JP2014175217A - 点灯装置およびそれを用いた照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能な点灯装置および照明器具を提供する。
【解決手段】点灯装置10は、第1整流回路2、DC−DCコンバータ3、フィルタ1を備える。第1整流回路2の出力端2aは、インダクタL1、ダイオードD1、一次巻線N1を介してスイッチング素子Q1の第1主端子に接続され、第1主端子は、コンデンサC1を介してダイオードD1のアノードに接続され、スイッチング素子Q1の第2主端子は、第1整流回路2の出力端2bに接続されると共に、コンデンサC2を介してダイオードD1のカソードに接続され、スイッチング素子Q1の制御端子は、制御回路5に接続される。二次巻線N2の一端は、逆直列接続されたダイオードD2,D3の直列回路を介して二次巻線N2の他端に接続される。各ダイオードD2,D3のカソードと二次巻線N2のセンタータップとの間には、点灯対象の負荷を接続することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置およびそれを用いた照明器具に関するものである。
従来から、絶縁型AC−DCコンバータおよびそれを用いたLED用直流電源装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、LED用直流電源装置が、負荷として、直流点灯されるLED負荷を有する旨が記載されている。
また、従来から、絶縁型AC−DCコンバータとして、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置が知られている(特許文献2)。
図14に示す構成を有するスイッチング電源装置は、コモンモードフィルタ60と、整流回路61と、PFC回路62と、絶縁型DC/DCコンバータ63とを備えている。特許文献2には、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置が、PFC回路62と絶縁型DC/DCコンバータ63とを備える二段構成となっている旨が記載されている。
また、特許文献2には、図15に示す構成を有するスイッチング電源装置70が提案されている。
スイッチング電源装置70は、FET71、フライバックトランス72、ダイオード73、平滑コンデンサ74および制御回路75を備える一段のスイッチングコンバータとして構成されている。また、スイッチング電源装置70は、コモンモードフィルタ76および整流回路77を有している。特許文献2には、スイッチング電源装置70が、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置のPFC回路62と同等の力率改善・高調波抑圧機能を有しつつも絶縁機能を有する旨が記載されている。
特開2008−187821号公報 特開2010−124567号公報
ところで、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置は、PFC回路62と絶縁型DC/DCコンバータ63とを備える二段構成となっているため、スイッチング電源装置の小型化が難しい。
これに対して、図15に示す構成を有するスイッチング電源装置70は、FET71、フライバックトランス72、ダイオード73、平滑コンデンサ74および制御回路75を備える一段のスイッチングコンバータとして構成されている。よって、上述のスイッチング電源装置70では、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置に比べて、小型化を図ることが可能となる。
ここで、本願発明者らは、上述のスイッチング電源装置70において、負荷80としてLED負荷を用いることを考えた。
しかしながら、上述のスイッチング電源装置70では、負荷80としてLED負荷を用いる場合、整流回路77の入力電圧の周波数が、例えば、50〜120Hzであるとき、整流回路77の出力電圧が0V付近で負荷80が不点灯となり、負荷80の光出力にちらつきが発生する可能性がある。このため、スイッチング電源装置70では、整流回路77の出力端間に接続されたコンデンサ78として、電解コンデンサを用いる必要がある。また、スイッチング電源装置70では、コンデンサ78として電解コンデンサを用いると、スイッチング電源装置70の信頼性の低下が懸念される。なお、本願発明者らは、図14および図15に示す構成を有するスイッチング電源装置を、点灯装置として用いることを考えた。また、本願発明者らは、特許文献1に記載されたLED用直流電源装置を、照明器具として用いることを考えた。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能な点灯装置およびそれを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の点灯装置は、交流電圧を全波整流する第1整流回路と、前記第1整流回路により全波整流された電圧を所定の直流電圧に変換するDC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバータは、第1インダクタと、第1ダイオードと、第1コンデンサおよび第2コンデンサと、一次巻線および二次巻線を具備するトランスと、スイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路と、前記二次巻線で発生した電圧を全波整流する第2整流回路とを有し、前記第2整流回路は、第2ダイオードおよび第3ダイオードを有し、前記第1整流回路の入力側には、前記DC−DCコンバータで発生するノイズを除去するフィルタが設けられ、前記二次巻線には、センタータップが設けられており、前記第1整流回路の一対の出力端のうちの第1の出力端は、前記第1インダクタを介して前記第1ダイオードのアノード側に接続され、前記第1ダイオードのカソード側は、前記一次巻線を介して前記スイッチング素子の第1の主端子に接続され、前記スイッチング素子の前記第1の主端子は、前記第1コンデンサを介して前記第1ダイオードの前記アノード側に接続され、前記スイッチング素子の第2の主端子は、前記第1整流回路の前記一対の出力端のうちの第2の出力端に接続されるとともに、前記第2コンデンサを介して前記第1ダイオードの前記カソード側に接続され、前記スイッチング素子の制御端子は、前記制御回路に接続され、前記二次巻線の一端は、前記第2ダイオードのアノード側に接続され、前記第2ダイオードのカソード側は、前記第3ダイオードのカソード側に接続され、前記第3ダイオードのアノード側は、前記二次巻線の他端に接続され、前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側と、前記センタータップとの間に、点灯対象の負荷を電気的に接続することができることを特徴とする。
この点灯装置において、前記一次巻線と前記二次巻線との間には、ギャップが設けられ、前記一次巻線に、第3コンデンサが並列に接続されてなることが好ましい。
この点灯装置において、前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側は、第2インダクタの一端に接続されており、前記第2インダクタの他端と、前記センタータップとの間に、前記負荷を電気的に接続することができることが好ましい。
この点灯装置において、前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側は、前記第2インダクタと第4コンデンサとを介して、前記センタータップに接続されており、前記第2インダクタおよび前記第4コンデンサの接続点と、前記センタータップとの間に、前記負荷を電気的に接続することができることが好ましい。
この点灯装置において、前記制御回路は、前記第2コンデンサの両端電圧が増加するに従って前記スイッチング素子のオン時間を短くし、前記第2コンデンサの前記両端電圧が減少するに従って前記スイッチング素子の前記オン時間を長くすることが好ましい。
この点灯装置において、前記フィルタの入力側には、前記DC−DCコンバータの出力電圧を指示する調光器が接続され、前記制御回路は、前記調光器からの前記指示に従って前記スイッチング素子の前記オン時間を制御することが好ましい。
本発明の照明器具は、LEDモジュールと、前記LEDモジュールを前記負荷として点灯させる前記点灯装置とを備えてなることを特徴とする。
本発明の点灯装置においては、小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能となる。
本発明の照明器具においては、小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能となる。
実施形態1の点灯装置の回路図である。 実施形態1の点灯装置に関し、(a)は入力電圧の電圧波形と入力電流の電流波形との説明図、(b)は出力電流の電流波形の説明図である。 実施形態1の照明器具の概略断面図である。 実施形態2の点灯装置の回路図である。 実施形態2の点灯装置における出力電流の電流波形の説明図である。 実施形態3の点灯装置の回路図である。 実施形態3の点灯装置における出力電流の電流波形の説明図である。 実施形態4の点灯装置の回路図である。 実施形態4の点灯装置における第2コンデンサの両端電圧の電圧波形の説明図である。 実施形態4の点灯装置における出力電流の電流波形の説明図である。 実施形態5の点灯装置の回路図である。 実施形態5の点灯装置に関し、(a)は入力電圧の電圧波形の説明図、(b)は出力電流の電流波形の説明図である。 実施形態5の点灯装置に関し、調光器の調光レベルとスイッチング素子のオンデューティ比との相関図である。 従来例のスイッチング電源装置の回路図である。 従来例の他のスイッチング電源装置の回路図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の点灯装置について、図1および図2を参照しながら説明する。
本実施形態の点灯装置10は、点灯対象の負荷であるLEDモジュール20を点灯させるものである。
LEDモジュール20は、複数個(図示例では、3個)のLED素子21を有している。本実施形態では、複数個のLED素子21の接続関係を、直列接続としているが、これに限らず、例えば、並列接続であってもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせた接続であってもよい。なお、本実施形態では、LED素子21の個数を複数個としているが、1個であってもよい。
点灯装置10は、フィルタ1と、第1整流回路2と、DC−DCコンバータ3とを備えている。本実施形態では、DC−DCコンバータ3の出力側に、上述のLEDモジュール20が電気的に接続される。
フィルタ1は、例えば、コンデンサとチョークコイルとで構成することができる。本実施形態では、フィルタ1の入力側に、商用電源Vaが電気的に接続される。なお、本実施形態では、商用電源Vaを構成要件として含まない。
フィルタ1は、DC−DCコンバータ3で発生するノイズが商用電源Va側へ伝達するのを抑制する。言い換えれば、フィルタ1は、DC−DCコンバータ3で発生するノイズを除去する。また、フィルタ1は、商用電源Vaからの交流電圧に含まれるノイズがDC−DCコンバータ3側へ伝達するのを抑制する。
第1整流回路2は、フィルタ1からの交流電圧を全波整流する。第1整流回路2としては、例えば、4個のダイオードにより構成されたダイオードブリッジを用いることができる。
DC−DCコンバータ3は、第1整流回路2により全波整流された電圧を所定の直流電圧に変換する。DC−DCコンバータ3としては、例えば、フライバック方式のスイッチング電源回路を用いることができる。このDC−DCコンバータ3は、インダクタ(第1インダクタ)L1と、ダイオード(第1ダイオード)D1と、3個のコンデンサC1〜C3と、トランスT1と、スイッチング素子Q1と、制御回路5と、第2整流回路4とを有している。なお、本実施形態では、コンデンサC1〜C3が、第1コンデンサ〜第3コンデンサを構成している。
トランスT1は、一次巻線N1と二次巻線N2とを有している。二次巻線N2には、センタータップが設けられている。
スイッチング素子Q1としては、例えば、MOSFETを用いることができる。
制御回路5は、スイッチング素子Q1のオンオフを制御する。具体的に説明すると、制御回路5は、スイッチング素子Q1のオンオフを制御するための制御信号を出力する。制御信号としては、例えば、PWM信号を用いることができる。スイッチング素子Q1は、制御回路5からの制御信号に従ってオンオフする。
制御回路5は、例えば、マイクロコンピュータに適宜のプログラムを搭載することにより構成することができる。プログラムは、例えば、マイクロコンピュータに予め設けられたメモリ(図示せず)に記憶されている。
第2整流回路4は、トランスT1の二次巻線N2で発生した電圧を全波整流する。第2整流回路4は、2個のダイオードD2,D3を有している。なお、本実施形態では、ダイオードD2およびダイオードD3が、第2ダイオードおよび第3ダイオードを構成している。
本実施形態では、フィルタ1の入力側と商用電源Vaとの間の給電路に、商用電源Vaから点灯装置10へ給電可能なスイッチ(図示せず)が設けられている。
第1整流回路2の入力側は、フィルタ1の出力側と電気的に接続されている。
第1整流回路2の一対の出力端2a,2bのうちの第1の出力端2aは、インダクタL1の一端に接続されている。インダクタL1の他端は、ダイオードD1のアノード側に接続されている。ダイオードD1のカソード側は、トランスT1の一次巻線N1の一端に接続されている。一次巻線N1の他端は、スイッチング素子Q1の第1の主端子(本実施形態では、ドレイン端子)に接続されている。一次巻線N1には、コンデンサC3が並列に接続されている。
スイッチング素子Q1のドレイン端子は、コンデンサC1を介してダイオードD1のアノード側に接続されている。スイッチング素子Q1の第2の主端子(本実施形態では、ソース端子)は、第1整流回路2の一対の出力端2a,2bのうちの第2の出力端2bに接続されている。また、スイッチング素子Q1のソース端子は、コンデンサC2を介してダイオードD1のカソード側に接続されている。スイッチング素子Q1の制御端子(本実施形態では、ゲート端子)は、制御回路5に接続されている。
トランスT1の二次巻線N2の一端は、ダイオードD2のアノード側に接続されている。ダイオードD2のカソード側は、ダイオードD3のカソード側に接続されている。ダイオードD3のアノード側は、二次巻線N2の他端に接続されている。本実施形態では、LEDモジュール20のアノード側を、各ダイオードD2,D3のカソード側に接続している。また、本実施形態では、LEDモジュール20のカソード側を、二次巻線N2のセンタータップに接続している。要するに、点灯装置10では、各ダイオードD2,D3のカソード側と、二次巻線N2のセンタータップとの間に、LEDモジュール20を電気的に接続する。これにより、点灯装置10は、LEDモジュール20を点灯させることが可能となる。
以下、本実施形態の点灯装置10におけるDC−DCコンバータ3の動作について説明するが、上記スイッチにより商用電源Vaから点灯装置10に給電されているものとして説明する。
DC−DCコンバータ3では、スイッチング素子Q1がオン状態のときで、且つ、第1整流回路2により全波整流された電圧が大きな電圧(以下、高電圧領域の電圧)である場合、高電圧領域の電圧が、インダクタL1とダイオードD1を介して、コンデンサC2に供給される。そして、DC−DCコンバータ3では、コンデンサC2が充電されると、トランスT1の一次巻線N1にコンデンサC2の両端電圧が供給され、一次巻線N1に磁気エネルギーが蓄積される。なお、高電圧領域の電圧とは、ダイオードD1の順電圧(順方向電圧)以上の電圧を意味する。
また、DC−DCコンバータ3では、スイッチング素子Q1がオン状態のときで、且つ、第1整流回路2により全波整流された電圧が小さな電圧(以下、低電圧領域の電圧)である場合、低電圧領域の電圧が、インダクタL1とコンデンサC1とスイッチング素子Q1を介して、第1整流回路2の低電位側に供給される。言い換えれば、点灯装置10では、スイッチング素子Q1がオン状態のときで、且つ、第1整流回路2により全波整流された電圧が低電圧領域の電圧である場合、第1整流回路2の一対の出力端2a,2b間が、スイッチング素子Q1を介して短絡される。これにより、本実施形態の点灯装置10では、スイッチング素子Q1のスイッチング周波数に含まれる高周波成分を、第1整流回路2の低電位側を介してグランド側へ逃がすことが可能となる。よって、点灯装置10では、スイッチング素子Q1のスイッチング周波数に含まれる高周波成分を低減することが可能となり、力率の改善を図ることが可能となる。なお、低電圧領域の電圧とは、ダイオードD1の順電圧(順方向電圧)未満の電圧を意味する。
DC−DCコンバータ3では、スイッチング素子Q1がオン状態からオフ状態になると、トランスT1の一次巻線N1に蓄積された磁気エネルギーが、二次巻線N2に伝達する。そして、DC−DCコンバータ3では、各ダイオードD2,D3が、トランスT1の二次巻線N2で発生した電圧を全波整流する。また、DC−DCコンバータ3は、図2(b)に示すような出力電流をLEDモジュール20へ出力する。なお、図2(a)中の実線は、点灯装置10の入力電流の電流波形を表している。また、図2(a)中の一点鎖線は、点灯装置10の入力電圧の電圧波形を表している。
本実施形態の点灯装置10では、トランスT1の一次巻線N1と二次巻線N2との間に、ギャップが設けられている。これにより、点灯装置10では、トランスT1の二次巻線N2の漏れインダクタンスによって、LEDモジュール20に流れる電流を定電流化することが可能となる。よって、点灯装置10では、LEDモジュール20に流れる電流を安定させることが可能となり、LEDモジュール20の光出力のちらつきを抑制することが可能となる。また、点灯装置10では、LEDモジュール20に流れる電流を定電流化するためのフィードバック回路が不要となり、点灯装置10の小型化を図ることが可能となる。
また、点灯装置10では、制御回路5から出力される上記制御信号の周波数もしくはパルス幅を適宜調整することによって、LEDモジュール20に流れる電流をより定電流化することが可能となる。
また、DC−DCコンバータ3では、スイッチング素子Q1がオン状態のとき、インダクタL1に磁気エネルギーが蓄積される。また、DC−DCコンバータ3では、スイッチング素子Q1がオン状態からオフ状態になると、インダクタL1に蓄積された磁気エネルギーによって、インダクタL1の両端間に逆起電力が発生する。これにより、本実施形態の点灯装置10では、第1整流回路2により全波整流された電圧を昇圧することが可能となる。言い換えれば、点灯装置10では、インダクタL1が、第1整流回路2により全波整流された電圧を昇圧することが可能となる。つまり、点灯装置10では、インダクタL1が、第1整流回路2により全波整流された電圧を昇圧すると、コンデンサC2に印加される電圧が大きくなる。
ところで、コンデンサC2に蓄積された電荷エネルギーEは、コンデンサC2のキャパシタンスをC、コンデンサC2に印加される電圧をVとすると、次式により求められる。
Figure 2014175217
本実施形態の点灯装置10では、上述の式(1)から分かるように、コンデンサC2に印加される電圧Vを大きくすることによって、コンデンサC2のキャパシタンスCを小さくすることが可能となる。これにより、点灯装置10では、コンデンサC2として、例えば、フィルムコンデンサを用いることが可能となり、コンデンサC2として電解コンデンサを用いた場合に比べて、信頼性の向上を図ることが可能となる。
また、点灯装置10では、インダクタL1が、第1整流回路2により全波整流された電圧を昇圧することが可能となるので、低電圧領域の電圧を昇圧することが可能となる。これにより、点灯装置10では、第1整流回路2の一対の出力端2a,2b間に、第1整流回路2により全波整流された電圧を平滑する電解コンデンサが不要となる。
また、本実施形態の点灯装置10では、トランスT1の一次巻線N1の漏れインダクタンスと、コンデンサC3とで、並列型の共振回路を構成している。これにより、点灯装置10では、制御回路5が、スイッチング素子Q1のオンオフを制御するときに、ソフトスイッチング動作を実現することが可能となり、スイッチング素子Q1のスイッチング損失を低減することが可能となる。よって、本実施形態の点灯装置10では、点灯装置10の電力損失を低減することが可能となり、点灯装置10の高効率化を図ることが可能となる。ここにおいて、ソフトスイッチング動作とは、上記共振回路の共振現象を利用して、スイッチング素子Q1に流れる電流もしくはスイッチング素子Q1に印加される電圧がゼロのときに、スイッチング素子Q1がターンオンまたはターンオフする動作である。
以上説明した本実施形態の点灯装置10は、交流電圧を全波整流する第1整流回路2と、第1整流回路2により全波整流された電圧を所定の直流電圧に変換するDC−DCコンバータ3とを備えている。DC−DCコンバータ3は、第1インダクタL1と、第1ダイオードD1と、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2と、一次巻線N1および二次巻線N2を具備するトランスT1と、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御回路5と、二次巻線N2で発生した電圧を全波整流する第2整流回路4とを有している。第2整流回路4は、第2ダイオードD2および第3ダイオードD3を有している。第1整流回路2の入力側には、DC−DCコンバータ3で発生するノイズを除去するフィルタ1が設けられている。二次巻線N2には、センタータップが設けられている。第1整流回路2の一対の出力端2a,2bのうちの第1の出力端2aは、第1インダクタL1を介して第1ダイオードD1のアノード側に接続されている。第1ダイオードD1のカソード側は、一次巻線N1を介してスイッチング素子Q1の第1の主端子に接続されている。スイッチング素子Q1の第1の主端子は、第1コンデンサC1を介して第1ダイオードD1のアノード側に接続されている。スイッチング素子Q1の第2の主端子は、第1整流回路2の一対の出力端2a,2bのうちの第2の出力端2bに接続されるとともに、第2コンデンサC2を介して第1ダイオードD1のカソード側に接続されている。スイッチング素子Q1の制御端子は、制御回路5に接続されている。二次巻線N2の一端は、第2ダイオードD2のアノード側に接続されている。第2ダイオードD2のカソード側は、第3ダイオードD3のカソード側に接続されている。第3ダイオードD3のアノード側は、二次巻線N2の他端に接続されている。点灯装置10では、第2ダイオードD2および第3ダイオードD3のカソード側と、二次巻線N2のセンタータップとの間に、点灯対象の負荷(LEDモジュール20)を電気的に接続する。
したがって、本実施形態の点灯装置10は、フィルタ1と、第1整流回路2と、DC−DCコンバータ3とで構成されているので、図14に示す構成を有するスイッチング電源装置に比べて、小型化を図ることが可能となる。また、本実施形態の点灯装置10では、コンデンサC2として、例えば、フィルムコンデンサを用いることが可能となり、従来のように整流回路の出力端間に電解コンデンサを接続してある場合に比べて、小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能となる。
以下、本実施形態の点灯装置10を用いた照明器具の一例について、図3に基づいて説明する。
本実施形態の照明器具30は、例えば、天井材40に埋め込み配置されるものである。照明器具30は、上述のLEDモジュール20と、上述の点灯装置10と、筐体31とを備えている。
LEDモジュール20は、上述の複数個のLED素子21と、実装基板22とを備えている。
実装基板22としては、例えば、金属ベースプリント配線板などを採用することができる。本実施形態では、実装基板22の外周形状を、例えば、円形状としている。
実装基板22の一面側(図3では、下面側)には、複数個のLED素子21が実装されている。実装基板22は、一対の第1接続線25,25を介して、第1コネクタ41bと電気的に接続されている。
筐体31は、箱状(本実施形態では、矩形箱状)に形成されている。筐体31の材料としては、例えば、金属(例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス)などを採用することができる。筐体31には、上述の点灯装置10が収納されている。
本実施形態では、筐体31を、天井材40の一表面側(図3では、上面側)に配置してある。また、本実施形態では、筐体31と天井材40との間に、筐体31と天井材40との間を規定の距離に保つためのスペーサ32を介在させてある。
筐体31の一側壁(図3では、左側壁)には、点灯装置10に電気的に接続された一対の第2接続線33,33を導出するための第1の導出孔(図示せず)が、形成されている。本実施形態では、一対の第2接続線33,33の一方を、点灯装置10のダイオードD2およびダイオードD3のカソード側に接続してある。また、本実施形態では、一対の第2接続線33,33の他方を、点灯装置10の二次巻線N2のセンタータップに接続してある。また、本実施形態では、点灯装置10が、一対の第2接続線33,33を介して、第2コネクタ41aと電気的に接続されている。
また、照明器具30は、器具本体23と、光拡散板24とを備えている。
器具本体23は、有底筒状(本実施形態では、有底円筒状)に形成されている。器具本体23の材料としては、例えば、金属(例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス)などを採用することができる。
器具本体23の底壁23aには、実装基板22に電気的に接続された一対の第1接続線25,25を導出するための第2の導出孔(図示せず)が、形成されている。なお、本実施形態では、実装基板22の平面サイズを、器具本体23の開口サイズよりも若干小さく設定している。
照明器具30では、器具本体23の底壁23aの内側に、実装基板22が配置されている。また、照明器具30では、器具本体23の底壁23aに、実装基板22が取り付けられている。また、照明器具30では、実装基板22を器具本体23の底壁23aに取り付ける手段として、例えば、電気絶縁性および熱伝導性を有する接着シート(図示せず)などを用いている。
器具本体23の側壁23bの下端部には、側方へ延設された鍔部23cが設けられている。また、器具本体23の側壁23bの下端部には、天井材40に予め形成された埋込孔40aの周部を鍔部23cとで挟持可能な一対の取付金具(図示せず)が、設けられている。本実施形態では、天井材40の埋込孔40aの周部を上記一対の取付金具と鍔部23cとで挟持することによって、器具本体23を天井材40に埋め込み配置することが可能となる。
光拡散板24は、板状(本実施形態では、円板状)に形成されている。光拡散板24の材料としては、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)を採用することができる。本実施形態では、器具本体23の側壁23bの下端部に、光拡散板24が着脱自在に取り付けられている。これにより、光拡散板24は、器具本体23の開口部を覆い各LED素子21から放射された光を拡散することが可能となる。
以上説明した本実施形態の照明器具30は、上述のLEDモジュール20と、このLEDモジュール20を点灯させる上述の点灯装置10とを備えている。これにより、本実施形態の照明器具30では、小型化を図りながらも、信頼性の向上を図ることが可能となる。なお、LEDモジュール20や照明器具30の各構成は、特に限定するものではない。
(実施形態2)
本実施形態の点灯装置10の基本構成は、実施形態1と同じであり、図4に示すように、ダイオードD2およびダイオードD3のカソード側が、インダクタ(第2インダクタ)L2の一端に接続されている点などが実施形態1と相違する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態では、LEDモジュール20のアノード側を、インダクタL2の他端に接続している。また、本実施形態では、LEDモジュール20のカソード側を、二次巻線N2のセンタータップに接続している。要するに、点灯装置10では、インダクタL2の他端と、二次巻線N2のセンタータップとの間に、LEDモジュール20を電気的に接続する。これにより、点灯装置10は、LEDモジュール20を点灯させることが可能となる。
点灯装置10では、インダクタL2が、LEDモジュール20に流れる電流を平滑化するので、LEDモジュール20に流れる電流に含まれるリップル成分を低減することが可能となる。これにより、点灯装置10では、実施形態1に比べて、DC−DCコンバータ3の出力電流がゼロになるのを抑制することが可能となり(図5参照)、LEDモジュール20に流れる電流を定電流化することが可能となる。
なお、本実施形態の点灯装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の点灯装置10の基本構成は、実施形態2と同じであり、図6に示すように、ダイオードD2およびダイオードD3のカソード側が、インダクタL2とコンデンサ(第4コンデンサ)C4とを介して、二次巻線N2のセンタータップに接続されている点などが実施形態2と相違する。なお、本実施形態では、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態では、LEDモジュール20のアノード側を、インダクタL2およびコンデンサC4の接続点に接続している。また、本実施形態では、LEDモジュール20のカソード側を、二次巻線N2のセンタータップに接続している。要するに、点灯装置10では、インダクタL2およびコンデンサC4の接続点と、二次巻線N2のセンタータップとの間に、LEDモジュール20を電気的に接続する。これにより、点灯装置10は、LEDモジュール20を点灯させることが可能となる。
コンデンサC4としては、例えば、フィルムコンデンサを用いることができる。これにより、本実施形態の点灯装置10では、LEDモジュール20に流れる電流に含まれる高周波成分を除去することが可能となる(図7参照)。
なお、本実施形態の点灯装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
(実施形態4)
本実施形態の点灯装置10の基本構成は、実施形態3と同じであり、図8に示すように、制御回路5が、コンデンサC2の高電位側と電気的に接続されている点などが実施形態3と相違する。なお、本実施形態では、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
制御回路5は、コンデンサC2の両端電圧を検出する第1検出器(図示せず)を有している。上記第1検出器としては、例えば、制御回路5を構成するマイクロコンピュータに予め設けられたA/D変換回路(図示せず)を用いることができる。本実施形態では、上記第1検出器が、コンデンサC2の高電位側と電気的に接続されている。
また、制御回路5は、下記の表1を満たすように、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧の増減に従ってスイッチング素子Q1のオン時間を制御する。本実施形態では、スイッチング素子Q1のオフ時間を、一定時間に設定してある。
制御回路5は、下記の表1を満たすために、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧が増加するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を短くする。また、制御回路5は、下記の表1を満たすために、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧が減少するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を長くする。ここにおいて、表1の「領域‘0’〜‘9’」は、図9に示すように、コンデンサC2の両端電圧の最大値VC2maxと最小値VC2minとの間の電圧範囲を、10分割した領域を表している。また、表1の「領域‘6’」は、図9に示すように、コンデンサC2の両端電圧における最大値VC2maxと最小値VC2minの平均値を含むように設定してある。また、表1の「オン時間の変化割合」は、コンデンサC2の両端電圧が領域‘6’にあるときのスイッチング素子Q1のオン時間(以下、基準オン時間)を基準とした相対的な値を表している。また、表1の「オン時間の変化量」は、基準オン時間を基準として、スイッチング素子Q1のオン時間を変化させる量を表している。また、表1の「α」は、スイッチング素子Q1の最小オン時間を表している。本実施形態では、スイッチング素子Q1の基準オン時間を、4αに設定しているが、これに限らず、4α以上であればよい。
Figure 2014175217
制御回路5は、図9および表1から分かるように、コンデンサC2の両端電圧が増加するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を短くする。また、制御回路5は、図9および表1から分かるように、コンデンサC2の両端電圧が減少するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を長くする。これにより、本実施形態の点灯装置10では、LEDモジュール20に流れる電流を定電流化することが可能となる。よって、点灯装置10では、実施形態3に比べて、LEDモジュール20に流れる電流をより定電流化することが可能となる(図10参照)。
なお、本実施形態の点灯装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
(実施形態5)
本実施形態の点灯装置10の基本構成は、実施形態4と同じであり、図11に示すように、フィルタ1の入力側に、DC−DCコンバータ3の出力電圧を指示する調光器6が接続されている点などが実施形態4と相違する。なお、本実施形態では、実施形態4と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
調光器6は、LEDモジュール20を調光点灯させるためのものである。調光器6としては、例えば、トライアック(図示せず)を用いた調光器を採用することができる。
また、調光器6は、LEDモジュール20が所望の光出力レベル(以下、調光レベル)となるように、例えば、図12(a)に示すような電圧波形を有する電圧を出力する。
フィルタ1の入力側には、調光器6の上記トライアックと商用電源Vaとの直列回路が電気的に接続される。
制御回路5は、フィルタ1の出力側と電気的に接続されている。
また、制御回路5は、調光器6からの指示を検出する第2検出器(図示せず)を有している。上記第2検出器としては、例えば、制御回路5を構成するマイクロコンピュータに予め設けられたゼロクロス検出回路(図示せず)を用いることができる。上記第2検出器は、調光器6の出力電圧の位相を検出することによって、調光器6からの指示(調光レベル)を検出する。本実施形態では、上記第2検出器が、フ
ィルタ1の出力側と電気的に接続されている。
ところで、制御回路5は、上記第2検出器により検出された調光器6からの指示に従って、LEDモジュール20の調光レベルを制御する。言い換えれば、制御回路5は、上記第2検出器により検出された調光器6からの指示に従って、スイッチング素子Q1のオン時間を制御する。本実施形態では、スイッチング素子Q1のオフ時間を、一定時間に設定してある。
本実施形態では、制御回路5が、図13中の実線で示すように、調光器6の調光レベルに従ってスイッチング素子Q1のオンデューティ比を制御する。なお、図13中のLmaxは、調光レベルの最大値を表している。また、図13中のLminは、調光レベルの最小値を表している。
制御回路5は、図13中の実線で示す特性を満たすように、調光器6からの指示に従ってスイッチング素子Q1のオン時間を制御する。これにより、本実施形態の点灯装置10では、DC−DCコンバータ3の出力電圧を変更することが可能となり、LEDモジュール20の調光レベルを調整することが可能となる。なお、図13中の一点鎖線は、調光器6の調光レベルに対する、スイッチング素子Q1のオンデューティ比の目標値を表している。
また、制御回路5は、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧が増加するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を短くし、コンデンサC2の両端電圧が減少するに従ってスイッチング素子Q1のオン時間を長くしてもよい。具体的に説明すると、本実施形態では、制御回路5が、下記の表2を満たすように、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧の増減と、上記第2検出器により検出された調光器6の出力電圧の位相とに従って、スイッチング素子Q1のオン時間を制御する。ここにおいて、表2の「領域‘0’〜‘9’」は、図9に示すように、コンデンサC2の両端電圧の最大値VC2maxと最小値VC2minとの間の電圧範囲を、10分割した領域を表している。また、表2の「領域‘6’」は、図9に示すように、コンデンサC2の両端電圧における最大値VC2maxと最小値VC2minの平均値を含むように設定してある。また、表2の「オン時間の変化割合」は、基準オン時間を基準とした相対的な値を表している。また、表2の「オン時間の変化量」は、基準オン時間を基準として、スイッチング素子Q1のオン時間を変化させる量を表している。また、表2の「α」は、スイッチング素子Q1の最小オン時間を表している。また、表2の「β」は、調光器6からの指示(調光レベル)により設定されるスイッチング素子Q1のオン時間を表している。本実施形態では、スイッチング素子Q1の基準オン時間を、4αに設定しているが、これに限らず、4α以上であればよい。なお、表2の「β」は、調光器6からの指示により変更することが可能である。
Figure 2014175217
制御回路5は、表2を満たすように、上記第1検出器により検出されたコンデンサC2の両端電圧の増減と、上記第2検出器により検出された調光器6の出力電圧の位相とに従って、スイッチング素子Q1のオン時間を制御する。これにより、本実施形態の点灯装置10では、LEDモジュール20の調光レベルを調整することが可能となるとともに、LEDモジュール20に流れる電流を定電流化することが可能となる(図12(b)参照)。
なお、本実施形態の点灯装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
1 フィルタ
2 第1整流回路
2a 第1の出力端
2b 第2の出力端
3 DC−DCコンバータ
4 第2整流回路
5 制御回路
6 調光器
10 点灯装置
20 LEDモジュール(負荷)
30 照明器具
C1 第1コンデンサ
C2 第2コンデンサ
C3 第3コンデンサ
C4 第4コンデンサ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
D3 第3ダイオード
L1 第1インダクタ
L2 第2インダクタ
N1 一次巻線
N2 二次巻線
Q1 スイッチング素子
T1 トランス

Claims (7)

  1. 交流電圧を全波整流する第1整流回路と、前記第1整流回路により全波整流された電圧を所定の直流電圧に変換するDC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバータは、第1インダクタと、第1ダイオードと、第1コンデンサおよび第2コンデンサと、一次巻線および二次巻線を具備するトランスと、スイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路と、前記二次巻線で発生した電圧を全波整流する第2整流回路とを有し、前記第2整流回路は、第2ダイオードおよび第3ダイオードを有し、前記第1整流回路の入力側には、前記DC−DCコンバータで発生するノイズを除去するフィルタが設けられ、前記二次巻線には、センタータップが設けられており、前記第1整流回路の一対の出力端のうちの第1の出力端は、前記第1インダクタを介して前記第1ダイオードのアノード側に接続され、前記第1ダイオードのカソード側は、前記一次巻線を介して前記スイッチング素子の第1の主端子に接続され、前記スイッチング素子の前記第1の主端子は、前記第1コンデンサを介して前記第1ダイオードの前記アノード側に接続され、前記スイッチング素子の第2の主端子は、前記第1整流回路の前記一対の出力端のうちの第2の出力端に接続されるとともに、前記第2コンデンサを介して前記第1ダイオードの前記カソード側に接続され、前記スイッチング素子の制御端子は、前記制御回路に接続され、前記二次巻線の一端は、前記第2ダイオードのアノード側に接続され、前記第2ダイオードのカソード側は、前記第3ダイオードのカソード側に接続され、前記第3ダイオードのアノード側は、前記二次巻線の他端に接続され、前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側と、前記センタータップとの間に、点灯対象の負荷を電気的に接続することができることを特徴とする点灯装置。
  2. 前記一次巻線と前記二次巻線との間には、ギャップが設けられ、前記一次巻線に、第3コンデンサが並列に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側は、第2インダクタの一端に接続されており、前記第2インダクタの他端と、前記センタータップとの間に、前記負荷を電気的に接続することができることを特徴とする請求項1または請求項2記載の点灯装置。
  4. 前記第2ダイオードおよび前記第3ダイオードの前記カソード側は、前記第2インダクタと第4コンデンサとを介して、前記センタータップに接続されており、前記第2インダクタおよび前記第4コンデンサの接続点と、前記センタータップとの間に、前記負荷を電気的に接続することができることを特徴とする請求項3記載の点灯装置。
  5. 前記制御回路は、前記第2コンデンサの両端電圧が増加するに従って前記スイッチング素子のオン時間を短くし、前記第2コンデンサの前記両端電圧が減少するに従って前記スイッチング素子の前記オン時間を長くすることを特徴とする請求項4記載の点灯装置。
  6. 前記フィルタの入力側には、前記DC−DCコンバータの出力電圧を指示する調光器が接続され、前記制御回路は、前記調光器からの前記指示に従って前記スイッチング素子の前記オン時間を制御することを特徴とする請求項4または請求項5記載の点灯装置。
  7. LEDモジュールと、前記LEDモジュールを前記負荷として点灯させる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の点灯装置とを備えてなることを特徴とする照明器具。
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