JP2014175645A - 太陽光発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホモジナイザを使用することなく、太陽電池セルに照射する太陽光の集光率及び均一化を高める。
【解決手段】集光フレネルレンズ2の光集光面は、太陽光11の入射光量が相互に等しくなるようにm×n(ただしm,nの一方は1以上、他方は2以上の整数)個の複数の集光領域に区分され、太陽電池セル3は、集光フレネルレンズ2の各集光領域と1:1に対応付けられるm×n個の等面積かつ正方形の受光領域に区分され、集光光12が集光領域に対応付けられている受光領域に集まるように、各受光領域に対する各集光領域の向きが個々に設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】集光フレネルレンズ2の光集光面は、太陽光11の入射光量が相互に等しくなるようにm×n(ただしm,nの一方は1以上、他方は2以上の整数)個の複数の集光領域に区分され、太陽電池セル3は、集光フレネルレンズ2の各集光領域と1:1に対応付けられるm×n個の等面積かつ正方形の受光領域に区分され、集光光12が集光領域に対応付けられている受光領域に集まるように、各受光領域に対する各集光領域の向きが個々に設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽光を太陽電池セルに集めて発電する太陽光発電装置に関する。
太陽光を集光レンズにより太陽電池セルに集めて発電する太陽光発電装置が知られている。太陽は円形であるので、太陽光を集光レンズによって太陽電池セルに集光する場合、太陽電池セルに生成される太陽光は円形のスポットとなる。
従来の太陽光発電装置では、集光レンズは、太陽電池セルの中心と同心の円形の太陽光スポットを形成するだけである。したがって、太陽光スポットが正方形の太陽電池セルの内接円であると、太陽電池セルの四隅に太陽光が当らない領域が生じ、その領域では発電が行われず、これは発電効率の低下につながる。また、円形スポットが正方形の太陽電池セルの外接円であると、太陽電池セルから外にはみ出て太陽電池セルに照射されない太陽光部分が生じ、これは集光率の低下につながる。
これに対処するため、特許文献1の太陽光発電装置では、太陽電池セルの受光面と同一の形状及び寸法に設定された出射面を有するホモジナイザが、太陽電池の受光面側に配設され、集光リフレクタで反射された太陽光が、ホモジナイザにより光量を均一化されてから、太陽電池に入射するようになっている。
しかしながら、上記のようなホモジナイザを使用する太陽光発電装置には、次の問題点がある。
(a)太陽光は、ホモジナイザに入射する際に、一部が入射面で反射してしまい、入射光量の減少分が発電損失になる。この対策としては、ホモジナイザの入射面に反射防止被膜を形成することが考えられるが、これは太陽電池セルのコストを増大させる。
(b)ホモジナイザを太陽光発電装置に装備するために、取付作業及び取付具が必要となり、その分が、太陽光発電装置のコスト増大につながってしまう。
(a)太陽光は、ホモジナイザに入射する際に、一部が入射面で反射してしまい、入射光量の減少分が発電損失になる。この対策としては、ホモジナイザの入射面に反射防止被膜を形成することが考えられるが、これは太陽電池セルのコストを増大させる。
(b)ホモジナイザを太陽光発電装置に装備するために、取付作業及び取付具が必要となり、その分が、太陽光発電装置のコスト増大につながってしまう。
本発明の目的は、コスト高につながるホモジナイザを使用することなく、太陽電池セルに照射する太陽光の集光率を高めると共に均一化を図ることができる太陽光発電装置を提供することである。
第1発明は、矩形の太陽電池セルと、入射された太陽光を前記太陽電池セルへ向けて集光する集光フレネルレンズとを備える太陽光発電装置であって、前記集光フレネルレンズの光集光部は、太陽光の入射光量が等しくなるようにm×n(ただしm,nの一方は1以上、他方は2以上の整数)個の複数の集光領域に区分され、前記太陽電池セルは、前記集光フレネルレンズの各集光領域と1:1に対応付けられるm×n個の等面積かつ正方形の受光領域に区分され、各集光領域で集光された光が、該集光領域に対応した前記受光領域に集まるように、該受光領域に対する各集光領域の向きが個々に設定されていることを特徴とする。
第1発明によれば、集光フレネルレンズは、全体に入射した太陽光をそのまま太陽電池セルの全体に集光するのではなく、太陽光の入射光量が等しくなるように区分されたm×n個の集光領域について、個々に対応する受光領域に対する向きが設定され、各集光領域ごとに、入射した太陽光を該集光領域に対応する太陽電池セルの受光領域に集光させる。これにより、太陽電池セル外への太陽光の漏れ量を抑制して、集光率の増大を図るとともに、太陽電池において太陽光が照射されない領域面積を減少させて、太陽電池に入射する太陽光の均一化を図ることができる。
したがって、第1発明によれば、ホモジナイザを使用することなく、太陽光エネルギーの損失やコスト増大を回避した太陽光発電装置が提供される。
第2発明は、第1発明において、前記集光フレネルレンズの各集光領域は、前記正方形の受光領域において、該正方形の内接円と外接円との間の範囲に収まる円形の太陽光スポットを生成するように形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、太陽電池セルの正方形の各受光領域に生成される太陽光の円形スポットは、正方形の受光領域の内接円と外接円との間の範囲に収まるものとなるので、太陽電池セル外への太陽光の漏れ量と太陽電池セルの四隅における太陽光の非照射面積とを最小限に抑えつつ、太陽電池セル上の太陽光の光量の均一化と集光率の向上を図ることができる。
図1を参照して、太陽光発電装置1の主要部の構成について説明する。太陽光発電装置1は、ケース4内に配設される集光フレネルレンズ2及び太陽電池セル3を備えている。ケース4の太陽7へ向けられる側は透明壁5となっており、太陽7からの入射光11は、透明壁5を通過して、ケース4内へ進入する。
集光フレネルレンズ2は、ケース4の内面に支持、固定される。太陽電池セル3は、所定の出力端子付きパッケージに収納され、該パッケージは、太陽電池セル3の受光面を集光フレネルレンズ2の方へ向けて、ケース4の所定位置に固定される。これにより、集光フレネルレンズ2と太陽電池セル3とは、相対位置関係を固定されつつ、ケース4と一体的に変位する。
図1では、太陽光発電装置1の構成を分かり易くするために、太陽電池セル3は、集光フレネルレンズ2に対する実際の寸法比率よりも大きい寸法比率で示している。実際の寸法は、太陽電池セル3は、例えば、その受光面が0.7cmの正方形となっている。そして、太陽電池セル3を収納するパッケージは例えば約1cmである。これに対し、集光フレネルレンズ2は、太陽光を太陽電池セル3に向けて屈折される同心円状のプリズムカットが形成されているとともに、周輪郭が矩形であり、この矩形周輪郭の実際の大きさは、例えば縦横5分割の場合は縦横が共に約6cm程度である。
ケース4は直方体の形状であり、透明壁5は入射光11の方向から見て、長方形又は正方形となっている。太陽光発電装置1は、所定数(例:8個)を一列に並べて結合したものが1セットとされ、セットを単位に所定の各場所に配設される。太陽光発電装置1のセットは、日照期間では、所定の追尾装置により透明壁5を太陽7の方へ常時向けられて、入射光11が透明壁5に対して直角方向からケース4内に入射する。
入射光11は、透明壁5を通過して、集光フレネルレンズ2を照射する。集光フレネルレンズ2は、入射光11を集光して、集光光12を生成する。集光光12は、太陽電池セル3に入射して、太陽電池セル3において電力に変換される。
図2を参照して、集光フレネルレンズ2の光集光面について説明する。図2は、ケース4の透明壁5を入射光11に対して直角方向にしたときに、集光フレネルレンズ2を図1の入射光11の方向から見た図となっている。
説明の便宜上、図2の上下方向及び左右方向を集光フレネルレンズ2の縦方向及び横方向と定義する。集光フレネルレンズ2は、その横辺が水平方向に揃うように、ケース4内に配設される。実施形態の集光フレネルレンズ2は、入射光11の方向から見ると、正方形となっている。ただし、集光フレネルレンズ2は、入射光11の方向から見て、長方形であってもよい。
集光フレネルレンズ2の光集光面は、入射光11の方向から見て、5×5の同一寸法の正方形の区画に区分される。集光フレネルレンズ2は、各区画ごとに設定された向きで配備された縦横5×5個の集光領域15を有する。各集光領域15は、集光フレネルレンズ2を入射光11の方向から見て同寸法の正方形となっているので、各集光領域15へ入射する入射光11の光量(又は強さ)は等しくなり、また、この結果、各集光領域15からの集光光12の光量も等しくなる。
各集光領域15は、各集光領域15ごとに別々の焦点が設定される。各集光領域15は、各焦点に向かう集光光12を生成するために、各集光領域15ごとに、集光光12の光軸の角度及び焦点が相違する複数の同心円状のプリズムカット面となる。そして、縦横に隣接する集光領域15の境界部は矩形となっている。
このように集光フレネルレンズ2を複数の同心円状のフレネルカット面とし境界部を矩形としたのは、単に集光レンズを平面上に複数並べた場合、集光レンズは平面視円形であるので各集光レンズが接合するコーナー部分に非レンズ部が生じ入射光損失が出てしまうため、この非レンズ部をなくして全ての集光領域をプリズムカット面として形成するためである。これにより、集光領域に入射する太陽光を損失なく有効に利用することができる。
図2の実施形態では、集光フレネルレンズ2は縦横5×5の集光領域15に区分されるが、縦横5×5以外の縦横m×nの集光領域15に区分されてもよい。ただし、m,nの一方は1以上、他方は2以上の整数とされる。この結果、集光フレネルレンズ2は、最小でも、2(=2×1又は1×2)以上の集光領域15に区画される。
なお、図示の実施形態では、図の簡略化上、縦横5×5となっているが、典型的には、縦横9×9から16×16までの範囲となる。
図2の実施形態では、集光フレネルレンズ2は、入射光11の方向から見て正方形となっているが、長方形であってもよい。また、集光領域15は、入射光11の方向から見た形状が正方形でなく、長方形とされてもよい。ただし、入射光11の方向から見た集光領域15の形状が正方形及び長方形のいずれであっても、入射光11の方向から見た集光領域15は、相互に等径、等大とされる。これにより、各集光領域15における入射光11の入射光量は相互に等しくされる。
図3を参照して、太陽電池セル3について説明する。図3は、太陽電池セル3をその受光面の正対方向から見た図である。
説明の便宜上、図3の上下方向及び左右方向を太陽電池セル3の縦方向及び横方向と定義する。通常は、太陽電池セル3の横辺は、集光フレネルレンズ2の横辺に対して平行になっている。しかしながら、集光フレネルレンズ2の各集光領域15からの集光光12の光軸が、集光フレネルレンズ2の中心の集光光12の光軸の回りに所定の回転角度となるように設定すれば、太陽電池セル3の横辺は、集光フレネルレンズ2の横辺に対して平行とならず、該光軸の回りに該所定の回転角度に対応する傾斜角度になる。
実施形態の太陽電池セル3は、正方形となっている。太陽電池セル3は、長方形であってもよい。ただし、後述の受光領域22は、太陽電池セル3が正方形及び長方形のどちらであっても、該受光領域22に適切な円形の太陽光スポット23を生成するために、正方形に規定される。
区切り線21は、それ自体、太陽電池セル3上に存在せず、太陽電池セル3上の受光領域22を説明するために、図3に示した便宜上の仮想線である。
太陽電池セル3の受光面は、集光フレネルレンズ2の集光領域15の個数に合わせて、区切り線21により縦横5等分された5×5の等面積の正方形の受光領域22に区分されている。集光フレネルレンズ2の集光領域15と太陽電池セル3の受光領域22とは1:1に対応付けられる。集光フレネルレンズ2がm×nの集光領域15に区分されているときは、太陽電池セル3もm×nの集光領域22に区分される。
太陽電池セル3の各受光領域22には、集光フレネルレンズ2の対応する集光領域15からの集光光12により円形の太陽光スポット23が生成される。もし、集光フレネルレンズ2からの集光光12の太陽光スポットが、太陽電池セル3全体に1つしか形成されないならば、太陽電池セル3の四隅は、太陽光スポットの光が当らずに、太陽電池セル3の発電効率が低下する。また、これを回避するために、太陽光スポットの直径を増大して、太陽光スポットが太陽電池セル3全体に当るようにすると、太陽光スポットの一部が太陽電池セル3からはみ出てしまい、太陽電池セル3における太陽光の光量(エネルギー)が低下してしまう。
これに対し、太陽光発電装置1では、太陽電池セル3の隅部にも、該隅部に属する各受光領域22に太陽光スポット23が生成される。したがって、太陽光が太陽電池セル3の外に漏れるのが抑制されつつ、太陽電池セル3において太陽光が当らない面積が減少する。この結果、太陽電池セル3における太陽光が均一化されつつ、太陽電池セル3への集光率が増大して、太陽光発電装置1の発電効率を上げることができる。
図4を参照して、受光領域22と該受光領域22に生成される太陽光スポット23との関係について説明する。内接円23a及び外接円23bは、それぞれ正方形の受光領域22の内接円及び外接円となっている。太陽電池セル3の各受光領域22には、集光フレネルレンズ2の対応する集光領域15からの集光光12により太陽光スポット23が生成される。生成される太陽光スポット23は、内接円23a及び外接円23bと同心で、円周が内接円23aと外接円23bとの間の範囲に収まるものとなっている。すなわち、太陽光スポット23は、それが最小のときは内接円23aになり、最大のときは外接円23bになる。
なお、太陽光スポット23が内接円23aから外接円23bまでの間の範囲となることは、集光フレネルレンズ2の集光領域15が入射光11の方向から見て正方形及び長方形のいずれの場合であっても、可能であり、かつそのように各集光領域15からの集光光12の光軸及び焦点が設定される。集光フレネルレンズ2の集光領域15が入射光11の方向から見て長方形であっても、集光領域15からの集光光12の光軸が、太陽電池セル3の受光領域22の中心を通るように設定し、焦点を調整することにより、受光領域22に内接円23aから外接円23bまでの寸法範囲の太陽光スポット23を生成することができる。
内接円23aの太陽光スポット23は、受光領域22の四隅に太陽光スポット23が当らない領域が生じる。太陽光スポット23を内接円23aから外接円23bの方へ拡大していくに連れて、太陽光スポット23が照射されない四隅の面積が減少するとともに、隣りの受光領域22へはみ出す太陽光スポット23の部分の面積が増大する。そして、太陽光スポット23が外接円23bになったとき、受光領域22全体に太陽光スポット23が照射されるが、受光領域22からはみ出る太陽光スポット23の部分の面積が最大になる。
各受光領域22に生成される太陽光スポット23が等径に設定されるときは、縦横隣り合う受光領域22同士が、隣りの受光領域22からの太陽光スポット23のはみ出し部分に照射され、この部分が、太陽光スポット23の重複照射部分になって、光度が増大する。しかしながら、重複照射部分の面積は、太陽電池セル3の面積全体から見て制限されているので、太陽電池セル3における太陽光の光量の均一性は確保される。
図5を参照して、集光光12の集光元の集光フレネルレンズ2の集光領域15と集光光12の集光先の太陽電池セル3の受光領域22との代表的な対応関係について説明する。該対応関係は、1つだけでなく、種々存在する。
集光光12の集光元及び集光先の対応関係を説明するために、集光フレネルレンズ2の集光領域15及び太陽電池セル3の受光領域22の縦横の各位置を、行列の要素位置の定義に倣い、(行番号,列番号)で表すことにする。この表記方式によると、集光フレネルレンズ2及び太陽電池セル3において、左上隅の集光領域15及び受光領域22の位置は、(1,1)となり、右上隅の集光領域15及び受光領域22の位置は、(1,5)となり、左下隅の集光領域15及び受光領域22の位置は、(5,1)となり、右下隅の集光領域15及び受光領域22の位置は(5,5)となる。
図5(a)は、集光光12の集光元及び集光先の関係にある集光領域15の縦横位置と受光領域22の縦横位置とが同一となっている例である。集光フレネルレンズ2の(1,1),(1,2),・・・,(5,4),(5,5)の集光領域15からの集光光12の集光先は、(行番号,列番号)が同一である太陽電池セル3の(1,1),(1,2),・・・,(5,4),(5,5)の受光領域22となっている。すなわち、集光フレネルレンズ2の(u,v)の集光領域15と、太陽電池セル3の(u,v)の受光領域22とが1:1に対応している。
図5(b)は、集光光12の集光元及び集光先の関係にある集光領域15の縦横位置と受光領域22の縦横位置とが、行番号と列番号とを相互に入れ替えたものになっている例である。集光フレネルレンズ2の(1,1),(1,2),・・・,(5,4),(5,5)の集光領域15からの集光光12の集光先は、(1,1),(2,1),・・・,(4,5),(5,5)の受光領域22となっている。すなわち、集光フレネルレンズ2の(u,v)の集光領域15と、太陽電池セル3の(v,u)の受光領域22とが1:1に対応している。
図5(c)は、集光光12の集光元及び集光先の関係にある集光領域15の縦横位置と受光領域22の縦横位置とが、点対称の関係になっている例である。集光フレネルレンズ2の(1,1),(1,2),・・・,(5,4),(5,5)の集光領域15からの集光光12の集光先は、(3,3)に対して点対称関係にある太陽電池セル3の(5,5),(5,4),・・・,(1,2),(1,1)の受光領域22となっている。すなわち、集光フレネルレンズ2の(u,v)の集光領域15と、太陽電池セル3の(6−u,6−v)の受光領域22とが1:1に対応している。
太陽光発電装置1では、集光フレネルレンズ2のm×n個の集光領域15と太陽電池セル3のm×n個の受光領域22とを1:1に対応付けて、各受光領域22に太陽光スポット23を形成するようになっている。したがって、太陽光発電装置1はホモジナイザを装備しないにもかかわらず、太陽電池セル3は、正方形に制限されることなく、長方形であっても、太陽電池セル3の受光面における太陽光の光量(エネルギー量)を均一化することができる。
本発明を実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されることなく、要旨の範囲内で種々に変形して実施することができる。
例えば、図4では、太陽電池セル3の各受光領域22に等しい径の太陽光スポット23が形成されることになっているが、受光領域22ごとに、太陽光スポット23の寸法を相違させてもよい。例えば、太陽電池セル3の周辺の受光領域22の太陽光スポット23は、最小の内接円23aとし、それより内側の受光領域22の太陽光スポット23は最小の内接円23aより大きい円とすることもできる。これにより、太陽電池セル3の外へはみ出す太陽光スポット23の面積を0にしつつ、太陽電池セル3上の太陽光の均一化を図ることができる。
集光光12の集光元の集光フレネルレンズ2の集光領域15と集光光12の集光先の太陽電池セル3の受光領域22との種々の対応関係は、図5(a)、(b)及び(c)に示した3つの例のほか、集光フレネルレンズ2の周辺部の集光領域15を集光元とする集光光12の集光先を太陽電池セル3の中央部の受光領域22とし、集光フレネルレンズ2の中央部の集光領域15を集光元とする集光光12の集光先を太陽電池セル3の周辺部の受光領域22とするようにしてもよい。
1・・・太陽光発電装置、2・・・集光フレネルレンズ、3・・・太陽電池セル、7・・・太陽、11・・・入射光、12・・・集光光、15・・・集光領域、22・・・受光領域、23・・・太陽光スポット、23a・・・内接円、23b・・・外接円。
Claims (2)
- 矩形の太陽電池セルと、
入射された太陽光を前記太陽電池セルへ向けて集光する集光フレネルレンズとを備える太陽光発電装置であって、
前記集光フレネルレンズの光集光面は、太陽光の入射光量が等しくなるようにm×n(ただしm,nの一方は1以上、他方は2以上の整数)個の複数の集光領域に区分され、
前記太陽電池セルは、前記集光フレネルレンズの各集光領域と1:1に対応付けられるm×n個の等面積かつ正方形の受光領域に区分され、
各集光領域で集光された光が、該集光領域に対応した前記受光領域に集まるように、該受光領域に対する各集光領域の向きが個々に設定されている
ことを特徴とする太陽光発電装置。 - 請求項1記載の太陽光発電装置において、
前記集光フレネルレンズの各集光領域は、前記正方形の受光領域において、該正方形の内接円と外接円との間の範囲に収まる円形の太陽光スポットを生成するように形成されていることを特徴とする太陽光発電装置。
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Cited By (2)
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