を土のう袋に挿通した状態で保持部を充填機本体の係合部に係合させて、充填機本体に土のう袋装着部を装着した後、土のう袋の口紐又は吊り紐をフック部に引っ掛けることにより、土のう袋を簡単に固定することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(13)土のう袋装着部の保持部の外周部に形成され、土のう袋の上端側開口部を開閉する口紐又は土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を有する場合、土のう袋装着部のガイド部を土のう袋に挿通し、土のう袋の口紐又は吊り紐をフック部に引っ掛けて土のう袋装着部に土のう袋を固定した状態で、土のう袋装着部の保持部を充填機本体の係合部に係合させることにより、土のう袋を簡単に固定することができ、土のう袋の装着作業性に優れる。
(14)土のう袋装着部の保持部の外周部にフック部が形成されている場合、複数の土のう袋装着部に予め土のう袋を固定した状態で、準備することができ、充填が完了した土のう袋及び土のう袋装着部と短時間の内に交換することが可能で、連続作業性、作業効率性に優れる。
(15)充填機本体の器部の底面側に着脱自在に配設されるスタンドを有するので、作業現場などの任意の場所に自立させて使用することができ、設置自在性、取扱い性に優れる。
(16)充填機本体に対してスタンドが着脱自在なので、簡単に分解(分離)して運搬や収納を行うことができ、搬送時の省力性、収納時のコンパクト性に優れる。
(17)スタンドの脚部が伸縮自在であることにより、土のう袋の大きさ(高さ)や作業者の体格などに応じて、充填機本体の高さを最適に調整して、作業効率を向上させることができ、汎用性、連続作業性、省力性に優れる。
本発明は、簡素な構造で、土のう袋の着脱作業を容易に行うことができ、専用の重機などを使用しなくても、誰でも簡単に複数の土のう袋に効率的に土砂等の充填物を充填することができ、また、重機などを併用した場合は、複数の土のう袋に同時に充填物を充填することや短時間の内に複数の土のう袋に連続的に充填物を充填することが可能で、作業者の負担を軽減して生産性を向上させることができ、特に枕土のう用の土のう袋への充填物の充填に好適に用いることができる省力性、連続作業性、作業効率性、量産性に優れた土のう充填機の提供を行うことができ、大雨等による斜面の崩壊や堤防の決壊,道路冠水等の災害現場、河川工事現場等で、止水等の応急措置に迅速に対応し、被害の拡大の防止に貢献することができる。
1 土のう充填機
2 充填機本体
3 器部
4 周壁部
5 開口部
6 係合部
7,7a フック部
8,8a 土のう袋装着部
9 ガイド部
9a 投入口
9b 排出口
9c 落下防止部
10 保持部
11 スタンド
12 脚部
13 支持部
14 接地部
15 脚部伸縮固定具
16 連結部
20 土のう袋
21 口紐

Claims (6)

  1. 土のう袋に充填物を充填するための土のう充填機であって、
    (a)器部と、前記器部に穿設された1乃至複数の開口部と、前記器部の底面側の各々の前記開口部の周辺に形成された係合部と、を有する充填機本体と、
    (b)筒状に形成され下端側が前記土のう袋の上端側開口部に挿通され前記土のう袋が着脱自在に装着されるガイド部と、前記ガイド部の上端側の投入口の外周に形成され前記充填機本体の各々の前記係合部に着脱自在に保持される保持部と、を有する土のう袋装着部と、
    を備えていることを特徴とする土のう充填機。
  2. 前記充填機本体の前記係合部が溝状に形成され、前記土のう袋装着部の前記保持部が前記ガイド部の上端側の外周にフランジ状に形成されていることを特徴とする土のう充填機。
  3. 前記土のう袋装着部の前記ガイド部の下端側外周に形成された凸条又は凹条の落下防止部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の土のう充填機。
  4. 前記充填機本体の前記器部の外周部又は前記土のう袋装着部の前記保持部の外周部に形成され、前記土のう袋の前記上端側開口部を開閉する口紐又は前記土のう袋に配設された吊り紐が係止されるフック部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の土のう充填機。
  5. 前記充填機本体の前記器部の底面側に着脱自在に配設されるスタンドを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の土のう充填機。
  6. 前記スタンドの脚部が伸縮自在であることを特徴とする請求項5に記載の土のう充填機。
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